JPS60248660A - 1,1−ビス(メチルチオ)−2−ニトロエチレンの製法 - Google Patents

1,1−ビス(メチルチオ)−2−ニトロエチレンの製法

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JPS60248660A
JPS60248660A JP10467984A JP10467984A JPS60248660A JP S60248660 A JPS60248660 A JP S60248660A JP 10467984 A JP10467984 A JP 10467984A JP 10467984 A JP10467984 A JP 10467984A JP S60248660 A JPS60248660 A JP S60248660A
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nitroethylene
methylthio
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dihalo
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喜久雄 安宅
Riyouji Sugise
良二 杉瀬
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Ube Corp
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Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、1,1−ビス(メチルチオ)−2−二トロエ
チレンの新規な製法に関するものである。
1.1−ヒス(メチルチオ)−2−二トロエチレンは、
良薬あるいは医薬の原料として有用な化合物である。
従来、1,1−ビス(メチルチオ)−2−二トロエチレ
ンの製法としては、先ず、ニトロメタンと二硫化炭素を
水酸化カリウムの存在下に反応し。
ニトロジチオ酢酸カリウムを合成しく Eericht
edeutsche chem、 Ge5ellsch
aft、 64 。
542(1919))、更に、これを硫酸ジメチルで、
ジメチル化する方法(Chem、 Berichte。
100 、5’91 (1967))が知られている。
この反応では、前者の収率が55%、後者の収率が79
チであシ、全体の収率は43チと低収率となシ、結晶の
単離、精製等の操作が繁雑となシ。
必ずしも工業的に満足できる方法とは言えない。
本発明者らは、1,1−ビス(メチルチオ)−2−二ト
ロエチレンを工業的に有利に製造できる方法を確立する
ことを目的とし、鋭意研究を行ったその結果5式(1) (式中X1およびX2は、同一または相異なるハロゲン
原子を示す。)で表わされる1、1−ジハロ−2−二ト
ロエチレンを、不均一溶媒中で塩基の存在下に、メチル
メルカプタンと反応させれば、極めて工業的に有利に、
1,1−ビス(メチルチオ)−2−二トロエチレンを製
造できることを見い出し2本発明を完成するに至った。
本発明によれば、公知法に比較し、高収率で目的物が得
られ、かつ目的物の単離、精製が容易である。
式(1)において+ X’およびX2で示されるハロゲ
ン原子としては、塩素原子、臭素原子、フッ素原子。
およびヨウ素原子のいずれでもよく、また、xl。
X2は同一のハロゲン原子であってもよく、相異なるハ
ロゲン原子であってもよい。
式(1)で表わされる化合物の具体例としては。
1.1−ジクロル−2−二トロエチレン、1,1−ジブ
ロム−2−二トロエチレン、1,1−ジフルオロ−2−
二トロエチレン、1,1−ショート−2−二トロエチレ
ン、1−ブロム−1−クロル−2−二トロエチレン、1
−10ルー1−フルオロ−2−ニトロエチレンを挙げる
ことができる。これらの中でも、工業的に入手が容易な
化合物という点かう、 %に111−シクロルー2−二
トロエチレンカ便利に使用される。これら、1,1−ジ
ハロ−2−二トロエチレンit、+ 1.1−ジハロエ
チレンとニトリル化合物との反応によシ、容易に合成す
ることができる。
本発明におけるもう一方の原料であるメチルメルカブタ
ンハ+1+1−ジハロ−2−二トロエチレン1モルに対
して1通常1〜10モル、好ましくは2〜3モルの割合
で使用することができる。
本発明において使用に供される塩基としては。
水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ金属
の水酸化物;水酸化カルシウム、水酸化バリウムあるい
は水酸化マグネシウムなどのアルカリ土金属の水酸化物
などが有用である。これら塩基は、使用に供される1、
1−ジハロ−2−二トロエチレン1モルに対して2通常
2モル以上、好ましくは2〜3モルの割合で用いること
ができる。
本発明における反応は、不均一溶媒中で行われる。使用
に供される溶媒としては、1,1−ジハロ−2−二トロ
エチレンを溶解させ、生成物である1、1−ヒス(メチ
ルチオ)−2−二トロエチレンをほとんど溶解させず、
しかも2反応に不活性な有機溶媒と、水との不均一溶媒
が有用である。その具体例としては、ベンゼン、トルエ
ンなどの芳香族炭化水素と水の系、ヘキサン、ヘプタン
などの脂肪族炭化水素と水の系あるいは、四塩化炭素。
テトラクロルエタンなどのポリハロアルカンと水の系な
どを挙げることができる。
有機溶媒と水との割合は、0.1〜10倍の範囲が好ま
しいが、塩基の濃度により、この範囲以外でも実施可能
である。例えば、塩基濃度が高い場合は、有機溶媒の使
用量を水の使用量の10倍以上にすることもできる。
また、不均一溶媒は、1,1−ジハロ−2−二トロエチ
レンの濃度が、1.0〜80重量%、好ましくは5〜4
0重量の範囲になるように用いられる。
不均一溶媒中の1,1−ジハロ−2−二トロエチレンの
濃度が過度に低いと9反応が遅くなり、まだ過度に高濃
度であれば、生成物が固体として多量析出するため攪拌
が困難となるなど操作面で問題となる。
本発明における1、1−ジハロ−2−二トロエチレンと
、メチルメルカプタンとの接触方法には。
特別の制限を設ける必要はない。
例エバ、1,1−ジハロ−2−二トロエチレンと。
メチルメルカプタンを溶媒に溶かしだ液に塩基を添加す
る方法、あるいは、溶媒中でメチルメルカプタンと塩基
とを予め反応させ、メチルメルカプタンの塩にしだ後、
その溶液中に1,1−ジハロ−2−二トロエチレンを添
加する方法によって実施することができる。
本発明の反応は2通常100″C以下の温度、好ましく
は一10〜50°Cの温度にて、0.5〜10時間、好
ましくは1〜5時間で行うことができる。
反応終了後、生成する1、1−ビス(メチルチオ)−2
−二トロエチレンの単離は、濾過、再結晶などの公知の
操作を適宜採用することによって容易に行うことができ
る。
次に2本発明の実施例を示す。なお、各側における1、
1−ビス(メチルチオ)−2−二トロエチレンの収率は
、いずれも使用した1、1−ジハロ−2−ニトロエチレ
ン基準である。
実施例1 水40罰に水酸化ナトリウム2.985’を溶解させ、
これにメチルメルカプタン3.58 fを加えた後、溶
液を10°Cに冷却した。
この溶液を攪拌しながらその中に、1,1−ジクロロ−
2−二トロエチレン4.597を四塩化F[26グに希
釈した溶液を60分を要してゆっくりと滴下した後、3
0分間反応を行った。この間。
液温を10°Cに保持した。更に、60°Cで30分間
攪拌をつづけた。
反応混合物を濾過することにより、1,1−ビス(メチ
ルチオ)−2−二トロエチレン4.87 Si’(収率
91%)を得た。
実施例2 水酸化ナトリウムに代えて、水酸化カリウム4.185
’を用いた他は、実施例1と同様の操作で実験を行った
。その結果、1,1−ビス(メチルチオ)−2−二トロ
エチレンa、s o y (収率90チ)を得た。
実施例3〜5 四塩化炭素に代えて、各種溶媒(使用量は、いずれも1
8d)を用いた他は、実施例1と同様の操作で実験を行
った。
実施例6 1.1−ジクロル−2−二トロエチレン4.59 fK
代ニーrl 1,1−シーy−ロムー2−二トロエチレ
ン7.46f/を用いた他は、実施例1と同様の操作で
実験を行った。その結果、1,1−ビス(メチルチオ)
−2−一トロエチレン4.53 fi!(収率85%)
を得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 式(1) (式中X1およびx2は、同一または相異なる・・ロゲ
    ン原子を示す。)で表わされる1、1−ジノ・ロー2−
    二トロエチレンを、不均一溶媒中で塩基の存在下に、メ
    チルメルカプタンと反応させることを特徴とする。1,
    1−ビス(メチルチオ)−2−二トロエチレンの製法。
JP10467984A 1984-05-25 1984-05-25 1,1−ビス(メチルチオ)−2−ニトロエチレンの製法 Granted JPS60248660A (ja)

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JPH0419226B2 JPH0419226B2 (ja) 1992-03-30

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