JPS6028427A - ルイス酸触媒反応を用いた反応性射出成形用材料 - Google Patents

ルイス酸触媒反応を用いた反応性射出成形用材料

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JPS6028427A
JPS6028427A JP13698483A JP13698483A JPS6028427A JP S6028427 A JPS6028427 A JP S6028427A JP 13698483 A JP13698483 A JP 13698483A JP 13698483 A JP13698483 A JP 13698483A JP S6028427 A JPS6028427 A JP S6028427A
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JP
Japan
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lewis acid
epoxy resin
acid catalyst
molding material
catalyst
Prior art date
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JP13698483A
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English (en)
Inventor
Kenichiro Suetsugu
憲一郎 末次
Takao Inoue
孝夫 井上
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、構造材料用、金属代替材料用の、機械的強度
、特に曲げ弾性率と生産性に優れた反応性射出成形(以
後RIMと略記する。)用樹脂組成物に関するものであ
る。
従来例の構成とその問題点 従来、構造用、金属代替用の樹脂組成物は、ナイロンな
どの結晶性ポリアミドの結晶化度をあげたり、グラフト
剤や架橋剤を投入してグラフト化。
架橋化を行なったり、または複合化をおこなって、充填
繊維をベースポリマーに投入して繊維強化を行なったり
、織布などを積層化して、金属の機械的強度に近づける
のが一般的であった。また、結晶性ポリアミドにおいて
は、高結晶性ポリアミドは、引張り弾性率という点では
アルミニウムの物性値を越えているものの、曲げ弾性率
がアルミニラムに比べて極めて低いという欠点があった
。グラフト・架橋化においても、同様に、アルミニウム
の曲げ弾性率に比べるとグラフト・架橋化した樹脂組成
物の曲げ弾性率は極めて低かった。充填繊維を投入した
場合は、特に高弾性な炭素繊維を30wt%以上、ベー
スポリマーに投入すると、アルミニウムの曲げ弾性率の
〆〜%にほぼ近いレベルまで到達できるが、いまだにア
ルミニウムを越える事はできない。また、現実には、3
0wt%以上の炭素繊維をベースポリマーに練り込むこ
とは難しいのが現状である。まだ、炭素繊維の織布。
アラミド繊維の織布などを積層すると、確かに曲げ弾性
率はアルミニウムレベルを越えるものの、成形物の生産
性がわるく、複雑な形状に適さないのが現状である。
一方、これに対して、特公昭55−106223号には
、曲げ弾性率の優れだポリマーが提案されている。この
ポリマーは、曲げ弾性率が従来のポリアミドに比べて3
〜4割の飛躍的な向上を示しているものの、いまだにア
ルミニウムに比べて、はるかに低く、満足すべきもので
はなかった。
発明の目的 本発明の目的は、上記欠点を解決し、機械的強度、特に
曲げ弾性率に優れ、生産性が高く、金属代替用材料とし
て有用なRIM用の樹脂組成物を提供することである。
発明の構成 本発明者らは、前記、従来の問題に鑑み、鋭意研究を重
ねた結果、本発明にいたったものである。
すなわち発明者らは、エポキシ樹脂に0.05wt%か
ら、s、owt%のルイス(Lewis )酸触媒、ま
たはこの重量係のLewis酸触媒と10体積係から了
○体積係の充填剤、または同じく同重量係のLewis
酸触媒と同10〜70体積係の充填剤と膨張化合物とか
らなるRIM用材料は、エポキシ樹脂の硬化速度がほぼ
3o秒から2分以内という速硬化特性が優れており、か
つエポキシ樹脂が低粘度であるために、炭素繊維、アラ
ミド繊維、ガラス繊維、ミルドファイバー類が高体積分
率、つ捷p7o体積チ近く混入でき、このことから曲げ
弾性率が飛躍的に向上するという特性が優れており、t
た、スピロオルジエステル類、ビシクロオルソエステル
類、スピロオルンカーボネイト類である膨張化合物を投
入する事から成形収縮率が極めて小さいという従来の樹
脂組成物にみられない全く新規な優れた材料であること
を発見したのである。
この組成物は、ルイス酸とエポキシ樹脂との組み合せに
より、従来あまり知られていなかったエポキシ樹脂の速
硬化という特性の改良がなされ、また、ルイス酸と膨張
化合物との組み合せにより、従来全く知られていなかっ
たエポキシ樹脂成形物の収縮をも改良する事ができたも
のである。本発明において、エポキシ樹脂はペースポリ
マーの働きをし、市販されているエポキシ樹脂であれば
よく、好ましくは、ビスフェノールAタイプのエポキシ
樹脂が良い。充填剤は、ペースポリマーを強化する作用
をし、炭素繊維、アラミド繊維、ガラス繊維、ミルドフ
ァイバーなどを用いることができ好ましくは炭素繊維か
アラミド繊維を60〜70体積チ混入したものがよい。
膨張化合物は、エポキシ樹脂の硬化収縮をおさえる作用
をし、スピロオルジエステル類CI l ビシクロオル
ソエステル類CIt )、スピロオルジエステル類〔■
〕の化合物であればよい。好ましくは、それぞれの類に
ついて、次に示す分子構造式をもつものがよい。
CI〕 Rはアルキル基、nは自然数、これを便宜上、以下にお
いて膨張化合物Iと呼ぶ。
〔■〕
Rはアルキル基、nは自然数、これを便宜上、以下にお
いて膨張化合物■と呼ぶ。
以下余白 〔■〕 R,R/はアルキル基、これを便宜上、以下において膨
張化合物■と呼ぶ。
Lewis酸は、エポキシ樹脂を重合させる作用をし、
さらに膨張化合物の環を開環させて重合させる作用をす
る。Lewis酸は、プロトン酸またはハロゲン化金属
であれば良い。好ましくは、EPRX−A(加電化)で
あればよい。
実施例の説明 次に本発明について実施例を用いて、さらに詳しく説明
する。
〔実施例1〕 ビスフェノールAタイプのエポキシ樹脂(エビコー)8
28.油化シェル)に、10wtチの膨張化合物[I)
と、ルイス酸(EPRX−p、、 旭を化)をそれぞれ
0.05,0.1.O,!5,1,3.5wt%となる
ように加えた。さらにこの6つの場合に対して、10,
30,60.70体積チとなるように炭素繊維を混入し
た。このようにして得られた混合物を、160℃の金型
内に流し込み、その硬化時間を測定した。その硬化時間
を第1図に示している。硬化時間は高々4分以内だとい
う事がわかる。触媒を用いない場合の120分に比べ、
時間的に1/3Q以内に短縮できたものである。この時
、ルイス酸の濃度が0 、06w t %よりも低い時
は、はとんど触媒としての効果なく、エポキシ樹脂は硬
化しない。触媒濃度が6.0wt%以上では、樹脂中で
局部加熱が発生して暗茶色に焦げた。ルイス酸濃度、0
.05,0.1,0.5,1.0゜3.0,5.0wt
%のそれぞれの濃度において炭素繊維の体積分率を、1
0,30,50.70体積係とした場合の曲げ弾性率を
第2,3図に示した。
体積分率が10%以下では曲は弾性率に対する効果が少
なく、70%以上では、はぼ70体積チの時の曲げ弾性
率に近い値が得られるだけであまり効果がなかった。こ
の時、ペースレジンの粘度が低いために30体積チ以上
でも容易に繊維を混入することができた。次にスビロオ
ルンエステル類の膨張化合物〔I〕の効果をみるために
、炭素繊維を60体積係混入した場合について、それぞ
れの成形物の成形収縮率を測定した。その結果を第1表
に示す。
第1表 膨張化合物〔■〕を投入した場合と、投入しない場合と
で、成形収縮率が極端に異なることが分かる。
〔実施例2〕 ヒスフェノールAタイプのエポキシ樹脂(エピコー) 
828.油化シェル)に、10wt%の膨張化合物〔■
〕とルイス酸を、実施例1と同様にして混入した。さら
に得られた6つのルイス酸濃度のそれぞれの場合に、実
施例1と同様な体積分率だけのアラミド繊維(ケブラー
49.デュポン社)を混入した。このようにして得られ
た混合物を、150℃の金型内に流し込み、その硬化時
間を測定し、さらにその試験片を切り出して曲げ弾性率
を測定した。これらの結果を、第4. 5. 6図に示
す。第4図より、硬化時間は高々3分以内だという事が
わかる。触媒を用いない場合の約120分に比べ、時間
的にかなり短縮できたものである。
この時も、ルイス酸の濃度が0.05wt%よりも低い
時は、はとんど触媒としての効果はなく、エポキシ樹脂
は硬化しない。触媒濃度も約5.0wt%以上では、樹
脂中で局部加熱が発生して暗茶色に焦げた。第5図、第
6図から、体積分率が10%以下、70%以上では実施
例1と同様な事がいえた。またこの時、ベースレジンの
粘度が低いために、30体積チ以上でも充分容易に混練
することができた。次にビシクロオルンエステル類の膨
張化合物〔「〕の効果をみるために、アラミド繊維を5
0体積係混入した場合について、それぞれの成形物の成
形収縮率を測定した。その結果を、第2表に示す。
第 2 表 膨張化合物〔■〕を投入した場合と、投入しない場合と
で、成形収縮率が実施例1と同様に極端に異なることが
わかる。
〔実施例3〕 実施例1と同様にしてビスフェノールAタイプのエポキ
シ樹脂(エピコート828. 油化シェル)に、IQw
t% の膨張化合物(1)と濃度の異なるルイス酸を混
入した。さらに得られた6つのルイス酸濃度のそれぞれ
の場合に、実施例1と同様な体積分率のガラス繊維(4
09C,日東紡)を混入した。このようなそれぞれの場
合のものを、実施例1と同様に硬化時間と曲げ弾性率を
測定した。その結果を第7図に示す。この場合も、実施
例1,2と同様に硬化時間は高々3分以内だという事が
わかる。またガラス繊維の体積分率が10チ以下、70
%以上では、実施例1,2と同様なことがいえた。次に
、スピロオルンカーボネイト類の膨張化合物〔■〕の効
果をみるだめに、実施例1,2と同様に、その成形収縮
率を測定した。
その結果を第3表に示す。
以下余白 第3表 膨張化合物〔■〕を投入した場合と、投入しない場合と
で、成形収縮率が実施例1,2と同様に極端に異なるこ
とがわかる。
発明の効果 本発明はルイス酸と、エポキシ樹脂と膨張化合物との組
み合せにより、ルイス酸触媒によってエポキシ樹脂が速
硬化し、さらに同じルイス酸で、従来熱硬化性樹脂の特
性の1つであった硬化収縮を膨張化合物の重合開始剤と
して使用できるために硬化収縮をおさえることが可能と
なり、高速度。
高N度で成形が行なわれることに効果を発揮するもので
ある。さらにベースレジンが低粘度であるために充填剤
の体積分率を70%近くまで増加させることができ、従
来、得られにくかった高強度材料の生産性のよい製造に
効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、膨張化合物[1](1owt%)と戻入し、
ルイス酸濃度と炭素繊維の体積分率を変化させた場合、
それぞれに対応する曲げ弾性率の相関図、第4図は、膨
張化合物[:Il](1owt係)〔■〕を投入し、ル
イス酸濃度とアラミド繊維の体積分率を変化させた場合
、それぞれに対応する曲げ弾性率の相関図、第7図は、
膨張化合物〔■〕(10wt%)とガラス繊維を投入し
た場合の、ル膨張化合物[11Dを投入し、ルイス酸濃
度とガラス繊維の体積分率を変化させた場合、それぞれ
に対応する曲げ弾性率の相関図である。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名第1
図 ルイス歇fL!L (婬%〕 @2図 J 、11gm=)イネn ((1%t第3図 ツタ(翠、4表fFA、t のイオ(活f(イさ・竿 
(4オ(イ1−〜@4図 ルイスms 5J)’K <wt Vo>第5図 アラぐr磁層i1本積合卑 (1本横7D)第6図 了ラミ)ご責m論トイ本a“づδ・牢(イ1く41瞬’
h )第7図 ルイ人I物場u度Cwt帰2 第8図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)エポキシ樹脂に、0.05wt%から5.0wt
    %のルイス酸触媒を、捷たけこの重量係のルイス酸触媒
    と10体積襲から70体積係の充填剤、または同じく同
    重量係のルイス酸触媒と同体積チの充填剤と膨張化合物
    を混入したことを特徴とするルイス酸触媒反応を用いた
    反応性射出成形用材料。 (2)蕃諮ルイス酸触媒は、プロトン酸またはハロ出成
    形用材料。 する特許請求の範囲第1項記載のルイス酸触媒反応を用
    いた反応性射出成形用材料。 (4) 半合膨張化合物は、スビロオルンエステル類ビ
    シクロオルソエステル類、スピロオルン力−ボネイト類
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のル
    イス酸触媒反応を用いた反応性射出成形用材料。
JP13698483A 1983-07-26 1983-07-26 ルイス酸触媒反応を用いた反応性射出成形用材料 Pending JPS6028427A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7129290B2 (en) * 2002-01-11 2006-10-31 E. I. Du Pont De Nemours And Company Polymeric crosslinkable compositions containing spiroorthocarbonates

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5728131A (en) * 1980-06-17 1982-02-15 Union Carbide Corp Stabilizer for composition containing cyclic aliphatic epoxide

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