JPS602524Y2 - 電気温水器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電気温水器に関するもので、ヒータによる空炊
きを防止することにある。

以下、本考案の一実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。

第１図において、１は電気温水器本体で、この本体１内
には樹脂製のタンク２が設けられているこのタンク２の
内部には電気ヒータ３とフロートスイッチ４と感温部５
等が設けられている。

また、このタンク２内には上部の給水口６からホース等
で給水し、次にこれをヒータ３で加熱するようになって
いる。

この加熱は湯温を感温部５で検出し、この温度をつまみ
７で設定した温度と比較し、この比較によりヒータ３へ
の通電制御を制御器８により行うことによって行う構成
となっている。

そして、このように所定温度に加熱された湯はパイプ９
を介してポンプ１０により例えばシャワー等に送られる
構成となっている。

上記構成において、本実施例では上記ヒータ３とフロー
トスイッチ４と感温部５とを第２図、第３図のごとくタ
ンク２の底部から上方にヒータ３、感温部５、フロート
スイッチ４の順に設けたことに大きな特徴を有している
。

すなわち、ポンプ１０を運転して湯をどんどんタンク２
外に供給して行くと先ずこの湯の減少をフロートスイッ
チ４で検出する。

そして、この検出によりポンプ１０への通電を断って湯
の流出を防止する。

この場合、ポンプ１０による湯の流出はヒータ３より上
方液位で行われるのでヒータ３が空炊きを起こすことは
ない。

また、このヒータ３とフロートスイッチ５との間に感温
部５を設けたので、上述のごとく湯が少くなっても感温
部５は正確に湯温を検出することとなる。

このため、このように湯が少くなってもその湯はつまみ
７で設定した温度に制御されることになる。

また、本実施例において上記フロートスイッチ４と感温
部５とヒータ３とは金具１１により一つのユニット化さ
れている。

しかしながら、この場合感温部５は金具１１に樹脂製の
支持具１２により支持されており、またヒータ３は金具
１１とは別体の棒体よりなる支持具１３により金具１１
に支持されている。

このため、ヒータ３から感温部５に熱が伝達されてこの
感温部５が正確に湯温を検出しなくなるのを防止できる
のである。

本考案では樹脂製のタンク内の底部から上方に電気ヒー
タ、感温部、フロートスイッチの順に設け、ポンプの駆
動による排水で水位がフロートまで低下すると電気ヒー
タへの通電を断つので過熱による樹脂製タンクの損傷や
発火等がおきず安全性の高いものになるとともに、電気
ヒータの上に感温部を設けているので、湯が少なくなっ
ても感温部は正確に湯温を検出できさらにフロートスイ
ッチと感温部と電気ヒータとは−っのユニットとしてあ
つかえ、しかもこれらのうち感温部と電気ヒータとは別
体取付としているので感温部が電気ヒータからの熱伝導
により誤動作することはなく、信頼性も高いものとなる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例にかかる電気温水器の断面構
成を示す図、第２図は回器の要部拡大上面図、第３図は
同要部の拡大側面図である。 ２・・・・・・温水タンク、３・・・・・・電気ヒータ
、４・・・・・・感温部、５・・・・・・フロートスイ
ッチ、１０・・曲ポンプ、１１・・・・・・金具、１３
・・・・・・支持具。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 樹脂製のタンク内の底部から上方に電気ヒータ、感温部
   、フロートスイッチの順に設けるとともに、上記フロー
   トスイッチによりこのタンク内からの湯を排出するポン
   プを停止する構成とするとともに、上記フロートスイッ
   チと感温部を１つの部材に固定し、この部材に支持され
   た金具により上記電気ヒータを支持した電気温水器。