JPS6018575Y2 - ラジエ−タタンクの注水口取付部の構造 - Google Patents
ラジエ−タタンクの注水口取付部の構造Info
- Publication number
- JPS6018575Y2 JPS6018575Y2 JP13859178U JP13859178U JPS6018575Y2 JP S6018575 Y2 JPS6018575 Y2 JP S6018575Y2 JP 13859178 U JP13859178 U JP 13859178U JP 13859178 U JP13859178 U JP 13859178U JP S6018575 Y2 JPS6018575 Y2 JP S6018575Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water inlet
- tank
- mounting part
- radiator tank
- circular hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は金属製のラジェータタンクの上面に取付けら
れた金属製で円筒状の注水口と上記ラジェータタンクと
の取付部の構造の改良に関する。
れた金属製で円筒状の注水口と上記ラジェータタンクと
の取付部の構造の改良に関する。
自動車用エンジンの冷却水を冷却するために使用するラ
ジェータとして、第１図に示すように多数の管１，１と
フィン２，２とから成るコア部３の上下にそれぞれ座板
４，４を介して上タンク５と下タンク６とを固定したも
のが使用されている。
ジェータとして、第１図に示すように多数の管１，１と
フィン２，２とから成るコア部３の上下にそれぞれ座板
４，４を介して上タンク５と下タンク６とを固定したも
のが使用されている。
このようなラジェータに於いて、上タンク５の上面には
該タンク５内に冷却水を補給するための注水ロアが固定
されている。
該タンク５内に冷却水を補給するための注水ロアが固定
されている。
このように、金属製の上タンク５の上面に注水ロアを固
定する場合、第２図に示すようにタンク５の上面に穿設
した円孔８の周縁に、該タンク５の内方に向けて環状の
立壁９を形成し、該立壁９内に注水ロアの下部に形成さ
れた円筒部７ａを嵌合させた後、上タンク５と注水ロア
とを半田付けして両者を固定している。
定する場合、第２図に示すようにタンク５の上面に穿設
した円孔８の周縁に、該タンク５の内方に向けて環状の
立壁９を形成し、該立壁９内に注水ロアの下部に形成さ
れた円筒部７ａを嵌合させた後、上タンク５と注水ロア
とを半田付けして両者を固定している。
注水ロアの円筒部７ａの上端周縁部には、該注水ロアに
施される蓋（図示せず）の下方に設けられた弁のバッキ
ングを当接させる弁座としての役目を果たす環状の凸部
４ｂが形成されている。
施される蓋（図示せず）の下方に設けられた弁のバッキ
ングを当接させる弁座としての役目を果たす環状の凸部
４ｂが形成されている。
ところで、第２図に示すような従来からの注水口取付部
の構造に於いては、円孔８を囲む上タンク５の上面が平
らに形成されているため凸部７ｂの下面と上タンク５の
上面との間に環状の空隙部１０が形成され、該空隙部１
０により次に述でるような不都合を生じる。
の構造に於いては、円孔８を囲む上タンク５の上面が平
らに形成されているため凸部７ｂの下面と上タンク５の
上面との間に環状の空隙部１０が形成され、該空隙部１
０により次に述でるような不都合を生じる。
すなわち、上タンク５と注水ロアとを半田付けする際に
両者を加熱すると、空隙部１０内の空気が急激に膨張し
、上タンク５と注水ロアとの間の隙間から空隙部１０外
に逃げようとする。
両者を加熱すると、空隙部１０内の空気が急激に膨張し
、上タンク５と注水ロアとの間の隙間から空隙部１０外
に逃げようとする。
この際、両部材５，７を振動させると同時に、両部材５
．７の間に染み込んだ溶融半田を押し出してしまい、こ
のため上タンク５と注水ロアとの結合が弱いものとなっ
てしまう。
．７の間に染み込んだ溶融半田を押し出してしまい、こ
のため上タンク５と注水ロアとの結合が弱いものとなっ
てしまう。
これを防止するために、注水ロアか上タンク５の一部に
空隙部１０に通じる小孔（図示せず。
空隙部１０に通じる小孔（図示せず。
）を穿設し、該空隙部１０内の空気を逃がすことも考え
られているが、工作が面倒なものとなる。
られているが、工作が面倒なものとなる。
本考案は以上のような不都合を解消したラジェータタン
クの注水口取付部の構造を提供せんとするものである。
クの注水口取付部の構造を提供せんとするものである。
以下、実施例を示す第３図により本考案を説明する。
本考案の注水口取付部の構造は、第３図に示すように、
上タンク５の円孔８の周囲を環状に上方に突出させて注
水ロアの凸部７ｂの凹状下面と密着させ、上タンク５の
上面と凸部７ｂの下面との間に形成される空隙部１０を
無くしたものである。
上タンク５の円孔８の周囲を環状に上方に突出させて注
水ロアの凸部７ｂの凹状下面と密着させ、上タンク５の
上面と凸部７ｂの下面との間に形成される空隙部１０を
無くしたものである。
すなわち、上タンク５の上面に穿設した円孔８の周縁部
を上方へ突出させて環状の凸部１１としたもので、該凸
部１１の上面は注水口の凸部７ｂの下面（凹面）と一致
する形状と大きさとに形成している。
を上方へ突出させて環状の凸部１１としたもので、該凸
部１１の上面は注水口の凸部７ｂの下面（凹面）と一致
する形状と大きさとに形成している。
このため、注水ロアの下部の円筒部７ａを上タンク上面
の円孔８から垂下した円筒形立壁９内に嵌合した場合で
も、両部材５，７の間には空隙部は形成されない。
の円孔８から垂下した円筒形立壁９内に嵌合した場合で
も、両部材５，７の間には空隙部は形成されない。
本考案の注水口取付部の構造に於いても上タンク５と枝
木ロアとは半田付けにより接合固定されるが、前述のよ
うに上タンク５と注水ロアとの間には空隙部が無いので
、 ■ 空隙部に溜った空気の急激な膨張による部材の振動
がなく、半田の固化が両部材５，７の当接部全体に亘り
均一に行なわれる。
木ロアとは半田付けにより接合固定されるが、前述のよ
うに上タンク５と注水ロアとの間には空隙部が無いので
、 ■ 空隙部に溜った空気の急激な膨張による部材の振動
がなく、半田の固化が両部材５，７の当接部全体に亘り
均一に行なわれる。
２ 半田付作業時の加熱によって膨張した空気により両
部材５，７の間の溶融半田が押し出されることがない。
部材５，７の間の溶融半田が押し出されることがない。
３ 両部材５，７が広い面積に亘って均等に接するため
、両部材５，７を接合固定するための半田の使用量が少
なくて済み、しかも接合強度が向上する。
、両部材５，７を接合固定するための半田の使用量が少
なくて済み、しかも接合強度が向上する。
４ 両部材５，７とも一度のプレス作業により容易に製
作できるので従来に比べてコスト高トなることはない 等の効果がある。
作できるので従来に比べてコスト高トなることはない 等の効果がある。
第１図はラジェータの正面図、第２図は従来例を示す第
１図の拡大Ａ−Ａ断面図、第３図は本考案の実施例を示
す第２図同様の図である。 ５：上タンク、７：注水口、７ａ：円筒部、７ｂ：凸部
、８：円孔、１０：空隙部、１１：凸部。
１図の拡大Ａ−Ａ断面図、第３図は本考案の実施例を示
す第２図同様の図である。 ５：上タンク、７：注水口、７ａ：円筒部、７ｂ：凸部
、８：円孔、１０：空隙部、１１：凸部。
Claims (1)
- 金属製の上タンク５の上面に円孔８を穿設し、該円孔８
内に、下部に円筒部７ａを有し該円筒部７ａの上端周縁
部に環状の凸部７ｂを形成した注水ロアの前記円筒部７
ａを嵌合させ、両者５，７を半田付けするラジェータタ
ンクの注水口取付部の構造に於いて、上タンク５の上面
に穿設した円孔８の周縁部を環状に上方に突出させ、注
水ロアの凸部７ｂの下面と密接する凸部１１を形成した
ことを特徴とするラジェータタンクの注水口取付部の構
造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13859178U JPS6018575Y2 (ja) | 1978-10-11 | 1978-10-11 | ラジエ−タタンクの注水口取付部の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13859178U JPS6018575Y2 (ja) | 1978-10-11 | 1978-10-11 | ラジエ−タタンクの注水口取付部の構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5555413U JPS5555413U (ja) | 1980-04-15 |
| JPS6018575Y2 true JPS6018575Y2 (ja) | 1985-06-05 |
Family
ID=29111913
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13859178U Expired JPS6018575Y2 (ja) | 1978-10-11 | 1978-10-11 | ラジエ−タタンクの注水口取付部の構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6018575Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-10-11 JP JP13859178U patent/JPS6018575Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5555413U (ja) | 1980-04-15 |
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