JPS6028250Y2 - 器機用テ−ブル - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本願は、前後に区別された２枚の卓板を配置し、前位の
卓板上に例えばキーボードを、後位の卓板上に例えばモ
ニタ用テレビを夫々配置して用いられる器機用テーブル
に関し、特にキーボードなどを使用者が操作し易いよう
に設置できるようにしたもので、その実施例を以下図面
について詳述すると、このテーブルは、第１図から明ら
かなように水平に延びる上枠１と水平脚２とを上下に一
体に設けて戊る左右側板３ａｖ３ｂを有しており、この
左右側板３ ａｔ ３ ｂの前記上枠１，１間には、そ
の前後に位置して２枚の卓板４と５が配置されている。

また前記左右側板３ａ、３ｂ間の前記卓板の下方には、
これらを連結すると共に内部に前記２枚の卓板４と５を
夫々個別に昇降させるための昇降作動機構を装備した壁
体６が設けられている。

すなわち壁体６の内部に、左右側板３ａ、３ｂに夫々両
端部が支持された上下１対の取付板７，８が所要の間隔
をおいて水平状に設けられており、この上下取付板７，
８の両側部には、上下端が前記取付板７，８に軸受９を
介して夫々回転自在に支承された第１のネジ軸１０ａ乃
至１０ｄと、この各ネジ軸１０ａ乃至ｌｅｄの下縁に夫
々軸止した第１のチェーンホイール１２ａ乃至１２ｄと
、第５，６図に示すように円盤状を呈し、直径方向にネ
ジ孔１３を有し、このネジ孔１３にネジ軸１０ａ乃至１
０ｄを夫々螺合して昇降する駒１４とから成る第１の昇
降体が、夫々前後に対向して配設されている。

そして前後に位置するネジ軸ｌｅａと１０ｂ及び１０ｃ
と１０ｄに螺合された駒１４．１４は角パイプから成る
第１の連結杆１５及び１６内の前後位置に夫々嵌合され
ており、この連結杆１５，１６の前後位置に設けられた
長手方向の長孔Ｐを介して夫々ネジ軸が夫々貫通されて
いる。

上記において連結杆１５，１６内に夫々嵌合させた前後
１対の駒１４．１４のうち、その一方が連結杆１５内で
遊動可能に、他方が中心軸１４′を介して回動可能に嵌
合されており、従って連結杆１５とネジ軸１０ａと１０
ｂとの関係は、ネジ軸１０ａ、１０ｂが共に同方向に回
転したときは、連結杆１５が水平状態で昇降し、中心軸
１４′を有しない駒１４と螺合したネジ軸１０ｂが回転
したときは、連結杆１５は中心軸１４′を支点として上
下方向に傾動する。

この関係は、連結杆１６とネジ軸１０ｃ、１０ｄとの関
係においても同様である。

そして前記連結杆１５，１６の先端には、直状に立上が
りそれから更に前方に屈曲して延びる逆り字状の支持杆
１５’、１６’が夫々一体に連設されており、この支持
杆１５’、１６′間に前記前位の卓板４が取付けられる
。

また前記前記壁体６内には、前記下位取付板８上に立設
された支軸１１ａ乃至１１ｄと、この各支軸１１ａ乃至
１１ｄの上端に回転自在に取付けられ中心にネジ孔を有
したチェーンホイール１７ａ乃至１７と、このチェーン
ホイールのネジ孔に夫々螺合して昇降する第２のネジ軸
１８ａ乃至１８ｂとから成る第２の昇降体が、前記令弟
１の昇降体に夫々対応して配設されている。

この各ネジ軸のうち前後に位置するネジ軸同志は、その
上端が夫々角パイプから成る第２の連結杆１９に枢軸２
０を介して回転自在に支承されると共に、その一方の枢
軸２０′は更に第２の連結杆１９の長手方向に設けた長
孔Ｐに移動可能に係合されており、従って前後に位置す
るネジ軸１８ａ、１８ｂと一方の連結杆１９との関係は
、前後チェーンホイール１７ａ、１７ｂが同方向に回転
したとき、連結杆１９が水平状態で上下動腰枢軸２０′
が長孔Ｐに係合しているネジ軸１８と螺合したチェーン
ホイール１７ａを回転したとき、連結杆１９は他方の枢
軸２０を支点として上下方向に傾動腰この関係はネジ軸
１８ｃ、１８ｄと他方の第２連結杆１９との関係におい
ても全く同様である。

そして左右に位置する連結杆１９，１９間には前記した
後位の卓板５が取付けられる。

前記下位の取付板８の上面には、左右位置で対向する一
方のネジ軸１０ａと１０ｃとを回転するための駆動機構
２１と、その他方のネジ軸１０ｂと１０ｄとを回転する
ための駆動機構２２とが、また前記上位の取付板７の下
面には、左右位置で対向する一方のチェーンホイール１
７ａと１７ｃとを回転するための駆動機構２３と、その
他方のチェーンホイール１７ｂと１７ｄとを回転するた
めの駆動機構２４とが夫々装備されている。

そしてこの各部動機構２１乃至２４は、いづれも第４図
から明らかなように、チェーンホイール間に張架される
無端状チェーン２５と、中間ホイール２６と、可逆性の
電動モータ２７と、この電動モータ２７により駆動され
て無端状チェーン２５に走行運動を付勢する駆動ホイー
ル２８と、前記電動モータ２７及び駆動ホイール２８と
を備え、取付板に対し移動可能に支持された台板２９と
、該台板２９を付勢して無端状チェーン２５を常時緊張
状態に保持するスプリング３０とから構成されている。

３１はスイッチホックスで各部動機構２１乃至２４を夫
々駆動するためのスイッチが備えられている。

３２はキーボードを３３はモニタ用テレビを夫々示して
おり、このモニタ用テレビ３３は、後位の卓板５上に直
接設置するようにしてもよいが、第７図に示すように、
該卓板５のはＳ゛中央位置に横長のスリット３４を、ま
た第８図に示すように該卓板５上に載置される例えばモ
ニタ用テレビを設置するに必要な大きさをもつ載置板３
５には、縦長のスリット３６を夫々形成すると共に、中
心孔３７′を有する上鍔付の円筒軸３７を前記スリット
３４と３６との交叉部位置に貫通して、その下端にナツ
ト３８を螺合することにより、卓板５上に載置板３５を
取付け、この状態で載置板３５上にモニタ用テレビ３３
を設置する。

そしてこの構成によるときは、ナツト３８を緩るめるこ
とにより載置板３５を卓板５に対し回転させることも、
またスリット３４．３６に沿って前後並びに左右側板方
向に移動させることもでき、これによって載置板３５上
のモニタ用テレビ３３の向きと位置を卓板５上で任意に
変更することができる。

また中心孔３７′は電線ケーブルなどを挿通ずるために
用いられる。

しかして前位の卓板４を昇降させるときは、スイッチ操
作により下位取付板８上に装備された駆動機構２１と２
３とを駆動する。

すると各チェーンホイール１２ａ乃至１２ｄが同方向に
回転し、駒１４を介して左右位置の連結杆１５．１６が
同時に水平状態で上下動しこれに伴って前位卓板４が昇
降する。

またこの状態で一方の駆動機構２２を駆動すると、左右
位置の連結杆１５，１６が夫々支軸１４′を支点として
上下方向に傾動し、これによって前位卓板４の傾きを調
節することができる。

更に上記において、上位取付板７の下面に装備された駆
動機構２３．２４をスイッチ操作により駆動すると、各
チェーンホイール１７ａ乃至１７ｄが同方向に回転し、
これと螺合する第２のネジ軸１８ａ乃至１８ｄを介して
左右位置の連結杆１９．１９が同時に水平状態で上下動
し、これによって後位の卓板５が昇降する。

またこの状態で一方の駆動機構２３を駆動すると、左右
位置の連結杆１９，１９が枢軸２０を支点として上下方
向に傾動し、これによって後位卓板５の傾きを調整する
ことができる 更にまた後位の卓板５の上面に円筒軸３７を介して取付
けられた載置板３５を該卓板５に対し前後乃至左右方向
に移動し、または回転するときは、載置板３５上に設置
されるモニタ用テレビの前後並びに左右位置乃至向きを
任意に調整することができるものである。

本願は成上のように構成されているので、使用の態様乃
至使用者の好みに合せて前位の卓板を前傾に或いは後傾
に調整してその傾動状態を変更することができ、また前
位の卓板を後位の卓板に対する高さ位置を任意に調整し
得るので、例えばモニタ用テレビの高さに合わせて例え
ばキーボードを操作者の最も操作し易い高さ位置に設定
することができて、使用に極めて便利であり、器機類の
操作性も良好となる利点を有する。

【図面の簡単な説明】

図面は本願の実施例を示すもので、第１図は使用状態に
おける総体斜視図、第２図は縦断側面図、第３図は１側
部を拡大した要部を示す斜視図、第４図は駆動機構を示
す要部の斜視図、第５図は第４図のＩ−Ｉ線拡大断面図
、第６図は第４図の■−■線拡大断面図、第７図は後位
卓板の平面図、第８図は載置板の平面図、第９図は後位
卓板と載置板との関係を示す平面図、第１０図は第９図
の■−■線拡大断面図、第１１図は第９図のＩＶ−ＩＶ
線拡大断面図である。 図中、３ａ、３ｂは側板、４，５は卓板、７゜８は取付
板、１０ａ乃至１０ｄ、１８ａ乃至１８ｄはネジ軸、ｌ
ｌａ乃至ｌｉｄは支軸、１２ａ乃至１２ｄ、１７ａ乃至
１７ｄはチェーンホイール、１４は駒、１４′は中心軸
、１５，１６．１９は連結杆、１５’、１６’は支持杆
、Ｐは長孔、２０．２０’は枢軸、２１乃至２４は駆動
機構、２５は無端状チェーン、２７は電動モータ、３４
．３６はスリット、３５は載置板、３７は円筒軸、３８
はナツトである。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 左右側板の上部間に、前後に区別される２枚の卓板を配
   置すると共に、前記前位の卓板の左右側部に、前後方向
   に延びる連結杆の先端に一体に連設して逆り字状に突出
   する支持杆の前端水平部を取付け、かつ前記左右側板間
   に設けた壁体に、共通の駆動機構により回転される垂直
   状のネジ軸と螺合して昇降する駒を有し、この駒を夫々
   前記左右の連結杆の前端部に垂直回動自在とした前方１
   対の昇降体と、共通の駆動機構により回転される垂直状
   のネジ軸と螺合して昇降する駒を有し、この駒を夫々前
   記左右の連結杆の後端部に前後動並びに垂直回動自在に
   連結した後方１対の昇降体とを夫々配設して成る器機用
   テーブル。