JP4472097B2 - 直流モータのブラシ防振構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は直流モータのブラシ防振構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の直流モータは図5に示すように、シャフト挿通孔1を中心に開口したリング状のブラシベース2の片面に、前記シャフト挿通孔1を挟んで、その両側に四角筒状のブラシホルダー3、3が取付けられている。このブラシホルダー3には角柱状のブラシ4が挿着され、その先端側が前記シャフト挿通孔1に挿通した図示しないシャフトの整流子に摺接し、背面側がスプリング5で押圧されて摺動自在に支持されている。
【0003】
また前記リング状のブラシベース2の周縁には、図6に示すようにクッション材取付け溝7…が突設され、ここにゴムなどの弾性体で形成された円弧状のクッション材8、8が嵌合し、その外周側に突出した突出部9、9が、円筒状のフレーム10に形成した嵌合溝11に嵌合して、ブラシベース2をクッション材8を介してフレーム10に支持した構造となっている。
【0004】
この構造では、回転するシャフトの整流子にブラシ4が摺接し、この時、発生する振動がブラシベース2に伝達され、これと円筒状のフレーム10との間に介在させたクッション材8で振動を吸収するようになっている。
【0005】
しかしながら従来のブラシ防振構造は、円弧状のクッション材8をブラシベース2と円筒状のフレーム10との間に介在させているのでクッション材8の体積が大きくコストアップとなっていた。またこのクッション材8は振動発生源であるブラシ4から離れた場所に取付けられているので、振動吸収効果が十分でなく、しかもブラシベース2にも振動が伝達するので騒音の低減効果が少ない問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記問題点を除去し、ブラシの振動発生源の近くで振動を吸収させることにより騒音を低減すると共に、クッション材を小型化して製造コストを安くした直流モータのブラシ防振構造を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の直流モータのブラシ防振構造は、ブラシベースのシャフト挿通孔を挟んで、その両側にブラシを摺動自在に支持するブラシホルダーを対向して設け、このブラシホルダーの外側面に支持ピンを突設し、この支持ピンに円筒状のクッション材を取付け、ブラシベースに突設したホルダー支持部に前記クッション材を挿着したことを特徴とするものである。
【0008】
本発明の請求項2記載の直流モータのブラシ防振構造は、請求項1において、ブラシホルダーの左右側面と底面に円柱状の支持ピンを突設し、この支持ピンに円筒状のクッション材を取付け、ホルダー支持部に上部が開口した鍵穴状溝が形成され、ブラシベースには円形の嵌合孔を設けて、クッション材を前記鍵穴状溝と嵌合孔に挿着したことを特徴とするものである。
【0009】
更に請求項3記載の直流モータのブラシ防振構造は、請求項1において、ブラシホルダーの左右側面に逆L形の支持ピンを突設し、この支持ピンの下部に円筒状のクッション材を取付け、ホルダー支持部に上部が開口した鍵穴状溝が形成され、クッション材を前記鍵穴状溝に挿着したことを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の一形態を図1および図2を参照して説明する。シャフト挿通孔1を中心に開口したリング状のブラシベース2の片面に、前記シャフト挿通孔1を挟んで、その両側にホルダー支持部13、13が設けられている。このホルダー支持部13に、ブラシ4を挿着したブラシホルダー3が取付けられている。なお18はコイルスプリング、19はスプリング押えで、ブラシホルダー3の背面に取付けたスプリング押え19によりコイルスプリング18を支持してブラシ4の背面を押圧するようになっている。
【0011】
前記ブラシホルダー3の左右側面と底面に円柱状の支持ピン22…が突設されている。またブラシベース2に設けたホルダー支持部13、13は、その対向する側面に上部が開口した鍵穴状溝23が形成され、またブラシベース2には円形の嵌合孔24が設けられている。
【0012】
このブラシホルダー3に支持ピン22…を突設したブラシユニット21の各支持ピン22…にゴムなどの弾性材で形成された円筒状のクッション材17を取付ける。次に図2に示すようにブラシベース2に突設したホルダー支持部13、13の鍵穴状溝23に上から挿着すると共に、下方に突設したクッション材17を嵌合孔24に挿着して、ブラシユニット21を支持する。
【0013】
上記構成の直流モータのブラシ防振構造は、回転するシャフトの整流子にブラシ4が摺接し、この時、発生する振動は、ブラシホルダー3の支持ピン22…に取付けた円筒状のクッション材17…で吸収され、ブラシベース2や円筒状のフレーム10に伝達されず騒音を低減させることができる。このように振動の発生源の近傍にクッション材17を設けてあるので振動の吸収効果に優れ、しかもクッション材17は小型化できるので製造コストも安くすることができる。
【0014】
図3および図4は本発明の他の実施の形態を示すもので、ブラシホルダー3の左右側面に逆L形の支持ピン22、22が突設されている。この逆L形の支持ピン22、22…に円筒状のクッション材17を取付けて、図4に示すようにブラシベース2に突設したホルダー支持部13、13の鍵穴状溝23に上から挿着してブラシユニット21を支持する。
【0015】
上記構成の直流モータのブラシ防振構造は、ブラシ4から発生する振動が、逆L形をなす支持ピン22…に取付けた円筒状のクッション材17…で吸収されて、ブラシベース2や円筒状のフレーム10に伝達されず騒音を低減させることができる。
【0016】
【発明の効果】
以上説明した如く本発明に係る直流モータのブラシ防振構造によれば、ブラシホルダーと、ブラシベースに設けたホルダー支持部との間にクッション材を介在させたので、ブラシの振動発生源の近くで振動を吸収させて騒音を低減できると共に、クッション材を小型化してコスト低減を図ることができる。
【0017】
更にブラシホルダーの外側面に支持ピンを突設し、この支持ピンに円筒状のクッション材を取付け、ブラシベースに突設したホルダー支持部に前記クッション材を挿着したので、更にクッション材の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態による直流モータのブラシ防振構造を分解して示す斜視図である。
【図2】図1のブラシ防振構造を示す断面図である。
【図3】本発明の異なる他の実施の形態による直流モータのブラシ防振構造を分解して示す斜視図である。
【図4】図3のブラシ防振構造を示す断面図である。
【図5】従来の直流モータのブラシ防振構造を示す斜視図である。
【図6】図5に示す従来のブラシ防振構造の断面図である。
【符号の説明】
1 シャフト挿通孔
2 ブラシベース
3 ブラシホルダー
4 ブラシ
5 スプリング
7 クッション材取付け溝
8 クッション材
9 突出部
10 フレーム
11 嵌合溝
13 ホルダー支持部
17 クッション材
18 コイルスプリング
19 スプリング押え
21 ブラシユニット
22 支持ピン
23 鍵穴状溝
24 嵌合孔
Claims (3)
- ブラシベースのシャフト挿通孔を挟んで、その両側にブラシを摺動自在に支持するブラシホルダーを対向して設け、このブラシホルダーの外側面に支持ピンを突設し、この支持ピンに円筒状のクッション材を取付け、ブラシベースに突設したホルダー支持部に前記クッション材を挿着したことを特徴とする直流モータのブラシ防振構造。
- ブラシホルダーの左右側面と底面に円柱状の支持ピンを突設し、この支持ピンに円筒状のクッション材を取付け、ホルダー支持部に上部が開口した鍵穴状溝が形成され、ブラシベースには円形の嵌合孔を設けて、クッション材を前記鍵穴状溝と嵌合孔に挿着したことを特徴とする請求項1記載の直流モータのブラシ防振構造。
- ブラシホルダーの左右側面に逆L形の支持ピンを突設し、この支持ピンの下部に円筒状のクッション材を取付け、ホルダー支持部に上部が開口した鍵穴状溝が形成され、クッション材を前記鍵穴状溝に挿着したことを特徴とする請求項1記載の直流モータのブラシ防振構造。
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