JPS6029222Y2 - 増巾器 - Google Patents

増巾器

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Publication number
JPS6029222Y2
JPS6029222Y2 JP17304577U JP17304577U JPS6029222Y2 JP S6029222 Y2 JPS6029222 Y2 JP S6029222Y2 JP 17304577 U JP17304577 U JP 17304577U JP 17304577 U JP17304577 U JP 17304577U JP S6029222 Y2 JPS6029222 Y2 JP S6029222Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
amplifier
output
buffer amplifier
diode
Prior art date
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Expired
Application number
JP17304577U
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English (en)
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JPS5498146U (ja
Inventor
弘 正岡
功 玉木
Original Assignee
ソニー株式会社
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Publication date
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Priority to JP17304577U priority Critical patent/JPS6029222Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は増巾器に関し、特にバッファアンプの電源オフ
時における入力信号の歪みを減少させることを目的とす
るものである。
一般にゲインが1倍で且つ入力インピーダンスが高く、
出力インピーダンスが低い増巾器をバッファアンプと称
し、オーディオ増巾器の入力段などにインピーダンス変
換器として用いられている。
バッファアンプはこの段で歪みやノイズを発生したり、
前段の増巾器に影響を与えたりしないように高性能な特
性を要求される。
一般にバッファアンプは低インピーダンスの信号源で駆
動した方が歪みが少なく、信号源インピーダンスが高く
なると歪みが増す傾向にあることを種々の実験により確
認されている。
従ってバッファアンプと信号源との間には高インピーダ
ンスの素子を挿入しない方が良い。
このようなバッファアンプとして従来より第1図に示す
ものが知られている。
この回路では入力端子1に前段の増巾器2から加えられ
た入力信号は、結合コンデンサ3及び入力抵抗4を介し
てNPNトランジスタ5のベースに加えられ、そのコレ
クタ出力がPNP トランジスタ6のベースに加えられ
る。
このトランジスタ6のコレクタ出力はコンデンサ7及び
出力抵抗8を介して出力端子9から取り出されると共に
、トランジスタ5のエミッタに100%帰還されること
によって、このバッファアンプのゲインが略1になるよ
うにしている。
尚NPN トランジスタ10、抵抗11.12及びダイ
オード13により定電流回路が構成されており、また抵
抗14.15は夫々トランジスタ5.6の負荷抵抗であ
る。
このようなバッファアンプは増巾器2のインピーダンス
が充分に低ければ、内部で発生するノイズは小さく、ま
た歪率も一115dB (0,00018%)以下とな
って良好な特性を得ることができる。
このバッファアンプにおいて、電IEN、圧十B。
−Bが供給されない状態で入力信号が加えられると、ト
ランジスタ5,6は単にダイオードとしての特性を示す
ことになる。
この場合端子1から見た交流的な等価回路は第2図に示
すものとなる。
この等価回路においては16.17がトランジスタ5に
よるダイオード、18がトランジスタ6によるダイオー
ドとなる。
この等価回路において、端子1に加えられる入力信号の
振巾が小さい場合はダイオード16.17には電流が流
れないので問題はないが、振巾が大になり、第3図に示
すダイオード特性の立上り電圧0.5Vを越えると、そ
の立上り特性によって端子1において入力信号波形が急
激に非対称に歪み始める。
即ち、前段の増巾器2の出力信号が歪むことになる。
このとき増巾器2の出力側に他のバッファアンプ等の回
路を並列に接続してこの増巾器2の出力信号を加えてい
るような場合は、歪んだ出力信号が上記他の回路に加え
られることになり、その影響は極めて大きい。
例えば増巾器2がプリアンプであって、このプリアンプ
の出力端にパワーアンプやテープレコーダ等の複数の信
号系が接続されているような場合には、例えばテープレ
コーダの電源をオフにするとプリアンプの出力信号が歪
み、同時にパワーアンプの入力信号も歪むことになる。
一般にこのような使用方法は広く用いられているため問
題が大きいものである。
従来ではこのような場合に端子1とコンデンサ3との間
に高低抗等を挿入して、バッファアンプの電源オフ時に
増巾器2の出力信号がそのバッファアンプに加わらない
ようにしていた。
しかしながらこれは前段の増巾器2の出力信号が歪まな
いようにするための処置であり、前述したようにバッフ
ァアンプの入力側に高インピーダンスの素子を挿入する
と、電源が供給された動作状態において歪みが発生する
ことになる。
本考案は上記の問題を解決するためのもので、第1図の
バッファアンプのトランジスタ5,6にダイオードを夫
々接続して電源オフ時の入力インピーダンスを高くする
ようにしたものである。
以下本考案の実施例を図面と共に説明する。
第4図は本考案の実施例を示すもので、第1図と同一の
回路素子には同一番号を付しである。
本実施例ではトランジスタ5のコレクタと抵抗14及び
トランジスタ6のベースの接続点との間にダイオード1
9を、トランジスタ6のコレクタとトランジスタ10の
コレクタとの間にダイオード20を夫々図示の向きに挿
入しである。
上記構成によるバッファアンプの電源オフ時の等価回路
は第5図に示すものとなる。
この等価回路において、16.17はトランジスタ6に
よるダイオード、18.21はトランジスタ6によるダ
イオード、22.23はトランジスタ10によるダイオ
ードを示す。
この等価回路によれば、端子1に加えられる入力信号の
正の電圧は本考案により挿入されたダイオード19.2
0に逆方向で加えられ、負の電圧はダイオード16.1
7等に逆方向で加えられるため、電源オフ時の入力イン
ピーダンスを略無限大にすることができる。
また電源が供給された正常な動作状態においては、ダイ
オード19.20が信号系に影響を及ぼすことはない。
尚、第4図においては、−トランジスタ5としてPNP
形のものを用いトランジスタとしてNPN形のものを用
いてよい。
その場合はダイオード19.20は逆向きに接続される
またユニポーラトランジスタを使用してよいことは勿論
である。
以上のように本考案は、第1の導電形(例えばNPN形
)の第1のトランジスタ(例えばトランジスタ5)と第
2の導電形(例えばPNP形)の第2のトランジスタ(
例えばトランジスタ6)とをコンプリメンタリ接続する
と共に、上記第1及び第2のトランジスタに共通の電流
源(例えばトランジスタ10による回路)を接続して戒
り、上記第2のトランジスタの出力を第1のトランジス
タに実質的に100%帰還するようにした増巾器におい
て、上記第1のトランジスタの出力端(例えばコレクタ
)と上記第2のトランジスタの入力端(例えばベース)
との間、及び上記第2のトランジスタの出力端(例えば
コレクタ)と上記電流源との間に夫々ダイオード(例え
ばダイオード19.20)を、上記電流源の電流が流れ
る方向に接続したことを特徴とする増巾器に係るもので
ある。
従って本考案によれば、前段の増巾器等の信号源と入力
端子との間に高インピーダンス素子を挿入することなく
電源オフ時に入力インピーダンスを高くすることができ
、これによって電源オフ時における入力信号の歪みをな
(すことができ、他の信号系に悪影響を及ぼすことを防
ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のバッファアンプの一例を示す回路図、第
2図は第1図のバッファアンプの電源オフ時における等
価回路図、第3図はダイオード特性図、第4図は本考案
の実施例を示す回路図、第5図は第4図の回路の電源オ
フ時における等価回路図である。 なお図面に用いられている符号において、5はNPN
)ランジスタ、6はPNP トランジスタ、10はNP
Nトランジスタ、12は抵抗、19,20はダイオード
である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第1の導電形の第1のトランジスタと第2の導電形の第
    2のトランジスタとをコンプリメンタリ接続すると共に
    、上記第1及び第2のトランジスタに共通の電流源を接
    続して戒り、上記第2のト・ランジスタの出力を第1の
    トランジスタに実質的に100%帰還するようにした増
    巾器において、上記第1のトランジスタの出力端と上記
    第2のトランジスタの入力端との間、及び上記第2のト
    ランジスタの出力端と上記電流源との間に夫々ダイオー
    ドを、上記電流源の電流が流れる方向に接続したことを
    特徴とする増巾器。
JP17304577U 1977-12-22 1977-12-22 増巾器 Expired JPS6029222Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17304577U JPS6029222Y2 (ja) 1977-12-22 1977-12-22 増巾器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17304577U JPS6029222Y2 (ja) 1977-12-22 1977-12-22 増巾器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5498146U JPS5498146U (ja) 1979-07-11
JPS6029222Y2 true JPS6029222Y2 (ja) 1985-09-04

Family

ID=29178384

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JP17304577U Expired JPS6029222Y2 (ja) 1977-12-22 1977-12-22 増巾器

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