JPH0314947Y2 - - Google Patents

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JPH0314947Y2
JPH0314947Y2 JP1984159955U JP15995584U JPH0314947Y2 JP H0314947 Y2 JPH0314947 Y2 JP H0314947Y2 JP 1984159955 U JP1984159955 U JP 1984159955U JP 15995584 U JP15995584 U JP 15995584U JP H0314947 Y2 JPH0314947 Y2 JP H0314947Y2
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JP
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brush
mounting plate
coil spring
brush holder
insulating elastic
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JP1984159955U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ブラシを押圧するコイルスプリング
の支持構造を改良した小形整流子機のブラシ保持
装置に関するものである。
[従来の技術] 従来の小形整流子機のブラシ保持装置は、例え
ば第3図および第4図に示すように形成されてい
る。
絶縁板で形成された取付板1の中央部に挿通孔
2が開孔され、この挿通孔2の周縁に、上下2個
のブラシ保持器3,3が対向して取付けられてい
る。ブラシ保持器3は先端側を開口した角筒状を
なし、この内側にコイルスプリング4を介して角
柱状のブラシ5が挿着されている。
このブラシ5は、ブラシ保持器3の側面に開口
した開口部19を通したビグテール線20に直接
接続されている。
また電機子6を取付けた電機子軸7の反負荷側
には整流子8が取付けられ、この電機子軸7は前
記取付板1の挿通孔2を貫通して軸受9により水
平に支持されている。
また前記取付板1の上下両端は取付板支持用絶
縁弾性体10に嵌入し、更にこの取付板支持用絶
縁弾性体10は、フレーム11の上下に設けた切
欠部12,12に嵌合し、反負荷側ブラケツト1
3で押圧固定して、取付板1をフレーム11の内
側に支持するようになつている。
上記小形整流子機では、ビグテール線20から
ブラシ5に直接通電され、コイルスプリング4で
付勢されたブラシ5の先端が整流子8の表面に摺
接しながら電機子6が回転する。
このとき、ブラシ5はブラシ保持器3内を上下
に振動し、この振動がコイルスプリング4を介し
て、ブラシ保持器3に伝達されて振動が拡大され
るため、異音の発生の原因となつていた。
更にこの振動は、取付板1を伝わりここで拡大
された振動が、これを支持する取付板支持用絶縁
弾性体10で吸収しきれずに外部に振動が伝達さ
れる欠点があつた。
ブラシ5の大きさ(接触面積)は、電動機の容
量が決まると電流密度より決定され、該ブラシ5
を加圧するコイルスプリング4は、ブラシ5の摺
動特性を考慮して、接触面積当りの妥当な加圧力
からその形状、大きさ、線径が決定されこれに基
づいてコイルスプリング4の固有振動数が決ま
る。
またコイルスプリング4は、金属性のブラシ保
持器3内の限られた空間に挿着されて、そのスプ
リング受け部14に接触して片持ち支持された状
態になつているため、コイルスプリング4とブラ
シ保持器3との合成共振振動数が、ブラシ5と整
流子8との摺動によつて発生する振動のピーク周
波数と近似すると、コイルスプリング4とブラシ
保持器3が共振して、共振による振動の増大を招
く問題があり、個々の機種に対応したコイルスプ
リング4を選定する必要があつた。
更にブラシ保持器3は、スプリング受け部14
を折曲した角筒状をなし、この曲げ加工時の側壁
の曲りと、取付板1への取付け固定位置が、電機
子軸7の径方向と一致しているかどうかゲージで
測定することが行われている。
しかしながらスプリング受け部14があるた
め、ゲージは対向して配置したブラシ保持器3,
3間から挿入しなければならないので、ゲージの
長さが短く、両ブラシ保持器3,3が一直線上に
取付けられているかどうか判定できず、ずれて取
付けられている場合は、ブラシ5の局部摩耗や騒
音発生の原因となるなどの欠点があつた。
[考案が解決しようとする課題] 本考案は上記欠点を除去し、ブラシと整流子と
の摺動部で発生する振動を、ブラシ保持器や取付
板への伝達を最小限に抑えて吸収すると共に、コ
イルスプリングとこれに接触する取付板支持用絶
縁弾性体との合成共振振動数を大きく変えて共振
を防止して、異音の発生を低く抑え、しかもコイ
ルスプリングの汎用性を高め多機種に使用できる
と共に、上下のブラシ保持器の正確な取付位置を
容易に判定することができる小形整流子機のブラ
シ保持装置を提供するものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、ブラシに直接通電するビグテール線
を接続したブラシをコイルスプリングで押圧して
ブラシ保持器内に挿着し、このブラシ保持器を対
向して2個取付けた取付板の両端を取付板支持用
絶縁弾性体に嵌合して支持し、且つ該絶縁弾性体
をフレームに嵌合したブラシ保持装置において、
前記ブラシ保持器を両端が開口した角筒状とし、
このブラシ保持器の頭部開口部に前記取付板支持
用絶縁弾性体を嵌合し、この嵌入した底部でコイ
ルスプリングの頭部を直接支持したことを特徴と
するものである。
[作用] 本考案の小形整流子機のブラシ保持装置は、電
機子の回転によりブラシと整流子とが摺動しこの
とき上下振動が発生する。
コイルスプリングの頭部は直接、取付板支持用
絶縁弾性体の底部に接触してコイルスプリングが
片持ち支持されている状態となつているので、コ
イルスプリングと取付板支持用絶縁弾性体との合
成共振振動数が、コイルスプリング単体の場合の
固有振動数に比べて大幅に低くなりブラシと整流
子との摺動部で発生する振動のピーク周波数と大
きく変わり共振を防止して騒音を少なくすること
ができる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を第1図及び第2図を
参照して詳細に説明する。
プラスチツクなどの絶縁板で形成された取付板
1の中央部に挿通孔2が開孔され、更に上下両端
に突起片15,15が形成されている。
ブラシ保持器3は、上下両端が開口した角筒状
をなし、上下2個のブラシ保持器3,3は第1図
に示すように、取付板1の片面に、挿通孔2の周
縁に対向して取付けられている。
このブラシ保持器3の内側にコイルスプリング
4で押圧して角柱状のブラシ5が挿着されてい
る。このブラシ5は、ブラシ保持器3の側面に開
口した開口部19を通したビグテール線20に直
接接続されている。
取付板支持用絶縁弾性体10は合成ゴムなどに
よりブロツク状に形成され、外周側に突起部16
が設けられ、内周側に前記取付板1の突起片15
が嵌合する嵌合溝17と、ブラシ保持器3の頭部
開口部に嵌入する突起部18とが設けられてい
る。
前記取付板支持用絶縁弾性体10に、ブラシ保
持器3,3を取付けた取付板1の突起片15を嵌
合すると共に、内周側の突起部18をブラシ保持
器3の頭部開口部に嵌合して一体にセツトする。
また取付板支持用絶縁弾性体10の外周突起部1
6を、フレーム11の端部に上下に2個形成した
切欠部12に嵌合して、反負荷側ブラケツト13
で押圧固定し、取付板1を支持している。
更にブラシ保持器3は、その内側にコイルスプ
リング4を介してブラシ5を挿着し、コイルスプ
リング4の頭部を直接、取付板支持用絶縁弾性体
10の底部の突起部18で押圧支持し、ブラシ5
の先端を電機子軸7に取付けた整流子8に摺接す
るようになつている。
上記ブラシ保持装置は、電機子6の回転により
ブラシ5と整流子8とが摺動し、このとき上下振
動が発生する。
この振動はコイルスプリング4を経て直接、合
成ゴムなどの振動吸収性能に優れた取付板支持用
絶縁弾性体10で吸収され、従来の如くブラシ保
持器3や取付板1に伝達されて振動が拡大するの
を防止できる。
すなわちコイルスプリング4の頭部は直接、取
付板支持用絶縁弾性体10の底部の突起部18に
接触して、コイルスプリング4が片持ち支持され
ている状態となつているので、コイルスプリング
4と取付板支持用絶縁弾性体10との合成共振振
動数が、コイルスプリング単体の場合の固有振動
数に比べて大幅に低くなり、ブラシ5と整流子8
との摺動部で発生する振動のピーク周波数と大き
く変わり共振を防止することができる。
つまり取付板支持用絶縁弾性体10は振動吸収
作用があるため、コイルスプリング4と接触させ
て一体とすると、スプリング単体の場合の固有振
動数、すなわち共振振動数に比べて合成共振振動
数が大幅に低くなるため、摺動部で発生する振動
のピーク周波数と大きく相違し、共振を防止する
ことができるものである。
このため機種に応じて固有振動数の異なるコイ
ルスプリング4を選定していた従来の構造と異な
り、振動吸収作用がある取付板支持用絶縁弾性体
10と接触させてその合成共振振動数を大幅に低
くできるので、汎用性があり多くの機種に使用す
ることができる。
またブラシ保持器3は上下両端を開口してある
ので従来の如くスプリング受け部14の曲げ作業
が不要で内壁の変形も少ない。また取付板1に上
下対向させて取付けた時、電機子軸7の径方向に
沿つて一直線上に取付けられているかどうかを、
棒状のゲージを両ブラシ保持器3,3に同時に貫
通させることにより容易に判定することができ
る。
なお上記実施例では取付板支持用絶縁弾性体1
0の外周突起部16を1個設けたものについて示
したが2個設け、これに嵌合するフレーム11の
切欠部12も、これに対応して形成したものでも
良い。
[考案の効果] 以上説明した如く本考案によれば、コイルスプ
リングを振動吸収作用がある取付板支持用絶縁弾
性体と接触させて、コイルスプリングとの合成共
振振動数を大幅に低くして、摺動部で発生する振
動のピーク周波数と大きく変えることにより共振
を防止して、異音の発生を低く抑えることがで
き、しかもコイルスプリングの汎用性を高め多機
種に使用することができる。
更に本考案によればブラシ保持器は上下が開口
した角筒状をなしているので、取付板に上下のブ
ラシ保持器の正確な取付位置を容易に判定するこ
とができる小形整流子機のブラシ保持装置を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例によるブラシ保持装
置の要部を示す側面図、第2図は第1図の半断正
面図、第3図は従来のブラシ保持装置の要部を示
す側面図、第4図は第3図の半断正面図である。 1……取付板、3……ブラシ保持器、4……コ
イルスプリング、5……ブラシ、7……電機子
軸、8……整流子、10……取付板支持用絶縁弾
性体、11……フレーム、14……スプリング受
け部、15……突起片、16,18……突起部、
19……開口部、20……ビグテール線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ブラシに直接通電するビグテール線を接続した
    ブラシをコイルスプリングで押圧してブラシ保持
    器内に挿着し、このブラシ保持器を対向して2個
    取付けた取付板の両端を取付板支持用絶縁弾性体
    に嵌合して支持し、且つ該絶縁弾性体をフレーム
    に嵌合したブラシ保持装置において、前記ブラシ
    保持器を両端が開口した角筒状とし、このブラシ
    保持器の頭部開口部に前記取付板支持用絶縁弾性
    体を嵌合し、この嵌入した底部でコイルスプリン
    グの頭部を直接支持したことを特徴とする小形整
    流子機のブラシ保持装置。
JP1984159955U 1984-10-23 1984-10-23 Expired JPH0314947Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984159955U JPH0314947Y2 (ja) 1984-10-23 1984-10-23

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JP1984159955U JPH0314947Y2 (ja) 1984-10-23 1984-10-23

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Publication Number Publication Date
JPS6174265U JPS6174265U (ja) 1986-05-20
JPH0314947Y2 true JPH0314947Y2 (ja) 1991-04-02

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JP1984159955U Expired JPH0314947Y2 (ja) 1984-10-23 1984-10-23

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0667145B2 (ja) * 1988-09-24 1994-08-24 株式会社日立製作所 小形電動機
JPH058786Y2 (ja) * 1989-05-11 1993-03-04
JPH0753401Y2 (ja) * 1989-12-30 1995-12-06 ニスカ株式会社 刷子付モータ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4929768U (ja) * 1972-04-14 1974-03-14

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4929768U (ja) * 1972-04-14 1974-03-14

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Publication number Publication date
JPS6174265U (ja) 1986-05-20

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