JPS6026121B2 - 新規デキストラン誘導体及びその製法 - Google Patents
新規デキストラン誘導体及びその製法Info
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- JPS6026121B2 JPS6026121B2 JP2016777A JP2016777A JPS6026121B2 JP S6026121 B2 JPS6026121 B2 JP S6026121B2 JP 2016777 A JP2016777 A JP 2016777A JP 2016777 A JP2016777 A JP 2016777A JP S6026121 B2 JPS6026121 B2 JP S6026121B2
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Description
本発明は、薬効物質として有用な新規デキストラン誘導
体及びその製法に関する。 更に詳しくは、本発明は、デキストランの水酸基の酸素
原子に結合した下記式{U、但し式中、nは0もし〈は
1である、 で表わされるジェチルアミノェチル−N・オキシド基を
有し且つn=1の基/n=0の基の値は0〜約2である
ことを特徴とする新規化合物ジェチルアミノェチルデキ
ストラン−N・オキシド及びその酸付加塩に関し、更に
その製法にも関する。 上記本発明化合物類は、動物(本発明においては、人間
のほかに、家禽・家畜類、愛玩動物、養殖・養蓄魚介類
などの人間以外の動物を包含する呼称である)の例えば
高脂血症疾患、種場症疾患などの処理剤として、これら
疾患の予防ならびに治療に有用であり.、且つ類似公知
化合物ジェチルアミノエチルデキストランやヒドロオキ
シアルキル・ジェチルアミノェチルデキストランに比し
て、更に顕著に改善された低毒性を示す新規デキストラ
ン誘導体として注目される。来、デキストランの水酸基
の酸素原子に結合したジェチルアミノェチル基を有する
デキストラン誘導体、ジェチルフミノェチルデキストラ
ン及びその酸塩、さらにその血中脂質低下作用について
知られている(特公昭48−17749号:特公昭51
一37668号)。 又、デキストランの水酸基の酸素原子に結合したヒドロ
オキシアルキル・ジェチルアミノェチル基を有するデキ
ストラン誘導体、ヒドロオキシアルキル・ジエチルアミ
ノエチルデキストラン及びその悪性腫場に対する薬効に
ついても知られている(特公昭51−27716号)。
これら従釆公知のデキストラン議導体は、その毒性の点
で更に改善が望まれる。本発明者は、生理活性を有する
デキストラン誘導体分野において、多年、研究を行って
きたが、デキストランの水酸基の酸素原子に結合した前
記式‘1)で表わされるジェチルアミノェチル−N●オ
キシド基を有する新規化合物ジェチルアミノェチルデキ
ストランーN・オキシド及びその酸化加塩が安定な化合
物として存在し得ること、及びこの新規デキストラン誘
導体が工業的に容易に製造できること、更に、得られた
該新規デキストラン譲導体が、前記の如き類似公知化合
物が示す生理活性に比して、まさるとも劣らない生理活
性たとえば高脂皿症、種蕩症などに対する生理活性を有
し、且つ類似公知化合物に比して約10〜約2の音も低
毒性な新規デキストラン誘導体であることを発見した。 従って、本発明の目的は新規デキストラン誘導体ジェチ
ルアミノェチルデキストラン−N●オキシド及びその酸
付加塩を提供するにある。 本発明の他の目的は上記新規デキストラン誘導体を製造
する数方法を提供するにある。 本発明の上記諸目的及び更に多くの他の目的ならびに利
点は、以下の記載から一層明らかとなるであろう。 例えば、本発明の新規デキストラン譲導体を利用して、
デキストランの水酸基の酸素原子に結合した下記式‘1
1但し式中、nは0もしくは1である、 で表わされるジェチルアミノェチル−N●オキシド基を
有し且つn=1の基/n=0の基の値は0〜約2である
ジェチルアミノェチルデキストランーN・オキシド及び
その医薬的に許容し得る駿付加塩よりなる群からえらば
れたデキストラン誘導体の少なくとも一種を有効成分と
して含有することを特徴とする高脂血症もしくは瞳傷症
用処置剤が提供できる。 さらに又、該デキストラン誘導体の少なくとも一種の有
効量と医薬的に許容し得る担体もしくは希釈剤を含有し
てなる高脂血症もしくは瞳場症処置用調剤組成物を提供
することができる。又さらに、上記デキストラン誘導体
の少なくとも一種の有効量を人間もしくは人間以外の動
物に経口投与もしくは静脈内投与もしくは腹腔内投与す
ることを特徴とする高脂血症もしくは瞳傷症の処理方法
を提供することができる。更に、人間以外の動物の餌料
、飼料もしくは飲料水に上記デキストラン譲導体の少な
くとも一種を含有せしめてなる動物用顔飼料もしくは飲
用水を提供することができる。本発明の新規デキストラ
ン誘導体をモデル図的に示すと、下記二つのタイプで示
すことができる。(i)式○}中、n=0の場合:− 式中、D残分はジェチルアミノェチル−N・オキシド基
と結合したデキストランの水酸基以外の残分(resi
dual、mojety)を示し、は談水酸基の酸素原
子を示し、Yは酸を示し、mはゼロもしくは1である。 (il)‘11式中、nコ1の場合:−式中、D残分、
0、Y及びmは上記したと同義である。 但しY′は酸残基を示しm′はゼロもしくは1である。
(尚、本発明に於て、ジェチルアミノェチル基が2個結
合した上記置換基をTandemグループと呼ぶことが
ある。)本発明の新規デキストラン誘導体は、その製法
によって、上記式(1ーのタイプ〔前記式
体及びその製法に関する。 更に詳しくは、本発明は、デキストランの水酸基の酸素
原子に結合した下記式{U、但し式中、nは0もし〈は
1である、 で表わされるジェチルアミノェチル−N・オキシド基を
有し且つn=1の基/n=0の基の値は0〜約2である
ことを特徴とする新規化合物ジェチルアミノェチルデキ
ストラン−N・オキシド及びその酸付加塩に関し、更に
その製法にも関する。 上記本発明化合物類は、動物(本発明においては、人間
のほかに、家禽・家畜類、愛玩動物、養殖・養蓄魚介類
などの人間以外の動物を包含する呼称である)の例えば
高脂血症疾患、種場症疾患などの処理剤として、これら
疾患の予防ならびに治療に有用であり.、且つ類似公知
化合物ジェチルアミノエチルデキストランやヒドロオキ
シアルキル・ジェチルアミノェチルデキストランに比し
て、更に顕著に改善された低毒性を示す新規デキストラ
ン誘導体として注目される。来、デキストランの水酸基
の酸素原子に結合したジェチルアミノェチル基を有する
デキストラン誘導体、ジェチルフミノェチルデキストラ
ン及びその酸塩、さらにその血中脂質低下作用について
知られている(特公昭48−17749号:特公昭51
一37668号)。 又、デキストランの水酸基の酸素原子に結合したヒドロ
オキシアルキル・ジェチルアミノェチル基を有するデキ
ストラン誘導体、ヒドロオキシアルキル・ジエチルアミ
ノエチルデキストラン及びその悪性腫場に対する薬効に
ついても知られている(特公昭51−27716号)。
これら従釆公知のデキストラン議導体は、その毒性の点
で更に改善が望まれる。本発明者は、生理活性を有する
デキストラン誘導体分野において、多年、研究を行って
きたが、デキストランの水酸基の酸素原子に結合した前
記式‘1)で表わされるジェチルアミノェチル−N●オ
キシド基を有する新規化合物ジェチルアミノェチルデキ
ストランーN・オキシド及びその酸化加塩が安定な化合
物として存在し得ること、及びこの新規デキストラン誘
導体が工業的に容易に製造できること、更に、得られた
該新規デキストラン譲導体が、前記の如き類似公知化合
物が示す生理活性に比して、まさるとも劣らない生理活
性たとえば高脂皿症、種蕩症などに対する生理活性を有
し、且つ類似公知化合物に比して約10〜約2の音も低
毒性な新規デキストラン誘導体であることを発見した。 従って、本発明の目的は新規デキストラン誘導体ジェチ
ルアミノェチルデキストラン−N●オキシド及びその酸
付加塩を提供するにある。 本発明の他の目的は上記新規デキストラン誘導体を製造
する数方法を提供するにある。 本発明の上記諸目的及び更に多くの他の目的ならびに利
点は、以下の記載から一層明らかとなるであろう。 例えば、本発明の新規デキストラン譲導体を利用して、
デキストランの水酸基の酸素原子に結合した下記式‘1
1但し式中、nは0もしくは1である、 で表わされるジェチルアミノェチル−N●オキシド基を
有し且つn=1の基/n=0の基の値は0〜約2である
ジェチルアミノェチルデキストランーN・オキシド及び
その医薬的に許容し得る駿付加塩よりなる群からえらば
れたデキストラン誘導体の少なくとも一種を有効成分と
して含有することを特徴とする高脂血症もしくは瞳傷症
用処置剤が提供できる。 さらに又、該デキストラン誘導体の少なくとも一種の有
効量と医薬的に許容し得る担体もしくは希釈剤を含有し
てなる高脂血症もしくは瞳場症処置用調剤組成物を提供
することができる。又さらに、上記デキストラン誘導体
の少なくとも一種の有効量を人間もしくは人間以外の動
物に経口投与もしくは静脈内投与もしくは腹腔内投与す
ることを特徴とする高脂血症もしくは瞳傷症の処理方法
を提供することができる。更に、人間以外の動物の餌料
、飼料もしくは飲料水に上記デキストラン譲導体の少な
くとも一種を含有せしめてなる動物用顔飼料もしくは飲
用水を提供することができる。本発明の新規デキストラ
ン誘導体をモデル図的に示すと、下記二つのタイプで示
すことができる。(i)式○}中、n=0の場合:− 式中、D残分はジェチルアミノェチル−N・オキシド基
と結合したデキストランの水酸基以外の残分(resi
dual、mojety)を示し、は談水酸基の酸素原
子を示し、Yは酸を示し、mはゼロもしくは1である。 (il)‘11式中、nコ1の場合:−式中、D残分、
0、Y及びmは上記したと同義である。 但しY′は酸残基を示しm′はゼロもしくは1である。
(尚、本発明に於て、ジェチルアミノェチル基が2個結
合した上記置換基をTandemグループと呼ぶことが
ある。)本発明の新規デキストラン誘導体は、その製法
によって、上記式(1ーのタイプ〔前記式
【1において
n=0の基のみを有するタイプ〕或は上記式(i)と式
(ii}のタイプの両者〔前記式‘1}においてn=0
の基及びn=1の基の両者を有するタイプ〕のいずれの
形でも得ることができる。 上記式(i)及び式(ii)において、デキストラン中
の無水グルコース単位当りのジェチルアミノェチル−N
・オキシド基(上記Tandemグループの場合を包含
する呼称)の置換度は、たとえば製造条件によって種々
変更できるが、通常、置換度が好ましくは約0.1〜約
3程度である。前記式(iーのタイプで得られる場合に
は、式(ii)のタイプはゼロであるから、前記式‘…
こおいてn=1の基/n=0の基の値は0である。 又、上記式(i)と式(ii}のタイプの両者を有する
形で得られる場合には、両者の形成される割合も同様に
種々変更できるが、一般に、(ii)/(i)の値、す
なわち前記式{1’においてn=1の基/n=0の基の
値は0を超え約2程度までであり、約0.4〜約2程度
が普通である。本発明の新規デキストラン誘導体は、後
にさらに詳しく述べるが、下記【幻,【b}の点で同定
でき、従来公知の前記類似化合物と明瞭に区別できる。 ‘aー 赤外吸収スペクトル:約940±5仇‐1付近
にジェチルアミノェチル‐N・オキシド基に由来する強
い吸収が認められる。 【b)電位差滴定(0.1N一NaOH使用):変曲点
のpH=7.3±0.8(pKa=4.2±1.0)で
ある。 本発明の新規デキストラン誘導体の極限粘度及びN舎量
は、適宜に調整可能であるが、通常、極限粘度〔り〕約
0.02〜約1.81、N含量約0.5〜約6.9%程
度である。 極限粘度及びN含量は本発明デキストラン譲導体の利用
目的に応じて適当に選択でき、例えば、高脂血症処置用
には〔り〕約0.2〜約1.81、N含量約2.5〜約
69%程度のものが好ましく利用され、また、例えば腫
蕩症処置用にはとくに制約ないこ利用できる。尚、本発
明に於て、「極限粘度」とは、下記式によって定義され
る〔刀〕を表わす。 〔り〕ニg心。 りSpノCここに於て、りsp=(リーり。 )ノリ。=刀/り。‐1であり、式中、り=溶液の粘度
(0.1M食塩水中、25q0)り。 =溶媒の粘度C=g/100の‘に於ける濃度 を表をす。 但し「ジェチルアミノェチルデキストランーN・オキシ
ドもしくはその酸付加塩の極限粘度は、その塩酸塩の形
で測定し、又本発明デキストラン誘導体の原料ジェチル
アミノェチルデキストラン及び/又かその酸塩も同様な
条件にて測定し、そして、原料デキストランの極限粘度
は、25℃水溶液中で測定する。 又、本発明に於て、「N含量(%)」は、ミクロ・ケル
ダール法(Mjcro−Kjel船himethod)
より測定した値である。 又、本発明に於て、n=1の基/n=0の基の値は、本
発明ジェチルアミノェチルデキストランーN・オキシド
のN・オキシドをアミンに還元した後「後記の中間体に
ついての(ii}′/(i)′の値を求める方法に従っ
て測定できる。 上記還元は、メタノールーアセトン(2:1容量比)混
合溶媒3の重量部に塩酸塩の形の試料1重量部を溶解し
ト得られた溶液に〜試料に対して1.2倍モルのトリフ
ェニルホスフインを加え、60℃で2時間還元すること
により行うことができる。更に、本発明において、目的
化合物の「置換度」とは、デキストランの無水グルコー
スの水酸基に結合しているジェチルアミノェチル−NQ
オキシド基及びTandemグループの数を表わし、N
含量(n=0の基のみを有する化合物の場合)t又はN
含量及び前記n=1の基ノn=0の基の値(n:0の基
及びn=1の基の両者を有する化合物の場合)より求め
た。 そして、中間体の「贋襖度」とは、デキストランの無水
グルコースの水酸基に結合しているジェチルアミノェチ
ル基及びTandemグループの数を表わし、N含量(
n=0の基のみを有する化合物の場合)、又はN含量及
び後記の中間体についての(iげ/(i)′の値(n=
0の基及びn=1の基の両者を有する化合物の場合)よ
り求めることができる。以上に述べた本発明の新規デキ
ストラン誘導体は、種々の方法で製造することができる
。 以下〜その数例につい説明しよう。本発明方法の一態様
によれば、前記デキストラン誘導体は、A法:ジェチル
アミノェチルデキストランもしくはその酸塩の第3級ジ
ェチルアミノェチル基を有機過醗で酸化すること、必要
に応 じ、得られたジェチルアミノェチルデキストランーN。 オキシドを適当な酸と接触させてその酸付加塩に転化す
ることにより得ることができる。 又、本発明方法の他の態様によれば、前記デキストラン
誘導体は、B法:デキストランとジェチルアミノェチル
ハラィドーN・オキシドもしくはその酸塩とを反応させ
ること、必要に応じ、得られたジエチルアミノエチルデ
キストランーN。 オキシドを適当な酸と接触させてその酸付加塩に転化す
ることにより得ることができ る。 本発明の新規デキストラン誘導体の製造に用いるデキス
トランとしては〜例えばLeuC。 nOStMmeSenter。ideS , Le
monoStOC船xVanicum 等の菌株を利用
して藤糖より生産されるネィティブ・デキストラン又は
その部分解重合デキストランの如き公知のデキストラン
が利用できる。例えば血中脂質低下作用を目的とするデ
キストラン誘導体を製造する場合には、極限粘度〔り〕
が約0.25〜約1.1甥屋度のデキストランの利用が
好ましく、又抗腫傷効果を目的とするデキストラン誘導
体を製造する場合には、極限粘度〔り〕にとくべつな制
約はなく、所望のデキストランを利用することができる
。本発明の新規デキストラン誘導体製造に用いる中間体
として、前記A法で利用するジェチルアミノェチルデキ
ストラン又はその塩は、種々の方法で形成することがで
きる。 例えば〜モデル的に示すと下記式‘1r、式中D残分及
び0は前記したと同義、 で表わされるタイプの中間体のみから実質的になる中間
体は、ジメチルスルホキシド(DMSO)の如き媒体中
で、水素化ナトリウム、水素化カリウム、水素化リチウ
ム等の如きアルカリ金属水素化物の存在下に、前記の如
きデキストランをジヱチルアミノェチルハラィドと反応
せしめ、必要に応じ、生成物を酸と接触せしめることに
より形成することができる。 又、上記式で表わされるタイプの中間体が有する式{1
1中n=0の基とジェチルアミノェチル基が2個結合し
たTandemグループを有する、モデル的に示すと下
記式(ii)′式中、D残分及び0は前記したと同義、
で表わされる中間体が有する式‘1}中n=1の基との
両者を有する形で中間体を得たい場合には、前記の如き
原料デキストランを、例えばアルカリ金属の水酸化物の
存在下に、水媒体中でジェチルアミノェチルハラィドと
反応せしめ、必要に応じ、生成物を酸と接触せしめるこ
とにより得ることができる。 これらジエチルアミ/エチルデキストランの酸塩の例と
しては、塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩の如き無機
酸塩や酢酸、クエン酸、綾酸、乳酸の如き有機酸塩を例
示することができる。中間体製造の上記前者の態様にお
いて、DMS■媒体の使用量としては、たとえば、デキ
ストランの約20〜約5併音容量が例示でき、又、アル
カリ金属水素化物の使用量としては、たとえば、デキス
トランの約0.07〜約0.7重量。モルの量を例示で
きる。また、ジェチルアミノェチルハライド(クロリド
、ブロミド、アイオダイト等)の使用量は、例えば置換
度約3のジェチルアミノェチルデキストランを得る場合
、デキストランの約5倍モルが適当であり、ジェチルア
ミノェチルハラィドの量を適宜選択する事によって、所
望の置換度をもつ、ジェチルアミノェチルデキストラン
を製造する事が出来る。反応は、例えば、所定量のアル
カリ金属水素化物のDMSq溶液をデキストランのDM
SO溶液に加え、これに所定量のジェチルアミノエチル
ハライドをそのまま、あるいはDMSOに溶解して加え
、反応させる事が好ましいが、アルカリ金属水素化物と
デキストランの各DMSO溶液の混和順序を上記と逆に
してもよい。反応は、例えば、約10〜約10000C
好ましくは約15〜約3ぴ0の緩和な温度条件で、約2
〜約lq時間、雛梓下に行なうことができる。この際、
反応を円滑に進行させるため不活性ガス、例えば窒素気
流中で行なう事が好ましい。反応生成物を氷水中に注加
すると、生成したジヱチルアミ/エチルデキストランの
置換度が可及的高い場合には、ジェチルアミノエチルデ
キストランが析出するので、これを分取すればよい。ま
た、置換度が低くて析出しない場合には、ジェチルアミ
/エチルデキストランに対する貧溶媒ないし非溶媒で且
つDMSOと混和し得る溶媒、たとえばアセトン、ベン
ゼン、メチルエチルケトンなどを添加して目的物を分離
採取することができる。又、中間体製造の前記後者の態
様においては、先ずデキストランを水酸化ナトリウム、
水酸化カリワム、水酸化リチウム等のアルカリ金属水酸
化物の存在下に、水媒体中でジェチルアミドェチルハラ
イド、例えばクロリド、ブロミド、アイオダイト等、又
はそれらの塩類、例えば塩酸、硝酸、硫酸、リン酸等の
滋酸類の塩と反応させる。 この際、ジェチルアミノェチルハライド又かその塩とデ
キストランの反応モル比には特別な制約はないが、通常
、略々0.5:1〜13:1の範囲が採用できる。又ア
ルカリ金属水酸化物とジェチルアミノヱチルハライド又
はその塩との反応モル比も適宜に選択でき、通常、略々
1:1〜3:1程度の範囲が利用される。反応は例えば
約20〜約10000程度の好ましくは40〜75℃で
0.5〜5 6で打つこてができる。この後者の態様に
よれば、前述のように、ジェチルアミノェチル基とTa
memグループを有するもの(一つのD残分中に両者を
有するのが普通である)が得られ、各々の形成割合は反
応条件によって調節できる。反応に用いる水媒体の量が
、この調節に影響があり、例えば、デキストランに対し
て約4重量倍の水媒体を用い、所望N含量(%)に応じ
て、適当量の水酸化ナトリウム及びジヱチルアミノェチ
ルハライドを用いて反応を行ないジェチルアミノェチル
デキストラン塩酸塩を製造した場合の一例について例示
すると、N含量(%)が4.6〜4.万里度のジェチル
アミノェチルデキストラン形成条件下に反応を行った場
合、前記式(ii)′:(i)′はほぼ1:1の割合で
形成できるが、N含量(%)をより増加させると、上記
割合は減少し、例えば、N含量(%)が5.7%程度で
は約0.6:1程度で、N舎量(%)が6.3〜6.5
%程度では約0.4〜0.5:1程度と前記式(ii)
′のタイプのTandemグループを有する生成物の形
成される割合が減少する。この際、水媒体の使用量を増
大させ、例えばデキストランに対して水媒体を約7〜1
劫音量用い、N含量(%)が5.2〜5.7%程度の上
記化合物を製造した場合の一例では、式(ii)′:…
/は、ほぼ1.6〜1.8:1程度に調節された。この
ように、上記後者の態様においては、主として反応に用
いる水媒体の量を調節することにより、ジェチルアミノ
ェチル基とTamemグル−プの導入割合を適宜に調節
変更するこが可能である。尚、(ii)′/(i)′の
値は得られた中間体に0.1N−塩酸3の‘を加えた水
溶液を、0.1N一苛性ソーダで滴定し、各々第1当量
点から第2当量点〔(il)′タイプのTandemグ
ループの有する第3級アミン〕の苛性ソーダの消費量と
第2当量点から第3当量点〔(i)′タイプのジェチル
アミノェチルの第3級ァミン〕の苛性ソーダの消費量と
の比を示す。 なおこの場合、塩酸不在下でも何ら滴定に影響を及ぼさ
ない。本発明の新規デキストラン誘導体の製造に際して
、前記B法で利用するジェチルアミノェチルハラィド−
N・オキシドもしくはその酸塩は以下のようにして得る
ことができる。 例えば、既に例示したようなジヱチルアミノェチルハラ
ィドを、後にA法について記載すると同様な有機過酸と
反応せしめてN・オキシド化することによりジェチルア
ミノェチルハラィド−N・オキシドを形成できる。又、
例えば、ジェチルアミノェチルハライドの酸塩の場合は
重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム等の塩又は苛性ソー
ダ、苛性カリ等のアルカリ金属水素化物の如き無機アル
カリ物質で処理し、又必要あれは塩祈操作等を行って塩
基のジェチルアミノェチルハラィドを製造し、上記と同
様な有機過酸と反応せしめて、得ることができる。この
反応は、例えば、ジェチルアミノェチルハラィドに対し
て約2倍モルの有機過酸例えば過酢酸溶液に塩酸のジェ
チルアミノヱチルハラィドー抽出液を、滴下温度例えば
約20〜30q0に保ちながら損梓下滴下し、例えば反
応温度約25−30℃で約2−3時間反応させることに
より行うことができ、ジェチルアミノェチルハラィド−
Nーオキシドが得られる。又この場合のジェチルアミノ
ェチルハラィド抽出液は単独又はエーテル、ベンゼン、
ジオキサン等の溶媒に溶解して滴下させてもよい。かく
して得られる生成物は、遊離状態においては塩基性物質
であり、必要に応じて無機又は有機の酸と接触させるこ
とによって安定な酸塩、例えば塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩
の如き無機酸塩や乳酸、クエン酸、綾酸、酢酸塩の如き
有機酸塩好ましくは塩酸塩とすることができ、公知の手
段例えば再沈精製等によって結晶化し採取する事が出来
る。本発明の新規デキストラン誘導体の製造に際し、前
述した中間体ジェチルアミノェチルデキストランもしく
はその醗塩として、得られる誘導体の使用目的に応じた
中間体を利用することが好ましい。例えば、皿中脂質低
下作用を目的とする誘導体を製造する場合には、極限粘
度〔り〕が約0.2〜約1.81、N含量が約2.5〜
約7.3%のものが好ましい。又、たとえば、抗腫場効
果を目的とするデキストラン誘導体を製造する場合の上
記中間体については、極限粘度〔り〕、N舎量にとくべ
つな制約はなく、任意に選択利用できる。本発明デキス
トラン誘導体は、例えば前記A法又はB法により製造す
ることができる。 前記A法によれば、上述のようにして得られるジェチル
アミノェチルデキストランもしくはその酸塩の第3級ジ
ェチルアミノェチル基を有機過酸で酸化することにより
、デキストランの水酸基の酸素原子に結合した下記式{
1}、但し式中、nは0もしくは1である、 で表わされるジヱチルアミノェチル−N・オキシド基を
有し且つn=1の基/n二0の基の値は0〜約2である
ジェチルアミノェチルデキストラン−N・オキシド、更
には、必要に応じ酸と接触せしめてその酸付加塩を得る
ことができる。 得られた生成物は前記式(i)′及び(ii)′の両者
を有する原料ジヱチルアミノヱチルデキストランを用い
た場合には、前記式(i)及び(ii}のタイプの両者
を有する形で形成され得るし、又、前許(i)′のタイ
プのみからなる原料ジェチルアミノェチルデキストラン
を用いた場合には、式(i)のタイプの目的物を選択的
に形成することができる。又、前記B法によれば、デキ
ストランと上述のようにして得られるジェチルアミノェ
チルハラィド−N・オキシドもしくはその酸塩とを反応
させることにより、デキストランの水酸基の酸素原子に
結合した下記式(11′但し式中、n′は1である、 で表わされるジェチルアミノヱチル−N・オキシド基を
有するジェチルアミノェチルデキストランーN・オキシ
ド、更には、必要に応じ酸と接触せしめてその酸付加塩
を得ることができる。 得られた生成物は前記式【i)のタイプのデキストラン
誘導体である。上記A法の実施に際して、ジェチルアミ
ノェチルデキストランの酸塩を用いる場合には、適当な
アルカリ類たとえば炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム
、水酸化カリウム、水酸化ナトリウムなどの如きアルカ
リ類を用いて、水媒体中好ましくは解約10以上のアル
カリ性条件下に該酸塩を溶解し、例えばアルコール、ア
セトン等の極性溶媒を加えた後、エーテル、ベンゼンな
どの如き無極性有機溶媒を加えて遊離の形のジェチルア
ミノェチルデキストランに転化させてから用いるのがよ
い。 この際、たとえば塩酸塩を用いて創生する食塩を除去し
てもよいが、除去することないこ有機過酸で酸化するこ
ともできる。上記A法の実施に際し、利用する有機過酸
としては、たとえば、過ギ酸、過酢酸、週安息香酸、過
フタール酸、トリフルオル過酢酸等を利用できる。 反応は、水及び/又は有機溶媒中で行うのが好ましく、
例えば、水、アルコール類、アセトン、ジオキサン、ベ
ンゼンなどを例示することができる。これらは単独でも
複数種併用してでも利用でき、水、メタノール、水・メ
タノール混合溶媒(約1:1容量)、水・アセトン混合
溶媒(約1:1容量)、水・ジオキサン混合溶媒(約1
:1容量)、メタノール・ジオキサン混合溶媒(約1:
1容量)などの例をあげることができる。これら溶媒の
使用量は適宜に選択できるが、ジェチルアミノェチルデ
キストラン重量に基いて約5倍量量以上用いるのが好ま
しい。一層好ましくは約1び音重量以上の量で用いるの
がよい。又、上記の如き有機過酸の使用量も適宜に選択
できるが、好ましくは、ジエチルアミノヱチルデキスト
ランの第3級ジェチルアミノェチル基に対して約1〜約
4倍モル程度、一層好ましくは約1〜約2倍モル程度で
ある。有機過酸は予め形成された過酸もしくは過酸溶液
の形で用いてもよいし、或いは又、過酸形成性成分、た
とえば無水酢酸と過酸化水素からなる過酢酸形成性成分
の如き形態で反応系に添加利用することもできる。反応
は可及的低温で行うのが好ましく、約40午○以下の温
度で行うのがよい。一層好ましくは約3ぴ0以下の温度
である。例えば、一実施態様によれば、上述の如き溶媒
中ジェチルアミノェチルデキストラン溶液を、約30℃
以下の温度条件下で、上述の如き有機過酸に滴下し、約
10〜約30午○程度、たとえば約25〜約30oo程
度の温度で約2〜約8時間反応を行うことによってN・
オキシド化することができる。有機過酸をあまりに大過
剰量で用いすぎたり、反応温度を過度に高くしすぎたり
すると、デキストランの解重合反応を劉生し、極限粘度
の低下を伴う場合があるので、上記例示の如き条件の採
用が好ましい。勿論場合によっては、デキストランの解
重合反応とN−オキシド化を同時に行わせ、所定の極限
粘度の本発明物質を採用する事もできる。更に、上記B
法の実施に際しては、例えば、水媒体中、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウムの如きアルカリ金属と水酸化物の
存在下に、デキストランとジエチルアミノヱチルハライ
ドNオキシド例えばジェチルアミノェチルクロライドー
Nオキシドやジエチルアミノエチルプロマイド一Nオキ
シド或はこれらの塩類との反応を行うことができ・る。
この際、ジェチルアミ/エチルハラィドーN−オキシド
又はその酸塩とデキストランの反応モル比には特別な制
約はないが、通常、略々0.5:1〜13:1の範囲が
採用できる。又、上記アルカリ金属水酸化物とジェチル
アミノェチルハラィド−Nーオキシド又はその塩との反
応モル比も適宜に選択でき、通常、略々1:1〜3:1
程度の範囲が利用される。更に、水媒体とデキストラン
の重量比は、例えば、大略2:1〜10:1の範囲内で
適宜選択できる。又ジェチルァミノェチルハラィドーN
−オキシド又はその塩、およびアルカリ金属水酸化物は
所定量を一度に反応系に添加して反応を行う事も出来る
が、両者を夫々数回に分けて添加して反応させる事が好
ましい結果を与える。反応は、例えば「約20〜約10
0℃、好ましくは約45〜約75午0程度の温度及び約
30分〜約5時間程度の反応時間で行うことができる。
上述の例えばA法やB法によって得られる本発明デキス
トラン誘導体の反応液からの分離は、種種の手段で行う
ことができる。 例えばA法の態様においては、反応液にアセトン、メチ
ルエチルケトンあるいはアセトンーェーテル混合溶媒等
を加える事により分離できるし、又、B法の態様におい
ては、必要に応じて、勘生し得るアルカリ金属ハラィド
たとえば塩化ナトリウムの沈殿を任意の因−液相分離手
段、例えば遠心分離等で分離除去したのち、反応液に例
えば、アセトン、メチルエチルケトンあるいはアセトン
・エーテル混合溶媒等の如き水と混和し得る有機貧溶媒
もしくは非溶媒を加えて析出せしめ、任意の固−液相分
離手段で分離採取することができる。この様にして得ら
れた生成物はジェチルアミノェチルデキストラン−Nー
オキシドの遊離塩基でいり、必要に応じて再沈殿法、透
析法、その他公知の手段で精製することが出来る。 なお、混在するおそれのある未反応の有機過酸は、例え
ば硫酸第一鉄、亜硫酸水素ナトリウム等の環元剤を加え
てこれを分解除去することが好ましい。更に望むならば
、これを医薬上、許容し得る醗塩の形に転換する事もで
きる。 この酸塩の転換は、ジエチルアミノエチルデキストラン
ーN・オキシドを、例えば塩酸、硫酸、硝酸、リン酸等
の鉱酸類或いは酢酸、修酸、クエン酸、乳酸等の有機酸
類の如き医薬上許容し得る酸類で処理した後、溶液にア
セトン、メチルエチルケトン、エーテル等の貧溶媒もし
くは非溶媒を加えて形成された酸塩の沈殿させた後、分
離採取することにより行うことができる。本発明方法に
よって得られるジェチルアミノェチルデキストラン−N
●オキシド又はその酸塩は、通常、白色ないし淡黄色の
粉末であり、その水や有機溶媒に対する溶解性は遊離塩
基の場合と滋酸塩の場合とは若干異なる。 一般に、遊離塩基の場合は水に灘溶性でアルコール、ア
セトン等に可溶であり、この傾向は本発明デキストラン
誘導体のジェチルアミノェチル−N−オキシド含量が高
くなるに従い強くなる。さらに鍵酸塩の場合は、ジェチ
ルアミノェチル基含量にかかわらず、通常、水、アルコ
ールに可溶で、アセトン「 エーテル、ベンゼン等には
繁漆乃至不落である。更に鉱酸塩例えば、塩酸塩の場合
、水に対する溶解性が、本発明デキストラン誘導体の中
間体である強い吸湿性を有するジェチルアミノェチルデ
キストランー塩酸塩に比較して明らかな低下を示してお
るが、この溶解性の変化は何ら本発明デキストラン誘導
体の使用日的に制限を加えるものでない。なお、A法で
得られたジェチルアミノュチルデキストラン−N・オキ
シドの方がB法で得られたそれよりも、水に対する溶解
性が穣れており、これは前記式(ii)のタイプの存在
によるものと推測される。本発明の新規デキストラン誘
導体の物理化学的性質上の特徴は、その形成に用いるジ
ェチルアミノェチルハライドもしくはその酸塩たとえば
ジェチルアミノェチルクロラィド塩酸塩、ジェチルアミ
ノエチルハライドーNーオキシドもしくはその酸塩たと
えばジェチルアミノヱチルクロラィドーNーオキシド塩
酸塩及びジェチルアミノェチルデキストランの性質と本
発明デキストラン誘導体の性質とを対比することにより
一層明らかとなるであろう。 例えば、添付図面第1図には、ジェチルアミノェチルク
ロラィド塩酸塩(m.p.201〜20がo)を遊離塩
酸の形に転化して得られたジェチルアミノヱチルクロラ
ィドの赤外吸収スペクトル図が示してある。 これに有機過酸を作用させて、塩酸塩の形として得られ
たジェチルアミ/エチルクロラィドーN・オキシド塩酸
塩の赤外吸収スペクトル図が第2図に示してある。この
もののm・P.は144〜145ooであり、その元素
分析値は、下記の通りである。実測値 C紙.35%、
日8.02%、08.46%、N7.49%、CI37
.68%理論値 C38.32%、日7.98%、08
.52%、N7.45%、CI37.73%上記第1図
と第2図を対比して、第2図には、第1図になかった9
60cm−1付近に、第3級ジェチルアミノェチル−N
・オキシド基に由来する特有の強い吸収が認められるこ
とが示されている。 又、電位差滴定(0.1N−NaOH使用)において、
ジェチルアミノェチルクロラィド塩酸塩の変曲点のPH
=10.1(pKa=8.3〜8.5)であるのに対し
て、上記ジェチルアミノェチルクロラィド−N・オキシ
ド塩酸塩の変曲点のpH=8.1付近(pKa=4.9
廿近)であるという変化がみられる。第3図は上記電位
差瓶定の結果を示す図面であって、糠aはジェチルアミ
ノヱチルクロライド塩酸塩、線bはジエチルアミノエチ
ルクロライド−N・オキシド塩酸塩についての結果を示
す。同様な明瞭な相異が、本発明デキストラン誘導体と
ジェチルアミノェチルデキストランもしくはその酸塩と
の間にも認められる。第4図には、ジェチルアミノェチ
ルクロラィド塩酸塩とデキストランとを水媒体中でアル
カリ金属水酸化物の存在下に反応させて得られた前記(
i)′及び(ii)′の二つのタイプの混合系からなる
ジヱチルアミノェチルデキストラン塩酸塩についての電
位差滴定の結果が示されている。このタイプのジエチル
アミノエチルデキストランにおいては、上記混合系に由
来する三つの異つたp舷を示す解離部位のあることがわ
かる。一つは(iソタィプの第3級ジェチルアミノェチ
ル基に由来するpKa=9.2付近であり、他の二つは
(ii}′タイプのTandemグループの有する第3
級ジェチルアミノェチル基に由来するpKa=5.9寸
近とTandemグループの有する第4級アンモニウム
基に由来するpKa〜14である。この最後のpKaは
非常に高いために、一般には苛性ソーダの滴定において
は変曲点は認められない。(但し、ジェチルアミノヱチ
ルデキストランを塩酸で滴定すれば第一当量点にこの4
級アンモニウム基に由来する変曲点が認められる。)添
付第5図には、前記B法により形成された本発明のジェ
チルアミノェチルデキストラン−N●オキシド塩酸塩の
電位差滴定の結果が示されている。 前述の通り、B法ではTandemグループを有するデ
キストラン誘導体の形成は認められない。また、上記(
ir及び(ii)′の二つのタイプを有するジェチルア
ミノヱチルデキストランを用いてA法により本発明のデ
キストラン誘導体を製造するに際しての、例えば、反応
時間と滴定曲線の変化の関係(反応温度25〜28℃)
を第6図に示しているが、出発原料のジェチルアミノェ
チルデキストランの明確な変曲点の相異が、反応の進行
に従って認められなくなり、技終的にはその滴定曲線は
dに示される様にNーオキシド化される。更に添付第7
図にはA法により形成されたジェチルアミノエチルデキ
ストラン−N−オキシドの赤外吸収スペクトル又、添付
第8図にはA法により形成されたジェチルアミノェチル
デキストランーN・オキシド塩酸塩の赤外吸収スペクト
ル図が、また第9図にはB法により形成されたジェチル
アミノェチルデキストラン−N・オキシド塩酸塩の赤外
吸収スペクトル図が示してある。 これら第7〜9図に示したように、本発明のデキストラ
ン誘導体は、約拠0±5cの‐1付近にジェチルアミノ
ェチル−N・オキシド基の存在に由釆する強い糾収が認
められる。なお、B法で用いるジェチルアミノェチルN
ーオキシド塩酸塩の場合には、第2図に示したように、
上記N・オキシド基に由来する吸収は960節‐1付近
にあったが、本発明のデキストラン誘導体においては、
分子量の増大によって、幾分、低波長側に上記吸収が移
行していることがわかる。本発明の新規デキストラン誘
導体は、たとえば脳血栓症、心筋梗塞症、脳動脈硬化症
、高脂血症の如き高脂皿症疾患や、各種の種場性疾患の
予防治療に優れた薬効を示し、下鶏第1表に示すように
、従来公知の類似薬効化合物ジェチルアミノェチルデキ
ストラン塩酸塩やジェチルアミノヱチルヒドロキシデキ
ストラン塩酸塩に比して格段に低毒性である。 第 1 表 (色ノ性毒性) *極限粘度0.40、ヒドロォキシェチル基含量13.
0多、N含量5.2多上掲第1表に示した急性毒性テス
トは下記のようにして行ったものである。 1群10匹のdd系雄性マウスを用い、これに局方生理
食塩水に溶解した本発明物質又はその中間体のジヱチル
アミノェチルデキストラン−塩酸塩を0.2の‘/10
タ体重換算で静脈内、腹腔内、経口投与した後、72時
間後のLD5o値をLMh fieldandWilc
oxon法により算出した。 尚、上掲第1表において、()内は95%信頼限度を表
わす。なお公比は静脈内投与は1.2、腹腔内、経口投
与は1.3となるように調整した。上掲第1表の結果か
ら明らかの様に、本発明デキストラン譲導体のLはo値
は、その中間体であるジェチルアミ/エチルデキストラ
ンー塩酸塩又ジエチルアミノヱチルヒドロオキシエチル
デキストランー塩酸塩に比較して、更に10〜2折音も
毒性が低減されている事がわかる。 又、実施例−9と実施例一10のN(%)が同等で(i
):(ii}の割合が異なる場合でも葛性に与える影響
は実質的に無視できることがわかる。なお、経口投与の
場合、第1表に示した値以上の量で供説マウスに投与し
て経口摂取させることが不可能なため、明確な差は認め
られなかった。 更に本発明物質を高脂血症薬剤として使用するに際して
、例えば外因性コレステロール吸収阻害剤として必須な
性質であるコール酸ナトリウムと本発明物質、例えばジ
ェチルアミ/エチルデキストラン−N・オキシド塩酸塩
との結合能を試験管内実験で行った結果、実施例−1、
2、3の本発明物質各々1の9当り、コール酸ナトリウ
ムとの結合館の割合はそれぞれ1.35の9、1.08
の夕、1.4&夕であり試験管内反応において、本発明
物質の薬効が確認された。なお、上記に示した試験管内
実験は次の様にして行つた。 ジエチルアミノエチルデ}キストランーNオキシド塩酸
塩を40側精秤し、リン酸緩衝液(pH=6.0イオン
強度=0.11)20泌に溶解し、この溶液に別に10
0岬のコール酸ナトリウムを上記リン酸緩衝液20の‘
に溶解した溶液を加え、370、90分間インキュベー
トした後、10,00仇pm20分遠心分離する。 得られた上清に濃塩酸約0.2の‘を加え、pHを1〜
2に調整した後、析出する禾反応のコール酸を炉取し、
その重量をコール酸ナトリウムに換算して、本発明物質
に結合したコール酸ナトリウム量を算出する。更に、下
記高脂肪食、カゼイン:26.3Wt%、コレステロー
ル:1.0Wt%、砂糖:61.2の%、水素化ココナ
ッツ油:8.5%、混合塩:3.跡t%、混合ビタミン
:0.逆%、ビタミンA:25000U/k9、ビタミ
ンD:25000U/k9の10夕/体重100夕/日
と本発明ジェチルアミ/エチルデキストラン−N・オキ
シド塩酸塩の50雌/体重100夕/日とからなる飼料
を用い、ウイスタ−(Wister)系雄ラット(体重
約105夕)群と上記高脂肪食10タノ体重100夕/
日のみを与えた対照群とについて、14日没飼飼育後の
血清コレステロール値(Zakの変法による)、血清8
ーリポブロティン値(WaMn−Scotの葛谷変法に
よる)及び血清トリグリセラィド値(Triglyce
ride一にst−wako法による)を測定した。 その結果、本発明のデキストラン誘導体、とくに〔り〕
約0.2〜約1.81でN含量約2.5〜約6.9%の
上記デキストラン誘導体投与群においては、対照群に比
して、血清コレステロール値及び血清8−リポプロテイ
ン値を約50〜60%低下させる優れた効果を示し、し
かも副作用発現も認められなかった。又、本発明のデキ
ストラン誘導体の量を100の9/100タ体重/日と
したほかは、上記と同様に行ったテストでは、血清トリ
グリセライド値は対照群に比して約25%低下するのが
認められた。また、雄性ラット10頭を一群とし、その
各々に吉田肉腫の細胞を1×10?固腹腔内に移植した
後、2独特間後生理食塩水に溶解した本発明デキストラ
ン誘導体を談験群に5M/kg/日の割合で静脈内に1
0日間連続投与し、その生存期間の延長を1ケ月にわた
って観察し、その結果を下記に示す延命率(%)で算出
した。但し対照群では本発明物質の代わりに生理食塩水
のみを腹腔内に投与した。延命率(%)=(裏憲藷宏隼
裏目髪)X・〇。 −・〇。このテストの結果では、後記実施例3、4、8
、9で得た本発明デキストラン議導体を用いて滋0%以
上の延命率が達成できた。本発明のジェチルアミノェチ
ルデキストランーN・オキシド及びその酸付加塩よりな
る群からえらばれたデキストラン誘導体の少なくとも一
種を有効成分として含有する高脂血症もしくは腫傷症処
置剤における有効成分濃度は剤型及び投与形態などによ
り適宜に変更でき、例えば、剤重量に塞いて約1〜約9
の重量%の該有効成分を含有することができる。 本発明のデキストラン誘導体は、医薬的に許容し得る希
釈剤と配合した、例えば散剤、顎粒剤、カプセル剤、錠
剤、コーティング錠、シラップ剤、水剤、その他の経口
剤或は注射剤などの非経口剤などの剤型にして使用する
ことが出来る。 上記希釈剤としては、各種液状もしくは固体状の希釈剤
をあげることができる。これら希釈剤としては、例えば
リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、ブドウ糖、ラクト
ーズ、シュークローズ、デキストリン、蕉糖ェステル、
殿粉、ソルビット、マンニツト、結晶セルロース、タル
ク、カオリン、合成ケイ酸アルミニウム、カルボキシメ
チルセルロース、メチルセルロース、セルロースアセテ
ートフタレート、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルピ
ロリドン、ポリビニルアルコール、アラビアガム、トラ
ガントガム、ゼラチン、寒天末、シェラックなどの固体
希釈剤:例えば水、生理食塩液、エタノール、プロピレ
ングリコール、ポリエチレングリコール、グリセリン、
ハルトマン、(舷rtman)液、リンゲル液などの液
体希釈剤をあげることができる。本発明のデキストラン
誘導体は通常、約1のo〜250の9/kg体重/日程
度の投与量で利用できる。 高脂血症の処置には約25〜約250のo/k9体重/
日程度の投与量が好ましく、また腫傷症の処置には約0
.1〜10の9/k9体重/日程度の投与量が好ましし
、。以下、本発明のデキストラン誘導体及びその製造の
数態様について、実施例により更に詳しく例示する。 実施例 1 ジェチルアミノェチルデキストランー塩酸塩(極限粘度
1.3州含量5.5%、(ii)′/(i)′=0.8
2)10夕を50%MeOH40Mに溶解し、Na○母
溶液でpH;12に調整した後、アセトン:エーテル(
1:4)200の【を加え沈殿物を得る。 この沈殿物をMeOH:アセトン(1:1)50叫に溶
解しェーナル200の【を加え、ジエチルアミノエチル
デキストランを得る。得られたジヱチルアミノェチルデ
キストランをメタノール:ジオキサン(1:1)120
の‘に溶解し、この溶液を無水酢酸11.3の‘と35
%過酸化水素水9.8の【を混合した得られた、過酢酸
溶液中に30℃以下で濯梓下滴下し、反応温度30oo
で5時間反応、させる。 反応終了後、反応液にァセトンを加え生 を沈殿させ
る。 沈殿物を適量の水に溶解し、これにアセトンを加えて沈
殿させる操作を2回くり返した後、水溶液を冷却下塩酸
でpH3.5に調整し、3倍容量のアセトンを加えて沈
殿を生成させ、減圧乾燥して白色粉末状のジェチルァミ
ノェチルデキストランーN・オキシド塩酸塩を得た。収
量:9.0夕、n=1の基/n=0の基:0.80、極
限粘度:1.30、置換度(Mole/AG.U):0
.95 N含量:5.3%、CI含量:13.4%‘a
ー 赤外吸収スペクトル:94瓜次‐1付近に強い吸収
あり‘b)電位差滴定:変曲点のpH壬7.5(pKa
≠4.6)実施例 2ジェチルアミノェチルデキストラ
ン塩酸塩(極限粘度1.42、N含量4.1%、(ii
)′/(i}′=1.05)10夕を実施例1と同様に
操作してジェチルアミノェチルデキストランを得る。 得られたジェチルアミノェチルデキストランを水:ジオ
キサン(1:1)120の‘に溶解しこの溶液を35%
過酸化水素水0.4の‘とギ酸3.4夕より調整した過
ギ酸溶液に30oo以下で蝿梓下、滴下し、反応温度3
0q○で5時間反応させる。反応終了後実施例1と同様
に操作し白色粉末状のジエチルアミノエチルデキストラ
ンーNーオキシド塩酸塩を得た。 収量:9夕、n二1の基/nこ0の基、1.01、極限
粘度:1.35、置換度(Mole/A.G.U):0
.52、N舎量:3.4%、CI含量:10.1%‘a
ー 赤外吸収スペクトル:拠比均‐1付近に強い吸収あ
り‘b} 電位差滴定:変曲点の−ニ7.2(pKa≠
3.6)実施例 3ジヱチルアミノェチルデキストラン
−塩酸塩(極限粘度0.熱L N含量690%、(ii
)′/(i)′=0.41)lo夕を実施例1と同様に
操作しジェチルアミ/エチルデキストランのメタノール
:ジオキサン溶液を得る。 この溶液に35%過酸化水素水12泌と無水酢酸13.
7の‘を混合して製造される過酢酸溶液を30℃以下で
櫨投下に滴下し、反応温度30qCで4時間反応させる
。反応終了後実施例1と同様に操作し、白色粉末状のジ
ェチルアミノヱチルデキストラン−N−オキシド塩酸塩
を得た。 収量:9夕、n=1の基/n=0の基、0.41、極限
粘度:0.&置換度(Mole/A.G.U):1.8
6、N含量(%):6.5%、CI含量(%):16.
5%‘a} 赤外吸収スペクトル:94比九‐1付近に
強い吸収あり{bー 電位表滴定:変曲′点のpH芋7
.2(pKa羊3.8)実施例 4ジェチルアミノヱチ
ルデキストラン塩酸塩(極限粘度0.42、N含量6.
4%、(ii)′/(i)′=0.57)10夕を実施
例1と同様に操作して得られるジェチルアミノェチルデ
キストランを水120の‘に溶解し、この溶液を無水酢
酸13の‘と35%過酸化水素水11泌を混合して得ら
れた過酢酸溶液中に30℃以下で雛梓下総下し、反応温
度25qoで6時間反応させる。 反応終了後実施例1と同様に操作し、白色粉末状のジェ
チルアミノェチルデキストラン−N−オキシド−塩酸塩
を得た。収量:8.8夕、n=1の基/nの基:0.5
5、極限粘度:0.410、置換度(Mole/A.G
.U):1.44、N含量(%):6.1、CI舎量(
%):15.5%‘a} 赤外吸収スペクトル:製山地
‐1付近に強い吸収あり【b’電位差瓶定:変曲点のp
H二7.7(pKa≠4.6)実施例 5デキストラン
(極限粘度0.380)10夕を水20の‘に溶解し、
1び0以下で縄拝しながら各々10地の水に溶解した水
酸化ナトリウム5.6夕、ジェチルアミノェチルク。 ラィド塩酸塩12.1夕の水溶液を加え60℃で1時間
瀦洋下反応させる。反応終了後、反応釣皮‘こアセトン
を加え、汝嫁安物を折出させる。 沈殿物をメタノールに溶解し、反応中生成した食塩を炉
取した後、炉液にアセトン:エーテル(1:4)泥嫌を
加え、、ジェチルアミ/エチルデキストランを得る。得
られたジェチルアミノェチルデキストランをメタノール
80の‘に溶解しこの溶液に35%過酸化水素水3泌と
無水酢酸35の‘を加え反応温度30℃で4時間反応さ
せる。 反応終了後、実施例1と同様に操作し、白色粉末状のジ
ェチルアミノヱチルデキストランーN−オキシド塩酸塩
を得た。 収量:8.5夕、n=1の基/n:0の基:0.95、
極限粘度:0.375、贋換度(Mole/A.G.U
):0.29 N含量:2.7%、CI含量:6.9%
‘aー 赤外吸収スペクトル:弘0伽‐1付近に強い吸
収あり【bー 電位差滴定:変曲点のpH≠6.8(p
Ka±3.5)実施例 6デキストラン(極限粘度0.
396)10夕を実施例5と同様に操作してジェチルア
ミノェチルデキストランのNーオキシド化の反応を行っ
た。 反応終了後、ァセトン360の【を加え沈殿物を析出さ
せ、水、アセトンにて再沈精製を行い生成物を得る。 これを水50の上に溶解し、が−日2S04で母=6.
0に調製しアセトンにて沈殿させた後、さらに上記再沈
操作を行った後、減圧乾燥し白色粉末状のジェチルアミ
ノェチルデキストラン−N−オキシド硫酸塩を得た。収
量:9夕、n=1の基/n二0の基:0.9ふ極限粘度
:0.337、置換度(Mole/A.C.U):0.
2玖 N含量(%):2.6%、S舎量(%):2.9
%{a’赤外吸収スペクトル:933九‐1付近に強い
吸収あり‘b’電位差滴定:変曲点のpH±7.7(p
Ka主4.5)実施例 7ジェチルアミノェチルクロラ
ィドー塩酸塩(mp2020)80夕を水30机に溶解
し40%苛性ソーダをオイル層確認まで反応温度0℃で
滴下し、次に食塩で塩析し後エーテル抽出を行い、減圧
乾燥し塩基のジェチルアミノェチルクロラィド(斑夕)
を得る。 これを無水酢酸75の‘と35%過酸化水素水73の‘
を混合して得られた過酢酸溶液中に反応温度を30午○
以下で擁枠下滴下し反応温度30℃で3時間燈梓下反応
させる。反応終了後濃塩酸40の‘を加えエーテル洗浄
した後、水層を濃縮し、濃縮液をエタノール150の‘
に溶解し、エーテル600の‘で再耽精製を行う。 この操作を2回くり返し、白色粉末状のジェチルアミノ
ェチルクロラィド−N−オキシド塩酸塩50夕(mp1
44.5oo、IR950‐1(N→0)、pka4.
5)を得た。次にデキストラン(極限粘度0.0斑)1
0夕を水5の‘に溶解し、10qo以下で燈拝しながら
夫夫5Mと15の【の水に溶解した水酸化ナトリウム6
.2夕、ジエチルアミノエチルクロライドーNーオキシ
ド塩酸塩14.4夕の水溶液を徐々に加え、6び0で3
0分間灘杵下反応させる。次いでこれを1oo○以下に
冷却した後同様な操作を1回行う。反応終了後、反応液
中に析出した食塩を除去した後、実施例1と同様に操作
して減圧乾燥し、淡黄色粉末状のジェチルアミノェチル
デキストラン−Nーオキシド塩酸塩を得た。 収量:7夕、n=1の基/n=0の基:0、極限粘度:
0.032、置換度(Mole/A.G.U):0.紙
、N含量:2.2%、CI舎量:5.6%【a} 赤外
吸収スペクトル:93瓦の‐1付近に強い吸収あり‘b
’電位差瓶定:変曲点のpH二7.9(pKa±5.2
)実施例 8ジェチルアミノェチルデキストランー塩酸
塩(極限粘度0.03〆 N舎量6.4%、(ii)′
/(i)′=0.55)10夕を実施例1と同様に操作
して得られるジェチルアミノェチルデキストランを水6
0泌に熔解し、別に調整した0.2弧−週安息香酸水溶
液300地中に3000以下で擬伴下滴下し反応温度を
30ooで6時間反応させる。 反応終了後実施例1と同様に操作して減圧乾燥し、白色
粉末状のジェチルアミノェチルヂキストラン−Nーオキ
シド塩酸塩を得た。収量:6.5夕、n=1の基/n=
0の基、0.50、極限粘度:0.035、置換度(M
ole/A.G.U):1.40 N合憲:61%、C
I含量:15.4%‘a’赤外吸収スペクトル:940
‐1付近に強い吸収あり‘b’電位差滴定:変曲点の−
≠7.2(pKa≠3.8)実施例 9 −
ジェチルアミノェチルデキストラン塩酸塩の極限粘度が
0.225、(ii)′/(iy=0.55、N含量6
.4%、に変更する以外は実施例4と同様に操作し、白
色粉末状のジェチルアミノェチルデキストランーNーオ
キシドー塩酸塩を得た。 収量:81夕、n=1の基/n=0の基:0.50、極
限粘度:0.218、贋換度(Mole/A.G.U)
:1.40N含量(%):61%、CI舎量(%):1
54%‘aー 赤外吸収スペクトル:拠比ネ−1付近に
強い吸収あり‘b)爵位差滴定:変曲点のpH≠7.5
(pKa≠4.3)実施例 10ジェチルアミノェチル
デキストラン塩酸塩の極限粘度が0.228、(ii)
′/(i)′=1.30又N含量6.4%、又無水酢酸
15の‘と35%週酸化水素水13の‘に変更する以外
は、実施例4と同様に操作し白色粉末状のジエチルアミ
/エチルデキストランーN−オキシドー塩酸塩を得た。 収量:7.2夕、n=1の基/n=0の基:1.25、
極限粘度:0.松0、置換度(Mole/A.G.U)
:1.20 N含量(%):6.1%、CI含量(%)
:15.5%‘a} 赤外吸収スペクトル:940瓜‐
1付近に強い吸収あり【b} 電位差滴定:変曲点の餌
〒7.5(pKa〒4.6)実施例 11実施例6の硫
酸を‘a}〜(f}‘こ示す下記の鉱酸、有機酸に変更
する以外は実施例6と同様に操作して、極限粘度0.3
6のジェチルアミノェチルデキストラン−N・オキシド
硝酸塩、リン酸塩、酢酸塩、綾酸塩、クエン酸塩、乳酸
塩を得た。 (a) (b) (c) (d)
(e) (f)硝 酸 リン酸 酢 酸 惨 酸
クエン酸 乳 酸収 量 賊 8.5夕
8.1夕 8.3夕 8.8夕 8
.8夕 8.5 タN舎量 孫) 2.
9※ 2.6※ 2.9孫 2.6繋
2.2% 2.7略P含量 協
5.6多赤外吸収 940 940
940 930 935 940スペクト
ル 伽‐1 伽1 伽‐1 伽‐
1 伽‐1 伽‐1変曲点PH
7.7 7.7 7.6 7.7
7.6 7.6(pKa)
4.8 4.8 4.8 4.7
4.7 4.7n=1の基/n=0の
基 0.95 0.94 0.92
0.94 0.90 0.95置換度
(Mole/A.0.の 0.2 9
0.29 0.28 0.29 0.
28 0.29実施例 12ジェチルアミノェチル
デキストラン塩酸塩(極限粘度0.42、N含量6.4
%、(ii)′/(iー′=0.57)10夕を実施例
4と同様に過酢酸溶液と反応温度25℃で5時間反応さ
せた後、反応液にアセトンを加え生成物を沈殿させる。 沈殿物を適量の水に溶解し、小−苛性ソーダ溶液で餌を
11に調整した後流水透析を2錨時間行う。透析内液に
アセトン、エーテルを加え生成物を沈殿させ減圧乾燥し
て白黄色粉末状のジヱチルアミノェチルデキストランー
N−オキシドを得た。収量:7.5夕、n=1の基/n
=0の基:0.57、極限粘度:0.420、置換度(
Mole/A.G.U):1.44、N含量(%):6
.1%、CI含量(%):15.4%‘a’赤外吸収ス
ペクトル:940仇‐1付近に強い吸収あり実施例 1
3 ジェチルアミノェチルデキストラン塩酸塩(極限粘度0
.53 N含量3.1%、(ii)′/(i)′=1.
02)10夕を実施例1と同様に操作してジェチルアミ
ノヱチルデキストランを得る。 得られたジェチルアミノェチルデキストランを水:アセ
トン(1:1)60の【に溶解し、この溶液を35%過
酸化水素水4.9のと、無水酢酸5.6机より調整した
過酢酸溶液中に30qo以下で蝿拝、滴下し、反応温度
25q0で4時間反応させる。反応終了後、反応液に等
量のアセトンを加え沈殿物を沈殿させる。 沈殿物を適量の水に溶解し、亜硫酸水素ナトリウム約1
50の9を加えた後、更にアセトンを加え生成物を沈殿
させる。沈殿物を更に実施例1と同様に操作し、白色粉
末状のジェチルアミノェチルデキストランーN−オキシ
ド塩酸塩を得た。 収量:8.9夕、n=1の基/n=0の基:1.0、極
限粘度:0.25、置換度(Mole/A.○.U):
0.34、N倉量:3.0%、CI含量:7:7%‘a
} 赤外吸収スペクトル:嬰0仇‐1付近に強い吸収あ
り{bー 電位差滴定:変曲点の岬〒7.5(pKa≠
4.8)以下に、本発明デキストラン誘導体を有効成分
とした医薬組成物調製の数態様について示す。 参考例 1(錠剤) 重量(
のジエチルアミノエチルデキストラン−N−オキシドー
塩酸塩(実施例1) 250 乳 糖 140ポリビ
ニルピロリドン 40タルク
50クエン酸
カルシウム 20ジエチルアミノ
エチルデキストランーNーオキシド−塩酸塩とラクトー
スを混和した後、US標準髄(60メッシュ)を通す。 次いで混和物をアルコール性ポリビニルピロリドンで湿
した後、額粒を作り乾燥する。乾燥類粒を16メッシュ
の節に通して整粒した後、タルクとクエン酸カルシウム
を加え重量500の2の錠剤を製造する。(類粒剤)
重量(のジエチルアミノエチル
デキストラン−Nーオキシドー塩酸塩(実施例2) 250 メチルセルロース 15
0コーンスターチ
80ポリピニルピロリドン 2
0香 料 適量ジエ
チルアミノエチルデキストランーN−オキシドー塩酸塩
、メチルセルロース、香料及びコーンスターチを混和し
、60メッシュの節を遺す。 混合物をアルコール性ポリビニルピロリドンで湿した後
、0.7肌の径を有するステンレススチール輪で製粒す
る。(カプセル剤) 重量(夕)ジ
エチルアミノエチルデキストラン−Nーオキシド−塩酸
塩(実施例3) 250ラクトース
250ジエチルアミノエチル
デキストラン−N−オキシドとラクトースを混和し60
メッシュの輪を通し、適当量をカプセル化する。 (注射剤) 重量(のジエチル
アミノエチルデキストランーNーオキシド−塩酸塩(実
施例4) 15ブドウ糖
10注射用蒸留水 適
量10。 の‘ジエチルアミノエチルデキストランーN−オキシド
−塩酸塩及びブドウ糖を注射用蒸留水に溶解して100
の‘とした後常法により注射剤とする。 以下に、本発明の態様についての要約及び関連事項につ
いて示す。1 デキストランの水酸基の酸素原子に結合
した下記式{1}、但し式中、nは0もしくは1である
、 で表わされるジヱチルアミノェチル−N●オキシド基を
有し且つn=1の基/n=0の基の値は0〜約2である
ことを特徴とするジェチルアミノェチルヂキストランー
N・オキシド及びその酸付加塩。 2 該デキストラン中の無水グルコース単位当りの該ジ
ェチルアミノェチル−N・オキシド基の置換度が約0.
1〜約3.0である特許請求の範囲1記載のジェチルア
ミノェチルデキストラン−N・オキシド及びその酸付加
塩。 3 極限粘度〔刀〕が約0.02〜約1.81である上
記1記載のジェチルアミノェチルデキストラン−N・オ
キシド及びその酸付加塩。 4 N含量が約0.5〜約6.9%である上記1記載の
ジエチルアミノエチルデキストランーN・オキシド及び
その酸付加塩。 5 ジエチルアミノヱチルデキストランもしくはその酸
塩の第3級ジェチルアミノェチル基を有機過酸で酸化す
ることを特徴とするデキストランの水酸基の酸素原子に
結合した下記式‘1’、但し式中、n‘ま0もしすは1
である、で表わされるジェチルアミノェチル−N・オキ
シド基を有し且つn=1の基/n=0の基の値は0〜約
2であることを特徴とするジェチルアミノェチルデキス
トランーN・オキシド及びその酸付加塩の製法。 6 デキストランとジエチルアミノエチルハライドーN
・オキシドもしくはその酸塩とを反応させることを特徴
とするデキストランの水酸基の酸素原子に結合した下記
式‘1’′但し式中、n′‘ま1である、 で表わされるジェチルアミノェチル−N・オキシド基を
有するジヱチルアミノェチルデキストランーN・オキシ
ド及びその酸付加塩の製法。 7 デキストランの水酸基の酸素原子に結合した下記式
‘1’但し式中、nは0もしくは1である、 で表わされるジェチルアミノェチル−N・オキシド基を
有し且つn=1の基/n=0の基の値は0〜約2である
ことを特徴とするジェチルアミノェチルデキストラン−
N・オキシド及びその医薬的に許容し得る酸付加塩より
なる群からえらばれたデキストラン誘導体の少なくとも
一種を有効成分として含有することを特徴とする高脂血
症もしくは腫擬症処置剤。 8 該デキストラン誘導体の少なくとも一種と医薬的に
許容し得る迫体もしくは希釈剤を含有してなる上記7記
載の処置剤。 9 該デキストラン誘導体の量が、該処理剤重量に基い
て約1〜約9の重量%である上記8記載の処置剤。 10 該デキストラン誘導体の極限粘度〔り〕が約0.
2〜約1.81で且つN含量が約2.5〜約6.9%で
ある上記7記載の高脂血症処置剤。 11 該ヂキストラン誘導体の極限粘度〔り〕が約0.
02〜約1.81で且つN含量が約0.5〜約6.9%
である上記7記載の腫場症処置剤。 12 餌、飼料もしくは飲料水が該担体もしくは希釈剤
である上記8記載の人間以外の動物用処置剤。 13 デキストランの水酸基の酸素原子に結合し下記式
‘1}、但し式中、nは0もしくは1である、 で表わされるジェチルアミノェチル−N●オキシド基を
有し且つn=1の基/n=0の基の値は0〜約2である
ことを特徴とするジェチルアミノェチルデキストラン−
N・オキシド及びその医薬的に許容し得る酸付加塩より
成る群からえらばれたデキストラン譲導体の少なくとも
一種を高脂皿症の動物(人間を包含する)に投与するこ
とを特徴とする高脂血症の処置方法。 14 該投与が経口投与である上記1霧記載の処置方法
。 15 該デキストラン誘導体の極限粘度〔り〕が約0.
2〜約1.81で且つN含量が約2.5〜約6.9であ
る上記13記載の処置方法。 16 該投与が約25〜約250の9/k9体重/日の
投与且である上記】橋己 の処17 デキストランの水
酸基の酸素原子に結合した下記式‘1’但し式中、nは
0もし〈は1である、 で表わされるジェチルアミノェチル−N・オキシド基を
有し且つn=1の基ノn=0の基の値は0〜約2でいる
ことを特徴とするジェチルアミノヱチルデキストランー
N・オキシド及びその医薬的に許容し得る酸付加塩より
なる群からえらばれたデキストラン誘導体の少なくとも
一種を腫場症の動物(人間を包含する)に投与すること
を特徴とする瞳傷症の処置方法。 18 該投与が静脈投与もしくは腹腔内投与である上記
1棺妃戦の処置方法。 19 該デキストラン誘導体の極限粘度が約0.02〜
約1.81で且つN含量が約0.5〜約6.9%である
上記1を記載の処置方法。 20 該投与が約0.1〜約10の夕/k9体重/日で
ある上記1有妃戦の処置方法。 ^面の な説明 添付第1図はジェチルアミノヱチルクロラィド、第2図
はジェチルアミノェチルクロラィド−Nオキシド塩酸塩
、第7図は本発明デキストラン譲導体の一例、(実施例
−12)及び第8図は本発明デキストラン誘導体の一例
、(実施例−1)、第9図は本発明デキストラン誘導体
の他の一例(実施例−7)についての赤外吸収スペクト
ル図を示す。 又第3図はジヱチルアミノェチルクロラィド塩酸塩とジ
ェチルアミノヱチルクロラィド−Nオキシド塩酸塩の電
位差滴定曲線を示し、第4図は本発明デキストラン誘導
体の中間体の一例(実施例−1の中間体)であるジェチ
ルアミノヱチルデキストラン塩酸塩、第5図は本発明デ
キストラン譲導体の一例(実施例−7)についての電位
差滴定曲線を示し、更に第6図は本発明デキストラン譲
導体(実施例一1)製造の際の反応時間と滴定曲線の関
係を示す。但しこの場合、上記中間体は0.1規定−塩
酸3の‘存在下、本発明デキストラン誘導体は0.1規
定−塩酸不在下で、0.規定苛性ソーダで滴定したもの
である。多6図 図 ※ 図 N 渉 図 の 球 図 寸 舵 図 m 漆 図 ト 慾 図 の ※ 図 の 鎌
n=0の基のみを有するタイプ〕或は上記式(i)と式
(ii}のタイプの両者〔前記式‘1}においてn=0
の基及びn=1の基の両者を有するタイプ〕のいずれの
形でも得ることができる。 上記式(i)及び式(ii)において、デキストラン中
の無水グルコース単位当りのジェチルアミノェチル−N
・オキシド基(上記Tandemグループの場合を包含
する呼称)の置換度は、たとえば製造条件によって種々
変更できるが、通常、置換度が好ましくは約0.1〜約
3程度である。前記式(iーのタイプで得られる場合に
は、式(ii)のタイプはゼロであるから、前記式‘…
こおいてn=1の基/n=0の基の値は0である。 又、上記式(i)と式(ii}のタイプの両者を有する
形で得られる場合には、両者の形成される割合も同様に
種々変更できるが、一般に、(ii)/(i)の値、す
なわち前記式{1’においてn=1の基/n=0の基の
値は0を超え約2程度までであり、約0.4〜約2程度
が普通である。本発明の新規デキストラン誘導体は、後
にさらに詳しく述べるが、下記【幻,【b}の点で同定
でき、従来公知の前記類似化合物と明瞭に区別できる。 ‘aー 赤外吸収スペクトル:約940±5仇‐1付近
にジェチルアミノェチル‐N・オキシド基に由来する強
い吸収が認められる。 【b)電位差滴定(0.1N一NaOH使用):変曲点
のpH=7.3±0.8(pKa=4.2±1.0)で
ある。 本発明の新規デキストラン誘導体の極限粘度及びN舎量
は、適宜に調整可能であるが、通常、極限粘度〔り〕約
0.02〜約1.81、N含量約0.5〜約6.9%程
度である。 極限粘度及びN含量は本発明デキストラン譲導体の利用
目的に応じて適当に選択でき、例えば、高脂血症処置用
には〔り〕約0.2〜約1.81、N含量約2.5〜約
69%程度のものが好ましく利用され、また、例えば腫
蕩症処置用にはとくに制約ないこ利用できる。尚、本発
明に於て、「極限粘度」とは、下記式によって定義され
る〔刀〕を表わす。 〔り〕ニg心。 りSpノCここに於て、りsp=(リーり。 )ノリ。=刀/り。‐1であり、式中、り=溶液の粘度
(0.1M食塩水中、25q0)り。 =溶媒の粘度C=g/100の‘に於ける濃度 を表をす。 但し「ジェチルアミノェチルデキストランーN・オキシ
ドもしくはその酸付加塩の極限粘度は、その塩酸塩の形
で測定し、又本発明デキストラン誘導体の原料ジェチル
アミノェチルデキストラン及び/又かその酸塩も同様な
条件にて測定し、そして、原料デキストランの極限粘度
は、25℃水溶液中で測定する。 又、本発明に於て、「N含量(%)」は、ミクロ・ケル
ダール法(Mjcro−Kjel船himethod)
より測定した値である。 又、本発明に於て、n=1の基/n=0の基の値は、本
発明ジェチルアミノェチルデキストランーN・オキシド
のN・オキシドをアミンに還元した後「後記の中間体に
ついての(ii}′/(i)′の値を求める方法に従っ
て測定できる。 上記還元は、メタノールーアセトン(2:1容量比)混
合溶媒3の重量部に塩酸塩の形の試料1重量部を溶解し
ト得られた溶液に〜試料に対して1.2倍モルのトリフ
ェニルホスフインを加え、60℃で2時間還元すること
により行うことができる。更に、本発明において、目的
化合物の「置換度」とは、デキストランの無水グルコー
スの水酸基に結合しているジェチルアミノェチル−NQ
オキシド基及びTandemグループの数を表わし、N
含量(n=0の基のみを有する化合物の場合)t又はN
含量及び前記n=1の基ノn=0の基の値(n:0の基
及びn=1の基の両者を有する化合物の場合)より求め
た。 そして、中間体の「贋襖度」とは、デキストランの無水
グルコースの水酸基に結合しているジェチルアミノェチ
ル基及びTandemグループの数を表わし、N含量(
n=0の基のみを有する化合物の場合)、又はN含量及
び後記の中間体についての(iげ/(i)′の値(n=
0の基及びn=1の基の両者を有する化合物の場合)よ
り求めることができる。以上に述べた本発明の新規デキ
ストラン誘導体は、種々の方法で製造することができる
。 以下〜その数例につい説明しよう。本発明方法の一態様
によれば、前記デキストラン誘導体は、A法:ジェチル
アミノェチルデキストランもしくはその酸塩の第3級ジ
ェチルアミノェチル基を有機過醗で酸化すること、必要
に応 じ、得られたジェチルアミノェチルデキストランーN。 オキシドを適当な酸と接触させてその酸付加塩に転化す
ることにより得ることができる。 又、本発明方法の他の態様によれば、前記デキストラン
誘導体は、B法:デキストランとジェチルアミノェチル
ハラィドーN・オキシドもしくはその酸塩とを反応させ
ること、必要に応じ、得られたジエチルアミノエチルデ
キストランーN。 オキシドを適当な酸と接触させてその酸付加塩に転化す
ることにより得ることができ る。 本発明の新規デキストラン誘導体の製造に用いるデキス
トランとしては〜例えばLeuC。 nOStMmeSenter。ideS , Le
monoStOC船xVanicum 等の菌株を利用
して藤糖より生産されるネィティブ・デキストラン又は
その部分解重合デキストランの如き公知のデキストラン
が利用できる。例えば血中脂質低下作用を目的とするデ
キストラン誘導体を製造する場合には、極限粘度〔り〕
が約0.25〜約1.1甥屋度のデキストランの利用が
好ましく、又抗腫傷効果を目的とするデキストラン誘導
体を製造する場合には、極限粘度〔り〕にとくべつな制
約はなく、所望のデキストランを利用することができる
。本発明の新規デキストラン誘導体製造に用いる中間体
として、前記A法で利用するジェチルアミノェチルデキ
ストラン又はその塩は、種々の方法で形成することがで
きる。 例えば〜モデル的に示すと下記式‘1r、式中D残分及
び0は前記したと同義、 で表わされるタイプの中間体のみから実質的になる中間
体は、ジメチルスルホキシド(DMSO)の如き媒体中
で、水素化ナトリウム、水素化カリウム、水素化リチウ
ム等の如きアルカリ金属水素化物の存在下に、前記の如
きデキストランをジヱチルアミノェチルハラィドと反応
せしめ、必要に応じ、生成物を酸と接触せしめることに
より形成することができる。 又、上記式で表わされるタイプの中間体が有する式{1
1中n=0の基とジェチルアミノェチル基が2個結合し
たTandemグループを有する、モデル的に示すと下
記式(ii)′式中、D残分及び0は前記したと同義、
で表わされる中間体が有する式‘1}中n=1の基との
両者を有する形で中間体を得たい場合には、前記の如き
原料デキストランを、例えばアルカリ金属の水酸化物の
存在下に、水媒体中でジェチルアミノェチルハラィドと
反応せしめ、必要に応じ、生成物を酸と接触せしめるこ
とにより得ることができる。 これらジエチルアミ/エチルデキストランの酸塩の例と
しては、塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩の如き無機
酸塩や酢酸、クエン酸、綾酸、乳酸の如き有機酸塩を例
示することができる。中間体製造の上記前者の態様にお
いて、DMS■媒体の使用量としては、たとえば、デキ
ストランの約20〜約5併音容量が例示でき、又、アル
カリ金属水素化物の使用量としては、たとえば、デキス
トランの約0.07〜約0.7重量。モルの量を例示で
きる。また、ジェチルアミノェチルハライド(クロリド
、ブロミド、アイオダイト等)の使用量は、例えば置換
度約3のジェチルアミノェチルデキストランを得る場合
、デキストランの約5倍モルが適当であり、ジェチルア
ミノェチルハラィドの量を適宜選択する事によって、所
望の置換度をもつ、ジェチルアミノェチルデキストラン
を製造する事が出来る。反応は、例えば、所定量のアル
カリ金属水素化物のDMSq溶液をデキストランのDM
SO溶液に加え、これに所定量のジェチルアミノエチル
ハライドをそのまま、あるいはDMSOに溶解して加え
、反応させる事が好ましいが、アルカリ金属水素化物と
デキストランの各DMSO溶液の混和順序を上記と逆に
してもよい。反応は、例えば、約10〜約10000C
好ましくは約15〜約3ぴ0の緩和な温度条件で、約2
〜約lq時間、雛梓下に行なうことができる。この際、
反応を円滑に進行させるため不活性ガス、例えば窒素気
流中で行なう事が好ましい。反応生成物を氷水中に注加
すると、生成したジヱチルアミ/エチルデキストランの
置換度が可及的高い場合には、ジェチルアミノエチルデ
キストランが析出するので、これを分取すればよい。ま
た、置換度が低くて析出しない場合には、ジェチルアミ
/エチルデキストランに対する貧溶媒ないし非溶媒で且
つDMSOと混和し得る溶媒、たとえばアセトン、ベン
ゼン、メチルエチルケトンなどを添加して目的物を分離
採取することができる。又、中間体製造の前記後者の態
様においては、先ずデキストランを水酸化ナトリウム、
水酸化カリワム、水酸化リチウム等のアルカリ金属水酸
化物の存在下に、水媒体中でジェチルアミドェチルハラ
イド、例えばクロリド、ブロミド、アイオダイト等、又
はそれらの塩類、例えば塩酸、硝酸、硫酸、リン酸等の
滋酸類の塩と反応させる。 この際、ジェチルアミノェチルハライド又かその塩とデ
キストランの反応モル比には特別な制約はないが、通常
、略々0.5:1〜13:1の範囲が採用できる。又ア
ルカリ金属水酸化物とジェチルアミノヱチルハライド又
はその塩との反応モル比も適宜に選択でき、通常、略々
1:1〜3:1程度の範囲が利用される。反応は例えば
約20〜約10000程度の好ましくは40〜75℃で
0.5〜5 6で打つこてができる。この後者の態様に
よれば、前述のように、ジェチルアミノェチル基とTa
memグループを有するもの(一つのD残分中に両者を
有するのが普通である)が得られ、各々の形成割合は反
応条件によって調節できる。反応に用いる水媒体の量が
、この調節に影響があり、例えば、デキストランに対し
て約4重量倍の水媒体を用い、所望N含量(%)に応じ
て、適当量の水酸化ナトリウム及びジヱチルアミノェチ
ルハライドを用いて反応を行ないジェチルアミノェチル
デキストラン塩酸塩を製造した場合の一例について例示
すると、N含量(%)が4.6〜4.万里度のジェチル
アミノェチルデキストラン形成条件下に反応を行った場
合、前記式(ii)′:(i)′はほぼ1:1の割合で
形成できるが、N含量(%)をより増加させると、上記
割合は減少し、例えば、N含量(%)が5.7%程度で
は約0.6:1程度で、N舎量(%)が6.3〜6.5
%程度では約0.4〜0.5:1程度と前記式(ii)
′のタイプのTandemグループを有する生成物の形
成される割合が減少する。この際、水媒体の使用量を増
大させ、例えばデキストランに対して水媒体を約7〜1
劫音量用い、N含量(%)が5.2〜5.7%程度の上
記化合物を製造した場合の一例では、式(ii)′:…
/は、ほぼ1.6〜1.8:1程度に調節された。この
ように、上記後者の態様においては、主として反応に用
いる水媒体の量を調節することにより、ジェチルアミノ
ェチル基とTamemグル−プの導入割合を適宜に調節
変更するこが可能である。尚、(ii)′/(i)′の
値は得られた中間体に0.1N−塩酸3の‘を加えた水
溶液を、0.1N一苛性ソーダで滴定し、各々第1当量
点から第2当量点〔(il)′タイプのTandemグ
ループの有する第3級アミン〕の苛性ソーダの消費量と
第2当量点から第3当量点〔(i)′タイプのジェチル
アミノェチルの第3級ァミン〕の苛性ソーダの消費量と
の比を示す。 なおこの場合、塩酸不在下でも何ら滴定に影響を及ぼさ
ない。本発明の新規デキストラン誘導体の製造に際して
、前記B法で利用するジェチルアミノェチルハラィド−
N・オキシドもしくはその酸塩は以下のようにして得る
ことができる。 例えば、既に例示したようなジヱチルアミノェチルハラ
ィドを、後にA法について記載すると同様な有機過酸と
反応せしめてN・オキシド化することによりジェチルア
ミノェチルハラィド−N・オキシドを形成できる。又、
例えば、ジェチルアミノェチルハライドの酸塩の場合は
重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム等の塩又は苛性ソー
ダ、苛性カリ等のアルカリ金属水素化物の如き無機アル
カリ物質で処理し、又必要あれは塩祈操作等を行って塩
基のジェチルアミノェチルハラィドを製造し、上記と同
様な有機過酸と反応せしめて、得ることができる。この
反応は、例えば、ジェチルアミノェチルハラィドに対し
て約2倍モルの有機過酸例えば過酢酸溶液に塩酸のジェ
チルアミノヱチルハラィドー抽出液を、滴下温度例えば
約20〜30q0に保ちながら損梓下滴下し、例えば反
応温度約25−30℃で約2−3時間反応させることに
より行うことができ、ジェチルアミノェチルハラィド−
Nーオキシドが得られる。又この場合のジェチルアミノ
ェチルハラィド抽出液は単独又はエーテル、ベンゼン、
ジオキサン等の溶媒に溶解して滴下させてもよい。かく
して得られる生成物は、遊離状態においては塩基性物質
であり、必要に応じて無機又は有機の酸と接触させるこ
とによって安定な酸塩、例えば塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩
の如き無機酸塩や乳酸、クエン酸、綾酸、酢酸塩の如き
有機酸塩好ましくは塩酸塩とすることができ、公知の手
段例えば再沈精製等によって結晶化し採取する事が出来
る。本発明の新規デキストラン誘導体の製造に際し、前
述した中間体ジェチルアミノェチルデキストランもしく
はその醗塩として、得られる誘導体の使用目的に応じた
中間体を利用することが好ましい。例えば、皿中脂質低
下作用を目的とする誘導体を製造する場合には、極限粘
度〔り〕が約0.2〜約1.81、N含量が約2.5〜
約7.3%のものが好ましい。又、たとえば、抗腫場効
果を目的とするデキストラン誘導体を製造する場合の上
記中間体については、極限粘度〔り〕、N舎量にとくべ
つな制約はなく、任意に選択利用できる。本発明デキス
トラン誘導体は、例えば前記A法又はB法により製造す
ることができる。 前記A法によれば、上述のようにして得られるジェチル
アミノェチルデキストランもしくはその酸塩の第3級ジ
ェチルアミノェチル基を有機過酸で酸化することにより
、デキストランの水酸基の酸素原子に結合した下記式{
1}、但し式中、nは0もしくは1である、 で表わされるジヱチルアミノェチル−N・オキシド基を
有し且つn=1の基/n二0の基の値は0〜約2である
ジェチルアミノェチルデキストラン−N・オキシド、更
には、必要に応じ酸と接触せしめてその酸付加塩を得る
ことができる。 得られた生成物は前記式(i)′及び(ii)′の両者
を有する原料ジヱチルアミノヱチルデキストランを用い
た場合には、前記式(i)及び(ii}のタイプの両者
を有する形で形成され得るし、又、前許(i)′のタイ
プのみからなる原料ジェチルアミノェチルデキストラン
を用いた場合には、式(i)のタイプの目的物を選択的
に形成することができる。又、前記B法によれば、デキ
ストランと上述のようにして得られるジェチルアミノェ
チルハラィド−N・オキシドもしくはその酸塩とを反応
させることにより、デキストランの水酸基の酸素原子に
結合した下記式(11′但し式中、n′は1である、 で表わされるジェチルアミノヱチル−N・オキシド基を
有するジェチルアミノェチルデキストランーN・オキシ
ド、更には、必要に応じ酸と接触せしめてその酸付加塩
を得ることができる。 得られた生成物は前記式【i)のタイプのデキストラン
誘導体である。上記A法の実施に際して、ジェチルアミ
ノェチルデキストランの酸塩を用いる場合には、適当な
アルカリ類たとえば炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム
、水酸化カリウム、水酸化ナトリウムなどの如きアルカ
リ類を用いて、水媒体中好ましくは解約10以上のアル
カリ性条件下に該酸塩を溶解し、例えばアルコール、ア
セトン等の極性溶媒を加えた後、エーテル、ベンゼンな
どの如き無極性有機溶媒を加えて遊離の形のジェチルア
ミノェチルデキストランに転化させてから用いるのがよ
い。 この際、たとえば塩酸塩を用いて創生する食塩を除去し
てもよいが、除去することないこ有機過酸で酸化するこ
ともできる。上記A法の実施に際し、利用する有機過酸
としては、たとえば、過ギ酸、過酢酸、週安息香酸、過
フタール酸、トリフルオル過酢酸等を利用できる。 反応は、水及び/又は有機溶媒中で行うのが好ましく、
例えば、水、アルコール類、アセトン、ジオキサン、ベ
ンゼンなどを例示することができる。これらは単独でも
複数種併用してでも利用でき、水、メタノール、水・メ
タノール混合溶媒(約1:1容量)、水・アセトン混合
溶媒(約1:1容量)、水・ジオキサン混合溶媒(約1
:1容量)、メタノール・ジオキサン混合溶媒(約1:
1容量)などの例をあげることができる。これら溶媒の
使用量は適宜に選択できるが、ジェチルアミノェチルデ
キストラン重量に基いて約5倍量量以上用いるのが好ま
しい。一層好ましくは約1び音重量以上の量で用いるの
がよい。又、上記の如き有機過酸の使用量も適宜に選択
できるが、好ましくは、ジエチルアミノヱチルデキスト
ランの第3級ジェチルアミノェチル基に対して約1〜約
4倍モル程度、一層好ましくは約1〜約2倍モル程度で
ある。有機過酸は予め形成された過酸もしくは過酸溶液
の形で用いてもよいし、或いは又、過酸形成性成分、た
とえば無水酢酸と過酸化水素からなる過酢酸形成性成分
の如き形態で反応系に添加利用することもできる。反応
は可及的低温で行うのが好ましく、約40午○以下の温
度で行うのがよい。一層好ましくは約3ぴ0以下の温度
である。例えば、一実施態様によれば、上述の如き溶媒
中ジェチルアミノェチルデキストラン溶液を、約30℃
以下の温度条件下で、上述の如き有機過酸に滴下し、約
10〜約30午○程度、たとえば約25〜約30oo程
度の温度で約2〜約8時間反応を行うことによってN・
オキシド化することができる。有機過酸をあまりに大過
剰量で用いすぎたり、反応温度を過度に高くしすぎたり
すると、デキストランの解重合反応を劉生し、極限粘度
の低下を伴う場合があるので、上記例示の如き条件の採
用が好ましい。勿論場合によっては、デキストランの解
重合反応とN−オキシド化を同時に行わせ、所定の極限
粘度の本発明物質を採用する事もできる。更に、上記B
法の実施に際しては、例えば、水媒体中、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウムの如きアルカリ金属と水酸化物の
存在下に、デキストランとジエチルアミノヱチルハライ
ドNオキシド例えばジェチルアミノェチルクロライドー
Nオキシドやジエチルアミノエチルプロマイド一Nオキ
シド或はこれらの塩類との反応を行うことができ・る。
この際、ジェチルアミ/エチルハラィドーN−オキシド
又はその酸塩とデキストランの反応モル比には特別な制
約はないが、通常、略々0.5:1〜13:1の範囲が
採用できる。又、上記アルカリ金属水酸化物とジェチル
アミノェチルハラィド−Nーオキシド又はその塩との反
応モル比も適宜に選択でき、通常、略々1:1〜3:1
程度の範囲が利用される。更に、水媒体とデキストラン
の重量比は、例えば、大略2:1〜10:1の範囲内で
適宜選択できる。又ジェチルァミノェチルハラィドーN
−オキシド又はその塩、およびアルカリ金属水酸化物は
所定量を一度に反応系に添加して反応を行う事も出来る
が、両者を夫々数回に分けて添加して反応させる事が好
ましい結果を与える。反応は、例えば「約20〜約10
0℃、好ましくは約45〜約75午0程度の温度及び約
30分〜約5時間程度の反応時間で行うことができる。
上述の例えばA法やB法によって得られる本発明デキス
トラン誘導体の反応液からの分離は、種種の手段で行う
ことができる。 例えばA法の態様においては、反応液にアセトン、メチ
ルエチルケトンあるいはアセトンーェーテル混合溶媒等
を加える事により分離できるし、又、B法の態様におい
ては、必要に応じて、勘生し得るアルカリ金属ハラィド
たとえば塩化ナトリウムの沈殿を任意の因−液相分離手
段、例えば遠心分離等で分離除去したのち、反応液に例
えば、アセトン、メチルエチルケトンあるいはアセトン
・エーテル混合溶媒等の如き水と混和し得る有機貧溶媒
もしくは非溶媒を加えて析出せしめ、任意の固−液相分
離手段で分離採取することができる。この様にして得ら
れた生成物はジェチルアミノェチルデキストラン−Nー
オキシドの遊離塩基でいり、必要に応じて再沈殿法、透
析法、その他公知の手段で精製することが出来る。 なお、混在するおそれのある未反応の有機過酸は、例え
ば硫酸第一鉄、亜硫酸水素ナトリウム等の環元剤を加え
てこれを分解除去することが好ましい。更に望むならば
、これを医薬上、許容し得る醗塩の形に転換する事もで
きる。 この酸塩の転換は、ジエチルアミノエチルデキストラン
ーN・オキシドを、例えば塩酸、硫酸、硝酸、リン酸等
の鉱酸類或いは酢酸、修酸、クエン酸、乳酸等の有機酸
類の如き医薬上許容し得る酸類で処理した後、溶液にア
セトン、メチルエチルケトン、エーテル等の貧溶媒もし
くは非溶媒を加えて形成された酸塩の沈殿させた後、分
離採取することにより行うことができる。本発明方法に
よって得られるジェチルアミノェチルデキストラン−N
●オキシド又はその酸塩は、通常、白色ないし淡黄色の
粉末であり、その水や有機溶媒に対する溶解性は遊離塩
基の場合と滋酸塩の場合とは若干異なる。 一般に、遊離塩基の場合は水に灘溶性でアルコール、ア
セトン等に可溶であり、この傾向は本発明デキストラン
誘導体のジェチルアミノェチル−N−オキシド含量が高
くなるに従い強くなる。さらに鍵酸塩の場合は、ジェチ
ルアミノェチル基含量にかかわらず、通常、水、アルコ
ールに可溶で、アセトン「 エーテル、ベンゼン等には
繁漆乃至不落である。更に鉱酸塩例えば、塩酸塩の場合
、水に対する溶解性が、本発明デキストラン誘導体の中
間体である強い吸湿性を有するジェチルアミノェチルデ
キストランー塩酸塩に比較して明らかな低下を示してお
るが、この溶解性の変化は何ら本発明デキストラン誘導
体の使用日的に制限を加えるものでない。なお、A法で
得られたジェチルアミノュチルデキストラン−N・オキ
シドの方がB法で得られたそれよりも、水に対する溶解
性が穣れており、これは前記式(ii)のタイプの存在
によるものと推測される。本発明の新規デキストラン誘
導体の物理化学的性質上の特徴は、その形成に用いるジ
ェチルアミノェチルハライドもしくはその酸塩たとえば
ジェチルアミノェチルクロラィド塩酸塩、ジェチルアミ
ノエチルハライドーNーオキシドもしくはその酸塩たと
えばジェチルアミノヱチルクロラィドーNーオキシド塩
酸塩及びジェチルアミノェチルデキストランの性質と本
発明デキストラン誘導体の性質とを対比することにより
一層明らかとなるであろう。 例えば、添付図面第1図には、ジェチルアミノェチルク
ロラィド塩酸塩(m.p.201〜20がo)を遊離塩
酸の形に転化して得られたジェチルアミノヱチルクロラ
ィドの赤外吸収スペクトル図が示してある。 これに有機過酸を作用させて、塩酸塩の形として得られ
たジェチルアミ/エチルクロラィドーN・オキシド塩酸
塩の赤外吸収スペクトル図が第2図に示してある。この
もののm・P.は144〜145ooであり、その元素
分析値は、下記の通りである。実測値 C紙.35%、
日8.02%、08.46%、N7.49%、CI37
.68%理論値 C38.32%、日7.98%、08
.52%、N7.45%、CI37.73%上記第1図
と第2図を対比して、第2図には、第1図になかった9
60cm−1付近に、第3級ジェチルアミノェチル−N
・オキシド基に由来する特有の強い吸収が認められるこ
とが示されている。 又、電位差滴定(0.1N−NaOH使用)において、
ジェチルアミノェチルクロラィド塩酸塩の変曲点のPH
=10.1(pKa=8.3〜8.5)であるのに対し
て、上記ジェチルアミノェチルクロラィド−N・オキシ
ド塩酸塩の変曲点のpH=8.1付近(pKa=4.9
廿近)であるという変化がみられる。第3図は上記電位
差瓶定の結果を示す図面であって、糠aはジェチルアミ
ノヱチルクロライド塩酸塩、線bはジエチルアミノエチ
ルクロライド−N・オキシド塩酸塩についての結果を示
す。同様な明瞭な相異が、本発明デキストラン誘導体と
ジェチルアミノェチルデキストランもしくはその酸塩と
の間にも認められる。第4図には、ジェチルアミノェチ
ルクロラィド塩酸塩とデキストランとを水媒体中でアル
カリ金属水酸化物の存在下に反応させて得られた前記(
i)′及び(ii)′の二つのタイプの混合系からなる
ジヱチルアミノェチルデキストラン塩酸塩についての電
位差滴定の結果が示されている。このタイプのジエチル
アミノエチルデキストランにおいては、上記混合系に由
来する三つの異つたp舷を示す解離部位のあることがわ
かる。一つは(iソタィプの第3級ジェチルアミノェチ
ル基に由来するpKa=9.2付近であり、他の二つは
(ii}′タイプのTandemグループの有する第3
級ジェチルアミノェチル基に由来するpKa=5.9寸
近とTandemグループの有する第4級アンモニウム
基に由来するpKa〜14である。この最後のpKaは
非常に高いために、一般には苛性ソーダの滴定において
は変曲点は認められない。(但し、ジェチルアミノヱチ
ルデキストランを塩酸で滴定すれば第一当量点にこの4
級アンモニウム基に由来する変曲点が認められる。)添
付第5図には、前記B法により形成された本発明のジェ
チルアミノェチルデキストラン−N●オキシド塩酸塩の
電位差滴定の結果が示されている。 前述の通り、B法ではTandemグループを有するデ
キストラン誘導体の形成は認められない。また、上記(
ir及び(ii)′の二つのタイプを有するジェチルア
ミノヱチルデキストランを用いてA法により本発明のデ
キストラン誘導体を製造するに際しての、例えば、反応
時間と滴定曲線の変化の関係(反応温度25〜28℃)
を第6図に示しているが、出発原料のジェチルアミノェ
チルデキストランの明確な変曲点の相異が、反応の進行
に従って認められなくなり、技終的にはその滴定曲線は
dに示される様にNーオキシド化される。更に添付第7
図にはA法により形成されたジェチルアミノエチルデキ
ストラン−N−オキシドの赤外吸収スペクトル又、添付
第8図にはA法により形成されたジェチルアミノェチル
デキストランーN・オキシド塩酸塩の赤外吸収スペクト
ル図が、また第9図にはB法により形成されたジェチル
アミノェチルデキストラン−N・オキシド塩酸塩の赤外
吸収スペクトル図が示してある。 これら第7〜9図に示したように、本発明のデキストラ
ン誘導体は、約拠0±5cの‐1付近にジェチルアミノ
ェチル−N・オキシド基の存在に由釆する強い糾収が認
められる。なお、B法で用いるジェチルアミノェチルN
ーオキシド塩酸塩の場合には、第2図に示したように、
上記N・オキシド基に由来する吸収は960節‐1付近
にあったが、本発明のデキストラン誘導体においては、
分子量の増大によって、幾分、低波長側に上記吸収が移
行していることがわかる。本発明の新規デキストラン誘
導体は、たとえば脳血栓症、心筋梗塞症、脳動脈硬化症
、高脂血症の如き高脂皿症疾患や、各種の種場性疾患の
予防治療に優れた薬効を示し、下鶏第1表に示すように
、従来公知の類似薬効化合物ジェチルアミノェチルデキ
ストラン塩酸塩やジェチルアミノヱチルヒドロキシデキ
ストラン塩酸塩に比して格段に低毒性である。 第 1 表 (色ノ性毒性) *極限粘度0.40、ヒドロォキシェチル基含量13.
0多、N含量5.2多上掲第1表に示した急性毒性テス
トは下記のようにして行ったものである。 1群10匹のdd系雄性マウスを用い、これに局方生理
食塩水に溶解した本発明物質又はその中間体のジヱチル
アミノェチルデキストラン−塩酸塩を0.2の‘/10
タ体重換算で静脈内、腹腔内、経口投与した後、72時
間後のLD5o値をLMh fieldandWilc
oxon法により算出した。 尚、上掲第1表において、()内は95%信頼限度を表
わす。なお公比は静脈内投与は1.2、腹腔内、経口投
与は1.3となるように調整した。上掲第1表の結果か
ら明らかの様に、本発明デキストラン譲導体のLはo値
は、その中間体であるジェチルアミ/エチルデキストラ
ンー塩酸塩又ジエチルアミノヱチルヒドロオキシエチル
デキストランー塩酸塩に比較して、更に10〜2折音も
毒性が低減されている事がわかる。 又、実施例−9と実施例一10のN(%)が同等で(i
):(ii}の割合が異なる場合でも葛性に与える影響
は実質的に無視できることがわかる。なお、経口投与の
場合、第1表に示した値以上の量で供説マウスに投与し
て経口摂取させることが不可能なため、明確な差は認め
られなかった。 更に本発明物質を高脂血症薬剤として使用するに際して
、例えば外因性コレステロール吸収阻害剤として必須な
性質であるコール酸ナトリウムと本発明物質、例えばジ
ェチルアミ/エチルデキストラン−N・オキシド塩酸塩
との結合能を試験管内実験で行った結果、実施例−1、
2、3の本発明物質各々1の9当り、コール酸ナトリウ
ムとの結合館の割合はそれぞれ1.35の9、1.08
の夕、1.4&夕であり試験管内反応において、本発明
物質の薬効が確認された。なお、上記に示した試験管内
実験は次の様にして行つた。 ジエチルアミノエチルデ}キストランーNオキシド塩酸
塩を40側精秤し、リン酸緩衝液(pH=6.0イオン
強度=0.11)20泌に溶解し、この溶液に別に10
0岬のコール酸ナトリウムを上記リン酸緩衝液20の‘
に溶解した溶液を加え、370、90分間インキュベー
トした後、10,00仇pm20分遠心分離する。 得られた上清に濃塩酸約0.2の‘を加え、pHを1〜
2に調整した後、析出する禾反応のコール酸を炉取し、
その重量をコール酸ナトリウムに換算して、本発明物質
に結合したコール酸ナトリウム量を算出する。更に、下
記高脂肪食、カゼイン:26.3Wt%、コレステロー
ル:1.0Wt%、砂糖:61.2の%、水素化ココナ
ッツ油:8.5%、混合塩:3.跡t%、混合ビタミン
:0.逆%、ビタミンA:25000U/k9、ビタミ
ンD:25000U/k9の10夕/体重100夕/日
と本発明ジェチルアミ/エチルデキストラン−N・オキ
シド塩酸塩の50雌/体重100夕/日とからなる飼料
を用い、ウイスタ−(Wister)系雄ラット(体重
約105夕)群と上記高脂肪食10タノ体重100夕/
日のみを与えた対照群とについて、14日没飼飼育後の
血清コレステロール値(Zakの変法による)、血清8
ーリポブロティン値(WaMn−Scotの葛谷変法に
よる)及び血清トリグリセラィド値(Triglyce
ride一にst−wako法による)を測定した。 その結果、本発明のデキストラン誘導体、とくに〔り〕
約0.2〜約1.81でN含量約2.5〜約6.9%の
上記デキストラン誘導体投与群においては、対照群に比
して、血清コレステロール値及び血清8−リポプロテイ
ン値を約50〜60%低下させる優れた効果を示し、し
かも副作用発現も認められなかった。又、本発明のデキ
ストラン誘導体の量を100の9/100タ体重/日と
したほかは、上記と同様に行ったテストでは、血清トリ
グリセライド値は対照群に比して約25%低下するのが
認められた。また、雄性ラット10頭を一群とし、その
各々に吉田肉腫の細胞を1×10?固腹腔内に移植した
後、2独特間後生理食塩水に溶解した本発明デキストラ
ン誘導体を談験群に5M/kg/日の割合で静脈内に1
0日間連続投与し、その生存期間の延長を1ケ月にわた
って観察し、その結果を下記に示す延命率(%)で算出
した。但し対照群では本発明物質の代わりに生理食塩水
のみを腹腔内に投与した。延命率(%)=(裏憲藷宏隼
裏目髪)X・〇。 −・〇。このテストの結果では、後記実施例3、4、8
、9で得た本発明デキストラン議導体を用いて滋0%以
上の延命率が達成できた。本発明のジェチルアミノェチ
ルデキストランーN・オキシド及びその酸付加塩よりな
る群からえらばれたデキストラン誘導体の少なくとも一
種を有効成分として含有する高脂血症もしくは腫傷症処
置剤における有効成分濃度は剤型及び投与形態などによ
り適宜に変更でき、例えば、剤重量に塞いて約1〜約9
の重量%の該有効成分を含有することができる。 本発明のデキストラン誘導体は、医薬的に許容し得る希
釈剤と配合した、例えば散剤、顎粒剤、カプセル剤、錠
剤、コーティング錠、シラップ剤、水剤、その他の経口
剤或は注射剤などの非経口剤などの剤型にして使用する
ことが出来る。 上記希釈剤としては、各種液状もしくは固体状の希釈剤
をあげることができる。これら希釈剤としては、例えば
リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、ブドウ糖、ラクト
ーズ、シュークローズ、デキストリン、蕉糖ェステル、
殿粉、ソルビット、マンニツト、結晶セルロース、タル
ク、カオリン、合成ケイ酸アルミニウム、カルボキシメ
チルセルロース、メチルセルロース、セルロースアセテ
ートフタレート、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルピ
ロリドン、ポリビニルアルコール、アラビアガム、トラ
ガントガム、ゼラチン、寒天末、シェラックなどの固体
希釈剤:例えば水、生理食塩液、エタノール、プロピレ
ングリコール、ポリエチレングリコール、グリセリン、
ハルトマン、(舷rtman)液、リンゲル液などの液
体希釈剤をあげることができる。本発明のデキストラン
誘導体は通常、約1のo〜250の9/kg体重/日程
度の投与量で利用できる。 高脂血症の処置には約25〜約250のo/k9体重/
日程度の投与量が好ましく、また腫傷症の処置には約0
.1〜10の9/k9体重/日程度の投与量が好ましし
、。以下、本発明のデキストラン誘導体及びその製造の
数態様について、実施例により更に詳しく例示する。 実施例 1 ジェチルアミノェチルデキストランー塩酸塩(極限粘度
1.3州含量5.5%、(ii)′/(i)′=0.8
2)10夕を50%MeOH40Mに溶解し、Na○母
溶液でpH;12に調整した後、アセトン:エーテル(
1:4)200の【を加え沈殿物を得る。 この沈殿物をMeOH:アセトン(1:1)50叫に溶
解しェーナル200の【を加え、ジエチルアミノエチル
デキストランを得る。得られたジヱチルアミノェチルデ
キストランをメタノール:ジオキサン(1:1)120
の‘に溶解し、この溶液を無水酢酸11.3の‘と35
%過酸化水素水9.8の【を混合した得られた、過酢酸
溶液中に30℃以下で濯梓下滴下し、反応温度30oo
で5時間反応、させる。 反応終了後、反応液にァセトンを加え生 を沈殿させ
る。 沈殿物を適量の水に溶解し、これにアセトンを加えて沈
殿させる操作を2回くり返した後、水溶液を冷却下塩酸
でpH3.5に調整し、3倍容量のアセトンを加えて沈
殿を生成させ、減圧乾燥して白色粉末状のジェチルァミ
ノェチルデキストランーN・オキシド塩酸塩を得た。収
量:9.0夕、n=1の基/n=0の基:0.80、極
限粘度:1.30、置換度(Mole/AG.U):0
.95 N含量:5.3%、CI含量:13.4%‘a
ー 赤外吸収スペクトル:94瓜次‐1付近に強い吸収
あり‘b)電位差滴定:変曲点のpH壬7.5(pKa
≠4.6)実施例 2ジェチルアミノェチルデキストラ
ン塩酸塩(極限粘度1.42、N含量4.1%、(ii
)′/(i}′=1.05)10夕を実施例1と同様に
操作してジェチルアミノェチルデキストランを得る。 得られたジェチルアミノェチルデキストランを水:ジオ
キサン(1:1)120の‘に溶解しこの溶液を35%
過酸化水素水0.4の‘とギ酸3.4夕より調整した過
ギ酸溶液に30oo以下で蝿梓下、滴下し、反応温度3
0q○で5時間反応させる。反応終了後実施例1と同様
に操作し白色粉末状のジエチルアミノエチルデキストラ
ンーNーオキシド塩酸塩を得た。 収量:9夕、n二1の基/nこ0の基、1.01、極限
粘度:1.35、置換度(Mole/A.G.U):0
.52、N舎量:3.4%、CI含量:10.1%‘a
ー 赤外吸収スペクトル:拠比均‐1付近に強い吸収あ
り‘b} 電位差滴定:変曲点の−ニ7.2(pKa≠
3.6)実施例 3ジヱチルアミノェチルデキストラン
−塩酸塩(極限粘度0.熱L N含量690%、(ii
)′/(i)′=0.41)lo夕を実施例1と同様に
操作しジェチルアミ/エチルデキストランのメタノール
:ジオキサン溶液を得る。 この溶液に35%過酸化水素水12泌と無水酢酸13.
7の‘を混合して製造される過酢酸溶液を30℃以下で
櫨投下に滴下し、反応温度30qCで4時間反応させる
。反応終了後実施例1と同様に操作し、白色粉末状のジ
ェチルアミノヱチルデキストラン−N−オキシド塩酸塩
を得た。 収量:9夕、n=1の基/n=0の基、0.41、極限
粘度:0.&置換度(Mole/A.G.U):1.8
6、N含量(%):6.5%、CI含量(%):16.
5%‘a} 赤外吸収スペクトル:94比九‐1付近に
強い吸収あり{bー 電位表滴定:変曲′点のpH芋7
.2(pKa羊3.8)実施例 4ジェチルアミノヱチ
ルデキストラン塩酸塩(極限粘度0.42、N含量6.
4%、(ii)′/(i)′=0.57)10夕を実施
例1と同様に操作して得られるジェチルアミノェチルデ
キストランを水120の‘に溶解し、この溶液を無水酢
酸13の‘と35%過酸化水素水11泌を混合して得ら
れた過酢酸溶液中に30℃以下で雛梓下総下し、反応温
度25qoで6時間反応させる。 反応終了後実施例1と同様に操作し、白色粉末状のジェ
チルアミノェチルデキストラン−N−オキシド−塩酸塩
を得た。収量:8.8夕、n=1の基/nの基:0.5
5、極限粘度:0.410、置換度(Mole/A.G
.U):1.44、N含量(%):6.1、CI舎量(
%):15.5%‘a} 赤外吸収スペクトル:製山地
‐1付近に強い吸収あり【b’電位差瓶定:変曲点のp
H二7.7(pKa≠4.6)実施例 5デキストラン
(極限粘度0.380)10夕を水20の‘に溶解し、
1び0以下で縄拝しながら各々10地の水に溶解した水
酸化ナトリウム5.6夕、ジェチルアミノェチルク。 ラィド塩酸塩12.1夕の水溶液を加え60℃で1時間
瀦洋下反応させる。反応終了後、反応釣皮‘こアセトン
を加え、汝嫁安物を折出させる。 沈殿物をメタノールに溶解し、反応中生成した食塩を炉
取した後、炉液にアセトン:エーテル(1:4)泥嫌を
加え、、ジェチルアミ/エチルデキストランを得る。得
られたジェチルアミノェチルデキストランをメタノール
80の‘に溶解しこの溶液に35%過酸化水素水3泌と
無水酢酸35の‘を加え反応温度30℃で4時間反応さ
せる。 反応終了後、実施例1と同様に操作し、白色粉末状のジ
ェチルアミノヱチルデキストランーN−オキシド塩酸塩
を得た。 収量:8.5夕、n=1の基/n:0の基:0.95、
極限粘度:0.375、贋換度(Mole/A.G.U
):0.29 N含量:2.7%、CI含量:6.9%
‘aー 赤外吸収スペクトル:弘0伽‐1付近に強い吸
収あり【bー 電位差滴定:変曲点のpH≠6.8(p
Ka±3.5)実施例 6デキストラン(極限粘度0.
396)10夕を実施例5と同様に操作してジェチルア
ミノェチルデキストランのNーオキシド化の反応を行っ
た。 反応終了後、ァセトン360の【を加え沈殿物を析出さ
せ、水、アセトンにて再沈精製を行い生成物を得る。 これを水50の上に溶解し、が−日2S04で母=6.
0に調製しアセトンにて沈殿させた後、さらに上記再沈
操作を行った後、減圧乾燥し白色粉末状のジェチルアミ
ノェチルデキストラン−N−オキシド硫酸塩を得た。収
量:9夕、n=1の基/n二0の基:0.9ふ極限粘度
:0.337、置換度(Mole/A.C.U):0.
2玖 N含量(%):2.6%、S舎量(%):2.9
%{a’赤外吸収スペクトル:933九‐1付近に強い
吸収あり‘b’電位差滴定:変曲点のpH±7.7(p
Ka主4.5)実施例 7ジェチルアミノェチルクロラ
ィドー塩酸塩(mp2020)80夕を水30机に溶解
し40%苛性ソーダをオイル層確認まで反応温度0℃で
滴下し、次に食塩で塩析し後エーテル抽出を行い、減圧
乾燥し塩基のジェチルアミノェチルクロラィド(斑夕)
を得る。 これを無水酢酸75の‘と35%過酸化水素水73の‘
を混合して得られた過酢酸溶液中に反応温度を30午○
以下で擁枠下滴下し反応温度30℃で3時間燈梓下反応
させる。反応終了後濃塩酸40の‘を加えエーテル洗浄
した後、水層を濃縮し、濃縮液をエタノール150の‘
に溶解し、エーテル600の‘で再耽精製を行う。 この操作を2回くり返し、白色粉末状のジェチルアミノ
ェチルクロラィド−N−オキシド塩酸塩50夕(mp1
44.5oo、IR950‐1(N→0)、pka4.
5)を得た。次にデキストラン(極限粘度0.0斑)1
0夕を水5の‘に溶解し、10qo以下で燈拝しながら
夫夫5Mと15の【の水に溶解した水酸化ナトリウム6
.2夕、ジエチルアミノエチルクロライドーNーオキシ
ド塩酸塩14.4夕の水溶液を徐々に加え、6び0で3
0分間灘杵下反応させる。次いでこれを1oo○以下に
冷却した後同様な操作を1回行う。反応終了後、反応液
中に析出した食塩を除去した後、実施例1と同様に操作
して減圧乾燥し、淡黄色粉末状のジェチルアミノェチル
デキストラン−Nーオキシド塩酸塩を得た。 収量:7夕、n=1の基/n=0の基:0、極限粘度:
0.032、置換度(Mole/A.G.U):0.紙
、N含量:2.2%、CI舎量:5.6%【a} 赤外
吸収スペクトル:93瓦の‐1付近に強い吸収あり‘b
’電位差瓶定:変曲点のpH二7.9(pKa±5.2
)実施例 8ジェチルアミノェチルデキストランー塩酸
塩(極限粘度0.03〆 N舎量6.4%、(ii)′
/(i)′=0.55)10夕を実施例1と同様に操作
して得られるジェチルアミノェチルデキストランを水6
0泌に熔解し、別に調整した0.2弧−週安息香酸水溶
液300地中に3000以下で擬伴下滴下し反応温度を
30ooで6時間反応させる。 反応終了後実施例1と同様に操作して減圧乾燥し、白色
粉末状のジェチルアミノェチルヂキストラン−Nーオキ
シド塩酸塩を得た。収量:6.5夕、n=1の基/n=
0の基、0.50、極限粘度:0.035、置換度(M
ole/A.G.U):1.40 N合憲:61%、C
I含量:15.4%‘a’赤外吸収スペクトル:940
‐1付近に強い吸収あり‘b’電位差滴定:変曲点の−
≠7.2(pKa≠3.8)実施例 9 −
ジェチルアミノェチルデキストラン塩酸塩の極限粘度が
0.225、(ii)′/(iy=0.55、N含量6
.4%、に変更する以外は実施例4と同様に操作し、白
色粉末状のジェチルアミノェチルデキストランーNーオ
キシドー塩酸塩を得た。 収量:81夕、n=1の基/n=0の基:0.50、極
限粘度:0.218、贋換度(Mole/A.G.U)
:1.40N含量(%):61%、CI舎量(%):1
54%‘aー 赤外吸収スペクトル:拠比ネ−1付近に
強い吸収あり‘b)爵位差滴定:変曲点のpH≠7.5
(pKa≠4.3)実施例 10ジェチルアミノェチル
デキストラン塩酸塩の極限粘度が0.228、(ii)
′/(i)′=1.30又N含量6.4%、又無水酢酸
15の‘と35%週酸化水素水13の‘に変更する以外
は、実施例4と同様に操作し白色粉末状のジエチルアミ
/エチルデキストランーN−オキシドー塩酸塩を得た。 収量:7.2夕、n=1の基/n=0の基:1.25、
極限粘度:0.松0、置換度(Mole/A.G.U)
:1.20 N含量(%):6.1%、CI含量(%)
:15.5%‘a} 赤外吸収スペクトル:940瓜‐
1付近に強い吸収あり【b} 電位差滴定:変曲点の餌
〒7.5(pKa〒4.6)実施例 11実施例6の硫
酸を‘a}〜(f}‘こ示す下記の鉱酸、有機酸に変更
する以外は実施例6と同様に操作して、極限粘度0.3
6のジェチルアミノェチルデキストラン−N・オキシド
硝酸塩、リン酸塩、酢酸塩、綾酸塩、クエン酸塩、乳酸
塩を得た。 (a) (b) (c) (d)
(e) (f)硝 酸 リン酸 酢 酸 惨 酸
クエン酸 乳 酸収 量 賊 8.5夕
8.1夕 8.3夕 8.8夕 8
.8夕 8.5 タN舎量 孫) 2.
9※ 2.6※ 2.9孫 2.6繋
2.2% 2.7略P含量 協
5.6多赤外吸収 940 940
940 930 935 940スペクト
ル 伽‐1 伽1 伽‐1 伽‐
1 伽‐1 伽‐1変曲点PH
7.7 7.7 7.6 7.7
7.6 7.6(pKa)
4.8 4.8 4.8 4.7
4.7 4.7n=1の基/n=0の
基 0.95 0.94 0.92
0.94 0.90 0.95置換度
(Mole/A.0.の 0.2 9
0.29 0.28 0.29 0.
28 0.29実施例 12ジェチルアミノェチル
デキストラン塩酸塩(極限粘度0.42、N含量6.4
%、(ii)′/(iー′=0.57)10夕を実施例
4と同様に過酢酸溶液と反応温度25℃で5時間反応さ
せた後、反応液にアセトンを加え生成物を沈殿させる。 沈殿物を適量の水に溶解し、小−苛性ソーダ溶液で餌を
11に調整した後流水透析を2錨時間行う。透析内液に
アセトン、エーテルを加え生成物を沈殿させ減圧乾燥し
て白黄色粉末状のジヱチルアミノェチルデキストランー
N−オキシドを得た。収量:7.5夕、n=1の基/n
=0の基:0.57、極限粘度:0.420、置換度(
Mole/A.G.U):1.44、N含量(%):6
.1%、CI含量(%):15.4%‘a’赤外吸収ス
ペクトル:940仇‐1付近に強い吸収あり実施例 1
3 ジェチルアミノェチルデキストラン塩酸塩(極限粘度0
.53 N含量3.1%、(ii)′/(i)′=1.
02)10夕を実施例1と同様に操作してジェチルアミ
ノヱチルデキストランを得る。 得られたジェチルアミノェチルデキストランを水:アセ
トン(1:1)60の【に溶解し、この溶液を35%過
酸化水素水4.9のと、無水酢酸5.6机より調整した
過酢酸溶液中に30qo以下で蝿拝、滴下し、反応温度
25q0で4時間反応させる。反応終了後、反応液に等
量のアセトンを加え沈殿物を沈殿させる。 沈殿物を適量の水に溶解し、亜硫酸水素ナトリウム約1
50の9を加えた後、更にアセトンを加え生成物を沈殿
させる。沈殿物を更に実施例1と同様に操作し、白色粉
末状のジェチルアミノェチルデキストランーN−オキシ
ド塩酸塩を得た。 収量:8.9夕、n=1の基/n=0の基:1.0、極
限粘度:0.25、置換度(Mole/A.○.U):
0.34、N倉量:3.0%、CI含量:7:7%‘a
} 赤外吸収スペクトル:嬰0仇‐1付近に強い吸収あ
り{bー 電位差滴定:変曲点の岬〒7.5(pKa≠
4.8)以下に、本発明デキストラン誘導体を有効成分
とした医薬組成物調製の数態様について示す。 参考例 1(錠剤) 重量(
のジエチルアミノエチルデキストラン−N−オキシドー
塩酸塩(実施例1) 250 乳 糖 140ポリビ
ニルピロリドン 40タルク
50クエン酸
カルシウム 20ジエチルアミノ
エチルデキストランーNーオキシド−塩酸塩とラクトー
スを混和した後、US標準髄(60メッシュ)を通す。 次いで混和物をアルコール性ポリビニルピロリドンで湿
した後、額粒を作り乾燥する。乾燥類粒を16メッシュ
の節に通して整粒した後、タルクとクエン酸カルシウム
を加え重量500の2の錠剤を製造する。(類粒剤)
重量(のジエチルアミノエチル
デキストラン−Nーオキシドー塩酸塩(実施例2) 250 メチルセルロース 15
0コーンスターチ
80ポリピニルピロリドン 2
0香 料 適量ジエ
チルアミノエチルデキストランーN−オキシドー塩酸塩
、メチルセルロース、香料及びコーンスターチを混和し
、60メッシュの節を遺す。 混合物をアルコール性ポリビニルピロリドンで湿した後
、0.7肌の径を有するステンレススチール輪で製粒す
る。(カプセル剤) 重量(夕)ジ
エチルアミノエチルデキストラン−Nーオキシド−塩酸
塩(実施例3) 250ラクトース
250ジエチルアミノエチル
デキストラン−N−オキシドとラクトースを混和し60
メッシュの輪を通し、適当量をカプセル化する。 (注射剤) 重量(のジエチル
アミノエチルデキストランーNーオキシド−塩酸塩(実
施例4) 15ブドウ糖
10注射用蒸留水 適
量10。 の‘ジエチルアミノエチルデキストランーN−オキシド
−塩酸塩及びブドウ糖を注射用蒸留水に溶解して100
の‘とした後常法により注射剤とする。 以下に、本発明の態様についての要約及び関連事項につ
いて示す。1 デキストランの水酸基の酸素原子に結合
した下記式{1}、但し式中、nは0もしくは1である
、 で表わされるジヱチルアミノェチル−N●オキシド基を
有し且つn=1の基/n=0の基の値は0〜約2である
ことを特徴とするジェチルアミノェチルヂキストランー
N・オキシド及びその酸付加塩。 2 該デキストラン中の無水グルコース単位当りの該ジ
ェチルアミノェチル−N・オキシド基の置換度が約0.
1〜約3.0である特許請求の範囲1記載のジェチルア
ミノェチルデキストラン−N・オキシド及びその酸付加
塩。 3 極限粘度〔刀〕が約0.02〜約1.81である上
記1記載のジェチルアミノェチルデキストラン−N・オ
キシド及びその酸付加塩。 4 N含量が約0.5〜約6.9%である上記1記載の
ジエチルアミノエチルデキストランーN・オキシド及び
その酸付加塩。 5 ジエチルアミノヱチルデキストランもしくはその酸
塩の第3級ジェチルアミノェチル基を有機過酸で酸化す
ることを特徴とするデキストランの水酸基の酸素原子に
結合した下記式‘1’、但し式中、n‘ま0もしすは1
である、で表わされるジェチルアミノェチル−N・オキ
シド基を有し且つn=1の基/n=0の基の値は0〜約
2であることを特徴とするジェチルアミノェチルデキス
トランーN・オキシド及びその酸付加塩の製法。 6 デキストランとジエチルアミノエチルハライドーN
・オキシドもしくはその酸塩とを反応させることを特徴
とするデキストランの水酸基の酸素原子に結合した下記
式‘1’′但し式中、n′‘ま1である、 で表わされるジェチルアミノェチル−N・オキシド基を
有するジヱチルアミノェチルデキストランーN・オキシ
ド及びその酸付加塩の製法。 7 デキストランの水酸基の酸素原子に結合した下記式
‘1’但し式中、nは0もしくは1である、 で表わされるジェチルアミノェチル−N・オキシド基を
有し且つn=1の基/n=0の基の値は0〜約2である
ことを特徴とするジェチルアミノェチルデキストラン−
N・オキシド及びその医薬的に許容し得る酸付加塩より
なる群からえらばれたデキストラン誘導体の少なくとも
一種を有効成分として含有することを特徴とする高脂血
症もしくは腫擬症処置剤。 8 該デキストラン誘導体の少なくとも一種と医薬的に
許容し得る迫体もしくは希釈剤を含有してなる上記7記
載の処置剤。 9 該デキストラン誘導体の量が、該処理剤重量に基い
て約1〜約9の重量%である上記8記載の処置剤。 10 該デキストラン誘導体の極限粘度〔り〕が約0.
2〜約1.81で且つN含量が約2.5〜約6.9%で
ある上記7記載の高脂血症処置剤。 11 該ヂキストラン誘導体の極限粘度〔り〕が約0.
02〜約1.81で且つN含量が約0.5〜約6.9%
である上記7記載の腫場症処置剤。 12 餌、飼料もしくは飲料水が該担体もしくは希釈剤
である上記8記載の人間以外の動物用処置剤。 13 デキストランの水酸基の酸素原子に結合し下記式
‘1}、但し式中、nは0もしくは1である、 で表わされるジェチルアミノェチル−N●オキシド基を
有し且つn=1の基/n=0の基の値は0〜約2である
ことを特徴とするジェチルアミノェチルデキストラン−
N・オキシド及びその医薬的に許容し得る酸付加塩より
成る群からえらばれたデキストラン譲導体の少なくとも
一種を高脂皿症の動物(人間を包含する)に投与するこ
とを特徴とする高脂血症の処置方法。 14 該投与が経口投与である上記1霧記載の処置方法
。 15 該デキストラン誘導体の極限粘度〔り〕が約0.
2〜約1.81で且つN含量が約2.5〜約6.9であ
る上記13記載の処置方法。 16 該投与が約25〜約250の9/k9体重/日の
投与且である上記】橋己 の処17 デキストランの水
酸基の酸素原子に結合した下記式‘1’但し式中、nは
0もし〈は1である、 で表わされるジェチルアミノェチル−N・オキシド基を
有し且つn=1の基ノn=0の基の値は0〜約2でいる
ことを特徴とするジェチルアミノヱチルデキストランー
N・オキシド及びその医薬的に許容し得る酸付加塩より
なる群からえらばれたデキストラン誘導体の少なくとも
一種を腫場症の動物(人間を包含する)に投与すること
を特徴とする瞳傷症の処置方法。 18 該投与が静脈投与もしくは腹腔内投与である上記
1棺妃戦の処置方法。 19 該デキストラン誘導体の極限粘度が約0.02〜
約1.81で且つN含量が約0.5〜約6.9%である
上記1を記載の処置方法。 20 該投与が約0.1〜約10の夕/k9体重/日で
ある上記1有妃戦の処置方法。 ^面の な説明 添付第1図はジェチルアミノヱチルクロラィド、第2図
はジェチルアミノェチルクロラィド−Nオキシド塩酸塩
、第7図は本発明デキストラン譲導体の一例、(実施例
−12)及び第8図は本発明デキストラン誘導体の一例
、(実施例−1)、第9図は本発明デキストラン誘導体
の他の一例(実施例−7)についての赤外吸収スペクト
ル図を示す。 又第3図はジヱチルアミノェチルクロラィド塩酸塩とジ
ェチルアミノヱチルクロラィド−Nオキシド塩酸塩の電
位差滴定曲線を示し、第4図は本発明デキストラン誘導
体の中間体の一例(実施例−1の中間体)であるジェチ
ルアミノヱチルデキストラン塩酸塩、第5図は本発明デ
キストラン譲導体の一例(実施例−7)についての電位
差滴定曲線を示し、更に第6図は本発明デキストラン譲
導体(実施例一1)製造の際の反応時間と滴定曲線の関
係を示す。但しこの場合、上記中間体は0.1規定−塩
酸3の‘存在下、本発明デキストラン誘導体は0.1規
定−塩酸不在下で、0.規定苛性ソーダで滴定したもの
である。多6図 図 ※ 図 N 渉 図 の 球 図 寸 舵 図 m 漆 図 ト 慾 図 の ※ 図 の 鎌
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 デキストランの水酸基の酸素原子に結合した下記式
(1)▲数式、化学式、表等があります▼ 但し式中、nは0もしくは1である、 で表わされるジエチルアミノエチル−N・オキシド基を
有し且つn=1の基/n=0の基の値は0〜約2である
ことを特徴とするジエチルアミノエチルデキストラン−
N・オキシド及びその酸付加塩。 2 該デキストラン中の無水グルコース単位当りの該ジ
エチルアミノエチル−N・オキシド基の置換度が約0.
1〜約3.0である特許請求の範囲1項記載のジエチル
アミノエチルデキストラン−N・オキシド及びその酸付
加塩。 3 ジエチルアミノエチルデキストランもしくはその酸
塩の第3級ジエチルアミノエチル基を有機過酸で酸化す
ることを特徴とするデキストランの水酸基の酸素原子に
結合した下記式(1)▲数式、化学式、表等があります
▼ 但し式中、nは0もしくは1である、 で表わされるジエチルアミノエチル−N・オキシド基を
有し且つn=1の基/n=0の基の値は0〜約2である
ことを特徴とするジエチルアミノエチルデキストラン−
N・オキシド及びその酸付加塩の製法。 4 デキストランとジエチルアミノエチルハライド−N
・オキシドもしくはその酸塩とを反応させることを特徴
とするデキストランの水酸基の酸素原子に結合した下記
式(1)′▲数式、化学式、表等があります▼ 但し式中、n′は1である、 で表わされるジエチルアミノエチル−N・オキシド基を
有するジエチルアミノエチルデキストラン−N・オキシ
ド及びその酸付加塩の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016777A JPS6026121B2 (ja) | 1977-02-28 | 1977-02-28 | 新規デキストラン誘導体及びその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016777A JPS6026121B2 (ja) | 1977-02-28 | 1977-02-28 | 新規デキストラン誘導体及びその製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53105584A JPS53105584A (en) | 1978-09-13 |
JPS6026121B2 true JPS6026121B2 (ja) | 1985-06-21 |
Family
ID=12019599
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016777A Expired JPS6026121B2 (ja) | 1977-02-28 | 1977-02-28 | 新規デキストラン誘導体及びその製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6026121B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6280901A (ja) * | 1985-10-04 | 1987-04-14 | 日立照明株式会社 | 蛍光灯スタンド |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4507472A (en) * | 1983-06-14 | 1985-03-26 | Usher Thomas C | Manufacture of diethylaminoethyl dextrans |
DE3402927A1 (de) * | 1984-01-28 | 1985-08-08 | Pfeifer & Langen, 5000 Köln | Zellkulturmikrotraeger, verfahren zu seiner herstellung und seine verwendung zum zuechten von verankerungsabhaengigen zellen |
FR2657782B1 (fr) * | 1990-02-06 | 1992-05-22 | Therapeutiques Substitutives | Nouvel agent antitumoral derive du dextrane. |
-
1977
- 1977-02-28 JP JP2016777A patent/JPS6026121B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6280901A (ja) * | 1985-10-04 | 1987-04-14 | 日立照明株式会社 | 蛍光灯スタンド |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53105584A (en) | 1978-09-13 |
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