JPS6028946Y2 - 製氷装置 - Google Patents

製氷装置

Info

Publication number
JPS6028946Y2
JPS6028946Y2 JP1567481U JP1567481U JPS6028946Y2 JP S6028946 Y2 JPS6028946 Y2 JP S6028946Y2 JP 1567481 U JP1567481 U JP 1567481U JP 1567481 U JP1567481 U JP 1567481U JP S6028946 Y2 JPS6028946 Y2 JP S6028946Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ice
relay
water
compressor
making
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1567481U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57130180U (ja
Inventor
常正 船津
元 飯田
隆 田中
Original Assignee
ダイキン工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ダイキン工業株式会社 filed Critical ダイキン工業株式会社
Priority to JP1567481U priority Critical patent/JPS6028946Y2/ja
Publication of JPS57130180U publication Critical patent/JPS57130180U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6028946Y2 publication Critical patent/JPS6028946Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Production, Working, Storing, Or Distribution Of Ice (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はキューブアイス(角氷)を製氷する製氷装置に
関し、詳しくは、斜め流下形のプレート状製氷板の下面
に散水した水を蒸発コイルによって凝固させて製氷し、
該氷をホットガスで前記製氷板から離氷すべく構成する
と共に、前記製氷板から離氷した板状のカッティングヒ
ータで切断して、該ヒータ下方の貯水庫内へ角氷を貯氷
すべく構成した製氷装置の改良に関するものである。
従来のこの種の製氷装置におけるカッティングし−タは
常時通電されているため消費電力が多くなり電気の無駄
使いを金蓋なくされる欠点がある。
そのうえ、製氷サイクルおよび離氷サイクル以外の停止
時においても前記カッティングヒータへの通電がなされ
る如き構造すなわち、電源スィッチを投入している間は
カッティングヒータへの通電が継続して行なわれる如き
構造となっているので、貯水庫内がキューブアイスで満
杯になった時、貯水庫内のキューブアイスが前記カッテ
ィングヒータからの熱によって加熱されて、該キューブ
アイスが隔けたり、屑米が生じたりする欠点があった。
このような欠点を改善するために単に貯水庫満杯時にお
いて前記カッティングヒータへの通電をしゃ断する回路
構成にすると、次の如き不祥事が発生するものである。
すなわち、外気温度が低い冬期において、摂氏零度を下
回るような冷却がなされ、前記貯水庫満拝復にカッティ
ングヒータへの通電をしゃ断するト、該カッティングヒ
ータによって既に切断された角氷(キューブアイス)が
互にくっついて氷固着現象が起こり、角氷の品質が著る
しく悪化する欠点がある。
そこで本考案は、前記製氷板からの離氷を検知する離氷
検知器と、貯水庫内に角氷が満杯になったことを検知す
るビンスイッチと、該ビンスイッチからの貯水庫満杯信
号と前記離氷検知器からの離氷信号との両信号によって
励磁が解除される圧縮機用リレーとを設けると共に、圧
縮機駆動用モータと前記カッティングし−タとの並列回
路に対して、前記圧縮機用リレーの常開リレー接点と冬
期だけオンせしめるスイッチ等の氷固着現象防止接点と
の並列回路を直列に接続腰貯氷庫満杯後前記離氷検知器
が離氷を検知した後に圧縮機およびカッティングヒータ
への通電をしゃ断すべく構成する一方、冬期には前記氷
固着現象防止接点のオン作動により圧縮機の運転停止後
においても前記カッティングヒータへの通電を行なう如
く構成することにより、無駄な電力が消費されるのをな
くして省エネルギー化を図ることができると共に、貯水
庫内の氷がその満杯時において前記カッティングヒータ
で加熱されるのを防止し、以ってキューブアイスが隔け
たり、屑米が生じたりするのを防ぐことができ、しかも
外気温度の低い冬期においては氷固着現象防止接点のオ
ン作動によりカッティングヒータへの通電を行なって、
角氷(キューブアイス)が互にくっつく現象すなわち氷
固着現象を防止腰以って角氷の品質を向上することがで
きる製氷装置を提供しようとするものである。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳述する。
第1図は本考案に係る製氷装置の断面図で、同図中、1
は本体ケーシングで、このケーシング1内の下部にはア
イスパン2を取り付けて同ケーシング1内に貯水庫3を
形成している。
また、前記本体ケーシング1の正面側には扉4を開閉可
能に取り付けて、前記貯水庫3に溜つこキューブアイス
(角氷)を随時取り出し得るように構成している。
さらに、前記本体ケーシング1内の中央部背面寄りには
、給水管5から供給される水を貯溜するためのウォータ
ーパン6を水平に配設している。
7はプレート状の製氷板で、この製氷板7は所定角度に
傾斜された斜め流下形のものであり、該製氷板7の傾斜
下端7aには製氷板後板8を取り付けている。
また、前記製氷板7の傾斜上端7bには散水管9を取り
付け、水循環用のウォーターポンプ10によってウォー
ターパン6から汲み上げた氷を、該散水管9を介して前
記製氷板7の下面に散水するように構成している。
すなわち、前記ウォーターパン6上に前記ウォーターポ
ンプ10を配置し、該ウォーターポンプ10の吸水管1
1を前記ウォーターパン6内に垂設すると共に、前記ウ
ォーターポンプ10の送出管12に略り字状の送水管1
3を接続し、この送水管13の上端に管継手14を介し
て分流管15を接続し、該分流管15を前記散水管9に
連結して、前記ウォーターポンプ10で吸い上げた水を
前記各管12,13.15を介して散水管9に送水した
後に、前記製氷板7の下面に散水すべく構成したもので
ある。
前記製氷板7の上面には蒸発コイル16を蛇行状に配設
して、前記製氷板7の下面に散水した水を凝固させて製
氷すべく構成している。
次に第2図を参照して前記蒸発コイル16を含む冷媒回
路の構成について述べる。
同図中、17は圧縮機、18は凝縮器、19はキャピラ
リーチューブ等の膨張機構、16は前記蒸発コイル、2
0はアキュムレータで、これらを冷媒配管により閉ルー
プ状に接続して循環冷凍サイクルを構成している。
また、前記冷媒配管中の前記圧縮機17の吐出配管21
と、前記膨張機構19と蒸発コイル16間のガス冷媒配
管22との間には、ホットガス電磁弁23を介設したホ
ットガス冷媒配管24を設けている。
而して、前記蒸発コイル16の下面に先に述べた斜め流
下形の製氷板7を配設していて、該蒸発コイル16には
ホットガス電磁弁23を開いた時に、即ち離氷時に、圧
縮機吐出配管21からのホットガスが送り込まれるよう
になっている。
前記製氷板7の下方には、第1図に示す如くヒータ支持
板25に支持させた面状グリッドのカッティングヒータ
26を該製氷板7と平行に配設している。
ところで、前記ウォーターパン6内には満水を検知する
高水位スイッチ27と、製氷完了を検知する低水位スイ
ッチ28と、フロート29とからなるフロートスイッチ
30を設けると共に、オーバーフロー管31を設けてい
る。
ここで、前記高水位スイッチ27はウォーターパン6内
における水位が満水位になった時にオン作動し、前記給
水管5に介設した給水弁32を閉塞し、ウォーターパン
6から水が溢れるのを防止するためのものである。
また、この高水位スイッチ27は製氷開始水位を設定す
るものである。
さらに、前記低水位スイッチ28は製氷完了後の離氷サ
イクル開始時にオン作動し、前記給水弁32を開いてウ
ォーターパン6内に水を供給するための指令を発するス
イッチである。
一方、前記製氷板7には離氷検知器33を配設している
この離氷検知器33はホットガスを流通させた時に前記
製氷板7の温度が急上昇するのを感知して離氷を検知す
るものである。
また、前記貯水庫3内の上域部分にはビンスイッチ34
を配設している。
このビンスイッチ34は貯水庫3内にキューブアイスが
満杯になったことを検知してオン作動するものであって
、このビンスイッチ34としてはキューブアイスの満杯
を機械的に検出するスイッチを用いてもよく、或いは氷
に触れることにより温度差でキューブアイスの満杯を検
出するスイッチを用いてもよいことは勿論である。
つぎに、本考案の核心をなす電気回路の構成を第3図に
基づいて詳述する。
同図中、35.36は交流電流の入力端子で、これらの
入力端子35,36にライン37,38を接続すると共
に、一方のライン37にはヒユーズ39および電源スィ
ッチ40を介して別のライン41を接続し、他方のライ
ン38にはヒユーズ42を介して別のライン43を接続
している。
前記各ライン37.38間には過電流継電器44を介し
て圧縮機駆動用モータ17Mを接続している。
但し、ライン37と過電流継電器44との間並びにライ
ン38と過電流継電器44との間には後述する圧縮機用
リレー57の常開リレー接点59.60を介設している
45は給水指令リレーで、このリレー45は常閉リレー
接点46と切換リレー接点47とを有するものである。
48は弁閉指令リレーで、このリレー48は常開リレー
接点49と切換リレー接点50とを有するものである。
51は製氷・離氷のサイクル切換用リレーで、このリレ
ー51は二つの切換リレー接点52.53を有するもの
である。
54は製氷リレーで、このリレー54は常開リレー接点
55と自己保持用の常開リレー接点56とを有するもの
である。
57は圧縮機用リレーで、このリレー57は三つの常開
リレー接点58,59.60を有するものであり、これ
ら三つの各リレー接点58〜6゜のうちの一つのリレー
接点59は圧縮機駆動用モータ17Mの前段に介し、他
の−っのリレー接点60は圧縮機駆動用モータ17Mの
後段に介設している。
ここで、前記圧縮機用リレー57は前記ウォーターパン
6内の水位が高水位に達した時点に励磁が開始され、か
つ前記ビンスイッチ34からの貯水庫満杯信号と前記離
氷検知器33からの離氷信号との両信号によって励磁が
解除されるものである。
61はヒータ、62は該ヒータ61からの熱によってオ
ン・オフするスイッチで、このスイッチ62はビンスイ
ッチ34のオンによりヒータ61への通電後数十秒後に
オフ作動すると共に、ビンスイッチ34のオフによりヒ
ータ61への通電をしゃ断した後に数十秒経過してオン
作動賦圧縮機17の再起動の時間調整をして、冷媒回路
の高低圧をバランスさせ、起動電流が犬となるのを防止
する作用を奏するものである。
63は凝縮器用ファン、64はトランスである。
また、前記ホットガス電磁弁23および給水弁32は通
電時に弁が開くものである。
而して、前記ライン41.43間には低水位スイッチ2
8および給水指令リレー45の直列回路と、高水位スイ
ッチ27および弁閉指令リレー48の直列回路とを並列
に接続している。
また、前記高水位スイッチ27には前記各リレー接点4
6.49の直列回路を並列接続している。
さらに、前記ライン41に常開リレー接点55を接続し
、このリレー接点55の二次側には切換リレー接点52
を接続している。
そして、該切換リレー接点52の製氷側端子52Sには
凝縮器用ファン63を、また離氷側端子52Rにはサイ
クル切換用リレー51をそれぞれ接続し、前記凝縮器用
ファン63と並列にウォーターポンプ10を接続してい
る。
さらにまた、前記ライン41.43間にはヒータ61と
ビンスイッチ34との直列回路を接続すると共に、前記
ライン41にリレー接点58を介して切換リレー接点4
7を接続し、該切換リレー接点47の常開側端子47a
にはサイクル切換用リレー51を、また常閉側端子47
bには前記スイッチ62、離氷検知器33および製氷リ
レー54の直列回路をそれぞれ接続している。
前記ライン41に前記製氷リレー54の自己保持接点5
6を介して切換リレー接点53を接続し、該切換リレー
接点53のコモン端子53cには前記圧縮機用リレー5
7を、離氷側端子53Rにはホットガス電磁弁23を、
製氷側端子53Sには前記製氷リレー54の一次側をそ
れぞれ接続し、かつ前記コモン端子53cと前記スイッ
チ62の二次側とを互いに結線している。
また、前記ライン41に切換リレー接点50を接続し、
該リレー接点50の常閉側端子50bには給水弁32を
、常開側端子50aには前記スイッチ62をそれぞれ接
続している。
さらに、前記ライン41と前記リレー接点60の一次側
との間にはトランス64の一次巻線を接続し、該トラン
ス64の二次巻線にはカッティングヒータ26を接続し
、該トランス64によって例えば3ボルトの低電圧に降
圧したヒータ電源を前記カッティングヒータ26に印加
すべく構成している。
しかも、前記圧縮機用リレー57の常開リレー接点60
と並列に氷固着現象防止接点65を接続している。
この防止接点65は外気温度が低い冬期だけオンせしめ
るもので、該防止接点65としては手動タイプの凍結防
止スイッチいわゆるシーゾナルスイッチや外気温度検出
サーモスイッチ等の冬期にのみオン作動せしめるものが
用いられる。
以上の回路構成の説明より本考案の最も重要な構成要件
を要約して述べると、リレー接点59と圧縮機駆動用モ
ータ17Mとの直列回路にカッティングヒータ26を並
列に接続してなる並列回路に対して、前記圧縮機用リレ
ー57の常開リレー接点60と氷固着現象防止接点65
との並列回路を直列に接続し、特に冬期には前記氷固着
現象防止接点65のオン作動により圧縮機17の運転停
止後においても前記カッティングヒータ26への通電を
行なう如く構成したものである。
本考案は上記の如く構成するものにして、以下作用を説
明する。
まず最初に通常の製氷・離氷サイクルについて説明する
いま、電源スィッチ40を投入すると、切換リレー接点
50およびその常閉側端子50bを介して給水弁32に
電源が印加されるので、該給水弁32が開き、給水管5
からウォーターパン6内に水が供給される。
斯る給水初期においては低水位スイッチ28がオンにな
り、給水指令リレー45が励磁されているが、他の制御
系には影響ない。
このようにして、ウォーターパン6内に水が供給される
と、該ウォーターパン6内の水位は次第に高くなり、フ
ロート29の上昇によって、まず低水位スイッチ28が
オフになり、給水指令リレー45の励磁が解除される。
前記給水管5からは水が連続して供給されているのでウ
ォーターパン6内の水位はさらに高くなり、該水位が高
水位スイッチ27の配設位置まで達すると、フロート2
9によって該高水位スイッチ27がオンとなり、弁閉指
令リレー48が励磁。
される。
この弁閉指令リレー48が励磁されると、切換リレー接
点50が常閉側端子50bから常開側端子50aに切り
換わって、給水弁32への通電をしゃ断して給水弁32
を閉塞し、以ってウォーターパン6への給水を停止する
と共に、リレー接点49がオン作動して弁閉指令リレー
48の自己保持回路を形成する。
前記切換リレー接点50の切換作動により、圧縮機用リ
レー57には各要素41,50,50a、62を介して
電源が印加されるので、該圧縮機用リレー57が励磁さ
れ、該リレー57の各リレー接点58,59.60がオ
ンになり、該リレー接点60のオン作動でトランス64
を介してカッティングヒータ26への通電が継続して行
なわれると共に、前記リレー接点59.60のオン作動
により圧縮機駆動用モータ17Mが回転し、圧縮機17
が運転される。
また、前記リレー接点58のオン作動により、各要素4
1,58,47,47b、62,33を介して製氷リレ
ー54にも電源が印加されるので、該製氷リレー54が
励磁され、該リレー54のリレー接点56がオンになり
、このリレー接点56のオン作動により製氷リレー54
の自己保持回路が形成されると共に、リレー接点55も
オン作動するので、各要素41,55,52,52Sを
介してウォーターポンプ10と凝縮器用ファン63とに
電源が印加されるので、ウォーターポンプ10によって
ウォーターパン6内の水が汲み上げられる。
前記ウォーターポンプ10によって汲み上げられた水は
、送出管12、送水管13、管継手14および分流管1
5をこの順に介して散水管9に送られる。
該散水管9に送られた水は、該管9の散水口から噴き出
されて、前記製氷板7の下面に流下され、蒸発コイル1
6の冷却作用によって凝固し、前記製氷板7の下面に一
定の厚み例えば氷厚約20〜25771771を有する
板状の氷が形成される。
また、ウォーターパン6内の水が順次汲み上げられると
、該ウォーターパン6内の水位が下がり高水位スイッチ
27がオフになるけれども、弁閉指令リレー48はその
リレー接点49で自己保持されている。
このようにしてウォーターパン6内の水位が更に低下し
、該水位が低水位スイッチ28の配設位置まで下がると
、該低水位スイッチ28がオン作動して給水指令リレー
45を励磁する。
該給水指令リレー45の励磁によりその常閉リレー接点
46がオフ作動して弁閉指令リレー48への通電をしゃ
断し、切換リレー接点50を常閉側端子50bに復帰さ
せ、給水弁32を励磁し、該弁32を開いてウォーター
パン6への給水を開始する。
また、前記給水指令リレー45の励磁によりその切換リ
レー接点47が常開側端子47aに切り換わるので、各
要素41,58,47,47aを介して電源がサイクル
切換用リレー51に印加され、該リレー51を励磁し、
該リレー51の二つの切換リレー接点52.53を共に
製氷側端子52S、53Sから製氷側端子52R,53
Rに切り換える。
このため、一方の切換リレー接点52の離氷側端子52
Rへの切換作動によってウォーターポンプ10および凝
縮器用ファン63への通電がしゃ断されると共に、他方
の切換リレー接点53の離氷側端子53Rへの切換作動
により、各要素41.56,53c、53,53Rを介
して電源がホットガス電磁弁23に印加され、この電磁
弁23が開となる。
ホットガス電磁弁23が開くと、圧縮機吐出配管21か
らのホットガスが前記ホットガス冷媒配管24を介して
蒸発コイル16に送り込まれるので、製氷板7の下面に
形成された一定厚みの板状の氷は離氷されて、製氷板7
下方のカッティングヒータ26上に落下する。
このようにして、製氷板7から板状の氷が離氷されると
、該製氷板7の温度はホットガスの影響を受けて急激に
上昇するので、斯る温度急上昇を前記離氷検知器33が
検出し、該検知器33がオフ作動する。
該離氷検知器33がオフ作動すると、製氷リレー54の
励磁が解除され、そのリレー接点55.56がオフにな
る。
この時点においてはウォーターパン6内への給水により
切換リレー接点47は常閉側端子47bに復帰している
ので、前記リレー接点55のオフ作動によって、サイク
ル切換用リレー51への通電がしゃ断され、該リレー5
1の二つの切換リレー接点52.53は共に離氷側端子
52R,53Rから製氷側端子52S、53Sに切り換
わる。
該切換リレー接点53が製氷側端子53Sに切り換わる
と、各要素41.5B、47,47b。
62.53c、53,53Sを介して製氷リレー54に
電源が印加され、該リレー54が再び励磁され既述した
製氷サイクルが繰り返される。
なお、前記カッティングヒータ26には低電圧電源が印
加されているので、該ヒータ26上に落下した氷は切断
され、切断された氷(キューブアイス)アイスパン2上
に落下して貯水庫3に貯留される。
このようにして、前記貯水庫3がキューブアイスで満杯
になるまで上述した製氷・離氷の各作用を繰り返すもの
である。
以上が通常の製氷・離氷サイクルについての説明である
つぎに、貯水庫3が満杯になった場合の作用(冬期をの
ぞく)について詳述する。
貯水庫3がキューブアイスで満杯になると、ビンスイッ
チ34がオン作動し、ヒータ61へノ通電が開始される
ヒータ61への通電開始後数十秒が経過すると前記スイ
ッチ62がオフになるが、製氷リレー54はその自己保
持接点56のオンによって自己保持されているので製氷
および離氷工程はつづく。
いま、サイクル切換用リレー51の励磁により、その切
換リレー接点52,53が離氷側端子52R,53Rに
切り換えられて、製氷サイクルから離氷サイクルに移行
し、ホットガス電磁弁23が開いて、製氷板7下面に形
成された氷が離氷されると、前述と同様にして離氷検知
器33がオフ作動し、製氷リレー54の励磁を前述する
該製氷リレー54の励磁が解除されると、そのリレー接
点56がオフ作動し、圧縮機用リレー57の励磁を解除
して、その全てのリレー接点58.59,60をオフに
し、該リレー接点60のオフ作動により圧縮機駆動用モ
ータ17Mへノ通電をしゃ断して、圧縮機17の運転を
停止すると共に、カッティングヒータ26への通電をし
ゃ断するので、貯水庫3内の氷がその満杯時においてカ
ッティングヒータ26で加熱されるのを防止することが
でき、このため、キューブアイスが融けたり、屑米が生
じたりするのを防ぐことがき、そのうえ無駄な電力の消
費をなくすことができるので節電効果がある。
次に、満杯になった貯水庫3内のキューブアイスを、扉
4を開放して取り出すと、前記ビンスイッチ34がオフ
になり、該ビンスイッチ34のオフ作動径所定時間が経
過してから前記スイッチ62がオンになるので、冷媒回
路の高低圧の圧力のバランスがとれた状態で圧縮機17
は順調に再起動して製氷工程が再び開始されるのである
つぎに外気温度が低い冬期における作用について説明す
る。
冬期において前記氷固着現象防止接点65を予めオン作
動させておく(手動タイプの場合)か或イハシーゾナル
サーマルスイッチによって外気温度を検出して接点65
が自動的にオン作動すると、前記圧縮機駆動用モータ1
7Mおよび圧縮機17の運転停止後においても、該氷固
着現象防止接点65を介してトランス64に電源が印加
されているので、カッティングし−タ26への通電は継
続して行なわれる。
この結果、外気温度が低い冬期において摂氏零度を下回
るような冷却がなされるのを該カッティングヒータ26
の常時通電による発熱によって防止し、以って貯水庫3
内の角氷が互いにくっつく現象すなわち氷固着現象を防
止して、角氷の品質の向上を図ることができるのである
因に、外気温度も低く、外気の飽和蒸気圧も低い冬期に
おいては角氷取り出しのため扉4を開けたとしても庫内
に流入してくる空気は冷たく、多分に0℃を下回るよう
な冷却がなされる。
このように0℃を下回るような冷却がなされると、H2
0/乾燥空気1koの割合は3.771000であるの
で1kg中の3.71のH20蒸気(水分)が既に切断
された角氷や貯水庫3内壁にくっつき、この水分の角氷
へのまつわり付きによって角氷が互いにくっつく所謂氷
固着現象が起こるけれども、本考案は冬期でけオンせし
めるスイッチ等の氷固着現象防止接点65のオン作動に
よって、前記カッティングヒータ26への継続通電を維
持し、該カッティングヒータ26からの発熱によって斯
る氷固着現象を防止して、角氷の品質の向上を図ること
ができるのである。
ここで、前記氷固着現象防止接点65を手動スイッチに
よって構成した際には必要に応じて該スイッチをオン・
オフさせることができるので、きめこまかい管理を行な
うことができ、また前記氷固着現象防止接点65を外気
温度検出サーモスイッチによって構成した際には、外気
温低下と同時に該スイッチが自動的にオン作動するので
スイッチの入れ忘れ等がなくなり管理が楽である。
なわ、冬期地下営業あるいは2楊間営業のホテル等の如
く冬期においても摂氏零度を下回るような冷却がなされ
る恐れのない場合には、前記氷固着現象防止接点65を
あえて作動させることなく、これより省エネルギ化を図
ってもよいことは勿論である。
また、上記実施例においては製氷板7の温度上昇によっ
て離氷を検知する離氷検知器33を用いたけれども、前
記製氷板7の圧力上昇によって離氷を検知すべく構成し
てもよいことは云うまでもない。
本考案は以上詳述したように、斜め流下形の製氷板7の
下方にカッティングヒータ26を張設する一方、前記製
氷板7下面に製氷される氷をホットガスで離氷すべく構
成してなる製氷装置において、前記製氷板7からの離氷
を検知する離氷検知器33と、貯氷庫3内に角氷が満杯
になったことを検知するビンスイッチ34と、該ビンス
イッチ34からの貯水庫満杯信号と前記離氷検知器33
からの離氷信号との両信号によって励磁が解除される圧
縮機用リレー57とを設けると共に、圧縮機駆動用モー
タ17Mと前記カッティングし−タ26との並列回路に
対して、前記圧縮機用リレー57の常開リレー接点60
と冬期だけオンせしめるスイッチ等の氷固着現象防止接
点65との並列回路を直列に接続し、貯水庫3満杯後前
記離氷検知器33が離氷を検知した後に圧縮機17およ
びカッティングヒータ26への通電をしゃ断すべく構成
する一方、冬期には前記氷固着現象防止接点65のオン
作動により圧縮機17の運転停止後においても前記カッ
ティングヒータ26への通電を行なう如く構成したもの
であるから、無駄な電力の消費をなくして省エネルギ化
を図ることができると共に、貯水庫3の満杯時において
氷(キューブアイス)が前記カッティングヒータ26に
よって加熱される不都合をなくし、以ってキューブアイ
スが融けたり、屑米が生じたりするのを防止することが
できる効果がある。
しかも、外気温度の低い冬期においては前記氷固着現象
防止接点65のオン作動により、カッティングヒータ2
6への通電継続を行なうことができるので、角氷が互い
にくっつく現象すなわち氷固着現象を防止することがで
き、この結果、角氷の品質を向上することができる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る製氷装置の断面図、第2図は蒸発
コイル16を含む冷媒回路図、第3図は電気回路図であ
る。 3・・・・・・貯氷庫、7・・・・・・製氷板、17・
・・・・・圧縮機、17M・・・・・・圧縮機駆動用モ
ータ、26・・・・・・カッティングヒータ、33・・
・・・・離氷検知器 34・・・・・・ビンスイッチ、
57・・・・・・圧縮機用リレー、60・・・・・・圧
縮機用リレーの常開リレー接点、65・・・・・・氷固
着現象防止接点。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 斜め流下形の製氷板7の下方にカッティングし−タ26
    を張設する一方、前記製氷板7下面に製氷される氷をホ
    ットガスで離氷すべ・く構成してなる製氷装置において
    、前記製氷板7からの離氷を検知する離氷検知器33と
    、貯氷庫3内に角氷が満杯になったことを検知するビン
    スイッチ34と、該ビンスイッチ34からの貯水庫満杯
    信号と前記離氷検知器33からの離氷信号との両信号に
    よって励磁が解除される圧縮機用リレー57とを設ける
    と共に、圧縮機駆動用モータ17Mと前記カッティング
    ヒータ26との並列回路に対して、前記圧縮機用リレー
    57の常開リレー接点60と冬期だけオンせしめるスイ
    ッチなどの氷固着現象防止接点65との並列回路を直列
    に接続し、貯水庫3満杯後前記離氷検知器33が離氷を
    検知した後に圧縮機17およびカッティングヒータ26
    への通電をしゃ断すべく構成する一方、冬期には前記氷
    固着現象防止接点65のオン作動により圧縮機17の運
    転停止後においても前記カッティングヒータ26への通
    電を行なう如く構成したことを特徴とする製氷装置。
JP1567481U 1981-02-05 1981-02-05 製氷装置 Expired JPS6028946Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1567481U JPS6028946Y2 (ja) 1981-02-05 1981-02-05 製氷装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1567481U JPS6028946Y2 (ja) 1981-02-05 1981-02-05 製氷装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57130180U JPS57130180U (ja) 1982-08-13
JPS6028946Y2 true JPS6028946Y2 (ja) 1985-09-02

Family

ID=29813668

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1567481U Expired JPS6028946Y2 (ja) 1981-02-05 1981-02-05 製氷装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6028946Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57130180U (ja) 1982-08-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2784563A (en) Ice making apparatus
JPH0119016Y2 (ja)
US5911748A (en) Water supply line heater control for an ice maker in a recreational vehicle refrigerator
JPS6028946Y2 (ja) 製氷装置
US3657899A (en) Ice making machine
JP3050114B2 (ja) 蓄氷型冷水装置の制御方法
JPS6032541Y2 (ja) 製氷装置
JPS6041485Y2 (ja) 製氷機
JPS6023653Y2 (ja) 製氷装置
JPS6027878Y2 (ja) 自動製氷機
JPS5938690Y2 (ja) 製氷機
JPS6017657Y2 (ja) 製氷機
JPS6012539B2 (ja) 製氷装置
JPS5937652Y2 (ja) 製氷機
US2962871A (en) Defrosting and head pressure releasing refrigerating apparatus
JPS6035025Y2 (ja) 冷蔵庫用霜取タイマ
JPS6013020Y2 (ja) 製氷機
JP2002243330A (ja) 自動製氷装置を備えた冷蔵庫とその制御方法
JPH0730981B2 (ja) 製氷機の保護装置
JPH0638303Y2 (ja) 恒温多湿冷蔵装置
JPS5813250Y2 (ja) 自動製氷機
JPH0686972B2 (ja) 製氷機の制御装置
JPH0141516Y2 (ja)
JPS5938694Y2 (ja) 製氷装置
JPS6310430Y2 (ja)