JPS602641B2 - 合成樹脂製防眩ミラ−の製造方法 - Google Patents

合成樹脂製防眩ミラ−の製造方法

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JPS602641B2
JPS602641B2 JP55069003A JP6900380A JPS602641B2 JP S602641 B2 JPS602641 B2 JP S602641B2 JP 55069003 A JP55069003 A JP 55069003A JP 6900380 A JP6900380 A JP 6900380A JP S602641 B2 JPS602641 B2 JP S602641B2
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JP
Japan
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molded body
mirror
synthetic resin
molding
protective coating
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JP55069003A
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JPS56165101A (en
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健一 北
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TAKARAZUKA KASEI KK
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TAKARAZUKA KASEI KK
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/08Mirrors

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、自動車に設置して使用される合成樹脂製防舷
ミラーの製造方法に関するものである。
自動車の運転席に設置して後方の視野を視認する防舷ミ
ラーは、断面形状が鞍形となった所謂プリズム鏡からな
っており、裏面の反射と表面の反射とを切替えて使用で
きるようになっている。ところで、このような防舷ミラ
ーはほとんど全てが無機ガラスによって製作されており
、これを適宜な保持体および支持体によって運転席上方
に取付けられている。最近になって、衝突時の安全性あ
るいは保持体および支持体を含めたミラー重量の軽減な
らびにこれらの機構の簡素化の見地から、防舷ミラーを
プラスチック化する検討が始められている。プラスチッ
クによって防舷ミラーを製作しようとする場合コンブレ
ッション法や注型重合法を採用することも考えられるが
、これらの方法では製作に多くの時間と煩雑な手間を要
し、生産能率の面で難点がある。このため金型を用いて
射出成形する方法が有利といえるが、射出成形によると
きはその成形品に所謂成形歪が発生し、これがミラーと
しての光学特性を損ねる原因となり、良品を得にくい面
があった。特に防舷ミラーのように断面が操形のものは
肉厚が不均一であるため、成形時の冷却が不均一となり
、上記の成形歪が助長される懐向があった。本発明はこ
のような状況に鑑み、射出成形による成形歪が成形品の
間縁部に集中してあらわれることに着目し、この部分に
相当する部分を予め大きく成形し、しかるのちこの部分
を裁断欠除して所定の防舷ミラーを得、これによって成
形歪に基因する欠陥を解消しようとしたものである。
すなわち本発明方法は所定寸法より外形多寸法が若干大
きく断面が襖形の透明合成樹脂製の成形体を射出成形に
よって製作し、次いでこの成形体の周綾部の成形歪の大
きい部分を裁断除去して所定寸法のミラー基体を作成し
、しかるのちこのミラー基体の片面に真空蒸着被膜およ
び保護および保護塗膜を形成するか、あるいは、所定寸
法より外形寸法が若干大きく射出成形された断面襖形の
成形体の片面に真空蒸看破膜および保護塗膜を形成し、
しかるのちこの成形体の周縁部の成形歪の大きい部分を
裁断除去して所定寸法の防舷ミラーを得ることを特徴と
するものである以下、本発明方法を実施例の図面に従っ
て説明する。
第1図は本発明の方法によって得られる合成樹脂製防舷
ミラーの斜視図で、第2図は第1図の0部分の拡大断面
図である。
第2図において、1は透明合成樹脂製の断面裸形に射出
成形されて得られたミラー基体で、本発明においてはア
クリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、スチレン樹脂およ
びスチレンmメチルメタクリレート樹脂等が使用可能で
あるが「これらのうち透明度が高くしかもその他の光学
特性が優れているアクリル樹脂が最も適している。なお
、第3図Aに図示した敵断前のミラー基体(成形体)は
、説明の都合上符号を1′として示されている。2は、
ミラー基体1の背面に形成された反射面としての金属蒸
着被膜で、この場合の真空蒸着としては通常アルミニウ
ムが用いられるが、銀、ニッケル、クロムあるいはステ
ンレス等も使可能である。
一般にこの金属蒸着被膜2の膜厚は350〜400A程
度が好ましい。3はこの真空蒸看破膜2を保護する保護
塗膜で、セルロース系アルキツド系、メラミン系、アク
リル系等の高子塗料を塗布することによって形成されて
いる。
第3図Bに示された本発明のミラー基体1は、第3図A
のように所定寸法より周囲の外形寸法を若干大きく成形
された成形体からその周縁部の成形歪の大きい部分la
を裁断除去して得られるが、この点につき以下製造方法
と併せて説明する。
第4図は本発明の製造工程の説明図である。まず同図左
側の工程について説明する。Aの射出成形においては、
まず第3図Aの如く所定寸法より周囲の外形寸法が若干
大きい成形体1′を成形する。この場合の成形方法とし
ては、一般の射出成形方法でも差し支えないが、極力成
形歪の発生を抑え寸法精度の高い成形品を得るため、射
出成形においてさらに金型に圧縮力を作用させる所謂射
出圧縮成形法や射出された樹脂の収縮に伴なし、金型の
一部が移動しうるようになした所謂ロリンクス法等を採
用することが望ましい。一般に、射出成形法においては
、高温で溶融された樹脂を、その温度より低温の金型に
射出し、これを冷却固化して樹脂成形品が得られる。
この金型内における冷却固化工程において、成形体は、
その外側から冷却される。従って成形体の周緑部分は金
型に近いため、その中央部分よりも早く冷却されて、早
く固化し収縮する。この固化収縮の際に、周縁部分に張
力が作用し、この部分に所謂「ヒケ」現像を生ずる。こ
のヒケによって周綾部分には浅い凹みという成形歪みが
発生する。この成形歪みによって周緑部分の光学特性が
損われる。そこで、第3図Aに示されているように、上
記射出成形によって得られた成形体1′の周綾部の成形
歪の大きい部分laを裁断除去するが、この場合の裁断
方法としては一般にアクリル樹脂に用いられている方法
例えば、ルーターマシンにより母型に沿って数断す方法
等によって行なうことができる。
なお、裁断すべき成形歪の大きい部分laは、防舷ミラ
ーの所望の大きさ、形状、肉厚等によって決定されるが
、例えばアクリル樹脂で成形した成形体1′の大きさを
概ね220×6仇■とし、その肉厚を最大6側、最4・
3肌とした場合、裁断除去する部分laは外周より約6
肋入った部分とすればよい。以上の如く裁断除去操作を
経て得られたミラー基体1の片面には次にCの真空蒸着
被膜およびDの保護塗膜が形成される。
真空蒸看破膜の形成に」用いられる金属は上述した通り
であるが、その条件は合成樹脂に対して行なわれる真空
蒸着の条件,と特に変わるものではない。またDの保護
塗膜の形成も上述した各種の塗料を、刷子塗り、浸漬あ
るいはスプレー噴射等の方法によって行えばよい。以上
の如くして所定形状のE防舷ミラーが得られるが、この
方法において防舷ミラーの正面に硬化被膜を形成する必
要があるときには、Fの表面硬化処理を施せばよい。こ
のF表面硬化処理としては、アクリル樹脂架橋タイプの
硬化剤、シリコーン系の硬化剤等が使用され、これを既
知の方法で塗布すればよい。以上第4図左側の製造工程
すなわちA−B−C‐‐D−Eの工程について説明した
が、次に同図右側のA一C一〇一B−Eの工程について
説明する。
この方法は前述の工程と実質的に変わるものではないが
、多少工程の順序が入れ替っている。すなわちAによっ
て同様射出成形した成形体1′を何等裁断することなく
第3図Aの状態のま)Cの真空蒸着被膜の形成を行ない
、引続きDの保護塗膜の成を行なう。しかるのちこの成
形体1′を前述と同様にB裁断して成形歪の大きい部分
laを除去し、本発明のE防舷ミラーを得る。なお、こ
の方法においてF表面硬化処理を施す必要があるときに
は、B裁断ののち行なうとよい。本発明は以上説明した
如き構成からなり、特に成形歪が集中して発生する周縁
部を除去して所定の形状の防舷ミラーを得るものである
から、その防舷ミラーの成形歪に基因する光学的欠陥を
最少限に抑え、無機ガラス製の防舷ミラーに匹敵する光
学特性を備えたものとすることができ、しかもこのよう
な性能の優れた防舷ミラーを特別の操作や装置を用いる
こと効率よく製造することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】 図面は本発明の1実施例を示すもので、第1図は防舷ミ
ラーの斜視図、第2図は第1図0部分の拡大断面図、第
3図A,Bはミラー基体の裁断前と裁断後の形状を示す
正面図、第4図は本発明の製造工程の説明図である。 1,1′……ミラー基体、2……真空蒸着被膜、3・・
・・・・保護塗膜。 第1図 第2図 第3図 第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 所定寸法より外形寸法が若干大きく断面が楔形の透
    明合成樹脂製の成形体を射出成形によって製作し、次い
    でこの成形体の周縁部の成形歪の大きい部分を截断除去
    して所定寸法のミラー基体を作成し、しかるのちこのミ
    ラー基体の片面に真空蒸着被膜および保護塗膜を形成す
    るか、あるいは、所定寸法より外形寸法が若干大きく射
    出成形された断面楔形の成形体の片面に真空蒸着被覆お
    よび保護塗膜を形成し、しかるのちこの成形体の周縁部
    の成形歪の大きい部分を截断除去して、所定寸法の防眩
    ミラーを得ることを特徴とする合成樹脂製防眩ミラーの
    製造方法。
JP55069003A 1980-05-26 1980-05-26 合成樹脂製防眩ミラ−の製造方法 Expired JPS602641B2 (ja)

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JPS56165101A JPS56165101A (en) 1981-12-18
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