JPS602544Y2 - 吸収式冷凍機の発生装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は吸収式冷凍機の改良構成に関し、特に発生器の加
熱を行う電気ヒータの支持を良好にしたものである。

従来此種吸収式冷凍機は、加熱源として電気ヒータを用
いる場合、発生器の周縁に捲回したり、溶接などにて固
定装着していた。

そのため装着作業が煩雑であることは勿論、断線などの
故障発生時着脱修理交換が困難であった。

本案は係る点に鑑みて威されたものであり、以下図につ
いて説明する。

１は内部にポンプ作用管などの必要な装置を具備した吸
収式冷凍機の発生器で、側面略り字状等に屈曲して、発
生部となる立上部ＩＡと熱交換部となる横辺ＩＢとを形
成している。

前記立上部１Ａの側面適所には、少くとも下方に開口し
た中空筒状の支持筒２を溶接等にて上下方向に延びて装
着し、且つ前記横辺ＩＢの前記支持筒２と同一側適所に
は係止具３を装着固定している。

４は側面略り字状等に屈曲して立上部４Ａと横部４Ｂと
を具備した電気ヒータで、前記立上部４Ａを熱良導性材
にて形成した前記支持筒２内に、下方より摺動挿入し、
横部４Ｂを係止具３に係脱自在に係止支持している。

前記発生器１は立上辺ＩＡ外周を前記支持筒２と共に断
熱材５にて被覆している。

前記係止具３は外側方に開口６した側面略Ｃ字状に形成
すると共に、前記開口６は係合する電気ヒータ４の外径
よりも小さく形成し且つ弾性力により拡開可能としてい
る。

衝撃振動の少い場所で使用する場合は、第３図及び第４
図に示す如く、係止具３は、載置片３Ａと該載置片３Ａ
遊端より立上り突出した阻止片３Ｂとを具備した簡単な
もので良く、第１図及び第２図に示した実施例の如く、
載置片３Ａと阻止片３Ｂ上方に略同様の上片３Ｃと上限
止片３Ｄとを設け、阻止片３Ｂと上限止片３Ｄとにて形
成した開口６を前述の如く電気ヒータ４の挿圧嵌入する
横部４Ｂの外径より小さく形成する必要はなく、弾性を
有する材質にて必ずしも形成する必要もなくなる。

本案は以上の如く構成しているので、電気ヒー夕の着脱
は、支持筒に立上部を嵌入後回転させ、横部を係止具に
係合する簡単な動作で良く、着脱作業が容易であると共
に、修理交換が極めて簡単である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案装置の要部斜視図、第２図は同要部断面図
、第３図は本案の他の実施例を示す要部断面図、第４図
は本案の更に異った実施例を示す要部斜視図である。 １・・・発生器、２・・・支持筒、４・・・電気ヒータ
。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 側面略り字状に屈曲して立上部と横辺とを形成した発生
   器の前記立上部側面適所に、少くとも下方に開口した支
   持筒を装着し、且つ前記横辺の前記支持筒と同一側適所
   に載置片と該載置片遊端に立上り形成した阻止片とを具
   備した係止具を装着し、更に側面略り字状に屈曲して立
   上部と横部とを具備した電気ヒータを、前記支持筒に立
   上部を挿入し、且つ横部を前記係止具に係合することに
   よって、前記発生器に着脱自在に装設した事を特徴とす
   る吸収式冷凍機の発生装置。