JPS6026643B2 - 横断面略ｌ字状の被加工材に対するトリミング装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、モールディング素材等で横断面略Ｌ字状の形
状を持つ被加工材に対し、数所の端部個所に切断処理を
加えるところのトリミング装置に関するものである。

背景技術 例えば、第１図で示すモールディング素材Ａに対しては
、その平面フランジａ，に透孔１を設け、また左右端部
には平面フランジａ，、側面フランジａ２の端末２，３
，４，５を部分的に切取り除去し、更に平面フランジａ
，の長手方向に沿って緑部６を削取る等の各種切断処理
を加えることが行なわれている。

従来、この種の切断処理は第１図ａ〜ｄで示す加工毎に
夫々別工程で行なわれており、そのため工数が多いばか
りでなく、各切断部分の寸法関係にバラ付きが生じ易く
しかも各工程毎に４回もの出入れが必要であるため作業
途上で金属光輝部に傷を付け、装飾機能を低下させる廉
れが大きい。

発明の開示本発明は、斯る数個所に亘る切断処理を被加
工材の定着状態のまま施すことのできるトリミング装置
を提供すること、を目的とする。

即ち、本発明に係るトリミング装置においては、各切断
個所に応じた鮒断刃を有する第１ポンチと被加工材を戦
置する第１ダイスとで平面フランジの切断加工を施し、
またその直交方向でスライド近接乃至離反動する第２ポ
ンチと第２ダイスとの間で側面フランジの数個所に亘る
切断加工を施し得るよう構成されている。

発明を実施するための最良の形態 以下、これを第２〜４図で示す実施例に基づいて説明す
れば、次の通りである。

まず、第２図に基づいて構成を説明すれば、このトリミ
ング装置は上下に対向配置したポンチホルダー１０とダ
イスホルダ−２０とに各機構部が装着されている。

ポンチホルダー１０は上下動自在にシリンダ等で支持す
るもので、その板面の略中央には下方に突出させて第１
ポンチ１１が設けられている。この第１ポンチ１１は、
被加工材Ａの開孔１、平面フランジａ，の左右端都側２
，４及び緑辺部６を夫々切断する鱗断刃を下端面１１ａ
に持っている。また、第１ポンチ１１は側面部が関孔１
２で左右に亘つて貫通されており、その開孔１２内に後
述する第２のポンチ及びダイスの各対向面部を受入れ得
るようになっている。一方、ダイスホルダー２０はベー
ス上に定置されており、この板面にはポンチホルダー１
０に装着した第１ポンチ１１の直下で被加工材Ａを戦層
する第１ダイス２１が取付け配置されている。その第１
ダイス２１は第１ポンチ１１の各期断刃を摺鞍上下動可
能にする受座を持つものであり、この受座との間で各勢
断刃による切断加工を行い得るようにされている。また
、ポンチホルダー１０には、第１ポンチ１１の下方で左
右に位置して互いにスライド近接乃至離反敷可能に装着
した第２のポンチ２２とダイス２３が設けられている。
この第２ポンチ２２は、被加工材Ａの側面フランジａ２
で左右機部側３，５に切断加工を加える切断刃を先端面
２２ａに持っている。また、第２ダイス２３は被加工材
Ａの側面フランジａ２を背面側よりあてがい支持するも
ので、第２ポンチ２２の鞠断刃との対向面間で側面フラ
ンジａ２に左右端部３，５の切断加工を施し得るように
されている。これらポンチ２２及びダイス２３は、ポン
チホルダー１０より突設した押圧カム１３，１４を用い
て互いにスライド近接乃至離反動可能に構成することが
できる。第２ダイス２３は、一定間隔をへだてて前進カ
ム部２４ａと後退カム部２４ｂとを一体成形したカム盤
２４に後端部を装着し、そのカム盤２４をスライドガイ
ド２５に鉄装配置することにより前後動可能に構成され
ている。このカム盤２４では、前進カム部２４ａと後退
カム部２４ｂとの間隔内に押圧カム１３を受入れるもの
で、その押圧カム１３では下斜面１３ａがポンチホルダ
ー１０の下降動に伴って前進カム部２４ａと当接押圧し
、また上斜面１３ｂがポンチホルダー１０の上降動に伴
って後退カム部２４ｂと摺鞍接合することにより第２ダ
イス２３をスライド移動するようになっている。また第
２ポンチ２２はスプリング偏位自在にボルト２６で支持
したスライドカム２７に取付け固定され、このスライド
カム２７が押圧カム１４でスプリング偏位に抗して押出
されることにより前進勤可能に構成されている。このよ
うに構成するトリミング装置では、平面フランジａ，の
長手方向縁辺を部分的にダイス２１の緑辺から側方に突
出させてダイス２１に平面フランジａ，を配置すると共
に側面フランジａ２をダイス２１の定規等（図示せず）
で圧懐係止することにより被加工材Ａをダイス２１に載
遣した状態で、平面フランジａ，と側面フランジらに切
断加工を加えることができる。

まず、ポンチホルダー１０を下降動すると、第１ポンチ
１１が被加工材Ａの平面フランジａ，に作用して、その
数個所に亘る孔明けまたは端緑劉取り処理を行う。この
処理を終了して第１ポンチ１１が下死点まで達すると、
第１ポンチ１１の側蘭に形成した関孔１２内に第２のポ
ンチ２２及びダイス２３の各対向面部が押圧カム１３，
１４の作用で互いに同調してスライド近接移動する。こ
れらポンチ２２とダイス２３との間では、被加工材Ａの
側面フランジａ２に数個所に亘る端縁剥取り処理を行う
ようになる。発明の効果以上の如く、本発明に係る横断
面略Ｌ字状の被加工材に対するトリミング装置によれば
、第１ダイスに戦遣したままで被加工材に対する数個所
の切断処理を加えることができるため、作業能率を向上
すると共に各切断位置の寸法関係を一定にし、しかも光
輝面等の傷付けを極力少なくするようにできる。

【図面の簡単な説明】

第１図ａ〜ｄは被加工材の切断個所を示す一具体例の説
明図、第２図は本発明に係るトリミング装置の正面図、
第３及び４図は同装置の動作説明図である。 Ａ・・・被加工材、ａ．・・・平面フランジ、ａ２・・
・側面フランジ、１〜６・・・切断個所、１０・・・ポ
ンチホルダー、１１・・・第１ポンチ、１２・・・側面
部開孔、２０…ダイスホルダー、２１…第１ダイス、２
２…第２ポンチ、２３・・・第２ダイス、１３，１４・
・・押圧カム、２４ａ，２４ｂ…第２ポンチのカム部、
２７…第２ダイスのカム部。 券〆図〇． 第′図ク． 第′図Ｃ． ※ノ鞠〆 繁２函 鰭３凶 繁４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ モールデイング素材等で横断面略Ｌ字状の被加工材
   に対し、左右端部の側面フランジから平面フランジに亘
   る一定幅の削取り切断、平面フランジの孔明け並びに長
   手方向に沿つた縁取り等数個所に切断加工を施すところ
   のトリミング装置であつて、上下動するポンチホルダー
   の板面略中央に平面フランジの切断部分に応じて数個所
   に剪断刃を持つた第１ポンチを下方に突出させて装着し
   、その直下に被加工材を載置する第１ダイスを第１ポン
   チが摺接上下動可能にダイホルダーの板面上に配置し、
   第１ポンチには側面部を横方向左右に貫通する開孔を設
   けると共に、その第１ポンチの下死点で各対向面部が第
   １ポンチの開孔内で近接乃至離反動するよう側面フラン
   ジの切断を行う剪断刃を数個所に持つた第２ポンチと被
   加工材をあてがい支持する第２ダイスとをダイホルダー
   の板面上で互いにスライド移動可能に装着したことを特
   徴とする横断面略Ｌ字状の被加工材に対するトリミング
   装置。 ２ 上記第２のポンチ及びダイスが、ポンチホルダーの
   板面で第１ポンチを介して左右に下方に突出させて夫々
   装着した押圧カムとの当接押圧乃至押圧解除で互いにス
   ライド移動可能に装着されているところの特許請求の範
   囲第１項記載のトリミング装置。