JPH037436Y2 - - Google Patents

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JPH037436Y2
JPH037436Y2 JP1985051107U JP5110785U JPH037436Y2 JP H037436 Y2 JPH037436 Y2 JP H037436Y2 JP 1985051107 U JP1985051107 U JP 1985051107U JP 5110785 U JP5110785 U JP 5110785U JP H037436 Y2 JPH037436 Y2 JP H037436Y2
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JP
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seam
heat
synthetic leather
film
pattern
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JP1985051107U
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JPS61168196U (ja
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  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は縫目状の模様を有するストレツチ性の
ある防水性キルト調合成皮革に関する。
〈従来の技術〉 従来、フイルム層と基布層とからなる合成皮革
をキルト調とした合成皮革としては、合成皮革と
弾力性のある布帛を縫い合わせ、保温性を高め、
フアシヨン性を強調したものが知られているが、
縫い合わせ部分の針孔が合成皮革の防水性を損う
ものであつた。一方、二重織物の表面にフイルム
層を形成し、柄状に裏面の収縮糸が表側へ出る合
成皮革も実開昭49−98470号で提案されているが、
伸びが無く窪んだ部分は縫目状にならない。又合
成皮革を熱賦型加工によつて縫目状のに賦型する
ことも可能であるが、単にヒダ状に賦型されるの
みで、キルト調とは言い難く縫目状模様にはなら
ないのである。
〈考案が解決しようとする問題点〉 本考案は、このような縫うことによつて合成皮
革に孔があくという問題点をなくし、単なるふく
らみを持つた二重織物とは熱賦型による凹凸調合
成皮革における縫目の無い合成皮革の欠点を改良
し、縫目状模様を持ちながら防水性のあるキルト
調合成皮革を提供することを目的とするものであ
る。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は、縫目状に糸条が配置された編地面に
フイルムが一体に被着され、前記糸条の縫目状配
置部分の被着フイルム面が縫目状線上に凹部を形
成すると共に該被着フイルム面に縫目状模様が顕
出されてなる防水性キルト調合成皮革にある。
本考案の大きな特徴は熱収縮性糸条によつて縫
目状部が形成されるような組織の編地に、フイル
ムを被着したのち熱で熱収縮性糸を収縮させて縫
目状部を顕出せしめることにより縫目と防水とい
う相反する機能の両方を両立せしめたストレツチ
性のある防水性キルト調合成皮革にある。
以下本考案の詳細な説明を図面により行う。
第1図は本考案の合成皮革の基本的な構造のモ
デル断面図であり、1はフイルム層、2は編地
層、3は収縮糸条であり、第2図は本考案の合成
皮革の一例のフイルム層を表面から見た平面図で
ある。
本考案における基布となる編地は縫目状に熱収
縮性糸条が配置された組織の編地が用いられ、編
地の他の構成糸条は前記熱収縮性糸条より低熱収
縮性であればよく、好ましくは非熱収縮性の糸条
を用いる。又糸条素材は特に限定されるものでは
ない。
熱収縮性糸条は熱によつて弛緩状態で、10%以
上収縮するものが好ましく用いられる。又フイル
ムは軟質の塩化ビニル・ポリウレタン等の柔軟な
熱可塑性のフイルムが用いられる。編地へのフイ
ルムの被着方法はコーテイング等により塗布する
方法、又はフイルム貼合わせる方法等が用いら
れ、編地の熱収縮処理前にフイルムを被着させる
ことが必要である。編地にフイルムを被着させた
積層体は編地の熱収縮性糸条が収縮しうる温度下
で熱処理することにより、熱収縮性糸条の収縮に
よつて収縮糸条の配置部分が凹部、他の部分は凸
部を形成すると共に収縮糸条による縫目状部が密
着フイルム上にそのまま縫目状模様として顕出さ
れる。
第3図は本考案で基布として用いる編地の一例
の組織図であり、a1〜a5はダイヤル針b1〜b4はシ
リンダー針、Aは綿糸、Bは熱収縮性ポリエステ
ル繊維糸である。
編地は熱収縮性糸条が表面に縫目状に配置され
て構成されておれば、パイル等のフイルム被着面
の反対面にあるような組織の編地も好ましく用い
られる。
〈実施例〉 以下実施例により本考案を説明する。
実施例 ポリウレタン30%のジホチルホルムアミド溶液
を離型紙に0.3mmの厚さで塗布し、乾燥後、30μの
ポリウレタンフイルムを作成し、表面に2液硬化
型のウレタン接着剤を塗布した後、120℃での収
縮率が15%のポリエステル繊維からなる糸と綿糸
とで第3図に示した組織の編地を貼合わせた後、
乾燥後離型紙を取り去り、弛緩状態で1200℃で5
分間熱処理しポリエステル繊維糸を収縮させた。
得られた合成皮革は保温性のある凹凸感にすぐ
れ、縫目状部がくつきりと浮きあがつた縫目状模
様を有する防水性にすぐれたキルト調合成皮革で
あつた。
この合成皮革は保温性、防水性、審美性、スト
レツチ性に優れスポーツウエアー、コート、バツ
グ地として最適で商品価値の高いものであつた。
〈考案の効果〉 本考案によれば縫目状部を有しながら防水性に
すぐれたキルト調合成皮革が得られ、極めて凹凸
感に富んだ保温性の高いストレツチ性のある防水
性のあるキルト調合成皮革が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の合成皮革のモデル断面図、第
2図は本考案の合成皮革の一例の平面図、第3図
は本考案で基布として用いる編地の一例の組織図
である。 1……フイルム層、2……編地層、3……収縮
糸条、a1〜a5……ダイヤル針、b1〜b4……シリン
ダー針、A……綿糸、B……熱収縮性ポリエステ
ル繊維糸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 縫目状に糸条が配置された編地面にフイルムが
    一体に被着され、前記糸条の縫目状配置部分の被
    着フイルム面が縫目状線上に凹部を形成すると共
    に該被着フイルム面に縫目状模様が顕出されてな
    る防水性キルト調合成皮革。
JP1985051107U 1985-04-08 1985-04-08 Expired JPH037436Y2 (ja)

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JP1985051107U JPH037436Y2 (ja) 1985-04-08 1985-04-08

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Publication Number Publication Date
JPS61168196U JPS61168196U (ja) 1986-10-18
JPH037436Y2 true JPH037436Y2 (ja) 1991-02-25

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11001030B2 (en) 2016-11-22 2021-05-11 Midori Auto Leather Co., Ltd. Layered body and method for producing same

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WO2020166052A1 (ja) * 2019-02-15 2020-08-20 河西工業株式会社 自動車用内装部品の表皮材

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5947484A (ja) * 1982-09-11 1984-03-17 株式会社ヤマシタ 鞄、袋物用素材の製法

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