JPS6025147Y2 - 発振器 - Google Patents

発振器

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JPS6025147Y2
JPS6025147Y2 JP11344878U JP11344878U JPS6025147Y2 JP S6025147 Y2 JPS6025147 Y2 JP S6025147Y2 JP 11344878 U JP11344878 U JP 11344878U JP 11344878 U JP11344878 U JP 11344878U JP S6025147 Y2 JPS6025147 Y2 JP S6025147Y2
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JP
Japan
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transistor
oscillation
oscillator
circuit
bias
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Expired
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JP11344878U
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JPS5531311U (ja
Inventor
登志郎 森本
Original Assignee
ソニー株式会社
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Publication date
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  • Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は発振器に係り、特に発振の立上り特性を改善し
た発振器に関するものである。
テープレコーダやビデオテープレコーダ (VTR)等の磁気記録再生装置に使用されるバイアス
発振器はその発振周波数が、例えば50KHzの高周波
発振器であるが、このようなバイアス発振器においては
、発振周波数の安定性ばかりでなく発振の立上り特性も
重要な要件である。
発振の立上りが悪いと、装置を記録モードに切り換えた
後しばらくの間バイアス信号が発生されず、この期間に
記録される音声信号はバイアス信号と重畳しない状態で
磁気テープに記録されてしまう。
このため再生の初期において上記期間の音声信号が再生
されなくなってしまう。
特にVTRにおいては再生時に画面に映像が出ているの
に音声が出ないという事態が生じる。
また一般にバイアス発振器からの発振周波数信号は交流
バイアス信号として記録ヘッドに供給されると同時に、
消去用信号として消去ヘッドにも供給される。
従って上述のようにバイアス発振器の立上りが悪いと、
この立上りの期間において消去されるべき信号が消去さ
れず、いわゆる゛クリラグが発生する。
一般にこのようなバイアス発振器の許容立上り時間は約
1〜2rrIS以内であり、これよりも大きいと上述の
ような好ましくない事態を招いてしまう。
しかるに従来のバイアス発振器の立上り時間は約6〜7
msであり上記許容立上り時間を大巾に越えている。
第1図に従来の典型的なバイアス発振器1の回路図を示
す。
この第1図において、2はエミッタ接地のハートレー型
LC発振回路、3はスイッチング回路である。
発振回路2は発振トランジスタQ1 ? コイルL1、
コンデンサC1,C2及び低損B□からなり、トランジ
スタQ□のコレクタ・ベース間にはコンデンサC1が接
続され、さらにこれと並列に、コイルhとコンデンサC
2とからなる直列回路が接続されている。
そしてコンデンサC2に対して並列に抵稍R1が接続さ
れている。
上記コンデンサC1は寄生発振を防止するためのもので
ある。
またコンデンサC2は帰還用コンデンサであり、コイル
娼の端子t3に生じた端子ちの電圧と極性が反対の電圧
がコンデンサC2を通ってトランジスタQ1のベースに
帰還されるようになっている。
抵1.はトランジスタQ□のベースに所定の電圧を供給
するためのバイアス抵抗であり、直流電源VがコイルL
1の中間端子t2、端子t3及び抵抗R□を介してトラ
ンジスタQ工のベースに供給すれる。
さらにこの直流電源■はコイル秋の中間端子t2、端子
t工を介してトランジスタQ1のコレクタに供給される
トランスTの2次側回路は2次側コイル’−’2、コン
デンサC3及び記録ヘッドコイルL3からなり、この内
、コンデンサC3とコイルLはタンク回路4を形威しバ
イアス発振器1の発振周波数fcを実質的に決定する。
トランジスタQ1のエミッタはスイッチング回路2のス
イッチングトランジスタQ2のコレクタに接続されてい
る。
このトランジスタQ2のエミッタはアースに接続され、
ベースは抵抗R2,R3からなる分圧回路5を介して入
力端子6に接続されている。
なお第1図においては説明を簡単にするため消去ヘッド
を省略しである。
このように構成されたバイアス発振器1において、正の
ステップ電圧である発振命令信号が入力端子6から供給
されると、この発振命令信号は分圧回路5によって分圧
されてトランジスタQ2のベースに供給され、この結果
トランジスタQ2がオン状態になり、続いてトランジス
タQ□がオン状態になる。
トランジスタQ1がオンになると発振回路2は発振し、
発振周波数fcの交流信号が記録ヘッドに供給される。
しかしこの時発振命令信号が入力端子6に入力されてか
らトランジスタQ□がオンになるまでの時間、すなわち
バイアス発振器1の立上り時間は約6〜7msになって
しまう。
これは、入力端子6から入力された発振命令信号が分圧
回路5を介してトランジスタQ2のベースに供給されト
ランジスタQ2のコレクタ電位がほとんどアース電位ま
で降下しても、トランジスタQ1は瞬時にオンにならず
、少し遅れてオンになるからである。
このようなトランジスタQ□の導通の立ち遅れの原因と
してトランジスタQ1のベース電流の過渡現象が考えら
れる。
このベース電流は、トランジスタQ2がオンになると、
電源■→コイルhの中間端子t2→端子t3→抵初B1
及びコンデンサC2→トランジスタQ1のベース→Q1
のエミッタ→トランジスタQ2のコレクタ→Q2のエミ
ッタ→アースの回路を流れるが、この回路中の端子t2
及び13間のコイルL1が過渡電流を流さない方向に働
き、これにより、ベース電流の立上りが悪くなる。
このようにバイアス発振器1の立上り時間は6〜7ms
になってしまい許容立上り時間(約1〜2ms以内)を
大巾に越えてしまう。
これによって上述の“クリラグ等の種々の好ましくない
現象を発生させる。
従来この問題点を解決するためにはバイアス発振器1へ
の発振命令信号の入力を幾分早めることによってバイア
ス発振器1の立上りを磁気記録再生装置内の他のシステ
ムより早く動作させ、バイアス信号が完全に発生した時
点で他のシステムを動作させるようにしていた。
しかしこの方法によればバイアス発振器を動作させてか
ら他のシステムを動作させるまでの間、バイアス発振器
をミューティングさせなければならず、このためミュー
ティング回路等の付加回路を必要とし、好ましいもので
はない。
本考案は上述の問題点に鑑みてなされたものであって、
発振トランジスタとスイッチングトランジスタを具備し
、前記発振トランジスタのエミッタの接地を前記スイッ
チングトランジスタによって制御する発振器において、
電源と前記スイッチングトランジスタのコレクタとの間
に抵抗とコンデンサからなるRC直列回路を設けること
により発振の立上りを早めるようにした発振回路に係る
ものである。
このように構成することによって発振の立上り特性が大
巾に改善され、例えば本考案をVTRのバイアス発振器
に用いれば記録モードへの切り換え時にバイアス信号の
発振が遅れることがなくなり゛クリラグ等の好ましくな
い現象を防止し、またミューティング回路等の付加回路
を設ける必要がなくコストアップを避けることが可能と
なる。
以下本考案をVTRのバイアス発振器に適用した一実施
例を第2図につき説明する。
なお第2図において第1図と対応する部分には同一の符
号を符してその説明を省略する。
本実施例によるバイアス発振器7においては第1図の回
路に抵抗R8とコンデンサC8からなるRC直列回路8
が新たに付加されている。
このRC直列回路8の抵抗R8側の端子は電源Vに接続
され、コンデンサC8側の端子はトランジスタQ2のコ
レクタに接続されている。
このような構成のバイアス発振器7に発振命令信号が入
力端子6から入力されると、この発振命令信号は分圧回
路5で分圧されてトランジスタQ2のベースに供給され
る。
このためトランジスタQ2がオンになり、電源■からR
C直列回路8を介して指数関数状の過渡電流がコレクタ
電流としてトランジスタQ2のコレクタに供給される。
この過渡電流によってトランジスタQ2が通電状態にな
ると同時にトランジスタQ1のベース電流が誘発されて
その立上りがよくなりトランジスタQ1は瞬時にオンに
なる。
従ってトランジスタQ2がオンになってからトランジス
タQ1がオンになるまでの時間すなわちバイアス発振器
の実質的立上り時間がきわめて短くなる。
本実施例によるバイアス発振器7においてR8=10Ω
= Co”22μFの場合、立上り時間は約1msであ
り、これは許容立上り時間内にある。
またR8−20Ω、C,=22μFの場合、立上り時間
は約2〜3msである。
上述のように本実施例によれば、バイアス発振器の立上
り時間を従来のバイアス発振器と比較して数分の1に短
縮することが可能であり、この立上時間はその影響を無
視できるほど小さい値である。
これにより、装置を記録モードに切り換えるとほとんど
同時にバイアス発振器が発振し、その発振周波数信号が
バイアス信号として記録ヘッドに供給され、また消去用
信号として消去ヘッドに供給される。
このためバイアス信号は音声信号に対してほとんど立遅
れることなく重畳し、正確な録音が行われ、再生時に音
声信号が再生されないということがなくなる。
また“クリラグ等の発生を防止できる。
さらにまた発振器自体の立上り特性がよいため、ミュー
ティング回路等の特別な付加回路を設ける必要がなくコ
ストアップを避けられる。
上述のように本考案はバイアス発振器のスイッチングト
ランジスタのコレクタと電源との間に抵抗とコンデンサ
からなるRC直列回路を設けることにより発振の立上り
を早めるようにしたものであり、このような構成によっ
て発振の立上り特性が大巾に改善される。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のバイアス発振器の回路図、第2図は本考
案の一実施例のバイアス発振器の回路図である。 なお図面に用いられている符号において、2・・・・・
・発振回路、訃・・・・・RC直列回路、Q工t Q2
・・・・・・トランジスタ、C2,co・・・・・・コ
ンデンサ、h・・・・・・コイル、Ro・・・・・・抵
抗である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 発振トランジスタとスイッチングトランジスタを具備し
    、前記発振トランジスタのエミッタの接地を前記スイッ
    チングトランジスタによって制御する発振器において、
    電源と前記スイッチングトランジスタのコレクタとの間
    に抵抗とコンデンサからなるRC直列回路を設けること
    により発振の立上りを早めるようにしたことを特徴とす
    る発振器。
JP11344878U 1978-08-18 1978-08-18 発振器 Expired JPS6025147Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11344878U JPS6025147Y2 (ja) 1978-08-18 1978-08-18 発振器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11344878U JPS6025147Y2 (ja) 1978-08-18 1978-08-18 発振器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5531311U JPS5531311U (ja) 1980-02-29
JPS6025147Y2 true JPS6025147Y2 (ja) 1985-07-29

Family

ID=29063272

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JP11344878U Expired JPS6025147Y2 (ja) 1978-08-18 1978-08-18 発振器

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0648971Y2 (ja) * 1987-12-11 1994-12-12 オムロン株式会社 データ通信装置の発振回路

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JPS5531311U (ja) 1980-02-29

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