JPS6024987Y2 - ドツグクラツチ - Google Patents

ドツグクラツチ

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Publication number
JPS6024987Y2
JPS6024987Y2 JP1977144858U JP14485877U JPS6024987Y2 JP S6024987 Y2 JPS6024987 Y2 JP S6024987Y2 JP 1977144858 U JP1977144858 U JP 1977144858U JP 14485877 U JP14485877 U JP 14485877U JP S6024987 Y2 JPS6024987 Y2 JP S6024987Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dog
base
dogs
gear
rotational direction
Prior art date
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Expired
Application number
JP1977144858U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5471045U (ja
Inventor
薫 奥井
Original Assignee
ヤマハ発動機株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by ヤマハ発動機株式会社 filed Critical ヤマハ発動機株式会社
Priority to JP1977144858U priority Critical patent/JPS6024987Y2/ja
Publication of JPS5471045U publication Critical patent/JPS5471045U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はドッグクラッチの改良に係り、特に、動力伝
達に伴なってドッグに得る応力を均等にしたドッグクラ
ッチに関する。
ドッグクラッチは一対の回転体の対向する側面にドッグ
を軸方向に突出させた形状で、係合して動力を伝達する
ので、このドッグには片持ばりの先端に荷重がかったと
同様の応力すなわち、基部に曲げおよびせん断応力が作
用する。
従来のドッグクラッチにおいては、一対の回転体の対向
する側面から同一形状の角型のドッグが軸方向に突出さ
れた形状であって荷重の適正な分配あるいは合力の均一
化がならんだ考慮されていなかった。
とくにドッグが係合する相手方のドッグが回転体の側面
に形成された穴と穴の間の部分に形成されている場合は
ドッグが半径方向の両側部分においても補強されている
形状であるのでかなりの応力に耐えられるのに対して、
ドッグに係合するドッグは単に平面から突出された形状
であって許容される応力が小さく、両回転体におけるド
ッグの許容応力にアンバランスが生じ設計上あるいは材
料の点で無駄が多いということがあった。
この考案は上記の点に鑑みてなされたものであって、係
合するドッグに均一の応力がかかるようにすることによ
って設計あるいは材料上の無駄を省き重量の軽減、設計
の自由度あるいは伝達動力の増大を計ったドッグクラッ
チを提供することを目的とする。
この考案は同軸的に回転、かつ、軸方向に離接可能な一
対の回転体の向い合う側面に円周方向に配置された軸方
向のドッグを備え、軸方向に接近したとき両回転体が回
転方向に係合されるドッグクラッチにおいて、該係合は
一方の回転体のドッグの軸方向先端部と他方の回転体の
ドッグの基部近傍回転方向側面との間にのみで接触すべ
く形成され、かつ、前記一方の回転体のドッグの基部の
回転方向の長さは、他方の回転体のドッグの基部の回転
方向の長さよりも大きくし、これにより両回転体のドッ
グにかかる応力を均一化して上記問題点を解決したもの
である。
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本考案に係るドッグクラッチの実施例を示す断
面図、第2図は第1図の■−■線に沿う断面の展開図、
第3図は第1図の■−■線に沿う断面の展開図である。
図に示されるように回転軸1にスプライン結合された第
1ギヤ2はその左右両側面において円周方向に複数のド
ッグ3および4が形成されている。
また前記第1ギヤ2の第1図において左側のドッグ3に
対向する位置には回転軸1に対して回転自在に、かつ、
軸方向移動不能に支持された第2ギヤ5が配置されてい
る。
また前記ドッグ3と反対側のドッグ4に対向する側には
回転軸1に対して回転自在かつ軸方向移動不能に支持さ
れた第3ギヤ6が配置されている。
前記第2ギヤ5のドッグ3に5対向する側面にはこのド
ッグ3と同数の穴7がドッグ3と同一半径上に円周方向
に配置されている。
この穴7は、連結部8を残して第2ギヤ5の反対側にま
で貫通され、第1ギヤ2と第2ギヤ5との噛合時に、ド
ッグ3が挿入可能な空間を形成している。
連結部8は、第2ギヤ5を補強するものであり、ドッグ
3の穴7への進入時に、ドッグ3の先端部が干渉しない
ように第2ギヤ5の反対側面内奥に立設されるようにな
っている。
このように、第2ギヤ5の円周方向にそれぞれ隣接して
配設される穴7の中間部にはドッグ9が形成される。
ドッグ9は、第2図に示されるように、その回転方向の
幅を第1ギヤ2側の先端部から反対側の基部に向って次
第に縮少されるように、回転方向の両端面を互いに逆方
向に傾斜されている。
また、このドッグ9に噛み合い可能な第1ギヤ2に設け
られているドッグ3は、その先端部から基部に向って回
転方向の幅を縮少されるように、回転方向の両端面を互
いに逆方向に傾斜されている。
ここで、ドッグ9に設けられている回転方向の端面の傾
斜角は、ドッグ3に設けられている回転方向の端面の傾
斜角度よりも大きくされており、したがって、ドッグ9
とドッグ3との噛合時においては、ドッグ9の先端部と
ドッグ3の基部近傍とが噛合うようになっている。
そのため動力伝達はここだけでおこなわれる。
また、ドッグ9の第1ギヤ2に対する反対側の基部にお
ける回転方向長さは、ドッグ3の基部の回転方向長さよ
りも大きく設定されている。
さらに、前記第3ギヤ6のドッグ4に対向する側面には
、このドッグ4と同数のドッグ10が、ドッグ4と同一
半径上に円周方向に突出配置されている。
このように円周方向に隣接して配置されるドッグ10の
中間部には、第1ギヤ2と第3ギヤ6の噛合時にドッグ
4が進入可能な噛合い空間を形成されている。
ドッグ4およびドッグ10は、それぞれその回転方向幅
を先端部から基部に向って徐々に縮少するように、それ
ぞれの回転方向端面を傾斜させている。
ここで、ドッグ10の回転方向端面に設けられている傾
斜面の傾斜角度は、ドッグ4に設けられる傾斜面の傾斜
角度よりも大きくされ、したがって、ドッグ4とドッグ
10との噛合時には、ドッグ10の先端部とドッグ4の
基部近傍とが噛合うようにされている。
そのため周回転、体間の動力伝達はドッグのこの部分の
みで行われる。
また、ドッグ10の基部における回転方向幅は、ドッグ
4の基部における回転方向幅よりも大きくされている。
次に、上記実施例の作用について説明する。
第1ギヤ2と第2ギヤ5の噛合時には、第1ギヤ2が回
転軸1に設けられているスプラインに沿って第2ギヤ5
側に移動され、ドッグ3を第2ギヤ5の噛合空間を形成
している穴7に進入させ、ドッグ3の回転方向端面を第
2ギヤ5のドッグ9の回転方向端面に接触噛合させる。
ドッグ3とドッグ9との回転方向端面ば、その傾斜角度
をドッグ9の方がより大きくされているので、前述のよ
うに、ドッグ3の基部近傍とドッグ9の先端部との間の
みで噛合接触することになる。
また、第1ギヤ2と第3ギヤ6との噛合時においては、
第1ギヤ2は、回転軸1のスプラインに沿って第3ギヤ
6側に滑動され、ドッグ4を第3ギヤ6の円周上で隣接
するドッグ10の中間部に形成される噛合空間に進入さ
せて、ドッグ4とドッグ10とを噛合させる。
ここでドッグ4とドッグ10との噛合は、前述のように
ドッグ4の基部近傍とドッグ10の先端部との間のみで
噛合接触される。
上記実施例によれば、相互に噛合いされるドッグ3とド
ッグ9もしくはドッグ4とドッグ10とにおいて、一方
のドッグ3およびドッグ4はその基部近傍においてのみ
噛合接触し、他方のドッグ9およびドッグ10はその先
端部においてのみ噛合されるようになっており、しかも
基部近傍において噛合され、担持する曲げモーメントの
小さいドッグ3およびドッグ4はその回転方向幅を、先
端部において噛合され大きな曲げモーメントを受けるド
ッグ9およびドッグ10の回転方向幅よりも小さく設定
されているので、ドッグ3とドッグ9もしくはドッグ4
とドッグ10との間において、それぞれ噛合によって発
生する内部応力は相互に均衡化させることが可能となる
したがって、このようなドッグクラッチによれば、ドッ
グ形成における材料上の無駄を省き、クラッチ全体の重
量を軽減し適格な伝達動力を担持させることができるこ
ととなる。
なお上記実施例において、各ドッグの回転方向端面ば、
それぞれ異なる傾斜角度を有する傾斜面とすることによ
ってそれぞれの先端部と基部とのみを噛合接触させるよ
うにしたが、これらのドッグは、実質的に、一方のドッ
グの軸方向先端部と他方のドッグの基部近傍回転方向側
面との間のみに噛合接触状態を形成させ、かつ、前記一
方のドッグの基部の回転方向長さが他方の基部の回転方
向長さよりも大きくされているものであればよく、した
がって、一方のドッグの先端部を段階状等の突起部とし
、他方のドッグの回転方向側面を平担面とするものであ
ってもよい。
その場合には、相互に噛合するドッグは面接触すること
となり、したがって伝達トルクを大きくすることが可能
となる。
以上のように、この考案に係るドッグクラッチは、同軸
的に回転、かつ、軸方向に離接可能な一対の回転体の向
い合う側面に円周方向に配置された軸方向のドッグを備
え、軸方向に接近した時両回転体が回転方向に係合され
るドッグクラッチにおいて、該係合は一方の回転体のド
ッグの軸方向先端部と他方の回転体のドッグの基部近傍
回転方向側面との間のみに形成され、かつ前記一方の回
転体のドッグの基部の回転方向の長さは、他方の回転体
のドッグの基部の回転方向の長さよりも大きくされるよ
うにしたので、係合するドッグにかかる応力を相互に均
一化することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るドッグクラッチの1実施例を示す
断面図、第2図は第1図の■−■線に沿う断面の展開図
、第3図は第1図の■−■線に沿う断面の展開図である
。 3.4,9,10・・・・・・ドッグ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)同軸的に回転、かつ、軸方向に離接可能な一対の
    回転体の向かい合う側面に円周方向に配置された軸方向
    のドッグを備え、軸方向に接近したとき両回転体が回転
    方向に係合されるドッグクラッチにおいて、 一方の回転体のドッグの基部の回転方向の長さは、他方
    の回転体のドッグの基部の回転方向の長さよりも大きく
    され、かつ、これらドッグの係合は前記一方の回転体の
    ドッグの軸方向先端部と他方の回転体のドッグ基部近傍
    回転方向側面との間ので行われるべくしてなるドッグク
    ラッチ。
  2. (2)これらの回転体のドッグは先端の回転方向の長さ
    が基部の回転方向の長さよりも長くされて、回転方向の
    端面が傾斜され、前記一方の回転体のこの端面の傾斜角
    度は、他の回転体の端面の傾斜角度よりも大きくされた
    実用新案登録請求の第1項のドッグクラッチ。
JP1977144858U 1977-10-27 1977-10-27 ドツグクラツチ Expired JPS6024987Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977144858U JPS6024987Y2 (ja) 1977-10-27 1977-10-27 ドツグクラツチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977144858U JPS6024987Y2 (ja) 1977-10-27 1977-10-27 ドツグクラツチ

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Publication Number Publication Date
JPS5471045U JPS5471045U (ja) 1979-05-21
JPS6024987Y2 true JPS6024987Y2 (ja) 1985-07-26

Family

ID=29123866

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1977144858U Expired JPS6024987Y2 (ja) 1977-10-27 1977-10-27 ドツグクラツチ

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5729820A (en) * 1980-07-31 1982-02-17 Honda Motor Co Ltd Dog clutch apparatus
JPS59231216A (ja) * 1983-06-13 1984-12-25 Kawasaki Heavy Ind Ltd 逆テーパクラッチ溝を有するクラッチ部材の製造方法およびその製造装置
US6572337B1 (en) * 1999-11-30 2003-06-03 General Electric Co. Turbine rotor torque transmission
JP2007120723A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Ikeya Formula Kk トルク断続装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5471045U (ja) 1979-05-21

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