JPS6028452B2 - 並列アナログ・デジタル・コンバ−タ - Google Patents

並列アナログ・デジタル・コンバ−タ

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JPS6028452B2
JPS6028452B2 JP54000928A JP92879A JPS6028452B2 JP S6028452 B2 JPS6028452 B2 JP S6028452B2 JP 54000928 A JP54000928 A JP 54000928A JP 92879 A JP92879 A JP 92879A JP S6028452 B2 JPS6028452 B2 JP S6028452B2
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transistors
transistor
comparator
current
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JP54000928A
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アドリアン・ポ−ル・ブロカウ
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Analog Devices Inc
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Publication date
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Publication of JPS6028452B2 publication Critical patent/JPS6028452B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M1/00Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
    • H03M1/12Analogue/digital converters
    • H03M1/34Analogue value compared with reference values
    • H03M1/36Analogue value compared with reference values simultaneously only, i.e. parallel type
    • H03M1/361Analogue value compared with reference values simultaneously only, i.e. parallel type having a separate comparator and reference value for each quantisation level, i.e. full flash converter type

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアナログ・デジタル・コンパ‐外こ関し、更に
簡単化されたアナログ・デジタル・コンバータに有効で
ある比較回路に関する。
従来の並列アナログ・デジタル(A/D)コンパ一外よ
、アナログ入力信号を、電圧間隔をなす1セットの別々
の電圧レベルから得られる各入力に比較するものであり
、このコンバータにおいては、アナログ入力信号に対応
した電圧間隔を示すデジタル出力が発生されるようにな
っている。
別々の電圧比較器が各基準レベルと関連してアナログ入
力を当該レベルと比較する。従って、2n−1個の量レ
ベルでさまる2n個の電圧間隔の任意のものを示すnビ
ットデジタルコードの場合、2n−1個の比較器が必要
である。これら比較器への基準入力は、一般に、基準電
圧に直列に配設した等しい抵抗値を有する一連の2n個
の抵抗から得ている。かくして、2n−1の比較器の出
力で論理回路を駆動して、比較器出力をn個のビットに
デコーデングしている。従来の回路を用いた場合、3ビ
ットコンバータは7個の比較器と7入力論理回路を必要
とし、また4ビットコンバータは比較器を13固と、1
5入力論理回路が必要である。従って本発明の目的は、
改良されたA/Dコンバータを提供することである。
本発明の他の目的は、比較的小数の比較器で出力コード
を発生できる並列型A/○コンバータを提供することで
ある。
本発明の一面により、アナログ入力信号をnビットデジ
タルコードに変換する並列AノDコンパ‐外こおいて、
アナログ入力はn個の比較器において2n−1の刻々の
基準レベルと比較され、各比較器は1ビットバィナリ出
力を有し、この世力の値はアナログ入力信号が増加して
別々の基準信号レベル以上となった時に交番変化する。
このn個の比較器出力から論理回路がnビットコードを
発生するようになっている。本発明の他の面により、こ
の論理回路はn−1個の排他的ORゲートをそなえたも
のである。
更に本発明の他の面により、比較器は各基準レベルと関
連した一対の差動トランジスタをそなえ、トランジスタ
対のコレクタは交叉して結合されて2つの負荷抵抗を介
して電流を導入し、その相対電流が1ビットバィナリ出
力を示すようになつている。本発明の更に他の面により
、比較器出力抵抗は差動排他的ORゲートに接続され、
比較器はラッチ回路をそなえている。
以下、添付図面を参照して本発明を詳述する。
第1図のA/○コンバータはアナログ入力信号V,Nを
ビットB,、B2、&を含む3ビットデジタルコードに
変換するもので、7つの基準レベルA,、A2、A3、
A4、A5、ん、A7が基準手段12によって与えられ
るようになっている。この手段12は正の基準電圧14
と接地接続点16間に直列接続した抵抗R,〜R,8で
構成されている。基準レベルA,〜A7は各抵抗間の接
続点から得られるものである。アナログ入力信号VIN
は3つの比較器C,、C2、C3で7つの基準レベルと
比較されるようになっている。基準レベルへはライン1
8を介して比較器C,に加えられる。
この比較器に,は従来の2入力比較器であって、アナロ
グ入力信号がライン16上の基準レベルへより大きい場
合にライン19に‘‘H”出力を出力する。比較器C2
において、アナログ入力信号はライン20,22を介し
て加えられた基準レベルん、A6と比較される。
比較器C2の出力は1ビット信号で、その値はアナログ
入力信号が増加して基準レベルA2、んよ」り大きくな
ると変化する。アナログ入力が基準レベルA2より小さ
い場合、ライン23上の出力は“L”である。入力がA
2より大きいがA6よりは小さいレベルになると、ライ
ン23上の出力は“H’’である。入力が増加してレベ
ルA6をこえると、ライン23上の出力は“L”に戻る
。比較器C6においては、アナログ入力信号は基準レベ
ルA,、A3、A5、A7と比較される。
これら基準レベルはそれぞれライン24,26,28,
30を介して比較器に加えられるようになっている。ラ
イン32上の1ビット出力は、アナログ入力信号が増加
してこれら基準レベル以上になると変化する。従って、
アナログ入力信号がレベルA.より4・さし、と、ライ
ン32の出力は‘‘L’’である。この世力は、アナロ
グ入力信号が増加して基準レベルA,、ん間の電圧レベ
ルになると切換わる。アナログ入力がA3とA5の間の
場合、比較器出力は“L”状態に戻る。同様にして、ア
ナログ入力がレベルA5、A7の間の場合、ライン32
の1ビット出力は“H’’である。更に、アナログ入力
が増加してレベルA7以上になると出力は“L”に戻る
。並列AノDコンバータのビット出力Bは比較器C,の
出力19から直接得られ、この出力19は比較器に2の
出力23と共に排他的ORゲート34に加られる。
このゲート34の出力がコンバータの第2出力ビットB
2となり、第2の排他的ORゲート38に加えられる。
このゲート38には比較器に3の出力32が加えられて
おり、コンバータの第3ビット出力B3がライン40上
に得られる。ライン19上のビットB,はデジタルコー
ドの最上位ビット(MSB)であり、アナログ入力信号
の下位4電圧間隔に対しては“L”、他の上位電圧間隔
に対しては“H’’である。
これは中間基準レベルA4を比較器C,に接続したこと
によって得られるのである。レベルへより小さい入力V
,Nのすべての値に対して、ビットB,は“L”であり
、大きい入力VINのすべての値に対してビットBは“
H”である。従釆のバィナリコードにおいて、第2ビッ
ト&はアナログ入力VINがビットB,によって決まる
基準電圧間隔の上位部分にあるのか或は下位部分にある
のかを示すものでなければならない。
従って比較器に2に入力として加えられた基準レベルは
、ビットBが指示する2つの基準範囲即ちしベルん、A
6のいずれか以内にある中間レベルである。アナログ入
力信号がA2の電圧より小さい場合、比較器C,の出力
ビットB,は“‐L”、比較器C2の出力は“L”、従
ってライン36上の出力ビット弦は“L”である。アナ
ログ入力信号が増加してレベルA2以上になると、比較
器C2のライン23上の出力は“H”となるが、比較器
C,の出力は“L”のままであり、ライン36上の排他
的OR出力は“H”となりビットB2の値は“1”とな
る。アナログ入力信号が増加してレベルA4以上となる
と、ライン23の信号は“H”のままであるが、比較器
C,は“H”出力をライン19に与える。従ってライン
36は“L”となり、ビットB2は“0”である。アナ
ログ入力信号が増加してレベルA6以上となると、ライ
ン19の信号は“H”のままであるが比較器C2の出力
は“L”となり、結果としてライン36の出力は“H”
となり、ビット&は‘‘1”となる。ビットB3は最下
位ビットであり、アナログ入力が、ビットB、Bの各組
合せがカバーする各電圧間隔の上位部分にあるか下位部
分にあるかを指示する必要がある。従って、比較器C3
の入力はビットB,、B2によって決まる各電圧間隔の
中間レベルから得られる。排他的ORゲート34の出力
が、アナログ入力信号がレベルA2、A4、A6を通過
する時に変化するのと同様にして、排他的ORゲート3
8のライン40上の出力はアナログ入力信号が各基準レ
ベルA,〜A7を通過する時に変化する。各基準電圧間
隔内におけるアナ.〇グ入力信号に対する比較器出力お
よびビット値をまとめれば次表のようである。
第1図のA/Dコンバータは3ビットデジタル出力を与
えるものであるが、このコンバータを変形して3ビット
より多い或は少ないビットのコードを出力するようにで
きるのは勿論である。
例えば4ビットコードとする場合は、各抵抗R,〜R8
にセンタタップを設けて得た8つの基準レベル各々を第
4の比較器に加えれば、比較器の出力はアナログ入力信
号V,Nがこれら8つの基準レベルを通過する時に変化
する。第4の比較器の出力を出力B3と共に第3の排他
的PRゲートに加えればビット&が得られる。更に一般
的に言えば、並列A/Dコンバータは本発明によりアナ
ログ入力信号をビット耳、B2…Bj…Bnを含むnビ
ットデジタルコードに変換するものにすることができる
この場合、各比較器C,、C2・・・Ci・・・Cnは
アナログ入力信号をセット{A2n(m/2i)} の
すべての信号レベルAKと比較する。mは第1の2j‐
1奇数整数である。また論理手段を用いて比較器C,〜
Cjの出力に従って各ビットBjの値を設定する。即ち
、論理手段はn−1個の排他的ORゲートをそなえ、各
ゲートはその1入力としてC,以外の比較器Cjの出力
を受け、他の入力としてビットBj‐,を受ける。第1
図に図示した簡単な構成のA/Dコンパ−夕は、比較器
C2、C3を用いており、各比較器は複数の基準入力と
1ビット出力を有し、この1ビット出力はアナログ入力
信号がこれら基準入力を通過する時に“L”から“H”
に変わる。比較器C3とその関連部分である排他的OR
ゲート38を第.2図を参照して以下詳述する。比較器
に3は各基準レベルA,、A3、A5、A7に関連した
一対の差動トランジスタをそなえている。
基準レベルA,に関連したものは入力トランジスタQ,
と基準トランジスタQ2を含む一対の差動トランジスタ
であり、アナログ入力は入力トランジスタQ,に加えら
れ、基準レベル信号A,はトランジスタQ2のベースに
加えられる。これらトランジスタのェミツタは共に電流
シンク・トランジスタに接続されている。トランジスタ
Q3は定電圧V,によりベース・バイアスされて、通常
の方法で電流シンクとして動作する。トランジスタQ,
のコレクタは接続線50に、トランジスタQ2のコレク
タは接続線52にそれぞれ接続されている。同様に、入
力トランジスタQ4と基準トランジスタQ5とでなる一
対のトランジスタが基準レベルんに関連し、これらトラ
ンジスタQ4、Q5のエミッタは電流シンクとして作用
するように電圧V,でベース・バイアスされたトランジ
スタQに接続されている。
トランジスタQ、QのコレクタはトランジスタQ2、Q
,のコレクタにそれぞれ交叉接続されている。即ち入力
トランジスタQ4のコレクタは共通接続線52に、トラ
ンジスタQのコレクタは共通接続線5川こそれぞれ接続
されている。第3の対の差動トランジス外ま入力トラン
ジスタQ7と基準トランジスタQ8で構成され、基準レ
ベルA5と関連している。
これらトランジスタのコレクタは、レベルA3に関連し
たトランジスタ対と交叉接続されているがレベルA,に
関連したトランジスタ対には並列接続されている。差動
トランジスタQ,。
「 Q,.は基準レベルA?に関連したもので、電圧V
,でベース・バイアスされた電流シンク・トランジスタ
Q,2をそなえている。これらトランジスタのコレクタ
はA,、A5に関連したトランジスタ対と交叉接続され
ているが、A3に関連したトランジスタ対には並列接続
されている。A,およびA5に関連したトランジスタ対
が、非連続基準入力の第1のセットに関連したトランジ
スタ対の第1のセットを構成し、この第1のセットのト
ランジスタのコレクタが同様に共通接続線50,52に
それぞれ接続されている。
A3、A5に関連したトランジスタ対が非連続基準入力
の第2に関連したトランジスタ対の第2のセットを構成
している。この第2のセットのトランジスタは同様に共
通接続線50,52に接続され、第1のセットのトラン
ジスタとは交叉接続されている。更に共通接続線52に
よって第1セット・トランジスタ対の基準トランジスタ
の出力が相互に接続され、更に第2のセットのトランジ
スタ対の入力トランジスタの出力に接続されている。ま
た他の共通接続線50を介して第2のセットのトランジ
スタ対の基準トランジスタの出力が相互に接続され、更
に第1セットのトランジスタ対の入力トランジスタの出
力に接続されている。4つの差動トランジスタ対に流れ
る電流は並列トランジスタ対に直列に共通接続線50,
52にそれぞれ接続した抵抗戊9,R,oを介して導入
される。
この基本的比較回路は他の電流シンク・トランジスタに
ベースを共通接続され更に定電V,によりベース・バイ
アスされた電流シンク・トランジスタQ,3をそなえて
いる。適切なバイアスが抵抗R9、R,oに与えられ、
電流シンク・トランジスタ・ェミッタから負電源へ閉回
路が形成されたとしてこの基本的比較回路の動作を以下
説明する。
定電流が各トランジスタ対に流れると、各対の各トラン
ジスタのコレク外こ流れる定電流の部分は当該対に関連
した基準入力に対するアナログ入力信号のレベルによっ
て決定される。第1のセットのトランジスタ対において
は、入力電圧がトランジスタ対に関連した基準レベルよ
り小さい場合、当該対の基準トランジスタの導電性が入
力トランジスタより大きくなり、ライン52を介して電
流を導入し、抵抗R9の電圧降下より大きい電圧降下を
抵抗,。に形成する。入力電圧が当該基準レベルより大
きくなると、入力トランジスタの導通がまさり、基準R
,oの電圧に対し抵抗R9の電圧が増加する。一方、第
2のセットのトランジスタの各トランジスタ対は、アナ
ログ入力信号がそれぞれの基準レベルより小さい場合、
ライン50および抵抗R9を介してより多くの電流を導
入し、アナログ入力信号がそれぞれの基準レベルより大
きい場合には、ライン52と抵抗R,oを介してより多
くの電流を導入する。以下説明する回路動作において、
各差動トランジスタ対はアナログ入力が関連基準レベル
を通過する時に速やかに切換り、即ちアナログ入力が基
準レベルより小さい時、該対に流れる電流のほぼすべて
が入力トランジスタを流れ、アナログ入力が基準レベル
より大きい場合、ほぼすべての電流が基準トランジスタ
を流れるとする。更に、基準レベルの差は充分に大きく
、1対のトランジスタに加えたべ−ス電圧が等しい場合
、即ちV,Nが基準レベルに等しい場合、近接したトラ
ンジスタ対の電流分割にはほぼ変化が無いとする。これ
らの仮定に対するずれについては基本回路の動作を説明
した後に考慮することにする。初期入力電圧が基準レベ
ルA,より4・さし、場合、4つのトランジスタ対に抵
抗広9、R,oを介して流れる電流は連続したトランジ
スタ対を交叉接続したのでバランスしている。
しかし、電流シンク・トランジスタQ,3は偏差(オフ
セット)電流をライン52を介して導入するので、抵抗
R,oの電圧が増加する。1ビット比較器出力の値は抵
抗R9、R,oの相対的電圧降下により決まるので、第
2の共通後続線を流れる電流に対する第1の共通接続線
を流れる電流を検出することができる。
トランジスタQ,3を流れる電流により抵抗R,oの電
圧降下が増加した状態は“L”或は“○”出力である。
アナログ入力電圧VINが基準レベルA,より大きくな
ると、トランジスタQ3の電流の大部分はトランジスタ
Q2よりもQ,に流れる。
従って電流は共通接続線52および抵抗R,。から共通
接続線50および抵抗R9にシフトするアナログ入力が
基準レベルA,より大きい場合、電流の部分が抵抗R,
。からR9へ第1のトランジスタ対によってシフトされ
る。従って電流はトランジスタQ,、Q、Q,.に抵抗
R9を介して導入され、更に電流は抵抗R.oを介して
トランジスタQ、Q,3に流れる。この電流シフトによ
り抵抗R,。より抵抗K9に大きい電流が流れることに
なり、この状態で比較器出力は“H”或は“1”である
。アナログ入力信号が更に増加してしベルん以上となる
と、電流の大部分が第2のトランジスタ対のトランジス
タQ5よりもQ4に流れ、このトランジスタ対を流れる
電流は抵抗K9からR,oにシフトする。
従って、電流は抵抗R9を介してトランジスタQ,、Q
,.に流れ、更に電流は抵抗R,oを介してトランジス
タQ8、Q,3に流れる。3つのトランジスタが電流を
抵抗R,oを介して導入し、2つのトランジスタが抵抗
父9を介して導入しているので、低#boの電圧降下R
9の電圧降下より大きく、“L”出力となる。
アナログ入力信号が更に増加を続けてしベルん以上とな
ると、第3のトランジスタ対(Q7、Qを含む)がシフ
トし、抵抗R9の電圧降下が抵抗R,oの電圧降下より
大きくなり、“H”状態が得られる。
アナログ入力信号が基準レベルA7をこえると、第4の
トランジスタ対がシフトする。かくして抵抗R9より抵
抗R,oに電流が多くながれて、比較器出力“L”が得
られる。以上のように、前記基本比較回路C3の出力は
、アナログ入力信号VINがゼロレベルから前記4つの
基準レベルに増加するにつれて、“L”、“H”と変化
する。
比較器C2は2つの差動トランジスタ対をそなえている
以外は同様な回路構成である。4ビットコードの場合、
第4の比較器は8つの基準入力に関連した8つの差動ト
ランジスタ対をそなえるようにすればよい。
比較器出力(抵抗R9、RMを流れる電流を含む)は第
2図に詳細に図示した差動排他的OR論理ゲート38に
接続されている。
抵抗川oを流れる電流は、トランジスタQ,4、Q,5
を含むゲート差動トランジスタ対を介して流れる。抵抗
R9を流れる電流はトランジスタQ,6、Q,7を含む
ゲート差動トランジスタ対を介して流れる。基準電圧V
2はトランジスタQ.5、Q,6のベースに加えられ、
排他的ORゲート34(第1図)の出力(ビットB2)
はトランジスタQ,4、Q,7のベースに加えられる。
トランジスタQ,4、Q,6のコレクタは出力バッファ
回路56の入力54に接続され、トランジスタQ,5、
Q,7のコレクタは出力バッファ回路56の他の入力5
8に接続されている。抵抗R9より抵抗R,oに流れる
電流が大きい場合(比較器出力が“L”であることを示
す)トランジスタ対Q,6、Q,7よりもトランジスタ
対Q,4、Q,5により多くの電流が流れるので、トラ
ンジスタ対Qi4、Q,5の方がライン54,58上の
相対電流信号に大きい影響力をもっている。
“L”レベルのビットB2入力がトランジスタQ,4、
Q,7のベースに加えられると、トランジスタQ,5、
Q,6はバイアスV2により導適状態となる。トランジ
スタQ,6よりもトランジスタQ,5を介して比較器C
3に流れる電流が多いので、ライン58の電流信号の方
がライン54の電流信号よりも大きく、従ってバッファ
回路56の出力は“L”である。このビットB3の“L
”レベル出力値はビットB2が“L”である場合の前記
表によるものであり、比較器C3の“L”出力である。
ビット&が“H”になるとすれば、トランジスタQ,4
の導薄性がQ,5より大きくなることにより信号はライ
ン58からライン54にシフトする。従ってバッファ回
路56は、再度前記表により“H”レベルのビット&を
出力する。抵抗R,。
よりも抵抗R9を流れる電流の方が大きい場合、トラン
ジスタ対Q,6、Q,7の方がバッファ回路56の入力
に大きい影響を与える。従って“L”レベル&入力の場
合、トランジスタQ,6を流れる電流の方がトランジス
タQ,7を流れる電流よりも大きく、ライン54の信号
の方がライン58の信号より大きい。従ってバッファ回
路66は“H”レベル&出力を発生する。これは″L”
レベルB2に対して前記表に示された適切な値であって
、比較器C3の“H”出力である。“H”レベル&の場
合、トランジスタQ,7の導通状態はトランジスタQ,
4よりもまさり、従ってライン58の信号の方がライン
54の信号よりも大きく、“L”レベル&出力が得られ
る。しかして前述の回路構成は第1図に示したA/Dコ
ンバータの比較器に3および排他的ORゲート38に必
要な基本素子を提供することになる。
以上説明した比較器回路構成はトランジスタQ,8、Q
,9を含むラツチ回路を加えることによって更に精密な
ものとなっている。これらトランジスタは交叉接続され
てフリップフロップの形をなし、即ちトランジスタQ,
8のベースは共通接続線52に、トランジスタQ,8の
コレクタは共通接続線501こそれぞれ接続され、トラ
ンジスタQ.9のベースは共通接続線52にコレクタは
共通接続線5川こそれぞれ接続されている。このフリッ
プフロップ回路の電流バイアスは差動回路のトランジス
タQがこよって与えられている。この差動回路はトラン
ジスタQ磯、Q2,をそなえ、負電源に接続した電流源
59により電流バイアスされている。トランジスタQ幻
は電流シンク・トランジスタQ、Q、Q9、Q,2、Q
,3に流れる全電流を供給するものである。これら電流
シンク・トランジスタは等しいェミッタ抵抗60,62
,64,66,68をそれぞれ介してトランジスタQ2
,に接続されている。ェミッタ抵抗の値が等しいことお
よび共通ベースバイアスであることにより、トランジス
タQ2,を流れる電流は5つの前記電流シンク・トラン
ジスタにより等分される。トランジスタQ2o、Q2,
は負クロック信号V3、V3によりそれぞれベース・バ
イアスされている。
V3が“L”レベル信号で従ってV3 が“H”レベル
信号の場合、電流源58からの電流はトランジスタQ2
oに流れ、トランジスタQ,8、Q.9でなるフリツプ
フロツプ回路にラツチングモードでバイアス電流を供給
する。しかしV3が“L”レベル入力で従ってV3が“
H”レベル入力の場合、前記電流は比較回路を流れるが
、比較モードでラツチ回路を流れない。ラッチ回路は、
アナログ入力が増加して基準レベル以上となった時、基
準トランジスタから入力トランジスタへ電流が直に切換
えられなかった場合のためのものである。
例えばアナログ入力信号が基準レベルA,よりわずかに
小さい場合、トランジスタQ,、Q幻は比較モードでほ
ぼ平衡状態にある。即ち、トランジスタQ2に流れる電
流の方がわずかに大きいので、抵抗R,oの電圧降下の
方が抵抗R9の電圧降下よりわずかに大きい。しかし、
このわずかな差は排他的PRゲートでは検出されない。
しかし、制御電圧V3が“H”になると、トランジスタ
Q,9のベースに接続した接続線50の電圧の方がトラ
ンジスタQ,8のベースに接続した接続線52の電圧よ
りわずかに大きい。従ってトランジスタQ弧を流れる電
流のほぼ大部分がトランジスタQ,9を流れ、ラッチ回
路にはトランジスタQ,8、抵抗R9よりもトランジス
タQ,9、抵抗R,oを介してより多くの電流が流れる
。かくして、抵抗R,oの電圧は更に増加し、トランジ
スタQ,8のベースバイアスが減少する。この再生モー
ドで、トランジスタQ,8はほぼオフ状態に、一方トラ
ンジスタQ,9は完全にオン状態にそれぞれ駆動され、
トランジスタQ2oを介し電流源59に流れる電流は、
主としてトランジスタQ,9と抵抗R,。を介して流れ
、この状態は排他的ORゲートによって検出される。一
旦アナログ入力信号が基準レベルA,よりわずかに大き
いレベルに増加すると、回路が比較モードである時トラ
ンジスタQ2よりもトラソジスタQ,を介してわずかに
より多くの電流が流れ、回路がラッチモードに切換わる
と、ベース電圧の微差がトランジスタQ,8に対するわ
ずかにより高いベースバイアスとして検出される。従っ
て、トランジスタQ,8には抵抗R9を介してより多く
の電流が流れ、トランジスタQ,9のベース・バイアス
が減少し、充分に高い比較器出力が得られる。従って、
これら2つのトランジスタは、比較器の限界基準点のひ
とつに近い小電流不平衡により設定された初期状態を再
生モードで補強するのである。基本的比較回路の動作の
最初の分析においては、基準レベルは、次に高位の基準
レベルに関連した差動トランジスタ対の入力トランジス
タにほぼ電流が流れない状態で差動トランジスタ対のト
ランジスタのベース電圧を等化するに充分に離れている
とした。
この仮定が無効であるとすれば、比較器が“L”から“
H”へまた“H”から“L”へシフトする限界点におけ
るシフトは最低および最高の基準レベルに関するもので
ある。これは次の事実によるもので、即ち例えば基準レ
ベルA,における比較器出力のシフトは、トランジスタ
Q2からQ,への電流転換のみならず、程度は少〈なく
ても、トランジスタQ5からQへの電流転換によるとい
うことである。基準レベルA3、ふにおいては限界点シ
フトは無い、何故ならば次に高位の差動トランジスタ対
による干渉は次に低位の差動トランジスタ対により相殺
されるからである。従って上位および下位の限界点シフ
トを補正するにはこれらの上下にバッファ差敷トランジ
スタ対を設ければよい。第2図の回路構成を含む第1図
に図示したA/Dコンバータの王なる利点は、3ビット
コードに対して3つの比較器出力のみが必要であり、同
様に4ビットコードに対しては4つの比較器出力のみが
必要であるということである。
従って3ビットコードにおいて2つの排他的ORゲート
で説明したように、デコーデングが極めて簡単なものと
なる。更に本発明による利点は、IC化した場合、この
A/Dコンバータを用いれば分離コレクタ領域を節約す
ることができるということである。従来の並列A/Dコ
ンバータにおいては、2n−1個の比較器各々の各トラ
ンジスタのコレクタに別々の分離コレクタ・ポケットが
必要である。従って、比較器を15必要とする4ビット
コードの場合、分離コレクタ・ポケットが3M固必要で
ある。しかし、本発明のコンバータにおいては、各比較
器に要するコレクタ・ポケットの数はわずかに2個であ
る。例えば、第2図の回路では、コレクタ・ポケットを
接続線501こ、他のコレクタ・ポケットを接続線52
に関連させて設けるだけでよい。4ビットコンバータで
4個の比較器がある場合、従来では3の固のコレクタ・
ポケットを必要とするのに対し、本発明の場合はわずか
に8個のコレクタ・ポケットでよい。
また、比較器の入力トランジスタのベースが共通なので
、集積回路とした場合、マルチ入力比較器構成とするこ
とにより簡単なものとすることができる。
この場合、第2図のトランジスタQ.、Q7は1つのコ
レクタ・ポケットにおいて単一のベース領域に2つのェ
ミッタ領域を形成することによって得られる。またトラ
ンジスタQ4、Q,oは他のコレクタ・ポケットにおい
て単一のベース領域に2つのェミッタ領域を形成するこ
とによって得られる。比較器に必要とする差動トランジ
スタ対の数が多くなればなるほど、ベース領域が節約で
きることになる。第1図および第2図を参照して説明し
た本発明によるA/Dコンバータは、回路簡単化に、更
にマルチビット並列A/DコンバータのIC化を簡単に
できるという大きな利点を提供するものである。
また、本発明による3ビット或は4ビット並列コンバー
タは、3ビット或は4ビットを一度に変換するマルチビ
ット連続近似コンバータ用基礎となるものとして用いる
ことができる。以上、本発明をその好ましい実施例につ
いて説明したが、本発明はこの実施例にのみ限定される
ものでなく、本発明の要旨範囲を離れることなく各種の
変形改良がなし得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は3ビットコードを出力する3個の比較器をそな
えた本発明によるA/Dコンバータを示す回路図、第2
図は第1図の比較器C3とその関連排他的ORゲートを
示す回路図である。 12・・・・・・基準手段、14・・・・・・正基準電
圧、16・・・・・・接地点、34,38・・・・・・
排他的ORゲート、50,52・・・・・・共通接続線
、54,58・…・・入力ライン、56・・・・・・出
力バッファ回路、59・・・・・・電流源、C,,C2
,C3…・・・比較器、R,〜R,。 ・・・…抵抗、Q,〜Q2,……トランジスタ、VIN
……アナログ入力信号、V,……定電圧、V2…・・・
基準電圧「V3・・…・制御電圧。第1図 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 複数の比較器より成るアナログ・デジタルコンバー
    タであつて、各比較器が多数の非連続レベルの基準信号
    入力の各入力とアナログ入力信号を比較し、前記アナロ
    グ入力信号が連続して増加し前記基準信号レベル以上と
    なつた時に交番変化するような値の1ビツトバイナリ出
    力を発生すると共に各比較器が: 各基準入力に関連し
    た一対の差動トランジスタであつて、各対の基準トラン
    ジスタのベースが関連基準入力に接続され、各対の入力
    トランジスタのベースがアナログ入力信号に接続された
    ものと、 第1のセツトの非連続基準入力に関連した第
    1のセツトのトランジスタ対の基準トランジスタの出力
    を共通接続し更に第2のセツトの非連続基準入力に関連
    した第2のセツトのトランジスタ対の入力トランジスタ
    の出力と接続する第1の共通接続手段と、 前記第2の
    セツトのトランジスタ対の基準トランジスタの出力を共
    通接続し、更に前記第1のセツトのトランジスタ対の入
    力トランジスタの出力と接続する第2の共通接続手段と
    、 前記対の差動トランジスタ各々に所定量の電流を流
    させる手段であつて、前記所定量の電流の部分が前記関
    連基準入力に対する前記アナログ入力信号のレベルによ
    つて決まるものと、 前記第2の共通接続手段を介して
    流れる電流に対し前記第1の共通接続手段を介して流れ
    る電流量を検出する手段とをそなえ、 前記第1及び第
    2の接続手段を流れる相対電流が前記比較器の前記1ビ
    ツト・バイナリ出力を示すようになされたアナログ・コ
    ンバータ。
JP54000928A 1978-01-05 1979-01-05 並列アナログ・デジタル・コンバ−タ Expired JPS6028452B2 (ja)

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US867102 1978-01-05

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Publication Number Publication Date
JPS54106159A JPS54106159A (en) 1979-08-20
JPS6028452B2 true JPS6028452B2 (ja) 1985-07-04

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ID=25349087

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JP54000928A Expired JPS6028452B2 (ja) 1978-01-05 1979-01-05 並列アナログ・デジタル・コンバ−タ

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CA (1) CA1140267A (ja)
DE (1) DE2900219A1 (ja)
FR (1) FR2414268A1 (ja)
GB (1) GB2012135B (ja)
NL (1) NL7900095A (ja)

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NL7900095A (nl) 1979-07-09
CA1140267A (en) 1983-01-25
GB2012135A (en) 1979-07-18
FR2414268A1 (fr) 1979-08-03
GB2012135B (en) 1982-06-23
DE2900219A1 (de) 1979-07-12
JPS54106159A (en) 1979-08-20

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