JPS6026291B2 - 固体電解コンデンサの検査方法 - Google Patents
固体電解コンデンサの検査方法Info
- Publication number
- JPS6026291B2 JPS6026291B2 JP13841779A JP13841779A JPS6026291B2 JP S6026291 B2 JPS6026291 B2 JP S6026291B2 JP 13841779 A JP13841779 A JP 13841779A JP 13841779 A JP13841779 A JP 13841779A JP S6026291 B2 JPS6026291 B2 JP S6026291B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- solid electrolytic
- electrolytic capacitors
- inspection method
- market
- electrolytic capacitor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
- Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、固体電解コンデソサの製造工程における特に
最終の完成検査前のスクリーニング方法に関するもので
あり、出荷後の市場でのショート故障の少ない高信頼度
の固体電解コンデンサを選別することのできる方法を提
供することを目的とする。
最終の完成検査前のスクリーニング方法に関するもので
あり、出荷後の市場でのショート故障の少ない高信頼度
の固体電解コンデンサを選別することのできる方法を提
供することを目的とする。
固体電解コンデンサは、タンタルやアルミニウムの如き
陽極酸化被膜を生成し得る金属を陽極酸化して酸化被膜
を形成せしめ、該酸化被膜の表面に熱分解により二酸化
マンガンを形成付着せしめ、その外表面にカーボンの如
き陰極となる導体を被覆し、さらにシルバーペイントを
塗布し、その上に陰極リードを半田付けにより接続する
ことにより完成される。
陽極酸化被膜を生成し得る金属を陽極酸化して酸化被膜
を形成せしめ、該酸化被膜の表面に熱分解により二酸化
マンガンを形成付着せしめ、その外表面にカーボンの如
き陰極となる導体を被覆し、さらにシルバーペイントを
塗布し、その上に陰極リードを半田付けにより接続する
ことにより完成される。
その後、容量値や漏れ電流等の所要の特性検査が行なわ
れ、検査合格品のみが完成品として市場に出荷される。
ところが、従来には、かかる特性検査に合格したにもか
かわらず、市場で故障を起すものが多いという問題があ
った。
れ、検査合格品のみが完成品として市場に出荷される。
ところが、従来には、かかる特性検査に合格したにもか
かわらず、市場で故障を起すものが多いという問題があ
った。
このような固体電解コンデンサの市場における故障モー
ドは、ショ−ト漏れ電流値過大が大半を占めており、特
にスイッチ・オン時に故障を生じるという欠陥が問題と
なっている。スイッチ・オン時に故障を生じる原因は、
大容量電源から未充電の固体電解コンデンサにサージ電
流が流れこむためである。他の種類のフィルターコンデ
ンサであればかかる不良状態が徐々進行するので当面の
間は品質低下だけですむが、固体電解コンデンサの場合
は急激に突発的に不良状態になってしまうために致命的
な欠陥となる。そこで本発明は、市場でこれらのスイッ
チ・オン時の故障を生じるような欠陥品を事前に取り除
くことができるような検査方法を提供するもので、最終
の特性検査の前に、予め完成した固体電解コンデンサに
定格電圧より充分に大きい振幅を有するリップル電圧を
印加して瞬間的にピーク電流を流し、故障を生じ得るも
のには予め故障を起こさせておいて特性検査時にそれら
を排除するようにしたことを特徴とする。本発明の方法
は、上記のように極めて短時間に行なうことができるた
め、作業性に優れており、設備化(完成検査装置へのオ
ンライン化)の面でも容易であり、また良品までも不良
にすることもないので歩蟹りを悪化することもなく、市
場で発生する不良品を予め選択的に除去することができ
、市場出荷後の不良発生率を改善することができるもの
である。
ドは、ショ−ト漏れ電流値過大が大半を占めており、特
にスイッチ・オン時に故障を生じるという欠陥が問題と
なっている。スイッチ・オン時に故障を生じる原因は、
大容量電源から未充電の固体電解コンデンサにサージ電
流が流れこむためである。他の種類のフィルターコンデ
ンサであればかかる不良状態が徐々進行するので当面の
間は品質低下だけですむが、固体電解コンデンサの場合
は急激に突発的に不良状態になってしまうために致命的
な欠陥となる。そこで本発明は、市場でこれらのスイッ
チ・オン時の故障を生じるような欠陥品を事前に取り除
くことができるような検査方法を提供するもので、最終
の特性検査の前に、予め完成した固体電解コンデンサに
定格電圧より充分に大きい振幅を有するリップル電圧を
印加して瞬間的にピーク電流を流し、故障を生じ得るも
のには予め故障を起こさせておいて特性検査時にそれら
を排除するようにしたことを特徴とする。本発明の方法
は、上記のように極めて短時間に行なうことができるた
め、作業性に優れており、設備化(完成検査装置へのオ
ンライン化)の面でも容易であり、また良品までも不良
にすることもないので歩蟹りを悪化することもなく、市
場で発生する不良品を予め選択的に除去することができ
、市場出荷後の不良発生率を改善することができるもの
である。
このとき、印加する電圧としては、P−P電圧が定格の
2〜3倍で周波数が120HZ〜10kHzの、図面に
示した如きリツプル電圧が最適である。
2〜3倍で周波数が120HZ〜10kHzの、図面に
示した如きリツプル電圧が最適である。
次に、本発明の一実施例について具体的に説明する。ま
ず、定格が35V、1.0rFのタンタル固体電解コン
デンサを作成し、これに下記のような種々のりップル電
圧を加え、その後所要の特性検査を含む完成検査をして
、それまでに不良となっていたものを排除し、合格品の
みを完成品とした。
ず、定格が35V、1.0rFのタンタル固体電解コン
デンサを作成し、これに下記のような種々のりップル電
圧を加え、その後所要の特性検査を含む完成検査をして
、それまでに不良となっていたものを排除し、合格品の
みを完成品とした。
このようにして得た完成品について、市場のスイッチ・
オン時に生じる欠陥の発生率を調べる模擬テストとして
サージ電圧テストを行った。なお、完成検査前における
エージング条件は従来と同様である。その結果は下表の
通りであった。
オン時に生じる欠陥の発生率を調べる模擬テストとして
サージ電圧テストを行った。なお、完成検査前における
エージング条件は従来と同様である。その結果は下表の
通りであった。
以上のように、本発明によれば、市場において故障を発
生することの少ない信頼性の高い固体電解コンデンサを
製造することができるものである。
生することの少ない信頼性の高い固体電解コンデンサを
製造することができるものである。
図は本発明の固体電解コンデンサの検査方法において印
加するりツプル電圧の一例の波形図である。
加するりツプル電圧の一例の波形図である。
Claims (1)
- 1 完成した固体電解コンデンサに予めその定格電圧よ
り2〜3倍の振幅を有するリツプル電圧を印加し、しか
る後に所要の特性検査をして不良品を排除するようにし
たことを特徴とする固体電解コンデンサの検査方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13841779A JPS6026291B2 (ja) | 1979-10-25 | 1979-10-25 | 固体電解コンデンサの検査方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13841779A JPS6026291B2 (ja) | 1979-10-25 | 1979-10-25 | 固体電解コンデンサの検査方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5661119A JPS5661119A (en) | 1981-05-26 |
JPS6026291B2 true JPS6026291B2 (ja) | 1985-06-22 |
Family
ID=15221470
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13841779A Expired JPS6026291B2 (ja) | 1979-10-25 | 1979-10-25 | 固体電解コンデンサの検査方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6026291B2 (ja) |
-
1979
- 1979-10-25 JP JP13841779A patent/JPS6026291B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5661119A (en) | 1981-05-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7671603B2 (en) | Screening of electrolytic capacitors | |
JPH07211596A (ja) | 電子部品及びその製造方法 | |
CN104681286B (zh) | 导电聚合物电解质铝电容器制造方法 | |
JPS6026291B2 (ja) | 固体電解コンデンサの検査方法 | |
JPH08227826A (ja) | 積層セラミックコンデンサのスクリーニング方法 | |
CN113156281B (zh) | 一种考核汽车电容器耐电压性能的试验方法 | |
JP2923135B2 (ja) | 固体電解コンデンサの製法 | |
JPH0411716A (ja) | 電解コンデンサのエージング方法 | |
US6509741B2 (en) | Method for screening multi-layer ceramic electronic component | |
JPH04267514A (ja) | 電解コンデンサの製造方法 | |
JPH06310383A (ja) | 電解コンデンサ素子 | |
JP2000348990A (ja) | 電解コンデンサの検査装置およびこれを用いた検査方法 | |
JP3008784B2 (ja) | 油入コンデンサの製造方法 | |
JPH0837125A (ja) | 積層セラミックコンデンサのスクリーニング方法 | |
JP4738703B2 (ja) | 電解コンデンサの製造方法 | |
JPH04119612A (ja) | アルミ電解コンデンサ | |
JP2002110217A (ja) | 電池の検査方法 | |
JPH0714742A (ja) | セラミック電子部品のスクリーニング方法 | |
JPH06215988A (ja) | アルミニウム電解コンデンサ用陽極箔の評価方法 | |
JPH09330855A (ja) | 積層セラミックコンデンサのスクリーニング方法 | |
JPS5832488B2 (ja) | 電解コンデンサの後化成方法 | |
Fritzler et al. | Step Stress Testing of Solid Tantalum Capacitors | |
JP4117357B2 (ja) | 積層セラミックコンデンサのスクリーニング方法 | |
JP3107114B2 (ja) | 電解コンデンサの検査装置 | |
JP5206493B2 (ja) | セラミックコンデンサの選別方法および選別装置 |