JPH03114657A - ラジエータタンクのフィラーネックろう付け構造 - Google Patents

ラジエータタンクのフィラーネックろう付け構造

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Publication number
JPH03114657A
JPH03114657A JP25152989A JP25152989A JPH03114657A JP H03114657 A JPH03114657 A JP H03114657A JP 25152989 A JP25152989 A JP 25152989A JP 25152989 A JP25152989 A JP 25152989A JP H03114657 A JPH03114657 A JP H03114657A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filler neck
burring
tank
brazing
burring part
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25152989A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Watanabe
一宏 渡辺
Isao Adachi
足立 勲
Atsushi Hagiwara
淳 萩原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Radiator Co Ltd
Original Assignee
Toyo Radiator Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Radiator Co Ltd filed Critical Toyo Radiator Co Ltd
Priority to JP25152989A priority Critical patent/JPH03114657A/ja
Publication of JPH03114657A publication Critical patent/JPH03114657A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は車両用エンジンの冷却水冷却用ラジェータに係
り、エンジンのオーバヒートに伴ってフィラーネックの
ろう付け部が仮に溶融しても、該フィラーネックが吹き
飛ぶような危険性を未然に防止できるフィラーネックろ
う付け構造に関する。
〔従来技術〕
ラジェータの上部タンクにはその上端にフィラーネック
がろう付け固定され、該フィラーネックにプレッシャバ
ルブを有する給水用キャップが着脱自在に取付けられる
。そしてフィラーネックの下端に段付き状に形成された
弁座面がキャップの正圧弁に着座され、タンク内を密閉
する。そしてタンク内を一定の圧力に保ち、エンジン冷
却水の沸点を高くしてエンジン冷却水と外気との温度差
を大きく取り、熱交換を促進するように構成している。
そして、タンク内が一定以上の圧力になったとき正圧弁
を上昇させ冷却水の一部をザージクンクに移動させるよ
うに構成している。
〔解決しようとする課題〕
ラジェータタンクに装着されているフィラーネックはそ
の装着部がハンダ付け固定されている。そのためラジェ
ータがオーバーヒートしたとき、高温高圧の水蒸気がタ
ンク上部に溜ることになる。すると、フィラーネックの
ろう付け部が溶融し、フィラーネックが離脱する虞れが
ある。フィラーネックが仮に離脱したとすると、エンジ
ン冷却水が一気に吹き出し、非常に危険になる虞れがあ
る。そこで、例えオーバーヒートによりハンダが溶解し
てもフィラーネックが離脱しないようにフィラーネック
とタンクとの嵌着部をカシメておくことが考えられる。
しかしながら、通常のカシメを行ったのではプレッシャ
バルブのシール面を変形させ、弁座部の液密性を保つこ
とができない虞れがある。即ち、フィラーネックの下端
は段付きの円形孔が形成され、その孔縁が外方にバーリ
ング加工されている。そして、そのバーリング部がタン
ク本体の上端外方に形成されたバーリング部に嵌着する
ように構成されている。従って、フィラーネックのバー
リング部を変形させると、その影響がバーリング部上端
のシール面に及ぼし、そこを変形して弁座面のシール性
を損なう虞れがある。また、フィラーネックのバーリン
グ部をカシメて、その外周をタンク本体の開口縁に密着
させると、ろう付け時にろう材の揮発成分が抜け出る隙
間がなくなり、いわゆるガス抜けが悪くなり、ろう材の
存在しない空洞が生じて、ろう付けの信願性を損なう虞
れがある。
(課題を解決するための手段〕 そこで本発明は以上の問題点を取り除き、且つオーバー
ヒートによりハンダが溶融してもフィラーネックが離脱
しないろう付け構造を提供することを目的とし、その目
的達成のために次の構成を取る。
本発明のフィラーネックろう付け構造は、そのフィラー
ネックが逆向きのハット断面に形成されると共に、その
底に周縁部1を残して外向きの第1バーリング部2を有
する開口3が形成される。そして、そのバーリング部2
の上端縁が弁座面を構成すると共に、該バーリング部2
外周がラジェータタンクの上端開口に嵌着する。
そして、その嵌着部が液密にろう付け固定されるもので
ある。ここにおいて本発明の特徴とするところは、タン
クの上端開口に下向きの第2バーリング部4を形成する
と共に、第1バーリング部2と第2バーリング部4との
嵌着状態で、第1バーリング部2の下端縁のみ多角錐状
の外周部を形成し、そのコーナー部15が第2バーリン
グ部4の内周直径より外側に拡開されると共に、隣合う
コーナー部15.15の中央部外面が前記内周直径より
僅か内側に位置するようにして、そこにろう付け時のガ
ス抜け部5を形成したものである。
〔作  用〕
従って本構造によれば、フィラーネック19の第1バー
リング部2下端縁にコーナー部15が複数形成されてい
るため、オーバーヒートによりフィラーネック19とタ
ンク20とのハンダ付け部分が例え溶融しても、該フィ
ラーネック19が離脱する危険を防止できる。しかも、
本構造は第1バーリング部2の下端縁のみに多角錐状の
外周縁を形成すれば足りるから、その拡管作業が容易で
、且つフィラーネックの弁座面の変形を防止し、プレッ
シャバルブの着座性を確保し得る。しかも、ガス抜け部
5の存在によりろう付け時のガス抜けを確実に行い、ろ
う付けの信頼性を向上し得る構造となり得る。
〔実 施 例〕
第1図は本フィラーネック構造を製造するための説明図
であり、第2図は同構造の縦断面図であって、第3図の
■−■線上で切断したもの、第3図は同構造の底面図、
第4図は第2図における要部拡大図、第5図はフィラー
ネック19の第1バーリング部2における変形状態を示
した説明図である。
この実施例のフィラーネック19及びタンク20の全体
的形状は従来のそれと同一である。即ち、上部側のタン
ク20の上端開口にはタンクの内面側に第2バーリング
部4が突出形成され、この第2バーリング部4内周に整
合する第1バーリング部2がフィラーネック19の下端
開口に形成される。このフィラーネック19は上端にフ
ランジ部17が設けられ、該フランジ部17の一部に欠
切部16が形成されている。また、フィラーネック19
外周にはパイプ部13が設けられ、該フィラーネック1
9の下端部は段付き状に形成されている。そして第1バ
ーリング部2の上縁部に弁座面が形成されるものである
。この第1バーリング部2の長さは第2バーリング部4
のそれとほぼ同一に形成されている。そして、フィラー
ネック19の第1バーリング部2をタンク20の第2バ
ーリング部4内周に嵌着し、第1図に示す如く角錐形状
のカシメ治具6により第1バーリング部2下端部内周縁
をカシメる。すると、第2図〜第5図に示す如くフィラ
ーネック19の第1バーリング部2の縁部のみが角錐状
の治具6の外周に整合するように変形する。すると、こ
の実施例では第1バーリング部2の縁部に6ケ所のコー
ナー部15が形成され、該コーナー部15においてタン
ク20の第2バーリング部4も僅かに変形する。そして
隣合うコーナー部15.15の中央部ではタンク20の
第2バーリング部4とフィラーネック19の第1バーリ
ング部2との間にガス抜け部5が第2図及び第3図の如
く隙間(−例として0.2〜0.3n+)として形成さ
れる。係る状態でフィラーネック19とタンク20との
嵌着部をろう付け固定する。このろう付けの際に溶融し
たろう材14は第4図に示す如く嵌着部の隙間に浸入す
るが、既に各部の隙間に存在していた空気及びろう付け
の際に生じる揮発成分はガス抜け部5から容易に外部に
流出し、嵌着部を完全にろう付けすることができる。こ
のようにしてろう付けされたフィラーネック19には第
2図に示す如くプレッシャバルブが嵌着される。
即ち、キャンプ本体8の下端部に突出した正圧弁9がフ
ィラーネック19の弁座面18に着座される。そしてタ
ンク20内を密閉するものである。
なお正圧弁9の中央部には負圧弁1)が設けられている
。そして、タンク20内が一定以上の高圧になったとき
には正圧弁9を上昇させて、タンク20内の冷却水の一
部をパイプ部13から図示しないサージタンクに移動さ
せる。またタンク20内が冷却すると内部は負圧になり
、プレッシャバルブの負圧弁1)が下降して図示しない
ザージタンク内の冷却水の一部がタンク20内に逆流す
るものである。
〔発明の効果〕
本発明のフィラーネックろう付け構造は、フィラーネッ
ク19の第1バーリング部2をタンク20の第2バーリ
ング部4に嵌着した状態で、第1バーリング部2の下端
縁のみを多角錐状に拡開形成し、そのコーナー部15が
第2バーリング部4の内周直径より外側に拡開されるよ
うに構成したから、ラジェータがオーバーヒートし、ろ
う付け部を溶融したとしても、フィラーネックが離脱す
ることを防止できる。即ち、コーナー部15が第2バー
リング部4の縁部に引っ掛かり、フィラーネック19が
タンク20から外れることを防止できる。それにより高
温の冷却水が外部へ勢いよく吹き出すことを確実に防止
し得る。
しかも、本構造は第1バーリング部2の下端縁のみに変
形部を形成したから弁座面18に影響を与えず、プレッ
シャバルブの正圧弁9がそこに液密に着座し得る。また
、本構造は第1バーリング部2の下端縁のみを多角錐状
に形成すればよいから、その拡管作業が極めて容易であ
る。
更に、その多角錐状の各辺の中央部外面と第2バーリン
グ部4との間にガス抜け部5が形成されるように構成し
たから、ろう付け部の信頼性を向上し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本フィラーネック構造を製造するだめの説明図
であり、第2図は同構造の縦断面図0 であって、第3図の■−■線上で切断したもの、第3図
は同構造の底面図、第4図は第2図における要部拡大図
、第5図はフィラーネック19の第1バーリング部2に
おける変形状態を示した説明図である。 1・・・周縁部 3・・・開口 5・・・ガス抜け部 8・・・キャンプ本体 10・・・バネ 12・・・孔 14・・・ろう材 16・・・欠切部 18・・・弁座面 20・・・タンク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 逆向きのハット断面に形成されると共に、その底に周縁
    部(1)を残して外向きの第1バーリング部(2)を有
    する円形開口(3)が形成され、そのバーリング部(2
    )の上端縁が弁座面を構成すると共に、該バーリング部
    (2)の外周がラジエータタンクの上端開口に嵌着して
    、該嵌着部が液密にろう付け固定されるフィラーネック
    のろう付け構造において、前記タンクの前記上端開口に
    下向きの第2バーリング部(4)を形成すると共に、前
    記嵌着状態で、前記第1バーリング部(2)の下端縁の
    みに多角錐状の外周部を形成し、そのコーナー部(15
    )が前記第2バーリング部(4)の内周直径より外側に
    拡開されると共に、隣合う各コーナー(15)(15)
    の中央部外面が前記内周直径より僅か内側に位置するよ
    うにして、そこにろう付け時のガス抜け部(5)を形成
    したことを特徴とするラジエータタンクのフィラーネッ
    クろう付け構造。
JP25152989A 1989-09-27 1989-09-27 ラジエータタンクのフィラーネックろう付け構造 Pending JPH03114657A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25152989A JPH03114657A (ja) 1989-09-27 1989-09-27 ラジエータタンクのフィラーネックろう付け構造

Applications Claiming Priority (1)

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JP25152989A JPH03114657A (ja) 1989-09-27 1989-09-27 ラジエータタンクのフィラーネックろう付け構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03114657A true JPH03114657A (ja) 1991-05-15

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ID=17224167

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JP25152989A Pending JPH03114657A (ja) 1989-09-27 1989-09-27 ラジエータタンクのフィラーネックろう付け構造

Country Status (1)

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JP (1) JPH03114657A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5733179A (en) * 1995-04-03 1998-03-31 Bauer; Jason Method and apparatus for reconditioning digital recording discs
US6324759B1 (en) 1999-03-30 2001-12-04 Denso Corporation Method of making a filler neck of radiator

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5733179A (en) * 1995-04-03 1998-03-31 Bauer; Jason Method and apparatus for reconditioning digital recording discs
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