JPS60246900A - 無機質紙及びその製造方法 - Google Patents

無機質紙及びその製造方法

Info

Publication number
JPS60246900A
JPS60246900A JP9945084A JP9945084A JPS60246900A JP S60246900 A JPS60246900 A JP S60246900A JP 9945084 A JP9945084 A JP 9945084A JP 9945084 A JP9945084 A JP 9945084A JP S60246900 A JPS60246900 A JP S60246900A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inorganic
paper
slurry
powder
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9945084A
Other languages
English (en)
Inventor
玄馬 恒夫
駒津 達夫
溝辺 昭雄
東森 正輔
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kuraray Co Ltd filed Critical Kuraray Co Ltd
Priority to JP9945084A priority Critical patent/JPS60246900A/ja
Publication of JPS60246900A publication Critical patent/JPS60246900A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアスベストを含有しない高強力で寸法安定性が
優れた無機質紙に関するものである。
無機質紙は安価で寸法安定性がよいため、床材、壁材、
天井材のような建材用途に多く用いられている。現実に
実用に供しているものにはアスベスト紙およびガラス繊
維紙がほとんどで、他にロックウール紙などの無機繊維
紙あるいは陶紙、水酸化アルミニウム紙などの無機粉末
紙がある。
アスベスト紙は水中でアスベストにゴムラテックスを吸
収・凝集せしめ抄紙したもので、安価でかつ高温に於け
る強力が強く、プレス等にょシ平滑化が容易にでき、床
材、壁材などの建材曳丼に多く用いられている。しかし
ながらアスベストには健康上の問題があるため、使用量
は減少傾向にあシ、代替物の研究が多くなされている。
ガラス繊維紙はガラス繊維をある種のバインダーで接着
固定した紙であり、無機物質を繊維化することなく抄紙
したアスベスト紙あるいは無機粉末紙に比較し、高価で
あり、更に抄紙後紙を取扱う際ガラス繊維に起因するイ
ツチング現象を伴なう。また製品段階ではガラス繊維の
存在が目立ち易く表面平滑性に劣シ、床材に用いる際な
ど、これらの欠点を補うため樹脂加工を行なう場合があ
る0 ロックウール紙においては上記問題点の他、原料繊維に
存在するショットによる砂状物が目立ち均一性のよい紙
は得られず、また抄造工程でショットが沈降堆積し、坪
量管理が困難となシ更に工程汚染が起こる。
陶紙は無機粉末を特殊なパルプに吸着後抄紙した紙であ
って、陶磁器あるいは特殊フィルター用に少量用いられ
ているが、高温に於ける強力か弱く、水分率変化に対す
る寸法変化が大きい。
水酸化アルミニウム紙はパルプに多量の木酸化アルミニ
ウム粉末を吸着せしめ抄紙し先組で防炎性能が非常に優
れているが、高温に於ける強力が弱く、水分率変化に対
する寸法変化が大きく、更に軽度の摩擦で紙原料が外れ
やすい。
本発明の無機質紙は、上記従来のそれの特徴を損りうこ
となく各々がかかえている問題点を克服したもので、無
機粉末からなる、アスベストを含有しない無機質紙であ
る。ところで、このような無機質紙の公知例としては、
例えば、特公昭57−49680には繊維スラリーに無
機填料及びゴムラテックスを添加後コロイド的に不安定
化ならしめ抄紙する方法が記載されている。しかしかが
る方法で得られる紙は繊維、無機填料及びゴムラテック
スよシなる凝集体のみで構成された紙であシ、軽度の摩
擦で紙原料が外れやすく更に抄紙工程における工程汚染
を起こしやすい。また特開昭56−4799には無機粉
末、繊維、ラテックスからなる凝集体を抄紙する方法が
記載されている。しかし、かかる方法で得られる紙も特
公昭57−49680とほぼ同じく、無機粉末、繊維、
ラテックスからなる凝集体のみで構成される紙であって
上記例と同様な問題点を有している。
本発明者は従来の無機質紙の特徴を損なうことなく、前
記の問題を克服すべく鋭意研究を重ねた結果、自己凝集
能力を有する無機粉末を主成分として構成される凝集体
と無機繊維状物あるいは無機鱗片状物およびポリビニル
アルコール系繊維状バインダー溶解物からなる無機質紙
が優れた性能を示すことを見い出した。
即ち本発明は自己凝集能力を有する無機粉末40〜90
チ、パルプ状物5〜40%、ゴムラテックス3二50%
、熱水溶解性である高分子粉末0〜30%で構成される
凝集体40〜95部と、無機繊維状物あるいは無機鱗片
状物2〜40部、ポリビニルアルコール系繊維状バイン
ダー溶解物3〜40部、引張強度が2〜151/デニー
ルである親水性有機繊維状物0〜40部からなる無機質
紙であって、該凝集体間に無機繊維状物あるいは無機鱗
片状物及びポリビニルアルコール系繊維状バインダー溶
解物が存在し、かつポリビニルアルコール系繊維状バイ
ンダー溶解物で凝集体及び無機繊維状物あるいは無機鱗
片状物を強固に接合してなる無機質紙並びにその製造方
法を提供するものである0 本発明の無機質紙はアスベストを全く含有しないため健
康上の障害は起こさない。また該無機粉末がゴムラテッ
クスで強固に固定され、かつ該凝集体及び無機繊維状物
あるいは無機鱗片状?+(以降無機繊維・鱗片状物とい
う)がポリビニルアルコール系繊維状バインダー(以降
PVA系繊維状バインダーという)溶解物で強固に接合
され、該凝集体、無機繊維・鱗片状物、PVA系繊維状
・〈イングー溶解物の特徴が有効に活かされている。
かかる相互作用により常温及びクッションフロア基材で
要求される180℃のような高温に於ける強力が強く、
温度変化及び水分率変化によZ寸法変化も少なく、また
無機繊維状物によるイツチング現象もなく、更に陶紙及
び水酸化アルミニウム紙、その他特公昭57−4968
6及び特開昭56−4799の紙で問題の軽度の摩擦に
よる紙原料の外れがない性能の優れた紙である。
かかる紙は上記条件が揃うことが重要で1つでも欠ける
と本発明の性能の優れた紙は得られない。
例えば自己凝集能力を有する無機粉末の代りに、かかる
能力が不足する無機粉末を用いる場合、無機粉末の十分
な一凝集が達成しにくいため、抄網に於ける歩留が不十
分であったシ、工程汚染を起こしたシする。製造上のト
ラブルを無視し、原料調合段階で無機粉末を過剰に仕込
み、得られる無機質紙の坪量及び紙組成が本発明の無機
質紙と同じ紙を抄紙しても、軽度の摩擦により紙原料が
外れやすく、かつ地合の悪い紙しか得られない。該凝集
体を含有しない場合には、無機粉末を含有しない無機繊
維紙あるいは無機鱗片紙となシ、本発明の無機質紙から
大きく外れた紙であって、床材などに必要な特性である
加工性及び安価であるという特徴が損なわれる。無機繊
維・鱗片状物を含有しない無機質紙は高温に於ける強力
が弱く、温度変化及び水分率変化による寸法変化が太き
い。
P、VA系織繊維状バインター溶解物含有しない場合、
該凝集体及び無機繊維・鱗片状物の特徴が全く活かせず
、常温及び高温に於ける強力が弱く、更に温度変化及び
水分率変化による寸法変化が大きい。本発明の無機質紙
は自己凝集能力を有する無機粉末からなる該凝集体、無
機繊維・鱗片状物、PVA系繊維状バインダー溶解物か
らなシ、優れた特徴を有する紙であって、通常の有料を
用いかつ凝集体のみを抄紙してなる陶紙、水酸化アルミ
ニウム紙、その他特公昭57−49680、特開昭56
−4799の技術でとうてい予想しえるものでない。
更に凝集体中に熱水溶解性高分子粉末が存在することは
、無機粉末の保持力を向上せしめるに有効である。また
無機質紙に引張強度が2〜15v/デニールである親水
性有機繊維状物(以降有機繊維状物という)が存在する
ことはPVA系繊維状バインダー溶解物との強い相互作
用によシ強方向上が著しるしく、非常に好ましい。
本発明でいう自己凝集能力を有する無機粉末は、かかる
無機粉末にゴムラテックスを直接添加し、これに凝集剤
を作用せしめると激しい凝集を起こす粉末である。無機
粉末のほとんどは凝集に巻き込まれ歩留は非常によいが
、半面巨大凝集体ができ、抄紙時に地合、乱れを起こす
ことがある。パルプ状物を配合すると、強い凝集能力を
有する無機粉末が凝集に際して歩留の良さを損なうこと
なく凝集体が巨大化するのを防ぎ、抄紙に適した大きさ
に細分化することができる。
即ち本発明は自己凝集能力を有する無機粉末が凝集する
時パルプ状物によりa集体の大きさの調整を可能とした
ものでめシ、通常の無機粉末をパルプに、より捕捉ある
いは、定着させようとする公知の方法とは本質的に異な
る。該無機粉末はよシ具体的には、無機粉末の8を類を
変えて、後述する実施例3の方法で凝集体スラリーを作
製する際、かかる凝集体の直径が0.06m以上である
割合が80チ以上になるような無機粉末である。
自己凝集能力を有する無機粉末としてはアタパルジャイ
ト、セビオライト、パイロフィライト、バルゴルスカイ
トなどがあけられる。かかる無機粉末は自己凝集能力が
強すぎ、純分で50チ以上もあれば十分で、他の無機粉
末が混合されていてもかまわない。混合されるに適した
無機粉末としては、カオリナイト、タルク、酸性白土、
珪藻土、炭酸カルシウム、二酸化チタン、無定形シリカ
、硅酸カルシウム、硅酸マグネシウム、アルミナ、水酸
化アルミニウム、水酸化マグネシウム等の粉体があげら
れる。自己凝集能力を有する無機粉末の中で特にアタパ
ルジャイト及びセビオライトは単独で用いれば繊維状の
非常に好ましい凝集体が得られ、またパイロフィライト
は非常に凝集に適した粉末で、純分が50チ以上あれば
繊維状の好ましい凝集体が得られ、かかる粉末は、いず
れも本発明で非常に好ましい無機粉末である。
自己凝集能力を有する無機粉末は凝集体中に40〜90
%存在するのがよく、好捷しくけ60〜85%がよい。
かかる無機粉末が40%より小では安価であるという%
徴が損なわれ、90%よシ大では安定した凝集体が得ら
れず好ましくない。
本発明で用いられるパルプ状物は天然物を蒸解して得ら
れるものでもよく、また合成高分子物質を一軸延伸後叩
解してパルプ状にしたもの、或いは合成高分子物質の製
造過程である一定の剪断応力下で原料モノマーを仕込み
重合あるいは縮合したものでもよく、形態がパルプ状で
あれば構わない0特に木材を蒸解して得られるパルプが
価格面及び供給面で好ましい。かかるパルプ状物として
、クラフトパルプ、サルファイドパルプ、溶解パルプ、
グランドパルプ、セミケミカルパルプなどがあげられ、
更に晒パルプでも、未晒パルプでもかまわない。合成高
分子物質からなるパルプ状物として一軸延伸したポリビ
ニルアルコール樹脂あるいはアクリロニトリルを主成分
とした共重合体樹脂のフィルムあるいは繊維状物の叩解
品などがあシ、マたswp(三井ゼラパック社製)のよ
うなポリエチレンからなる合成パルプ、あるいはアラミ
ドからなるツメツクスフイブリッドなどがある。
かかるパルプ状物は凝集体の大きさを調整するのに有効
で、凝集体中に5〜40%存在するのがよく、更に好ま
しくf′i7〜25%存在するのがよい。パルプ状物が
5%よシ小では凝集体の寸法が大きくなシ均質地合の無
機質紙が得に<<、40チよシ大では凝集時遊離物を生
成しゃすくなシ好ましくない。
本発明で用いられるゴムラテックスは自己凝集能力を有
する無機粉末に強固に結合するとともに凝集体間の結合
、更には凝集体と無機繊維・鱗片状物あるいは有機繊維
状物との結合に作用するもので、本発明の無機質紙に対
し軽度の耐摩擦性の付与、強方向上、柔軟性付与等の効
果をもたらす。
かかるゴムラテックスは合成高分子からなるラテックス
でもよく、天然ラテックスでもよく、またアニオン性、
カチオン性、ノニオン性、両性のいずれでもかまわない
。かかる例としてスチレン−ブタジェン共重合体ラテッ
クス、ポリブタジェンラテックス、アクリロニトリル−
ブタジェン共重合体ラテックス、アクリロニトリル−ス
チレン−ブタジェン共重合体ラテックス、ポリクロロプ
レンラテックス、ポリイソプレンラテックス、天然ゴム
ラテックス、エチレン−酢酸ビニル共重合体ラテックス
、アクリル酸エステルの単独重合体ラテックス及び各檀
アクリル酸エステル共重合体うデツクスなどがあげられ
る。
かかるラテックスは凝集体中に3〜50%存在するのが
よく、好ましくは5〜25チがよい。ゴムラテックスが
3チよシ小では耐冷擦性及び柔軟性が低く% 50%よ
シ大では凝集体作製時、スラリーのにごシが静滑せず好
ましくない。
本発明で用いられる熱水溶解性高分子粉末は凝集体間、
凝集体と無機繊維・鱗片状物あるいは有機繊維状物の間
の結合に作用し、本発明の無機質紙の強方向上に特に有
効であり、また50”C以上の熱水に溶解する高分子粉
末で、天然物でも合成物でもかまわない。かかる粉末と
してゼラチン、カゼイン、デンプン、PVA及び各々の
誘導体、更にはメチルセルロース、ソジウムヵルボキシ
キーメチルセルロースのようなセルロースの誘導体、あ
るいはポリアルギン酸ソーダなどがあげられる。
凝集体中にかかる粉末が30%以下存在するのが好まし
い○かかる粉末が30%よシ大では、凝集体への定着が
i<なシ好ましくない。
本発明で用いられる高分子凝集剤及び3価金属塩は水溶
液状で凝集体スラリーの作製に用いられ、無機粉末及び
ゴムラテックスの凝集に作用するものである。高分子凝
集剤は凝集すべきスラリー固形分に対し0.001〜5
.0%用いられる。0.001 %よシ小では凝集が不
十分になり、5.0%よシ大では凝集体寸法が犬きくな
シすぎ好ましくない。かかる高分子凝集体として、分岐
が20jj以上のポリアクリルアミド類、変性ポリアク
リルアミド類、ポリアクリル酸ソーダ類、アクリルアミ
ド−アクリル酸ソーダ共重合物、ポリエチレングリコー
ル類、などがあげられ、イオン性はカチオン性でもノニ
オン性でもアニオン性でもか1わない。本発明に於ける
凝集は凝集剤のイオン性に関係なく完遂できる点示特徴
の1つでもある。3価金属塩は添加すべきスラリー固形
分に対し、 0.01〜10%用いられる。U、04%
より小では凝集が完全に完遂せず若干にごυが残ること
かあJ、10%より大では凝集体が硬くなシすぎ、得ら
れる紙の地合に悪影響を及ぼし好ましくない。かかる金
属塩として硫酸アルミニウム、塩化アルミニウムなどの
アルミニウム塩、塩化第2鉄、硝酸第2鉄などの第2鉄
塩などがあげられる。
本発明で用いられる無機#R維秋物るるいは無機鱗片状
物は無機質紙中で、そのヤング率の大きさ及び繊維状あ
るいは鱗片状の形状、熱あるいは水に対する耐性が有効
に活かされ、得られる無機質紙の寸法安定性向上に著し
るしく寄与するほか強方向上も期待できる。
用いられる無機繊維・鱗片状物の配合量は2〜40%、
好ましくは5〜25部がよい。無機繊維・鱗片状物が2
部よシ小になると上記効果が失なわれ、また40部より
大では平滑性が損なわれ好ましくない。
無機繊維状物の場合少なくとも長辺と短辺の比が5以上
で、ショットが5%以下のものが好1しく、断面形状は
任意でよい。かかる繊維状物として、ガラス繊維、スラ
グウール、ロックウール、アルミナシリケート繊維、石
英繊維、アルミナ繊維、チタン酸カリウム繊細、窒化ホ
ウ素繊維、ジルコニア繊維、炭素繊維、炭化硅素繊維、
二酸化チタン繊維、チタン酸バリウム緻維なとがめる。
また無機鱗片状物は長辺が0.5間以上であシ、カリ雲
母、鉄雲母、絹雲母、金雲母、愚雲母などカ・あげられ
る。
本発明で用いられるボリビニルアルコール系繊維状バイ
ンダー溶解物は無機質紙を構成している物質量を強固に
接着固定し、かかる無機質紙の常温及び高温に於ける強
方向上に顕著な効果がみとめられる線かイツチング防止
効果もめる。かかるバインダー溶解物はポリビニルアル
コールよシなり、水中溶M温度が50〜95℃で、繊維
長が2〜10關の繊維状物が無機質紙製造工程で溶解後
乾燥固化したものである。該ポリビニルアルコールは重
合糺が500〜2500、ケン化度が85.0〜99.
9モル係が好ましく、また各種変性ポリビニルアルコー
ルも包含される。
用いられるバインタ゛−量は3〜40部、好ましくは5
〜20部がよい。かかるバインダーが3部より小では強
力及び寸法安定性か充分得られず、40sよシ大になる
と硬くなりすぎ好ましくない。
本発明で用いられる引張強度が2〜152/デニルの親
水性有機繊維状物は繊維強力が強(、PVA系繊維状バ
インダー溶解物との接着性に優れ、無機質紙の強方向上
及びイツチング防止に有効である。用いられる量は40
部以下、好ましくは5〜20部がよい。かかる線維状物
として、繊度0.1〜10デニール、繊維長2〜251
mのレーヨン、ビニロン、ナイロン、アクリル、ボリク
ラールなどの繊維があげられる。
本発明の無機質紙は以下の方法で、通常の抄紙設備で容
易に製造しうる。通常のチェスト、ボーチャーその他攪
拌装置を有する原料槽で自己凝集能力を有する無機粉末
、パルプ状物、必要に応じ熱水溶解性高分子粉末よシ水
性スラリーを調整し、攪拌中のかかるスラリーに高分子
凝集剤水溶液を固形分に対し純分で0.001〜5.0
%になるように添加し、抄紙に適した寸法に凝集せしめ
る。更にゴムラテックスを添加し、該凝集体に吸着せし
め凝集を完結するため3価金属塩水溶液を、得られる固
形分に対し純分で0.01〜10%になるよう添加し、
攪拌を続けて、凝集体スラリーが得られる。
かかる方式で得られる凝集体は抄紙に於ける通常の攪拌
で破壊されることなく、また形態が繊維状でかつ長さと
太さが抄紙に好適で、均質な無機質紙の製造に適してい
る。また凝集体スラリー作製法の別法として以下の方法
があり、かかる方法でも本発明の無機質紙は製造しうる
。即ち通常の抄紙設備のチェストあるいはボーチャーな
どで自己凝集、能力を有する無機粉末、パルプ状物、ゴ
ムラテックス、必要に応じ熱水溶解性高分子粉末で水性
スラリーを調整し、攪拌中のかかるスラリーに高分子凝
集剤水溶液をスラリー固形分に対し純分で0.001〜
5.0%になるよう添加し、更に3価金属塩水溶液をス
ラリー固形分に対し、純分で0.01〜10%になるよ
う添加し、攪拌を続けることにより凝集体スラリーが得
られる。
かかる凝集体スラリーに無機繊維書麟片秋物、PVA系
繊維状バインダー、必要に応じ有機繊維状物を混合し、
通常の抄紙設備で抄紙することによシ容易に本発明の無
機質紙が製造できる。用いる抄紙設備のワイヤーパート
は円網、短網、長網のいスレでもよ<、tたベルベフォ
ーマー、バーチフォーマ−、ハイドロフォーマ−なとの
いずれの抄網でも力為まわず、また乾燥パートは多筒式
あるいはヤンキー型のいずれでもよく、方式に限定され
るものでない。更に凝集過程あるいは抄紙工程で、エポ
キシ系、メラミン−フォルマリン系、尿素−フォルマリ
ン系、アクリルアミド系などの紙力増強剤を添加しても
かまわない0かがろ紙力、増強剤の添加によシ、得られ
る無機質紙の強力改善効果が認められている0 本発明の無機質紙の80〜220℃に加熱した加圧ロー
ル処理は平滑性、常温および高温に於ける強方向上に有
効で非常に好ましい0 本発明の無機質紙はアスベストを含有せず、人体に対す
る健康上の障害がなく、まだガラス繊維のような無機繊
維状物に見られるイツチングの問題もなく、それでいて
常温及び高温に於ける強力も強い。更に温度変化及び水
分率変化による寸法変化も小さく、軽度の摩擦による紙
原料の外れもなく、床材、壁材、天井材などの建材に好
適な紙である。
本発明に於ける凝集体歩留シは2%100dの凝集体ス
ラリーを直径3.7 cnrのたて80メツシユ、よこ
56メツシユのステンレス金網で濾過し、固形分の金網
への残存量と固形分の金網からのr過量より以下の式で
算出する。
本発明に於ける耐摩擦性は無機質紙の表面を指で強くこ
すシ、構成している物質の外れ具合を肉眼判定する。
本発明で用いられている部及びチは、特にことわりがな
い限シすべて重量部及び重量%である。
以下実施例で本発明を説明する。
実施例1〜5 自己凝集能力を有する無機粉末であるアタノクルジャイ
ト、セピオライト、パイロフィライトあるいはパイロフ
ィライトとカオリ・ナイトの3:2混舎ン 金粉末50〜70%及びパルプ状物である叩解度480
mJ(CFS)のN−B−i(−P 15−25%で水
性スラリーを調整し攪拌しているところ−\、カチオン
性高分子凝集剤であるアイクイフロックT−884(市
川毛織社製)水溶液を該スラリーの固形分に対し、純分
で0.2%になるよう添加し、該無機粉末及びパルプを
凝集せしめ、更にゴムラテックス(いずれも日本七オン
社M)であるニラポール2570x5(SfjR)ニラ
ボール1571(NBR,’)あるいはニラポールL、
X−854(アクリル)を15〜25チ添加し上記凝集
体に吸着せしめたのち、更に凝集を完遂するため硫酸ア
ルミニウム水溶液を得られる凝集体スラリーの固形分に
対し純分て10%にt゛るよう添加し、5分間攪拌し、
2チ、Jotの凝集体スラリーをステンレス容器に調整
する。
かかる凝集体スラリーを用い、凝集体65〜80部、無
機繊維状物あるいは無機鱗片状物であるガラス繊維の直
径9μ、長さGf1品(以降ガラス繊維9μ、6mとい
う)あるいけマイカ60メツシュ通過品(以降マイカ6
0メツシユという)10〜15gC更にポリビニルアル
コール系!A a 状バインダーである水中溶解漉里が
60℃、緬;度か1デニール、長さ3簡のVPB]05
〜2×3(クラレ社ff)10〜20部の水性スラリー
を調整し、これを用いJIS P8209の手すさ機に
より坪量472〜506り/Hの湿紙を作製し、ロータ
リードライヤー(熊谷理機工業社製)で110℃、12
0秒間乾燥し、実施例j〜5の無機質紙を作製した。
比較実施例1 自己凝集性の乏しい無機粉末であるタルク70条、叩解
度−480d(CPS)のN−B@KP 15%で水性
スラリーを整調し、攪拌しているところへカチオン性高
分子凝集剤であるアイケイフロックT−884水溶液を
スラリーの固形分に対し純分で0.2%になるよう姉加
して、凝集体スラリーを調整し、かかるスラリーにゴム
ラテックスである二ノポール2570X5(SBR)1
5%添加し凝集体に吸着せしめ、更に硫酸アルミニウム
水溶液を得られる凝集体スラリーの固形分に対し純分で
10%になるよう添加1〜.5分間攪拌しb2%、lo
lの凝集体スラリーを調整する。
かかる凝集体スラリーを用い、後述実施例4の方法で坪
量4]7f/m’の無機質紙を作製した。
比較実施例2 自己凝集能力を有する無機粉末であるバイロンイライト
75%ゴムラテックスでめるニラボール2570X5(
SBR)25%より、比較実施例1の方法で凝集体スラ
リーを調整し、かかる凝集体スラリーのみを用い実施例
】の方法で坪量492y/m”の紙を作製した。
比較実施例3.4 実施例4の方法で凝集体スラリーを作製し、かかるスラ
リーを用い凝集体90部、ガラス繊維9μ、6mw+I
O部より実施例4の方法で比較実施例30坪量48’l
N’/m’の無機質紙を作製した。
上記スラリーを用い、凝集体90部、VPB105−2
X3 ]0fljより実施例4の方法で、比較実施例4
の坪量4939/rrlの無機質紙を作與した。
比較実施例5 自己凝集能力を有する無機粉末であるセビオライト60
チ、ガラス繊維9μ、6間10%、VPB105−2X
3 10%、叩解度480m/(CPS)のNBKP 
1Q%で水性スラリーを作與し攪拌しているところ−\
、高分子凝集剤アイケイフロックT−8,84水溶液を
該スラリー固形分に対し、純分で0.2%になるよう添
加して凝集体スラリーを調整り、、次にゴムラテックス
のニノホー)し2570X 510%を添加し、該凝集
体に吸着せしめ、更に硫酸アルミニウム水溶液をかかる
凝集体スラリーの固形分に対し、純分で1.0%になる
よう添加し、5分間攪拌し、凝集体スラリーを調整する
かかる凝集体スラリーのみを用い、比較実施例2の方法
で無機質紙を作製する。
実施例−1〜5は本発明の無機質紙で紙料の歩留がよく
、工程汚染の心配はなく、更に紙物性もよく優れた紙で
ある。これに対し、比較実施例−1は無機粉末にタルク
を用いているため凝集性にやや難があ夛、更に凝集体歩
留りが不十分で、白水の白濁は避けられない。比較実施
例−2は凝集体にパルプ状物がないため凝集体が犬きく
なシ過ぎ、地合のよい紙が得られない。比較実施例−3
は紙組成にPVA系繊維状バインダーがないため裂断長
及び180°C裂断長が不十分である。比較実施例−4
は紙組成に無機繊維・鱗片状物がないため、20°C−
24hr 水中浸漬後伸び率が大き過ぎる。比較実施例
−5は凝集体作製過程で無機繊維状物及びPVA系繊維
バインダーを混合しているため、凝集体スラリーは自己
凝集能力を有する無機粉末の固定が悪く、更に粘着性の
ラテックス単独凝集体が遊離し、工程汚染が起こりやす
く、更に耐摩擦性及び地合いの悪い無機質紙しか得られ
ず好ましくない。
実施例−6 パイロフィライトとカオリナイトの3;2混合粉末70
%、叩解度480WLl(CFS)のNBKP15%、
ニラボール2570X5(SBR)15%の水性スラリ
ー葡調整し、かかるスラリーにアイケ・イフロックT−
884水溶液をスラリー固形分に対し純分で0.2%に
なるよう添加し、更に硫酸アルミニウム水溶液をスラリ
ー固形分に対し純分で1.0チになるよう添加して、凝
集体スラリーを調整した。かかる凝集体スラリーを用い
、実施例−4の方法で坪量502 ? / rr+″の
無機質紙を作製した。
得られた無機質紙は裂断長が1.olゆ、1so℃裂断
長が0.42jan、20°C−24hr水中浸漬後の
伸び率が0.10%でかつ耐摩擦性及び地合は実施・例
−4並みであった。かかる無機質紙は実施例−4で高分
子凝集剤の添加時点をゴムラテックスの後に変更したも
のであるが、性能がよく、かつ耐摩擦性及び地合の優れ
た無機質紙が得られた。
実施例−7−8 試験抄紙機のチェストで実施例−3の凝集体スラリーを
調整し、かかるスラリーを用い、凝集体80部、ガラス
繊維9μ・6簡10部、VPB105−2X310部の
水性スラリーを調整し、円網、短網コンビネーション抄
紙機で抄き合せ比率1:1の湿紙を抄紙し、ヤンキード
ライヤー130℃で実施例−7の坪量496 t/rr
?の無機質紙を作製したO かかる無機質紙をロール間隔が紙厚さの80%である1
50℃の熱ロールを3回通過せしめ実施例−8の無機粉
末紙を作製した。
実施例−9 試験抄紙機のチェストで実施例−7と同様にして凝集体
70部、ガラス繊維9μ・6簡10部、VPB 105
−2X310部、有機繊維状物である1デニール5簡の
ビニロン繊維(以降vPB103×5という)10部よ
シなる凝集体スラリーを調整し、かかるスラリーを実施
例−7の方法で抄紙、乾燥し、実施例−9の坪量486
 f’/♂の無機粉末紙を作製した。
第2表 実施例−7〜9はいずれも本発明の無機質紙で、優れた
紙性能を有している。実施例−8の紙は実施例−7の紙
に熱圧ロール処理したものであり、熱圧ロール処理は紙
性能向上に有効である。実施例−9は実施例−7に有機
繊維状物であるVPB103X5を更に含有せしめた紙
であり、有機繊維状物の含有は紙性能向上に非常に有効
である。
特許出卸人 株式会社 り ラ し 代理人弁理士本多 堅

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 自己凝集能力を有する無機粉末40〜90チ、バ
    ルブ状物5〜40%、ゴムラテックス3〜50%、熱水
    溶解性である高分子粉末O〜30チで構成される凝集体
    40〜95部と、無機繊維状物あるいは無機鱗片状物2
    〜40部、ポリビニルアルコール系繊維状バインダー溶
    解物3〜40部、引張強度が2〜152/デニルである
    親水性有機繊維状物0〜40部からなる無機質紙であっ
    て、該凝集体間に無機繊維状物あるいは無機鱗片状物及
    びポリビニルアルコール系繊維状バインダー溶解物が存
    在し、かつポリビニルアルコール系繊維状バインダー溶
    解物で該凝集体及び、無機繊維状物あるいは無機鱗片状
    物を強4a合してなる無機質紙。 2、 自己凝集能力を有する無機粉末がアタパルジャイ
    トあるいはセビオライトである特許請求の範囲第1項記
    載の無機質紙 3、 自己凝集能力を有する無機粉末がパイロフィライ
    トを50%以上含有する無機粉末である特許請求の範囲
    第1項記載の無機質紙 4、無機繊維状物がガラス繊維である特許請求の範囲第
    1項記載の無機質紙 5、 パルプ状物がセルロース系物質である特許請求の
    範囲第1項記載の無機質紙 6、(イ) 自己凝集能力を有する無機粉末40〜90
    チ、パルプ状物5〜40%、熱水溶解性である高分子粉
    末0〜30%を混合した水性スラリーを調整し、かかる
    水性スラリーに高分子凝集剤をスラリー固形分に対し0
    .001〜5.0チ加えていったん凝集せしめ、更にゴ
    ムラテックス3〜50チを配合したのち3価金属塩をか
    かる段階の凝集体スラリー固形分に対し0.01〜10
    %添加することにより凝集体スラリーを調整するか、あ
    るいは (ロ)該無機粉末40〜90%、パルプ状物5〜40%
    、ゴムラテックス3〜50チ、熱水溶解性である高分子
    粉末O〜30%を混合した水性スラリーを調整し、かか
    るスラリーに高分子凝集剤をスラリ固形分に対し0.0
    01〜5.0%添加し、更に3価金属塩をスラリー固形
    分に対し0.01〜10チ添加して凝集剤スラリーを調
    整し、前記(イ)あるいは(ロ)の凝集剤スラリー40
    〜95部に対し無機繊維状物あるいは無機鱗片状物2〜
    40部、及びポリビニルアルコール系繊維状バインダー
    3〜40部、引張強度が2〜152/デニールである親
    水性有機繊維状物0〜40部を加え、抄紙することを特
    徴とする無機質紙の製造方法7、 自己凝集能力を有す
    る無機粉末がアタパルジャイトあるいはセビオライトで
    ある特許請求の範囲第6項記載の無機質紙の製造方法 8、 自己凝集能力を有する無機粉末がパイロフィライ
    トを50%以上含有する無機粉末である特許請求の範囲
    第6項記載の無機質紙の製造方法9、無機繊維状物がガ
    ラス繊維である特許請求の範囲第6項記載の無機質紙の
    製造方法 10、パルプ状物がセルロース系物質である特許請求の
    範囲第6項記載の無機質紙の製造方法。
JP9945084A 1984-05-16 1984-05-16 無機質紙及びその製造方法 Pending JPS60246900A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9945084A JPS60246900A (ja) 1984-05-16 1984-05-16 無機質紙及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9945084A JPS60246900A (ja) 1984-05-16 1984-05-16 無機質紙及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS60246900A true JPS60246900A (ja) 1985-12-06

Family

ID=14247681

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9945084A Pending JPS60246900A (ja) 1984-05-16 1984-05-16 無機質紙及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60246900A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62198299U (ja) * 1986-06-04 1987-12-17
JPS636199A (ja) * 1986-06-21 1988-01-12 アイシン化工株式会社
JPS6426400U (ja) * 1987-08-07 1989-02-14
JPH0291298A (ja) * 1987-09-22 1990-03-30 Sanyo Kokusaku Pulp Co Ltd 中性抄紙方法
JPH02243337A (ja) * 1989-03-17 1990-09-27 Achilles Corp 難燃性ビニル壁紙
US7641764B2 (en) * 2004-12-03 2010-01-05 Mitsubishi Paper Mills Limited Non-woven fabric for gypsum board and process for producing the same

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62198299U (ja) * 1986-06-04 1987-12-17
JPS636199A (ja) * 1986-06-21 1988-01-12 アイシン化工株式会社
JPS6426400U (ja) * 1987-08-07 1989-02-14
JPH0291298A (ja) * 1987-09-22 1990-03-30 Sanyo Kokusaku Pulp Co Ltd 中性抄紙方法
JPH02243337A (ja) * 1989-03-17 1990-09-27 Achilles Corp 難燃性ビニル壁紙
US7641764B2 (en) * 2004-12-03 2010-01-05 Mitsubishi Paper Mills Limited Non-woven fabric for gypsum board and process for producing the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20210338547A1 (en) Complexes of hydrotalcites and fibers
JP4338224B2 (ja) キトサン被覆パルプ、このパルプを使用した紙そしてそれの製造方法
RU2311507C2 (ru) Составы набухшего крахмала-латекса, применяемые при изготовлении бумаги
US4373992A (en) Non-asbestos flooring felt containing particulate inorganic filler, a mixture of fibers and a binder
US20180282936A1 (en) Complexes of cellulose fibers and inorganic particles
US20210040680A1 (en) Flame-retarded complex fibers and processes for preparing them
JPS6038473A (ja) 変性された無機充填剤
JP2012214943A (ja) 紙または板紙の抄造方法およびその方法で抄造した紙または板紙
JPS5869773A (ja) セラミツク繊維含有組成物
JPS60246900A (ja) 無機質紙及びその製造方法
JPH0699880B2 (ja) 不燃紙及びその製造方法
JPS63275795A (ja) 製紙方法
US20230069108A1 (en) Assemblies of fibers and inorganic particles
JP2000061220A (ja) 空調フィルタ用セパレータ用紙
JP2715308B2 (ja) 難燃性抄紙
JPH0580424B2 (ja)
JPH0669901B2 (ja) 水硬性無機質抄造製品とその製造方法
JPH0261200A (ja) 難燃性壁紙
JPS6021836A (ja) 水硬性無機質抄造板及びその製造方法
JPH0615756B2 (ja) 紙用不透明度向上剤
JPH11279994A (ja) 難燃紙
JPH02500290A (ja) 複合材料及びその製造方法
JPS61167011A (ja) ポリビニルアルコ−ル系極細繊維およびその製造方法
JP4292430B2 (ja) 空調フィルタ用セパレータ用紙
KR910006426B1 (ko) 라텍스 함유 비닐 플로어링용 플로어링 펠트 복합체 및 활성제 및 이들의 제조방법