JPS60248326A - 熱可塑性樹脂の成形方法 - Google Patents
熱可塑性樹脂の成形方法Info
- Publication number
- JPS60248326A JPS60248326A JP10602384A JP10602384A JPS60248326A JP S60248326 A JPS60248326 A JP S60248326A JP 10602384 A JP10602384 A JP 10602384A JP 10602384 A JP10602384 A JP 10602384A JP S60248326 A JPS60248326 A JP S60248326A
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- JP
- Japan
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- mold
- melted resin
- platen
- molten resin
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は熱可塑性樹脂の圧縮成形(射出圧縮成形を含む
)に関するものである。熱可塑性樹脂(以下樹脂という
)を押出機などで可塑化溶融し、これを未だ完全1こ閉
鎖していない金型間に供給し加圧冷却して得られる成形
品は完全に閉鎖し1こ金型間に溶融樹脂を供給して得ら
れる射出成形品と較べると次のような利点がある。
)に関するものである。熱可塑性樹脂(以下樹脂という
)を押出機などで可塑化溶融し、これを未だ完全1こ閉
鎖していない金型間に供給し加圧冷却して得られる成形
品は完全に閉鎖し1こ金型間に溶融樹脂を供給して得ら
れる射出成形品と較べると次のような利点がある。
射出成形では閉じられた金型空間にゲットより溶融樹脂
を圧入するため樹脂の配向が生じ、成形品に残留歪が残
るので、成形品にねじれ、ゆがみなどの変形が生じやす
いととま1こゲート近傍では残留歪が強く残るので、物
性的な弱点となる3、これに対し圧縮成形(射出圧縮成
形を含む)では、未た完全に閉鎖していない金型間に供
給された溶融樹脂を型締めによる圧力により、金型面を
一様に流動させて賦形するので、残留歪か殆んどなく、
変形の少ない成形品が得られる。
を圧入するため樹脂の配向が生じ、成形品に残留歪が残
るので、成形品にねじれ、ゆがみなどの変形が生じやす
いととま1こゲート近傍では残留歪が強く残るので、物
性的な弱点となる3、これに対し圧縮成形(射出圧縮成
形を含む)では、未た完全に閉鎖していない金型間に供
給された溶融樹脂を型締めによる圧力により、金型面を
一様に流動させて賦形するので、残留歪か殆んどなく、
変形の少ない成形品が得られる。
しかしながら、この方法で成形する場合、供給された溶
融樹脂が加圧されるまえから金型に接した部分は他の部
分に較べ、著しく光沢が悪くなったり、小さなシワが発
生するなどの問題が発生しやすい。
融樹脂が加圧されるまえから金型に接した部分は他の部
分に較べ、著しく光沢が悪くなったり、小さなシワが発
生するなどの問題が発生しやすい。
上記のトラブル(以下にこのトラブルをコールドマーク
と呼ぶ)が生じるのは溶融樹脂が金型上に供給されてか
ら、プレス圧力により溶融樹脂が金型キャピティを流れ
るまでの闇に金型に接している部分は金型面より熱を吸
収されて、樹脂温度が低下するためである。
と呼ぶ)が生じるのは溶融樹脂が金型上に供給されてか
ら、プレス圧力により溶融樹脂が金型キャピティを流れ
るまでの闇に金型に接している部分は金型面より熱を吸
収されて、樹脂温度が低下するためである。
この問題は樹脂温度、金型温度を充分に高く設定するこ
とにより解消する。しかしこの方法ではとくに成形品の
肉厚か厚いとき、製品を取出すまでに必要な冷却時間か
長くなり、生産サイクルが長くなり製品コストか高くな
る問題がある。
とにより解消する。しかしこの方法ではとくに成形品の
肉厚か厚いとき、製品を取出すまでに必要な冷却時間か
長くなり、生産サイクルが長くなり製品コストか高くな
る問題がある。
また、溶融樹脂の供給時に熱媒を流して金型温度を高く
保ち、その後冷媒に切替えて冷却する方法もあるか、こ
の方法では製品肉厚が1〜3w位の製品では実質的に成
形サイクルは短縮されない。さらに溶融樹脂の供給に先
立って、金型間にヒーターを挿入したり、ホットエアー
を供給したりあるいは誘電加熱装置を挿入しrこりして
金型表面近傍のみを加熱する方法も考案されているか、
この方法ではこれら加熱手段を型間−と糸外に出し入れ
する手段ならびに時間が必要となり、成形サイクルが短
縮されないか、まtこは短縮されたとしても装置費が高
くなって製品コストの低減にはつながらない。
保ち、その後冷媒に切替えて冷却する方法もあるか、こ
の方法では製品肉厚が1〜3w位の製品では実質的に成
形サイクルは短縮されない。さらに溶融樹脂の供給に先
立って、金型間にヒーターを挿入したり、ホットエアー
を供給したりあるいは誘電加熱装置を挿入しrこりして
金型表面近傍のみを加熱する方法も考案されているか、
この方法ではこれら加熱手段を型間−と糸外に出し入れ
する手段ならびに時間が必要となり、成形サイクルが短
縮されないか、まtこは短縮されたとしても装置費が高
くなって製品コストの低減にはつながらない。
本発明者らは前記コールドマークの発生する場所が溶融
樹脂が加圧される前から金型に接している部分のみであ
ることに注目して鋭意検討の結果、溶融状態にある熱可
塑樹脂を金型上に供給し、加圧冷却して成形品を得るに
際し、溶融樹脂が、加圧される前から接する金型部分を
おくことにぼり成形サイクルを短かく保って前記トラブ
ルを解消できることを見出しTこ、金型温度の設定値に
ついては、コールドマークか防止でき、成形サイクルを
低下させない条件は、成形に使用する樹脂、その温度、
および金型上に溶融樹脂が供給されてから、溶融樹脂に
プレス圧力が作用して金型内を流れるまでの時間等によ
って変ってくるので、これらの条件と成形サイクルを考
慮して設定温度条件を決めるのがよい。
樹脂が加圧される前から金型に接している部分のみであ
ることに注目して鋭意検討の結果、溶融状態にある熱可
塑樹脂を金型上に供給し、加圧冷却して成形品を得るに
際し、溶融樹脂が、加圧される前から接する金型部分を
おくことにぼり成形サイクルを短かく保って前記トラブ
ルを解消できることを見出しTこ、金型温度の設定値に
ついては、コールドマークか防止でき、成形サイクルを
低下させない条件は、成形に使用する樹脂、その温度、
および金型上に溶融樹脂が供給されてから、溶融樹脂に
プレス圧力が作用して金型内を流れるまでの時間等によ
って変ってくるので、これらの条件と成形サイクルを考
慮して設定温度条件を決めるのがよい。
以下に5%N’[[i例により詳細に説明する。
実施例1
本発明の実施要領を図面を用いて説明する。
第1図はプラテンに取付けた圧縮成形金型部の略断面図
である。
である。
第2図は、本発明方法によりて得られる成形品の斜視図
である。第1図において1はプレス機の上プラテンで油
圧により降下、上昇するようになっている。2はプレス
機の下プラテン、8.4は各々プラテンに取付けられた
上金型、下金型、5は高温熱媒体の通路で部分において
は金型表面近傍に配設し、他の部分は金型表面から光分
離れた位置に配設し、金型表面温度に実質的に影響を及
ぼさないようにしている。6.6′は温水又は低温熱媒
体の通路、7は供給され1こ溶媒樹脂である。
である。第1図において1はプレス機の上プラテンで油
圧により降下、上昇するようになっている。2はプレス
機の下プラテン、8.4は各々プラテンに取付けられた
上金型、下金型、5は高温熱媒体の通路で部分において
は金型表面近傍に配設し、他の部分は金型表面から光分
離れた位置に配設し、金型表面温度に実質的に影響を及
ぼさないようにしている。6.6′は温水又は低温熱媒
体の通路、7は供給され1こ溶媒樹脂である。
金型9.9′の表面温度は60℃、8の金型表面温度は
90℃に設定しこの上に260℃に加熱溶融したポリプ
ロピレン樹脂(住友ノーフレン■AY564)を供給し
上プラテンに取付けた上金型を降下させて圧縮成形した
。
90℃に設定しこの上に260℃に加熱溶融したポリプ
ロピレン樹脂(住友ノーフレン■AY564)を供給し
上プラテンに取付けた上金型を降下させて圧縮成形した
。
これにより底部(第2図、A部)を含め成形品全面にわ
たってコールドマークのない外観良好な成形品を得tこ
。
たってコールドマークのない外観良好な成形品を得tこ
。
比較例1
実施例1において、8の金型表面温度を60℃にするこ
とを除き他は実施例1と同様にして成形したところ成形
品底面外側(第2図A部)にコールドマークが発生し外
観不良な成形品となつrこ。
とを除き他は実施例1と同様にして成形したところ成形
品底面外側(第2図A部)にコールドマークが発生し外
観不良な成形品となつrこ。
実施例2
第3図は溶融樹脂の供給位置までプラテンを移動させt
こときのプラテンに取付けた射出圧縮成形金型部の路面
図である。第8図において11は固定側プラテン、12
は可動側プラテン、1B、14は各々のプラテンに取付
けられたコア型、キャビティ型、15.15ように該部
分の金型表面近傍に配設したカ−トリッジヒーターであ
る。16,16’は温水の通路、17はゲート部20を
通じて供給された溶融樹脂である。なおゲート部20に
は図示してないが溶融樹脂を供給する時のみ開き、それ
以外は閉じている弁が内蔵されている。金型19.19
′の表面温度は′50℃、18の金型表面温度は約90
℃に設定し、第3図に示した状態までプラテン12を移
動させた後、240℃に加熱溶融したABS@脂(クラ
ラスチック08HF)を供給し、供給後プラテン12を
さらに移動させて加圧するとともに、カートリッジヒー
ターを切って、冷却後製品を取り出しrコ。これにより
底部(第2図A部)を含め成形品全面にわたってコール
ドマークのない外観良好な成形品を得fこ。なお、製品
取出し後、カートリッジヒーターに通電して次のサイク
ルにそなえる。
こときのプラテンに取付けた射出圧縮成形金型部の路面
図である。第8図において11は固定側プラテン、12
は可動側プラテン、1B、14は各々のプラテンに取付
けられたコア型、キャビティ型、15.15ように該部
分の金型表面近傍に配設したカ−トリッジヒーターであ
る。16,16’は温水の通路、17はゲート部20を
通じて供給された溶融樹脂である。なおゲート部20に
は図示してないが溶融樹脂を供給する時のみ開き、それ
以外は閉じている弁が内蔵されている。金型19.19
′の表面温度は′50℃、18の金型表面温度は約90
℃に設定し、第3図に示した状態までプラテン12を移
動させた後、240℃に加熱溶融したABS@脂(クラ
ラスチック08HF)を供給し、供給後プラテン12を
さらに移動させて加圧するとともに、カートリッジヒー
ターを切って、冷却後製品を取り出しrコ。これにより
底部(第2図A部)を含め成形品全面にわたってコール
ドマークのない外観良好な成形品を得fこ。なお、製品
取出し後、カートリッジヒーターに通電して次のサイク
ルにそなえる。
以上実施例をあげて説明したが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、材料の種類、供給方法、加熱方法、
加熱のタイミング、時選択できる。
れるものではなく、材料の種類、供給方法、加熱方法、
加熱のタイミング、時選択できる。
第1図は、プラテンに取付けたプレス成形金型部の略断
面図、第2図は、本発明方法によって得られる成形品の
斜視図である。第8図はプラテンに取付けtコ射出圧縮
成形金型部の略断面図である。 112ニブレス機のプラテン 8.4:圧縮成形金型 5:熱媒体の流路 6.6′: 冷却水通路 7:溶融樹脂 11.12: 射出圧縮成形のプラテン1B、14:
射出圧縮成形金型 15、II5′: カートリッジヒーター16 、16
’ : 冷却水通路 17: 溶融樹脂 第1図 第2図 第3図
面図、第2図は、本発明方法によって得られる成形品の
斜視図である。第8図はプラテンに取付けtコ射出圧縮
成形金型部の略断面図である。 112ニブレス機のプラテン 8.4:圧縮成形金型 5:熱媒体の流路 6.6′: 冷却水通路 7:溶融樹脂 11.12: 射出圧縮成形のプラテン1B、14:
射出圧縮成形金型 15、II5′: カートリッジヒーター16 、16
’ : 冷却水通路 17: 溶融樹脂 第1図 第2図 第3図
Claims (1)
- 溶融状態にある熱可塑性樹脂を未だ完全に閉鎖していな
い金型間に供給し加圧、冷却して成形品を得るに際し、
供給された溶融樹脂が加圧される前から接する金型表面
の部分を少なくととする熱可塑性樹脂の成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10602384A JPS60248326A (ja) | 1984-05-24 | 1984-05-24 | 熱可塑性樹脂の成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10602384A JPS60248326A (ja) | 1984-05-24 | 1984-05-24 | 熱可塑性樹脂の成形方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60248326A true JPS60248326A (ja) | 1985-12-09 |
JPH0519443B2 JPH0519443B2 (ja) | 1993-03-16 |
Family
ID=14423044
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10602384A Granted JPS60248326A (ja) | 1984-05-24 | 1984-05-24 | 熱可塑性樹脂の成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60248326A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015112827A (ja) * | 2013-12-13 | 2015-06-22 | 有限会社郷製作所 | プレス成型金型及びこれを用いたプレス成型方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52852A (en) * | 1975-06-24 | 1977-01-06 | Sumitomo Bakelite Co | Molding method with good appearance of gate |
JPS58120020U (ja) * | 1982-02-10 | 1983-08-16 | 東芝機械株式会社 | 射出成形機用金型 |
JPS5948114A (ja) * | 1982-09-13 | 1984-03-19 | Sumitomo Chem Co Ltd | ポリオレフイン樹脂のプレス成形方法 |
-
1984
- 1984-05-24 JP JP10602384A patent/JPS60248326A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52852A (en) * | 1975-06-24 | 1977-01-06 | Sumitomo Bakelite Co | Molding method with good appearance of gate |
JPS58120020U (ja) * | 1982-02-10 | 1983-08-16 | 東芝機械株式会社 | 射出成形機用金型 |
JPS5948114A (ja) * | 1982-09-13 | 1984-03-19 | Sumitomo Chem Co Ltd | ポリオレフイン樹脂のプレス成形方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015112827A (ja) * | 2013-12-13 | 2015-06-22 | 有限会社郷製作所 | プレス成型金型及びこれを用いたプレス成型方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0519443B2 (ja) | 1993-03-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |