JPS60250796A - 通信回線機器収容装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、各種の情報を伝送するデータ回線、電話回線
、ファクシミリ等の通信回線用機器の収容装置に関し、
特にこれらの回線を接続するためのコネクタの配置構造
の改良に関するものである。

尚、ここで、通信回線用機器とは、後述する筐体状ブロ
ック内に実装されるプリント板、接続コネフタ、及び架
フレームに配設される接続コネクタ等により構成される
回路構成体のことをいう。

例えば、電話用通信器等は、一般に、電子回路を構する
短形状のプリント板を筐体状のブロック内に複数個配列
収容し、このブロックを複数個架フレーム上に配列固定
して形成され、外部から導かれた通信回線ケーブル（外
線）及び架内配線ケーブル（内線）とプリント板、ある
いはプリント板同士は、逼常、架フレーム、ブロックの
バンクボード、プリント板等に配設されたコネクタ及び
配線パターンを介して接続される。このため、これらの
コネクタの配置構造の巧拙によって、“装置の配線構造
、接続損失、信幀性、通気性（放熱性）製造コスト等の
良否が大いに左右される場合が多い。従って、この種の
装置におけるコネクタの配置構造は装置全体の観点から
無駄のない効率的な配置となるように考慮する必要があ
る。

〔従来の技術〕 従来の通信回線機器収容装置において、架フレーム上に
外線と内線とにそれぞれ接続される一体状の外線用架側
コネクタと内線用架側コネクタとが配設され、これらの
架側コネクタとそれぞれ結合すべき一体状のブロック側
コネクタがブロックのバックボードに配設され、このバ
ンクボードには、さらにプリント板に配設されたプリン
ト板コネクタと結合すべきバンクボードコネクタが配設
され、これらのコネクタが互に結合するようなコネクタ
配置構造が構成されている。そして、バンクボードコネ
クタの端子とブロック側コネクタの端子相互間、及びバ
ンクボードコネクタ同士それぞれの端子相互間は、共に
バンクボードに設けられた配線パターンを介して接続さ
れ、プリント板コネクタの端子はプリント板に設けられ
た配線バクーンと接続される。従って、プリント板に構
成された電子回路はプリント板コネクタ、バンクボード
コネクタ、ブロック側コネクタ及び架側コネクタを経由
して外線及び内線に接続され、そして、プリント板同士
はそれぞれプリント板コネクタ、バンクボードコネクタ
及びバンクボーどの配線パターンを介して接続される。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところが、このように構成された従来の通信回線機器の
収容装置におけるコネクタ配置構造には次のような問題
点がある。すなわち、プリント板の電子回路は、上述の
如く、プリント板コネクタ、バックボードコネクタから
さらにバンクボードの配線パターン、ブロック側コネク
タと架側コネクタを経由して外線及び内線に接続される
ため、接続点が多数となり接続損失が大となり、かっ信
転性に欠けるという問題点がある。また、ブロック側コ
ネクタをバックボードに配設しているため配線構造が複
雑化され、かつバンクボードをブロック背面全体を被う
形態に配設する必要があり、装置の通気性（放熱性）が
良好でなく、製造コストも高額化される。さらには、ブ
ロックに収容され得るプリント板の所定個数分に相当す
るブロック側コネクタ及び配線パターンをバックボード
に予。

め設けておく必要があるため、収容するプリント板の個
数が所定個数よりも少ない場合はこれらのコネクタ部分
及び配線パターンに無駄な部分が生ずる等の問題点があ
る。本発明はこのような問題を解決するために案出され
たものである。

〔問題を解決するための手段〕

本発明は、上記問題点を解消した通信回線用機器収容装
置を提供するもので、その手段として、電子回路を構成
するプリント板を筐体状のブロックに前面側から挿入実
装し、該ブロックを架フレーム上に配置固定し、前記架
フレームに配設された外・内線用架側コネクタと、前記
ブロック側に配設された外・内線用ブロック側コネクタ
とを結合して成る通信回線機器収容装置において、前記
プリント板の後端部にプリント板相互間接続用のプリン
ト板コネクタと、外・内線用ブロック側コネクタとを配
設し、前記ブロックの背面に配置されたバンクボードに
バックボードコネクタを配設し、該バックボードコネク
タに前記プリント板コネクタを結合せしめると共に、前
記ブロックの背面に形成した開口を通して前記プリント
板に配設したブロック側コネクタを前記架側コネクタに
結合せしめるように構成した通信回線機器収容装置が提
供される。

〔作用〕

よ勧通信回線用機器収容装置は、プリント板にブロック
側コネクタを配設し、これをブロック背面に形成した開
口を通して架側コネクタに直接的に結合することができ
るため、前述の従来例におけるバックボードコネクタと
ブロック側コネクタとをバックボードにおいて配線パタ
ーンを介して接続する部分を省略することができ、接続
点を大幅に減少することができる。また、プリント板個
々にブロック側コネクタを配設する構成であるため、バ
ンクボードに予め余分な配線パターン及びコネクタ部分
を設ける必要がなく、必要個数のプリント板のみを効率
良くブロックに実装することができ、かつプリント板の
増設も効率良く行うことができる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。

第１図から第７図は本発明の詳細な説明するための図で
ある。

第１図は本発明の第１実施例の斜め前方がらみた外観図
（但し、一部分解して示す）、第２図は第１図のブロッ
ク（６）１個に相当する部分の拡大図、第３図は第２図
のコネクタ収容体１４と架側コネクタ２の詳細図、第４
図は第３のコネクタ収容体１４に架側コネクタ２を集合
収容して上蓋１４ｂを取付けた状態を矢印Ｂ方向がらみ
た背面斜視図、第５図は第２図の矢印Ｃ方向からみたブ
ロック６の背面斜視図、第６図は第５図のバックボード
７とプリント板９の相対位置関係を示す図である。

これらの図において、符号ｌは架フレーム、２は外線（
通信回線）用架側コネクタ、３は内線（架内配線）用架
側コネクタ、４は外線ケーブル（通信回線ケーブル）、
５は内線ケーブル（架内配線ケーブル）、６は筐体状の
ブロック、７はバックボード、８はバンクボードコネク
タ、９はプリント板、１０はプリント板コネクタ、１１
は外線用ブロック側コネクタ、１２は内線用ブロック側
コネクタをそれぞれ示す。尚、第１図に向がって、右手
側を装置、架フレーム１、ブロック６等の前方側と呼び
、左手側を後方側（背面側）と呼ぶことにする。

第１図に示すように、本実施例は、架フレーム１前面上
に複数個の筐体状ブロック６が配列され、固定ボルト１
３　（第２図参照）によってねし止め固定される。架フ
レーム１の前面上には各ブロック６に対応して複数個の
外線用架側コネクタ（この場合は５個）２と、内線用架
側コネクタ（この場合は、上下共に２個ずつ）３とが水
平方向に配列して固定される。外線ケーブル４は架フレ
ーム１の内側に導かれて外線用架側コネクタ２に接続さ
れる。内線ケーブル５は前記外線ケーブル４と同様に架
フレーム１の内側に導かれて内線用架側コネクタ３に接
続される。筐体状のブロック６にはその前面側から電子
回路を構成するプリント板９がその板面を垂直状に保持
されて複数個（架側コネクタ２，３に対応する個数）挿
入実装される。

ブロック６の前面には前面カバー６ａが固定ねじ１７に
よってねじ止め固定される。尚、前面カバー　’６’　
ａには、図示してないが通気穴が設けられる場合が多い
。

外線用架側コネクタ２は、第２図に示すように、コネク
タの収容体１４内に集合配設され、コネクタ収容体１４
が架フレーム１上にねし止め固定される。コネクタ収容
体１４は、第３図に示すように、本体枠１４ａと上蓋１
４ｂとから成り、本体枠１４ａに上蓋１４ｂがねし止め
固定される（但し、第３図ではこれら両者を離間して示
す）。そして、本体枠１４ａの底板と、上蓋１４ｂの上
板とにそれぞれ係合穴１４ｃが上下一対として互に対向
して穿設され、かつ本体枠１４ａの前面板に前面開口１
４ｄが穿設されている。外線用架側コネクタ２の上下面
には、それぞれ係合突起部２ａが設けられている（但し
、第３図では、上側のみが示され、下側は図示なし）外
線用架側コネクタ２はその前端部２ｂが前面開口１４ｄ
を貫通して前方に突出されると共に、その上下の保合突
起部２ａがコネクタ収容体１４Φ上下の保合穴１４ｃに
それぞれ嵌入されてコネクタ収容体１４に収容される。

係合穴１４ｃは係合突起２ａよりも若干太き目に形成さ
れる。これにより、外線用架側コネクタ２は、プリント
板９のブロック側コネクタ１１（第５図）が結合される
際に、上下左右に所定量だけ調整移動可能に収容される
。

尚、第３図では、外線用架側コネクタ２を代表として１
個のみ示しであるが、このコネクタ収容体１４の場合は
保合穴１４ｃが５対（５組）設けであるのでコネクタ２
を必要に応じて５個まで収容することができる。第４図
は、第３図のコネクタ収容対１４にコネクタ２を５個収
容して矢印Ｂ方向からみた背面斜視図を示している。同
図において、各コネ久夕２の端子２ｃに外線ケーブル４
から分割された分割線４ａがそれぞれ接続される。尚、
第３、第４図において、上Ｍ１４ｂに設けられた挿通穴
１４ｅは外線ケーブル１４の分割線１４ａを上蓋１４ｂ
に固定するための捕縛線１６を通すための穴である。一
方、内線用架側コネクタ３（第２図）は、上述の外線用
架側コネクタ２と同一形状に形成され、該コネクタ２の
場合と全く同様にしてコネクタ収容体１５に収容され、
かつ内線ケーブル５に接続される。従って、このコネク
タ収容対１５は上述のコネクタ収容対１４と比べてコネ
クタ３の収容個数が異なるのみで、その他の形状は同一
に形成される。

さて、第２．５図においてブロック６は、前述したよう
に筐体状に形成され、その前面に前面カバー６ａが固定
ねじ１７によって固定され、後面（背面）には゛バック
ボード７が配設され、その天上板６ｂと底板６Ｃとに通
気穴６ｄが設けられ（但し、底板６ｃの通気穴６ｄは第
１図参照）、内部にプリント板９がその板面を垂直方向
に保持して挿着される。尚、前面カバーにも通気穴６ｄ
が設けられる場合が多い。バックボード７は、第５図？
・こ示すように、ブロック６の背面の上下方向中央部を
水平方向に延在して設けられ、バックボード７の上方部
及び下方部のブロック６の背面に開口６ｅ、６ｆがそれ
ぞれ形成される。そして、バックボード７の前面上には
複数個のバソクポ・−ドコネクタ８がプリント板９に対
応して設けられ（第５．６図参照）、これらのバックボ
ードコネクタ８相互間は必要に応じてハックボード７に
配設されプリント配線１８　（第５図参照）によって接
続される。

第１．２．５．６図に示すように、プリント板９の後端
縁部にはその中央部にプリント板コネクタ１０が設けら
れ、このコネクタ１０の上下に隣接して外線用ブロック
側コネクタ１１又は内線用ブロック側コネクタ１２が配
設される。プリント板コネクタ１０は、その端子１０ａ
がプリント板に設けられた配線パターン（図示なし）と
接続され、かつ前述のバックボードコネクタ８に対応し
て配設され、このバンクボードコネクタ８に結合される
（第１．２図参照）う外・内線用プロ・ツク側コネクタ
１１，１２は第１．２図に示すように、架側コネクタ２
，３に対応して配設され、かつその後端部が第５図に示
すようにブロック差止；Ｌ６の背面開口６ｅ、６ｆを通
過してバックボード７よりも後方に突出するように配設
され、対応する架側コネクタ２，３と結合される。そし
て、これらのブロック側コネクタ１１，１２の端子１１
ａ、１２ａはプリント板９に設けられた外・内線用配線
ノ〈ターン（図示なし）に接続される（第１．２．６図
参照）。尚、ブロック６を架フレームＩに取付ける際に
は、ブロック６を予め架フレーム１に取付けてからプリ
ント板９をプロ・ツク６内に挿着してもよく、または、
これと逆にブロック６に予めプリント［９を挿着してか
らブロック６を架フレーム１に取付けてもよい。

本実施例は上述の如く構成されもので、前述した従来例
においてブロックのバンクボードに配設されたブロック
側コネクタに相当するコネクタ（１１、１２’）を本実
施例ではプリント板（９）上に直接配設してこれをブロ
ック背面に形成された開口（６ｅ、６ｆ）を通して架側
コネクタ（２、３）に直接的に結合するように構成する
ことにより、プリント板の配線パターン（電子回路）か
らブロック側コネクタに至る接続用のコネクタ端子及び
接続点の数を従来よりも減少することができ配線パター
ン構造の簡素化、接続損失の減少化及び信頼性の向上を
図ることができ、また、バ・ノクポ−ド（７）にはバン
クボードコネクタ（８）のみが配設されるので（つまり
、コネクタ実装が一方向のみとなるので）バンクボード
（７）の小形化、配線設計の容易化及び配線パターンの
層数の減少化が可能となり製造コストの低減化を図るこ
とができ、さらに、バックボード（７）の小形化に伴っ
てブロック背面図に開口（６ｅ、６ｆ）を形成すること
ができ通気性（放熱性）の向上を図ることができ、さら
には、各プリント板（９）にブロック側コネクタ（１１
、１２）を配設し、これに対応する架側コネクタ（２，
３）をそれぞれ個別に設けているため、プリント板の増
設の容易化及び実装ピンチの対応の容易化を図ることが
できるといった効果がある。

第７図は、本発明の第２実施例を説明するための図であ
る。本実施例は基本的には前述の第１実施例と略同様に
構成されたものであるが、図示の如く、外・内線用架側
コネクタ２，３がコネクタ収容体１４’、１５’にそれ
ぞれ収容されて架フレーム１上に垂直方向に配列された
点が第１実施例と異なる点である。従って、本実施例に
おいては、図示してないが、複数個のプリント板はその
板面が水平方向に保持された状態で垂直方向に配列され
てブロックに挿着されることになる。そして本実施例の
その他の作用、効果は前出の第１実施例と略同様である
。

〔発明の効果〕

以上、詳細に説明したように、本発明によれば、ブロッ
ク側コネクタをプリント板に配記し、これをブロック背
面に形成された開口を通して架側コネクタと結合するよ
うに構成することにより、接続用のコネクタ端子及び接
続点の数を従来よりも減少することが−でき配線パター
ン構造の簡素化、接続損失の減少化、及び信頼性の向上
を図ることができ、また、バックボードの小形化、配線
設計の容易化、及び配線パターンの層数の減少化が可能
となり、製造コストの低減化を図ることができ、さらに
、バンクボードの小形化に伴ってブロック背面に開口を
形成することができ通気性（放熱性）の向上を図ること
ができ、さらには、各プリント板ごとにブロック側コネ
クタを設け、これに対応応の容易化を図ることができる
といった効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例の斜め前方がらみた外観図
（但し、一部分解して示す）、第２図は第１図のブロッ
ク（６）１個に相当する部分の拡大図、第３図は第２図
のコネクタ収容体１４と架側コネクタ２の詳細図、第４
図は第３図のコネクタ収容体１４に架側コネクタ２を集
合収容して上蓋１４ｂを取付けた状態を矢印Ｂ方向から
みた背面斜・視図、第５図は第２図の矢印Ｃ方向からみ
たブロック６の背面斜視図、第６図は第５図のバックボ
ード７とプリント板９の相対位置関係を示す図、第７図
は本発明の第２図実施例の説明図である。 １・・・架フレーム、 ２・・・外線（通信回線）用架側コネクタ、３・・・内
線（架内配線）用架側コネクタ、４・・・外線ケーブル
（通信回線ケーブル）、５・・・内線ケーブル（架内配
線ケーブル）、６・・・筐体状のブロック、 ６ｅ、６ｆ・・・背面の開口、 ７・・・バックボード、 ８・・・バックボードコネクタ、 ９・・・プリント板、 １０・・・プリント板コネクタ、 １１・・・外線用ブロック側コネクタ、１２・・・内線
用ブロック側コネクタ、１４．１４’　１５．１５’・
・・コネクタ収容体、１８・・・プリント配線。 第３図 第４図 第５図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　電子回路を構成するプリント板を筐体状のブロッ
   クに前面側から挿入実装し、該ブロックを架フレーム上
   に配置固定し、前記フレームに配設された外・内線用架
   側コネクタと、前記ブロック側に配設された外・内線用
   ブロック側コネクタとを結合して成る通信回線機器収容
   装置において、前記プリント板の後端部にプリント板相
   互間接続用のプリント板コネクタと、外・内線用ブロッ
   ク側コネクタとを配設し、前記ブロックの背面に配置さ
   れたバンクボードにバンクボードコネクタを配設し、該
   パンクボードコネクタに前記プリント板コネクタを結合
   せしめると共に、前記ブロックの背面に形成した開口を
   通して前記プリント板に配設したブロック側コネクタを
   前記架側コネクタに結合せしめるように構成したことを
   特徴とする通信回線機器収容装置。 ２、前記外・内線用架側コネクタを水平方向に複数個配
   列固定し、これに対応して前記ブロック内収容のプリン
   ト板の板面を垂直方向に保持し、これら複数個のプリン
   ト板を水平方向に整列せしめた特許請求の範囲第１項に
   記載の通信回線機器収容装置。 ３、前記外・内線用架側コネクタを垂直方向に複数個配
   列し固定し、これに対応して前記ブロック内収容のプリ
   ント板の板面を水平方向に保持し、これら複数個のプリ
   ント板を垂直方向に配列せしめた特許請求の範囲第１項
   に記載の通信回線機器収容装置。