JPH06132335A - リードフレームインサート射出成形品の製造方法 - Google Patents

リードフレームインサート射出成形品の製造方法

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JPH06132335A
JPH06132335A JP4303173A JP30317392A JPH06132335A JP H06132335 A JPH06132335 A JP H06132335A JP 4303173 A JP4303173 A JP 4303173A JP 30317392 A JP30317392 A JP 30317392A JP H06132335 A JPH06132335 A JP H06132335A
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JP
Japan
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molding
injection
lead frame
primary
lead
Prior art date
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Pending
Application number
JP4303173A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuaki Ouchi
勝明 大内
Toshiaki Ichige
敏明 市毛
Kiyoshi Nihei
潔 仁平
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Thermistors And Varistors (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)
  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 2本のリードフレームを1次成形,2次成形
および3次成形の3回の射出成形を行い、耐水性,耐熱
性に優れたリードフレームインサート成形品を提供す
る。 【構成】 2本のリードフレームを1次成形,2次成形
および3次成形の3回の射出成形法で成形品を製造する
方法において、1次成形では円錐状または円筒状などの
突起を外周に設けて射出成形し、そのリードフレームの
一方側にリード線を接続する工程、2次成形では1次成
形の外周に空間を設けて射出成形し、もう一方側のリー
ドフレームにサーミスタ素子を接続する工程、3次成形
では2次成形品の外周を更に合成樹脂により素子全体を
封止するように射出成形する工程からなるリードフレー
ムインサート射出成形品の製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は合成樹脂成形品、特
に、自動車,OA機器等に用いる温度センサー用リード
フレームインサート成形品の製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、温度センサー等に用いるリードフ
レームインサート成形品は、プラスチックのパイプの中
に電線またはリードフレームを挿通し、この中に熱可塑
性の合成樹脂、シリコンゴム等の充填剤を封入してパイ
プと一体化して製造していた。また、先端に接続する温
度検出用サーミスタはエポキシ樹脂をベースとし、これ
に硬化剤,充填剤を配合してデッピングにより塗布・乾
燥を行って封止し、水密性および機械的な強度を保持さ
せるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
して形成された温度センサー用サーミスタ付リードフレ
ームは、ビニル被覆銅線からなるリード線,充填剤およ
びプラスチックパイプ等を組み合わせて製造しているた
め、大量生産性に欠けその製品の品質安定性が劣ったも
のとなっている。また、先端に設けられる温度検出用サ
ーミスタにおけるエポキシ樹脂による封止では、製造中
において人によってはその取扱中に湿疹が生じるなどの
公害問題が生じ、吸湿性、耐熱性等の問題も依然として
残ってしまう。即ち、エポキシ樹脂はデッピング法(塗
布・乾燥)により先端を封止するので厚さが不均一とな
り、射出成形のように均一な厚さの製品が得られない。
この為、厚さの薄い部分より吸水,吸湿等の虞がある。
【0004】この発明の目的は、上述した従来技術の欠
点を解消し、生産性および製品の信頼性を大幅に向上さ
せることが可能な新規なセンサー用成形品を提供するに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、2本のリー
ドフレームを1次成形,2次成形および3次成形の3回
の射出成形法で成形品を製造する方法において、1次成
形では円錐状または円筒状などの突起を外周に設けて射
出成形し、そのリードフレームの一方側にリード線を接
続する工程、2次成形では1次成形の外周に射出成形
し、もう一方側のリードフレームにサーミスタ素子を接
続する工程、3次成形では2次成形品の外周を更に合成
樹脂によりサーミスタ素子全体を封止するように射出成
形する工程からなるリードフレームインサート射出成形
品の製造方法である。また、上記射出成形に使用する合
成樹脂はポリフェニレンサルファイド(PPS樹脂),
ポリプロピレン(PP樹脂)あるいはポリカーボネート
(PC樹脂)、リードフレームは銅,黄銅またはりん青
銅であるリードフレームインサート射出成形品の製造方
法である。
【0006】
【作用】リードフレームをポリフェニレンサルファイド
樹脂(PPS樹脂)等により3回成形法により成形させ
ることによって、その生産性、水密性、耐熱性等を大幅
に向上させることができる。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づいてこの発明のリードフレ
ームインサート射出成形品の製造方法を説明する。図1
は1次射出成形品の構成を示す横断面図である。即ち、
リードフレーム1を2本平行に配置し、この周りを例え
ばポリフェニレンサルファイド樹脂を射出成形して1次
射出成形品2を形成する。このとき、1次射出成形品2
の周りには、2次射出成形時の押さえとして円錐状また
は円筒状の突起3を設ける。この先端は大きくなると完
成品において吸水性または耐湿性で問題が発生するの
で、その先端は0.5mmφの大きさが良い。
【0008】この1次射出成形に使用する金型は、内壁
面に円錐形または円柱形の溝を設けた金型であり、1次
射出成形品2の表面に突起3が形成される。そして、上
記1次射出成形品2のリードフレーム1の片端(図では
下側)に電線4を半田またはスポット溶接により接続す
る。
【0009】このように形成された1次射出成形品2の
周りに図2に示すように2次成形としてのポリフェニレ
ンサルファイド樹脂(PPS樹脂)の射出成形を行い、
2次射出成形品6を形成する。そして、片端(図では下
側)のリードフレーム1と電線4の接続部5を電線4の
一部をも一緒に射出成形して水蜜構造を形成させるので
ある。
【0010】この2次射出成形に使用する金型は、内壁
面に1次射出成形品2の円錐形または円柱形の突起が密
着して1次射出成形品2が2次成形時の射出圧力で前後
左右に移動しないようにこれらの突起3で固定したもの
である。続いて、先端部のリードフレーム1,1間にサ
ーミスタ素子7を半田またはスポット溶接で取りつけ
る。
【0011】図3は、3次成形を説明するための横断面
図である。即ち、先端部のリードフレーム1,1間に接
続したサーミスタ素子7を水密性および機械的強度を付
加するためにポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS
樹脂)8で1次射出成形品2の上部の首部と先端リード
フレームおよびサーミスタ素子7を3次成形の射出成形
を行い、サーミスタ素子7全体を封止するのである。ポ
リフェニレンサルファイド樹脂(PPS樹脂)の製品は
200℃以上の温度での使用にも問題ないが、従来のエ
ポキシ樹脂による封止品の耐熱性はせいぜい120℃前
後である。
【0012】上記の例では、合成樹脂としてポリフェニ
レンサルファイド樹脂(PPS樹脂)で3次射出成形す
るものについて説明したが、これはポリプロピレン(P
P樹脂)あるいはポリカーボネート(PC樹脂)であっ
ても同様に形成することができる。
【0013】次に、図4に基づいて変形例を説明する。
この例では1次成形の状態で電線4およびリードフレー
ム1の先端にサーミスタ素子7を取り付ける。そして、
2次成形において1次射出成形品6およびサーミスタ素
子7全体を纏めて射出成形を行って完成品を形成するの
である。この場合、1次成形、2次成形の2回の射出成
形になるのでより経済的に有利である。また、水密性の
点においても、1次射出成形品の全体を2次射出成形で
包み込んでしまうので完全なものとなる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明のリード
フレームインサート射出成形品の製造方法によれば、1
次成形,2次成形および3次成形においてもリードフレ
ームの多本取りが可能であり、量産性に極めて優れた製
造方法である。PPS樹脂等は1次成形と2次成形,2
次成形と3次成形の相互間で完全に密着するので、水密
性に極めて優れた製品を製造することができる。また、
製造された製品は低温特性,高温特性に優れ、信頼性が
向上する。従来のようにエポキシ樹脂で先端を封止する
ことがないので、公害の問題がない。そして、PPS樹
脂と銅および銅合金のリードフレームはほぼ同様の膨張
係数を有しているので、歪みによるクラックの発生が無
く、温度サイクルにも優れた製品となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の1次成形を説明するためのリードフ
レームインサート射出成形品の横断面図、
【図2】この発明の2次成形を説明するためのリードフ
レームインサート射出成形品の横断面図、
【図3】この発明の3次成形を説明するためのリードフ
レームインサート射出成形品の横断面図、
【図4】この発明の変形例を説明するためのリードフレ
ームインサート射出成形品の横断面図である。
【符号の説明】
1 リードフレーム 2 1次射出成形品 3 突起 4 電線 5 リードフレームと電線の接続点 6 2次射出成形品 7 サーミスタ素子 8 3次射出成形品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01C 7/04 B29L 31:34 4F

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本のリードフレームを1次成形,2次
    成形および3次成形の3回の射出成形法で成形品を製造
    する方法において、1次成形では円錐状または円筒状な
    どの突起を外周に設けて射出成形し、そのリードフレー
    ムの一方側にリード線を接続する工程、2次成形では1
    次成形の外周に射出成形し、もう一方側のリードフレー
    ムにサーミスタ素子を接続する工程、3次成形では2次
    成形品の外周を更に合成樹脂によりサーミスタ素子全体
    を封止するように射出成形する工程からなるリードフレ
    ームインサート射出成形品の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記射出成形に使用する合成樹脂はポリ
    フェニレンサルファイド(PPS樹脂),ポリプロピレ
    ン(PP樹脂)あるいはポリカーボネート(PC樹
    脂)、リードフレームは銅,黄銅またはりん青銅である
    請求項1記載のリードフレームインサート射出成形品の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 2本のリードフレームを1次射出成形し
    て形成した1次射出成形品に電線およびサーミスタ素子
    を取り付け、2次射出成形により纏めてリードフーレー
    ムインサート射出成形品を形成するようにしたリードフ
    レームインサート射出成形品の製造方法。
JP4303173A 1992-10-16 1992-10-16 リードフレームインサート射出成形品の製造方法 Pending JPH06132335A (ja)

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