JPS60263405A - 硅素鋼帯コア絶縁基板の製造方法 - Google Patents

硅素鋼帯コア絶縁基板の製造方法

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JPS60263405A
JPS60263405A JP11956584A JP11956584A JPS60263405A JP S60263405 A JPS60263405 A JP S60263405A JP 11956584 A JP11956584 A JP 11956584A JP 11956584 A JP11956584 A JP 11956584A JP S60263405 A JPS60263405 A JP S60263405A
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01F1/01Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
    • H01F1/03Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity
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    • H01F1/14766Fe-Si based alloys
    • H01F1/14775Fe-Si based alloys in the form of sheets
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    • HELECTRICITY
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    • H05K1/02Details
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は硅素鋼帯コア絶縁基板の製造方法に係わり、特
に、絶縁被膜となるほうろうエナメルを焼成する時の熱
により硅素鋼帯を焼鈍して、磁気特性を有効に発揮させ
るようにした製造方法に関するものである。
「従来の技術j 発電機、トランス等の鉄心として広く使用されている硅
素鋼帯は、磁気特性にすぐれているため、絶縁被膜を設
けて絶縁基板とすることにより、磁気回路兼用の絶縁基
板として使用することが考えられている。
従来、硅素鋼帯をコアとずろ絶縁基板は、第8図例に示
すように、硅素鋼帯1の表面にエボギン樹脂等の絶縁層
11を設けてなり、核絶縁層11の−1−に、銅箔など
の電気導体を積層してエツチング等の技術により印刷回
路12を形成した後、所望の形状に打ち抜き加工を施し
て、磁気回路、電気回路兼用の印刷回路板として使用さ
れる。
「発明が解決しようとする問題点−1 しかしながら、このような硅素鋼帯コア絶縁基板におい
て、打ち抜き加工を施すことに31;す、硅素鋼帯に歪
みが発生し易いので、硅素鋼帯の磁気特性が低下する傾
向が生じる。そこで、焼鈍処理を施すことにより歪みを
除去しようとオろと、焼鈍時の熱(例えば750°C以
北)に、1: 、て前記絶縁層11の絶縁性が損なわれ
ろおそれかあり、焼鈍処理を行うことが困難になるとい
う問題が生じろ。
また、硅素鋼帯には予め耐熱性の高い絶縁被膜が設(J
られでいるものがあり、この絶縁被膜を印刷回路の絶縁
層として使用することが考えられるが、この絶縁被膜は
、一般に薄膜(例えば厚さが10μm以下)であるたぬ
、印刷回路板としての充分な絶縁機能を発揮させること
が困難で、かっ、焼鈍処理を施す場合、硅素鋼帯の酸化
防止のために窒素等からなる中性雰囲気の中で行う必要
があり、作業性が悪いなどの欠点がある。
本発明は面記問題点を有効に解決するもので、硅素鋼帯
の焼鈍処理を容易にして、磁気特性を有効に発揮させ得
る硅素鋼帯コア絶縁基板の製造方法を提供することを目
的とする。
「問題点を解決するための手段」 本発明は、硅素鋼帯の表面にほうろうフリットを塗布し
、該はうろうフリットを加熱して溶融状態または溶融後
納晶化した状態のほうろうエナメf ルにより硅素鋼帯
の表面を覆い、はうろうエナメルを焼成する熱にj−り
硅素鋼帯を焼鈍することを特徴とし、硅素鋼帯を能率的
に焼鈍してその磁気特性を有効に発揮させるものである
「実施例」 以下、本発明の一実施例について第1図ないし第7図を
参照して工程順に説明する。
(I)前処理工程 硅素鋼帯lを予めシャーリング、プレス加工等により所
望の形状に打ち抜いた後、酸洗い、サンドブラスト、シ
ョツトブラスト等の方法により表面を粗化するとともに
、必要に応して脱脂、ニッケルメッキ等の前処理を施す
(II)はうろうフリット塗布工程 湿式スプレー法、電着塗装法等の方法により、第1図に
示すように、硅素鋼帯1の表面に、酸化物系はうろうフ
リット、結晶化はうろうフリ・ソト等、例えば750℃
以上の温度で溶融するほうろうフリット2を塗布して乾
燥する。
(III)はうろうエナメルの焼成および硅素鋼帯の焼
鈍工程 硅素鋼帯lの焼鈍温度、例えば750°C以−1−の温
度にほうろうフリット2を空気中で加熱して溶3− 融させ、硅素鋼帯1の表面を覆う溶融状態のほうろうエ
ナメルを形成し、徐々に冷却して硅素鋼帯lを焼鈍する
と、第2図に示すようにほうろうエナメル3に被覆され
た状態の硅素鋼帯コア絶縁基板4が得られる。
(IV)印刷回路形成工程 必要に応じてほうろうエナメル3の上に厚膜導体を印刷
し、400〜900℃の温度で焼き付けて印刷回路5を
形成するることにより、第3図に示すような印刷回路板
とすることができる。
しかして、この製造方法は、はうろうエナメル焼成時の
熱により硅素鋼帯1を効率良く焼鈍し、かっ、この焼鈍
時に、溶融状態のほうろうエナメルによって硅素鋼帯l
の表面を覆うことにより、硅素鋼帯lの酸化を防止する
ことができるものである。この場合、はうろうフリット
2が溶融するまでの間に硅素鋼帯1の表面がわずかに酸
化する可能性があるが、この酸化被膜は、はうろうフリ
ット2が溶融するとこれと一体化することにより、硅素
鋼帯1とほうろうエナメル3との密着力を高4− めることかできるものである。したがって、この製造方
法により形成された硅素鋼帯コア絶縁基板4は、硅素鋼
帯Iの持つ磁気特性を有効に発揮し得るとともに、はう
ろうエナメル3と硅素鋼帯1とが強固に密着して高い絶
縁機能を有することができるものである。
次に、これらのすぐれた機能を立証するために実施した
試験について以下に説明する。
この試験において、硅素鋼帯1には硅素が3%添加され
た1ml11の厚さの硅素鋼帯を使用し、はうろうフリ
ットにはMgO−B ao −B 203−9 io 
p系の部分結晶化可能なほうろうフリットを使用した。
そして、はうろうエナメルの厚さh月00〜15071
mとなるようにほうろうフリットを塗布焼成し、以下の
各項目について試験を実施した。
(i)硅素鋼帯の表面粗さとほうろうエナメルの密着性
との関係 前記(I)の前処理工程によって表面粗さの異なる複数
の硅素鋼帯を作成し、870℃×10分の焼成条件でほ
うろうエナメルを形成した後、次の■、■の方法により
ほうろうエナメルの密着性を調 ベ ノこ 。
■、ll5R4301の5・5項に準拠して、はうろう
エナメルの表面に径が36.5mmの鋼球を50cmお
よび100cmの高さくI7)より落下した後、落下箇
所におけるほうろうエナメルの剥離の有無による密着性
を調べた。
■絶縁基板を折り曲げてほうろうエナメルに剥離が発生
した時の曲率半径を調べた。
これらの試験結果は表および第4図に示す通りとなった
なお、表中、○は剥離しなかったもの、△はわずかに剥
離したものを示し、また、第4図(J■の方法による試
験結果をグラフに表したものである。
この表および第4図から明らかなように、平均表面粗さ
がl 0μm以上であればほうろ・うエナメルの密着性
が比較的安定状態となる。そこで、以下の(11)〜(
1v)の各項目についての試験は、平均表面粗さがl 
O〜14μmとなるように前処理を施した硅素鋼帯を使
用して実施した。
(11)はうろうエナメルの焼成温度と密着性との関係 焼成温度の異なる複数の絶縁基板を作成し、前記(i)
の■の方法と同様の試験を実施した結果、第5図に示す
通りとなった。この第5図により、焼成温度が750〜
950℃の範囲では、はうろうエナメルの密着性は良好
で、硅素鋼帯の焼鈍温度以上に加熱しても密着性を損な
わないことが明らかである。
(iii)はうろうエナメルの焼成時間と密着性との関
7− 840°Cおよび880℃の温度でほうろうエナメルを
2時間焼成して、前記(1)の■と同様の試験を実施し
た結果、第6図に示す通りとなった。
この第6図において、Pは焼成温度が840℃の場合、
Qは焼成温度が880℃の場合をそれぞれ示している。
この第6図の結果により、長時間の焼成処理を行っても
密着性はほぼ安定しており、通常のほうろうエナメル焼
成後に厚膜印刷回路形成による熱処理を施しても、はう
ろうエナメルの密着性を損なうものではないことが明ら
かである。
(iv)はうろうエナメル焼成に伴う焼鈍による磁気特
性の改善効果 第7図は、硅素鋼帯内の磁界の強さくH)と磁束密度(
B)との関係を示すいわゆるヒステリシス曲線図で、第
7図中、Rはほうろうエナメルが焼成される前の打ち抜
き加工後の硅素鋼帯の磁気特性を示し、また、Sはほう
ろうエナメルを880°C×10分の条件で焼成した後
の硅素鋼帯の磁気特性を示している。この第7図から明
らかなように、はうろうエナメル焼成工程後には、硅素
鋼帯の透=8= 磁率が増加するとともに保磁力が低下1−ており、はう
ろうエナメル焼成工程時に、磁気的アニールが同時にな
され、かつ、はうろうエナメルか硅素銅帯の酸化防止被
膜として機能していることをりL証できるものである。
なお、本実施例では硅素鋼帯コア絶縁基板の上に厚膜回
路により印刷回路を形成することを主として説明したが
、用途はこれに限定されるしのではなく、印刷回路を設
:Jずに、絶縁被膜が設()ら1ノ れた硅素鋼帯として使用することもできる。 3「効果
」 以上説明したように、本発明の硅素鋼帯コア絶縁基板の
製造方法によれば、次のような効果を奏することができ
る。
(a)はうろうエナメルを焼成するときの熱によって硅
素鋼帯の焼鈍を行なうので、硅素鋼帯の磁気特性を有効
に発揮させることができるとともに、はうろうエナメル
の焼成と硅素鋼帯の焼鈍とを一工程でおこない得て、能
率を向」ニさせることかできる。
(b)焼鈍時に、硅素鋼帯の表面を溶融状態または溶融
複結晶化した状態のほうろうエナメルにより覆って酸化
を防1にするので、空気中で焼鈍することを可能にして
、窒素等の雰囲気の中でにより硅素鋼帯を焼鈍する必要
がなく作業性を向上させることができる。
(C)硅素鋼帯とほうろうエナメルとを強固に密着し得
て、高い絶縁性を発揮させて総合的な信頼性を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図は本発明の一実施例を示すもので、
第1図は硅素鋼帯の表面にほうろうフリットを塗布した
状態を示す断面図、第2図は完成状態の硅素鋼帯コア絶
縁基板を示す断面図、第3図はほうろうエナメルの」二
に印刷回路を形成した状態を示す断面図、第4図は硅素
鋼帯の平均表面粗さとほうろうエナメルの密着性との関
係図、第5ε 図はほうろうエナメルの焼成温度と密着
性との関係図、第6図はほうろうエナメルの焼成時間と
密着性との関係図、第7図はほうろうエナメル焼成前お
よび焼成後の硅素鋼帯のヒステリシス曲線図、第8図は
従来の硅素鋼帯コア絶縁堰板の断面図である。 1 ・・・硅素鋼帯、2 ・はうろうフリット、3・・
・ はうろうエナメル、4 硅素銅帯コア絶縁基板、5
・・・・・−印刷回路。 第1図 第2図 第3図 第4図 千紹口鳴几訓ノ @)4−惚ε ε

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 硅素鋼帯の表面にほうろうフリットを塗布し、該はうろ
    うフリットを加熱して溶融状態または溶融後納晶化した
    状態のほうろうエナメルにより硅素鋼帯の表面を覆い、
    はうろうエナメルを焼成する熱により硅素鋼帯を焼鈍す
    ることを特徴とする硅素鋼帯コア絶縁堰板の製造方法。
JP11956584A 1984-06-11 1984-06-11 硅素鋼帯コア絶縁基板の製造方法 Granted JPS60263405A (ja)

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JPH0446443B2 JPH0446443B2 (ja) 1992-07-30

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5433839A (en) * 1977-05-20 1979-03-12 Armco Steel Corp Method of producing electrically insulating glass film layer on silicon steel
JPS54156199A (en) * 1978-05-31 1979-12-08 Kawasaki Steel Co Directional silicon steel plate having crystal vitreous insulating film

Patent Citations (2)

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JPS54156199A (en) * 1978-05-31 1979-12-08 Kawasaki Steel Co Directional silicon steel plate having crystal vitreous insulating film

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