JP2541956B2 - シクロプロパンカルボン酸異性体の分離方法 - Google Patents
シクロプロパンカルボン酸異性体の分離方法Info
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- JP2541956B2 JP2541956B2 JP61500053A JP50005385A JP2541956B2 JP 2541956 B2 JP2541956 B2 JP 2541956B2 JP 61500053 A JP61500053 A JP 61500053A JP 50005385 A JP50005385 A JP 50005385A JP 2541956 B2 JP2541956 B2 JP 2541956B2
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C51/00—Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
- C07C51/42—Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
- C07C51/487—Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives by treatment giving rise to chemical modification
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は式(I) (式中Rは1〜4個の炭素原子を有するアルキルまたは
ハロゲンを表わす) のシクロプロパンカルボン酸の幾何学的異性体の分離に
関する。
ハロゲンを表わす) のシクロプロパンカルボン酸の幾何学的異性体の分離に
関する。
分離された幾何学的異性体はこれらの異性体混合物と
比較して非常に好ましい殺虫性を有する新規なピレトリ
ン類似化合物の原料物質として使用できる。
比較して非常に好ましい殺虫性を有する新規なピレトリ
ン類似化合物の原料物質として使用できる。
置換されているシクロプロパンカルボン酸骨格を有す
るかなりの殺虫性ピレトリン類似化合物は幾何学的およ
び光学的異性体の混合物であることが知られている。最
近数十年の研究および開発は構造と効果との間の関係が
見い出さていることから、さらに効果的な異性体および
それらの製造に向けられていた。この事実はさらに大き
い生物学的活性の外に、また毒性、環境および場合によ
り経済的要求によつて説明できる。
るかなりの殺虫性ピレトリン類似化合物は幾何学的およ
び光学的異性体の混合物であることが知られている。最
近数十年の研究および開発は構造と効果との間の関係が
見い出さていることから、さらに効果的な異性体および
それらの製造に向けられていた。この事実はさらに大き
い生物学的活性の外に、また毒性、環境および場合によ
り経済的要求によつて説明できる。
合成の置換シクロプロパンの異性体比率はかなりの方
法で有利な数値に調整されている、たとえばシクロプロ
パン環形成(付加環化)の最も慣用の合成では、メチレ
ン転位触媒が変えられている。中でも、銅および銅化合
物(J.Am.Chem.Soc.,74,5376頁(1952年);J.Am.Chem.S
oc.,73,5301頁、〔1951年〕;Chem.Ber.99,2855〔1966
年〕;Bull.Chem.Soc.Jap.40,2392頁〔1967年〕)、有機
金属複合体(Chem.Com.p.1378〔1968年〕;J.Org.Chem.1
5,p.30〔1969年〕;J.Org.Chem.23,p.215〔1970年〕;Che
m.Com、p.1199〔1967年〕;Che.Com.p.1220〔1970年〕、
J.Org、Chem.22,C39〔1970年〕が使用されていた。しか
しながら、置換されている基礎骨格を形成する場合に、
所望の好ましい異性体の大量生産は工業的、技術的およ
び経済的観点から容易なことではなく、これはまたシク
ロプロパンカルボン酸誘導体にもあてはまる(GB−PS
1,446,304、J.Org、Chem.17,381頁〔1952年〕、GB−PS
1,413,491)。
法で有利な数値に調整されている、たとえばシクロプロ
パン環形成(付加環化)の最も慣用の合成では、メチレ
ン転位触媒が変えられている。中でも、銅および銅化合
物(J.Am.Chem.Soc.,74,5376頁(1952年);J.Am.Chem.S
oc.,73,5301頁、〔1951年〕;Chem.Ber.99,2855〔1966
年〕;Bull.Chem.Soc.Jap.40,2392頁〔1967年〕)、有機
金属複合体(Chem.Com.p.1378〔1968年〕;J.Org.Chem.1
5,p.30〔1969年〕;J.Org.Chem.23,p.215〔1970年〕;Che
m.Com、p.1199〔1967年〕;Che.Com.p.1220〔1970年〕、
J.Org、Chem.22,C39〔1970年〕が使用されていた。しか
しながら、置換されている基礎骨格を形成する場合に、
所望の好ましい異性体の大量生産は工業的、技術的およ
び経済的観点から容易なことではなく、これはまたシク
ロプロパンカルボン酸誘導体にもあてはまる(GB−PS
1,446,304、J.Org、Chem.17,381頁〔1952年〕、GB−PS
1,413,491)。
置換されているシクロプロパンカルボン酸の立体異性
体(シス,トランス)混合物を分離する場合に、分別結
晶が文献で最も広く示唆されている(Coll.Czech.Chem.
Com.24,2230頁〔1959年〕;Pestic.Sci.1974、532頁;pes
tic,Sci.1974、791頁)。
体(シス,トランス)混合物を分離する場合に、分別結
晶が文献で最も広く示唆されている(Coll.Czech.Chem.
Com.24,2230頁〔1959年〕;Pestic.Sci.1974、532頁;pes
tic,Sci.1974、791頁)。
これらの方法の効率および経済性は一般に満足なもの
ではない。
ではない。
溶剤選択にもとづく分離はまた適当ではない。これら
の方法によれば、たとえばクリサンテミン酸およびペル
メトリン酸の場合に中程度の収率が得られ、大量のベン
ゼン以外に石油エーテルが最結晶に使用されるかまたは
分解が生じる(Coll.Czech.Chem.Com.24、2230頁〔1959
年〕)。同じことが溶剤選択にもとづくその他の方法に
ついて言うことができる(pestic.Sci.1971、245頁;DE
−OS 2,439,177)。
の方法によれば、たとえばクリサンテミン酸およびペル
メトリン酸の場合に中程度の収率が得られ、大量のベン
ゼン以外に石油エーテルが最結晶に使用されるかまたは
分解が生じる(Coll.Czech.Chem.Com.24、2230頁〔1959
年〕)。同じことが溶剤選択にもとづくその他の方法に
ついて言うことができる(pestic.Sci.1971、245頁;DE
−OS 2,439,177)。
新しい、気のきいた解決方法が開示されており(DE−
PS 2,800,922)、この方法によれば、シクロプロパンカ
ルボン酸ナトリウム塩2モルをラセミ体形アルフア−フ
エニルエチルアミン1モルと反応させ、その後シス異性
体のフエニルエチルアミン塩をトランス異性体のナトリ
ウム塩から分離できる。しかしながら、水性相からエー
テルで抽出した後の異性体純度はそれぞれ80/20および2
0/80にすぎない。この方法の欠点はまた石油エーテルか
らの最結晶によりさらに高い異性体的純度を得ることが
できることにある。これは物質平衡から計算して60%変
換の分別結晶化を意味する。
PS 2,800,922)、この方法によれば、シクロプロパンカ
ルボン酸ナトリウム塩2モルをラセミ体形アルフア−フ
エニルエチルアミン1モルと反応させ、その後シス異性
体のフエニルエチルアミン塩をトランス異性体のナトリ
ウム塩から分離できる。しかしながら、水性相からエー
テルで抽出した後の異性体純度はそれぞれ80/20および2
0/80にすぎない。この方法の欠点はまた石油エーテルか
らの最結晶によりさらに高い異性体的純度を得ることが
できることにある。これは物質平衡から計算して60%変
換の分別結晶化を意味する。
本発明は式(I) のシクロプロパンカルボン酸の幾何学的異性体が適当な
緩衝されている水性メジウム中において式(II) の化合物を用いて生成される式(IV) のそれらの塩を経ることにより格別に大きい選択性をも
つて分離できるという認識にもとづいている。
緩衝されている水性メジウム中において式(II) の化合物を用いて生成される式(IV) のそれらの塩を経ることにより格別に大きい選択性をも
つて分離できるという認識にもとづいている。
本発明は a) 式(I) (式中Rは1〜4個の炭素原子を有するアルキルまたは
ハロゲンを表わす)のシクロプロパンカルボン酸から、
水性または水性−有機性溶剤メジウム中で式(II) (式中R1およびR2はそれぞれ水素、1〜5個の炭素原子
を有する直鎖状または分枝鎖状アルキル、2〜5個の炭
素原子を有する直鎖状または分枝鎖状アルケニル、フエ
ニル、7〜9個の炭素原子を有するアラルキルである
か、またはR1およびR2は一緒になつて4または5個の炭
素原子を有する窒素または酸素含有複素環状基を形成し
ている)の化合物により式(IV) (式中R、R1およびR2は前記定義と同じ意味を有する)
の化合物を製造し、而してこの形成を緩衝作用を有する
式(III) (式中R1およびR2は前記定義と同じ意味を有し、そして
Xはクロリド、ブロミド、炭酸塩、硫酸塩、硝酸塩、リ
ン酸塩、酢酸塩またはギ酸塩のアミオンを表わしそして
nは1、2または3である)の塩の添加により促進さ
せ、生成する式(IV)の塩を濾取し、場合により再結晶
または混合析出させ、その後式(I)のシス−シクロプ
ロパンカルボン酸をシス異性体含有量に相当する計算量
の鉱酸または有機酸により、または上記計算量より多く
て10%より少ない量のこれらの酸により、それ自体既知
の方法で遊離させるか、または b) 式(I) (式中Rは前記定義と同じ意味を有する)の化合物のナ
トリウムまたはカリウム塩に、緩衝作用を有する式(II
I)(式中R1、R2、Xおよびnは前記定義の意味を有す
る)の塩を100〜300モル%の量で水性メジウムにおいて
加え、生成する式(IV) (式中R、R1、およびR2は前記定義と同じ意味を有す
る)の塩を濾取し、場合により再結晶させ、その後、シ
ス−シクロプロパンカルボン酸のまたは式(I)をシス
異性体含有量に相当する計算量の鉱酸または有機酸によ
りまたは上記計算量より多くて10%より少ない量のこれ
らの酸により、それ自体既知の方法で遊離させ、次いで 式(I)の化合物のトランス異性体を選択的酸性化、
次いで濾過により単離する ことを特徴とする。
ハロゲンを表わす)のシクロプロパンカルボン酸から、
水性または水性−有機性溶剤メジウム中で式(II) (式中R1およびR2はそれぞれ水素、1〜5個の炭素原子
を有する直鎖状または分枝鎖状アルキル、2〜5個の炭
素原子を有する直鎖状または分枝鎖状アルケニル、フエ
ニル、7〜9個の炭素原子を有するアラルキルである
か、またはR1およびR2は一緒になつて4または5個の炭
素原子を有する窒素または酸素含有複素環状基を形成し
ている)の化合物により式(IV) (式中R、R1およびR2は前記定義と同じ意味を有する)
の化合物を製造し、而してこの形成を緩衝作用を有する
式(III) (式中R1およびR2は前記定義と同じ意味を有し、そして
Xはクロリド、ブロミド、炭酸塩、硫酸塩、硝酸塩、リ
ン酸塩、酢酸塩またはギ酸塩のアミオンを表わしそして
nは1、2または3である)の塩の添加により促進さ
せ、生成する式(IV)の塩を濾取し、場合により再結晶
または混合析出させ、その後式(I)のシス−シクロプ
ロパンカルボン酸をシス異性体含有量に相当する計算量
の鉱酸または有機酸により、または上記計算量より多く
て10%より少ない量のこれらの酸により、それ自体既知
の方法で遊離させるか、または b) 式(I) (式中Rは前記定義と同じ意味を有する)の化合物のナ
トリウムまたはカリウム塩に、緩衝作用を有する式(II
I)(式中R1、R2、Xおよびnは前記定義の意味を有す
る)の塩を100〜300モル%の量で水性メジウムにおいて
加え、生成する式(IV) (式中R、R1、およびR2は前記定義と同じ意味を有す
る)の塩を濾取し、場合により再結晶させ、その後、シ
ス−シクロプロパンカルボン酸のまたは式(I)をシス
異性体含有量に相当する計算量の鉱酸または有機酸によ
りまたは上記計算量より多くて10%より少ない量のこれ
らの酸により、それ自体既知の方法で遊離させ、次いで 式(I)の化合物のトランス異性体を選択的酸性化、
次いで濾過により単離する ことを特徴とする。
例 1 水酸化アンモニウム1.1モルを含有する水800ml中に、
シス/トランスペルメトリン酸(40/60)1モルを50〜5
5℃で溶解し、次いで水150ml中の酢酸アンモニウム2モ
ルの溶液に加え、生成する反応混合物を15℃に冷却した
後に濾取し、適当に冷却した酢酸アンモニウム溶液で洗
浄する。
シス/トランスペルメトリン酸(40/60)1モルを50〜5
5℃で溶解し、次いで水150ml中の酢酸アンモニウム2モ
ルの溶液に加え、生成する反応混合物を15℃に冷却した
後に濾取し、適当に冷却した酢酸アンモニウム溶液で洗
浄する。
この吸引含水塩生成物を50〜55℃の水800mlに溶解
し、次いで溶液のpHをゆるやかな撹拌および冷却下に2N
塩酸で1.5〜2に調整する。生成する物質を濾取し、水
で洗浄し、次いで水性メタノール混合物100mlから再結
晶させる。シス−ペルメトリン酸68g(81.6%)が得ら
れる、融点86〜87℃。
し、次いで溶液のpHをゆるやかな撹拌および冷却下に2N
塩酸で1.5〜2に調整する。生成する物質を濾取し、水
で洗浄し、次いで水性メタノール混合物100mlから再結
晶させる。シス−ペルメトリン酸68g(81.6%)が得ら
れる、融点86〜87℃。
上記アンモニウム塩の母液を2.5N塩酸でpH=3.5に酸
性にし、生成する物質を濾取し、洗浄し、次いで乾燥さ
せる。10〜15%シス/85〜90%トランスの異性体比率を
有するペルメトリン酸128gが得られる。
性にし、生成する物質を濾取し、洗浄し、次いで乾燥さ
せる。10〜15%シス/85〜90%トランスの異性体比率を
有するペルメトリン酸128gが得られる。
例 2 水酸化ナトリウム1.1モルを含有する水500ml中に、シ
ス/トランスペルメトリン酸(40/60)1モルを45〜50
℃で溶解し、次いで水300ml中の塩化アンモニウム2モ
ルの溶液を加える。生成する結晶を15℃に冷却した後に
濾取し冷い塩化アンモニウム溶液で洗浄し、次いで所望
により乾燥させる。85〜90/10〜15の異性体比率を有す
るシス−ペルメトリン酸アンモニウム約90gが得られ
る。
ス/トランスペルメトリン酸(40/60)1モルを45〜50
℃で溶解し、次いで水300ml中の塩化アンモニウム2モ
ルの溶液を加える。生成する結晶を15℃に冷却した後に
濾取し冷い塩化アンモニウム溶液で洗浄し、次いで所望
により乾燥させる。85〜90/10〜15の異性体比率を有す
るシス−ペルメトリン酸アンモニウム約90gが得られ
る。
さらに、例1の方法に従うか、または別の酸を使用
し、かくして分離された幾何学的異性体を得ることがで
きる。
し、かくして分離された幾何学的異性体を得ることがで
きる。
別種のシクロプロパンカルボン酸の異性体混合物を同
じ方法で分離できる。
じ方法で分離できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ガヤリイ,アンタル ハンガリア国1029 ブダペスト,マーシ ヨドイク ボホム,ギイ.15/ビー (72)発明者 ヒダシ,ギヨルギイ ハンガリア国1142 ブダペスト,テイゼ ドイクネドイエドイク,サレツト パー ク 7/エイ (72)発明者 ラツピ,アンドラス ハンガリア国2030 エルド ドレゲリイ ユー.33 (72)発明者 ラコクジ,ヨズセフ ハンガリア国1126 ブダペスト,テイゼ ドイクマーシヨドイク,フオドル ユ ー.18 (72)発明者 ソース,ルドルフ ハンガリア国1121 ブダペスト,ハンヤ ツド レユト,12 (72)発明者 スゼケリイ,イストバン ハンガリア国2120 ドユナケスジ,クラ ユカル ユー.6 (72)発明者 ゾルタン,サンドール ハンガリア国1142 ブダペスト,テイゼ ドイクネドイエドイク,サルコーズ ユ ー.7/エイ (56)参考文献 特開 昭55−2674(JP,A) 特開 昭54−100350(JP,A) 特開 昭55−59133(JP,A)
Claims (3)
- 【請求項1】式 (式中Rは1〜4個の炭素原子を有するアルキルまたは
ハロゲンを表わす)のシクロプロパンカルボン酸の幾何
学的異性体の分離方法であって、 a) 式(I) (式中Rは1〜4個の炭素原子を有するアルキルまたは
ハロゲンを表わす)のシクロプロパンカルボン酸から水
性または水性−有機性溶剤中で式(II) (式中R1は水素、1〜4個の炭素原子を有する直鎖状ま
たは分枝鎖状アルキルであり、R2は水素、1〜4個の炭
素原子を有する直鎖状または分枝鎖状アルキル、フェニ
ル、またはR1およびR2は一緒になってピペリジン基を形
成している)の化合物を用いて、式(IV) (式中R、R1およびR2は前記定義と同じ意味を有する)
の化合物を生成させ、而してこの生成を緩衝作用を有す
る式(III) (式中R1およびR2は前記定義と同じ意味を有し、そして
Xはクロリド、ブロミド、炭酸塩、硫酸塩、硝酸塩、リ
ン酸塩、酢酸塩またはギ酸塩のアニオンを表わし、そし
てnは1、2または3である)の塩の添加により促進さ
せ、生成する式(IV)の塩を濾取し、場合により再結晶
または混合析出させ、その後式(I)のシス−シクロプ
ロパンカルボン酸を鉱酸または有機酸により遊離させる
か、または b) 式(I) (式中Rは前記定義と同じ意味を有する)の化合物のナ
トリウムまたはカリウム塩に緩衝作用を有する式(II
I)(式中R1、R2、Xおよびnは前記定義の意味を有す
る)の塩を水性メジウム中で100〜300モル%の量で加
え、生成する式(IV) (式中R、R1、R2は前記定義と同じ意味を有する)の塩
を濾取し、次いで場合により再結晶させ、その後式
(I)のシス−シクロプロパンカルボン酸を鉱酸または
有機酸により遊離させ、次いで 式(I)の化合物のトランス異性体を選択的酸性化、次
いで濾過により単離する、 ことを含む方法。 - 【請求項2】水性−有機溶剤メジウムとして水性−エタ
ノール性または水性−アセトン性メジウムを使用するこ
とを含む請求の範囲1による方法。 - 【請求項3】(b)の処理において、式(III)の塩を
水性メジウム中で200〜300モル%の量で加えることを含
む請求の範囲1による方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
HU456384 | 1984-12-07 | ||
HU844563A HU196045B (en) | 1984-12-07 | 1984-12-07 | Process for separating the geometric isomers of cyclopropanecarboxylic acids |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62501007A JPS62501007A (ja) | 1987-04-23 |
JP2541956B2 true JP2541956B2 (ja) | 1996-10-09 |
Family
ID=10968326
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61500053A Expired - Lifetime JP2541956B2 (ja) | 1984-12-07 | 1985-12-06 | シクロプロパンカルボン酸異性体の分離方法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4843174A (ja) |
EP (1) | EP0205536B1 (ja) |
JP (1) | JP2541956B2 (ja) |
DE (1) | DE3563736D1 (ja) |
HU (1) | HU196045B (ja) |
WO (1) | WO1986003487A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5766201A (en) | 1995-06-07 | 1998-06-16 | Boston Scientific Corporation | Expandable catheter |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
BE755498A (fr) * | 1969-09-12 | 1971-02-01 | Sumitomo Chemical Co | Preparation d'acide chrysanthemique optiquement |
DE2800922A1 (de) * | 1978-01-10 | 1979-07-19 | Bayer Ag | Verfahren zur trennung stereoisomerer vinylcyclopropancarbonsaeuren |
DE2826952A1 (de) * | 1978-06-20 | 1980-01-10 | Bayer Ag | Enantiomerentrennung von chiralen carbonsaeuren |
EP0010875B1 (en) * | 1978-10-27 | 1983-06-22 | Imperial Chemical Industries Plc | Process of separating cis and trans isomers of cyclopropane carboxylic acids |
GB2035308A (en) * | 1978-10-27 | 1980-06-18 | Ici Ltd | Process for separating optical isomers of cyclopropane carboxylic esters |
EP0010874B1 (en) * | 1978-10-27 | 1983-06-22 | Imperial Chemical Industries Plc | Process for separating optical isomers of substituted cyclopropane carboxylic acids; amine salts of substituted cyclopropane carboxylic acids; a substituted cyclopropane carboxylic acid |
FR2512479A1 (fr) * | 1981-09-09 | 1983-03-11 | Klein Victor | Element de construction d'une paroi et paroi ainsi construite |
JPS58191843A (ja) * | 1982-05-07 | 1983-11-09 | 遠藤 尚三 | 壁構築法 |
HU188255B (en) * | 1983-02-17 | 1986-03-28 | Chinoin Gyogyszer Es Vegyeszeti Termekek Gyara Rt,Hu | Process for separation of izomers of derivates of cycloprophane carbonic acid |
-
1984
- 1984-12-07 HU HU844563A patent/HU196045B/hu not_active IP Right Cessation
-
1985
- 1985-12-06 EP EP86900226A patent/EP0205536B1/en not_active Expired
- 1985-12-06 US US06/902,460 patent/US4843174A/en not_active Expired - Fee Related
- 1985-12-06 JP JP61500053A patent/JP2541956B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1985-12-06 DE DE8686900226T patent/DE3563736D1/de not_active Expired
- 1985-12-06 WO PCT/HU1985/000072 patent/WO1986003487A1/en active IP Right Grant
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0205536B1 (en) | 1988-07-13 |
EP0205536A1 (en) | 1986-12-30 |
DE3563736D1 (en) | 1988-08-18 |
US4843174A (en) | 1989-06-27 |
WO1986003487A1 (en) | 1986-06-19 |
JPS62501007A (ja) | 1987-04-23 |
HUT38890A (en) | 1986-07-28 |
HU196045B (en) | 1988-09-28 |
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