JPS6025B2 - 一連のシガレットの向きを変える装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、最初の列のシガレットの向きを変えて、平行
に供給される２番目の列のシガレットとの隙間にこれら
のシガレットを移行するため、２列の受け渡し部材を有
しかつ回転軸線を中心に回転するコンベヤを備え、この
コンベヤの最初の列の受け渡し部材が、２番目の列の受
け渡し部材と隣接する端部で軸に偏心的に固定されてい
て、この軸の回転軸線が、コンベヤに対して半径方向に
指向している面上にあるが、コンベヤの回転軸線の外部
において交差しており、２番目の列の受け渡し部材がコ
ンベヤの回転軸線に対するその軸平行な整向に関して変
化しないようにコンベヤに設けられており、かつ最初の
列の各受け渡し部材の駆動手段およびこの駆動手段の制
御手段を備えた装置に関する。

説明のため付言すれば「“軸線”または“回転軸線”と
いう概念は、それぞれ幾何学的な軸線を意味し機械部品
を意味しない。

上記の様式の装置は、本出願人のドイツ連邦共和国特許
明細書第１，１７８，７５６号によって公知である。こ
の特許明細書に示されている装置はフィルタ装着機のい
わゆる萩置装置の手前に設けられる。即ち、シガレット
は転向装置から載暦ベルト上に載遣される。この場合、
方向転換されたシガレットの列が戦置位置において方向
転換されていないシガレットの列よりも上方の回転軌道
上を移動させられることは妨げとならない。その理由は
、方向転換すべきシガレットが方向転換する必要のない
シガレットを越して先方へ持ち上げなければならない‐
一れは一方では受け渡し部村を軸に偏心的に軸受けする
ことによって、そして他方ではこの軸をドラム本体に非
放射状に軸受けすることによって達成されるが−−とい
う点にある。さらにこの公知の装置においては、この２
列のシガレットがその合体後に相互に一列にならず、そ
れゆえ戦暦ベルト上にシガレットを鞠方向にずらすため
の案内装置が設けられている。

上述の装置は最新のフィルタ装着機には通さない。なぜ
ならこれらの装置にあっては、転向装置にさらに別の送
りドラム、例えばシガレットの被覆紙の検査および／又
は頭部検査のための送りドラムならびに欠陥シガレット
を選別するための不良品のためのドラムが接続されてい
るからである。本発明の根底をなす課題は、最初に挙げ
た様式の装置を、シガレットを転向装置の引渡し位置に
おいて一つの面内でかつ同じ相互のピッチ間隔で送るよ
うにして、一方の列のシガレットを方向転換し、他方の
列に移した後、通常の槽状ドラムに引き渡し可能である
ように改善することである。

この課題は本発明により、以下のようにして解決される
。即ち、第２の列の受け渡し部材をコンベヤの回転軸線
に対して平行な袖線を中心に旋回可能なクラン外こ固定
したこと、およびコンベヤの回転中にクランクを回動さ
せるための制御装置が設けられており、このクランクが
最初の列の受け渡し部材のための制御装置と、第２の列
の受け渡し部材が第１の列の受け渡し部材の方向転換後
に最初の回転軌道から第２の回転軌道に引き上げられる
ように同調されていることである。とくに重要なのは、
この両受け渡し部材の回転ないいま揺動運動を、これら
の受け渡し部材がその運動のさし、に相互に邪魔し合わ
ないように厳密に相互に同調させておくことである。

これは本発明の他の特徴により、第１および第２の列の
受け渡し部材の制御装置をそれぞれ一つの制御カムと駆
動装置およびクランクに軸受けされたロ−ラとから構成
することによって保証される。

さりこ望ましいのは、シガレットを転向装置から引渡す
際軸方向にも一列に整向されていることである。という
のは、経験上ドラム上でのシガレットの軸方向の整向は
位置を固定した案内薄板を使用した際シガレットを破損
するか、あるいはこれを確実に排除しようとすれば、経
費を要する整向ドラムに軸万向において制御される受け
渡し部材を設けなければならないからである。シガレッ
トを軸方向に一列に整向させることは、本発明の他の特
に有利な特徴により、第１の列の受け渡し部材の軸の回
転軸線を方向転換前の両シガレット列の隣接する端部に
対して中央に位置するようにして転向装置によって行な
うことができる。第１の列のシガレットの受け渡し部材
はコンベヤの回転中に２×１８０ｏの揺動運動を行なわ
なければならない。この揺動運動は、本発明の他の構成
により、第１の列の受け渡し部村の駆動装置をそれぞれ
、この受け渡し部材に所属する軸に装着したピニオンと
この制御装置のローラと結合されている歯車とから構成
することにより、制御装置としての制御カムによって行
なうことができる。コンベヤにおける受け渡し部材のピ
ッチ間隔は比較的小さく、フィルタ装着機において通常
用いられる３４柳ないし３８側の大きさに相応しなけれ
ばならない。このように間隔が小さいにもかかわらず、
駆動装置を、本発明の他の構成により歯車を麹の回転軸
線によって定まる面の両側に交互に軸受けし、この面の
両側にそれぞれローラのための制御カムを設けることに
より、コンベヤに設けることができる。製造技術上の理
由から、受け渡し部材のクランクの駆動部は遊びがない
ように保持される。

第一列のシガレットを第２列のシガレットの間隔に移行
させた後の受け渡し部材の正確な整向を保証するため、
本発明の他の特徴により、第一列の受け渡し部材および
第２列の受け渡し部材は、相互に関係づけられた戦置面
を有し、第２列の受け渡し部材を持ち上げた後に、これ
らは相互に接触し合うように構成される。第１図には、
どのようにして藤方向に一列に並ぶシガレットＺ，，Ｚ
の対がコンベヤドラム１、例えばフィル夕装着機の断裁
ドラムから、回転の軸線２を中心に回転する転向ドラム
３の様式のコンベヤに引き渡され、そこにおいて手前の
（第一の）列のシガレットＺ，が方向転換され、後方の
（第二の）列のシガレットＺ２の間の隙間に組み入れら
れ、続いて一列に統合されたシガレット乙，Ｚ２がコン
ベヤベルト４、例えば検査ドラムに引き渡されるかが示
されている。

転向ドラム３に引渡された後、シガレット対Ｚ．，Ｚは
先ず僅かな区間（領域Ａ）一緒に回転軌道Ｕ，上を運動
させられ、次に手前側のシガレットＺ，が回転軸線６を
中心に１８０ｏ方向を変えられ「より上方の回転軌道Ｕ
２に達するが、他方後方のシガレットＺ２はこの間回転
軌道Ｕ，上にとどまっている。

回転軸線６は転向ドラム３に対して半径方向の共通な面
上にあるが、回転軸２とは交差しない。即ち、この回転
軸線は転向ドラム３に対して半径方向に存在していない
。第４図からわかるように、シガレットＺ，はシガレッ
トＺを越えて転向させられ「その結果領域Ｂにおいて、
シガレットＺ，はシガレットＺと軸万向で−列であるよ
うに整向される。次に、シガレットＺ２は回転軸線２に
対して平行な滋線７を中心に揺動させられ（領域Ｃ）、
回転軌道Ｕ，から回転軌道Ｕ２に持ち上げられる。その
さし、、シガレット乙とＺ２との間のピッチ間隔も等し
くなる。転向ドラム３の構造を第２および第３図を参考
にして説明する。

機械の壁８にフランジブッシュ９が固されており「この
プッシュ内には歯車１１を介して駆動できる軸１２が軸
受けされている。フランジブッシュ９は組立て上の理由
から三つの部分に分割された制御リング１３ａ，１３ｂ
，１３ｃを担持しており、これらの制御リングはそれら
の円周面に二つの平行に走る制御カム（みぞカム）の様
式の制御手段を１４ａ，１４ｂを有している。さらにフ
ランジブッシュ９は制御ディスク１６を担持しており、
この制御ディスクは前面に制御カム（みぞカム）の様式
の制御手段１７を有している。歯車１１と相対して軸１
２にディスク１８が固定されている。このディスクは組
立て上の理由から四つの部分に分割されていてかつ制御
ディスク１６の領域においてフランジブツシュ９に軸受
けされているドラム本体１９ａ，１９ｂ，１９ｃ，１９
ｄの構成要素である。ドラム本体の部分１９ａ内には、
軸７を中心に揺動可能な軸２１が軸受けされており、こ
の軸は一方ではクランク２２で（第１図の一点鎖線２２
参照）シガレットＺ２の受け渡し部材２３を、他方では
クランク２４で制御カム１７に係合するローラ２６を担
持している。

ドラム本体の部分１９ｃ内には、軸線６を中心に揺動可
能な軸２７が軸受けされており、この軸はシガレットＺ
，の受け渡し部材２８を担持し（第３図では省いてある
）、かつピニオン２９を備えている。

一つ置きのピニオン２９のためにはドラム本体の部分１
９ｂと１９ｃの間において、かつその中間に存在してい
るピニオン２９のためにはこのピニオンに対して鏡像的
にドラム本体の部分１９ｃと１９ｄの間において、歯車
セグメント３１がシャフト３２に軸受けされている。ピ
ニオン２９と歯車セグメント３１とはそれぞれ受け渡し
部材２８の駆動手段を形成する。各シャフト３２にクラ
ンク３３がローラ３４と共に固定されており、これは制
御カム１４ａおよび１４ｂにかみ合っている。歯車セグ
メント３１のピニオン２９に対する変速比はそれぞれ２
５：１である。軸３２は「 ローラ３４の軸３６が転向
ドラム３に対して半径方向に指向するように軸受けされ
ている（第３図を見よ）。ピニオン２９が平歯車である
のに対して、歯車セグメント３１は３２０の斜歯車を有
している。第２および第４図から軸２７の回転軸線６は
転向以前のシガレット対Ｚ，，Ｚ２の切断面（相互に隣
接する端面）と共に一つの面内にあることがわかる。第
４図から、受け渡し部材２８が軸２７に偏心的に軸受さ
れているのが認められる。

シガレットＺ，，Ｚは受け渡し部材２８および２３内に
吸い込み空気によって保持される。

この目的のためこれらの部材内に管路３７および３８が
開□している。管路３７は軸２７を貫通していて、制御
リング部材１４ｂ内の制御スリット３９ならびにフラン
ジブッシュ９の管路４１，４２，４３，４４を介して低
圧源と結合されている。管路３８は軸２１の孔４６を介
してドラム本体の部分１９ａの管路４７と結合されてい
て、この管路はフランジブッシュ９の制御スリット４８
上を糟勤する。制御スリット４８は管賂４２に開口して
いる。第５図からわかるように、受け渡し部材２８は接
触面５１および５２を、受け渡し部材２３は接触面５３
および５４を有する。

以下に本発明による装置の作動態様を説明する。

本発明による装置の作動様式は、第１図にしたがう既述
の機能説明図および第４図による受け渡し部材２３およ
び２８の工程順に示した動作経過によって明らかである
。

歯車１１、鞠１２およびディスク１８を介して、ドラム
本体１９ａ，１９ｂ，１９ｃ，１９ｄが駆動される。ロ
ーラ３４が制御カム１４ａおよび１４ｂによって案内さ
れて、クランク３３を、したがって軸３２に設けられた
歯車セグメント３１を揺動させる。歯車セグメント３１
はピニオン２９を駆動し、このピニオンが軸２７を介し
て受け渡し部材２８を１８０ｏ揺動させる。この際シガ
レットＺ，を備えた受け渡し部材２８はシガレットＺ２
を備えたこの作業相の間休止している受け渡し部村２３
を越えて、前者が後者に平行に整向されるまで、揺動さ
せられる。ここで、クランク２２が受け渡し部材２３と
共に制御カム１７の内を運動する。ーラ２６によって、
クランク２４および軸２１を介して揺動させられ、その
結果シガレットＺ２が同一レベルに、即ち、シガレット
Ｚ，が転向された後に存在する回転軌跡Ｕ２上に引き上
げられる。受け渡し部材２３が引き上げられることによ
って、その当接面５１および５２が、隣接する受け渡し
部材２３の当接面５３ないいま５４と接触する。その結
果、受け渡し部材２８は、それが転向された後その目標
位置を正確に占めないぱあし、には、整向され、領域Ｃ
内において受け渡し部材２３と２８との固い結合が生じ
る。軸万向に一列に並びかつ相互に同一のピッチ間隔を
有するシガレット乙，Ｚ２のコンベヤドラム４への引き
渡しが終ると、まず受け渡し部材２３が回転軌跡Ｕ，に
戻され、次に受け渡し部材２８が、受け渡し部材２３と
共に軸方向に一列に並ぶその最初の位置に戻され、その
結果、受け渡し部材はふたたびコンベヤドラム１からシ
ガレット対Ｚ，，Ｚを引き取ることができる。本発明の
利点は、唯一のドラム状コンベヤ上において、１列のシ
ガレットが方向転換させられると共に、平行に供給され
る第２のシガレットの列の間隔に移行され、軸万向に整
向され、かつ同一ピッチ間隔を与えられるという点にあ
る。シガレットを拘束的に案内することおよびそれを連
続的に運動させることによって、シガレットを最適に傷
めることなく取扱うことが保証される。構造高さが小さ
いことと運転に故障のないこととが、本装置の特別な利
点である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による転向装置の機能説明図、第２図は
第１図の機能説明図の転向ドラムの半分の断面図「第３
図は第２図におけるｍ−ｍ線による転向ドラムの部分断
面図、第４図は第２図による転向ドラムの受け渡し部材
の動作を順次に示す説明図、第５図は転向工程終了後の
転向ドラムの受け渡し部材を示す拡大した側面図である
。 ２・・・・・・回転軸線、３・・・・・・ドラム、７…
・・・鱗線、１４ａ，１４ｂ，１７……制御カム、２２
……クランク「 ２３，２８・…・・受け渡し部村、４
１…．．．管路。 Ｐ９．７ ０９．２ ０９．３ 庁○．子 付り．５

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 最初の列のシガレツトの向きを変えて、平行に供給
   される２番目の列のシガレツトとの隙間にこれらのシガ
   レツトを移行するため、２列の受け渡し部材を有し、か
   つ回転軸線を中心に回転するコンベヤを備え、このコン
   ベヤの最初の列の受け渡し部材が、２番目の列の受け渡
   し部材と隣接する端部で軸に偏心的に固定されていて、
   この軸の回転軸線が、コンベヤに対して半径方向に指向
   している面上にあるが、コンベヤの回転軸線の外部にお
   いて交差しており、２番目の列の受け渡し部材がコンベ
   ヤの回転軸線に対するその軸平行な整向に関して変化し
   ないようにコンベヤに設けられており、かつ最初の列の
   各受け渡し部材の駆動手段およびこの駆動手段の制御手
   段を備えた装置において、第２の列の受け渡し部材２３
   をコンベヤ３の回転軸線２に対して平行な軸線７を中心
   に旋回可能なクランク２２に固定したこと、およびコン
   ベヤ３の回転中にクランクを揺動させるための制御装置
   １７が設けられており、このクランクが最初の列の受け
   渡し部材２８のための制御装置１４ａ，１４ｂと、第２
   の列の受け渡し部材が第１の列の受け渡し部材の方向転
   換後に最初の回転軌道４１から第２の回転軌道４２に引
   き上げられるように同調されていることを特徴とする上
   記装置。 ２ 第１列の受け渡し部材２８および第２列の受け渡し
   部材２３のための制御手段がそれぞれ制御カム１４ａ，
   １４ｂないしは１７と駆動手段３１およびクランク２４
   に軸受けされたローラ３４；２６とからなる特許請求の
   範囲第１項に記載の装置。 ３ 第１列の受け渡し部材２８の軸２７の回転軸線６が
   転向前の両シガレツト列Ｚ＿１，Ｚ＿２の隣接する端部
   の中央に配置されている、特許請求の範囲第１或いは第
   ２項に記載の装置。 ４ 第１列の受け渡し部材２８のための駆動手段がそれ
   ぞれ受け渡し部材に所属する軸２７上に設けられたピニ
   オン２９と制御手段１４ａ；１４ｂのローラ３４と結合
   されている歯車３１とからなる、特許請求の範囲第１項
   から第３項のいずれか一つに記載の装置。 ５ 歯車３１が、軸２７の回転軸線６によって定まる面
   の両側に交互に軸受けされており、この面の両側にそれ
   ぞれローラ３４のための制御カム１４ａ，１４ｂが設け
   られている、特許請求の範囲第４項に記載の装置。 ６ 第１列の受け渡し部材２８および第２列の受け渡し
   部材２３が相互に関係づけられた当接面５１，５２，５
   ３，５４を有し、これらの当接面が第２列の受け渡し部
   材の引き上げ後に相互に接触するように構成されている
   、特許請求の範囲第１項から第２項のいずれか一つに記
   載の装置。