JPS6028431A - 耐衝撃性ポリアミドの製造法 - Google Patents
耐衝撃性ポリアミドの製造法Info
- Publication number
- JPS6028431A JPS6028431A JP13713983A JP13713983A JPS6028431A JP S6028431 A JPS6028431 A JP S6028431A JP 13713983 A JP13713983 A JP 13713983A JP 13713983 A JP13713983 A JP 13713983A JP S6028431 A JPS6028431 A JP S6028431A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diisocyanate
- polyamide
- lactam
- polymer
- isocyanate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Polyamides (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は耐衝撃性に優れたポリアミド共重合体の製造法
に関する。
に関する。
一般に、ω−ラクタムをアニオン重合触媒下、イソシア
ナート助触媒を使用して重合すれば容易にその重合体が
得られることは知られており、例えばω−ラクタムとし
てε−カブロラククムを用いた場合、得られる生成物は
6−ナイロンであり、機械的、熱的特性に優れそのコス
ト面から見ても種々の素材として非常に有用視されてい
る。また、ラウリルラクタムより得られる生成物は12
−ナイロンとして知られ6−ナイロンに比べて吸水性も
小さくて寸法安定性に優れる特徴を有している。
ナート助触媒を使用して重合すれば容易にその重合体が
得られることは知られており、例えばω−ラクタムとし
てε−カブロラククムを用いた場合、得られる生成物は
6−ナイロンであり、機械的、熱的特性に優れそのコス
ト面から見ても種々の素材として非常に有用視されてい
る。また、ラウリルラクタムより得られる生成物は12
−ナイロンとして知られ6−ナイロンに比べて吸水性も
小さくて寸法安定性に優れる特徴を有している。
しかし、その反面これらのポリアミISは耐衝撃性が低
い欠点が見られるため、これを改善するためにω−ラク
タムとエラストマーとの共重合体が種々提案されている
。
い欠点が見られるため、これを改善するためにω−ラク
タムとエラストマーとの共重合体が種々提案されている
。
例えば、英国特許1067153号及び1099265
号各明細書によればポリエーテルポリオールにジ・イソ
シアナートを反応させて得られるプレポリマー開始剤を
使用したポリアミド系共重合体、米国特許375863
1号明細書によればポリエステルポリオールにジ−イソ
シアナートを反応させて得られるプレポリマー開始剤を
使用したポリアミド系重合体、特公昭4B−41958
号及びドイツ特許2014505号明細書によればポリ
エーテルグリコールとジイソシアナートを使用し、プレ
ポリマー開始剤を生成せずに得られるポリアミド系共重
合体、米国特許3763077号明細書によればポリエ
ーテルグリコールポリフェニレンポリイソシアネートを
使用し、フ。
号各明細書によればポリエーテルポリオールにジ・イソ
シアナートを反応させて得られるプレポリマー開始剤を
使用したポリアミド系共重合体、米国特許375863
1号明細書によればポリエステルポリオールにジ−イソ
シアナートを反応させて得られるプレポリマー開始剤を
使用したポリアミド系重合体、特公昭4B−41958
号及びドイツ特許2014505号明細書によればポリ
エーテルグリコールとジイソシアナートを使用し、プレ
ポリマー開始剤を生成せずに得られるポリアミド系共重
合体、米国特許3763077号明細書によればポリエ
ーテルグリコールポリフェニレンポリイソシアネートを
使用し、フ。
レポリマー開始剤を生成せずに得られるポリアミド共重
合体、特公昭52−1531!J号明細書によればポリ
ブタジェンポリオールの各種イソシアナートから得られ
るポリアミド系共重合体、特公昭52−43756号明
細書によれば末端力ルホキシJし基4ミリフ゛タジェン
にジイソシアナートを反応させたプレポリマー開始剤を
使用したポリアミド共重合体等力(開示されている。
合体、特公昭52−1531!J号明細書によればポリ
ブタジェンポリオールの各種イソシアナートから得られ
るポリアミド系共重合体、特公昭52−43756号明
細書によれば末端力ルホキシJし基4ミリフ゛タジェン
にジイソシアナートを反応させたプレポリマー開始剤を
使用したポリアミド共重合体等力(開示されている。
しかし、これらの耐衝撃性ポリアミド共重合体は室温に
おいて優れた機械的特性を有する反面、高温時において
はこの特性を失う大きな欠点があり、その用途も大きく
規制されている。また、このような今までに提案された
方法で得られるポリアミドは、ノツチの付きアイゾ・ノ
ド衝撃強さが約10kgcm / cm程度であり、こ
のような改質をしなG1場合に比べて約2倍程度衝撃強
さが改良されてG)るけれども、更にこれ以上の高い衝
撃強さを付与しようとすれば上記の如き改質材を大量に
加えなければならず、結局弾性率が極端に低下したもの
しか得られない結果となる。
おいて優れた機械的特性を有する反面、高温時において
はこの特性を失う大きな欠点があり、その用途も大きく
規制されている。また、このような今までに提案された
方法で得られるポリアミドは、ノツチの付きアイゾ・ノ
ド衝撃強さが約10kgcm / cm程度であり、こ
のような改質をしなG1場合に比べて約2倍程度衝撃強
さが改良されてG)るけれども、更にこれ以上の高い衝
撃強さを付与しようとすれば上記の如き改質材を大量に
加えなければならず、結局弾性率が極端に低下したもの
しか得られない結果となる。
そのため、優れた機械的特性を有し、しかも高温時にお
いてもその特性を損わず、かつ耐衝撃性を有するポリア
ミド共重合体を得ることは、自動車外板、家電用ハウジ
ング、ビジネスマシン用ハウジング等の用途を可能とし
、また高温時にあっても優れた機械的特性を保持できる
ことは用途を拡げるだけでなく R I M (Rea
ction InjectionMolding )工
法で成形される際においてモールドの冷却操作を省略で
きる大きな長所があるため、上記特性を満足する耐衝撃
性ポリアミドを製造する必要が日増しに生じてきた。
いてもその特性を損わず、かつ耐衝撃性を有するポリア
ミド共重合体を得ることは、自動車外板、家電用ハウジ
ング、ビジネスマシン用ハウジング等の用途を可能とし
、また高温時にあっても優れた機械的特性を保持できる
ことは用途を拡げるだけでなく R I M (Rea
ction InjectionMolding )工
法で成形される際においてモールドの冷却操作を省略で
きる大きな長所があるため、上記特性を満足する耐衝撃
性ポリアミドを製造する必要が日増しに生じてきた。
かくして、本発明はこのような実状に着目し、前記の欠
点を改善するもので、その目的とするところは引張り強
さ、曲げ剛性等において優れた機械的特性を有し、しか
も高温時でもその特性を失わず、かつ一段と優れた耐衝
撃性をもつポリアミド共重合体を得ることにある。
点を改善するもので、その目的とするところは引張り強
さ、曲げ剛性等において優れた機械的特性を有し、しか
も高温時でもその特性を失わず、かつ一段と優れた耐衝
撃性をもつポリアミド共重合体を得ることにある。
即ち、本発明は実質上無水の5員環以上のω−ラクタム
をアニオン重合するに際し、該ω−ラクタムにアニオン
重合触媒の外に、イソシアネート助触媒、末端あるいは
側鎖に水酸基を無水マレイン酸にて変性して得られるカ
ルボキシル基を小なくとも1個以上有するポリブタジェ
ン、ポリブクジエンーアクリロニトリル、ポリエーテル
もしくはポリエステルから選ばれる液状エラストマーの
存在下に重合する耐衝撃性ポリアミドの製造法にある。
をアニオン重合するに際し、該ω−ラクタムにアニオン
重合触媒の外に、イソシアネート助触媒、末端あるいは
側鎖に水酸基を無水マレイン酸にて変性して得られるカ
ルボキシル基を小なくとも1個以上有するポリブタジェ
ン、ポリブクジエンーアクリロニトリル、ポリエーテル
もしくはポリエステルから選ばれる液状エラストマーの
存在下に重合する耐衝撃性ポリアミドの製造法にある。
ここで本発明において使用するω−ラクタムは、5〜1
2員環、好ましくは5〜11員環を形成し、実質時に無
水の状態であり、最も好ましいものはε−カプロラクタ
ムである。これ以外のものとしては例えばα−ピロリジ
ノン、ピペリドン、バレロラクタム、ε−異性体以外の
カブロラククム、カブリルラククム、ラウリルラクタム
、その他であり、また炭素鎖上に重合を阻害しない置換
基をもつラクタムも含まれる。
2員環、好ましくは5〜11員環を形成し、実質時に無
水の状態であり、最も好ましいものはε−カプロラクタ
ムである。これ以外のものとしては例えばα−ピロリジ
ノン、ピペリドン、バレロラクタム、ε−異性体以外の
カブロラククム、カブリルラククム、ラウリルラクタム
、その他であり、また炭素鎖上に重合を阻害しない置換
基をもつラクタムも含まれる。
また、本発明に用いるイソシアナート助触媒は、上記ω
−ラクタムの重合開始剤として作用し、ω−ラクタムを
順次付加開裂せしめて共重合体内のポリアミドブロック
を形成せしめ、また一方末端あるいは側鎖に小なくとも
1個以上の水酸基を無水マレイン酸に変性して得られる
カルボキシル基を1個以上有する液状エラストマーの官
能基と反応して該ニスラドマーの末端あるいは側鎖に1
個以上のイソシアナート助触媒を有する高分子量の新た
な開始剤に形成される。そのために、かかるイソシアナ
ート助触媒は1分子内に複数のイソシアナート基を有す
ることが必要で、この例として例えば1・2−エクンジ
イソシアン−1・、 1・3−プロパンジイソシアナー
ト、 ■・4−ブテンジイソシアナート 1・4−ブタ
ンジイソシアナ−1・、 1・5−ペンタンジイソシア
ナート、 ■・3−β−メチルブタンジイソシアナート
、 1・6−ヘキサンジイソシアナート、 ■・7−ヘ
プタンジイソシアナート、2・2−ジメチルペンクンジ
イソシアナート、3−メ1−キジヘキサンジイソシアナ
ート、オクタンン・イソシアナート、 2・2・4−ト
リメチルiンクンジイソシアナート、 1・9−ノナン
ジイソシアナート、1・10−デカンジイソシアナート
、3−ブトキシヘキサンジイソシアナート、1・11−
ウンデカンジイソシアナート、1 ・12−ドデカンジ
イソシアナート、 1・3−フェニレンジイソシアナー
ト、■−エチルー2・4−フェニレンジイソシアナート
、2−クロロート4−フェニレンジイソシアナート、■
−イソプロピルー2・4−フェニレンジイソシアナート
、2・4−トルエンジイソシアナート、2・6−トルエ
ンジイソシアナート、 2・5−トルエンジイソシアナ
ート、 3・5−トルエンジイソシアナート、 ■・3
−キシレン−2・4−ジイソシアナート、 1・3−キ
シレン−4・6−ジイソシアナート、 ■・4−キシレ
ン−2・5−ジイソシアナート、 1・5−ナフタレン
トジイソシアナート、 1・4−ナフタレンジイソシア
ナート、 2・6−ナフタレンジイソシアナート、2・
7−ナフタレンジイソシアナート、■・1′−ジナフチ
ル−2・2°−ジイソシアナート、 4・4゛−ジフェ
ニルメタンジイソシアナート、 2・2′−ジメチル−
4・4”−ジフェニルメタンジイソシアナート、2・5
−2゛・5′−テトラメチル−4・4゛−ジフェニルメ
タンジイソシアナート、3・3゛−ジメトキシ−4・4
′−ジフェニルメタンジイソシアナート、4・4”−ジ
ェトキシ−3・3“−ジフェニルメタンジイソシアナー
ト、2・2′−ジメチル−5・5”−ジメトキシ−4・
4゛−ジフェニルメタンジイソシアナート、3・3′−
ジクロロ−4・4”−ジフェニルジメチルメタンジイソ
シアナート、ベンゾフェノン−3・3′−ジイソシアナ
ート、α・βジフェニルエタン−2・1−ジイソシアナ
ート、3−ニトロトリフェニルメタン−4・4゛ −ジ
イソシアナート、4−ニトロトリフェニルメタン−4・
4゛−ジイソシアナート、等がある。
−ラクタムの重合開始剤として作用し、ω−ラクタムを
順次付加開裂せしめて共重合体内のポリアミドブロック
を形成せしめ、また一方末端あるいは側鎖に小なくとも
1個以上の水酸基を無水マレイン酸に変性して得られる
カルボキシル基を1個以上有する液状エラストマーの官
能基と反応して該ニスラドマーの末端あるいは側鎖に1
個以上のイソシアナート助触媒を有する高分子量の新た
な開始剤に形成される。そのために、かかるイソシアナ
ート助触媒は1分子内に複数のイソシアナート基を有す
ることが必要で、この例として例えば1・2−エクンジ
イソシアン−1・、 1・3−プロパンジイソシアナー
ト、 ■・4−ブテンジイソシアナート 1・4−ブタ
ンジイソシアナ−1・、 1・5−ペンタンジイソシア
ナート、 ■・3−β−メチルブタンジイソシアナート
、 1・6−ヘキサンジイソシアナート、 ■・7−ヘ
プタンジイソシアナート、2・2−ジメチルペンクンジ
イソシアナート、3−メ1−キジヘキサンジイソシアナ
ート、オクタンン・イソシアナート、 2・2・4−ト
リメチルiンクンジイソシアナート、 1・9−ノナン
ジイソシアナート、1・10−デカンジイソシアナート
、3−ブトキシヘキサンジイソシアナート、1・11−
ウンデカンジイソシアナート、1 ・12−ドデカンジ
イソシアナート、 1・3−フェニレンジイソシアナー
ト、■−エチルー2・4−フェニレンジイソシアナート
、2−クロロート4−フェニレンジイソシアナート、■
−イソプロピルー2・4−フェニレンジイソシアナート
、2・4−トルエンジイソシアナート、2・6−トルエ
ンジイソシアナート、 2・5−トルエンジイソシアナ
ート、 3・5−トルエンジイソシアナート、 ■・3
−キシレン−2・4−ジイソシアナート、 1・3−キ
シレン−4・6−ジイソシアナート、 ■・4−キシレ
ン−2・5−ジイソシアナート、 1・5−ナフタレン
トジイソシアナート、 1・4−ナフタレンジイソシア
ナート、 2・6−ナフタレンジイソシアナート、2・
7−ナフタレンジイソシアナート、■・1′−ジナフチ
ル−2・2°−ジイソシアナート、 4・4゛−ジフェ
ニルメタンジイソシアナート、 2・2′−ジメチル−
4・4”−ジフェニルメタンジイソシアナート、2・5
−2゛・5′−テトラメチル−4・4゛−ジフェニルメ
タンジイソシアナート、3・3゛−ジメトキシ−4・4
′−ジフェニルメタンジイソシアナート、4・4”−ジ
ェトキシ−3・3“−ジフェニルメタンジイソシアナー
ト、2・2′−ジメチル−5・5”−ジメトキシ−4・
4゛−ジフェニルメタンジイソシアナート、3・3′−
ジクロロ−4・4”−ジフェニルジメチルメタンジイソ
シアナート、ベンゾフェノン−3・3′−ジイソシアナ
ート、α・βジフェニルエタン−2・1−ジイソシアナ
ート、3−ニトロトリフェニルメタン−4・4゛ −ジ
イソシアナート、4−ニトロトリフェニルメタン−4・
4゛−ジイソシアナート、等がある。
また、本発明に用いる末端あるいは側鎖に水酸基を無水
マレイン酸にて変性して得られるカルボキシル基を1個
以上有する液状エラマドマーば次で表わされるものであ
り、式中、(A)mは、ポリブタジェン、ポリブタジェ
ン−アクリロニトリル、ポリエーテル、ポリエステル等
を示しており、分子量としては300〜20000が適
当である。最も好ましくば、1000〜10000の範
囲である。分子量300以下の場合、本発明の目的は達
成されず、また、20000を越えると、溶融状態のモ
ノマーに相溶が悪ろくなり、RIM成形に適さなくなっ
てくる。
マレイン酸にて変性して得られるカルボキシル基を1個
以上有する液状エラマドマーば次で表わされるものであ
り、式中、(A)mは、ポリブタジェン、ポリブタジェ
ン−アクリロニトリル、ポリエーテル、ポリエステル等
を示しており、分子量としては300〜20000が適
当である。最も好ましくば、1000〜10000の範
囲である。分子量300以下の場合、本発明の目的は達
成されず、また、20000を越えると、溶融状態のモ
ノマーに相溶が悪ろくなり、RIM成形に適さなくなっ
てくる。
また、その配合量は、ω−ラクタムIOQ重量部に対し
て5〜50重量部が適当であり、好ましくは、10〜3
0重量部である。この配合量を30重量部以上にすると
未反応物の増加、機械的、熱的特性の損失をまねき、ま
た一方10重量部以下にすると、耐衝撃性の不足をまね
く。ただし、触媒量、イソシアナート助触媒量、反応温
度、反応時間によっても、これらの物性が大きく変化す
る。
て5〜50重量部が適当であり、好ましくは、10〜3
0重量部である。この配合量を30重量部以上にすると
未反応物の増加、機械的、熱的特性の損失をまねき、ま
た一方10重量部以下にすると、耐衝撃性の不足をまね
く。ただし、触媒量、イソシアナート助触媒量、反応温
度、反応時間によっても、これらの物性が大きく変化す
る。
次に、本発明に使用される触媒は、アルカリ金属、アル
カリ土類金属、例えばナトリウム、カリウム、マグネシ
ウムその他であり、それらの水素化物あるいは水酸化物
であり、また、その他のアニオン重合触媒、例えばグリ
ニヤール試薬であってもよい。その経済性、安全性、反
応性から考えれば、アルカリ金属水素化物、例えば、水
素すトリウムが適当である。その配合量は、ω−ラクタ
ム100重量部に対して0.3〜3.0重量部、言い換
えればω−ラクタムに対して約1〜10mo1%が適当
である。触媒量が少な過ぎれば、反応完結度に劣り、多
すぎれば副反応による低分子量成分の生成が認められる
。そのため、最も好ましくは、1゜5〜6.0mo1%
が適当である。
カリ土類金属、例えばナトリウム、カリウム、マグネシ
ウムその他であり、それらの水素化物あるいは水酸化物
であり、また、その他のアニオン重合触媒、例えばグリ
ニヤール試薬であってもよい。その経済性、安全性、反
応性から考えれば、アルカリ金属水素化物、例えば、水
素すトリウムが適当である。その配合量は、ω−ラクタ
ム100重量部に対して0.3〜3.0重量部、言い換
えればω−ラクタムに対して約1〜10mo1%が適当
である。触媒量が少な過ぎれば、反応完結度に劣り、多
すぎれば副反応による低分子量成分の生成が認められる
。そのため、最も好ましくは、1゜5〜6.0mo1%
が適当である。
なお、本発明方法において更に良好な機械的特性を得る
ため、あるいはより良好な寸法安定性を得るためにガラ
スファイバー、炭酸カルシウム等を重合体内に分散させ
て補強することも可能であり、またこれらの充填剤の表
面処理は作業性、物性面からも有用である。
ため、あるいはより良好な寸法安定性を得るためにガラ
スファイバー、炭酸カルシウム等を重合体内に分散させ
て補強することも可能であり、またこれらの充填剤の表
面処理は作業性、物性面からも有用である。
また、無水マレイン酸変性物は熱重合しゃすいため、安
定剤を100〜2000PPM程度混入させておくのが
良い。この安定剤としてP−キノン、ハイドロキノン、
t−ブチルカテコール等が適当である。
定剤を100〜2000PPM程度混入させておくのが
良い。この安定剤としてP−キノン、ハイドロキノン、
t−ブチルカテコール等が適当である。
本発明方法においては各成分をω−ラクタム重合系に加
える操作としては種々の方法が可能であるが、ω−ラク
タムの溶液中にアニオン重合触媒を含むω−ラクタム液
を調整し、他にω−ラクタムに液状エラストマーそして
イソシアナート助触媒を加えたω−ラクタム液を調整し
、これらを混合する方法が最も好ましく、この方法によ
ればRIH工法によってポリアミドを重合すると、その
反応時間が5分以内で非常に速いにもかかわらず、重合
体中に残存する低分子量物(はとんどがモノマー)が少
ないため得られるポリアミドの物性を安定なものにする
。
える操作としては種々の方法が可能であるが、ω−ラク
タムの溶液中にアニオン重合触媒を含むω−ラクタム液
を調整し、他にω−ラクタムに液状エラストマーそして
イソシアナート助触媒を加えたω−ラクタム液を調整し
、これらを混合する方法が最も好ましく、この方法によ
ればRIH工法によってポリアミドを重合すると、その
反応時間が5分以内で非常に速いにもかかわらず、重合
体中に残存する低分子量物(はとんどがモノマー)が少
ないため得られるポリアミドの物性を安定なものにする
。
このように本発明方法によって得られた耐衝撃性ポリア
ミドは、従来方法に比べて優れた剛性、硬度そして耐衝
撃性を有するばかりでなく、特に高温時においても上記
特性を充分に保持するものであり、また重合体中に存在
する低分子量物が少ないためにポリアミドの物性が安定
なものになる。
ミドは、従来方法に比べて優れた剛性、硬度そして耐衝
撃性を有するばかりでなく、特に高温時においても上記
特性を充分に保持するものであり、また重合体中に存在
する低分子量物が少ないためにポリアミドの物性が安定
なものになる。
次に、実施例を示すことによって本発明方法の具体的態
様を更に詳細な説明するが、本発明は勿論これらの実施
例に限定されないことは云うまでもない。
様を更に詳細な説明するが、本発明は勿論これらの実施
例に限定されないことは云うまでもない。
実施例1〜3、
第1表に示す成分表に従って種々のポリアミ1′系共重
合体を得た。ω−ラクタムとしてε−カプロラクタム、
液状エラストマーとして末端無水マレイン酸変性ポリブ
タジェン(分子量2800、官能基約2.15.1.4
/1.2結合比−9/1、商品名polybclR−
45MA ;出光石油化学11製)、触媒として水素化
ナトリウム(油性、62.5%)、イワシアナ−1助触
媒として2.4−トルエンジイソシアナートを用いた。
合体を得た。ω−ラクタムとしてε−カプロラクタム、
液状エラストマーとして末端無水マレイン酸変性ポリブ
タジェン(分子量2800、官能基約2.15.1.4
/1.2結合比−9/1、商品名polybclR−
45MA ;出光石油化学11製)、触媒として水素化
ナトリウム(油性、62.5%)、イワシアナ−1助触
媒として2.4−トルエンジイソシアナートを用いた。
先ず、フラスコ八およびBにε−カプロラクタムをそれ
ぞれ同量とり、フラスコBには同時に上記液状エラスト
マーを所定量添加し、両フラスコとも110℃、2mm
11g以下で0.5時間加熱、減圧脱水をする。その後
窒素置換し、フラスコ八には水素化ナトリウムを、フラ
スコBには2.4− )ルエンジイシアナートを添加し
十分な攪拌後、フラスコA、Bの混合液を混合し、予め
150”Cに加熱したモールドへ注ぎ込み、1部分後ポ
リアミドを取り出した。
ぞれ同量とり、フラスコBには同時に上記液状エラスト
マーを所定量添加し、両フラスコとも110℃、2mm
11g以下で0.5時間加熱、減圧脱水をする。その後
窒素置換し、フラスコ八には水素化ナトリウムを、フラ
スコBには2.4− )ルエンジイシアナートを添加し
十分な攪拌後、フラスコA、Bの混合液を混合し、予め
150”Cに加熱したモールドへ注ぎ込み、1部分後ポ
リアミドを取り出した。
かくして得られたポリアミドの物性値を第2表に示す。
(以下 余白)
第1表 単位:1部
Q主D 出光石油11σ汽…要polybd R−45
MIl第2表 *1 試料厚2.5mm 、引張速度jomm/標線間
50mm*2 試料厚2.5mm 、曲げ速度1.5m
m/mm スパン間隔50.8mm * 3 ASTM 256に従う。ただし試料厚2.5
mm 。
MIl第2表 *1 試料厚2.5mm 、引張速度jomm/標線間
50mm*2 試料厚2.5mm 、曲げ速度1.5m
m/mm スパン間隔50.8mm * 3 ASTM 256に従う。ただし試料厚2.5
mm 。
*4 試料厚2.5mm 、片側支持しく支持光から先
端まで150mm ) 163℃の雰囲気下で、lhr
保持した後の試料先端の下垂距離。
端まで150mm ) 163℃の雰囲気下で、lhr
保持した後の試料先端の下垂距離。
*5 試料的1gを85°Cの水中に8hr浸漬後、水
洗し、110℃、20hr乾燥後の重量変化率。
洗し、110℃、20hr乾燥後の重量変化率。
比較例 1〜2
液状エマストマーとして末端無水マレイン酸変性ポリブ
タジェンの代わりに末端水酸基ポリブタジェン(出光石
油化学@製 商品名: 1145−11T)を用した以
外は前記実施例と同様にして得られるポリアミドの成分
を第3表に、その物性値を第4表に示す。
タジェンの代わりに末端水酸基ポリブタジェン(出光石
油化学@製 商品名: 1145−11T)を用した以
外は前記実施例と同様にして得られるポリアミドの成分
を第3表に、その物性値を第4表に示す。
第3表 単位二重量部
第4表
比較例3
液状エラストマーとして末端無水マイレン酸変性でなく
式 示されるポリブタジェン(宇部興産側製ハイカーCTB
)を用いた場合には、前記実施例の方法では重合時間
を30分延しても重合温度(150℃)で固体のポリア
ミドは得られなかった。
式 示されるポリブタジェン(宇部興産側製ハイカーCTB
)を用いた場合には、前記実施例の方法では重合時間
を30分延しても重合温度(150℃)で固体のポリア
ミドは得られなかった。
以上の如く、本発明方法によって得られたポリアミド共
重合体末端あるいは側鎖に水酸基を無水マレイン酸にて
変性したカルボキル基をもつ液状エラストマーの存在に
よって引張強さ、曲げ剛性あるいは耐衝撃性等の機械的
特性において優れており、しかも高温時の曲げ剛性も高
いところから、これによってRIM工法を利用しても成
形直後の高温状態で離型しても形くずれせず、また自動
車外板として使用する場合にあっては150〜250℃
の高温下の塗装においても形くずれしない特徴を有し、
またそれだけでなくポリアミド中に残存するる低分子量
成形物が少ないためにポリアミドの物性は安定なものと
なる。
重合体末端あるいは側鎖に水酸基を無水マレイン酸にて
変性したカルボキル基をもつ液状エラストマーの存在に
よって引張強さ、曲げ剛性あるいは耐衝撃性等の機械的
特性において優れており、しかも高温時の曲げ剛性も高
いところから、これによってRIM工法を利用しても成
形直後の高温状態で離型しても形くずれせず、また自動
車外板として使用する場合にあっては150〜250℃
の高温下の塗装においても形くずれしない特徴を有し、
またそれだけでなくポリアミド中に残存するる低分子量
成形物が少ないためにポリアミドの物性は安定なものと
なる。
特許出願人 三ソ星ヘルド株式会社
Claims (1)
- 1、実質上無水の5員環以上のω−ラクタムをアニオン
重合するに際し、アニオン重合触媒の外Qこ、イソシア
ネート助触媒、そして末端あるb料よ側鎖に水酸基を無
水マレイン酸にて変性して得られるカルボキシル基を小
なくとも1個以上有するブタジェン、ポリブクジエンー
アクリロニトリル、ポリエーテルもしくはポリエステル
から選ばれる液状エラストマーの存在下に正合すること
を特徴とする耐衝撃性ポリアミドの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13713983A JPS6028431A (ja) | 1983-07-26 | 1983-07-26 | 耐衝撃性ポリアミドの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13713983A JPS6028431A (ja) | 1983-07-26 | 1983-07-26 | 耐衝撃性ポリアミドの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6028431A true JPS6028431A (ja) | 1985-02-13 |
JPS6119649B2 JPS6119649B2 (ja) | 1986-05-19 |
Family
ID=15191727
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13713983A Granted JPS6028431A (ja) | 1983-07-26 | 1983-07-26 | 耐衝撃性ポリアミドの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6028431A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4611034A (en) * | 1984-07-10 | 1986-09-09 | Bayer Aktiengesellschaft | Branched thermoplastically processible impact-resistant polyamides |
JPS63150774A (ja) * | 1986-12-16 | 1988-06-23 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | 情報集配システム |
GB2245277A (en) * | 1990-05-30 | 1992-01-02 | Fuji Heavy Ind Ltd | Plastic tubes, their production and use |
-
1983
- 1983-07-26 JP JP13713983A patent/JPS6028431A/ja active Granted
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4611034A (en) * | 1984-07-10 | 1986-09-09 | Bayer Aktiengesellschaft | Branched thermoplastically processible impact-resistant polyamides |
JPS63150774A (ja) * | 1986-12-16 | 1988-06-23 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | 情報集配システム |
GB2245277A (en) * | 1990-05-30 | 1992-01-02 | Fuji Heavy Ind Ltd | Plastic tubes, their production and use |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6119649B2 (ja) | 1986-05-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4031164A (en) | Lactam-polyol-polyacyl lactam terpolymers | |
US4223112A (en) | Lactam-polyol-polyacyl lactam terpolymers | |
US4473686A (en) | Block copolymers | |
KR860001552B1 (ko) | 나일론 블록 코폴리머의 제조방법 | |
JPS6028431A (ja) | 耐衝撃性ポリアミドの製造法 | |
US4567226A (en) | Elastomeric block copolyamides | |
US3758631A (en) | Polycaprolactam block polymers of polyesters | |
US4485213A (en) | Process for the production of high impact block copolyamide | |
US5200498A (en) | Lactam-lactone copolymer | |
JPS6153373B2 (ja) | ||
US3337648A (en) | Graft copolymer comprising the reaction product of a carboxy-terminated conjugated diene polymer with a vinyl aromatic hydrocarbon and a lactam | |
KR870001406B1 (ko) | N-치환된 카로바모일-락탐 화합물의 제조방법 | |
US4581419A (en) | Acyllactam functional materials | |
US4614615A (en) | Process for preparing an N-substituted carbamoyl-lactam compound | |
US4673722A (en) | High impact nylon/polyurea copolymer | |
JPH023427A (ja) | 改良された機械的特性を有するポリアミドの製造方法およびこのようにして得られたポリアミド | |
US4593076A (en) | Polymer of caprolactam containing elastomeric copolyesteramide having high impact strength | |
KR880002238B1 (ko) | N-치환된 아실-락탐 화합물을 제조하는 방법 | |
JPS61247726A (ja) | 反応性エラストマ−ブロツクコオリゴマ−およびこれから誘導したラクタムブロツクコポリマ− | |
US3509118A (en) | Diols of poly(butadiene monoxide) | |
JPH0248171B2 (ja) | ||
JPH0248017B2 (ja) | ||
JPS5996132A (ja) | 耐衝撃性ポリアミドの製造法 | |
JPS5996131A (ja) | ポリアミドの製法 | |
JPS60229924A (ja) | 耐衝撃性ポリアミドの製造法 |