JPS60246326A - 芳香族フツ素化合物の製造方法 - Google Patents

芳香族フツ素化合物の製造方法

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JPS60246326A
JPS60246326A JP59101669A JP10166984A JPS60246326A JP S60246326 A JPS60246326 A JP S60246326A JP 59101669 A JP59101669 A JP 59101669A JP 10166984 A JP10166984 A JP 10166984A JP S60246326 A JPS60246326 A JP S60246326A
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chlorine
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清作 熊井
Takashi Seki
隆司 関
Mikio Sasabe
笹部 幹雄
Hitoshi Matsuo
仁 松尾
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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、芳香族ニトロ化合物から芳香族フッ素化合物
を得る方法に関する。
1−クロロ−2−フルオロ−3−二トロベンゼンのよう
な芳香族ニトロ化合物から1−クロロ−2,3−ジフル
オロベンゼンのような芳香族フッ素化合物を得る方法に
は、ド記反応式で表される方法が知られている。
しかしながら、中間生成物のジアンニウム塩は毒性が極
めて高く、取り扱い作業者に対する薬傷が問題である。
又は、ジアンニウム塩は水分に対して不安定で、室温で
簡単に分解し、 HFが発生するため取り扱いが不便で
ある。さらにジアンニウム塩を熱分解する際、有毒ガス
のBF、が発生し、工業化は困難である等、従来法には
種々の欠点を有している。
木発明者等は、1−クロロ−2−フルオロ−3−二トロ
ベンゼンのような芳香族ニトロ化合物から工業的に有利
に、l−クロロ−2,3−ジフルオロベンセンのような
芳香族フッ素化合物を得る方法を見い出すべく研究を重
ねた結果、ここに作業環境上問題がないとともに、工程
数が短縮した優れた方法を完成し、提案するに至った。
すなわち、本発明は下記一般式(I)で表わされる芳香
族ニトロ化合物のニトロ基を塩素カスにより塩素置換し
、次いで相間移動触媒の存在ドに金属フルオライドと反
応させ、ド記一般式(11)で表される芳香族フッ素化
合物を得ることを特徴とする芳香族フッ素化合物の製造
力II、に関するものである。
Rt+ (式中、X、YはそれぞれCI、Br、F又はH、(s
しX、Y共にHは除く。
R1、Hz 、R” 、H4,RS 、R6はそれぞれ
CI、Br、F、NO2、CM、CF3又はHを示す、
)本発明における芳香族ニトロ化合物は、前記一般式(
I)で表され、少なくとも1個のCI。
Br、F等のハロゲン原子を同時に有する化合物である
。さらに、これらのニトロ基及びハロゲン原子が、芳香
核の隣接する炭素に結合している個所が少なくとも1個
所あるものである。一方、得られる芳香族フッ素化合物
は前記一般式(II )で表わされる。一般式(I)及
び(II )におけるX、YはそれぞれCI、Br、F
又はHであり、XYが共にH以外の組み合せを含むもの
である。又 Hl、H2,H3はそれぞれCI、Br、
F。
NO2、CM、CF3又はHであり、これら1種〜3種
の組み合せである。又、R4、R’s 、H6もそれぞ
れCI、Br、F、NO2、CM、CF3又はHであり
、これら1種〜3種の組み合せである。
本発明方法を表す反応式は、例えば出発原料トシて1−
クロロ−2−フルオロ−3−二トロベンゼンを用いた場
合、下記のようになりl−クロロ−2,3−ジフルオロ
ニトロベンゼンが得られる。
ニトロ基の塩素置換反応は、液相又は気相流通系で行な
い、液相系では溶媒存在下でも無溶媒でもよく、溶媒を
用いる場合は、塩素化パラフィン、クロロトリフルオロ
エチレン低重合体、テトラブロモエタン等のハロゲン系
溶媒が好ましい、塩素ガス (CI2 )の使用優は、
芳香族ニトロ化合物中の墳素it換すべきニトロ基が塩
素に置換するために必要な反応理論量の0.2〜lO倍
、好ましくは1.0〜5倍が適当である。
反応温度は150〜350℃、反応圧力は常圧〜100
kg/cffl 、反応時間は2〜30時間が適当であ
る。
次に、下記一般式(m)又は(rV)で表される相聞移
動触媒の存在下に金属フルオライドに。
より塩素基の弗素11換反応を行ない、目的化合物の芳
香族フッ素化合物を得ることができる。
(式中、AI 、A2 、A3 、A’は同一もしくは
異なるアルキル基、又は同一もしくは異なるアリール基
、又はこれらアルキル基とアリール基の組み合せを示す
、BはC1又はBrを示す、) 金属フルオライドとしては、 KF 、 RbF 、 
CsF等が好ましく、その使用量は弗素置換すべきC1
基が弗素に置換するために必要な反応理論量の1−10
倍、好ましくは1〜2倍が適当である。相聞移動触媒の
添加量は、フッ素化すべき原料に対してl−21−2O
0%好ましくは5〜100mo1%の範囲から選定すれ
ばよい、弗素置換反応の反応温度ハ+50−300℃好
マシくは200〜250 ”C1反応圧力はl −10
kg/ cyd、反応時間は2〜30時間が適当である
。反応温度が200℃以上の場合には、前記(IV)で
表される相聞移動触媒は分解する可能性があるため、前
記(III)で表される第4級ホスホニウム塩を用いる
ことが好ましい、特に好ましい例は、テトラフェニルホ
スホニウムクロライド又はテトラフェニルホスホニウム
ブロマイドである。反応は、スルホラン。
ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキサイド、N−
メチルピロリドン等の非プロトン性極性溶奴中で行なっ
てもよいが、副反応が起りにくいことから、無溶媒が好
ましい。
本発明方法に従えば、含フツ素医農薬中間体の原料とし
て有用な1−クロロ−2,3−ジフルオロベンセン等の
芳香族フッ素化合物をT業的に有利に得ることができる
。以下、本発明の実施例についてさらに具体的に説明す
る。
実施例1 (#!素化工程) 200cc容量の円筒状ガラス製反応器に1−クロロ−
2−フルオロ−3−二トロベンゼンヲI00g(0,5
70モル)を入れ、175℃に加熱した。そこに11!
素(Ig/hr(0,085モルハr)を吹き込み、1
4時間反応させた0反応終了後、ガスクロマトグラフィ
ーにより分析した処、原料の反応率85%。
1.3−ジクロロ−2−フルオロベンゼンへの選択率8
4%であった。
(フッ素化工程) 200cc容量の5OS−318製オートクレーブにテ
トラフェニルホスホニウムクロライド27.3 g(0
,0728モル) トスプレイ乾燥KF2B、2g(0
,485モル)及び前記塩素化工程で得た1、3−ジク
ロロ−2−フルオロベンゼン100g(0,808モル
)を加え、撹拌下、220℃で10時間反応させた。冷
却後5反応液を分析した処、原料の反応率51.0%+
Lクロロー2.3− ジフルオロベンセンへノ選択18
2%、1,2.3− )リフルオロベンゼンへの選択率
14%であった。
実施例2 (塩素化工程) 200cc容量のハステロイC製オートクレーブに1−
クロロ−2−フルオロ−3−ニトロベンゼンヲ40g(
0,22モル)と塩素12.43/hr(0,175モ
ル)を仕込み、190°Cで8時間反応させた0反応液
の分析を行なった処、原料の反応率74.3%、1.3
−シクロロー2−フルオロベンゼンへのi! 択’41
82%であった。
(フッ素化工程) 200cc容量の5OS−318製オートクレーブに。
テトラブチルホスホニウムプロマイト’22.2g(0
,0854モル) トスプレイ乾燥KF25.3g(0
,43Bモル)及び前記塩素化工程で得た1、3−ジク
ロロ−2−フルオロベンゼア、90g(0,545モル
)を加え、撹拌下、235°Cで10時間反応させた。
冷却後、反応液を分析した処、原料の反応率3580%
、l−クロロ−2,3−ジフルオロベンセンへノ選択率
71%であった。
比較例1 200cc容量ノ5OS−316製オートクレーブにス
プレィ乾燥KF42.3g (0,728モル) 及び
実施例2の塩素化工程で得た1、3−ジクロロ−2−フ
ルオロベンゼン60 g(0,384モル)を加え、攪
拌下、450℃で10時間反応させた。冷却後、反応液
を分析した処、原料の反応率45.0%、1−クロロ−
2,3−ジフルオロベンゼンへの選択率28.5%であ
った。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 ド記一般式(1)で表わされる芳香族ニトロ化合
    物のニトロ基を塩素ガスにより塩素置換し、次いで相聞
    移動触媒の存在下に金属フルオライドと反応させ、下記
    一般式(II )で表わされる芳香族フッ素化合物を得
    ることを特徴とする芳香族フッ素化合物の製造方法。 R++ (式中、X、YはそれぞれCI、Br、F又はH1但し
    X、Y共にHは除く。 R1、R2、R3,Ho 、H5、H6はそれぞれCI
    、Br、F、 NO2、CN、CF3又はHを示す、)
    2、相間移動触媒が一般式(m)で示される第4(式中
    、AI 、 A2 、 p、3 、 A4は同一もしく
    は異なるアルキル基、又は同一もしくは異なるアリール
    基、又はこれらアルキル基とアリール基の組み合せを示
    す。 BはCI、Br、又はFを示す。) 3第4級ホスホニウム塩がテトラフェニルホスホニウム
    クロライド又はテトラフェニルホスホニウムブロマイド
    である特許請求の範囲第2項記載の芳香族フッ素化合物
    の製造方法。
JP59101669A 1984-05-22 1984-05-22 芳香族フツ素化合物の製造方法 Granted JPS60246326A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6413037A (en) * 1987-07-07 1989-01-17 Ihara Chemical Ind Co Production of aromatic fluorine compound
US5208394A (en) * 1988-08-26 1993-05-04 Asahi Glass Company Ltd. Process for producing chlorofluorobenzenes
CN110498730A (zh) * 2019-08-13 2019-11-26 浙江林江化工股份有限公司 一种1,2,4-三氟苯的合成方法

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CN110498730B (zh) * 2019-08-13 2021-12-03 浙江吉泰新材料股份有限公司 一种1,2,4-三氟苯的合成方法

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