JP5319259B2 - 加飾部材のベース部材へのインサート射出成形方法、及びそのベース部材 - Google Patents

加飾部材のベース部材へのインサート射出成形方法、及びそのベース部材 Download PDF

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Description

本発明は、薄肉の加飾部材を厚肉のベース部材にインサートして射出成形する方法、及びそのベース部材に関するものである。
近時の車両(例えば、自動車)において、車間距離検出装置を搭載したものがある。車間距離検出装置は、図12に示されるように、車両100の前端部に内装されたレドーム(ミリ波発信機1)から前方に向けて所定の周波数で発信された電波を前方の車両101に当て、その反射波が戻ってくるまでの時間や周波数差を計測することにより、自車両100と前車両101との間の距離を計測するものである。ミリ波発信機1は、エンジンECU2と接続されていて、車間距離が設定値よりも短い場合、運転者に警告を発したり、車両100を減速させたりする。通常の車両100において、このミリ波発信機1は、車体の前端部で、幅方向のほぼ中央部に内装されている。このため、ミリ波発信機1から発信された電波は、車両100のフロントパネル3(ベース部材、図1参照)を透過して外部に送信される。そして、前方の車両に当たって反射された電波が、再びフロントパネル3を透過してミリ波発信機1に受信される。なお、通常のミリ波発信機1から発信される電波の周波数は、76〜77GHzである。
車両100のフロントパネル3における幅方向のほぼ中央部には、その車両のエンブレム4(加飾部材)が取り付けられている場合が多い(図1参照)。このため、フロントパネル3だけでなく、フロントパネル3に組み込まれたエンブレム4に対しても、ミリ波を透過可能に製作する必要がある。
近時の車両において、上記したフロントパネル3やエンブレム4は、樹脂材を射出成形して製作される(例えば、特許文献1,2を参照)。しかし、小さくて薄いエンブレム4を、エンブレム4よりも遥かに大きくて厚いフロントパネル3の中央部に配置してインサート成形すると、フロントパネル3の成形時の熱量が多くなり、エンブレム4に施した表面処理(塗装、蒸着)にダメージを与えたり、エンブレム4を変形させたりするおそれがある。
特に、エンブレム4及びその周辺部の厚みの精度は、ミリ波の透過性を阻害させないために高度なものが要求されている。このため、従来の射出成形方法で、エンブレム4を組み込んだフロントパネル3を製作すると、その厚みが不均一となってしまい、歩留まりを低下させてしまう。
特開2007−13722号公報 特開2007−93241号公報
本発明は、上記した不具合に鑑み、加飾部材をベース部材にインサート成形するときに、加飾部材にダメージを与えないようにすることを課題としている。
課題を解決するための手段及び効果
上記課題を解決するための本発明は、
薄肉の加飾部材を厚肉のベース部材にインサートして射出成形する方法であって、
第1成形型のキャビティに溶融樹脂を射出して加飾部材原体を成形する工程と、
前記加飾部材原体を第2成形型にインサートし、そのキャビティに溶融樹脂を射出して、前記加飾部材原体の周囲に樹脂材を鋳ぐるみ、前記加飾部材原体の厚みよりも厚く、かつ前記ベース部材の厚みよりも薄い加飾部材単体を成形する工程と、
前記加飾部材単体を第3成形型にインサートし、そのキャビティに溶融樹脂を射出して、前記加飾部材単体を一体に組み込んだベース部材を成形する工程と、
を含むことを特徴としている。
本発明に係る加飾部材のベース部材へのインサート射出成形方法は、上記したように構成されていて、加飾部材原体よりも厚く、かつベース部材よりも薄い加飾部材単体をベース部材にインサートして射出成形している。従来の射出成形方法のように、大型・厚肉のベース部材に、加飾部材を直接インサートして射出成形すると、ベース部材成形時の熱量が多くなり、加飾部材(エンブレム)に施した表面処理(塗装、蒸着)にダメージを与えてしまう。また、加飾部材も変形してしまうおそれがある。しかし、本発明に係る射出成形方法では、加飾部材原体から加飾部材単体を成形し、この加飾部材単体をベース部材にインサートしているため、加飾部材原体に溶融樹脂の熱が直接に及ぶことはない。これにより、加飾部材原体の表面処理にダメージを与えたり、加飾部材原体を変形させたりすることが防止される。また、加飾部材単体の厚みを調整することにより、ベース部材の厚みが不均一になることを回避できる。この結果、ひけが生じにくくなり、ベース部材の歩留まりを向上させることができる。なお、各成形型に射出される溶融樹脂は、例えばポリカーボネートである。
前記第2成形型は、キャビティ型と、前記キャビティ型の周縁部に密着する筒状の外側コア型と、該外側コア型の内周面を摺動してその軸方向に進退可能な内側コア型と、を備え、
前記キャビティ型と前記外側コア型とが密着し、前記内側コア型が後退して、そのキャビティの容積が前記加飾部材単体のキャビティの容積よりも大の状態で該キャビティに溶融樹脂が射出され、
前記内側コア型が前進して、前記キャビティ内の溶融樹脂を圧縮させることが望ましい。
この圧縮成形方法は、「マイクロモールド法」と称されていて、成形品の残留応力が低下し、変形(例えば、ひけや気泡による表面の凹凸)を少なくできるという利点がある。
そして、前記加飾部材原体は、リング状の枠部と、前記枠部の内周側に設けられるマーク部と、前記枠部の背面部に突設され、加飾部材原体を前記第2成形型に保持するための支持爪部とを備えている。
これにより、加飾部材原体を第2成形型に保持させることが容易である。
前記加飾部材原体は、その表面及び/又は裏面に所定の表面処理が施されて前記第2成形型にインサートされる。
加飾部材原体に、所定の表面処理(例えば、インジウムメッキ)をして、加飾部材単体を成形することができる。インジウムメッキ層は電波(例えば、ミリ波)を透過させるという特性を有している。このため、ベース部材を車両のフロントパネルとし、加飾部材をフロントパネルに組み込まれるエンブレムとして、車両用車間距離検出装置に使用することができる。
更に、前記加飾部材単体が前記ベース部材に組み込まれてインサート成形された後、前記ベース部材における前記加飾部材単体を除く部分の表面及び/又は裏面に所定の表面処理を施すことができる。
ベース部材に、所定の表面処理(例えば、ハードコート)をすることにより、ベース部材が傷付くことを防止できる。
本発明の実施例について説明する。図1は本発明の実施例の車両100の正面図、図2の(a)はエンブレム原体5の正面図、(b)は同じく側面図、図3の(a)は第1成形型11の密着状態の断面図、(b)は同じく型開き状態の断面図、図4はエンブレム原体5に表面処理を施すための工程図、図5はエンブレム単体6の斜視図である。
本明細書では、ベース部材の一例であるフロントパネル3に加飾部材の一例である車両のエンブレム4を、組み込んで射出成形する場合について説明する。なお、本明細書では、フロントパネル3に組み込まれた状態の加飾部材を「エンブレム4」と記載し、フロントパネル3に組み込まれる前の状態の加飾部材を「エンブレム原体5(加飾部材原体)」又は「エンブレム単体6(加飾部材単体)」と記載する。図1に示されるように、車両100(自動車)の前端部には、フロントパネル3が取り付けられていて、その幅方向(横方向)のほぼ中央部には、その車両のエンブレム4が組み込まれている。このフロントパネル3は、エンブレム単体6を組み込んで射出成形(インサート成形)することによって形成される。また、エンブレム単体6は、エンブレム原体5より形成される。
最初に、エンブレム原体5について説明する。図2の(a),(b)に示されるように、エンブレム原体5は、薄板の略円形リング状の枠部7と、S字形状のマーク部8とを備えていて、マーク部8の上下端部が枠部7の内周面に連結していて、それらが一体に設けられている。枠部7の外径は40〜150mmであり、厚みは1mm程度である。そして、枠部7の背面部から4本の支持爪部9が延設されている。
図3の(a)に示されるように、第1成形型11の第1キャビティ型12には、エンブレム原体5の枠部7及びマーク部8に対応する窪み部13が設けられている。同じく第1コア型14には、支持爪部9を成形するための穴部15が設けられている。第1コア型14が第1キャビティ型12に接近し、密着される。射出成形機のノズル16から射出され、スプール17を介してキャビティに充填された溶融樹脂が固化する。図3の(b)に示されるように、所定時間経過後、第1成形型11が型開きされ、第1コア型14からノックアウトされることによって、成形されたエンブレム原体5が排出される。本実施例の溶融樹脂はポリカーボネートPCであり、エンブレム原体5は透明に成形される。
次に、エンブレム原体5に表面処理を施す。図4に示されるように、エンブレム原体5の表面(支持爪部9が設けられていない側の面)に、ベースコートAがされる。即ち、エンブレム原体5の表面に付着している油脂類、酸化物等が除去され、ウレタン系塗料、フッ素系塗料、ポリエチレン系塗料、ナイロン系塗料等が塗布される。これにより、エンブレム原体5の表面の平滑性が良好になる。
次に、その上から、金属(本実施例の場合、インジウム)を真空蒸着でメッキする。即ち、真空状態でインジウム片を加熱溶解・蒸発させて、メッキする。図4において、インジウムメッキをBで表す。これにより、エンブレム原体5の表面が金属メッキ色(白色)となり、その見栄えが良好になる。なお、インジウムメッキ層は、表面視において斑状に形成される。このため、エンブレム原体5において、インジウムメッキ層が形成されていない部分からミリ波を透過させることができる。真空蒸着に使用する金属は、インジウム以外にも、斑状に形成される金属(例えば、スズ)であれば使用可能である。
そして、インジウムメッキ層を保護するため、後処理としてトップコートCがされる。即ち、エンブレム原体5のインジウムメッキ層に、ウレタン系塗料、アクリル系塗料、ポリエステル系塗料、ラッカー系塗料、メラミン系塗料等が、10〜30μmの厚みで塗布される。これにより、インジウムメッキ層の剥離が防止される。なお、上記したベースコート及びトップコートのときに使用される塗料はいかなるものでもよいが、ミリ波発信機1から発信されるミリ波の透過性を低下させないものが望ましい。
次に、エンブレム単体6について説明する。図5に示されるように、エンブレム単体6は、インジウムメッキされたエンブレム原体5を、溶融樹脂(本実施例の場合、ポリカーボネートPC)で鋳ぐるんで成形したものである。後述するように、エンブレム単体6の厚み(例えば、3〜4mm)は、エンブレム原体5よりも厚く、フロントパネル3におけるエンブレム単体6が組み込まれる部分の厚みよりも薄い。第2成形型18は、図6の(a)に示されるように、エンブレム単体6に対応する窪み部19が設けられた第2キャビティ型21と、第2キャビティ型21の周縁部に密着する筒状の外側第2コア型22と、外側第2コア型22の内周面を摺動してその軸方向に進退可能な内側第2コア型23とを備えている。第2キャビティ型21の下部には、溶融樹脂(ポリカーボネートPC)を射出するためのスプール24とランナ25が設けられている。外側第2コア型22の内周面と内側第2コア型23の外周面との隙間は、極めて小さい。
図6の(a)に示されるように、外側第2コア型22が第2キャビティ型21に接近し、密着する。このとき、内側第2コア型23の前端面は、外側第2コア型22の前端面よりも少し離れて、第2キャビティ型21よりも後方に配置されている。このため、この状態における第2成形型18のキャビティの容積は、内側第2コア型23が前進した状態(内側第2コア型23の前端面が、外側第2コア型22の前端面と同一位置にまで前進した状態)におけるキャビティの容積よりも少し大きい。そして、内側第2コア型23が前進することにより、大容積状態のキャビティに射出された溶融樹脂を圧縮する。換言すれば、内側第2コア型23による圧縮量を見込んでキャビティの容積を拡大しておき、溶融樹脂の射出開始後、適切なタイミングで内側第2コア型23を前進させる。第2成形型18にインサートされたエンブレム原体5は、支持爪部9を内側第2コア型23の穴部26に嵌合させているため、成形中にエンブレム原体5がずれるおそれはない。これにより、エンブレム原体5の周囲に溶融樹脂(透明なポリカーボネートPC)が鋳ぐるまれて、エンブレム原体5よりも厚肉のエンブレム単体6が成形される。このエンブレム単体6に埋設されたエンブレム原体5は、その枠部7とマーク部8がインジウムメッキされているため、視認可能である。また、エンブレム原体5の支持爪部9は、エンブレム単体6の背面部から突出されている。なお、この射出成形方法は「マイクロモールド法」と称されていて、成形型のキャビティに射出された溶融樹脂を圧縮して所定形状にするため、分子配向が起こり難く、残留応力が減少し、かつ変形が少なくなるという利点がある。
次に、フロントパネル3について説明する。図7に示されるように、フロントパネル3は、エンブレム単体6を、溶融樹脂(本実施例の場合、ポリカーボネートPC)で鋳ぐるんで成形したものである。図8の(a)に示されるように、第3成形型27は、フロントパネル3に対応する窪み部28が設けられた第3キャビティ型29と、第3キャビティ型29の窪み部28に進入する突起部31が設けられた第3コア型32とを備えている。第3キャビティ型29には、溶融樹脂(本実施例の場合、ポリカーボネートPC)を射出するためのスプール33とランナ34が設けられている。第3コア型32の突起部31には、エンブレム単体6の背面部に突出した支持爪部9を嵌合させて保持するための穴部35が設けられている。
図8の(a)に示されるように、突起部31の穴部34にエンブレム単体6を保持した第3コア型32が前進し、第3キャビティ型29の窪み部28に進入する。このとき形成されるキャビティに、溶融樹脂がスプール33とランナ34を介して射出される。所定時間の後、第3コア型32が後退して型開きされる。これにより、図8の(b)に示されるように、エンブレム単体6をインサート成形したフロントパネル3が成形される。ここで、フロントパネル3における幅方向の中央部の厚み(例えば、6mm)に対して、幅方向の両端部の厚みは薄くなっている(例えば、3mm)。このため、薄肉のエンブレム原体5を直接にインサート成形してフロントパネル3を成形すると(従来の射出成形方法)、肉厚の不均一により「ひけ」が生じ易い。ところが、本実施例の場合、エンブレム原体5(厚みが1mm程度)よりも厚肉のエンブレム単体6(厚みが3mm程度)を、フロントパネルの厚肉部分にインサート成形してフロントパネル3を成形しているため、肉厚の不均一が解消されている。この結果、フロントパネル3に「ひけ」が生じにくくなる。また、エンブレム単体6内のエンブレム原体5に溶融樹脂の熱が直接に及ばないため、エンブレム原体5に施した表面処理(インジウムメッキ)がダメージを受けることはない。更に、エンブレム原体5の変形が防止されるとともに、エンブレム原体5の周縁部(見切り部)がぼやけることも防止され、意匠性が向上する。
エンブレム単体6を組み込んで成形されたフロントパネル3は、図9に示されるように、エンブレム単体6を除く背面部にベースコートDがされた後、インジウムメッキEがされる。ベースコートは、ウレタン系塗料、フッ素系塗料、ポリエチレン系塗料、ナイロン系塗料等が塗布されることによって行われる。また、インジウムメッキされる部分は透明なので、正面視におけるフロントパネル3は金属メッキ色(白色)に視認される。
続いて、図10に示されるように、フロントパネル3の背面部全体に黒色の塗装F(トップコート)がされる。これにより、フロントパネル3の正面視において、エンブレム4(フロントパネル3に組み込まれた状態のエンブレム単体6)の枠部7とマーク部8がインジウムメッキされて白色に視認されるとともに、それらの周辺部(エンブレム単体6の正面部)が黒色に視認され、更にフロントパネル3の大部分がインジウムメッキされて白色に視認される。この結果、フロントパネル3の見栄えが向上し、その意匠性が高められる(図11を参照)。
そして、図11に示されるように、フロントパネル3の前面を保護するために、ハードコートGがされる。これにより、フロントパネル3の表面の鉛筆硬度が2Bから2Hに向上し、傷が付きにくくなる。
本明細書では、フロントパネル3(ベース部材)にエンブレム4(加飾部材)を組み込んで射出成形する場合について説明した。しかし、フロントパネル3以外のベース部材に、エンブレム4以外の加飾部材を組み込んで射出成形する場合であってもよい。
本発明の実施例の車両100の正面図である。 (a)はエンブレム原体5の正面図、(b)は同じく側面図である。 (a)は第1成形型11の密着状態の断面図、(b)は同じく型開き状態の断面図である。 エンブレム原体5に表面処理を施すための工程図である。 エンブレム単体6の斜視図である。 (a)は第2成形型18のキャビティにポリカーボネートPCを射出した状態の作用説明図、(b)は内側第2コア型23を前進させた状態の作用説明図である。 フロントパネル3の斜視図である。 (a)は第3成形型27のキャビティにポリカーボネートPCを射出した状態の作用説明図、(b)は第3成形型を型開きした状態の作用説明図である。 フロントパネル3の背面部にベースコートDとインジウムメッキEをする状態の作用説明図である。 同じく黒色塗装Fをする状態の作用説明図である。 フロントパネル3の正面部にハードコートGをする状態の作用説明図である。 車両用の車間距離検出装置の作用説明図である。
符号の説明
100 車両
3 フロントパネル(ベース部材)
4 エンブレム(加飾部材)
5 エンブレム原体(加飾部材原体)
6 エンブレム単体(加飾部材単体)
7 枠部
8 マーク部
9 支持爪部
11 第1成形型
18 第2成形型
21 第2キャビティ型(キャビティ型)
22 外側第2コア型(外側コア型)
23 内側第2コア型(内側コア型)
27 第3成形型
PC ポリカーボネート(溶融樹脂)

Claims (9)

  1. 薄肉の加飾部材を厚肉のベース部材にインサートして射出成形する方法であって、
    第1成形型のキャビティに溶融樹脂を射出して加飾部材原体を成形する工程と、
    前記加飾部材原体を第2成形型にインサートし、そのキャビティに溶融樹脂を射出して、前記加飾部材原体の周囲に樹脂材を鋳ぐるみ、前記加飾部材原体の厚みよりも厚く、かつ前記ベース部材の厚みよりも薄い加飾部材単体を成形する工程と、
    前記加飾部材単体を第3成形型にインサートし、そのキャビティに溶融樹脂を射出して、前記加飾部材単体を一体に組み込んだベース部材を成形する工程と、
    を含むことを特徴とする加飾部材のベース部材へのインサート射出成形方法。
  2. 前記第2成形型は、キャビティ型と、前記キャビティ型の周縁部に密着する筒状の外側コア型と、該外側コア型の内周面を摺動してその軸方向に進退可能な内側コア型と、を備え、
    前記キャビティ型と前記外側コア型とが密着し、前記内側コア型が後退して、そのキャビティの容積が前記加飾部材単体のキャビティの容積よりも大の状態で該キャビティに溶融樹脂が射出され、
    前記内側コア型が前進して、前記キャビティ内の溶融樹脂を圧縮することを特徴とする請求項1に記載の加飾部材のベース部材へのインサート射出成形方法。
  3. 前記加飾部材原体は、リング状の枠部と、前記枠部の内周側に設けられるマーク部と、前記枠部の背面部に突設され、加飾部材原体を前記第2成形型に保持するための支持爪部とを備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の加飾部材のベース部材へのインサート射出成形方法。
  4. 前記加飾部材原体は、その表面及び/又は裏面に所定の表面処理が施されて前記第2成形型にインサートされることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の加飾部材のベース部材へのインサート射出成形方法。
  5. 前記表面処理には、インジウム等の金属蒸着が含まれることを特徴とする請求項4に記載の加飾部材のベース部材へのインサート射出成形方法。
  6. 前記加飾部材単体が前記ベース部材に組み込まれてインサート成形された後、前記ベース部材における前記加飾部材単体を除く部分の表面及び/又は裏面に所定の表面処理が施されることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の加飾部材のベース部材へのインサート射出成形方法。
  7. 前記第1ないし第3の成形型に射出される溶融樹脂は、いずれもポリカーボネートであることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の加飾部材のベース部材へのインサート射出成形方法。
  8. 前記ベース部材は車両に使用される横長のフロントパネルであり、前記加飾部材は前記フロントパネルにおける幅方向のほぼ中央部に組み込まれたエンブレムであることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の加飾部材のベース部材へのインサート射出成形方法。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載のインサート射出成形方法により成形されることを特徴とするベース部材。
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