JPS6027248B2 - 引出形しや断器のインタ−ロツク装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、引出形しや断器のインターロック装置に関す
る。

〔従釆の技術〕

閉鎖記電盤に内蔵された引出形しや断器と電源母線の接
続を安全に行うために盤の扉を閉じたまま操作ハンドル
によて操作を行う方法は一般に用いられていることであ
る。

この時安全性を増すために、しや断器が電源母線と接続
状態（さし込み状態）にあるときは扉を開くことができ
ないよう拘束すべきインターロック装置が用いられてい
る。従来、この種のインターロック装置として例えば実
公昭４１−１１５鞠号のようにしや断器がさし込み状態
にあるときは扉を開けることができないように構成され
ている。ところで、盤内に異常が生じた時にはしや断器
のさし込み状態のときでも扉を開け盤内の実験を行うこ
とが必要となる。

例えば、しや断器がトリツプ指令を与えたにも拘らず、
開放しない場合にはしや断器さし込み状態にあるときで
も一旦扉を開け盤内の異常有無を確認し、再度扉を閉め
てハンドル操作ができるようにする必要がある。しかし
ながら、従来のインターロック装置は上述したようにし
や断器と電源母線を断路した状態（引出し状態）でない
と開扉できない構成となっているこのため、盤内の異常
時にしや断器さし込み状態で異常の有無を確認できない
という問題点を有する。〔発明の日的〕 本発明の目的は、前記従釆技術の問題点を除き、しや断
器さし込み状態のときにも扉の開閉ロックを解くことが
できると共に開閉ロックの復元を扉の開操作に連動して
自動的に行える引出形しや断器のインターロック装置を
提供することにある。

〔発明の概要〕

本発明の特徴とするところはねじによって扉に取付けら
れているロック金具をインターロックロッドに係合させ
てさし込み状態での開扉をロックし、異常にはロック金
具を扉に取付けているねじを外すことによって開扉する
とロック金具を回転させインターロックロッドとの係合
を解除するようにし、かつ解除のロッ復元を閉扉操作と
連動して行うようにしたことにある。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の詳細を図面により実施例について説明す
る。

第１図において、盤フレーム１、扉２により構成される
閉鎖配電盤内にはインターロック装置３が取付けられて
おり、操作ハンドル４を上下動することにより駆動ロッ
ド５を介してしや断器６が矢印Ａで示すように前後に糟
勤し、主回路接触子６Ｓにより電源としや断器６の間の
主回路が断路および接続がなされるようになっている。

しや断器６のさし込み、引出しはそれぞれ主回路の接続
、断路に対応するのである。第２図において、操作ハン
ドル４はインターロックロッド７の下端にピン８により
ピン結合される。

ィンタ−ロックロッド７の上端部はインターロック装置
のフレーム３の上部水平面３Ｓの孔３日によりガイドさ
れている。操作ハンドル４の上下動に係合してインター
ロックロッド７が上下に糟勤する。操作ハンけレ４が実
線で示す１の位置にあるときはしや断器６が引出し位置
にあり、また操作ハンドル４が二点鎖線で示す０の位置
にあるときはしや断器６がさし込み位置にある。第６図
にインターロック装置３とロック金具１５の部分の関係
を示す。第３図〜第５図はいずれもしや断器６がさし込
み位置（ハンドル４が０の位置）にあるときの機構状態
を示すもので、インターロックロッド７は図示面より手
前に突出している。

第３図において、ロック金具１５は、扉２の内側面より
突出した軸受金具１６にピン１６Ａによって回転可能に
装着される。

平常の使用状態において、ロック金具１５は扉２の前面
側から螺入されるねじ１７によって扉２に固定されてい
る。この状態では扉２を開けようとしてもロック金具１
５の突出部１６Ｓがインターロックロッド７に邪魔され
扉２を開けることはできない。第４図はねじ１７を外し
扉２を開けた状態を示す。しや断器６がさし込み位置で
扉２を開けるにはねじ１７を外した後に、扉２を開ける
とロック金具１５は突出部１５Ｓがインターロックロッ
ド７に当接しながらピン１６Ａを支点軸にして矢印Ｂ方
向に回転し、インターロックロッド７とロック金具１５
の突出部１５Ｓの係合が解除される。すなわち、扉２の
開き動作とロック金具１５の回転動作が相対的に動くよ
うになっている。なお、ばね１８は引張りばねで、ロッ
ク金具１５がピン１６Ａの支乙点軸を境にデッドポイン
トなるように配設される。ばね１８は第３回の状態では
ロック金具１５を反時計方向に回転させるように作用し
、第４図の状態から更に時計方向に回転しデッドポイン
トを過ぎるとロック金具１５を時計方向に回転させる。
第５図は一旦扉２を開けたが、再度扉２を閉めようとし
た時の中間状態を示すもので、扉２を一定角度閉めると
ロック金具１５に設けた折曲部当鞍部１５Ｔがインター
ロック装置フレーム３の前面３ＴＳに当接する。更に扉
２を閉めようとするとロック金具１５はピン１６Ａを支
点として矢印Ｃ方向に一定回転し、扉２を完全に閉めき
ると第３図の位置に復する。ここでねじ１７をしめてロ
ック金具１５が扉２に固定され平常使用時のインターロ
ック状態になる。〔発明の効果〕 以上のように、本発明のインターロック装置によれば、
しや断器のさし込み状態に於てもロックを解除し、簡単
に開扉、閉扉し得る状態にできるので異常時の保守、点
検を行える。

しかも簡単な機構によって実現できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるインターロック装置を準備した引
出し形回路しや断器の構成を示す平面図、第２図は第１
図のインターロック装置部分のＡ−Ａ断面図、第３図〜
５図は第２図のＢ−Ｂ断面図で扉のインターロック状態
を示し、第３図は平常時の状態、第４図は扉インターロ
ックを解除し開扉させている状態、第５図は閉扉させて
いる状態をそれぞれ示す、第６図はインターロック要部
の部品斜視図である。 １…・・・盤フレーム、２・・・・・・扉、４・・・・
・・操作ハンドル、６・…・・しや断器、７・・・・・
・インターロックロッド、１５・・・・・・ロック金具
、１７・・・・・・ねじ。 多′図多３２ 多２回 多ム函 茅ク菌 茅ょ菌

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 扉の前面側からのハンドルの操作によつて電源母線
   へのさし込み、引出し操作を行わせるしや断器と、前記
   ハンドルと連係して滑動し前記しや断器を前後方向に移
   動させる駆動ロツドと、扉の裏面側に固定され、平面部
   に１本のピンが植立されている軸受金具と、盤フレーム
   に固定され、ハンドル操作に連動して上下動するインタ
   ーロツクロツドを水平面に穿設したガイド孔の受入れる
   ようにしたインターロツクフレームと、扉の前面側から
   螺入されるねじによつて扉の裏面側に取付けられ、前記
   ねじを外すと前記ピンを支点として回転自在であつて、
   前記インターロツクロツドが上方向位置にあるときに開
   扉したときのみ前記インターロツクロツドに当接して反
   時計方向への回転を阻止する突出部と前記インターロツ
   クフレームの前面に当接する当接部を有するロツク金具
   と、一端を前記軸受金具に係止されると共に他端を前記
   ロツク金具に係止され、前記ピンの位置を境にして前記
   ロツク金具に時計方向あるいは反時計方向の回動力を与
   える引張にばねとを具備し、扉の閉操作により前記ロツ
   ク金具の当接部が前記インターロツクフレームの前面に
   当接した際には前記ロツク金具を前記引張りばねによつ
   て反時計方向に回動させるようにしたことを特徴とする
   引出形しや断器のインターロツク装置。