JPH02500290A - 複合材料及びその製造方法 - Google Patents
複合材料及びその製造方法Info
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- JPH02500290A JPH02500290A JP62505242A JP50524287A JPH02500290A JP H02500290 A JPH02500290 A JP H02500290A JP 62505242 A JP62505242 A JP 62505242A JP 50524287 A JP50524287 A JP 50524287A JP H02500290 A JPH02500290 A JP H02500290A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
1合材・ びその製造 法
技術分野
本発明は、表面被覆ラミネート(積層材)のハフキング(裏打ち材)及びインタ
ーライナ(芯材)として特に有用な、シート状をなす不織繊維複合材料、及びこ
れらのシート及びラミネートの製造方法に関する。
発明の背景
壁、天井、床、及びカウンタ、テーブル及びデスクトップのような家具用のラミ
ネート表面被覆材は、長年に亘って知られている。一般にこれらの被覆材は、単
独重合体又は共重合体としてのポリ塩化ビニル又はポリウレタンのような他の幾
つかの樹脂材料で作られている。施工中の樹脂の@械的強度を補強するために、
これらの表面被覆材の最終製品には一般に繊維質のバッキング又はインターライ
ナが一体化されている。長年に亘って使用されている繊維質材料としてアスベス
トがあり、アスベストについては、その寸法安定性、強度、及び広範囲の温度条
件及び湿度条件における寸法安定性を保持する能力を含む他の物理的及び化学的
特性に関する規格が設定されている。しかしながら、アスベストは健康に極めて
有害であるため、多くの国においてその使用が禁止されているか厳重に制限され
ている。
この目的で使用するバフキングシート及びインターライナシートにおいては、繊
維質材料からなる長いへり地(織布のへり)を単独で使用するか、アスベストと
置換したものと組み合わせて使用することが提案されている0種々の繊維として
、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミド等の単独繊維、又はこれらの繊維
とガラスのような無機繊維、木材パルプ並びに他のセルロース繊維とを組み合わ
せたものがある。
ラミネート及びバンキングシートにおける単独の繊維質構成材料として、木材パ
ルプのようなセルロース繊維を使用することが提案されている。しかしながら、
セルロース繊維のみを一体化したシートは、一般に著しい吸湿膨張性を有してい
る。従って、この結果得られた製品は、しばしば寸法が不安定になったり、この
シート及び該シートが一体化されたラミネート表面被覆材をしばしば膨潤させる
結果を招(。また、ラミネートのへりの回りに顕著なカールが生じたり、横方向
のへりの間にバックリング(腰折れ)が生じたりするため、表面被覆材からバン
キングシートが剥離する結果を招くことがある。
寸法安定性の重要性を満たすには、表面被覆材が、広範囲の気候条件(特に温度
及び湿度)の下で使用できるものでなくてはならない、これらの表面被覆材は、
接着剤を用いて壁、床及び他の基材に貼着される0表面被覆材の互いに連続する
部分(セグメント)の整合性及び当接性は、貼着後にも維持されなくてはならな
い、バッキングシートが過度に膨張又は収縮すると、表面被覆材(一般に、寸法
安定性のあるビニル層からなる)から剥離してしまう、この結果、極端な場合に
は、ラミネートが貼着された床又は壁の表面からラミネートが剥離してしまうこ
ともある。
標準形の製紙機械により、優れた寸法安定性を有しかつ剥離に対する大きな抵抗
力を備えたバッキングシート又はインターライナシートとして使用できる材料を
製造するのに使用できる方法は特に有効である。この方法で作られた材料は大き
な内部結合力を有していて脆くはなく、更に、アスベスト繊維を一体化した材料
の物理的特性を有しており、従来技術を大きく前進させたものであるといえる。
前述のように、この形式の複合シートにガラス繊維を使用することが、多くの文
献により示唆されている。しかしながら、かようなガラス繊維はその加工が困難
であることが実証されている。
普通の市販形態にあるガラス繊維は幾分かの残留水分を含有しており、分散させ
た後でも集塊する傾向があり、攪拌中でも再集塊する傾向がある。
この問題の1つの解決方法は、ガラス繊維を分離工程において水中で予めスラリ
ー化した後においてのみ、ガラス繊維を添加することである。米国特許第4,6
09,431号には、ガラス繊維をオフラインスラリー化処理し、次に、このス
ラリー化処理したガラス繊維を他の構成材料と組み合わせかつ混合する方法が開
示されている。
幾つかの文献にはガラス繊維を直接添加することが開示されているが、直接添加
を想起させるに充分な記載には少なくとも欠けている。例えば、ハードボードシ
ートの製造方法に関する米国特許第4,024,014号には、無機繊維及び無
機材料中の最小成分としてガラス繊維を使用することが開示されている。約5%
のコンシスチンシー(粘稠度)のスラリー中にガラス繊維を直接添加すると、ガ
ラス繊維は0.25%以上の部分コンシスチンシーをもつようになる。
公開された防衛特許第7103903号の特に例17には、本発明の添加オーダ
と同様な添加オーダが示されている。これまで、ガラス繊維は、約0.18%の
ガラス繊維の部分コンシスチンシーにおいて約2〜2.5%のコンシスチンシー
を呈する全混合物に添加されている。
米国特許第4,225.383号の、特にガラス繊維を扱っている例63及び6
4には、ガラス繊維の直接添加と考えちれるものが示されている。ガラス繊維は
、約6%の全コンシスチンシーをもつ混合物に添加される。しかしながら、ガラ
ス繊維の部分コンシスチンシーは約0.06%に過ぎない。ガラス繊維が添加さ
れるときに何らの充填剤(フィラー)も存在せず、かつ何らの分散剤も使用され
ていない。
米国特許第4.274.916号にも、ガラス繊維の直接添加について開示され
ている。しかしながら、ガラス繊維が添加されるときに何らの充填剤も使用され
ず、異なるクラスの分散剤が使用される・本主皿■旦m
本発明の主目的は、表面被覆ラミネート用の寸法的に安定したバンキング及びイ
ンターライナとして有用な、シート状をなす不織繊維複合材料を提供することに
ある。
本発明の他の目的は、表面被覆ラミネート用の寸法的に安定したバンキング及び
インターライナとして有用な、シート状をなす不織繊維複合材料の製造方法であ
って、標準形の製紙装置を使用できる不織繊維複合材料の製造方法を提供するこ
とにある。
本発明の更に他の目的は、上記形式の複合材料であって、比較的高い割合のガラ
ス繊維を含有している複合材料を提供することにある。
31図と【絢
本発明の一実施例によれば、重合体のバインダとセルロース繊維とガラス繊維と
からなる寸法安定性を有する不織複合シートの製造方法であって、次の連続工程
(A)〜(D)からなる不織複合シートの製造方法において、
(A)次の(i)及び(ii )の組成物からなる水性分散液を形成する工程、
すなわち、(i ) 260〜600 cc (カナディアン標準ろ氷炭)のろ
氷炭をもつ外部フィブリル化(external fibrilla−tion
) とタフピ標準ハンドシートに定められていてそれぞれタンピT494 o+
s 81及びT220 os 83に基づき測定された4〜12km(室温測定
)の裂断長と約0.50〜0.75 g/ccの密度とをもつ内部フィブリル化
(internal fibrillation)とを有している実質的に針葉
樹繊維からなる木材パルプの形態をなすセルロース繊維であって、約70〜80
°F(約21〜27℃)の温度で測定したときに、前記木材パルプのコンシスチ
ンシーが約0.75〜5%となる量で前記木材パルプが前記水性分散液中に含有
されているセルロース繊維と、(11)前記水性分散液中で前記ガラス繊維を充
分に分散し得る量の分散補助剤を含有する水溶性界面活性剤とからなる水性分散
液を形成する工程と、
(B)前記セルロース繊維と前記界面活性剤とを含有している前記水性分散液に
、該水性分散液中の前記ガラス繊維の部分コンシスチンシーが約0.5〜3.0
%になる量で、チョツプドガラス繊維を添加する工程であって、この添加される
ガラス繊維が、僅かな残留水分と、約0.1〜0.7 コン(約2.5〜17.
8 mm)の平均長さと、約6〜13μの直径とを有しているチョツプドガラス
繊維添加工程と、
(C)前記界面活性剤と前記セルロース繊維とを含有している前記水性分散液に
、水不溶性のフィルム形成有機重合体バインダを添加する工程と、
(D)前記水性分散液から、約5〜50重量%の前記セルロース繊維と約5〜2
5重量%の前記ガラス繊維とを備えた、寸法安定性のある乾燥不織複合シートを
形成する工程とからなることを特徴とする不織複合シートの製造方法が提供され
る。
本発明の好ましい実施例においては、前記工程(A)で形成されろ水性分散液に
充填剤が含有されており、この充填剤は、前記工程(B)でのガラス繊維の添加
の前に添加される。
本発明のこの方法によれば、比較的高割合のガラス繊維を含有していて寸法的に
安定している優れた複合シートを製造することができる。従って、また本発明に
よれば、比較的ガラス繊維の含有量が大きく、表面被覆ラミネート用のバッキン
グ又はインターライナとして存効な寸法安定性を有する不織複合シートにおいて
、(a)260〜600 cc (カナディアン標準ろ氷炭)のろ氷炭をもつ外
部フィブリル化とタラと標準ハンドシートに定められていてそれぞれタフピT4
94 oII81及びT220 om 83に基づき測定された4〜12km(
室温測定)の裂断長と約0.50〜0.75 g/ccO回度とをもつ内部フィ
ブリル化とを有している、約5〜50重量%の針葉樹繊維であって、約0.05
〜0.2 P (約1.3〜5.1 wue)の平均繊維長と約60:1〜12
0:1の長さ一直径比をもつ針葉樹繊維と、
(b)約0.1〜0.7雰ン(約2,5〜17.8%m)の平均長さと約6〜1
3μの直径とを有している約5〜25重量%のチョツプドガラス繊維と、
(C)少なくとも約15重量%の充填剤と、(d)水不溶性のフィルム形成有機
重合体バインダとを有していることを特徴とする不織複合シートが提供される。
本発明の好ましい実施例においては、本発明のシートは、約9〜20重量%、最
も好ましくは約12.5〜15重量%のガラス繊維を備えている。
本発明により製造されるシートの優れた特性は、本発明の詳細な説明を記載する
本明細書の「例」を示す箇所に示しである。
皿皿皇呈員星脱里
添付図面は、本発明の詳細な説明する装置の概略図である。
日の− なr日
本発明によれば、表面被覆ラミネート用の寸法的に安定したバンキング及びイン
ターライナとして有用な、シート状をなす不織繊維複合材料が提供される。また
、上記のようにこの不織繊維複合材料は、次のもの、すなわち、
i)セルロース繊維(リファイニングすなわち精製された針葉樹バルブが好まし
い)、
ii)少なくともガラス繊維を含む非セルロース繊維、iii )無機充填剤(
タルクが好ましい)、iv)ラテックスバインダ樹脂(アクリル樹脂及びスチレ
ンプクジエンゴムが好ましい)、
■)少なくとも1つの分散剤(ポリオキシエチレン化アルキルアミンが好ましい
)、
から作られる。
上記米国特許第4,609.431号に述べられているように、針葉樹のパルプ
を注意深くリファイニングすることは、裂断長及び密度で測定したときに、満足
のいくバフキングシート又はインターライナにとって必要な内部強度を保証する
助けとなる。また、・この米国特許には、帯電防止剤を使用することにより、ガ
ラス繊維の分離分散が容易に行えることが開示されている。かような帯電防止剤
は、水性スラリー中のガラス繊維が再集塊することを防止する助けをなすものと
信じられている。
種々の材料の添加オーダについて制御すると共にかような帯電防止剤を使用する
ことによって、普通の市販の形態をなす(すなわち、残留水分を僅かに含有して
いる)ガラス繊維を、従来示されているよりも高いコンシスチンシーレベルで他
の材料の水性スラリ−中に直接添加できるようになることが知られている。
更に、この米国特許第4.609,431号に開示された系統的な説明によれば
、従来技術とは独立した新規性を有しておりかつ低コストで単位厚さ当たりの強
度の大きな特性を存している複合材料の製造が可能であることを信じることがで
きる。
本発明の好ましい実施例においては、複合材料は最終スラリー内に沈澱し、次に
ここからシートとして形成される0次いでシートは、フォーミングワイヤ又は他
の支持体の上に載せられて標準形の製紙機械まで運ばれ、ここで、液体(−成木
)が除去され、シートが乾燥される。こうして得られたシートの片面又は両面に
、従来良く知られた方法により、任意のサイズの高分子材料が堆積される。
このようにして、不織繊維複合材料がシートに形成された後は、このままの形態
でこのシートを何らかの目的に使用してもよいし、更に加工して表面被覆材にし
てもよい0表面被覆材にする典型的な加工は、シートの片面又は両面に、塩化ビ
ニルの重合体又は共重合体のような高分子材料からなる1つ以上の層を堆積させ
ることにより行われる。これらの層の中の任意の層は、プラスチゾル、オルガノ
ゾル又は水性ラテックスのような液状のものを付着して、次にこれをゲル化又は
乾燥するか、溶融してカレンダシートにするか、或いはもし所望ならば重合体の
表面にプリントすることもできる0次いで一般に、この製品のプリントされた表
面は透明樹脂からなる耐摩耗層でコーティングされ、更にこの樹脂層を溶融すべ
く加熱される。
添付図面は、本発明の詳細な説明する装置を示す概略図である。
図面において、本発明の方法を実施する装置の全体を番号1oで示しである。該
装置10は、複数の混合タンク及び保留タンクを有しており、以下、これらを総
称して「原料準備領域」12と呼ぶ。この原料率ifM iI域12は、以下に
「ウェットエンド」14及び「ドライエンド」16と総称する比較的標準形の製
紙機械及び乾燥機械に連結されている。
原料準備領域12においては、水及びリファイニングされた木材パルプが、適当
なりファイナ(図示せず)から供給ライン18を介して、ハイドラバルパのよう
な混合容器2o内に導入され、攪拌される。木材パルプは、精製されて、1つ以
上のりファイナ(図示せず、パルプ繊維をブラッシングしかつフィブリル化でき
る攪拌手段が特別に設けられている)において水性分散液として高度に内部フィ
ブリル化及び外部フィブリル化された針葉樹のパルプ繊維で構成すべきである。
リファイナ中の水性分散液は、適当に処理されて、ポンプのような任意の手段に
より供給ライン18を通して混合容器20に移送される。パルプ繊維を効率良く
分散させかつフィブリル化するためには、リファイナ中のパルプ繊維の濃度は余
り高くてはならない。約5%の最低濃度でも作動できるが、商業的な目的のため
には約3%の濃度にすることを推奨する。
本願明細書及び特許請求の範囲の記載中に使用される「コンシスチンシー」なる
用語は、それぞれ水性分散液又は水溶液中の分散物質又は溶解物質の乾燥重量の
割合をいうのに使用される。
繊維が水を吸収して膨潤できるように、木材パルプを処理する前に前浸漬してお
くのが有益であると考えられる。
またリファイニング工程も本発明にとって重要であると考えられ、このリファイ
ニング工程の主目的は、木材繊維の表面を粗面化し、木材繊維をその長さ方向に
沿って切断(severing) L、処理された木材繊維を膨潤させることに
ある。ここにいう処理とは、木材繊維の長さを短縮する横断チョッピング作用を
含む主として外部フィブリル化を指すものではなく、外部フィブリル化及び内部
フィブリル化の双方をいう。
適正にフィブリル化された場合には、木材パルプ繊維は、タッピ法(TAPI’
l Method ) T−205、os−81により用意されたタソと標準ハ
ンドシート(TAPPI 5tandard Handsheet)における裂
断長として表したときに、室温下で少なくとも4〜12キロメートル(km)の
引っ張り強度をもつものとすべきである。また、木材繊維は、このタッピ標準ハ
ンドシートにおける密度で、約0.50〜約0.75グラム/立方センチメート
ル(gm/cc)、好ましくは約0.67〜約0.72gm/ccO価を有しテ
イル。
本発明の方法に用いられる木材パルプ繊維であって、はぼ最大の繊維長をもつと
共に裂断長及び密度として表した特別な引っ張り強度及びポンディング特性をも
つ木材パルプ繊維は、Be1oitCorporation−Jones Di
vision社製の大容量ミル製造用の[1oubleDiscリフアイナによ
り得ることができる。実験室用の小さな管理サンプル及びハンドシートは、バア
レー試験用ビータ(laborat−ory Valley beater)に
より具合良く作ることができる。繊維の横断チョッピングは、前述のりファイナ
内で最小にすることができる0本発明を実施する上で使用できる別の好ましいピ
ークとして、ジッーンズーバートラム式ビータ(Jones Bertrams
beater)がある。
米国における適当な製造設備の他の供給業者として、Combus t−1on
Engineering社の子会社であるBolton−EmersonHC
−E Bauer社、及びKoppers Co、、 Incの5prout−
Waldron Divisionがある。
成る種のパルプに間してのみ作動できるブレーカビータであるため、余り好まし
くはないが、そのようなビータの例としては、Black Clawson I
nc、+(1’liddletown、 0hio)の製造に係るHo1lan
der形のハイドラパルパ、グイノパルパ(Dynopu Iper>及びボル
テ7クス(νortex)ビータがある。
−mにパルプは、最初に、スラッシュされたすなわち分散された乾燥シートとし
て受け入れられ、次いで水性媒体中でリファイニングされる。前述のように、パ
ルプを前浸漬しておくことが有益であると考えられる。パルプのソファイニング
には前掲のりファイナの中の1つのりファイナが使用され、これによりパルプは
所望の特性が得られるまで充分な時間をかけて処理される。この時間は、使用す
るパルプの特定の種類によって変えられる。一般にパルプは、最初、約70〜8
0°F(約21〜27℃)において、約0.75〜5%、好ましくは約2〜4%
のコンシスチンシーに調整される。
このように高度にリファイニングされた木材パルプの全ての利点を確保するには
、セルロース繊維成分として、針葉樹(裸子植物)から誘導した木材パルプを使
用するのが有益であると考えられる。裸子植物という用語には、広葉樹の繊維よ
りも長い繊維をもつトウヒ類(マツ科の植物)、マツ類等の常緑樹が含まれる。
本発明に使用するのに好ましい針葉樹は、顕微鏡的に見た、厚さく直径)に対す
る平均長さの比(長さ一幅比)が約60:1〜120:1、好ましくは、約10
0:1であることを特徴とする。
針葉樹の繊維の長さは、約0,05〜0.2;ン(約1.3〜5.1mm)の範
囲で変化する。
この種の商業的に利用できるパルプは、−gに1%の広葉樹を含んでいるが、広
葉樹の割合は現在ではパルプの20%以上に達している。必要な外部フィブリル
化及び内部フィブリル化が得られるならば、そのようなパルプは全体として本発
明の目的に合うように使用できるであろう。
有効な針葉樹のパルプは、メカニカルパルプすなわち砕木としての特徴、及びK
irk−Othmer著rEncyclopedia of Chemical
Te−chnologyJ (第495.496頁、vol、14 (196
7))に記載された亜硫酸法によるパルプ(好ましくはクラフトボール)、又は
ソーダ法から誘導されたパルプを含むケミカルパルプとしての特徴を備えている
。
亜硫酸法を実施する場合に、木材は亜硫酸水素カルシウムと亜硫酸との水溶液中
で蒸解される。亜硫酸法すなわちクラフト法の場合には・水酸化ナトリウムと硫
化ナトリウムとの混合物が使用され、硫化物は、処理中の工程に導入される硫酸
ナトリウムの減少によって供給される。
−iに、未さらしパルプの方が吸収度が大きいので、メカニカルパルプ、セミケ
ミカルパルプ又はケミカルパルプの種々の未さらしパルプの方がさらしパルプ又
は半ざらしパルプよりも好ましい。また、強度が大きくかつ信転性に富むことか
ら、未さらしケミカルパルプも好ましい。しかしながら、複合材料に必要な強度
が得られる、内部フィブリル化及び外部フィブリル化の結果としての密度及び裂
断長を確保できるものであれば、上記のパルプのいずれをも使用することができ
る。上記の好ましいパルプは、これらの特徴をより簡単に得ることができる。
さらしパルプではあるが、本発明に使用するのに好ましいパルプ繊維として、C
hampion Corporation から市販されているAlb−ert
a Hi−Briteという名称のさらし針葉樹パルプがある。このパルプは、
リファイニング後の裂断長が10〜llkmになるようにリファイニングされた
。また、好ましい針葉樹パルプとして、B−ritish Columbia
Forest Products Inc、+(カナダ、ブリティッシュコロン
ビア州、バンク−バー)の製造に係るーacKenzieという名称のものがあ
る。また、余り好ましくはないが有効なものとして、Georgia Paci
fic Corporation (メインJ((、ウンドラン゛ド)の製造に
係るSL、Croixという名称のさらしパルプがある。
本発明を実施する上で特に好ましいクラツt[a塩針葉樹パルプは、0.05〜
0.2;ン(約1.3〜5.1mm)の平均繊維長、約80:1〜120:1(
’t*に好ましくは、約100:1)の長さ一幅比を有するものである。
本明細書において、単に「フィブリル化」というときは、標準の光学顕微鏡技術
及びドレン特性すなわち「ろ氷炭J (freeness)の定量により適正に
測定できる木材パルプ繊維の外部フィブリル化のみをいうものとする。この特性
の通常の測定は、カナダ標準ろ水層試験(Canadian 5tandard
Freeness Te5t (C5F))に基づいて行われ、これによれば
、ろ氷炭の値は、3gのパルプ繊維を水で1 、0Occに希釈したサンプルに
ついて、TAPPI 5tandard T 227 q58に従って決定され
る。外部フィブリル化に関していえば、パルプ繊維は約260〜600ccのC
FSをもつべきであるが、これは外部フィブリル化の程度を評価するに過ぎない
ものである。内部フィブリル化は、繊維の膨潤及び可撓性の増加によって実証さ
れる。これらの特徴は、ドレンすなわちろ氷炭の測定により充分な評価ができる
ものではない。本発明の実施において大きな内部結合強度を作り出すには、外部
フィブリル化の度合を大きくすると共に内部フィブリル化も大きくしなければな
らない。
内部フィブリル化の結果生じる繊維の膨潤及び可撓性の増大により、パルプハン
ドシートの密度の増大が引き起こされる。木材繊維の密度を最小にすると共に強
度特性を最小にすることを望むことにより、パルプ繊維の内部結合強度の度合が
決定される。
内部フィブリル化と外部フィブリル化との組み合わせにより得られる内部結合特
性は、ラテックス及び充填剤が堆積し付着する場所を促進する結果が得られるも
のと考えられる。また、これらの特性により、適正な材料で形成された湿潤ウェ
ブが、標準の長網式製紙機械から、製紙に一般に使用されている乾燥ローラまで
運ばれるときに、適当な湿潤引っ張り強度が増強される。最終的に、これらの特
性は、表面被覆ラミネートのバンキングシート又はインターライナとして使用す
るのに適した密度をもつ乾燥複合シートの最終製品とするものと考えられる。一
般に、内部フィブリル化の度合が大きい程、安価な無機充填剤を多量に使用して
、高価な重合体ラテックスの濃度を低下させることができると同時に充分な内部
結合力をもつ複合シートを得ることができる。
外部及び内部フィブリル化の度合は、バルブ繊維の裂断長によって測定される密
度と引っ張り強度との組み合わせにより正確に決定される。
裂断長及び密度の各々は、TAPPI T2O5os 81によるバルブ繊維か
ら作られかつそれぞれ丁APPI T494 o+* 81及びTAPPI T
220 o+* 83により測定されたタンピ標準ハンドシートにより決定され
る。このようにして準備されたハンドシートを用いて裂断長を決定するのに、T
APPI T494 os 81が用いられ、その値は次式を用いてキロメート
ル(k+m)に換算される。
3.658 X引っ張り強度(lb/in)裂断長=□
坪量(lb/1000sq、ft)
密度はTAPPI T220 os 83を使用して決定され、その値は次式を
用いて1立方センチメートル当たりのダラム(g/cm3)に換算される。
R(単位面積当たりのマス) (g/m”)密度=□
25.4 X厚さく*tl)
又は、
0.1922 x坪量(lb/1000sq、ft)厚さ (mid)
これらの規格から、本発明の長所をもつ複合シート材料を得るには、4〜12k
lNの裂断長と、約0.50〜0.75 g/ccの密度をもつ針葉樹パルプが
重要であると考えられる。
このような状況においては、パブレービータを用いてハンドシートを作ることに
より特別に精製されたパルプについての密度及び裂断長を具合良く決定すること
ができることが分かるであろう。
これらの結果は、例えばBe1oit Double−Discリファイナを用
いて精製されたバルブシートであって、同等の密度と裂断長、従って同等の内部
フィブリル化の度合をもつバルブシートを大量工場生産するパルプハンドシート
とかなり良く合致している。また、もし所望の密度及び裂断長を得ようとするな
ら、パルプのマルチパスリファイニング(多回通過精製)を、実験室及び工場の
双方で用いることができることにも留意すべきである。
最終製品としての複合シートにおける木材パルプの乾燥重量による濃度は、約5
〜50重量%の範囲内にある。乾燥重量で18〜40%の濃度をもつ複合シート
が好ましく、特に20〜25%の濃度をもつ複合シートが好ましい。
図面に関する説明を続けると、混合容器20には、1種類以上。
の水不溶性の微粒状充填剤が成る量だけ充填される0本発明には、種々の水不溶
性有機充填剤及び無機充填剤を使用できるけれども、本発明の好ましい実施例に
使用される充填剤はタルク(滑石)及び炭酸カルシウムである0本発明を実施す
る上で有利に使用できる他の充填剤として、微細に粉砕された実質的に水不溶性
の無機材料がある。このような材料として、例えば、二酸化チタン、無定形シリ
カ、酸化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、kdlカルシウム、ケイ酸アル
ミニウム、クレー(粘土)、ケイ酸マグネシウム、珪藻土、トリハイドレートア
ルミニウム、炭酸マグネシウム、一部「か焼」したドロマイト石灰石、水酸化マ
グネシウム、及びこれらの2種以上の混合物がある。化学的に処理された炭酸カ
ルシウムとして市販されているものに、60メツシユスクリーン、(米国規格メ
ンシュサイズ使用)を100%の微粒子が通過でき冬粒子サイズのグレード、及
び100メツシユスクリーンを96%の微粒子が通過できる粒子サイズのグレー
ドがある0本発明の実施に有効な別の市販グレードとして、12メツシユスクリ
ーンを100%が通過できる微粒子と、325メツシユスクリーン(44μ)を
96%が通過できる微粒子とを分散させたものがある。
本発明の実施において特に好ましいものは、約96〜98%の炭酸カルシウムを
含有する粉砕石灰石の市販グレードのものである。この材料の酸化物分析値は、
約1%の酸化マグネシウム、約0.1%の酸化第二鉄、約0.25%〜0.75
%のシリカ、0.2〜0.3%のアルミナ、及びそれぞれ約0.003%及び0
.004%のオーダの痕跡量の硫黄及び五酸化リンである。
タルクとしては、200メツシユスクリーンを100%が通過できる板状微粒子
、及び325メツシユスクリーンを99.5%が通過できる微粒子のグレードの
ものが市販されている* Versontτale社からrVertal 7J
の商標で市販されている材料の酸化物分析値は、約38.3%の二酸化ケイ素(
Si02)、約34.0%の酸化マグネシウム(MgO) 、約2.6%の酸化
第二鉄(Fezes) 、及び2.0%以下の酸化アルミニウム(Alz(h)
である。
本発明の実施において使用される充填剤の量は、乾燥重量ベースで約0から55
%(好ましくは、同じく乾燥重量ベースで約15〜45%)の間で変化する。
更に混合容器20について説明すれば、水溶性の界面活性剤(この場合帯電防止
剤として作用する)を導入することが有効であることが分かっている。前述のよ
うに、帯電防止界面活性剤を使用することにより、別の水性分散液中にガラス繊
維を分散させることが容易に行えることは以前から分かっている。今では、ガラ
ス繊維の別の水性分散液を作る必要がないことが分かっている。
むしろ、本発明の教示するところによれば、僅かな残留水分をもつ市販のガラス
繊維を、172%以上の部分コンシスチンシーにおける工程で他の材料と共に直
接添加することができる。上記添加オーダはこの時点までは限界的なものではな
く、分散を補助するために必要であるに過ぎず、充填剤はガラス繊維の添加の前
に水性分散液中で分散させるのがよいと理解すべきである。
本発明の好ましい実施例に用いられる界面活性剤は、アルキル部分(alkyl
moiety)が9〜18炭素原子(好ましくは9〜10炭素原子)の範囲内
にあるポリオキシエチレン化アルキルアミン(polyoxyethylate
d alkyla+n1ne)である、特に好ましいのは、ノニルアミン及びデ
シルアミンである。ポリオキシエチレンアルキルアミンの各分子は5〜10の酸
化エチレン部分(ethylene ox−4de moieties)を含有
しており、約400〜700の平均分子量を有している。
一般に、界面活性剤は、約0.01〜0.05重量%の濃度となるように、水性
分散液に添加される。かような界面活性剤の1つとして、GAF Corpor
ationからKATAPOLの商標で市販されているものがあり、これは、本
発明においても有効に使用されている。
従来、アニオン(陰イオン)界面活性剤及びカチオン(陽イオン)界面活性剤が
良く知られており、これらのクラスの適当な材料は、例えば、Al1ured
Publishjng Corporation (リッジウッド、ニュージャ
ジー州)のMcCutcheon’s Divisionにより刊行されている
年報rMccutcheon’s Detergennts and E+*u
lsifiersJにリストアツブされているものの中から選択することができ
る。上記刊行物には、非イオン系の界面活性剤の例も掲示されている。
少なくとも界面活性剤と、好ましくは無機充填剤とを含有しているこの混合物に
は、少なくともガラス繊維を含む非セルロース繊維が添加される。ロックウール
(岩綿)及びその他の適当な鉱物繊維マグネシウム有機繊維を存在させることも
できる。好ましいガラス繊維材料はチッップドガラス繊維であり、例えばOwe
nce−Corning Fiberglas社又はJohns−Manvil
le Corporationからの市販グレードのガラス繊維を利用すること
ができる。このガラス繊維は水分を全く吸収しないし、大きな引っ張り強度、非
常に大きな密度及び優れた寸法安定性を有している。また、このガラス繊維は、
0.1〜0.7)ン(約2.5〜17.8 am)の平均長さを有しておりかつ
24/100,000>ン(24hts、すなわち約6μ)〜50/100,0
00@ン(50hts、すなわち約13μ)の範囲内の平均直径を有している。
有効な分散が行なえるためのガラス繊維の部分コンシスチンシーは、分散重量で
約3%まで、好ましくは少なくとも0.5%、最も好ましくは少なくとも約1%
までの範囲内にある。界面活性剤及び無機充填剤が存在すると、ガラス繊維の再
集塊が防止されると考えられている。
最終的な複合製品のシートにおけるガラス繊維の割合は、乾燥重量で約5〜25
%の範囲内にある。また、乾燥重量で約9〜20%の範囲内で全体として満足で
きる結果を得ることができ、最も好ましいのは約1265〜15%である。しか
しながら、かようなガラス繊維を使用する上で完成製品に要求される条件の中、
方法ではなくコストが最も重大な制限事項になる。かようなガラス繊維は上記の
範囲を超えて使用することもできる。
必ずしも必要ではないが、複合材料の一部の構成材料として、成る種の合成繊維
材料を使用するのも有利になるであろう、この点に関しては、前述のように、完
成製品の要件として方法よりもコストが、かような繊維を使用することの制限に
なるとはいえ、乾燥実体で約10%のレベルでポリエチレン繊維を有利に使用す
ることができることに留意すべきである。従って、他の繊維と同様にかつ他の繊
維との混合物として、かなりの割合でかような繊維を有利に使用することができ
る。
当業者には、かような性質及びN類の複合材料の製造の補助として、湿潤(及び
乾燥)紙力増強用樹脂、脱泡剤、pH調整剤等のような種々の水処理添加剤、条
件剤等を添加できることは、明白であろう。
これらの多くの薬剤は当業者の知るところであり、本発明の方法及び製品がこれ
らの薬剤によって制限を受けることはない。
本発明に有利に使用できる水溶性の湿潤紙力増強用樹脂としては、ポリカプロラ
クトン・エピクロロヒドリン樹脂又はエビクロロヒドリン・ポリカプロラクトン
ポリオールがある。ポリカプロラクトン・エピクロロヒドリン樹脂は、E、F、
Houghton & Co、+か。
ら、REZO3OL 388−15の商標及びグレード表示で市販されている。
マ1.−、エビクロロヒドリン・ポリカプロラクトンポリオールは、Union
Carbide Corp、から、NIAXの商標で市販されている。本発明
の実施において特に有効なものは、Hercules Incorporate
dからKY?lE?lE 557及びPOLYCllP 361の商標及びグレ
ード表示で市販されているようなエビクロロヒドリンポリアミド樹脂である。
本発明の実施例において有効な乾燥紙力増強用樹脂の例として、Dow Che
mical Companyから5eparan 87Dの商標で市販されてい
る、一部加水分解されたポリアクリルアミドがある。
本発明に有効に使用できる脱泡剤の例として、Dia+nond Shamr−
ock CompanyからN0PCONXZの商標で、またE、F、 Hou
ghton & Co。
からDeAirex 1027の商標で市販されている配合品がある。普通の水
処理剤であるAlumも有効に使用でき、またp)l調整剤として水酸化アンモ
ニウムを用いることができる。最終製品の品質を向上させるため、痕跡量の酸化
防止剤を添加してもよい。
これらの材料、添加剤及び薬剤の全てを混合容器20に添加してもよいし、成る
ものについては後で添加してもよい。その後、水性分散液が、供給ライン26を
介してドロップチェスト24に移送される。この時点でラテックスバインダ樹脂
を添加することができるが、スクリーン28で示すように、最初に分散液をスク
リーニングし、次いでこの水性分散液を供給ライン32を介して沈澱タンク30
に移送すると一層迅速に行えることが実証されている。ラテックスバインダ樹脂
に加え、未だ添加されていない処理薬品及び添加剤は、全てこの時点で導入され
る。
本発明の実施に有効な、フィルム形成水不溶性有機重合体としては、天然又は合
成の重合体を使用することができる。また、単独重合体、2種以上のエチレン不
飽和子ツマ−(単量体)又はこれらの重合体の混合物を使用することができる。
代表的な有機重合体として、スチレンブタジェンゴム、イソプレンゴム、ブチル
ゴム、ニトリルゴム、及び好ましくは室温以下の温度でフィルムを形成するエチ
レン不飽和上ツマ−からなる他のゴム状すなわち樹脂状重合体がある。特定な場
合として、シートの製造時の温度でフィルム形成する重合体を使用することがで
きる。フィルム形成しない重合体をブレンドして、フィルム形成するようにした
ものを使用してもよい。可塑剤を用いてフィルム形成するようにした重合体を使
用することもできる。
本発明の好ましい実施例においては、アクリル樹脂及びスチレンブタジェンゴム
が有利に使用される。アクリル樹脂としては、−30〜−1O℃のガラス転移温
度をもつ水不溶性の陰イオンアクリル樹脂からなる軟質樹脂配合剤、例えば、L
lnion Oil Co、+から市販のAm5co Res 6922、Ro
hm and Haas社から市販のTR934、B、F、 Goodrich
社から市販のHycar 2671がある。
硬質樹脂配合剤としては、20〜40℃のガラス転移温度をもつ水溶性の陰イオ
ンアクリル樹脂からなるもの、例えば、UnionOil Co、、から市販の
A+sco Res 3112、Rohm and Haas社から市販のTR
407、B、F、Goodrich社から市販のHycar 2613Bがある
。
−10〜+20℃のガラス転移温度をもつ他の適当なアクリル樹脂として、例え
ば、National 5tarch and Chemical Corp、
、から市販のDur−0−Cryl 720、及びB、F、 Goodrich
社から市販のtlycar2600X349がある。
後述の例■の場合のバインダとしてはアクリル樹脂が好ましいけれども、本発明
の実施に有効な他のフィルム形成水不溶性有機重合体として、天然ゴム、スチレ
ンブタジェン、イソプレン、ブチル及びニトリルの重合体及び共重合体、及びビ
ニル及び塩化ビニリデンの重合体及び共重合体のような合成ゴムがあり、所望の
特定の特性に応じて使用することができる。
後述の例1で説明するように、本発明の実施に最も有効なスチレンブタジェンゴ
ムラテックスとしては、水不溶性の陰イオン共重合体又はスチレン及びブタジェ
ンの共重合体をブレンドしたものを、カルボキシ化及び安定化を行う改質剤と一
緒に使用する。
これらのラテックスのガラス転移温度は、一般に約−20〜+45℃の範囲内に
ある。有効に使用できかつこれらのスチレンブタジェン樹脂を含んでいる適当な
ラテックスとして、now ChemicalCompanyからXD3063
6.02及びX[]30571.40の商標で市販されているもの、及びGen
eral Tire and Rubber Co、からGenflr 252
6の商標で市販されているものがある。
このようにして準備された水性分散液は、次に供給ライン36を通って機械チェ
スト34に移送され、ここで分散液は、撹拌手段38により連続撹拌作用を受け
る。分散液は機械チェスト34から、インラインポンプ40のような何らかの手
段で移送され、スクリーン42により再度スクリーニングされた後、供給ライン
44を通って、実質的に標準の長網式製紙機械(その全体を番号60で示す)の
ヘッドボックス50に移送される。ポンプ42とヘッドボックス50との間にお
いて、供給ライン44には補助供給ライン46が連結されている。これにより、
リザーバ48から、必要に応じて凝集剤が供給ライン46に導入されるようにな
っている。
この凝集剤は、処理容易性及び最終シートの物理的特性を最大限のものとする必
要があるときに使用され、一般にその使用量は0〜0.25%である。この目的
にとって有効な凝集剤は従来技術において多数知られているが、本発明に特に好
ましくかつ有効に使用できるものとして、Hercules Incorpor
atedからRCTEN 251の商標で市販されているアクリルアミドの重合
体及び共重合体がある。また、色について特に重要でない場合には、E、F、
HoughtonCorp、から5TABILEX 573の商標で市販されて
いる製品及びDowChemical Co+mpanyからXD 8494の
商標で市販されている陽イオンポリアクリルアミドがある。
比較的標準の製紙技術を用いて、フォーミングワイヤ52上には迅速に凝固した
実体物(マス)が取り出されて、水切り(ドレン)される。水切りされた水は、
ドレンボックス54に運ばれる。
形成された複合シート56は、プレスロール58に通されて固化され、次に、一
連の加熱ロール62に通されて約6%の最終水分レベルになるまで、複合シート
の蒸発乾燥を行う。
何段かの蒸発乾燥を終えた後又は全ての蒸発乾燥を終えた後で、形成された複合
シート56の片面又は両面に、水性媒体中に分散されたサイジング剤が付着され
る0本発明の好ましい実施例においては、このサイジング作業は、不規則繊維等
が無く滑らかで欠陥の無い表面を得るために行われる。また、このサイジングを
行うことによって、形成されたシートの表面上に軽く付着している不純物、充填
剤又は繊維等の全ての微細な残留物が確実に接着される。
図面においては、このサイジング工程をサイジングブレス64で示しである。し
かしながら、かようなサイジング剤は、ナイフコータを備えたリザーバ、ナイフ
オーバロール、リバースロール、及びロールコータ等の公知の任意の装置によっ
て塗布することができる。塗布されたサイジング剤は硬化できるものを使用し、
このための付加的な加熱ロールを設けることもできる。
サイジング剤が塗布されているものであるか塗布されていないものであるかに係
わりなく、最終的に硬化された複合シートは、例えば表面被覆ラミネート用のバ
フキング又はインターライナのような目的に直ちに使用することができる。或い
は、複合シート56は、貯蔵、輸送等のため、貯蔵ロール66として巻き取って
おくこともできる。
本発明により製造される複合シートを、以下の例に基づいて更に説明する。
例 l
550ボンド(約250 kg)の乾燥重量をもつAlberta Hi−B−
rite木材バルブを、Tornado ミキサ内で、3200ガロン(約90
m3)の川水でスラリー化し、数日間に亘って浸軟した。使用時において、この
パルプのカナディアン標準ろ氷炭は400、コンシスチンシーは3%であると測
定された。あらゆる樹脂も、前もって準備した。
原料は、はぼ30秒間隔で下記の各材料をハイドラパルパに添加することによっ
て準備された。
重量配分(formula) 乾燥重量(%) (ポンド)
1、清澄水 −−m−
2、Anus O,154,1
3、木材パルプ 20.00 550.04、ポリエチレン繊維 10.00
275.0()Iercules、 Inc、から市販のPu1pex E A
321)
5、脱泡剤 0.20 5.5
(E、F、 Houghton社から市販のDe−Airex 1027)
6、タルク 29.09 800.0
(Vermont Talc社から市販のVertal 7)
7、湿潤紙力増強用樹脂 2.40 66、0(Hercules、 Inc、
から市販のKymene 557H)
8、乾燥紙力増強用樹脂 0.60 16.5(Dow Chemica1社か
ら市販の5eparan 87D)
9、帯電防止剤 0.02 0.7
(Th’e GAF Corp、がら市販のKatapol VP 532)
10、ガラス繊維 14.55 400.0(Owems−Corning社の
691−20.3/16:’ (約4.8 mm) 、llμ繊維)11、酸化
防止剤 0.73 20.177.74 2137.9
上記原料を準備するに際し、1.1ボンド(約500 g)の液体水酸化アンモ
ニウムを添加して、pHを7.0に調整した。全体の混合時間は約15分であり
、最終コンシスチンシーは約5.4%であった。
このようにして1!備された水性分散液は、最初にドロップチェストに移送され
、ここで分散液は約2.5%のコンシスチンシーになるまで水で希釈され、次い
で直径0.045 コン(約1.1 am)の開口をもつ溝付きスクリーンに通
してスクリーニングし、スラリータンクに導いた。
このスラリータンクから、乾燥重量で344ボンド(約156kg)の上記水性
分散液の一部を沈澱タンクに移送して、98.3ボンド(約44.6 kg)の
乾燥重量と22.21%の重量配分(formula by br−eight
)をもつ多量のスチレンブタジェンラテックス(Dow Chemi−ca1社
から市販のXD30571.40)と結合させた。沈澱サイクルは約100秒で
あった。この時点で水性分散液は約3.1%のコンシスチンシーを有しており、
次いで機械チェストに移送された。
この水性分散液は更に希釈されて、約1%の最終コンシスチンシー及び99.9
5%の重量配分をもつようにして、0.014 コン(約0.36 am)の水
平スロットに通してスクリーニングし、更に、1596ガロン7分(約45.2
m37分)の流量でヘッドボックスに供給した。
この流れには、ヘッドボックスに供給する前に、付加水で0.2%まで希釈され
た「タフチアツブ」凝集剤(Dotm Che+*1ca1社から市販のXD8
494)が、1.0ガロン/分(約0.03 m″/分)の流量で添加された。
最終的にこの凝集剤は、0.05%の重量配分になった。
比較的に標準形の製紙機械のヘッドボックスには、迅速に凝固されたマスが導入
され、成形ワイヤ上でシートとして形成された。
このシートは部分的に乾燥され、その両面がコーティングされた。
次いで、このシートを完全に乾燥して、貯蔵ロールに巻き取った。このようにし
て製造した複合シートの物理的特性は後述の表に掲示されている。
例 ■
1000ポンド(約454 kg)の乾燥重量をもつAlberta Hi−B
−rite木材パルプを、Tornado ミキサ内でスラリー化し、例Iにお
けるように浸軟した。使用時において、このパルプのCanadianStan
dard Freenessは5401コンシスチンシーは3%であった。
原料は、はぼ60秒間隔で下記の各材料をハイドラパルバに添加することによっ
て準備された。
重量配分 乾燥重量
(%) (ポンド)
1、清澄水 −一一一
2、タルク 31.07 1.250
(Vermont Tale社から市販のVertal 7)
3、炭酸カルシウム 9.92 400(H,M、 Roya1社から市販の
No、4)
4、木材パルプ 24.86 1,0005、帯電防止剤 0.05 2
(The GAF Corp、から市販のKatapol VP 532)
6、ガラス繊維 12.43 500
(Owens−Corning社の691−20.178)ン(約3.2 m+
s) 、7−1/2μ繊維)7、脱泡剤 0.15 4
(Diamond Shamrock社から市販のNXZ)
78.48 3.156
全体の混合時間は約12分であり、コンシスチンシーは約6%であった。
このようにして!1!備された水性分散液は、ドロップチェストに移送され、こ
こで分散液は約2.5%のコンシスチンシーになるまで清澄水で希釈された。ま
た、このチェストには乾燥重量で40ポンド(約18kg)の湿潤紙力増強用樹
脂(Hercules、 Tnc、がら市販のKyexene 557F+)が
添加され、全重量配分が1%になるようにした0次に、この新しい水性分散液を
、輻0.045 コン(約1.1mm)の開口をもつスクリーンに通してスラリ
ータンクに移送した。
このスラリータンクから、乾燥重量で330.0ポンド(約150kg)の上記
水性分散液の一部を沈澱タンクに移送して、82.5ボンド(約37.4 kg
)の乾燥重量と19.95%の重量配分をもつ多量のアクリルラテックスエマル
ジョン(B、F、Goodrich社から市販のHycar 26138)と結
合させた。ラテックス添加後に、この水性分散液には更に、0.37%の重量配
分をもつ1.5ポンド(約0.68 kg)のg酸アルミニウムが添加された。
約10秒間攪拌した後、ラテックスエマルジョンが破壊され、スラリーの固体微
粒子上にはラテックス微粒子が均一に堆積された。この時点でスラリーは非常に
細かい微粒状の外観を呈しており、ゆっくりと製紙機械上に落下するようになっ
ている。この水性分散液が攪拌されている間に、0.85ボンド(約0.39
kg)の乾燥重量を有する、高分子量の陰イオンアクリルアミドをベースとする
共重合体の凝集剤(Hercu les 。
Inc、から市販のRETEN 521)を添加した。この凝集剤によって、微
細なスラリーの外観が、ソート(sort)からなる粗いスラリーに変化され、
これにより、一層迅速に製紙機械上に落下することが期待できるようになった。
この方法で硫酸アルミニウム及びI?ETEN521を添加するのに要する全時
間は約45秒であった。この時点で水性分散液は約3.0%のコンシスチンシー
を有しており、次いで機械チェストに移送された。
機械チェストから、この水性分散液は、製紙機械のヘッドボックスに供給された
。移送中にこの水性分散液は水で1%のコンシスチンシーになるまで更に希釈さ
れ、0.014 コン(約0.36 m+a)幅の水平スロットをもつスクリー
ンに通され、スクリーニングされた。
ヘッドボックスには、1750ガロン/分(約50m3/分)の流量で分散液が
供給された。この流れには、ヘッドボックスに供給する前に、水で0.25%ま
で希釈された「タフチアツブ」凝集剤(Herrcu les社から市販のRE
TEN521)が、4ガロンノ分(約0.11m27分)の流量で添加された。
添加されたこの凝集剤の量は、0.2%の重量配分になった。
比較的に標準形の製紙機械のヘッドボックスには、迅速に凝固されたマスが導入
され、成形ワイヤ上でシートとして形成された。
このシートは部分的に乾燥され、その両面がコーティングされた。
次いで、このシートを完全に乾燥して、貯蔵ロールに巻き取った。このようにし
て製造した複合シートの物理的特性は次頁の表に掲示されている。
* Congoleum Corporationから020 White 5
hieldII (WS I[B)の商標で市販されている、アスベストを使用
しない寸法安定性のあるフェルトシート。
上記表の中で使用されている用語の定義は、次の通りである。
=’ F TIP(A+mbient Ten5ile)73’F(約23℃)
、相対湿度50%の下で24時間状L[節された複合材料の引っ張り強度をいう
。シートの一部を1×7;ン(約2.5 X17.8 cm)のストリップ(試
験片)に切断し、試験領域の最小厚さを測定する。この試験片を5;ン(約12
.7 ca+)のスパンをもつインストロン引っ張り試験機に取付け、1;27
分(約2.5cm/分)のクロスヘッド速度で試験機を作動して、破壊点での伸
びと力(ポンド)とを測定する。
無皮
複合材料の伸度は、大気温度引っ張り強度を試験するときに、73°F(約23
℃)の温度で5)ン(約12.7 cs+)スパンの伸度を測TAPPI試験法
T 403−os−76に従って測定した複合材料の横破裂強度をいう。
剛度(T/ 2 )
複合材料の正規の剛度は、TAPPI試験法T 489−os−76に従って測
定される。テーパー値はダラムセンナメートルでめられ、この値を2で割る。
遇栗肚二張息佼皮
350°F(約177℃)の温度で測定した複合材料の引っ張り強度をいう。こ
の物理的特性は、試験片をインストロン試験機のジョーにクランプしたまま2分
間、350°F(約177℃)に加熱する点を除き、大気温度引っ張り強度試験
と同様にして試験される。
吸水度
730F(約23℃)、50%の相対湿度の下で24時間保留された複合材料の
試験準備部分の吸水度は、12x12:ン(約30X30cm)の試験片を水中
で24時間に亘って浸軟し、重量の増加を記録して、この増分の割合を計算する
ことによってめる。
水膨潤度
上記の吸水度の試験についの説明と同じ手続きをした後、機械方向及び機械を横
切る方向の双方についての試験片の幅の増加割合を、元の状態調節された試験片
と比較してめる。
以上使用した用語及び表現は、記述用語として使用したものであり、限定的な意
味をもつものではない。また、かような用語及び表現を使用しても、以上図示し
かつ説明した本発明の特徴を排除することを意図するものではない。更に、本発
明の範囲内において、種々の変形を行うことが可能である。
請求の範囲
〜17,8 m+n)の平均長さと、約6〜13の直径とを有しているチョツプ
ドガラス繊維添加工程と、
(C)前記界面活性剤と前記セルロース繊維とを含有している前記水性分散液に
、水不溶性のフィルム形成有機重合体バインダを添加する工程と、
(D)前記水性分散液から、約5〜50重量%の前記セルロース繊維と約5〜2
5重量%の前記ガラス繊維とを備えた、寸法安定性のある乾燥不織複合シートを
形成する工程とからなることを特徴とする不織複合シートの製造方法。
2、前記工程(A)において形成される前記水性分散液中の前記界面活性剤の濃
度が、約0.01〜0.05重量%であることを特徴とする請求の範囲第1項に
記載の不縁複合シートの製造方法。
3、前記工程(A)において形成される前記水性分散液には、ポリオキシエチレ
ン化アルキルアミン界面活性剤が含有されていることを特徴とする請求の範囲第
1項に記載の不織複合シートの製造方法。
4、前記界面活性剤が、ポリオキシエチレン化ノニルアミン又はデシルアミンで
あることを特徴とする請求の範囲第3項に記載の不織複合シートの製造方法。
5、前記工程(C)において添加される前記バインダが、アクリル重合体又はス
チレンブタジェン重合体であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の不織
複合シートの製造方法。
6、前記界面活性剤が約0.01〜0.05重量%のポリオキシエチレン化アル
キルアミンであり、前記充填剤がタルクと炭酸カルシウムとの混合物であり、前
記工程(C)で形成される水性分散液には更に、アクリルアミドをベースとする
陰イオン共重合体界面活性剤が含有されており、前記工程(C)において前記水
性分散液に添加される前記バインダが実質的にアクリル重合体からなることを特
徴とする請求の範囲第1項に記載の不織複合シートの製造方法。
7、前記充填剤が、タルク又は炭酸カルシウム又はタルクと炭酸カルシウムとの
混合物であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の不織複合シートの製造
方法。
8、比較的ガラスuk維の含有量が大きく、表面被覆ラミネート用のバッキング
又はインターライナとして有効な寸法安定性を有する不織複合シートにおいて、
(a)260〜600 cc (カナディアン標準ろ水度)のろ水度をもつ外部
フィブリル化とタッピ標準ハンドシートに定められていてそれぞれタッピT49
4 am 81及びT220 am 83に基づき測定された4〜12に+n(
室温測定)の裂断長と約0.50〜0.75 g/ccの密度とをもつ内部フィ
ブリル化とを有している、約5〜50重量%の針葉樹繊維であって、約0.05
〜0.2!>(約1.3〜5.1+nm)の平均繊維長と約60=1〜120:
1の長さ一直径比をもつ針葉樹繊維と、
(b)約0.1−0.7瓢ン(約2.5〜17.8 +rl+n)の平均長さき
約6〜13の直径とを有している約5〜25重量%のチョツプドガラス繊維と、
(c)少なくとも約15重量%の充填剤と、(d)水不溶性のフィルム形成有機
重合体バインダとを有していることを特徴とする不織複合シート。
9、約15〜45重量%の前記充填剤を有していることを特徴とする請求の範囲
第19項に記載の不織複合シート。
10、約18〜40重量%の前記針葉樹繊維と、約9〜20重量%の前記ガラス
繊維とを有していることを特徴とする請求の範囲第51項に記載の不織複合シー
ト。
11、約20〜25重量%の前記針葉樹繊維と、約12.5〜15重量%の前記
ガラス繊維とを有していることを特徴とする請求の範囲第10項に記載の不織複
合シート。
12、約9〜20重量%の前記ガラス繊維を有していることを特徴とする請求の
範囲第8項に記載の不織複合シート。
13、約12.5〜15重量%の前記ガラス繊維を有していることを特徴とする
請求の範囲第12項に記載の不織複合シート。
国際調査報告
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.重合体のバインダとセルロース繊維とガラス繊維とからなる寸法安定性を有 する不織複合シートの製造方法であって、次の連続工程(A)〜(D)からなる 不織複合シートの製造方法において、 (A)次の(i)及び(ii)の組成物からなる水性分散液を形成する工程、す なわち、(1)260〜600cc(カナディアン標準ろ水度)のろ水度をもつ 外部フィプリル化とタッピ標準ハンドシートに定められていてそれぞれタッピT 494om81及びT220om83に基づき測定された4〜12km(室温測 定)の裂断長と約0.50〜0.75g/ccの密度とをもつ内部フィプリル化 とを有している実質的に針葉樹繊維からなる木材パルプの形態をなすセルロース 繊維であって、約70〜80°F(約21〜27℃)の温度で測定したときに、 前記木材パルプのコンシステンシーが約0.75〜5%となる量で前記木材パル プが前記水性分散液中に含有されているセルロース繊維と、(ii)前記水性分 散液中で前記ガラス繊維を充分に分散し得る量の分散補助剤を含有する水溶性界 面活性剤とからなる水性分散液を形成する工程と、(B)前記セルロース繊維と 前記界面活性剤とを含有している前記水性分散液に、該水性分散液中の前記ガラ ス繊維の部分コンシステンシーが約0.5〜3.0%になる量で、チョップドガ ラス織維を添加する工程であって、この添加されるガラス繊維が、僅かな残留水 分と、約0.1〜0.7インチ(約2.5〜17.8mm)の平均長さと、約6 〜13μの直径とを有しているチョップドガラス繊維添加工程と、 (C)前記界面活性剤と前記セルロース繊維とを含有している前記水性分散液に 、水不溶性のフィルム形成有機重合体バインダを添加する工程と、 (D)前記水性分散液から、約5〜50重量%の前記セルロース繊維と約5〜2 5重量%の前記ガラス織維とを備えた、寸法安定性のある乾燥不織複合シートを 形成する工程とからなることを特徴とする不織複合シートの製造方法。 2.前記工程(A)において形成される前記水性分散液中の前記界面活性剤の濃 度が、約0.01〜0.05重量%であることを特徴とする請求の範囲第1項に 記載の不織複合シートの製造方法。 3.前記工程(A)において形成される前記水性分散液には、ポリオキシエチレ ン化アルキルアミン界面活性剤が含有されていることを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の不織複合シートの製造方法。 4.前記界面活性剤が、ポリオキシエチレン化ノニルアミン又はデシルアミンで あることを特徴とする請求の範囲第3項に記載の不織複合シートの製造方法。 5.前記工程(C)において添加される前記バインダが、アクリル重合体又はス チレンブタジエン重合体であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の不織 複合シートの製造方法。 6.前記工程(A)で形成される水性分散液には充填剤が含有されていることを 特徴とする請求の範囲第1項に記載の不織複合シートの製造方法。 7.前記充填剤が、タルク又は炭酸カルシウム又はタルクと炭酸カルシウムとの 混合物であることを特徴とする請求の範囲第6項に記載の不織複合シートの製造 方法。 8.比較的ガラス繊維の含有量が大きく、表面被覆ラミネート用のバッキング又 はインターライナとして有効な寸法安定性を有する不織複合シートにおいて、 (a)260〜600cc(カナディアン標準ろ永度)のろ水度をもつ外部フィ プリル化とタッピ標準ハンドシートに定められていてそれぞれタッピT494o m81及びT220om83に基づき測定された4〜12km(室温測定)の裂 断長と約0.50〜0.75g/ccの密度とをもつ内部フィプリル化とを有し ている、約5〜50重量%の針葉樹繊維であって、約0.05〜0.2インチ( 約1.3〜5.1mm)の平均繊維長と約60:1〜120:1の長さ一直径比 をもつ針葉樹繊維と、 (b)約0.1〜0.7インチ(約2.5〜17.8mm)の平均長さと約6〜 1.3μの直径とを有している約5〜25重量%のチョップドガラス繊維と、 (c)少なくとも約15重量%の充填剤と、(d)水不溶性のフィルム形成有機 重合体バインダとを有していることを特徴とする不織複合シート。 9.約15〜45重量%の前記充填剤を有していることを特徴とする請求の範囲 第8項に記載の不織複合シート。 10.約18〜40重量%の前記針葉樹繊維と、約9〜20重量%の前記ガラス 繊維とを有していることを特徴とする請求の範囲第9項に記載の不織複合シート 。 11.約20〜25重量%の前記針葉樹繊維と、約12.5〜15重量%の前記 ガラス繊維とを有していることを特徴とする請求の範囲第10項に記載の不織複 合シート。 12.約9〜20重量%の前記ガラス織維を有していることを特徴とする請求の 範囲第8項に記載の不織複合シート。 13.約12.5〜15重量%の前記ガラス繊維を有していることを特徴とする 請求の範囲第12項に記載の不織複合シート。
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