JPS6029442Y2 - 道路の伸縮継手構造 - Google Patents

道路の伸縮継手構造

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JPS6029442Y2
JPS6029442Y2 JP13570681U JP13570681U JPS6029442Y2 JP S6029442 Y2 JPS6029442 Y2 JP S6029442Y2 JP 13570681 U JP13570681 U JP 13570681U JP 13570681 U JP13570681 U JP 13570681U JP S6029442 Y2 JPS6029442 Y2 JP S6029442Y2
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JP
Japan
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expansion joint
expansion
fixed
road
load support
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JP13570681U
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JPS5842203U (ja
Inventor
重夫 田中
博一 藤井
典生 吉田
Original Assignee
新田ベルト株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、継目間隔が比較的大きく、また、環境の温
度変化による道路の伸縮量も大きい個所に適応した道路
の伸縮継手に関する。
種々の道路伸縮継手のうち、一枚構成のものは多くが弾
性体を基体とするものであり、その代表的なものは第1
図に示す構造である。
すなわち、矩形断面の弾性体(合皮ゴム等)aを基体と
して、その両側底部にはLアングル材す、 bを対向し
て、また、中央上部には鋼板などの天板Cを、それぞれ
埋め込み、上面の上側と下面中央にそれぞれ凹溝d、
dおよびeを設けた構造であり、両側のLアングル材す
、 bに穿設したボルト孔に、継目部で対向する道路床
板f、f上にそれぞれ位置規制して埋設したアンカーボ
ルトを通し、ナツトで固定されている。
この従来のものにおける道路の伸縮量吸収は、基体aの
弾性変形に伴う凹溝d、 dおよびeの変形で行なわれ
ている。
しかし、この凹溝す、 bおよびeの幅や深さには継手
の強度上、限度があり、道路伸縮量の大きい個所で使用
すると基体aに亀裂が入るなど早期疲労の傾向がある。
また、対応可能な伸縮量を増すべく継手の幅及び厚みを
大きくすると、圧縮の際に中央部が上方に盛り上がり、
継手の早期疲労や道路床板との取付部に破損が生じたり
する。
本考案は以上のことに鑑み、その伸縮量をより有効に拡
大するために第1図に示すような伸縮継手の側面に波形
構造よりなる伸縮部を一体に形成した第4図に示す伸縮
継手を開発した。
この第4図に示す伸縮継手は第1図に示す従来の伸縮継
手の側面に一体に形成された波形構造の伸縮部が継目間
隔の変化量を十分に吸収するため、伸縮量の大きな継目
遊間に適するものである。
しかし、この伸縮継手は実験の結果、次のような不満足
な点があるということが判明した。
■ 波形構造の伸縮部は圧縮した際に、その圧縮力は垂
直方向に分散されるが、かかる分散された下向きの力は
逃げる空間がないため、上向きに作用し、その結果その
波形構造が上方に盛り上がる。
■ 伸縮継手は全体としての両端部で床版にアンカーボ
ルトで固定される構造であるため、波形構造の伸縮部だ
けでなく、第1図に示す伸縮継手に該当する部分も圧縮
により上方に盛り上がる。
本考案者は、このようなことに鑑み、圧縮時においても
平坦性が保持できる伸縮継手を得るため、一層の研究を
した結果、本考案を完成した。
すなわち、本考案は次の構成により前述した第4図に示
す不満足な点を解消し、伸縮量の増加を期待できる伸縮
継手を提供したものである。
■ 波形構造の伸縮部を蛇腹構造の伸縮部として圧縮力
が垂直方向へ分散されにくくすることより上方向への盛
り上がりを解消した。
■ 伸縮継手の両側端以外の部分にアンカーボルト取付
孔を設け、該アンカーボルトにより摺動部(第4図F部
分)の上方へ盛り上がりを解消した。
以下、第2,3図に示す実施例に基づいて本考案をより
具体的に説明することとする。
本考案の伸縮継手構造は、特徴ある構成をもった伸縮継
手1と道路床板2に埋設し固定されたアンカーボルト3
との組合せからなる。
伸縮継手1は第2図イのように、荷重支持部4と伸縮部
5を幅方向に一体に備え、その全体の両側を固定部A、
Bとしている。
荷重支持部4は、矩形断面の弾性体6を基体とし両側の
底部にLアングル等の荷重支持部の補強材7,8を対向
して、また、中央上部には鋼板などの天板9を、それぞ
れ埋設している。
固定部A個所の補強材7には伸縮継手1の長手方向に一
定間隔でボルト孔を設ける。
固定部Aに対し、荷重支持部4の他側(摺動部という)
に位置する補強材8には、同様に長手方向に一定間隔で
伸縮継手1の幅方向に長孔10を設ける。
(第2図口参照)長孔10の数は補強材のボルト孔の数
と一致させる必要はない。
天板9は継目部で対向した道路床板2,2間の遊隙11
を渡る幅である。
伸縮部5は、弾性体からなる蛇腹構造であって、一側が
荷重支持部4に連続し、すなわち、蛇腹を構造する弾性
体は荷重支持部4の基板と連続した同じものであり、他
側は固定部Bとなって、ここにはU形アングル等の伸縮
部の補強材12が埋設されている。
補強材12には補強材7と同様にボルト孔が伸縮継手1
の長手方向に一定間隔で穿設されている。
道路床板2の一方で、荷重支持部4の摺動部における補
強材8の長孔10が対応する位置には前記アンカーボル
ト3が位置規制されて埋設固定される。
アンカーボルト3は長孔10に沿って幅を持ち、突出量
は荷重支持部4の摺動部Fが上方へ浮き上がらないよう
に補強材8の上部で例えばボルト締できる程度である。
なお、長孔10は道路の最大伸縮量を見込んだ充分な長
さとする。
道路床板2,2にはまた、伸縮継手1の固定部A−Bに
おける補強材7,8のボルト孔に対応した位置に、アン
カーボルト13をそれぞれ位置規制して埋設する。
上記の構成とした伸縮継手1を、荷重支持部4を遊隙1
1上にかけ渡した後、摺動部の補強材8における長孔1
0にアンカーボルト3を嵌挿しナツトで摺動部の浮き上
がりを阻止するように係合させ、ついで、両端の固定部
A−Bをアンカーボルト13に嵌挿しナツトで固定する
以上が本考案による伸縮継手構造であるが次のような作
用効果を奏する。
■ 弾性体の蛇腹構造からなる伸縮部5を備えるので道
路の比較的大きな伸縮量に対応できる。
■ 蛇腹構造の伸縮は変化が主としてその軸方向である
ため、第4図の波形構造のもののように該伸縮部自体が
上方へ盛り上がるおそれがない。
■ 上記■■の特性を利用して、継目間隔の広い個所に
使用した際にも、アンカーボルト3により摺動部(特に
荷重支持部の摺動部)が浮き上がることなく幅方向に案
内されるので、大きな伸縮量を吸収できる。
このようにして従来の伸縮継手の欠点を解消すると共に
広幅の伸縮継手とした場合に生じる難点も解決したもの
である。
第3図は、第2図のものより摺動部が長い(幅方向)場
合を想定したもので、このような場合、摩擦の増大を軽
減すべく摺動部と道路床板2との間にテトラフルオロチ
レンなどの平滑な表面をもつ合成樹脂などの滑面材14
を介在すると有い。
このようにすると、伸縮継手1における中央部の滑りを
良くして、該継手が圧縮力された際、幅方向の作用力が
上下に分散されて中央部を盛り上げる力となることをさ
らに防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の横断面図第4図イは本考案による第1
実施例の横断面図、第2図口は第2図イの平面図第3図
は本考案による第2実施例の横断面図第4図は本考案を
完成する過程で得た伸縮継手の横断面図である。 1・・・・・・伸縮継手、2・・・・・・道路床板、3
・・・・・・突起、4・・・・・・荷重支持部、5・・
・・・・伸縮部、6・・・・・・弾性体の基体、7.訃
・・・・・補強材、9・・・・・・天板、10・・・・
・・長孔、12・・・・・・補強材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 荷重支持部と伸縮部とを幅方向に一体に備えた伸縮継手
    であって、 荷重支持部は、矩形断面の弾性体の両側底面部に補強材
    を対向して埋め込み、また、中央上部に天板を埋め込ん
    でなり、一側を固定部A、他側を摺動部として、固定部
    Aの補強材には長手方向に一定間隔のボルト孔を、摺動
    部の補強材には長手方向に一定間隔で幅方向に長い長孔
    を設けた構成であり、 伸縮部は、一側で荷重支持部の弾性体と連続し、他側が
    、長手方向に一定間隔でボルト孔を備えた補強材を底部
    に埋め込んだ固定部Bとされた、弾性体からなる蛇腹構
    造である、上記の伸縮継手を両固定部A、 Bで継目部
    において対向する道路床板のそれぞれに固定すると共に
    、前記摺動部における長孔のそれぞれに道路床板に固定
    したアンカーボルトを係合してなることを特徴とした道
    路の伸縮継手構造。
JP13570681U 1981-09-11 1981-09-11 道路の伸縮継手構造 Expired JPS6029442Y2 (ja)

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JPS5842203U JPS5842203U (ja) 1983-03-19
JPS6029442Y2 true JPS6029442Y2 (ja) 1985-09-05

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