JPS60246323A - 免疫グロブリンから発熱性物質の除去方法 - Google Patents

免疫グロブリンから発熱性物質の除去方法

Info

Publication number
JPS60246323A
JPS60246323A JP10170484A JP10170484A JPS60246323A JP S60246323 A JPS60246323 A JP S60246323A JP 10170484 A JP10170484 A JP 10170484A JP 10170484 A JP10170484 A JP 10170484A JP S60246323 A JPS60246323 A JP S60246323A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
immunoglobulin
pyrogen
solution
polyethylene glycol
added
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10170484A
Other languages
English (en)
Inventor
Tokusuke Kimura
木村 篤介
Fumio Kurosu
黒須 文夫
Makoto Yamada
誠 山田
Toyohiko Suzuki
鈴木 豊彦
Kazunori Yokota
和典 横田
Yoriko Kawada
河田 依子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujirebio Inc
Original Assignee
Fujirebio Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujirebio Inc filed Critical Fujirebio Inc
Priority to JP10170484A priority Critical patent/JPS60246323A/ja
Publication of JPS60246323A publication Critical patent/JPS60246323A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 免疫グロブリンはヒト血漿を原料として製造され、各種
感染症の予防及び治療用の注射用製剤として利用されて
いる。本発明はこの免疫グロブリンから発熱性物質を効
率よく除去する方法に関するものである。
(従来の技術) 免疫グロブリンの原料であるヒト血漿には保存条件など
の関係で発熱性物質が混入してくることがある。また、
この発熱性物質は製造工程において混入してくることも
ある。この発熱性物質の除去方法については適当な方法
がなく、一方、注射用製剤にこの発熱性物質が存在する
と体温上y1、血圧降下、循環器系の障害などをひき起
すところから、従来発熱性物質が存在する原料あるいは
中間工程品はすべて廃棄されていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところが、原料のヒト血漿は入手が容易でなく、貴重な
ものであるところから最大限に有効利用することが望ま
れていた。
〔発明の構成〕
本発明は、このような問題点全解決して原料を有効利用
すべくなされたものであり、ポリエチレンクリコールが
特定の条件下においてこの発熱性・物質を効率よく除去
しうるという知見に基いている。
(問題点を解決するための手段) すなわち、本発明は、発熱性物質を含有する免疫グロブ
リンをI)l″16〜8の溶液とし、この溶液にポリエ
チレングリコールを加えて攪拌後洗澱物を分離すること
全特徴とする免疫グロブリンから発熱rt′ti質の除
去方法に関するものである。
本発明の方法で精製される免疫グロブリンは特に1ti
ll限さ、f+ないが、例えばコーンのエタノール分画
θ、rc :i・ける91疫グロブリン分画である分画
口及びこtlから?l射用製剤を製造するに至る各種の
中間I!、′品を挙げることができる。
発熱f1−物質は細菌、酵母、カビなどの微生物が産/
Lfるものなどである。免疫グロブリンの原料である血
漿、2−71から免疫グロブリン分画を製造するIN”
、′、免疫グロブリン分画の保存、さらにはこの免疫グ
【4ブリ7分画から注射用製剤を製造する工程に至るま
で無菌状態が保たれるよう厳重な管理が行なわれるが、
それでも免疫グロブリンに発熱性物質が混入してくるこ
とがある。
この免疫グロブリンをI」46〜8の溶液とする・1)
116以下になると収率が低下し、一方、pH8,0以
上になると発熱性物質の除去率が悪くなる。pH6,8
〜72程度が特に好適である。免疫グロブリン溶液の1
)11は通常この範囲にあるので特に調整する必要がな
い場合が多いが、必要な場合には塩酸、水酸化ナトリウ
ムなどでPH調整すればよい。免疫グロブリン濃度は2
〜8%f!l!度がよく、純IQ−及び収率の点から4
〜5%程度が特に適当である。コーン分画11の場合に
は通常ぺ゛−スト又は粉末であるから、これに水又U 
O,I M以下の緩衝液を加オ、て上記の溶液とする。
ポリエチレングリコールは通兇は分7’ 年40 (1
0のもの(以下、PEG 4000と略記する。)を使
用するが、必要により分子量が2000〜6000程度
のボ[J回内のものを適宜選択することができる。添加
量はPEG 4000の場合には、発熱性物質の除去率
及び免疫グロブリンの収率の点から13〜8%程度、特
に40〜55チ程度が適当である。
ポリエチレングリコールを添加した溶液は攪拌して均一
にし、15〜25℃程度好4しくけ10〜21℃程度で
30〜60分間程度放置して発熱性物質を沈澱させる。
免疫グロブリ/にそのa g’。
体が含まれている場合にはこの凝年体も発熱性物質とと
もに沈澱してくる。
沈澱物は凍上・分離、沖過等により分離する。
l1m液からは常法により免疫グロブリンを回収して製
剤化すtlばよい。
回収(2だ免疫グロブリンにポリエチレングリコールが
混入して製剤化十問題になる場合には、このポリエチレ
ングリコールを限外濾過膜などを用いて除去するのがよ
い。
〔イ1用及び発明の効果〕 本発明の方法によれば、免疫グロブリンから発熱性物質
を効率よく除去し、品質が安定して発熱性の問題のない
製剤を得ることができる。
〔実施例〕
実施例1 ヒト血漿からコーンのエタノール分画法第6法又は第0
法で得たものであって発熱性物質が混入している粗製の
免疫グロブリン粉末100.9t−注射用蒸留水180
0mlに溶解し、この溶液をINHC4又はI N N
aOHを用いてp+(7,0に調整した。続いて、10
0gのPEG 4000を加え、注射用蒸留水で全量を
2000m1にした。この溶液を攪拌して均一にし、2
0℃に保ちながら30分間放ft’7fた。11成t、
−、7r沈澱物を遠心分離し、?。
」二清液を清澄PAU1.、p液にPEG 400(1
1) 50チ溶液350 mlを加えてPEG 4t1
00の濃度を12チとした。この溶液を攪拌して均一に
し、19℃に保ちながら30分間放置して免疫グ【」グ
リ7を沈澱させた。
遠心して精製免疫グログl) /7 (1,9(収4′
78%)の4−ストを得た。
粗製の免疫グロブリフ粉末及び)記の−S=ス]・をい
ずれも免疫グロブリン!1度5%になるように25%グ
リシン及び085%NaC1f含有する水k・液に溶解
し、生物学的製剤基準一般試験法に従。
て発熱試験及び抗補体活性の測定を行な−)だところ下
表に示すような結果が得らノまた。尚、発熱試験には家
兎3羽を用い、この3羽の体温上列の和で表示した。
粗製免疫グロブリン 35℃ 35.OU精製免疫グロ
ブリン 06℃ fi、OU実施例2 実施例1と同じ発熱性の混入した粗製の免疫グロブリン
粉末50009を用い、これを003Mリン酸緩衝液(
メ17.0)90dに溶解したほかは実施例1と同様に
して精製免疫グロブ’773.5 kg(収率80チ)
を得た。
この精製免疫グロブリンについて同様に発熱試験及び抗
補体活性の測定を行なったところ下表に示す結果が得ら
れた。
発熱試験 抗補体活性 む1製免疫り狛プリ7 35℃ 350U梢製免疫グロ
ブリフ 08℃ 7.5U特許出願人 富士レビオ株式
会社 代 理 人 弁理士 1)中 政 浩

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 発熱性物質を含有する免疫グロブリンをPH6〜8の溶
    液とし、この溶液[,1?リエチレングリコールを加え
    て攪拌彼沈澱物を分離することを特徴とする免疫グロブ
    リンから発熱性物質の除去方法
JP10170484A 1984-05-22 1984-05-22 免疫グロブリンから発熱性物質の除去方法 Pending JPS60246323A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10170484A JPS60246323A (ja) 1984-05-22 1984-05-22 免疫グロブリンから発熱性物質の除去方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10170484A JPS60246323A (ja) 1984-05-22 1984-05-22 免疫グロブリンから発熱性物質の除去方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS60246323A true JPS60246323A (ja) 1985-12-06

Family

ID=14307699

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10170484A Pending JPS60246323A (ja) 1984-05-22 1984-05-22 免疫グロブリンから発熱性物質の除去方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60246323A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5177194A (en) Process for purifying immune serum globulins
US4188318A (en) Simplified method for preparation of high yield, high purity Factor VIII concentrate
RU2266914C2 (ru) Способ получения igg
US4156681A (en) Process for isolating albumin from blood
JPS596288B2 (ja) 血液等からの抗血友病因子8の回収方法
JPS6133384B2 (ja)
JPS5953428A (ja) 低温殺菌されたヒト−フイブリノ−ゲンおよびその製法
GB1473548A (en) Bovine immunoglobulin isolation process
US6893639B2 (en) Method for high yield purification of immune globulins from blood plasma and blood plasma intermediates
US4104266A (en) Method for preparation of antihemophilic factor
JPH08509746A (ja) 血漿タンパクの浄化
US4754019A (en) Method of producing substantially pure albumin using carboxylic acids and ammonium sulfate
JPH0261482B2 (ja)
US4322403A (en) Method for the preparation of an immune globulin solution suitable for intravenous use
US4312949A (en) Method for the preparation of a gamma globulin solution suitable for intravenous use
JPS5855432A (ja) 静脈注射用免疫グロブリンの製法
JPS62181220A (ja) 冷沈澱により抗血友病因子を製造し且つ得られる抗血友病因子製品の溶解度を改善するための方法
DE69727736T2 (de) Verfahren zur Aktivierung von Prothrombin zu Thrombin
JPS5843371B2 (ja) ガンマグロブリン ノ セイホウ
JPS60246323A (ja) 免疫グロブリンから発熱性物質の除去方法
JPS58148824A (ja) 線溶活性物質の製造法
CN102603891B (zh) 一种双重病毒灭活制备破伤风人免疫球蛋白的方法
CA1038292A (en) Process for isolating albumin from blood
SU743564A3 (ru) Способ получени альбумина
CN103864926A (zh) 一种双重病毒灭活制备狂犬人免疫球蛋白的方法