JPS6026022A - ポリウレタン - Google Patents

ポリウレタン

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JPS6026022A
JPS6026022A JP58133213A JP13321383A JPS6026022A JP S6026022 A JPS6026022 A JP S6026022A JP 58133213 A JP58133213 A JP 58133213A JP 13321383 A JP13321383 A JP 13321383A JP S6026022 A JPS6026022 A JP S6026022A
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JP
Japan
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group
residue
active hydrogen
formula
vinyl
Prior art date
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Pending
Application number
JP58133213A
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English (en)
Inventor
Satoshi Kuriyama
智 栗山
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Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Chemical Industries Ltd filed Critical Sanyo Chemical Industries Ltd
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Publication of JPS6026022A publication Critical patent/JPS6026022A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はポリウレタンに関する。更に詳しくは加水分解
性シリル基を含有するポリウレタンに関する。
末端にシリル基を含有する硬化性樹脂は常温硬化性、ガ
ラス、アルミ等との密着性などに優れているので主鎖の
樹脂の特徴を生かして塗料などに使用されている。この
ような樹脂としては末端または側鎖にシリル基を有する
ビニル系樹脂があった(特開昭54−86895月公報
)。しかしこのビニル系樹脂は従来のビニル系樹脂に比
較し、塗膜物性がやや低下するという問題点があった。
本発明者らは上記問題点を解消することを目的に鋭意検
討した結果、末端に加水分解性シリル基を含有する硬化
性樹脂にウレタン結合を導入すればこのビニル系樹脂の
塗膜物性が上がるということを見出し本発明に到達した
すなわち本発明は一般式(1)で示されるビニル基およ
び加水分解性シリル基を有するポリウレタンR′ CR)r 〔式中Xは200〜40000の分子量を有するウレタ
ンプレポリマーX(NCO)p+、の残基;pおよびq
は2≦p+q≦8 を満たす1以上の整数;rは0.1
または2 ; Y 、 Y’は一〇−、−S−または−
N−(R1は■ I H、C1〜20のアルキル基またはアリール基);ルオ
キシ基、アミノ基、オキシム基またはチオアルコキシ基
、 R/はHまたはC1〜12のアルキル基;Aは活性
水素含有シランカップリング剤H−Y−A−8i (Z
)a−rの残基;A′は活性水素含有ビ(R)r R’ ニル化合物H−Y’ −A’ −C= CH2の残基を
表わす。〕である。
一般式(1)において残基Xを構成する、式X(NCO
) のウレタンプレポリマー(a)としては。
p+q ポリオールおよび必要により他の活性水素含有化合物と
過剰のポリイソシアネートとからのウレタンプレポリマ
ーが使用される。
ポリオールとしては、低分子ポリオールおよび高分子ポ
リオール(ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリ
オールなど)があげられる。低分子ポリオールとしては
2価のものたとえばエチレングリコール、ジエチレング
リコール1プロピレングリコール、1,4−ブタンジオ
ール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコ
ール、水添ビスフェノールAなど)、3価以上のもの(
3〜8価のもの)たとえばグリセリン、トリメチロール
プロパン、ヘキサントリオール、ペンタエリスリトール
、ソルビトール、シュークローズなどがあげられる。
ポリエーテルポリオールとしては上記低分子ポリオール
のアルキレンオキシド(炭素数2〜4のアルキレンオキ
シドたとえばエチレンオキシド、プロピレンオキシド、
ブチレンオキシド)付加物およびアルキレンオキシドの
開環重合物があげられ、具体的にはポリエチレングリコ
ール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレン
グリコールが含まれる。
ポリエステルポリオールとしては、ポリカルボン酸(脂
肪族飽和または不飽和ポリカルボン酸たとえばアジピン
酸、アゼライン酸、ドデカン酸、マレイン酸、フマル酸
、イタコン酸、二量化リノール酸;芳香族ポリカルボン
酸たとえばフタル酸1イソフタル酸)とポリオール〔上
記低分子ポリオールおよび/またはポリエーテルポリオ
ール)との線状または分岐状ポリエステルポリオール;
ポリラクトンポリオールたとえば開始剤〔グリコール(
エチレングリコールなど)、トリオールなど〕をベース
としてこれに(置換)カプロラクトン(ε−カプロラク
トン、α−メチル−ε−カプロラクトン、ε−メチル−
ε−カプロラクトンなど)を触媒(有機金属化合物、金
属キレート化合物1脂肪酸金属アシル化物など)の存在
下に付加重合させたポリオールたとえばポリカプロラク
トンポリオール;ならびに末端にカルボキシル基および
/またはOH基を有するポリエステルにアルキレンオキ
シド(例えばエチレンオキシド、プロピレンオキシド等
)を付加反応させて得たポリエーテルエステルポリオー
ルがあげられる。
ポリオールのうち好ましいものは高分子ポリオール(と
くにポリプロピレングリコール、ポリカプロラクトンポ
リオールおよびポリテトラメチレングリコールであり、
さらをこポリプロピレングリコールおよびポリカプロラ
クトンポリオール)およびこれと低分子ポリオールとの
併用(低分子ポリオールの量は0.001〜30重量%
対高分子ポリオール)である。ポリオールの平均分子量
は通常62〜4000 、好ましくは200〜2000
である。OH価は通常20〜1000 、好ましくは8
0〜800である。
必要により用いられる他の活性水素含有化合物としては
アミン類(アルカノールアミンたとえばエタノールアミ
ン、プロパツールアミン;脂肪族ポリアミンたとえばエ
チレンジアミン、脂肪族モの炭素を除く)2〜12の脂
肪族ポリイソシアネート・炭素数4〜15の脂環式ポリ
イソシアネート、炭素数8〜12の芳香脂肪族ポリイソ
シアネート、炭素数6〜20の芳香族ポリイソシアネー
トおよびこれらのポリイソシアネートの変性物(カーポ
ジイミド基、ウレトジオン基、ウレトジオン基、ウレア
基、ビューレット基および/またはイソシアヌレート基
含有変性物など)が使用できる。
このようなポリイソシアネートとしてはエチレンジイソ
シアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサ
メチレンジイソシアネー)(HDI)、ドデカメチレン
ジイソシアネート、1,6.11−ウンデカントリイソ
シアネー)、2,2.4−)リメチルヘキサンジイソシ
アネート、リジンジイソシアネート、2,6−ジイツシ
アネートメチルカプロエート、ビス(2−イソシアネー
トエチル)フマレート、ビス(2−イソシアネートエチ
ル)カーボネート、2−イソシアネートエチル−2,6
−ジイツシアネートヘキサノエート;イソホロンジイソ
シアネート(IPDI) 、ジシクロヘキシルメタンジ
イソシアネート(水添MDI)、シクロヘキシレンジイ
ソシアネート、メチルシクロヘキシレンジイソシアネー
ト(水添TDI)、ビス(2−イソシアネートエチル)
4−シクロヘキセン−1,2−ジカルボキシレート;キ
シリレンジイソシアネート、ジエチルベンゼンジイソシ
アネート; HDIの水変性物、IPDI の三量化物
など;トリレンジイソシアネー1− (TDI ) 、
粗製TDI 、ジフェニルメタンジイソシアネー) C
MDI) 、ポリフェニルメタンポリイソシアネートC
PAPI;粗製λ、[)I)、変性MDICカーポジイ
ミド変性など)、ナフチレンジイソシアネート;および
これらの2種以上の混合物があげられる。
これらのうちで好ましいものは脂肪族ジイソシアネート
および脂環式ジイソシアネートであり、とくに好ましい
ものはへキサメチレンジイソシアネートおよびイソホロ
ンジイソシアネートである。
ウレタンプレポリマー(a)におけるポリイソシアネー
トのNCO基とポリオールおよび必要により他の活性水
素含有化合物の活性水素の比は通常10:1〜1.1 
: 1 好ましくは3:1〜1.4:1である。
プレポリマーの製法に関しては≠#膨光址祢弊降≠壮母
如カ特願昭58−108849号「ウレタン−ビニル系
樹脂の製造法」の明細書に記載されている。
ポリオールと過剰のポリイソシアネートとのウレタンプ
レポリマーは一般に、一般式 (式中Qはf価のポリオールの残基、Tはポリイソシア
ネートから2個のNCO基を除いた残基、eは0また正
の数を表わす。)で表わすことができる。
ポリオールとしてジオールを用いたものは下記一般式 (式中e′は1以上の数、Q′はジオールの残基、Tは
上記と同じ。)で表わすことができる。
ポリオールとしてジオールと8価以上のポリオールを用
いたものとしては一般式 (式中Q、Q’、T、l、fは上記と同じ。)で表わす
ことができる。
ウレタンプレポリマーX(NCO)、+qにおいてNC
O基の数(p+q)は通常2〜8好ましくは2〜4であ
る。
ウレタンプレポリマー軸)の平均分子量は通常200〜
40,000 、好ましくは500〜20,000であ
る。
その遊離NCO基は通常0.5〜42重量%、好ましく
は1〜20重量%とくに好ましくは2〜8重量%である
。当量(NCO当りの分子量)は通常100〜8400
 、好ましくは210〜4200 、とくに好ましくは
525〜2100である。
一般式(1)のY 、 Y’におけるR1のC1〜20
のアルキル基としてはメチル、エチル、ラウリル、ステ
アリル基などがあげられ、アリール基としては、フェニ
ル、トリル、キシリル基などがあげられる。
R1として好ましいものはHおよび低級アルキル基とく
にHである。
RのCl −12のアルキル基としてはメチル、エチル
、プロピル、ラウリル基など;アリール基としてはフェ
ニル、トリル、キシリル基などがあげられる。
Zとしてはハロゲン(C1l 、 Brなど)、アルコ
キシ基(炭素数1〜4のアルコキシ基たとえばメトキシ
、エトキシ基など)、アシロキシ基(炭素数1〜5のア
シロキシ基たとえばアセトキシ基)。
?H3 アミド基(、−NHCOCH3,N−COCH3など)
(−5CH3,−5C2H5など)などがあげられる。
R′のCl−12のアルキル基としてはRのCl−12
のアルキル基と同様の基があげられる。
Aは活性水素含有シランカップリング剤H−Y −A−
5i (Z)3− rの残基であり、具体的にはA(R
) r としでは および −A4−+0−AH→− u 〔式中A1はC1〜8のアルキレン基;A2はC2〜8
のアルキレン基;A3はC2〜4のアルキレン基またほ
の置換基〕;nは0または1〜50の整数1 sl t
IUは0または1;A4はC3〜8 の炭化水素基;R
2゜選ばれる2価の有機基があげられる。
A】のC,−a アルキレン基としてはメチレン、エチ
レン、プロピレン、ブチレン、ヘキサメチレン基などが
あげられる。A2の02−8 アルキレン基としてはA
+においてメチレン基以外の基があげられる。
A3のC2−4アルキレン基としてはエチレン、プロピ
レンおよびブチレン基があげられる。
環により形成される基であり、エポキシ化合物としては
、エピハロヒドリンたとえばエピクロルヒドリン;グリ
シジルエーテルたとえばフェノール類(ビスフェノール
Aなど)のグリシジルエーテル〔エピコート828 、
1001 (油化シェルエポキシ6株)製品)など〕;
エポキシ化油脂たとえばエポキシ化大豆油があげられる
/\3 キシ含有シランカップリング剤 との反応にまり形成されるヒドロキシル基含有シランカ
ップリング剤 の残基である。A4としてはC3−8の3価炭化水素が
あげられる。
とえば炭素数1〜20のアルキル基を有するモノまたは
ジアルキルアミン(エチルアミン、ジエチルアミンなど
);芳香族アミン類たとえばアニリン。
ジフェニルアミンなど;脂環式アミン類たとえばシクロ
ペンチルアミン、シクロヘキシルアミンなど;アルカノ
ールアミン類たとえばモノエタノールアミンがあげられ
る。
式HY A−5i−(Z)3−rの活性水素含有シラン
力(R)r ツブリング剤としては具体的には下記があげられる。
(1)アミノ基含有シランカップリング剤アミノアルキ
ルトリアルコキシシラン(γ−アミノプロピルトリメト
キシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、
アミノメチルトリエトキシシラン等);N−Cアミノア
ルキル)アミノアルキルトリアルコキシシラン(N−(
β−アミノエチル)アミノエチルトリメトキシシラン。
N−(β−アミノエチル)アミノメチルトリエトキシシ
ラン、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピル
トリメトキシシラン等〕;アミノアルキルアルキルジア
ルコキシシラン(アミノメチルメチルジェトキシシラン
、γ−アミノプロピルメチルジェトキシシラン等);N
−(アミノアルキル)アミノアルキルアルキルジアルコ
キシシラン(N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプ
ロピルメチルジメトキシシラン等〕等 (2)メルカプト基を含むシランカップリング剤メルカ
プトアルキルアルコキシシラン(γ−メルカプトプロピ
ルトリメトキシシラン等)等(3)ヒドロキシル基含有
シランカップリング剤(1)のアミノ基含有シランカッ
プリング剤とエポキシ基を含む化合物(エチレンオキシ
ド、ブチ1/ンオキシド、エピクロルヒドリン、エポキ
シ化大豆油、その他シェルc株)製のエピコー) 82
8 、エピコート1001等)との反応物;エポキシ基
含有シランカップリング剤〔グリシドキシアルキルトリ
アルコキシシラン(γ−グリシドキシプロピルトリメト
キシシラン等);グリシドキシアルキルアルキルジアル
コキシシラン(γ−グリシドキシプロピルメチルジメト
キシシラン等);グリシジルトリアルコキシシラン(ト
リエトキシシリルメチルエチルオキシド等);脂環型エ
ポキシ基含有シラン〔β−(3,4−エポキシシクロヘ
キシル)エチルトリメトキシシラン等)等〕とアミン類
たとえば脂肪族アミン類(エチルアミン、ジエチルアミ
ン、トリエチルアミン、エチレンジアミン、ヘキサンジ
アミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミ
ン、テトラエチレンペンタミン等)、芳香族アミン類(
アニリン、ジフェニルアミン類)、脂環式アミン類(シ
クロペンチルアミン、シクロヘキシルアミン等);アル
カノールアミン類(エタノールアミン類)との反応物な
どA′は活性水素含有ビニル化合物 R′ H−Y’−A、’−C=CH2の残基であり具体的には
A′とし0 0 111 〔式中りは−A’ 0−C−、CH2−、A’ −N−
C−R′ または−A’−0−; R’は(A’0) HまたはC
1〜12のアルキル基;A′はC1〜4 のアルキレン
基;A′は3〜8価アルコールの残基;eはOまたは1
;′には1〜6の整数;mは0または1〜50の整数を
表わす。〕で示される2価の有機基があげられる。
R′のCl−12のアルキル基としてはRのCI −1
2のアルキル基と同様の基があげられる。
にとしてはエチレン、プロピレンおよびブチレン基があ
げられる。 0 中のA′はメチル1 −A’−N−C− R# ン基でもよい。A”としてはウレタンプレポリマーの原
料として挙げた3〜8価の低分子ポリオールの残基があ
げられる。
R′ 式H−Y’−A’−C=CH2の活性水素含有ビニル化
合物としてはヒドロキシル基含有ビニル化合物〔ポリオ
ール〔アルキレングリコール、グリセリン、ポリオキシ
アルキレンポリオールなど)の不飽和エーテルまたはエ
ステルたとえばヒドロキシエチル(メタ)アクリレート
、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、トリエチ
レングリコール〔メタ)アクリレート1ポリ(オキシエ
チレン、オキシプロピレン)グリコールモノ(メタ)ア
リルエーテルなど;N−ヒドロキシアルキル(メタ)ア
クリルアミドたとえばN−メチロール(メタ)アクリル
アミド;不飽和アルコールたとえばアリルアルコールな
ど〕;アミノ基含有ビニル化合物〔アミノアルキルビニ
ルエーテルたとえばアミノエチルビニルエーテル〕;メ
ルカプト基含有ビニル化合物〔メルカプトアルキル(メ
タ)アクリレートたとえばメルカプトプロピル(メタ)
アクリレート〕などがあげられる。
これらのうち好ましくはヒドロキシル基含有ビニル化合
物であり特に好ましくはヒドロキシエチルメタアクリレ
ートおよびN−メチロールメタク〜45,000 、好
ましくは600〜25,000である。ポリウレタンの
当量(ビニル基とシリル基の合計)1個当りの分子量は
通常150〜8600 、好ましくはマ(X (NCO
) p + q )(a)をその製造後または製造の際
に、活性水素含有シランカップリング剤(HY−A−5
i −(Z)a−r ] (b)および活性水素含有ビ
(R)r R’ ニル化合物[HY’−A’−C=CH2:I (C)と
反応させることにより得ることができる。
(a)製造後に(b)および(c)を反応させる方法に
おいて、反応の順序としては(a)と(b)を反応させ
た後(c)を反応させる、(a)と(c)を先に反応さ
せ、その後(b)を反応させる、(a)、(b)、(C
)を同時に反応させるなどの順序があげられる。
反応に際しくa)のイソシアネ−1・基と(b)および
(c)の活性水素含有基との比は通常1:0.5〜1:
1.5+好ましくは1:0.8〜1:1.2である。(
a)のイソシアネート基に対する(b)および(c)の
活性水素含有基のモル比が0,5未満の場合も、1.5
より大きい場合も生成樹脂の硬化後の物性が低下する。
(C)の量に関してはシランカップリング剤(C)の(
a)のイソシアネート基に対するモル比は通常0.25
〜1.5.好ましくは0,8〜1.2である。
(b)の量に関しては■(1〕)を(c)と同時または
(c)より先に反応させる場合はビニル化合物(b)と
シランカップリング剤(c)のモル比は通常1:1〜1
:100゜好ましくは1:2〜1:50である。(c)
のモル比が1未満の場合は硬化速度が遅くまた硬化後の
物性が弱く、また100を越えるとこれ以上加えても物
性の向上が得られなく薬剤が無駄である。
またビニル化合物(1))の活性水素含有基の(a)の
イソシアネート基に対するモル比は通常0005〜07
5好ましくは0.01〜0.5である。また(b)を(
c)の後に反応させる場合は上記よりも若干過剰に加え
てもよい。
(a)と(b)、(c)との反応は通常50〜120℃
で行なうことができる。反応はイソシアネート基と反応
する活性水素を含まず、且つビニル基を含まない不活性
な有機溶剤の存在下または不存在下で行えばよい。この
有機溶剤としては先に(a)、(b)および(c)のプ
レポリマー化反応において記載したものと同様のものが
あげられる。またウレタン化反応を行う際は、必要に応
じて触媒として(a) 、 (+))および(c)のウ
レタン化反応において記載した触媒と同じものを使用す
ることができる。
反応後残ったイソシアネートや活性水素を含む(b)お
よび(C)はトッピング等により除去してもよいし、そ
のまま次の工程に移行してもよい。
また(a)製造の際1(b)および(c)を反応させる
方法としては(a)製造時に(b)、(c)の一部また
は全部を加え反応させて製造する方法、たとえばポリイ
ソシアネートのNGO基の一部を(b)、(c)と反応
させたのちポリオール(および必要により他の活性水素
化合物)を反応させる方法、ポリイソシアネートと(b
)、(c)とポリオール(および必要により他の活性水
素化合物)を同時に反応させる方法があげられる。
本発明のビニル基および加水分解性シリル基を有するポ
リウレタンはそれ自体常温湿気硬化性がありポリウレタ
ン系硬化樹脂を生成する。
また本発明のビニル基および加水分解性シリル基含有ポ
リウレタンと他のビニル単量体とを共重合させることに
よって常温硬化性ビニル系樹脂が得られる。他のビニル
単量体としては(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)ア
クリル酸ブチル、スチレン、クロロスチレン、酢酸ビニ
ル、ジビニルフタレート、アリルアセテート、アクリロ
ニトリル、ビニルメチルジメトキシシラン、γ−メタク
リロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−アクリロキ
シプロピルメチルジメトキシシラン、グリシジル(メタ
)アクリレート、塩化ビニル、ビニルメチルエーテル、
(メタ)アクリルアミド、N。
N−ジメチルアミノエチルメタクリレート等があげられ
る。他のビニル単量体、共重合の方法、共重合体などは
本出願人が特許請求している特願昭58−108849
号「ウレタン−ビニル系樹脂の製造法」の明細書に記載
されている。得られた樹脂は常温硬化性のもので塗膜物
性がすぐれており、ガラス。
アルミなどの接着性も良好である。
また本発明のポリウレタンの末端ビニル基をヒドロシラ
ン類たとえばアルコキシシラン(トリメトキシハイドロ
ジエンシラン、メチルジメトキシハイドロジエンシラン
など)、ハロゲン化シラン、アシロキシシランなどと反
応させ更に加水分解性シリル基を増やした硬化性樹脂と
することもでき載されている。また特開昭54−128
1925 号公報にも記載されている。これらの硬化性
樹脂の塗膜物性もすぐれている。
またトリアクリレート等のアクリル酸誘導体と併用して
、紫外線や電子線照射で硬化する樹脂とすることも可能
である。この件については塗装技術(1978年11月
増刊)200頁や同じ<(1981年7月)139頁に
詳細に説明されている。
本発明のビニル基と加水分解性シリル基を含有するポリ
ウレタンは単独で常温湿気硬化性を有する。得られた硬
化ポリウレタン樹脂はすぐれた塗膜物性(引張強度、接
着性など)を有し、従来のビニル系樹脂の塗膜物性を改
良することができる。
また本発明のポリウレタンは前記した樹脂の中間体とし
ても有用である。
←暫本発明のポリウレタンおよびこれを中間体として得
られる上記樹脂は塗料、シーラント、洋本発明はこれに
限定されるものではない。
実施例1 本発明のポリウレタン 一般式(1)において Xニ一般式(3)で示されるウレタンプレポリマーの残
基 〔但しQ′はポリプロピレングリコール(MW400)
の残基、Tはイソホロンジイソシアネートの残基、Q′
は186である〕Y’ : O(酸素原子) A′:2−ヒドロキシエナルメタクリレート残基 R’ : CH3 Z : 0CH3 Y:0(ゼロ) A:γ−アミノプロピルトリメトキシシラン残基 Y:O(酸素原子) p、q :それぞれ1 であるポリウレタン。
実施例2 本発明のポリウレタン 一般式(1)において Xニ一般式(3)で示されるウレタンプレポリマーの残
基 (但しQ′はポリカプロラクトンC■V2O00)の残
基、Tはへキサメチレンジイソシアネートの残基、e/
は1.0である〕 R’:H 2: OCH3 と:0(ゼロ) A:γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン残基 Y : NH p、q :それぞれ1 であるポリウレタン。
参考例1 キシレン60 m gにイソホロンジイソシアネート0
.2mol とジブチル錫ジラウレート005g を混
合し80〜90℃に昇温した。ポリプロピレングリコー
ル(MW400) 0.18moeを1時間で滴下し、
同温度で4時間反応させた。更に2−ヒドロキシエチル
メタクリレ−) 0.02molおよびγ−アミノプロ
ピルトリメトキシシラン0.12mo6を加え同温度で
4時0であった。1また得られた反応物にジブチル錫マ
レエートを1wt%加え室温に放置すると3日間で硬化
した。以上よりこの反応物はビニル基および加水分解性
シリル基を有するポリウレタンC実施例1)であること
がわかる。
参考例2 メチルイソブチルケトン60m6にヘキサメチレンジイ
ソシアネー) 0.2mo7?およびジブチル錫ジラウ
レート0.1gを混合し、80〜90℃に昇温した。
ポリカプロラクトン(MW2000 )0.1molを
1時間で−メルカプトプロピルトリメトキシシラン0.
18moeを加え90〜100℃で4時間反応させた。
メチルイソブチルケトンを減圧下トッピングした後、赤
外吸収スペクトルには1648cm−’の吸収が観察ル
錫マレエート1wtΦを加え室温に放置すると3日間で
硬化した。以上よりこの反応物はビニル基および加水分
解性シリル基を有するポリウレタン〔実施例2)である
ことがわかる。
参考例3 参考例1で得られたポリウレタンをキシレン60 m 
(lに再溶解し、100℃に昇温した。n−ブチルメタ
クリレート0.8m0el γ−メタクリロキシプロピ
ルトリメトキシシラン0.05mo(?およびアゾビス
イソブチロニトリル0.5gの混合溶液を100〜11
0℃で30分で滴下した。同温度で3時間反応させた後
アゾビスイソブチロニトリル01gを加え2時間反応さ
せた。生成物の赤外吸収スペクトルの1648Cm−1
の吸収がなくなっていることを確認した。
生成物にジブチル錫マレエートを1wt%添加混合して
塗膜を作ると約20分でタックフリーとなり硬化した。
以上より生成物はウレタンとビニル樹脂の複合樹脂(ウ
レタン−ビニル系樹脂)であることがわかる。
参考例4 実施例2で得ら1・たポリウレタンをメチルイソブチル
ケトン60mlに再溶解し、100℃に昇温した。スチ
レン0.15mo(? iメチルメタクリレート0.1
5mo#およびアゾビスイソブチロニトリル0.5gの
混合溶液を100〜110℃で30分で滴下した。同温
度で3時間反応させた後アゾビスイソブチロニトリル0
1gを加え2時間反応させた。生成物について赤外吸収
スペクトルの1648cm−’の吸収がなくなっている
ことを確認しウレタン−ビニル系樹脂が得られているこ
とがわかる。
比較例1 100〜110℃のキシレン60m7?に、n−ブチル
メタクリレート0.8mo# i γ−メタクリロキシ
プロピルトリメトキシシラン0.05moeおよびアゾ
ビスイソブチロニトリル05gの混合溶液を30分で滴
下した後、同温度で8時間反応させた。更にアゾビスイ
ソブチロニトリル0.1gを加え2時間反応させると、
側鎖に加水分解性シリル基を有するビニル系樹脂が得ら
れた。
参考例5 実施例1,2および比較例1の樹脂台100部に対しジ
ブチル錫ジラウレート2部を加えアルミ板に塗布し、塗
膜形成能と物性を測定した。その結果を表−1に示す。
得られた塗膜は約5〜6ミルであった。
表−1

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ■、 一般式(1)で示されるビニル基おまび加水分解
    性シリル基を有するポリウレタン。 〔式中Xは200〜40000の分子量を有するウレタ
    ンプレポリマーX (NCO)p+qの残基;pおよび
    qは2≦1)+Q≦8 を満たす1以上の整数;rは0
    ,1または2;Y、Y’は−O−,−S−または−N−
    (R,はH、C1〜2oのアルキル基■ 1 またはアリール基);RはC1〜12のアルキル基また
    はアリール基;Zはハロゲン基、アルコキシ基、アシロ
    キシ基、アミド基、アミノキシ基、アルケニルオキシ基
    、アミノ基。 ” −131 オキシム基またはチオアルコキシ基、 R/はHまたは
    C1〜12のアルキル基;Aは活性水素含有シランカッ
    プリング剤HY A 5i−(Z)3−r(R)r の残基g A’は活性水素含有ビニル化合物R′ ■ HY’ A’−C=CH2の残基を表わす。〕および−
    A4 +OA+和 〔式中、 AIはC1〜8のアルキレン基;んはC2〜
    8のアルキレン基;んはC2〜4のアルキレン基または
    −CHCH(R4,R5はエポキシ1 4R5 リ ポキシ化合物はエピハロヒドリン、グリシジルエーテル
    、エポキシ化油脂からなる群より(2) 選ばれる);nは0または1〜5oの整数I S)t、
    uは0または1;A4はC8〜8の3価の炭基(該アミ
    ノ化合物は脂肪族アミン類、芳香族アミン類、脂環式ア
    ミン類およびアルカノールアミン類からなる群より選ば
    れる)を表わす。〕からなる群より選ばれる2価の有機
    基である、特許請求の範囲第1項記載のポリウレタン。 R# または−A’−0−; R’は(A’O%HまたはC1
    〜12のアルキル基、 AIはC1〜4のアルキレン基
    ;A″は8〜8価アルコールの残基;lは0または1;
    には1〜6の整数;mは0または1〜50の整数を表わ
    す。〕 で示される2価の有機基である、特許請求の範囲第1項
    または第2項記載のポリウレタン。 4、Xが低分子ポリオール、ポリエーテルポリオールお
    よびポリエステルポリオールからなる群より選ばれる分
    子量62〜4000のポリオールおよび必要により他の
    活性水素含有化合物と、脂肪族ポリイソシアネート、脂
    環式ポリイソシアネート、芳香脂肪族ポリイソシアネー
    ト、芳香族ポリイソシアネートおよびこれらのポリイソ
    シアネートのカーポジイミド。 ウレトジオン、ウレトイミン、ウレア、ビウレットおよ
    び/またはイソシアヌレート基含有変性物からなる群よ
    り選ばれるポリイソシアネートとのプレポリマー(NC
    O当りの分子量100〜8400 )の残基である、特
    許請求の範囲第1〜3項のいずれか記載のポリウレタン
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0718038A (ja) * 1993-07-05 1995-01-20 Japan Synthetic Rubber Co Ltd 液状硬化性樹脂組成物
WO1996012749A1 (en) * 1994-10-19 1996-05-02 Dsm N.V. Silane oligomer and radiation curable coating composition containing the oligomer
WO2000008085A1 (de) * 1998-08-07 2000-02-17 Basf Aktiengesellschaft Verfahren zur herstellung von vinylverbindungen
JP2021512192A (ja) * 2018-01-25 2021-05-13 モメンティブ パフォーマンス マテリアルズ ゲーエムベーハーMomentive Performance Materials GmbH チオール−エン硬化組成物

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