JPS6028601Y2 - 化粧シ−ト - Google Patents

化粧シ−ト

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Publication number
JPS6028601Y2
JPS6028601Y2 JP14486779U JP14486779U JPS6028601Y2 JP S6028601 Y2 JPS6028601 Y2 JP S6028601Y2 JP 14486779 U JP14486779 U JP 14486779U JP 14486779 U JP14486779 U JP 14486779U JP S6028601 Y2 JPS6028601 Y2 JP S6028601Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
threads
decorative sheet
adhesive
utility
Prior art date
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Expired
Application number
JP14486779U
Other languages
English (en)
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JPS5663528U (ja
Inventor
正明 伊藤
蓁 関口
暸一 坂田
Original Assignee
モダン・プラスチツク工業株式会社
株式会社田中洋行
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by モダン・プラスチツク工業株式会社, 株式会社田中洋行 filed Critical モダン・プラスチツク工業株式会社
Priority to JP14486779U priority Critical patent/JPS6028601Y2/ja
Publication of JPS5663528U publication Critical patent/JPS5663528U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6028601Y2 publication Critical patent/JPS6028601Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Finishing Walls (AREA)
  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は裏面に施された粘着剤の層によって、例えば壁
、棚板、襖など所望の面に簡単に貼着しうる化粧シート
で、基材となる熱可塑性樹脂シートに糸を織り込んで、
熱可塑性樹脂の欠点を補うとともに耐久性、作業性に美
的価値、風合などを併せ有するようにした化粧シートに
関するものである。
従来一般に使用されている熱可塑性樹脂シートからに粘
着化粧シートは表面に化粧を施した樹脂シート単体を基
材とし、その裏面に粘着剤を塗布したに過ぎないもので
あった。
従って在来のこの種、化粧シートは下記の如き短所、欠
点を有していた。
(1)シートの厚さが一般に薄く、柔軟なために粘着作
業時の取扱いが不便で、特に壁などの広い面積に貼着す
る場合に甚だしかった。
すなわち使用に際して粘着保護紙を剥がして化粧シート
単独とした時、柔軟すぎて腰がないため貼着時の取扱い
が適切でないと皺ができ易く、また壁面と化粧シートと
の間に空気が部分的に残留し、いわゆる浮きが生じた。
(2)樹脂シート単体で応用されるため、外力による伸
縮の割合が大きいので力を加えて引き伸ばしながら貼着
する場合、該シートは時間の経過とともに収縮するので
、貼着端が剥離し易くなる。
また温度変化に伴う伸縮も大きいので、糊の粘着力が弱
いと部分的な浮き、剥離、皺ができることもあった。
(3)シートの裏面が平滑であり、その材料に可塑剤な
どが含まれている場合、塗布される粘着剤は強力な粘着
性を持つシートの物性に適合したものを選択しないと粘
着力の不足、または劣化のため自然に剥がれてしまうこ
ともあった。
(4)シートが柔軟で、貼着表面に馴染み易いため下地
が平らでなく凹凸があり、または小さな異物が挾まった
場合には化粧シートの仕上げ面にその影響がそのまま現
れ、美観が甚だしく損われることが多かった。
(5)シート表面に模様、図柄などが施されていても、
他に浮きだすものがないと表面は比較的平滑、単調であ
って優雅な趣きに乏しい。
本考案の目的は熱可塑性樹脂シート単独使用の場合にお
ける上記の種々な欠点を除去し、貼り易く剥れ難く、か
つ作業性、耐久性と美的感覚、風合を併せ有する壁、棚
板、襖などに貼着するための化粧シートを提供するに在
る。
この目的は熱可塑性樹脂シートに、該シートの伸縮性、
平滑性の大きさ、腰の弱さなどの欠点を補う性質の糸を
織り込み、裏面に塗布した粘着剤の層に剥離紙を貼着し
て成る本考案の化粧シートにより遠戚される。
本案化粧シートは熱可塑性樹脂シートを基材とし、これ
に熱可塑性樹脂シートの有する前記欠点を解除するため
に、前記シートに適当な経、緯の糸を織り込み、織糸の
有する熱可塑性シートの欠点を補う特性によって前記化
粧シートを貼り易く、剥れ難く、かつ独自の優雅な風合
を有するものとした。
本案で使用される熱可塑性樹脂シートはポリビニル、ポ
リエステル、ナイロン、ポリアクリルの材料から選れた
シートで、無彩色でもよいが、その表面に彩色、模様、
図柄を施したものが好ましい。
以下本案化粧シートについて図面を引用して説明する。
第1図は本案化粧シートの一実施態様を示す正面図で、
1はシート、2は模様、図柄、5は経糸、6は緯糸、7
は経糸の通った孔である。
本案で使用される化粧シートの厚さについては特別の限
定はないが、シートを刺す針の抵抗から0.05〜0.
15rr1/mの範囲の厚さが好ましい。
2つの模様、図柄は一般に製織前にシートに染着しうる
色糊をプリントして施される。
本案織糸の種類、太さ及び織り方については特定されて
いないが、一般に織糸は綿、麻、テトロン、レーヨン、
アクリル、ナイロン糸より選れ、糸の太さばから針の太
さが定まるが、それは凡そ0.2〜1m/mの範囲のも
のが使用される。
7で示される孔は実質的に針の太さから糸の太さを差引
いたもので、約直径0.3m/m以下の太さの孔に相当
する。
この針孔の残余は本考案による化粧シートの作業性の向
上にとって意味あるもので、すなわちこのシートを壁面
などに貼着する際、空気の脱出孔となって粘着を助ける
ように、裏面から塗布される粘着剤についてもこの孔を
塞がず、裏面に現れる経糸5′(第2図参照)に付着さ
れるように糊の粘度が調整される。
緯糸6はこの図のみに限定されないが、この図面では1
本または2本以上が絡みあって緊張腰または弛緩し、経
糸5により表面に不規則なつづれ模様を表わすように縫
着されて独特な美感、風合をかもし出している。
第2図は一部透視部分を含む織目部分の拡大斜視図で、
3は粘着剤の層、4は剥離紙、5は経上糸で表面のみに
現れ、5′は点線で表わされた経下糸と経上糸と絡んで
下面のみに現れる。
6は緯糸で、ここに示されているのは2本が単位となり
第1図の所で説明したように下面に縫い込まれず、経糸
によりシート表面に縫付けられているに留まるが、本案
では縫い方または織り方についてはこれに限定されず種
々の態様をも含む。
7は針孔の残りの開口を示す。
第3図は第2図の線a。a′における断面図である。
本案化粧シートは上記説明のような構成になっているの
で、従来の熱可塑性シート単位を基材として化粧シート
が持つ前述の欠点を著るしく改善したものとなっている
従来シートの欠点と対比すると下記のようになる。
■ 本案では経糸5,5′、緯糸6による織物の中間に
樹脂シート1が挟着される形態となるのでシート単体に
比し経、緯ともに腰が強くなり、全体として剛性が増加
するので広面被覆の場合でも皺を生ぜず、貼着し易く、
樹脂シート1と粘着剤の層3の間に空気層を閉じ込める
ことも少なく、たとえ入ることがあっても多数の縫目の
孔から脱出しうるので空気の残留による浮きがなく、容
易に確実に貼着できる。
■ 経糸5,5′、緯糸6による織物に挾まれた樹脂シ
ート1は繊維により補強されているので、外力、温度に
よる伸縮が少なく、従って貼着後の自然剥離を生じない
■ 樹脂シート裏面は微細な糸の縫目による小さな凹凸
が生じ、また針の孔が多数あるので粘着剤は縫糸の凹部
及び小孔7に浸入し、シートと粘着剤の層との粘着強度
は極めて増大し、樹脂シートとの相性のよくない粘着剤
でも物理的に高い粘着強度が得られる。
■ 前記のように本案化粧シートはかなり剛性が高く、
伸縮性が少ないので、被着体表面に部分的な凹凸または
小突起がある場合でも、これが直ちに貼着シートに表わ
れる恐れがない。
従つて粘着前の下地の整備が簡単に済み、手数を要しな
い。
■ 化粧シートの表面に経糸5、緯糸6による凹凸模様
と、多くの微細な縫目の配列とが平滑で光沢のある樹脂
シート表面に粗さと陰影を付与し、外観触感ともに高尚
、優雅な趣きを生ぜしめる。
以上の説明から明らかなように、本考案による化粧シー
トは壁、棚、襖等にそのまま粘着できるシートとして物
性に優れ、外観、触感ともに魅力的で、粘着作業の容易
、耐久性の増加において卓越した利点を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案化粧シートの一実施態様を示す正面図、第
2図は一部透視部分を含む織目部分の拡大斜視図、第3
図は第2図の 、 a/縁線上断面図である。 添付図面において、1はシート、2は模様、3は粘着剤
の層、4は剥離紙、5は繰上糸、5′は緩下糸、6は緯
糸、7は針孔である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 熱可塑性樹脂シートに、該シートの伸縮性、平滑性
    、腰の弱さを補填する性質の糸を織り込み、裏面に塗布
    した粘着剤の層に剥離紙を貼着して成る化粧シート。 2 前記熱可塑性樹脂シートがポリビニル、ポリエステ
    ル、ナイロン、ポリアクリル等の合成樹脂材料から成る
    もののうちから選れ、その表面に彩色、模様、図柄を施
    しうるようにした実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    化粧シート。 3 前記糸の織り込みが、シートの裏面で経の下糸を密
    着させ粘着剤の粘着を助長し、表面では経糸の外に緯糸
    をも含んで特殊な粗い風合を形成するようにした実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の化粧シート。 4 前記糸の織込みが特殊のミシンにより織成され、糸
    よりも若干太い糸孔が裏面の粘着剤を漏らすことなく、
    貼着して使用する際空気の脱出孔を与えて粘着を容易な
    らしめるようにした実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の化粧シート。 5 前記の糸が綿、麻、テトロン、レーヨン、アクリル
    、ナイロンより成る群の天然及び合成繊維から選れる実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の化粧シート。 6 前記剥離紙がシリコーン処理を施された剥離紙から
    なる実用新案登録請求の範囲第1項記載の化粧シート。
JP14486779U 1979-10-22 1979-10-22 化粧シ−ト Expired JPS6028601Y2 (ja)

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JP14486779U JPS6028601Y2 (ja) 1979-10-22 1979-10-22 化粧シ−ト

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JP14486779U JPS6028601Y2 (ja) 1979-10-22 1979-10-22 化粧シ−ト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5663528U JPS5663528U (ja) 1981-05-28
JPS6028601Y2 true JPS6028601Y2 (ja) 1985-08-30

Family

ID=29376052

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JP14486779U Expired JPS6028601Y2 (ja) 1979-10-22 1979-10-22 化粧シ−ト

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