JPS602668B2 - 文字パタ−ン登録処理方式 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は文字パターン登録処理方式に関し、特にキーボ
ードとディスプレイ装置をそなえ、キーボードから入力
した文字をディスプレイ装置に表示しつつ各種の文書作
成処理を行なうデータ処理装置において、登録されてい
ない文字パターンを新規に登録する際に、既登録の文字
パターンの全部又は一部を利用することにより新規文字
パターンの登録処理を容易に行なえるようにした文字パ
タ−ン登録処理方式に関する。

最近、データ処理の分野において、直接漢字を扱い、こ
れをディスプレイ上に表示したり、プリンタにて出力し
たりするシステムが増加しつつある。

そのような漢字処理システムにおいて一般には全ての漢
字を最初から登録しておくことはせず、装置自体には基
本的な漢字のみを登録しておき、システムを使用するユ
ーザが必要に応じて適宜、文字を定義して登録するよう
にしている。このように、漢字処理においてユーザ定義
文字の作成は不可避であるが、従来はデザインシート上
に母字をデザインした後、カードをパンチし登録処理プ
ログラムを実行するといったバッチ処理が主体であった
ため、下記の問題点を生じていた。○｝ 登録後、モニ
タリストを確認するまでは母字のモニタが取れない。

【２１ パターンの一部修正が容易にできない。

｛３１ 類似文字パターンを有効に使用できない。｛４
１１文字を登録するのに時間がかかる。本発明は上詫間
題点を解決し、ディスプレイ装置を用いて既登録の文字
パターンの全体又は一部を利用することにより、新規文
字パターンの登録処理を容易に行なえるようにすること
を目的とし、そしてそのため本発明は、キーボードとデ
ィスプレイ装置をそなえ、キーボードから入力した文字
をディスプレイ装置に表示しつつ各種の文書作成処理を
行なうデータ処理装置において、Ｎ個の画素からなりそ
れぞれ異なるパターンを有する州種類の文字パターンを
登録用パターンとして用意し、これを文字パターン辞書
に保持するとともに、ディスプレイ画面上の半画面にＭ
×Ｍ個の画素で表示された１文字についてその画素座標
をキーボード上のあらかじめ設定したＭ×Ｍ個の文字キ
ーに対応させる画素座標処理部と、キーボードから入力
された文字をディスプレイの一方の半画面のＭ×Ｍ個の
画素に表示せしめる入力文字表示制御部と、上記一方の
半画面に表示された文字パターンの全体又は一部を他方
の半画面にコピーせしめるコピー処理部と、画素座標に
対応した上記キーボード上の文字キー操作により当該画
素を消去または追加せしめる修正処理部と、上記他方の
半画面上の文字パターンをＮ個の画素毎にスキャンして
上記登録用パターンとのマッチング処理を行ない全体の
ビットパターンを作成するスキャン処理部とを少なくと
もそなえ、ディスプレイの一方の半画面に表示した既登
録済の文字パターンを参照しつつ、新規文字の文字パタ
ーン登録処理を行なうことを可能にしたことを特徴とす
る。以下、本発明を図面により説明する。第１図は本発
明による実施例のデータ処理装置の姿部ブロック図であ
り、図中、１はディスプレイ、２はキーボード、３は画
面バッファ、４は表示制御部、５は画素座標処理部、６
はコピー処理部、７は修正処理部、８はスキャン処理部
、９は文字パターン辞書、１０は文字属性辞書である。

本発明においては、Ｎ個の画素からなりそれぞれ異なる
パターンを有するが種類の文字パターンを登録用パター
ンとして用意し、これを文字パターン辞書９に保持して
おくようにする。第２図は本発明の実施例における登録
用パターンの例であり、４画素／１文字パターンからな
る１筋種類の文字パターンを用意し、あらかじめ文字パ
ターン辞書９に外字登録しておく。

次に文字入力方法については、第３図に示すようにディ
スプレイ画面を左右２分割し、右半分の画面を既登録の
類似文字エリア、左半分の画面を登録文字エリアとして
使用し、この登録文字エリアに後述する方法によって文
字を作成してゆくようにする。

第３図に図示する画面上の１文字は１餅；×１６列（３
２×３範囲素で表示され、このとき画素座標は、ペンタ
ッチキーボード上に任意に設定した３２×３２文字によ
り対応づけられる。

この文字−画素座標変換処理は、画素座標処理部５によ
って行なわれる。さらに、キーボード上の特定文字が消
去キーとして設定される。

次に、登録方法の概要は以下の通りである。

ま・ず、登録しようとする文字に類似した既登録の文字
が存在する場合、その既登録の文字コードをキーボード
から入力し、ディスプレイの右画面に表示させる。第３
図の例では、「未」がこれから登緑しようとする文字で
あり、「未」が既登録の文字である。なお、第３図は、
登録パターンを作成終了した段階の表示を示しており、
上記した最初の段階においては、ディスプレイの右画面
に「未」が表示されるのみである。

次に、キーボードからコピー指定を入力することにより
、右画面の表示文字の全体または一部を左画面にコピー
する。

このときコピーする範囲は，キーボードより任意に指定
可能である。そして、コピーされた左画面の文字パター
ンに対して、修正（追加／削除）部分を画素座標に対応
したキーボード上の文字キー操作により指定する。追加
の場合は、当該画素に対応する文字キー操作のみによっ
て行なわれ、消去の場合は、当該文字キーと，ともに消
去キーを操作することによって行なわれる。このように
して、ディスプレイの左画面上に文字パターンが完成し
たとき「 これを文字パターン辞書に登録するために、
４画素分ずつを１文字パターンとしてスキャンし、上託
した１筋種類の登録用文字パターンとのマッチングを試
みる。

そして、マッチングしたパターンのコード（文字コード
）をディスプレイに送出し画面に表示させると，ともに
、全体のビットパターンを文字パターン辞書に登録する
。さらに、必要に応じて登録文字の属性をキーボ・−ド
から入力し、文字属性辞書に登録する。

次に、第１図の実施例の動作を、第４図の登録手順例に
もとづいて説明する。第４図の例は、文字「付」を文字
コード ＡＢＣＤ、ドット数３２として新規登録する場合を示し
ている。

‘１１まず，キーボード２のキー操作により、文字コー
ドｉ＝ＡＢＣＤ、新期登録Ｎ、ドット数３２を入力する
。

■ 登録すべき文字「付」に類似した文字として「附」
が既に登録されているので、そのコ−ド１２３４をコピ
ー指定でキーボードーから入力する。

（ｉ＝１２３４，Ｃ）キーボードーから入力されたコー
ド情報１２３４は、表示制御部４へ送出され、表示制御
部４はこのコード情報１２３４にもとづいて、文字パタ
ーン辞書９から文字パターン「附」を謙出し、画面バッ
ファ３の右半分の領域に格納する。そして、この画面バ
ッファ３の内容がディスプレイ１に表示される。【３｝
次に、コピー文字のつくりを範囲指定でディスプレイ
の左画面にコピーする制御を行なう。

すなわち、キーボード１において「寸」の部分を囲む図
示斜線部の方形の頂部こ対応する文字Ｋ１，Ｋ２，Ｋ３
，Ｋ４を指定する。なお、ここでいう文字とは、キーボ
ード上の文字を指している。キーボード上からの指示は
、ｉ＝Ｋ１，Ｋ２，Ｋ３，Ｋ４，Ｃである。

この指示により、コピー処理部６が起動され、コピー処
理部６は画面バッファ３の右半分の指定された領域の内
容を議出して、同じく画面バッファ３の左半分に書込む
。｛４｝ 次に、「にんべん」を部首コード入力する。

すなわち、ＫＩが「にんべん」を示す文字（キーボード
上の文字）とすると、キ−ボード１より、ｉ＝ＫＩを指
示する。この指示により、修正処理部７が起動され、修
正処理部は、文字パターン辞書９から、にんべん「ィＪ
を議出し、画面バッファ３の左半分の領域の空白部分に
書込む処理を行なう。なお、徳、勇等はあらかじめ文字
パターン辞書に外字登録済である。■ さらに、文字パ
ターンを完成するために「付」の左ョコハネを線入力す
る。

すなわち、Ｋ１，Ｋ２がョコ左ハネの始点、終点に対応
する文字（キーボード上の文字）とすると、キーポ−ド
１よりｉ＝Ｋ１，Ｋ２を指示する。これにより修正処理
部７は、指示された修正処理を行なつ。■ 以上の処理
により、ディスプレイ１の左半分の画面には「付」が完
成して表示される。

デザイン終了により、キーボード１より「 ｉ！ＥＮＤ
を指示すると、スキャン処理部８が起動される。

スキャン処理部８は、完成した文字パターンを文字パタ
ーン辞書９に登録するために、前述したように、４画素
分ずつを１文字パターンとして画面バッファ３上のスキ
ャンを行ない、第２図図示の１母蓮類の登録用文字パタ
ーンとのマッチングを試みる。そして、マッチングした
パターンの文字コードをすべて図示しない作業用記憶領
域に格納し終ったとき、これを画面バッファ３に書込ん
でディスプレイ１に表示させるとともに、全体のビット
パターンを文字パターン辞書９に登録する処理を行なう
。‘７１ このようにして、登録された文字が画面に表
示されたとき、モニタ確認を行ない、特に問題がなけれ
ば「ＯＫ」を入力する。（ｉ＝ＯＫ） また、修正を必要とする場合は「ＯＮ」を入力し、修正
を行なう。

｛８１ 最後に、文字「付」の文字属性をキーボード１
から入力し、文字属性辞書１０１こ登録せしめる。

‘９１ 以上により登録動作は終了する。

以上説明したように本発明によれば、ディスプレイ上に
類似文字パターンを表示し、これから部分パターンをコ
ピーする機能と、部首パターン（ニンベン等）を表示、
編集する機能と、「点ハ「線」の入力および消去を行な
う機能をもうけて、ディスプレイ上で文字パターンを作
成することを可能にしたので、新規に文字パターンを登
録する処理が大幅に簡略化され、その効果は絶大なもの
がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による実施例のデータ処理装置の要部ブ
ロック図、第２図は本発明の実施例における登録用パタ
ーンの例、第３図はディスプレイ画面における表示例、
第４図は登録手順例である。 第１図において、１はディスプレイ、２はキーボード、
３は画面バッファ、４は表示制御部、５は画素座標処理
部、６はコピー処理部、７は修正処理部、８はスキャン
処理部、９は文字パターン辞書、である。 第１図 紫Ｚ図 第３図 第４図′は） 第４図（ｂ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ キーボードとデイスプレイ装置をそなえ、キーボー
   ドから入力した文字をデイスプレイ装置に表示しつつ各
   種の文書作成処理を行なうデータ処理装置において、Ｎ
   個の画素からなりそれぞれ異なるパターンを有する２Ｎ
   種類の文字パターンを登録用パターンとして用意し、こ
   れを文字パターン辞書に保持するとともに、デイスプレ
   イ画面上の半画面にＭ×Ｍ個の画素で表示された１文字
   についてその画素座標をキーボード上のあらかじめ設定
   したＭ×Ｍ個の文字キーに対応させる画素座標処理部と
   、キーボードから入力された文字をデイスプレイの一方
   の半画面のＭ×Ｍ個の画素に表示せしめる入力文字表示
   制御部と、上記一方の半画面に表示された文字パターン
   の全体又は一部を他方の半画面にコピーせしめるコピー
   処理部と、画素座標に対応した上記キーボード上の文字
   キー操作により当該素を消去または追加せしめる修正処
   理部と上記他方の半画面上の文字パターンをＮ個の画素
   毎にスキヤンして上記登録用パターンとのマツチング処
   理を行ない全体のビツトパターンを作成するスキヤン処
   理部とを少なくともそなえデイスプレイの一方の半画面
   に表示した既登録済の文字パターンを参照しつつ、新規
   文字の文字パターン登録処理を行なうことを可能にした
   ことを特徴とする文字パターン登録処理方式。