JPH06310383A - 電解コンデンサ素子 - Google Patents

電解コンデンサ素子

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Publication number
JPH06310383A
JPH06310383A JP9279593A JP9279593A JPH06310383A JP H06310383 A JPH06310383 A JP H06310383A JP 9279593 A JP9279593 A JP 9279593A JP 9279593 A JP9279593 A JP 9279593A JP H06310383 A JPH06310383 A JP H06310383A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lead terminal
anode
cathode
foil
electrolytic capacitor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9279593A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Nomura
勝巳 野村
Akira Hattori
旭 服部
Kunihito Inagaki
国人 稲垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP9279593A priority Critical patent/JPH06310383A/ja
Publication of JPH06310383A publication Critical patent/JPH06310383A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エージング後のショート不良を低減させるこ
とができるとともに、初期のtanδも低減させること
ができる電解コンデンサ素子を提供することを目的とす
る。 【構成】 陽極リード端子14を接続した陽極箔11と
陰極リード端子15を接続した陰極箔12とをセパレー
タ13a,13bを介して巻回することにより構成する
電解コンデンサ素子において、前記陽極箔11と陰極箔
12をセパレータ13a,13bを介して巻回した場合
に、陽極リード端子14と陰極リード端子15が同じ周
に位置しないように前記陽極リード端子14の陽極箔1
1への接続位置と陰極リード端子15の陰極箔12への
接続位置を異ならせることにより、陽極リード端子14
と陰極リード端子15付近に集中してかかる巻き取りに
よる機械的ストレスが分散されるようにしたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電解コンデンサ素子に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電解コンデンサ素子は、図2に示
すように、陽極箔1と陰極箔2とをセパレータ3a,3
bを介して巻回することにより構成しているが、陽極箔
1に接続される陽極リード端子4と陰極箔2に接続され
る陰極リード端子5は、陽極箔1と陰極箔2とをセパレ
ータ3a,3bを介して巻回した場合、同じ周に両方
4,5が位置するように前記陽極リード端子4と陰極リ
ード端子5を陽極箔1と陰極箔2にそれぞれ接続してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記電解コンデンサ素
子では、巻き取りによる機械的ストレスは一般的には、
陽極リード端子および陰極リード端子付近に集中するも
のである。
【0004】この場合、上記した従来の電解コンデンサ
素子では、陽極リード端子4および陰極リード端子5が
同じ周に位置しているため、前記巻取りによる機械的ス
トレスは、同じ周に位置している陽極リード端子4と陰
極リード端子5の近傍に集中してかかることになり、こ
の場合、陽極箔1は脆弱であるため、巻き取りによる機
械的ストレスが集中してかかっている陽極リード端子4
付近の陽極箔1に割れや折れ等が生じることになる。
【0005】そして、この陽極箔1の割れや折れ等が生
じると、陽極箔1の割れや折れ等の部分は鋭角にとがっ
た形となり、このとがった形の部分がセパレータ3aを
突き破って陰極箔2へ接触するため、エージング後にシ
ョート不良が起こるとともに、前記巻き取りによる機械
的ストレスの集中によって、陽極リード端子4および陰
極リード端子5付近の隙間が大きくなるため、初期のt
anδが大きくなるという問題点を有していた。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、エージング後のショート不良を低減させることがで
きるとともに、初期のtanδも低減させることができ
る電解コンデンサ素子を提供することを目的とするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の電解コンデンサ素子は、陽極リード端子を接
続した陽極箔と陰極リード端子を接続した陰極箔をセパ
レータを介して巻回した場合に、陽極リード端子と陰極
リード端子が同じ周に位置しないように前記陽極リード
端子の陽極箔への接続位置と陰極リード端子の陰極箔へ
の接続位置を異ならせたものである。
【0008】
【作用】上記構成によれば、陽極リード端子を接続した
陽極箔と陰極リード端子を接続した陰極箔をセパレータ
を介して巻回した場合に、陽極リード端子と陰極リード
端子が同じ周に位置しないように前記陽極リード端子の
陽極箔への接続位置と陰極リード端子の陰極箔への接続
位置を異ならせているため、陽極リード端子と陰極リー
ド端子付近に集中してかかる巻き取りによる機械的スト
レスは分散されることになって緩和される。これによ
り、陽極箔の割れや折れ等が起こることは極めて少なく
なるため、従来のように陽極箔がセパレータを突き破っ
て陰極箔に接触することもなくなり、その結果、エージ
ング後のショート不良を低減させることができるととも
に、陽極リード端子および陰極リード端子付近の隙間が
従来のように大きくなることはないため、初期のtan
δも低減させることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづ
いて説明する。図1において、11は陽極箔、12は陰
極箔で、これらの陽極箔11および陰極箔12の巻き初
めの位置は同じにしており、そして前記陽極箔11と陰
極箔12をセパレータ13a,13bを介して巻回した
場合に、陽極リード端子14と陰極リード端子15が同
じ周に位置しないように前記陽極箔11に接続した陽極
リード端子14の陽極箔11への接続位置と、陰極箔1
2に接続した陰極リード端子15の陰極箔12への接続
位置を異ならせたものである。
【0010】(表1)は、本発明の一実施例により得ら
れた電解コンデンサ素子を使用した電解コンデンサと、
図2で示した従来の電解コンデンサ素子を使用した電解
コンデンサを各々2000個ずつエージングした後、シ
ョート検査をするとともに、初期のtanδを測定した
結果を示したものである。
【0011】
【表1】
【0012】この(表1)から明らかなように、本発明
の一実施例により得られた電解コンデンサ素子を使用し
た電解コンデンサは、エージング後のショート不良は起
こらず、初期のtanδも従来例に比較して3%程低減
された。一方、従来の製造方法により得られた電解コン
デンサ素子を使用した電解コンデンサの場合は、200
0個のうち7個ショート不良が出ていた。
【0013】(表2)は、本発明の一実施例により得ら
れた電解コンデンサ素子を使用して製品にした400V
33μFの電解コンデンサと、図2で示した従来の電解
コンデンサ素子を使用して製品にした400V33μF
の電解コンデンサについて、電圧600V、電流1Aで
それぞれの過電圧試験を実施した結果を示したものであ
る。
【0014】
【表2】
【0015】この(表2)から明らかなように、本発明
の一実施例により得られた電解コンデンサ素子を使用し
て製品にした400V33μFの電解コンデンサは、2
00個のうち5個ショート不良を起こしたが、従来の電
解コンデンサ素子を使用して製品にした400V33μ
Fの電解コンデンサの場合は200個のうち124個シ
ョート不良が出ていた。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明の電解コンデンサ素
子によれば、陽極リード端子を接続した陽極箔と陰極リ
ード端子を接続した陰極箔をセパレータを介して巻回し
た場合に、陽極リード端子と陰極リード端子が同じ周に
位置しないように前記陽極リード端子の陽極箔への接続
位置と陰極リード端子の陰極箔への接続位置を異ならせ
ているため、陽極リード端子と陰極リード端子付近に集
中してかかる巻き取りによる機械的ストレスは分散され
ることになって緩和される。これにより、陽極箔の割れ
や折れ等が起こることは極めて少なくなるため、従来の
ように陽極箔がセパレータを突き破って陰極箔に接触す
ることもなくなり、その結果、エージング後のショート
不良を低減させることができるとともに、陽極リード端
子および陰極リード端子付近の隙間が従来のように大き
くなることはないため、初期のtanδも低減させるこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電解コンデンサ素子の
部分拡大断面図
【図2】従来の電解コンデンサ素子を示す部分拡大断面
【符号の説明】
11 陽極箔 12 陰極箔 13a,13b セパレータ 14 陽極リード端子 15 陰極リード端子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陽極リード端子を接続した陽極箔と陰極
    リード端子を接続した陰極箔とをセパレータを介して巻
    回することにより構成する電解コンデンサ素子におい
    て、前記陽極箔と陰極箔をセパレータを介して巻回した
    場合に、陽極リード端子と陰極リード端子が同じ周に位
    置しないように前記陽極リード端子の陽極箔への接続位
    置と陰極リード端子の陰極箔への接続位置を異ならせた
    電解コンデンサ素子。
JP9279593A 1993-04-20 1993-04-20 電解コンデンサ素子 Pending JPH06310383A (ja)

Priority Applications (1)

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JP9279593A JPH06310383A (ja) 1993-04-20 1993-04-20 電解コンデンサ素子

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JP9279593A JPH06310383A (ja) 1993-04-20 1993-04-20 電解コンデンサ素子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06310383A true JPH06310383A (ja) 1994-11-04

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ID=14064364

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JP9279593A Pending JPH06310383A (ja) 1993-04-20 1993-04-20 電解コンデンサ素子

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JP (1) JPH06310383A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1812939A2 (en) * 2004-05-28 2007-08-01 Maxwell Technologies, Inc. Improved hv capacitor and testing method

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1812939A2 (en) * 2004-05-28 2007-08-01 Maxwell Technologies, Inc. Improved hv capacitor and testing method
EP1812939A4 (en) * 2004-05-28 2009-01-14 Maxwell Technologies Inc IMPROVED HV CAPACITOR AND TEST METHOD

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