JPS60258127A - B型肝炎ワクチンの製造方法 - Google Patents

B型肝炎ワクチンの製造方法

Info

Publication number
JPS60258127A
JPS60258127A JP11518984A JP11518984A JPS60258127A JP S60258127 A JPS60258127 A JP S60258127A JP 11518984 A JP11518984 A JP 11518984A JP 11518984 A JP11518984 A JP 11518984A JP S60258127 A JPS60258127 A JP S60258127A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hbsag
hepatitis
vaccine
fractionation
minutes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11518984A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Omura
孝男 大村
Yatsuhiro Kamimura
上村 八尋
Akimasa Omizu
大水 章正
Akinori Washimi
昭典 鷲見
Yutaka Morise
森勢 裕
Haruhide Kawabe
川辺 晴英
Hirobumi Arimura
有村 博文
Masayuki Nishida
正行 西田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Tanabe Pharma Corp
Original Assignee
Green Cross Corp Japan
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Green Cross Corp Japan filed Critical Green Cross Corp Japan
Priority to JP11518984A priority Critical patent/JPS60258127A/ja
Publication of JPS60258127A publication Critical patent/JPS60258127A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、遺伝子操作によって得られたB型肝炎表面抗
原(HBsAg )を主成分とするB型肝炎ワクチンの
製造方法に関する。
[発明の背景〕 B型肝炎ワクチンは、HBsAg陽性のキャリアー血液
からHBsAg粒子を分離精製し、ポルマリン処理など
の不活化操作を行った後、llBsAgの免疫原性を高
めるために、アジュバントとしてアラム・ゲルを加えた
ものとして開発、実用化された。
このようにして作られたB型肝炎ワクチンは感染発症の
予防だけでなく、感染源となるキャリアーの発生阻止に
も有効であることから、B型肝炎の絶滅も可能である。
しかし、B型肝炎ワクチンの生産についてはいくつかの
問題点がある。第1は、tlBsAgの原材料をキャリ
アーの血液に依存していることから、ワクチンの供給が
制約されるということ。第2は、キャリアーの血液中に
は少量ながら感染性のB型肝炎ウィルス(HB V)が
含まれることから、唯一の感染しえる動物であるチンパ
ンジーを用いての安全試験が必要になるということであ
る。
このようなワクチンの生産上の難点を克服する方法とし
て、遺伝子操作の技術が導入された。
組換えDNA技術は異種のDNAをファージ又はプラス
ミドDNAにつなぎ、大腸菌で増やすという方法で開始
された。そして、HBV−DNAの全塩基配列の決定、
ワクチンとして使われるべき)lBsAg遺伝子の同定
、大腸菌での形質発現を経て酵母でのHBsAgの産生
へと発展していった。
たとえば、酵母由来HBsAg (y−lIBsAg 
)は、5DS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動による
と、分子量23,000〜25,000のポリペプチド
のみからなり、これはヒト由来HBsAg (h−HB
sAg )のグリコジル化されていないポリペプチドと
一致するものである。また、h−HBsAgと同じ22
r+mの直径をもち、塩化セシウム溶液中での浮上密度
は、h−HBsAg と同しである。
前述したB型肝炎ワクチンの生産上の難点を克服するた
めに、遺伝子操作の技術によりHBsAgを大量に得、
それを高度精製することによりワクチンとする方法が確
立されつつある。
ところが、遺伝子操作を経た菌よりHBsAgを精製し
てB型肝炎ワクチンを製造する際には、原料中に蛋白質
を主とする菌体成分が夾雑してくるので、血液よりの精
製とは別個の方法が適用される。
本発明者らは、かかる技術的背景の下に鋭意研究を重ね
た結果、遺伝子操作を経た菌体内・菌体外に産生された
HBsAgを効率よく精製して、B型肝炎ワクチンを大
量に製造する方法を見出した。
〔発明の要約〕
本発明は、遺伝子操作を経た菌体からIfBsAgを効
率よく製造する方法を提供することを目的とするもので
ある。
その要旨は、遺伝子操作によって得られたHBsAgを
、微生物菌体から抽出した後、次の■〜■を含む工程に
おいて精製することを特徴とするB型肝炎ワクチンの製
造方法に関する。
■溶解度差に基づく分画 ■コロイド珪酸塩による吸着 ■HBs抗体を用いたアフィニティークロマトグラフィ
ー ■密度勾配遠心分離 」1 ■透析 〔発明の詳細な開示〕 (1)出発原扛 本発明における出発原料は、遺伝子操作を経てHBsA
g発現性となった菌を培養することによって産生させら
れた)IBsAg含有物である。
菌としては、大腸菌、酵母、枯草菌などが例示される。
遺伝子操作によってHBsAg産生菌を得る方法は、既
知の方法またはそれに準する方法に従えばよい。
かかる方法としては、たとえば、大腸菌を使用する方法
としては、特開昭58−104887号明細書に、又酵
母を使用する方法としては、特開昭59−48082号
明細書にその開示がある。
(2)菌体からのHBsAgの抽出 菌体を緩衝液(通常pH7〜B)〔例えば、10mMリ
ン酸緩衝液(pH7,5)、あるいは、1mMエチレン
ジアミン四酢酸酢酸DTA) 4−1 mMフフ化フェ
ニルメチルスルホニル含有10mM)リス緩iU液(p
117.5)など〕に懸濁後、菌体を粉砕することによ
って、HBsAgを菌体内外から抽出する。なお、・菌
体の粉砕に際しては、既知の方法、例えば、グラスビー
ズ法、超音波法なとが採用される。
(3)HB s A Bの精製 以下の■〜■の工程を適宜組合せることによって効率よ
く精製される。
■溶解度差に基づく分画 硫安分画、あるいはアクリノール処理とヘントナイト処
理の組合せ等が好都合に用いられる。
硫安分画は、10〜20%飽和硫安分画工程と40〜5
0%飽和硫安分画工程を組合せるごとによって実施され
る。
即ち、まず前記で得たllBsAg含有液を硫安10〜
20%飽和分画することによって沈澱する蛋白質を除去
する。当該分画は、たとえば菌体粉砕後の当該水溶液を
pH4〜8 (好ましくは塩酸、硫酸等にて調整する)
に調整し、硫安を10〜20%飽和になるように添加し
、たとえば15〜25℃にて30〜120分間攪拌する
ことによって行われる。かくして沈澱した蛋白質は、た
とえば30〜120分間静置して生成した沈澱を遠心分
離(通常、6000〜8000r、p、m、、10〜3
0分間)に付して除去し、遠心上清を回収することによ
って分離除去される。
上記遠心上清から硫安40〜50%飽和分画によって沈
澱する蛋白質を回収する。当該分画は、通常p116〜
8にて行われ、pHの調整には通常水酸化アルカリ金属
(例、水酸化ナトリウム)が使用される。また、温度条
件は15〜25℃であることが好ましく、また分画は3
0〜120分間攪拌することによって行うことが好まし
い。攪拌終了後、たとえば30〜120分間静置するこ
とによって沈澱が生成する。この沈澱の回収は、好まし
くは遠心分l1ilt (通常、6000〜8000r
、p、m、、10〜30分間)にて行われる。沈澱は、
pH6〜8の緩i!i液(例えば、リン酸緩衝液)に溶
解し、要すれば透析、清澄、除菌濾°過を行う。
アクリノール処理とヘントナイト処理を組合せて用いる
場合は以下の操作にて行う。まず、HBsAg含有液に
アクリノールを0.2〜0.5%になるように加える。
そして、15〜25℃で15分〜1時間攪拌した後、3
000〜5000r、p、m、で15分〜1時間遠心分
離する。こうして得られた上清にヘントナイトを0.5
%加えた後、15〜25℃で15分〜1時間攪拌させ、
更に3000〜5000r、p、m、で15分〜1時間
遠心分離し、上清を得る。
■コロイド珪酸塩による吸着 コロイド珪酸塩としては、シリカゲル、ケイ酸アルミン
酸マグネシウム、ケイソウ土、酸性白土、カオリンなど
が用いられる。当該工程は、たとえば次の如くして行わ
れる。
HBsAg含有液にコロイド珪酸塩を、好ましくは1〜
4%(w / v )となるように添加して攪拌する。
攪拌温度は36〜38℃、攪拌時間は2〜4時間が好ま
しい。
HBsAgを吸着したコロイド珪酸塩は、たとえば遠心
分離(通常、2000〜4000r、p、m、、10〜
20分間)によって回収される。回収された当該コロイ
ド珪酸塩は、pl+7〜8の緩fi液(たとえば0.1
〜。、2゜。、や、7.ア、7□@$57)+u−) 
”□′剤、0.1〜0.2Mの塩化ナトリウム等の無機
塩等からなるpH7〜8の緩衝液)等にて洗浄すること
が好ましい。
こうしてコロイド珪酸塩に吸着させたI(BsAgを0
.1〜1%デオキシコール酸塩を含有するp)18.5
〜9.5のy重液(たとえば、ホウ酸緩ih液)を用い
て溶出させた後、遠心分離を通常、2000〜4000
r、p、m、で10〜20分間行うごとにより、貼sA
gの溶出液を回収する。
■l−!BsAgllBsAg抗体ニティークロマトグ
ラフィー llBsAgを吸着せしめる工程であり、llBsAg
抗体はモノクローナル抗体、ポリクローナルヒト抗体の
いずれでもよいが、モノクローナル抗体の場合は、抗H
B s抗体を産生じているヒトのリンパ球から得たもの
が好ましい。かかる抗体は自体既知の方法にて調製する
ことができる。例えば、モノクローナル抗体は、細胞融
合(Nature、 256.495(1975) )
 、形質転換(特開昭58−127167号明細書)な
どによって調製される。
アフィニティークロマトグラフィーの手法は、自体既知
の手法に従えばよい。すなわち、HBsAg含有溶液を
水不溶性固定化HBs抗体に接触させて)IBsAgを
吸着させた後、吸着されたI(BsAg;Ii:溶出さ
せる。
HBsAg抗体から水不溶性固定化HI35抗体を得る
方法としては、たとえば、セファロース4B。
セファクリルs −1000(以上ファルマシア社製)
などにHBsAg抗体を結合させる方法があげられる。
吸着は、たとえばHBsAg含有水溶液と水不溶性固定
化HBs抗体とを、好ましくは緩やかな攪拌下に、たと
えば室温程度で0.5〜2時間程度、混合(攪拌)する
方法、水不溶性固定化HBs抗体をカラムに充填し、粗
製HBsAg水溶液を流す方法(好適条件二室温)にて
行われる。
かくして、水不溶性固定化HBs抗体にHBsAgのみ
が特異的に吸着され、他の不純蛋白質は吸着されない。
HBslgの溶出は、好ましくは5M塩酸グアニジン、
3Mチオシアン酸アンモニウムなどにて行われる。
(4)密度勾配遠心分離 塩化セシウム又はショ糖を用いた直線密度勾配ゾーナル
遠心分離法が好ましく、この方法は具体的には次の通り
である。
まず、塩化セシウムを用いる場合は、密度1.05〜1
.35g/cn+3の、ショ糖を用いる場合は、濃度2
0〜55%の密度勾配を容量L700w11のゾーナル
ローター内に作製する。作製後、HBsAg画分を注入
し、p116〜8のリン酸緩衝液等の緩衝液を50〜1
00m1注入し、30,000〜34.00Or、p、
m、で35〜40時間超遠心分離を行う。
II B s A gの回収は、粒子の大きさ18〜2
40m、就中的22nm、1.18〜1.24 g 7
cm3の密度領域より行う。
(5)透析 HBsAg画分を、好ましくはpH6〜8.0.01〜
0.05Mの緩衝液(例えば、リン酸緩衝液など)を用
いて、好ましくは30時間以上透析を行うλこうして精
製されたHBsAgは、液状品としても凍結乾燥品とし
ても提供することが可能である。
この場合、その免疫能を高めるために免疫補助剤に吸着
させて使用することが好ましい。免疫補亀剤トしては、
水酸化アルミニウム、硫酸アルミニウムなどが用いられ
る。
液状品の場合ば、用製されたllBsAgに水酸化アル
ミニウムなどの免疫補助剤を加えたものを小分は分注し
て得る。
凍結乾燥品の場合は、精製されたHBsAgにマンニッ
ト、乳酸、グリシンなど、この技術分野で既知の賦形剤
を1〜5%(W/V)添加し、小分は分注し、凍結乾燥
する。この場合、水酸化アルミニウムなどの免疫補助剤
を加えたものを凍結乾燥すると、水酸化アルミニウムゲ
ル粒子に変化かみられるので、凍結乾燥品を免疫補助剤
に吸着させて使用する場合、用時その凍結乾燥品をまず
溶媒(例えば、1.6%塩化ナトリウム液)で熔解し、
その後免疫補助剤水懸濁液(例えば、水酸化アルミニウ
ム懸濁液)を加えてHBsAgを吸着させ、注射剤とし
て投与することが好ましい。 、1従って、この場合は
、ワクチン凍結乾燥品、溶剤、免疫補助剤よりなるキッ
トの形態としておくことが好ましい。
なお、HBsAgはその98%以上が水酸化アルミニウ
ム懸濁液添加後20秒以内に水酸化アルミニウムに吸着
される。
凍結乾燥したことによる利点は以下の通りである。
■長期保存が可能である。
■ヂメロザール(水銀防腐剤)を含有しない。
■水酸化アルミニウムで懸濁されていないので、保存中
に析出した不溶性異物を確認できる。
■濃度をかえて用いることができる。
なお、本発明ワクチンは、筋肉、皮下等に(好ましくは
皮下)非経口投与される。
実施例I HBsAgを発現した酵母を集菌し、これの5 kgを
5pの1mMエチレンジアミン四酢酸(EDTA) 、
1mMフッ化フェニルメチルスルホニルを含む10mM
トリス緩(h液、pl+7.5に懸濁し、グラスビーズ
法(ロyno−旧11使用)により酵母からllBsA
gを抽出した。抽出液にアクリノールを終濃度で0.3
%(w / v )加え、室温で30分攪拌後、生成し
た沈澱を遠心分離(4000r、p、m、、30分間)
により除去し上清を得た。この上清にヘントナイトを0
.5%(W/V)加え、室温で30分攪拌後、遠心分M
l (4000r、p、m、、 30分間)し、得られ
た上清にケイ酸アルミン酸マグネシウム〔エアロジルR
380゜Degusa社製〕を2.5%(W/V)にな
るように添加し、37℃で3時間攪拌した。攪拌後、y
−HBsAgを吸着したケイ酸アルミン酸マグネシウム
を遠心分l1lI (3000r、p、m、、15分間
)により回収し、回収したy −1(BsAg吸着ケイ
酸アルミン酸マグネジラムを0.15MEDT八と0.
15M塩化ナトリウムより成るpl+7.5の緩衝液で
洗浄した。洗浄後、0.5%(W/V)デオキシコール
酸ナトリウムを含有するpH9,0の緩衝液で吸着され
たy =HBsAgを溶出した。遠心分離(3000r
、p、m、、] 55分間により回収した溶出液はIN
塩酸でpH7に調整した後、ヒト由来のHBs抗体を結
合したセファロース4Bに室温で1時間接触させること
により、y−HBsAgを抗体カラムに吸着させた。次
いでy−HBsABを吸着した抗体カラムを、0.15
Mリン酸緩(h液、pl+7.5で洗浄した後、5M塩
化グアニジンにより溶出してy −HBsAg画分を得
た。得られたIt B s A g画分は塩化セシウム
直線密度勾配(1,05〜1.35g /Cm3 )ゾ
ーナル遠心分Mtt (43,000r、p、m、 。
20時間)により、密度約1.2 g 7cm”の単一
ピークとして回収され、このピークと吸光度のピークは
一致した。
回収したy −tlBsAg画分は、p117のリン酸
!31 ffi液で透析した後、アジュバントとして水
酸化アルミニウムを加えてワクチンを得た。
次に精製y−118sAgの性状分析を行った。精製y
−HBsAg中の酵母成分の有無を、酵母成分に対する
抗体とllBsAgを含まない酵母成分を感作ヒツジ赤
血球による血球凝sm止法(HAI法)、および箱間y
 −ll[1sAgと酵母成分に対する抗体を用いてモ
ルモット皮膚波動性アナフィラキー(PCA)反応で検
討した結果、いずれの方法でも酵母成分ば検出されなか
った。5DS−ポリアクリルアミドケル電気泳動の分析
によれば、精製y −llBsAgはh −HBsAg
の分子量25,000に相当するペプチドのみから成る
ものであった。電子顕微鏡観察では、精製V−HB様g
はh −HBsAgとほぼ同じ直径、形状を持った均一
な球形粒子として認められた。
実施例2 実施例1で使用したのと同し酵母の1 kgを17!の
10mMリン酸緩衝液pH7,5に懸濁し、グラスビー
ズ法(Ilyno−Mill使用)と超音波法により酵
母からHBslleを抽出した。抽出液に硫安を15%
飽和になるように添加し、室温で30分間攪拌した。
次いで30分間静置後、生成した沈澱を遠心分離(70
00r、p、m、、20分間)により除去し、上清を得
た。さらに、この上清に硫安を45%飽和になるように
添加し、室温で30分間攪拌した。次いて30分間静置
した後、生した沈澱を遠心分離(7000r、p、m、
、20分間)により回収した。回収した沈澱をpH7の
リン酸緩衝液に熔解し、熔解後、1酸771zt7酸′
グ2″”を2°51″/“))。
になるように添加し、実施例1と同様にして吸着、洗浄
、溶出を行った。溶出液はIN塩酸でpt+7に調整し
た後、ヒト由来のHBs抗体を結合した七フアクリルS
−1000に室温で1時間接触させることにより、y 
−II 11 s A gを抗体カラムに吸着させた。
次いでylIBsAgを吸着した抗体カラムを0.15
Mリン酸緩衝液、pH7,sで洗浄した後、3Mチオン
アン酸アンモニウムにより溶出して、y−11BsAg
両分を得た。得られた)IRsl1g両分は20〜55
%のシヨ糖密度勾配遠心分Alt (43,00Or、
p、m、、 24時間)により、密度約1.2g/cm
3の単一 ピークとして回収され、このピークと吸光度
のピークは一致しノこ。
回収したy −)IBsAg画分ば、p117のリン酸
緩衝液で透析した後、アジュバントとして水酸化アルミ
ニウムを加えてワクチンを得た。
ここで得られた精製HBsAgは、実施例1で得られた
精製HBsAgと全く同様の性状を示した。
実験例 本発明ワクチンの免疫原性を確かめるために、モルモッ
トの背部皮下に本発明ワクチンの段階希釈液を1回投与
した。モルモットは1群当り5匹を使用し、対照として
は、h41BsAgの段階希釈液を投与した。どちらも
水酸化アルミニウムを加え、5週後に採血し、モルモッ
ト血清中の抗HB s抗体価をPHΔ法で測定した。
結果は第1図に示すように、本発明ワクチンの投与によ
り定量的な抗体産生が認められ、また平行線検定でh−
HBsAgに対する相対力価をめたとごろ、本発明ワク
チンの免疫原性はh −HBsAgの約4倍高い値を示
した。
なお図中、○はy −HBsAgを、・はh−118s
Agを示す。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明ワクチンの免疫原性を調べた結果を示
すグラフである。 ○ :y−HBsAg ・ : h−IIBsAIB

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 遺伝子操作によって得られたHBsAgを、微生物菌体
    から抽出した後、次の■〜■を含む工程において精製す
    ることを特徴とするB型肝炎ワクチンの製造方法。 ■溶解度差に基づく分画 ■コロイド珪酸塩による吸着 ■HBs抗体を用いたアフィニティークロマトグラフィ
    ー ■密度勾配遠心分離 ■透析
JP11518984A 1984-06-04 1984-06-04 B型肝炎ワクチンの製造方法 Pending JPS60258127A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11518984A JPS60258127A (ja) 1984-06-04 1984-06-04 B型肝炎ワクチンの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11518984A JPS60258127A (ja) 1984-06-04 1984-06-04 B型肝炎ワクチンの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS60258127A true JPS60258127A (ja) 1985-12-20

Family

ID=14656553

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11518984A Pending JPS60258127A (ja) 1984-06-04 1984-06-04 B型肝炎ワクチンの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60258127A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2600341A1 (fr) * 1986-06-18 1987-12-24 Univ Osaka Res Found Procede de purification d'un produit d'expression genetique obtenu par technique d'adn recombinant
WO2004092393A1 (en) * 2003-01-09 2004-10-28 Genentech, Inc. Purification of polypeptides

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5290620A (en) * 1975-12-23 1977-07-30 Merieux Inst Novel medicine for treating acute or chronic infection by hepatisis virus b
JPS55136233A (en) * 1979-04-11 1980-10-23 Green Cross Corp:The Hb peptide vaccine
JPS5610119A (en) * 1979-07-05 1981-02-02 Alpha Therapeutic Corp Manufacture of b type hepatitis infection preventive vaccine
JPS56158718A (en) * 1980-04-09 1981-12-07 Nat Res Dev Monoclonal antibody against hepatitis b virus
JPS5848856A (ja) * 1981-09-17 1983-03-22 Green Cross Corp:The HBeAgに対する特異抗体の製法及びHBeAgの検出試薬
JPS58104887A (ja) * 1981-12-14 1983-06-22 インベンテイオ・アクテイエンゲゼルシヤフト 油圧昇降機の制動ストツパ
JPS58180430A (ja) * 1977-04-20 1983-10-21 メルク・エンド・カムパニ−・インコ−ポレ−テツド 肝炎b核抗原

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5290620A (en) * 1975-12-23 1977-07-30 Merieux Inst Novel medicine for treating acute or chronic infection by hepatisis virus b
JPS58180430A (ja) * 1977-04-20 1983-10-21 メルク・エンド・カムパニ−・インコ−ポレ−テツド 肝炎b核抗原
JPS55136233A (en) * 1979-04-11 1980-10-23 Green Cross Corp:The Hb peptide vaccine
JPS5610119A (en) * 1979-07-05 1981-02-02 Alpha Therapeutic Corp Manufacture of b type hepatitis infection preventive vaccine
JPS56158718A (en) * 1980-04-09 1981-12-07 Nat Res Dev Monoclonal antibody against hepatitis b virus
JPS5848856A (ja) * 1981-09-17 1983-03-22 Green Cross Corp:The HBeAgに対する特異抗体の製法及びHBeAgの検出試薬
JPS58104887A (ja) * 1981-12-14 1983-06-22 インベンテイオ・アクテイエンゲゼルシヤフト 油圧昇降機の制動ストツパ

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2600341A1 (fr) * 1986-06-18 1987-12-24 Univ Osaka Res Found Procede de purification d'un produit d'expression genetique obtenu par technique d'adn recombinant
JPS63297A (ja) * 1986-06-18 1988-01-05 Handai Biseibutsubiyou Kenkyukai 遺伝子発現産物の精製法
WO2004092393A1 (en) * 2003-01-09 2004-10-28 Genentech, Inc. Purification of polypeptides
US7169908B2 (en) 2003-01-09 2007-01-30 Genentech, Inc. Purification of polypeptides
US7579448B2 (en) 2003-01-09 2009-08-25 Genentech, Inc. Purification of microbial cell fermentation homogenates
AU2004230670B2 (en) * 2003-01-09 2010-11-25 Genentech, Inc. Purification of polypeptides

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4649192A (en) Method for the isolation and purification of hepatitis B surface antigen using polysorbate
US4707542A (en) Immunogenic HbsAg derived from transformed yeast
JP2000072690A (ja) ワクチンの製造方法
JPH0331691B2 (ja)
JP2950970B2 (ja) 百日咳菌からの69000ダルトンの抗原性タンパク質の精製方法
EP0112506B1 (en) A process for producing a hepatitis b infection preventing vaccine
KR910008643B1 (ko) B형 간염 비루스 표면항원(HBs 항원)의 정제 방법
JPS6089431A (ja) 形質転換酵母から誘導される免疫原性HBsAg
WO1984001289A1 (en) Purified and antigenically selective vaccines for domestic animals
JP4523164B2 (ja) ワクチン
WO1987006939A1 (en) Process for isolating and purifying p. falciparum cs protein vaccine expressed in recombinant e. coli
WO1981000050A1 (en) Process for producing hepatitis b vaccine
RU2122430C1 (ru) Способ очистки поверхностного антигена вируса гепатита b, содержащего пре s2 пептид, из рекомбинантных клеток дрожжей, вакцина для иммунизации против гепатита b
Dreesman et al. Immunization of chimpanzees with hepatitis B virus-derived polypeptides
JPS60258127A (ja) B型肝炎ワクチンの製造方法
JPS62259596A (ja) ハイブリツドタンパク質の精製方法
JP2656098B2 (ja) 可溶性両親媒性タンパク質ならびにその製造および精製法
JPS61103895A (ja) HBsAgの精製方法
JPH01196293A (ja) B型肝炎ウイルス表面抗原の抽出方法
JPS584729A (ja) 人の血漿からの純粋肝炎b表面抗原の製造法
EP0205625A1 (en) Hepatitis b virus vaccine and process for its preparation
JP2721033B2 (ja) プレ―s b型肝炎表面抗原の精製法に好適なコンプレックス
KR100538823B1 (ko) 비형간염 바이러스 표면항원, 이의 제조방법 및 이를 포함하는 진단용 제제
JP2002539169A (ja) アジュバント効果を有する細菌膜分画
Ohnuma et al. Translation products of pre-S (1), pre-S (2) regions and the S gene of hepatitis B virus: susceptibility of their antigenic activities to treatment with heat, urea formalin or pepsin