JPS60246869A - 合成繊維の改質方法 - Google Patents

合成繊維の改質方法

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JPS60246869A
JPS60246869A JP10247484A JP10247484A JPS60246869A JP S60246869 A JPS60246869 A JP S60246869A JP 10247484 A JP10247484 A JP 10247484A JP 10247484 A JP10247484 A JP 10247484A JP S60246869 A JPS60246869 A JP S60246869A
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monomer
grafting
fibers
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treated
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隆 岩坪
公一 斉藤
遠山 俊六
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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  • Graft Or Block Polymers (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、合成繊維を、すぐれた反応効率の下に、均一
かつ経済的に改質する方法に関する。
(従来の技術) 従来、疎水性合成繊維に親水性ビニルモノマーを効率よ
くグラフトする方法として、特公昭48−27744号
や特公昭59−5126号などがある。
前者は効率のよいグラフト重合を達成するための前処理
方法(活性化方法)を提案するものであるが、モノマー
をグラフト重合する際の手段そのものについては具体的
な開示がなく、また、後者はグラフト重合させる七ツマ
−の組成に関する提案をしているものであるが、そのグ
ラフト重合手段は、浸漬加熱やパッド、スプレー、塗布
、転写などにより単量体を付与してのち加熱スチーム処
理するか、熱処理する方法が開示されているにすぎない
。かかる浸漬加熱法は未反応上ツマ−が多くグラフト効
率は向上しないし、排水問題も発生する。また、その他
の方法では高いグラフト効率が得られず、場合によって
は全くグラフト重合がおこらないこともある。いずれの
方法も経済的にすぐれているものとは言い難い。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、かかる従来欠点に鑑み、合成繊維をすぐれた
グラフト効率゛の下に、均一かつ経済的に改質する方法
を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) (1) 合成繊維にモノマーをグラフト重合させて改質
する方法において、該繊維に3〜50%のモノマー水溶
液をピックアツプ量が30〜150%の範囲で付与した
後、密閉系で加熱処理することを特徴とする合成1m!
1lftの改質方法。
(2) 加熱が高周波加熱である特許請求の範囲(1)
項記載の合成繊維の改質方法。
(手段の説明) 本発明でいう合成4I維とは、通常の繊維形成性合成樹
脂からなる繊維であって、たとえばポリエステル系1[
、ポリアミド系繊維、ポリアクリロニトリル系繊維、ポ
リオレフィン系繊維などを含むものであり、さらにこれ
らの変性ポリマーからなる繊維、あるいはこれらの混合
、あるいはこれらに天然IINを併用した、各種形態の
混用繊維を含むものである。これらの合成繊維の形Bは
トウ、糸、u物、不織布などその種類を問わない。
本発明でいうモノマーとは通常グラフト重合に適用され
る、少なくとも1ケの重合性不飽和基を含有する化合物
であり、分子量の大小にかかわらず適用され得る。
かかるモノマーとしては、たとえばアクリル酸、メタク
リル酸、マレイン酸、フマール酸、イタコン酸などの不
飽和カルボン酸類、ならびにアクリルアミド、メタクリ
ルアミド、N−メチロールアクリルアミド、ビニルピロ
リドンなどの不飽和アミド類、ならびにビニルホスホン
酸などの不飽和リン化合物、ならびにビニルスルホン酸
、スチレンスルホン酸などの不飽和芳香族化合物類など
各種不飽和化合物があげられる。本発明ではこれら七ツ
マ−の誘導体化合物も適用され得る。かかる誘導体化合
物としては、たとえば上記七ツマ−にエチレンオキサイ
ドを付加した、たとえばポリエチレングライコールモノ
アクリレート、ポリエチレングライコールジメタクリレ
ート、アクリルアミドEO付加物などや、パーフルオロ
エチルアルコールをエステル結合したパーフルオロエチ
ルアクリレートなど各種のものがあげられるが、これら
の七ツマ−に限定される必要はなく、要するに重合可能
な不飽和基を含有する化合物であれば本発明のモノマー
として適用され得る。かかるモノマーは単独または混合
して適用することができる。
かかる七ツマー組成物に83いてメタクリル酸または/
およびアクリル酸を配合すること、メタクリル酸を少な
くとも約40重量%とすることなどの構成をとること、
さらにこの七ツマー組成に加えて、全モノマー組成物の
20〜80重量%、の範囲で他のモノマーを添加配合す
ることなどはグラフト効率を向上する上から好ましい。
本発明はかかるモノマーまたはモノマー組成物を用いて
グラフトする場合の溶液濃度に特徴を有するものである
。すなわら、特定なモノマー濃度を右する処理液を使用
して密閉加熱処理することによりグラフト重合を開始す
るところにある。
ところで、先にも述べたように特公昭59−51268
にはパッド、スプレー、塗布などの手段によりモノマー
を繊維に付与した後、加熱スチーム処理するか熱処理プ
る記載があるが、モノマーの濃度がグラフト効率に彩管
すること、また、モノマーを付与した後の加熱処理はグ
ラフト効率を高めるために密閉系が必須であることにつ
いては全く触れられておらず、これらに関する実施例も
ない。
本発明者らは七ツマー濃度が3%以上50%以下の範囲
で表面ホモポリマーを副成することなく高い効率でグラ
フト重合が可能になる。この範囲の濃度を越えるとグラ
フト率はやや上昇づるものの、グラフト効率は低下して
実用的かつ経済的な加工処理を行うことはできなくなる
。また上記加工処理を行う系は加熱時にモノマー蒸気カ
ー飛散するのを妨げる意味で必要である。さらに残りの
空気を窒素などの重合禁止作用のない気体で置換するこ
とは好ましい結果を与えるが必ずしも必須ではない。
密閉系を構成する素材は金属製の容器や装置が挙げられ
るが、必ずしもこれに限定される必要はなく、フィルム
や糊剤で被処理物を被覆する手段も密閉系を達成する簡
便な手段として適用可能である。
被処理物に活性点を付与する方法は、重合開始剤を付与
する場合に特公昭48−2774号の方法を採用するこ
とやプラズマ照射ならびに放射線照射などにより活性点
を形成することなどは適宜選択し得る。
かかる重合開始剤または重合活性点を付与した被処理物
は次にモノマーまたは七ツマー組成物からなる処理液が
付与される。この場合、処理液をマングルなどで絞って
付着量を調整してもよい。
その際のピックアツプ量は30〜150%(対IIN重
量)が好ましい。30%以下では付着水分量が少なすぎ
るため密閉加熱の際の熱伝導性が悪く、また水そのもの
のキャリヤー効果(繊維膨潤効果)が小さくなり、グラ
フト効率が低下する。
一方、150%以上では逆に水分量が多すぎるため、全
体く被処理物、モノマー水溶液)の温度が上がりにくく
なり、また、七ツマー水溶液の被処理物上での移動が大
きくなりすぎ、不均一グラフトの原因になる。
モノマーを付与された被処理物は、次に密閉系に移され
る。
密閉系に移された被処理物は静置して加熱処理する場合
は、処理液が自重により下方へ移動するのが通常であり
、好ましくは該被処理物を遠心ノ〕により液移動が惹起
しない程度に回転するなどして、液移動の少ない状態に
保持することが好ましい。
加熱手段は通常の加熱機構が適用され得るが、好ましく
は高周波加熱が昇温速度やコントロールのし易さなどの
点で選択され得る。
この加熱方法による場合は周波数、誘電体の種類や量、
被処理物の移動速度などの要件によって昇温速度が異る
が、それぞれを調整することにより、昇温速度や最高温
度を規制することができる。
グラフ1−重合開始温度は活性点の種類や重合開始剤、
七ツマ−の種類などによって多少異るが、通常80℃以
上、好ましくは100℃以上高くとも130℃までの温
度条件が適用される。
(実施例) 実施例1 精練中間セット上りの未加工ポリエチレンテレフタレー
ト繊維よりなる加工糸織物(東し製#25)を、ラジカ
ル重合開始剤として有機過酸化物(日本油脂製ナイパー
MT−80)2(] 、ポリエチレンテレフタレート繊
維の膨潤剤としてモノクロルベンゼン10g、界面活性
剤(第−工業製薬製ブライサーフA−217E)5(l
を混合し、水で希釈し1111の乳化液を形成した。こ
れを前処理液として用い、浴比1:30で上記織物を浸
漬し、80℃X30分間処理し、水洗した。次いでアク
リル酸とメタクリル酸の等重量混合物の水溶液(前モノ
マー濃度10〜100%)に該織物を浸漬させた後、マ
ングルで絞り、l−1i−[)i型染色試験機のポット
内に入れ、窒素雰囲気下に密封し、110℃で1時間加
熱処理した。なお、マングルで絞った時点でのモノマー
溶液のピックアツプ量は上記織物の重量に対して88%
であった。
加熱処理後に乾燥重量を測定し、初期重量に対する重量
増加をめた。次いで、その重量増加分のアクリル酸を中
和するためと、ホモポリマーの抽出のために、該アクリ
ル酸当量の1.5倍量のNa2CO3を溶解した水溶液
中で60℃で30分間処理した。その後、大過剰のアク
リル酸水溶液で80℃×1時間処理し、s1m内部のN
a+イオンを除去した後、乾燥重量を測定し、初期量ω
に対する重量増加率をめた。
重量増加率に対応するモノマーのグラフト効率はピック
アツプ量を考慮に入れて、次のように算出した。
グラフト効率(%)− 重量増加率(%)X100 0.88X濃度(%) これらの結果を第1図に示した。
第1図より明らかなように、被処理物を浸漬させるモノ
マー溶液の濃度が50%以下の場合は、50%以上とい
う高いグラフト効率で繊維内にモノマーをグラフトさせ
得ることがわかる。
比較として、実施例の上記モノマー水溶液(m度:混合
モノマー20a/11)を用いて浴比1:30で浴中処
理法(110℃×1時間)によりグラフト重合する以外
は実施例1と同一処理をした。
このもののグラフト率は15%で、グラフト効率は25
%であった。
これを本発明のM1図のグラフでみると、グラフト率1
5%ではグラフト効率は60%であり、比較例に対して
格段に効率が高いことがわかる。
(発明の効果) 本発明は、合成繊維を、極めて経済的かつ簡単に、すぐ
れたグラフト効率で均一改質することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のグラフト方法によるモノマー濃度、グ
ラフト効率、グラフト率の関係図である。 表中 1ニゲラフト率を示すグラフ 2ニゲラフト効率を示すグラフ 特許出願人 東 し 株 式 会 社 私へさ−1−、f=#波 ’e−1+’へ上針ジ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 〈1) 合成IM雑に七ツマ−をグラフト重合させ−で
    改質する方法において、該繊維に3〜50%のモノマー
    水溶液をピックアップ吊が30〜150%の範囲で付与
    した後、密閉系で加熱処理することを特徴とする合成[
    の改質方法。 (2) 加熱が高周波加熱である特許請求の範囲(1)
    項記載の合成繊維の改質方法。
JP10247484A 1984-05-23 1984-05-23 合成繊維の改質方法 Granted JPS60246869A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62263213A (ja) * 1986-05-09 1987-11-16 Idemitsu Kosan Co Ltd 吸水材

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JPS4971299A (ja) * 1972-11-14 1974-07-10
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