JPS6029469B2 - 通気式機械製麹装置 - Google Patents

通気式機械製麹装置

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JPS6029469B2
JPS6029469B2 JP55028608A JP2860880A JPS6029469B2 JP S6029469 B2 JPS6029469 B2 JP S6029469B2 JP 55028608 A JP55028608 A JP 55028608A JP 2860880 A JP2860880 A JP 2860880A JP S6029469 B2 JPS6029469 B2 JP S6029469B2
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JP
Japan
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koji
temperature
air
humidity
substrate
Prior art date
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Expired
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JP55028608A
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English (en)
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JPS56127084A (en
Inventor
和鬼夫 荒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NAGATA JOZO KIKAI KK
Original Assignee
NAGATA JOZO KIKAI KK
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Publication date
Application filed by NAGATA JOZO KIKAI KK filed Critical NAGATA JOZO KIKAI KK
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、一般酵素工業並びに醸造工業における通気
式機械製麹装置において、計画に基ずく設定条件の温度
及び湿度の空気を麹基質の堆積層に通気して理想的な製
麹を行なう装置に関するものである。
この詳細な説明においては、実施例として清酒醸造の場
合を述べる。従来の通気式機械製麹装置における温、温
風の湿度は、装置の構成から、常に飽天0状態に近い送
風となり、そのため情養室内及び循環経路内において、
外気の影響を受け、僅かな温度差があっても容易に縞霧
を生じ、その結露は麹菌以外の雑菌、細菌類の増殖を促
し、延し、ては麹基質の汚染にもつながるものであった
又かような飽和空気の環境下においては製麹中麹基質か
らの水分発散を阻害し、麹は塗りハゼ型、或は総ハゼ型
の軟質麹となり目的とする麹は得られない。
上記する欠陥に対し、送風空気の循環中除湿をおこなわ
せる製麹装置はすでにあるが、この装置は麹基質に通気
循環させるダクト内に除湿クーラ及び加温ヒータ等を設
けた調節装置によって、温、温風の調節を行なわせよう
とするものであって、かような装置によって完全な溢湿
度調整は蓮せられないものである。
麹基質から発生する情養熱、及びそれにともなう蒸発水
分等を除去するためには品温より2〜3℃低いしかも相
対湿度(RH)80〜95%範囲の空気を通気する必要
がある。品温38oCの場合に2〜3℃低い35qOR
H90%の空気を循環ダクト内の調節装置でつくるとす
れば、RH−100%の倍蓑室内上室の空気を4℃下げ
34oCRH−100%の飽和空気を造り、ヒータで1
℃加溢することにより3500RH−90%の空気をつ
くることは可能である。而し乍ら現実には計測器の応答
速度の時間ずれ等により相対湿度の高い還境下で温度変
化に追従した精度の高い測定、或は湿度調整は不可能な
ことである。
その理由を説明する。■ ダクトの吹出し口に設けた温
度及び湿度のセンサーの感知によつて、除湿クーラ或し
、は放温ヒータがON,OFFされ、送風空気の温度、
湿度を調整して、直ちに倍養室に供給されるが、計器の
応答速度、或いは公称感度誤差0.60等を原因として
、オフセット幅は200以上となる。
したがって高温度下における調節誤差は最小限15%以
内に止めることは不可能なことである。■ 温度、湿度
の調整の向上を計るため連続通風とした場合、調整の向
上は計れても次のような現象を呈する。倍養基質からの
発生熱量及び蒸発水分量は、ごく僅かなものであるため
、これを常に一定量宛除去するための空気量も時間当り
ごく僅かなものである。この空気量をもって、麹基質に
通気すると、上層と下層で温温風の温度ならびに湿度の
差を生じ均等な製麹条件は得られない。
■ 品温調節は麹基質に挿入されたセンサーにより、設
定温度以上になると送風機が作動して通風を行う方法、
すなわち断続通風を採用している。
経験値からのこの通風時間は一例として約3〜4分、停
止時間は約20〜30分である。したがって循環ダクト
内に設けた除湿装置では通風時のみ除湿が行なわれ、停
止時上室内の空気は、温度、湿度共に増大し室内のドレ
ン化は免がれず、延し、ては残菌、細菌類の繁殖の原因
を作る。また送風開始と同時に、これら高温度の空気を
瞬時にして設定にもとずく除湿調整を行なうことは不可
能なため、高温度の空気を通風することはさげられない
。以上のようにして、循環ダクト通路内での除湿方式で
は、温度、湿度の調節が完全でなく、往々にして過湿度
の空気、或いは低湿度の空気を供給することになり、水
分過多、乾燥、品温の不均等などを生じ目的とする麹は
得られない。
この発明は上記欠陥を排除し、安定した送風空気の温度
、湿度を調整するため(情養室上室の空気を対象に、常
に設定条件の温度、湿度に調整し、品縞センサの指令に
よって調節空気を麹基質に通気を行ない、品温制御をす
るものである。
したがって品塩センサの指令による断続的な通気を行な
っても、常に設定条件の安定した温度、湿度の空気を供
給することができ、安定した製麹を行なう特徴を有する
ものであって、この目的のため倍養室上室の空気を情養
室内に装備した温度、湿度センサーの制御により調整装
置内に導入し、温度、湿度を調整後再び室内に戻す循環
方式で室内空気と混合調和を計るため調整条件に極端な
変動もなく、精度3〜4%程度までの湿度調整が可能で
ある。このようにして設定条件に調整した温温風を品温
センサの指令により、別系統のファンを作動させ、麹基
質に通気して、あらかじめ計画された品温及び麹水分を
たどらせて製麹を行なわせるものである。次に本発明の
実施例を、添附図面の第1図及び第2図によって説明す
る。
1は断熱を施された倍養機本体、9は回転式の倍養床で
倍養室内を上下に分割し、この倍養床9の上室を2、下
室を10とする。
この上室2には循環ダクト3を設け、その経路内に循環
用ファン4、除湿用クーラ5、水滴除去装置6、再熱ヒ
−夕7を設ける。一方、上室2、下室10の間をダクト
11で連結し、そのダクト11内に一方向或いは正逆方
向に送風できるファン12を設ける。8は温度、湿度の
センサで、13は麹基質の品温を測定するセンサである
。麹菌の繁殖中、麹基質からは発熱にともない水分の蒸
発が常に行なわれ、上室2内の空気の温度、湿度は逐次
上昇する。
この場合温度、湿度が設定値以上になると、循環用ファ
ンが作動し、上室2内の一部の高温度空気はダクト3に
導入され、クーラ5によって冷却され、一部は結露して
水滴除去装置6を通過する際に除去され、減湿空気とし
て倍養室内に戻される。クーラ5のの作用によって風温
が設定温度以下となれば、再熱ヒ−夕の作動によって加
温される。これらの作動のくり返いこよって、上室2の
空気の温度、湿度は常に設定条件に沿って制御が行なわ
れる。また品縞制御は上室2と下室10との間に連結さ
れたダクト11内に、一方向又は正逆作動するファン1
2を設け、麹基質に挿入された温度センサ13によって
ON,OFF作動の制御を行ない、麹基質の品温が設定
温度より上昇すれば、ファン12が作動して温、湿度の
調整された上室2の空気を麹基質層に通気して品温、湿
度を制御する。
この場合、通気方向は一方向の他に堆積層内の品溢を可
及的均一にする目的で、周期的に通気方向を変換して製
麹を行なうこともできる。この発明による製麹法と従来
法とを比較すると、従来法は室内の空気が飽和状態のた
め、僅かな温度差によってもドレン化現象が著しかった
が、この発明では室内の湿度はほ)、80〜95%で使
用するが、95%設定時においても室内のドレン化現象
が全くみられず、清潔な状態で製麹を行なうことができ
る。また従来法では空気が飽和状態であるため不可能で
あった製麹過程の麹基質水分調整も可能となり、突き破
精状の麹も得られる。これは倍養室の湿度が任意にとれ
、麹基質表面の余剰水分が適当に蒸発されるため菌糸の
繁殖が麹基質表面全部を覆うことなく、ハゼの部分とそ
うでない部がはっきり分れ、内部に充分深くハゼ込んで
いるものがある。したがって麹水分の調節も計るため、
麹の使用目的に応じた総ハゼ、突ハゼ型の任意の麹が清
潔裡に得られるものである。上述は清酒醸造の製麹の場
合を一例として掲げたが、他の醸造工業及び醗酵工業に
おける製麹においても、この発明の効果発揮することは
明らかなことである。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明の一実施例の堅断面図で、第2図は平
面図である。 なお図中、1・・・・・・倍養機本体、2・・・・・・
上室、3・・・・・・循環ダクト、4・・・・・・循環
用ファン、5・・・・・・除湿用クーラ、6・・・・・
・水滴除去装置、7・・・・・・再熱ヒータ、8・・・
・・・センサ、9・・・・・・倍養床、10・…・・下
室、11……ダクト、12……ファン、13……センサ
(品温測定)である。 第1図 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 培養室を麹基質の培養床によつて、上室及び下室に
    区切り麹基質に通気して培養を行う通気式機械製麹装置
    において、上室にこの室内の空気を設定された一定の温
    度と湿度に保つ如く温度、湿度調整手段を設け、調整さ
    れた空気を以つて麹基質の品温を調整する一方向或いは
    正逆方向に送風可能な送風手段を前記上室と下室との間
    に設け、以つて麹基質を設定温度、設定湿度下において
    理想的な製麹をおこなわせることを特徴とする通気式機
    械製麹装置。
JP55028608A 1980-03-08 1980-03-08 通気式機械製麹装置 Expired JPS6029469B2 (ja)

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JPS56127084A JPS56127084A (en) 1981-10-05
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JPS63100160U (ja) * 1986-12-18 1988-06-29

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