JPS6029049Y2 - 鏡兼用磁気カ−ド - Google Patents
鏡兼用磁気カ−ドInfo
- Publication number
- JPS6029049Y2 JPS6029049Y2 JP17056880U JP17056880U JPS6029049Y2 JP S6029049 Y2 JPS6029049 Y2 JP S6029049Y2 JP 17056880 U JP17056880 U JP 17056880U JP 17056880 U JP17056880 U JP 17056880U JP S6029049 Y2 JPS6029049 Y2 JP S6029049Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- magnetic
- vapor deposition
- deposited
- base material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Magnetic Record Carriers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は磁気記録機能を有する磁気カードに関する。
最近、身分証明書、銀行カード、会員証クレジットカー
ド等に見られるようにプラスチックカードが非常に多く
利用されており、一般的には上記カードに磁気記録方式
を用いて各種情報を記録し、磁気カードとして機能する
ように樹皮したものが多い。
ド等に見られるようにプラスチックカードが非常に多く
利用されており、一般的には上記カードに磁気記録方式
を用いて各種情報を記録し、磁気カードとして機能する
ように樹皮したものが多い。
本考案はかかる磁気カードを更に付加価値の高い商品と
するためにカード裏面に鏡面を形成したものである。
するためにカード裏面に鏡面を形成したものである。
従って本考案の目的は、磁気カードとしての機能の他に
鏡としての機能を兼備した実用上便利な鏡兼用磁気カー
ドを提供することにある。
鏡としての機能を兼備した実用上便利な鏡兼用磁気カー
ドを提供することにある。
即ち本考案は、透明性基材と、この透明性基材の上面の
少なくとも一部に直接または間接的に斜め蒸着法により
積層された磁性特性を有する磁性金属蒸着層とを備えて
なる鏡兼用磁気カードを要旨するものである。
少なくとも一部に直接または間接的に斜め蒸着法により
積層された磁性特性を有する磁性金属蒸着層とを備えて
なる鏡兼用磁気カードを要旨するものである。
本考案における透明性基材としては、透明な材料であっ
て金属蒸着可能な材質であればいかなるものでもよく、
例えばプラスチックシート、合成繊維シート等を用いる
ことができる。
て金属蒸着可能な材質であればいかなるものでもよく、
例えばプラスチックシート、合成繊維シート等を用いる
ことができる。
前記プラスチックシートとしては、塩化ビニール、ポリ
プロピレン、ポリエステル、ポリスチレン、ポリカーボ
ネート等の各シートを使用でき、また前記合成繊維シー
トとしては酢酸セルロースシート等を使用できる。
プロピレン、ポリエステル、ポリスチレン、ポリカーボ
ネート等の各シートを使用でき、また前記合成繊維シー
トとしては酢酸セルロースシート等を使用できる。
この透明性基材の上面に直接または間接的に斜め蒸着法
により磁性金属蒸着層を形成するが、ここで斜め蒸着法
とは、真空雰囲気中で被蒸着基体に対し斜め方向に金属
蒸着を行なって金属薄膜を形成させる真空蒸着の一種の
方法であって、この方法によれば蒸着初期に生じる結晶
は蒸着原子の到来方向であるところの蒸発源方向に戒長
し、一定の分子配向を与えるものである。
により磁性金属蒸着層を形成するが、ここで斜め蒸着法
とは、真空雰囲気中で被蒸着基体に対し斜め方向に金属
蒸着を行なって金属薄膜を形成させる真空蒸着の一種の
方法であって、この方法によれば蒸着初期に生じる結晶
は蒸着原子の到来方向であるところの蒸発源方向に戒長
し、一定の分子配向を与えるものである。
前記磁性金属蒸着層を形成する金属蒸発源として、コバ
ルト、コバルトニッケル合金等を用いることができる。
ルト、コバルトニッケル合金等を用いることができる。
斜め蒸着法による蒸着によって磁性金属蒸着層には磁気
特性が与えられ、いわゆる磁性層としての機能を発揮す
るものである。
特性が与えられ、いわゆる磁性層としての機能を発揮す
るものである。
磁性金属蒸着層の厚さは例えば0.05〜0.2μmと
することができる。
することができる。
磁性金属蒸着層は直接または間接的に透明性基村上に積
層される。
層される。
即ち、透明性基材の上面に直接、磁性金属蒸着層を積層
してもよく、或いは鏡面形成のための下引き層を介して
前記蒸着層を前記基材に積層してもよい。
してもよく、或いは鏡面形成のための下引き層を介して
前記蒸着層を前記基材に積層してもよい。
前者の場合、磁性金属蒸着層それ自体、磁気記録層とし
ての機能を有すると共に、当該蒸着金属蒸の有する金属
光択によって鏡面形成のための下引き層としての機能を
有するものである。
ての機能を有すると共に、当該蒸着金属蒸の有する金属
光択によって鏡面形成のための下引き層としての機能を
有するものである。
。後者の場合、下引き層としてアルミニューム、銅、銀
、ニッケル、クロム等の金属蒸着層等を形成することが
できる。
、ニッケル、クロム等の金属蒸着層等を形成することが
できる。
本考案において磁性金属蒸着層は透明性基材または前記
別層の上面の一部に積層形成(例えばストライプ状に)
されていても或いは該上面の全面に積層形成されていて
もよい。
別層の上面の一部に積層形成(例えばストライプ状に)
されていても或いは該上面の全面に積層形成されていて
もよい。
例えば磁性金属蒸着層を透明性基村上に直接積層する場
合において、それを前記基材上の一部に積層した場合は
磁気カードの裏面の一部が鏡面となり、また全面に積層
した場合は磁気カード裏面に全面が鏡面となるものであ
り、このように鏡面を任意の大きさに形成できる。
合において、それを前記基材上の一部に積層した場合は
磁気カードの裏面の一部が鏡面となり、また全面に積層
した場合は磁気カード裏面に全面が鏡面となるものであ
り、このように鏡面を任意の大きさに形成できる。
尚、下引き層を設は場合も同様である。
以下、本考案の実施例を図面に基き説明する第1回は透
明性基材の上面に直接、磁性金属蒸着層を積層した場合
の実施例を示すものである。
明性基材の上面に直接、磁性金属蒸着層を積層した場合
の実施例を示すものである。
1は透明塩化ビニールシートからなる透明性基材で、こ
の基材1の上面に、斜め蒸着法により蒸着されたコバル
トからなる磁性金属蒸着層2を積層しである。
の基材1の上面に、斜め蒸着法により蒸着されたコバル
トからなる磁性金属蒸着層2を積層しである。
3は前記蒸着層2の上面に形成した例えば合成樹脂等か
らなる磁気表面の保護膜層、4は前記保護膜層3の上面
に印加形成した氏名等の文字部である。
らなる磁気表面の保護膜層、4は前記保護膜層3の上面
に印加形成した氏名等の文字部である。
本実施例において前記蒸着層2は磁気特性を有しており
、磁気記録層として機能する一方、コバルトの有する金
属光択によって鏡面形成のための下引き層としても機能
している。
、磁気記録層として機能する一方、コバルトの有する金
属光択によって鏡面形成のための下引き層としても機能
している。
即ち、蒸着層2は鏡の反射面として作用する。
従って前記基材1の下面は鏡面となり、しかして裏面に
鏡面5を形成してなる磁気カード6が構成される。
鏡面5を形成してなる磁気カード6が構成される。
実際に、透明性基材1として厚さ500 p、 mの塩
化ビニールシートを用い、該シートを被蒸基体として、
この上面に斜め蒸着法により純度99.9%のコバルト
を蒸着し、磁気特性を有する厚さ0.2μmの磁性金属
蒸着層2を形成し、このコバルト蒸着層の上面にグラピ
ュアコート法にてポリアミド系樹脂を塗布して磁気表面
保護膜層3を形成し、更にこの保護膜層3の上面に氏名
等の文字部4をオフセット印刷にて形成して裏面に鏡面
5を有する銀行用磁気カードを作成した。
化ビニールシートを用い、該シートを被蒸基体として、
この上面に斜め蒸着法により純度99.9%のコバルト
を蒸着し、磁気特性を有する厚さ0.2μmの磁性金属
蒸着層2を形成し、このコバルト蒸着層の上面にグラピ
ュアコート法にてポリアミド系樹脂を塗布して磁気表面
保護膜層3を形成し、更にこの保護膜層3の上面に氏名
等の文字部4をオフセット印刷にて形成して裏面に鏡面
5を有する銀行用磁気カードを作成した。
このものは外観上良好で実用上便益なものだった。
第2図は透明性基材の上面に下引き層を介して磁性金属
蒸着層を積層した場合の実施例を示すもので、透明ポリ
カーボネートシートからなる透明性基材1′の上面に通
常の真空蒸着法により蒸着されたアルミニウムからなる
下引き層7を積層腰この下引き層7の上面に、斜め蒸着
法により蒸着されたコバルトからなる磁性金属蒸着層2
′を積層しである。
蒸着層を積層した場合の実施例を示すもので、透明ポリ
カーボネートシートからなる透明性基材1′の上面に通
常の真空蒸着法により蒸着されたアルミニウムからなる
下引き層7を積層腰この下引き層7の上面に、斜め蒸着
法により蒸着されたコバルトからなる磁性金属蒸着層2
′を積層しである。
3′は磁性金属蒸着層、4′は文字部である。
本実施例においては下引き層7を設けであるのでこれが
鏡の反射面として作用し、以て前記基材1′の下面は鏡
面5′となる。
鏡の反射面として作用し、以て前記基材1′の下面は鏡
面5′となる。
従って磁性金属蒸着層2′は専ら磁気記録板層として機
能する。
能する。
実際に、透明性基材1′として厚さ500μmの透明ポ
リカーボネートシートを用い、該シートを被蒸着基体と
して、この上面に通常の真空蒸着法によりアルミニウム
を蒸着して厚さ0.05μmの下引き層7を形成し、更
にこの下引き層7の上面に斜め蒸着法により純度99.
9%のコバルトを蒸着シ、厚さ0.2μmの磁性金属蒸
着層2′を形成し、このコバルト蒸着層の上面にグラピ
ュアコート法にて白色グラピュアインキを塗布して磁気
表面保護膜層3′を形成し、更にこの保護膜層3′の上
面にゴム凸版にて氏名等の文字部4′を印刷形成して裏
面に鏡面5′を有する会員カードを作成した。
リカーボネートシートを用い、該シートを被蒸着基体と
して、この上面に通常の真空蒸着法によりアルミニウム
を蒸着して厚さ0.05μmの下引き層7を形成し、更
にこの下引き層7の上面に斜め蒸着法により純度99.
9%のコバルトを蒸着シ、厚さ0.2μmの磁性金属蒸
着層2′を形成し、このコバルト蒸着層の上面にグラピ
ュアコート法にて白色グラピュアインキを塗布して磁気
表面保護膜層3′を形成し、更にこの保護膜層3′の上
面にゴム凸版にて氏名等の文字部4′を印刷形成して裏
面に鏡面5′を有する会員カードを作成した。
このものも前記実施例と同様外観上良好で実益上便益な
ものであった。
ものであった。
以上説明したように本考案によればカード裏面に鏡面を
形成できるので、本来の磁気記録機能を有する磁気カー
ドとして使用することができる他、鏡として使用するこ
ともでき、実用上大変便利であり、付加価値の高い商品
を提供できる効果がある。
形成できるので、本来の磁気記録機能を有する磁気カー
ドとして使用することができる他、鏡として使用するこ
ともでき、実用上大変便利であり、付加価値の高い商品
を提供できる効果がある。
また磁気記録層を金属蒸着によって形成しているので、
従来の磁性酸化鉄粉と合成樹脂バインダーとよりなる磁
気記録層に比べ層厚みを極めて薄くでき、また茶褐色な
いし黒褐色を呈することもなく外観上良好であり且つ磁
気記録層を構成する金属として鉄以外の金属を使用でき
る利点がある。
従来の磁性酸化鉄粉と合成樹脂バインダーとよりなる磁
気記録層に比べ層厚みを極めて薄くでき、また茶褐色な
いし黒褐色を呈することもなく外観上良好であり且つ磁
気記録層を構成する金属として鉄以外の金属を使用でき
る利点がある。
更に磁気記録層の形成に当っては斜め蒸着法を採用して
いるから同時に磁気特性が与えられ、特別に磁化処理を
行なう必要がない。
いるから同時に磁気特性が与えられ、特別に磁化処理を
行なう必要がない。
第1図、第2図は本考案磁気カードの実施例を示す模式
縦断面図である。 1.1′・・・・・・透明性基材、2,2′・・・・・
・磁性金属蒸着層、6・・・・・・磁気カード。
縦断面図である。 1.1′・・・・・・透明性基材、2,2′・・・・・
・磁性金属蒸着層、6・・・・・・磁気カード。
Claims (1)
- 透明性基材と、この透明性基材の上面の少なくとも一部
に直接または間接的に斜め蒸着法により積層された磁気
特性を有する磁性金属蒸着層とを備えてなる鏡兼用磁気
カード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17056880U JPS6029049Y2 (ja) | 1980-11-28 | 1980-11-28 | 鏡兼用磁気カ−ド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17056880U JPS6029049Y2 (ja) | 1980-11-28 | 1980-11-28 | 鏡兼用磁気カ−ド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5794626U JPS5794626U (ja) | 1982-06-10 |
JPS6029049Y2 true JPS6029049Y2 (ja) | 1985-09-03 |
Family
ID=29528997
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17056880U Expired JPS6029049Y2 (ja) | 1980-11-28 | 1980-11-28 | 鏡兼用磁気カ−ド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6029049Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-11-28 JP JP17056880U patent/JPS6029049Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5794626U (ja) | 1982-06-10 |
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