JPS60264362A - 磁気ヘツド用非磁性セラミツク材料 - Google Patents
磁気ヘツド用非磁性セラミツク材料Info
- Publication number
- JPS60264362A JPS60264362A JP59120595A JP12059584A JPS60264362A JP S60264362 A JPS60264362 A JP S60264362A JP 59120595 A JP59120595 A JP 59120595A JP 12059584 A JP12059584 A JP 12059584A JP S60264362 A JPS60264362 A JP S60264362A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- weight
- ceramic material
- coefficient
- thermal expansion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
- Magnetic Heads (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は磁気ヘッドの構成に用いられる非磁性セラミッ
ク材料に係り、特に金属磁性薄膜を蒸着あるいはスパッ
タリング等をするための薄膜磁気ヘッド用の非磁性セラ
ミック基板材料に関するものである。
ク材料に係り、特に金属磁性薄膜を蒸着あるいはスパッ
タリング等をするための薄膜磁気ヘッド用の非磁性セラ
ミック基板材料に関するものである。
磁気ヘッドはV T R(Video Tape Re
corder )。
corder )。
コンピュータ、オーディオ機器の心臓部品として近年需
要が急拡大している。
要が急拡大している。
VTRやコンピュータ等の高密度記録が一段と進むにつ
れ9次世代の磁気ヘッドとして薄膜で構成する薄膜磁気
ヘッドの研究が最近活発に行われている。
れ9次世代の磁気ヘッドとして薄膜で構成する薄膜磁気
ヘッドの研究が最近活発に行われている。
薄膜ヘッドは記録、再生機能をパーマロイ(Fe−Ni
)、センダスト(Fe −IJ −8i )等の金属磁
性薄膜に持たせ、耐摩耗性等の摺動性能を非磁性基板に
持たせる複合ヘッドであり、基板自体にも重要な特性が
要求される。
)、センダスト(Fe −IJ −8i )等の金属磁
性薄膜に持たせ、耐摩耗性等の摺動性能を非磁性基板に
持たせる複合ヘッドであり、基板自体にも重要な特性が
要求される。
従来この種の非磁性セラミック基板としては。
チタン酸バリウムBaT10g+チタン酸カルシウムC
aT ios s 7 ”ミナ拳炭化チp y Al2
O5* TtC等ノモノセラミック材料案されていた。
aT ios s 7 ”ミナ拳炭化チp y Al2
O5* TtC等ノモノセラミック材料案されていた。
ところがこのような材料で構成されたセラミック基板に
は次のような問題があった。
は次のような問題があった。
すなわち金属磁性薄膜の特性を引出すだめの蒸着、スパ
ッタリング等の膜形成の際およびその後の熱処理や、ギ
ャップ部のガラスボンディング時に、後述するように基
板との熱膨張率の相違から薄膜が剥離するという難点が
あった。
ッタリング等の膜形成の際およびその後の熱処理や、ギ
ャップ部のガラスボンディング時に、後述するように基
板との熱膨張率の相違から薄膜が剥離するという難点が
あった。
また従来提案されていた前記セラミック基板はその熱膨
張率が高々10 X 10−6/”c程度と小さく。
張率が高々10 X 10−6/”c程度と小さく。
又熱膨張率が金属磁性薄膜と一致するガラスの場合には
、硬度が低く磁気テープとの摺動時の摩耗が大きい欠点
があった。
、硬度が低く磁気テープとの摺動時の摩耗が大きい欠点
があった。
このためパーマロイ等の金属磁性薄膜の熱膨張率12〜
1.5 X t o−’/℃にはy合致し、フェライト
並みの耐摩耗性を有する非磁性基板の出現が強く要望さ
れていた。
1.5 X t o−’/℃にはy合致し、フェライト
並みの耐摩耗性を有する非磁性基板の出現が強く要望さ
れていた。
本発明者は、先の発明即ち特願昭59−59931号に
より’riOa2o〜60菫量%、 NiO60〜20
重量%、及びCaOまたはMgOの少なくとも一種が1
0〜40重量%からなる組成物で、熱膨張率が・:1′
□□ 11〜14 X 10−’/’Cであることを要
旨とするセラミック材料がかかる問題を解決しうろこと
を開示した。
より’riOa2o〜60菫量%、 NiO60〜20
重量%、及びCaOまたはMgOの少なくとも一種が1
0〜40重量%からなる組成物で、熱膨張率が・:1′
□□ 11〜14 X 10−’/’Cであることを要
旨とするセラミック材料がかかる問題を解決しうろこと
を開示した。
上記セラミック材料は、固有抵抗が1o11Ω・−以上
の絶縁性を有するものであるが、磁気ヘッド用非磁性セ
ラミック材料としては、磁気ヘッドが記録媒体と接触摺
動下で使用される場合には、摺動時に発生する帯電現象
が問題となることがあり。
の絶縁性を有するものであるが、磁気ヘッド用非磁性セ
ラミック材料としては、磁気ヘッドが記録媒体と接触摺
動下で使用される場合には、摺動時に発生する帯電現象
が問題となることがあり。
この場合には固有抵抗を1060・酬以下とすることが
好ましい。
好ましい。
本発明は、かかる点に鑑み、先に開示した組成物の熱膨
張率、耐摩耗性をそこなうことなく固有抵抗を低下せし
める改良研究を進めた結果、 Ti0220〜60重量
%、 Ni060〜20重量%及びCaOまたはMgO
の少なくとも一種が10〜40重量%からなる組成物を
主成分として、主成分全量に対してCaMn0.を2〜
15重it%添加することが有効であることを見い出し
本発明をなすにいたった0 本発明の薄膜ヘッド用に好適な磁気ヘッド用セラミック
基板材料で形成された非磁性基板の特徴は、Tiイオン
、Niイオン及びCaイオンまだはMgイオンの少くと
も一種類とMnイオンを含む特定組成の複合酸化物より
なる点にあシ、これにより固有抵抗が106Ω・−以下
で熱膨張率が11〜14X10−’/℃と金属磁性膜に
はソ合致し、フェライト並み以上の耐摩耗性を有するも
のを提供する点にある。
張率、耐摩耗性をそこなうことなく固有抵抗を低下せし
める改良研究を進めた結果、 Ti0220〜60重量
%、 Ni060〜20重量%及びCaOまたはMgO
の少なくとも一種が10〜40重量%からなる組成物を
主成分として、主成分全量に対してCaMn0.を2〜
15重it%添加することが有効であることを見い出し
本発明をなすにいたった0 本発明の薄膜ヘッド用に好適な磁気ヘッド用セラミック
基板材料で形成された非磁性基板の特徴は、Tiイオン
、Niイオン及びCaイオンまだはMgイオンの少くと
も一種類とMnイオンを含む特定組成の複合酸化物より
なる点にあシ、これにより固有抵抗が106Ω・−以下
で熱膨張率が11〜14X10−’/℃と金属磁性膜に
はソ合致し、フェライト並み以上の耐摩耗性を有するも
のを提供する点にある。
本発明の磁気ヘッド用非磁性セラミック材料においてC
aMnO3は、Ti0220〜60重量%、Ni060
〜20重量%、さらにCaOまたはMgOの少なくとも
一種が10〜40重量%よりなる組成物全量に対して2
〜15重量%である必要があり、この範囲を逸脱すると
目的とするものが得られない。
aMnO3は、Ti0220〜60重量%、Ni060
〜20重量%、さらにCaOまたはMgOの少なくとも
一種が10〜40重量%よりなる組成物全量に対して2
〜15重量%である必要があり、この範囲を逸脱すると
目的とするものが得られない。
前記範囲において、 Tie、は20重量%以下では耐
摩耗性が悪く、60重量%以上では熱膨張率が小さくな
る。NiOは熱膨張率を高めるものであるが20重量%
以下では熱膨張率が小さく、60重量鴨以上では耐摩耗
性が悪くなる。そしてCaO又はMgOの少なくとも一
種が10重量%以下では熱膨張率が小さく、40重量る
以上では耐摩耗性が低下する。
摩耗性が悪く、60重量%以上では熱膨張率が小さくな
る。NiOは熱膨張率を高めるものであるが20重量%
以下では熱膨張率が小さく、60重量鴨以上では耐摩耗
性が悪くなる。そしてCaO又はMgOの少なくとも一
種が10重量%以下では熱膨張率が小さく、40重量る
以上では耐摩耗性が低下する。
そして、CaMnQsは2重量%以下では、固有抵抗が
高く、15重量%以上では耐摩耗性が悪化する。
高く、15重量%以上では耐摩耗性が悪化する。
本発明におけるCaMn0の添加効果は、T+複合酸化
物のTI4+へCaMnO3が作用することによってM
nイオンの一部が、 Mn3+で存在することによるも
のと推測される。
物のTI4+へCaMnO3が作用することによってM
nイオンの一部が、 Mn3+で存在することによるも
のと推測される。
本発明の磁気ヘッド用非磁性セラミック材料によりセラ
ミック基板を製造する方法について一例を示す。
ミック基板を製造する方法について一例を示す。
所定量の酸化チタン、酸化ニッケル、酸化カルシウム、
酸化マグネシウムあるいは焼成によりこれらの酸化物に
変換しうる化合物をボールミル等の混合機を用いて十分
混合した後、これらの混合物を800〜1200℃の温
度で仮焼する。
酸化マグネシウムあるいは焼成によりこれらの酸化物に
変換しうる化合物をボールミル等の混合機を用いて十分
混合した後、これらの混合物を800〜1200℃の温
度で仮焼する。
次にとの仮焼粉末に同様な方法で作成したCaMnOs
仮焼粉末を加えボールミル等の混合機を用いて再混合粉
砕し、乾燥後プレスバインダーを混ぜて成形し、140
0〜1550℃の温度範囲で大気または空気中で焼成す
る。この場合、各原料を独立粉末として用いてもよいし
、任意の組合せの仮焼粉末(例えば、 CaT i03
. MgT its粉末)を用いてもよい。さらに共沈
法やコロイド添加法等の公知の手段によって調整した複
合酸化物粉末として用いてもよい。成形後の焼成におい
ては常圧焼結法以外にホットプレス法などの高密度化焼
成法を使用してもよい。
仮焼粉末を加えボールミル等の混合機を用いて再混合粉
砕し、乾燥後プレスバインダーを混ぜて成形し、140
0〜1550℃の温度範囲で大気または空気中で焼成す
る。この場合、各原料を独立粉末として用いてもよいし
、任意の組合せの仮焼粉末(例えば、 CaT i03
. MgT its粉末)を用いてもよい。さらに共沈
法やコロイド添加法等の公知の手段によって調整した複
合酸化物粉末として用いてもよい。成形後の焼成におい
ては常圧焼結法以外にホットプレス法などの高密度化焼
成法を使用してもよい。
次に具体的な実施例によシ本発明をさらに詳しく説明す
る。
る。
なお熱膨張率はJIS法に準じ、室温よシ500℃にお
ける平均線膨張よりめた。また耐摩耗性は、ピン−円板
式摩耗試験機を使用し、荷重50 Kp / crR+
周速15 Q cm/seeの条件で100時間運転し
、試験片の長さの変化よりめた。なおピンにサンプル、
円板には鉄を用いた。固有抵抗は、サンプルの両端にイ
ンジウム、ガリウム電極を塗布し絶縁抵抗計を用いて室
温で測定した。
ける平均線膨張よりめた。また耐摩耗性は、ピン−円板
式摩耗試験機を使用し、荷重50 Kp / crR+
周速15 Q cm/seeの条件で100時間運転し
、試験片の長さの変化よりめた。なおピンにサンプル、
円板には鉄を用いた。固有抵抗は、サンプルの両端にイ
ンジウム、ガリウム電極を塗布し絶縁抵抗計を用いて室
温で測定した。
、l[l 実施例
炭酸マンガン及び炭酸カルシウムを等モルの配合比率で
ボールミルに入れ、24時時間式混合し乾燥後、大気中
でi o o o ”cで焼成してCaMnO3仮焼粉
末を得た。
ボールミルに入れ、24時時間式混合し乾燥後、大気中
でi o o o ”cで焼成してCaMnO3仮焼粉
末を得た。
別に、酸化チタン、酸化ニッケル、酸化マグネシウム及
び炭酸カルシウムの比率を変え、ボールミルで24時時
間式混合し、乾燥後大気中で1000℃で焼成し各種仮
焼物粉末を作成した。これらの仮焼粉末と前記調整した
CaMnO3仮焼粉末とをボールミルで24時間再度湿
式混合粉砕し、乾燥後プレスバインダーとして1重量%
のポリビニルアルコールを加え+ 2 to” / c
Jで成形し。
び炭酸カルシウムの比率を変え、ボールミルで24時時
間式混合し、乾燥後大気中で1000℃で焼成し各種仮
焼物粉末を作成した。これらの仮焼粉末と前記調整した
CaMnO3仮焼粉末とをボールミルで24時間再度湿
式混合粉砕し、乾燥後プレスバインダーとして1重量%
のポリビニルアルコールを加え+ 2 to” / c
Jで成形し。
1450℃で1時間大気中で焼成して表1に示すサンプ
ル1〜24を作成した。この表においてサンプル3〜6
,11〜14.19〜22が本発明の範囲内のものであ
る。またサンプル1,9.17の固有抵抗は1010Ω
・酬以上の値であった。この結果より明らかなように1
本発明による特定組成の複合酸化物が熱膨張率において
金属磁性薄膜とはソ合致し、しかも耐摩耗性において、
フェライト並み以上の性能を有し、かつ固有抵抗が10
’Ω・国以下であることがわかる。
ル1〜24を作成した。この表においてサンプル3〜6
,11〜14.19〜22が本発明の範囲内のものであ
る。またサンプル1,9.17の固有抵抗は1010Ω
・酬以上の値であった。この結果より明らかなように1
本発明による特定組成の複合酸化物が熱膨張率において
金属磁性薄膜とはソ合致し、しかも耐摩耗性において、
フェライト並み以上の性能を有し、かつ固有抵抗が10
’Ω・国以下であることがわかる。
表 1
〔効果〕
本発明によれば、固有抵抗が低くかつその熱膨張率が金
属磁性薄膜にはソ合致し、しかも摩耗量が小さい非磁性
の薄膜ヘッド用セラミック基板として好適なものを得る
ことができる。
属磁性薄膜にはソ合致し、しかも摩耗量が小さい非磁性
の薄膜ヘッド用セラミック基板として好適なものを得る
ことができる。
なお本発明のセラミック材料は前記薄膜ヘッド用として
限定されるものではなく、かかる性能が適用しうる他の
磁気ヘッド用非磁性セラミック材料として当然に使用し
得るものである。
限定されるものではなく、かかる性能が適用しうる他の
磁気ヘッド用非磁性セラミック材料として当然に使用し
得るものである。
特許出願人 ティーディーケイ株式会社代理人弁理士
山 谷 晧 榮
山 谷 晧 榮
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 Ti0.20〜60重量%、 Ni060〜20重量%
。 及びCaOまたはMgOの少なくとも一種が10〜40
重量%とを主成分として、 CaMn01が前記主成分
全量に対して2〜15重量%添加されることを特徴とす
る磁気ヘッド用非磁性セラミック材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59120595A JPS60264362A (ja) | 1984-06-12 | 1984-06-12 | 磁気ヘツド用非磁性セラミツク材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59120595A JPS60264362A (ja) | 1984-06-12 | 1984-06-12 | 磁気ヘツド用非磁性セラミツク材料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60264362A true JPS60264362A (ja) | 1985-12-27 |
Family
ID=14790147
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59120595A Pending JPS60264362A (ja) | 1984-06-12 | 1984-06-12 | 磁気ヘツド用非磁性セラミツク材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60264362A (ja) |
-
1984
- 1984-06-12 JP JP59120595A patent/JPS60264362A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS60264362A (ja) | 磁気ヘツド用非磁性セラミツク材料 | |
JPS60264363A (ja) | 磁気ヘツド用非磁性セラミツク材料 | |
JPH0459263B2 (ja) | ||
JPS60200853A (ja) | 磁気ヘツド用セラミツク基板材料 | |
JPH0522666B2 (ja) | ||
JPH0522665B2 (ja) | ||
JPH0459264B2 (ja) | ||
JPS60194507A (ja) | 磁気ヘツド用セラミツク基板材料 | |
JP2880044B2 (ja) | 磁気ヘッド用非磁性基板材料 | |
JPS60194506A (ja) | 磁気ヘツド用セラミツク基板材料 | |
JPS60200854A (ja) | 磁気ヘツド用セラミツク基板材料 | |
JP3353379B2 (ja) | 磁気ヘッド用非磁性セラミック材料 | |
JPS6217841B2 (ja) | ||
JP3152740B2 (ja) | 非磁性セラミックス | |
JP2721320B2 (ja) | 非磁性基板材料及び磁気ヘッド | |
JPH0469103B2 (ja) | ||
JP3052668B2 (ja) | 高い飽和磁化を有する低キュリー点磁気記録粉末 | |
JPS6119094B2 (ja) | ||
JPH08119634A (ja) | 磁気記録粉末 | |
Lagrange et al. | Preparation and properties of hot-pressed Ni-Zn ferrites for magnetic head application | |
JPH03146457A (ja) | 磁気ヘッド用磁器組成物 | |
JP3052667B2 (ja) | 高い飽和磁化を有する低キュリー点磁気記録粉末 | |
JPH05270901A (ja) | 磁気ヘッド用非磁性セラミックスおよびその製造方法 | |
JPS6259069B2 (ja) | ||
JPS60231463A (ja) | 誘電体磁器材料 |