JPS60252433A - 脱塩化水素方法 - Google Patents

脱塩化水素方法

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JPS60252433A
JPS60252433A JP59107566A JP10756684A JPS60252433A JP S60252433 A JPS60252433 A JP S60252433A JP 59107566 A JP59107566 A JP 59107566A JP 10756684 A JP10756684 A JP 10756684A JP S60252433 A JPS60252433 A JP S60252433A
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zeolite
reaction
catalyst
offretite
halogenated saturated
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関沢 和彦
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智 藤井
Yukihiro Tsutsumi
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は炭素数2から6(以下C2〜C6と略称)のハ
ロゲン化飽和炭化水素の脱ハロゲン化水素方法に関する
ものである。更に詳しくは、本発明は結晶性アルミノン
リケードの一種であるゼオライトから成る触媒と02〜
C0のハロゲン化飽和炭化水素とを接触略せ、該ハロゲ
ン化飽和炭化水素を脱ハロゲン化水素する方法に関する
ものである。
ハロゲン化飽和炭化水素の脱ハロゲン化水素反応、とく
に、塩素化飽和炭化水素の脱塩化水素反応は、工業的に
重要な反応であり、数種の工業化プロセスが 採用され
ている−例えば、塩化ビニルモノマーはプラスチックの
原料であるが、1,2−ジクロロエタン(以下EDCと
略称)の熱分解による脱塩化水素により広く製造されて
いる。この場合、脱塩化水素反応は通常500℃以上の
温度及び約50金’ffl Gの圧力において実施され
る。
しかし、この方法は分解率が比較的低く、したがって、
未反応物の回収工程及び生成物の分離工程が複雑であり
、また、高温条件が必要なために、多くのエネノ・・キ
ーケ消費する等の欠点を有I−でいる。捷だ、6.4−
ジグロロブテンの脱塩化水素によるクロロプレンの製造
や1,1.2−)リクロロエタン(以下、1.1.2−
4CEと略称)の脱塩化水素による塩化ビニリチンの製
造等においては、水酸化ナト)ノウム水溶液や石灰乳を
用いる脱塩化水素方法が採用されている。このアルカリ
水溶液を用いる方法では、化学量論的反応のために、多
量のアルカリ水溶液が必要となり、経済的に不利であり
、更に副生ずる塩化す) IJウムや塩化カルシウムを
処理しなければならない。これらの理由から、当該業界
では、従来法に代わる方法として経済的な脱ハロゲン化
水素方法の開発が切望されてい4)。
ハロゲン化飽和炭化水素の接触的脱ハロゲン化水素方法
eこおいては、これまで種々のゼオライト触媒が提案さ
れてきた。例えば、特開昭 58−16.7526 号
公報中ではZSM−5、シリカライト等を触媒として用
いる方法が開示されている。
しかし、この方法では使用する触媒の活性が必ずしも十
分で(j−なく、従って原料の転化率が低いために、反
応温度を尚くしなければRらない。
捷だ、特開昭54−79209号公報にはY型ゼオライ
トをルイス酸で処理あるいは反応させた触媒による接触
脱ハロゲン化水素プロセスが提案されてい7)。
本引例の方法では触媒として用いられるゼオライトを特
別な処理をし7な性ればならず、工業的にみて複雑な−
L程を必要とする。
1だ、これらの引例に訃いてはZSM系ゼオライトある
いはY型ゼオライト以外のゼオライトについては全く触
れていない。
本発明者らはこのような状況に鑑み、脱ハロゲン化水素
方法について鋭意検討を行った経果、特定の結晶構造を
有するゼオライトが、ハロゲン化飽和炭化水素の脱ハロ
ゲン化水素反応、特に塩素化飽オI】炭化水素の脱塩化
水素反応に対して著しく高い活性を示すことを見い出し
、本発明を完成するに至っAm。
すなわち、本発明は、オフレタイトーエリオナイト系ゼ
オライト(以下OE系ゼオライトと略称)及び/又はL
型ゼオライトから成る触媒とC2”Caのハロゲン化飽
和炭化水素とを接触させることより成るハロゲン化飽和
炭化水素の脱ハロゲン化水素方法を提供するものである
本発明の方法によれば使用する触媒は特別な処理を実施
する必要はなく、更に使用する触媒の脱・・ロゲン化水
素活性、とくに脱塩化水素活性が著しく高いため反応温
度を大巾に低下させることが可能となり、まだ、原料転
化率が高いことから、反応原料及び生成物の分離が容易
となる。したがって、本発明の方法は従来法に比較して
、大巾にエネルギーを節約することが可能となり、工業
的に極めて有意義なものである。
以下に本発明を更に詳細に説明する。
本発明の方法においては、ゼオライトが触媒として使用
されるが、ゼオライトとは通常、結晶性アルミノンリケ
ードと呼ばれるものである。ゼオライトはS i 04
四面体及びALO4四面体から構成されているが、各四
面体の結合様式の相違によシ多くの柚類が知られている
。本発明の方法におい−C触媒とし7て使用されるもの
はOE系ゼオライト及び/又はL型ゼオライトである。
0ト:系ゼオライトとしてはオフレタイト、テトラメチ
ルアンモニウムーオフレタイト(以下、TMA−オフレ
タイトと略称)、エリオナイト、史にオフレタイト構造
及びエリオナイト構造が混在するゼオライト、例えば%
願昭57−176078号公報においてゼオライ)OE
と略称される新規ゼオライト、ゼオライトT、ZsM−
34ゼオ之イトなどを挙げることができる。
OE系ゼオライトはその構造に特徴的な粉末X線回折パ
ターンを有し、そのパターンにより他のゼオライトと区
別する事が可能である。第1表には本発明において触媒
とし2て使用きれるOE系ゼメライトの銅にα二重線に
よる粉末X線回折パターンを示す。′まだ、OE系ゼオ
ライトは、酸化物のモル比で表わして、下記のような組
成を一般的に有している。
Mt/no ・ALx’s ” (5〜10)SiOz
第1表 2θ(度) d(A) I/I。
(±0.2度) (±q、1A) 36.2 2.5 5〜30 (M&末原ト1曲nの陽イオンである。)OE糸ゼオラ
イトの中には天然に存在するものもあるが、合成するこ
とか可能であり、その合成方法は公知である。本発明の
方法において触媒として使用づれるOE系ゼオンイトは
不純物が少なく、結晶化度の高い合成ゼオライトが好適
である。
TMA、−−オフレタイトの合成方法については例えば
、特開昭58−135125号公報に開示された方法を
あげることができる。才だ、オフレタイト構造およびエ
リオナイト構造が混在しているOE系ゼオライトの合成
方法の例として特願昭57−17i78号公報に開示の
方法を、更にエリオナイトの合成方法の例として特公昭
50−25400号公報ゼオライ)Tの合成方法の例と
して特公昭36−12569号公報、ZSM−34ゼオ
ライトの合成方法の例として特開昭55−58499号
公報に夫々開示されている方法をあげることができる。
L型ゼオライトは合成ゼオライトの一種で、その典型的
ガ組成は酸化物のモル比で表わすと、下記式のようにな
る。
(K2+Na2 )0−AL203 ・ /+、0−8
iOtまた、L型ゼオライトは特徴的な結晶構造を有す
ることから銅にα二重線による粉末X線回折測定におい
て、第2表に示すような独特の回折パターンを有する。
L型ゼオライトの合成方法は公知であり、例えば、特願
昭57−181408号公報、特公昭46−55604
号公報、%公昭56−5675号公報等に開示された方
法を挙げることができる。
ゼオライトは合成されたままの状態では金属カチオンと
して通常、Naイオン等の陽イオンを含有する。本発明
では、この状態のゼオライトを用いるととができるが、
後述のように、これら金属カチオンをイオン交換したも
のも触媒として用いることができる。
前記した金属カチオンはイオン交換処理により、容易に
他の金属カチオンに交換できることは公知である。
本発明の方法において用いるゼオライトの交換可能な陽
イオンについては特に制限はないが、アルカリ金属、ア
ルカリ土類金属、希土類金属の各第2表 2θ(度) d(A) I/I。
11.2 Z9 5〜40 11.8 7.5 10〜100 14.8 6.0 in〜100 15.3 5.8 10〜40 i9.4 4.6 50〜80 20.2 4.4 10〜70 20.5 4.3 10〜70 22.7 !1.9 30〜120 23.4 !t+3 5〜40 24.5 3.7 10〜70 25.6 3.5 20〜80 27.2 3.3 10〜60 2B、0 3.2 30〜120 29.1 3.1 20〜80 29.8 3.0 5〜40 3o、[33,020〜 80 53.8 2.7 10〜70 34.2 2.6 5〜50 金属中から選ばれる一種以上の金属カチオ/であること
が好ましい。該金属カチオンは公知のイオン交換処理に
よって容易にゼオライトに導入することかできる。すな
わち、金属カチオンの水に可溶な塩酸塩、硝酸塩等の無
機酸塩、あるいは酢酸塩、シーウ酸塩等の有機酸塩を用
いて0.01〜5mol/lの水溶液を調製し、20〜
100℃の温度で05〜24時間イオン交換処理を行な
う方法。又、その後、スラリーをr過し、得られた固体
を80〜・150℃で1〜24時間乾燥する。以上の操
作を数回くり返えし行なう方法などである。
イオン交換処理は他の方法、例えば該ゼオライトからな
る固定床に当該金属カチオンを含む水溶液を循環して接
触させる方法等で実施しても差し2支えない。なお、合
成された該ゼオライトがテトラメチルアンモニウムのよ
うな有機カチオンを含む場合には交換する金属カチオン
のイオン交換率を高めるために該有機カチオンを予め除
去するのがよい。そのためには、イオン交換処理の前処
理として、予備焼成をすれば良く、この予備焼成処理は
空気流通下、400〜700℃の温度で1〜10時間行
えば良い。
本発明の方法において触媒の形状に特に制限はなく、成
型したものを使用すれば良いが、粉末のまま用いても差
し支えない。成型方法は通常の方法で良く、例えば圧縮
成型法、押出成型法、噴霧乾燥造粒法等をあげることが
できる。成型する場合、その機械的強度を高める目的で
本反応に対して不活性な物質を粘結剤あるいは成型助剤
として添加しても良い。例えばシリカ、アルミナ、シリ
カ−アルミナ、粘土類、グラファイト、ステアリン酸、
殿粉、ポリビニルアルコール等を0〜80チ、好ましく
は2〜60チの範囲で添加できる。
以上の様にして得られた触媒は焼成処理をして使用する
。焼成処理は空気流通下、400〜700℃で1〜10
時間行えば良い。
本発明の方法において、−・ロゲン化飽和炭化水素の脱
ハロゲン化水素反応は、気相又は液相において実施可能
であるが常圧において、容易に実施しうる気相が好まし
い。その際反応方式としては固定床流通式、流動床方式
等、従来から知られている反応方式を採用することがで
きる。
原料であるハロゲン化飽和炭化水素としては、種々のも
のが使用可能であるが、一般には、C1〜C6の塩素化
飽和炭化水素、臭素化飽和炭化水素。
ヨウ素化飽和炭化水素が好適であり、C7〜C5の塩素
化飽和炭化水素がさらに好適である。
反応条件を一律に規定することは困難であるが、反応温
度は通常150〜400℃の範囲が良<200〜650
℃の範囲がとくに好ましい。反応温度が150℃未満で
は充分な反応速度が得られず、また、400℃を越える
場合にはエネルギー消費が多くなり、経済的に不利にな
るばかりでなく、生成物の重合反応等の副反応が進行す
る。
また、反応圧力については特に制限はなく、常圧。
減圧下あるいは加圧下で実施可能である。脱ハロゲン化
水素反応はハロゲン化飽和炭化水素単独でも、不活性雰
囲気中でも実施可能であシ、不活性雰囲気を得るためK
は窒素、ヘリウム等により原料を希釈すれば良い。その
場合、原料濃度にと(に制限はないが、1〜99q6と
くに、1〜50チが好ましい。
本発明の方法において接触時間は反応方式2条件等によ
り変化し、−律に規定することは困難であるが、固定床
流通方式の場合を例にとると、ガス空間速度(GT(S
V)で1o 〜1o、ooohr−’が良く、50〜5
,00 [1hr−’が特に好ましい。生成物は、生成
系から常法により分離精製することができ、未反応のハ
ロゲン化飽和炭化水素も回収して循環使用できる。
以下に実施例により本発明を更に詳細に説明するが本発
明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
なお、実施例中に示される生成率とは下記の式によシ計
算された数値を表わす。
ハログンイdI叩尿化水素の供采惰駄rml)実施例1 特願昭57−176078号公報記載の方法に基づいて
OE系ゼオライト、ゼオライトOEを合成した。
即ち純水701.2 Fに固型水酸化ナトリウム(Na
OH:93wt%)23.1.固型水酸化カリウム(K
OH:85wtチ)268.9.アルミン酸ソーダ水溶
液(NatO: 19.2wt%、 Al203: 2
0.66wt %) 5 t4 gを加え均一な溶液と
し、次いでよく攪拌1〜ながら、非晶質固体シリカ(日
本シリカニ業社製ホワイトカーボン)14λ9gを加え
、酸化物のモル比で次の組成の反応混合物を得た。
3.9Na20−’L83膓0・Al20s・18.8
 S i Ot・682朋これをオートクレーブに仕込
み、25Orpmで攪拌しながら、150℃で40時間
加熱した。得られたスラリーを固液分離し、充分水洗後
、150℃で5時間乾燥し、次の組成の粉末を得た。
0.21 NazOHo76 K2O・Al203・Z
4 S iOzこのものの粉末X線回折パターンは第3
表に示すとおり、OE系の新規なゼオライト、ゼオライ
トOEであった。なお、粉末X線回折は銅のにα二重線
を用いて測定した。
このゼオライ) OEについてにイオン交換処理を実施
しだ。ゼオライトOE35gを塩化カリウム水溶液(j
mol/A’ ) 250yに加え、90℃で5時間、
イオン交換処理した。その後、スラリーをr過し、得ら
れた固体を充分に水洗したのち、120℃で16時間乾
燥した。このにイオン交換ゼオライトOEの粉末Xat
回折パターンはほとんど変化せず、また、組成は α01 Nago 0.98KtOAT−tOa ’ 
7.I 5hotであった。
Kイオン交換ゼオライトOEについて粘結剤としてシリ
カゲル(SiOz :30wt S)を20 wt%に
なるように添加し、適量の水を加えて攪拌しながら蒸発
乾固し、粉砕後グラファイトを5wt%になるように添
加し、5 xx 93 X 5 m Lに圧縮成型した
。との触媒を空気流通下、540℃で6時間焼成処理し
た。
この触媒を用いてEDCの脱塩化水素反応を実施しだ。
触媒193dをパイレックス製の反応管(20mm$X
500y+mL )に充填し、該触媒にEDC10vo
lチ、窒業90vOけの原料ガスを供給した。
反応条件は常圧下、300℃、GI−IS;V= 60
n h である。反応生成物の定量はすべてガスクロマ
トグラフィーにより行った。結果を第5表に示す。
実施例2 特公昭50−23400号公報記載にしたがいエリオナ
イトを合成した。アルミン酸ソーダ水溶液(Nat O
: 18.8wt%、Al2α: 21.8wt%)、
固型水酸化ナトリウム(Na OH: 95.wt%λ
 固型水酸化カリ’7ム(KOI−C85wt%)、塩
化ベンジル) l)メチルアンモニウム水溶液(塩化ベ
ンジルトリメチルアンモニウム:60wt%)、コロイ
ド状シリカゲル(Sift:3owt%)及び純水から
次式で示される反応混合物を調製した。
0.8&0・103NazO・121<sO・ATaO
s 4%S t02 ・465HzOに−こでRはベン
ジルトリメチルアンモニウムカチオンを表わす) この反応混合物を約5時間かきまぜたのちメートクレー
プに仕込み100℃で16日間加熱した。生成したスラ
リーを1過し、得られた粉末を充分に水洗後、110℃
で2時間乾燥した。この粉末は酸化物のモル比で表わし
て 0.04RtO−0,52Na20’0.44KzO’
Al2(”)3’6.9SiOzの組成を有り7、粉末
X線回折パターンは第1表に一致し、エリオナイトであ
ることが確認された。
ベンジルトリメチルアンモニウムカチオンを除去するた
め、空気流通下、540℃で5時間予備焼成処理を行っ
た後、実施例1と同様ににイオン交換処理を行った。そ
の結果、次の式のような組成を有するエリオナイト 0.01 NatO・0.98Kz O・Al120s
 ・6.9 S iαを得た。このにイオン交換エリオ
ナイトを実施例1と同様な調製方法により触媒とした。
この触媒を用いて実施例1と同様な反応条件でEDCの
脱塩化水素反応を行った。結果を第5表に示す。
実施例3 特開昭58−135123号公報記載にしたがい、TM
Aオフンタイトを合成した。非晶質固体シリカ(日本シ
リカニ業社製ホワイトカーボン)、アルミン酸ソーダ水
溶液(NatO: 188wt fy、 kl、203
 :2t8wt%)、固型水酸化ナトリウム(NaOH
: 93wt%)、固型水酸化カリウム(KOH: 8
5wt%)、テトラメチルアンモニウムヒドロキシ及び
純水から次式で表わされる反応混合物を調製した。
0.39(fTJVlozo・557NazO’ 1.
15KsO・AiaOs ・1 ’l’6s iQ・x
2sI(,0(ここでTMAはテトラメチルアンモニウ
ムを表わす) この反応混合物を攪拌器付オートクレーブに入れ周速1
 m/ secで攪拌しながら170 ℃で5分間結晶
化を行った。生成したスラリーを沢過し、得られた粉末
を充分水洗後、110℃で2時間乾燥した。この粉末は 065 (’[MA)20 ・0.27Na20 + 
0.4 oK20−AlaOs ・l 4 S iQの
組成を有し、粉末X線回折の測定結果は第1表のパター
ンに一致し、TMA−オフレタイトであることが確認さ
れた。
有機カチオンであるTMAイオンを除去するため、空気
流通下、540℃で6時間予備焼成処理を行った後、実
施例1と同様ににイオン交換処理を行った。その結果、
次式のような組成を為するオフレタイトを得た。
0、oINatO・0.98KaOALzOs・12S
iOzこのにイオン交換オフレタイトを実施例1に示し
だ方法により成型、焼成処理し、実施例1と同様な条件
でEDCの脱塩化水素反応を行った。結果を第5表に示
す。
実施例4 攪拌機を備えたオーバーフロータイプの反応槽に硫酸酸
性硫酸アルミニウム水溶液(ALtOs −4,44w
/v % 、 HtSO4= 25.69w/v%)と
珪酸ナトリウム水溶液(NatO=6.56w/v%t
 5ift =20 w/ v ’%l ALtOs 
= 0.22w/v%)をそれぞれ0251/h r、
及び0.751/hr の供給速度で同時に且つ連続的
に供給し攪拌下で反応させた。反応スラリーの滞在時間
を30分とし、PHを6.2、反応温度を32℃で行っ
た。反応槽からオーバーフローしたスラリー状生成物を
固液分離し、水洗して、下記の組成の無定形化合物を得
た。
NazO(ドライベース) 5.2wt%AL203 
(ドライベース) 7.15wt%5iOz (ドライ
ベース)87.7wt%H20(ウエットベーース) 
59.7wE%+6.4wt%の水酸化カリウム水溶液
176!!に」下記無定形化合物142.2 gを加え
て攪拌し、スラリー状反応物を調製した。この反応混合
物をオートクレーブに仕込んで170℃及びその自生圧
力下に於て24時間保持し7て結晶化を行った。反応終
了後、生成した固体を分離し、水洗した後、110“’
c ’−c乾燥した。この生成物の化学分析を行った結
果、その組成は酸化物のモル比で表わして0、9 ’;
’に、tO+ o、o I Nat O−AI+20a
 ・6.05 iozであった。この試料の粉末X線回
折パター/は第4表に示すように、第2表のものとほぼ
一致し、L型ゼオライトであることが確認された。こう
して得られたL型ゼオシイトを実施例1に示した方法に
より成型、焼成処理し、反応温度300℃で他は実施例
1と同様な条件でEDCの脱塩化水素反応を行った。結
果を第5表に示す。
実施例5 実施例1で得たゼオライトOEを、イオン交換せずに実
施例1と同様に処理し、同側と同様にE I) Cの脱
塩化水素反応を行なった。結果を第5表に示1゜ 比較例1 %願昭57−162125号公報に記載されている方法
に準じてZSM−5類似のゼオライトを合成し/l−0
水洗乾燥後の元素分析の結果、下記の組成を有してい/
こ。
1、05NatO・A、LxOs ・25.3 S i
Ot仁のZ S M−s類似のゼオライトを実施例1と
同様;’i: IAj製方法により触媒とした。この触
媒を用いて実施例1と全く同様な反応条件でEDCの脱
塩化水素反応を行った。結果を第6表に示す。
比較例2 市販のモルデナイト型(Hm)を用いて、実施例1と全
く同様な反応条件でEDCの脱塩化水素反応を行った。
結果を第6表に示す。
比較例6 特願昭57−176077号公報に記載されている方法
に従ってフェリエライトを合成した。水洗乾燥後の元素
分析の結果、下記の組成を有していた。
1、0ONa20 + ALzos ・17.35iO
zこのフェリエライトを実施例1と全く同様な方法によ
シ、触媒と1−だ。この触媒を用いて実施例1と全(同
様な反応条件でEDCの脱塩化水素反応を行った。結果
を第6表に示す。
比較例4 クリノプチロライト(板谷産)を実施例1と同様安方法
により触媒としだ。この触媒を用いて実施例1と全く同
様な反応条件でEDCの脱塩化水素反応を行った。結果
を第6表に示す。
比較例5 ゼオライト 市販のr「てπ”W)を空気流通下、540℃で3時間
焼成処理f:[7た。これを用いて、反応温度250℃
で他は実施例1と同様な条件でEDCの脱塩化水素反応
を行った。結果を第6表に示す。
実施例6〜11 実施例Iにおいて合成したゼオライ)OEを用いて実施
例1と同様な調製方法によりNaイオン。
IThイオン+ Csイオン、Mgイオン、Caイオン
、Laイオンにイオン交換した触媒を得た。これらの触
媒196テを反応管に充填し、反応温度250〜600
℃で他は実施例1と同様な条件でEDCの脱塩化水素反
応を行った。結果を第7表に示す。
実施例12 実施例4で調製した触媒を用いて反応温度250℃で他
は実施例1と同様な条件で1.i、2− TCEの脱塩
化水素反応を行った。1.2−ジクロロエチ第 6 表 回折角 格子面間隔 相対強度 2θ(度) d(^) I/I。
(±0.2度) (±01A) 7.7 11.5 jDD 9、5 9.3 B 11.6 76 27 13.2 6.7 B5 13.9 6.4 17 15.2 5.8 13 16.4 5.4 7 19.3 4.6 15 20.5 4.4 75 21.2 4,2 9 23.1 3.8 33 23.5 5.8 140 24.7 3.6 87 26.0 3.4 7 268 ろ、3 66 28.0 3.2 26 2B、2 3.2 57 30.4 2.9 14 31.1 2.9 B5 31.3 2.9 117 6 ろ、2 2.7 27 36.0 2.5 28 第4表 2θ□d(A)I/I。
(±02度) (±0.IA) 5.6 15.8 100 11.2 7.9 6 11.8 7.5 30 14.8 6.o 56 15.3 5.8 19 19.4 4.6 60 20.2 4.4 1? 20.5 4.3 19 22.7 3.9 6’9 2!+、4 5.8 9 24.3 3.7 41 25.6 3.5 57 27.2 3.3 32 2B、0 5.2 72 291 3.1 53 29.8 !1.0 9 3[]、B8 2.9 61 33.8 2.7 29 54.2 2..6 20 レンの生成率は66.7%であった。
実施例16 実施例1でル々製した触媒を用いて反応温度275℃で
他は実施例1と同様な条件でEDCの脱塩化水素反応を
行った。塩化ビニルの生成率は690%であった。また
、副生成物としてエチレンが03チ生成し、だ。
実施例14 実施例6で調製した触媒を用いて反応温度2750Cで
他は実施例1と同様な条件でEDCの脱塩化水素反応を
行った。塩化ビニルの生成率は77.6チであった。ま
た、副生成物としてエチレンが0.3チ生成しブこ。
特許出願人 東洋曹達工業株式会社

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) オフレタイトーエリオナイト系ゼオライト及び
    /又はL型ゼオライトから成る触媒と炭素数2から6の
    ハロゲン化飽和炭化水素とを接触させることを特徴とす
    るハロゲン化飽和炭化水素の脱ハロゲン化水素方法。
  2. (2) ゼオライトの交換可能な陽イオンが、アルカリ
    金属、アルカリ土類金属、希土類金属から成る金属群か
    ら選ばれる一種以上の金属カチオンである特許請求の範
    囲第(1)項記載の方法。
  3. (3) ハロゲン化飽和炭化水素が、1,2−ジクロロ
    エタン、1,1.2−トリクロロエタンである特許請求
    の範囲第(1)又は(2)項記載の方法。
JP59107566A 1984-05-29 1984-05-29 脱塩化水素方法 Granted JPS60252433A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02256630A (ja) * 1988-12-12 1990-10-17 Tosoh Corp 脱ハロゲン化水素方法
JPH03141232A (ja) * 1989-10-26 1991-06-17 Tosoh Corp 脱塩化水素方法

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