JPS58148824A - 線溶活性物質の製造法 - Google Patents

線溶活性物質の製造法

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JPS58148824A
JPS58148824A JP57031467A JP3146782A JPS58148824A JP S58148824 A JPS58148824 A JP S58148824A JP 57031467 A JP57031467 A JP 57031467A JP 3146782 A JP3146782 A JP 3146782A JP S58148824 A JPS58148824 A JP S58148824A
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恒 美原
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洋行 須見
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はミミズより新規線溶活性物質を製造する方法に
関する1、詳しくはミミズζこ水性溶媒を加えて適当な
時間、適当な温度に保持して抽出を行い、抽出液をその
まま又は適当な時間、適当な温度(こ保持することによ
り得られる線溶活性物質粗製物と、その精製線溶活性物
の製造法に関する。
近年、血液凝固(こ起因する種々の疾患は壮、老年者(
こ多発することから注目を集め、その疾病、例えば心筋
価基、脳血栓症、播種性血管向凝固症候群等がよく知ら
れている。それらの治療桑としてヒトウロキナーゼ、ス
トレプトキナーゼが使用されていることは周知である。
然しながら、ヒトウロキナーゼは原料(ヒトの尿)の入
手難、ストレプトキナーゼは抗原性を持つ等の欠点を有
する一Lに、両治療薬ともに点滴静注で使用されるため
に患者に多大の苦痛を与えている欠点がある。
本発明者等はE記欠点を軽減かつ改善するため、特に原
料入手難の除去及び点滴静注の回避を目的にして自然界
より広く探索研究を続けた結果、ミミズ中昏こヒト末梢
血液の線溶活性を上昇させる線溶活性物質が存在するこ
とを見い出し、本発明lこ到達した 本発明の製造法により得られた線溶活性物質は経口剤、
非経口剤又は牢剤としての投薬が可能であるが、特(こ
経口投与が好ましい、すなわち、後記に示すように本線
溶活性物質はヒHこ経口投与で優れた線溶活性効果を示
すことが実証された一ミミズは太古の昔より東洋諸国に
おいては蛤躬1、地竜として呼称され、鎮痛F熱剤、利
尿薬等として利用されてきた3然りなから、ミミズ中(
二線溶活性物質が存在すること、及びミミズ由来の線溶
活性物質、をヒトζこ投与したとき、特(こ経口投与し
たときGこヒト末梢血液中の線溶活性をF昇させる現象
がある事実を報告した刊行物を見出すことができなかっ
た。
本発明者等はミミズより有益なる線溶活性物質を効率よ
く収得する方法に関し、詳細に研究した。
本発明の製法を詳しく説明する。
ミミズに水性溶媒を加えて適当な時間、適当な温度に保
持して抽出液を得たのち、抽出液をそのまま又は適当な
時間、適当な温度に保持したのち濃縮又は乾燥すること
(こより線溶活性物質粗製物が得られた。原料のミミズ
は新鮮な生ミミズ、新鮮な生くミズから内容物除去後の
本体及びその内容物又はそれらの加温、減圧又は凍結乾
燥したミミズ粉末、もしくはそれらの脱脂粉末等のいず
れの形状のミミズでも使用できる。最も好ましいのは、
生ミミズの凍結乾燥粉末又は凍結乾燥脱脂粉末である。
水性溶媒はpH5〜10最も好ましいのはpH6〜8の
水性溶媒である。例示すると、水、生理的食塩水、緩衝
液、調製液又はそれらの一種類以−Lの水性溶媒、もし
くはそれらの溶媒に極性有機溶剤例えばエタノール、メ
タノール、プロパツール、アセトン、エーテル、ジオキ
サン等を少量加えた水性溶媒が使用できる。最も好まし
い水性溶媒は生理的食塩水、緩衝液である。緩衝液はリ
ン酸・酢酸、ホウ酸、クエン酸、トリス−塩酸などのI
)H5〜10好ましくはpH6〜8の各種組成の緩衝液
の一種以りが使用できる。本発明に示すpH5〜10好
ましくはpH6〜8の調製液とは塩酸、硫酸、リン酸・
酢酸、乳酸、クエン酸、コハク酸等の水溶性の無機酸、
有機酸とナトリウム、カリウム等のアルカリ金属の水酸
化物、炭酸塩及びアンモニアから自家調製した稀薄水溶
液を意味する。
適当な時間とは500日以内の時間であり、特に30分
、間から約30日間が好ましい。又、適当な温度とは6
0℃以下の温度であり、特に5℃乃至40℃が最も好ま
しい一使用する水性溶媒の原料ミミズ(二対する培率は
1〜100倍であり、最も好ましいのは5〜30倍であ
る〕 原料ミミズ(こ水性溶媒をカロえて適当な時間及び適当
な温度番こ保持して行う抽出り法は、通常の攪拌、振盪
、向流等の抽出方法のほかに、特番こミミズの組織(細
胞)破壊方法としてホモジナイザー、ブレンダー、音波
処理、加圧型細胞破壊装置、播潰機等の機器を利用する
ミミズ細胞成分の懸濁液(ホモシイ、−ト)を作成し 
インキュベートする抽出り法が好ましい8次に濾過し、
得られた抽出液をそのまま又は適当な時間及び適当な温
度に保持したのち、減圧、加温又は限外濾過等の濃縮方
法番こより濃縮、減圧又は凍結等の乾燥方法により線溶
活性物質粗製物を製造方法である。前記、抽出の際、又
は抽出液のインキュベーションの際に、公知の防腐剤を
僅量添加して使用することが好ましい。その点から水性
溶媒として前記に示すように、極性有機溶媒を少量添加
した水性溶媒の使用の意味があると共ζこ、抽出効果を
高めることかでまた。
次に、ミミズ抽出濃縮液・又はその乾燥物を少量の水性
溶媒をこ溶解した溶液がら線溶活性物質を分画、精製す
る方法は、例えば一般的な高分子蛋白の精製方法が使用
できるa本発明の好ましい本線溶活性物質の分画、精製
方法は下記の通りであるO 前記の操作により得られた抽出濃縮液又は乾燥物を少量
の水性溶媒%を吸着剤、極性有機溶剤、塩析、限外濾過
、イオン交換クロマトグラフィー、ゲル濾過、アフィニ
ティクロマトグラフィー、疎水的クロマトグラフィー等
の処理のいずれか一方、もしくはそれらの適時な組合せ
にまり不軸物を除去する。本発明方法(こおいて使用す
る吸7R剤は活性炭、酸性白土、活性白土、アンパーラ
(トXAD(商品名)などの合成樹脂系合成吸着剤など
が使用できる。又、本発明方法で分別沈殿番ご用いる極
性有機溶媒としてはエタノール、メタノール、プロパツ
ール、アセトン、エーテル、ジオキサン等が使用できる
。最も好ましいのはエタノーノペアセトン、プロパツー
ルである。塩析に用いる塩類は硫酸アンモニア、硫酸ナ
トリウム、硫酸マグネシウム、リン酸カリウム、塩化ナ
トリウム、塩化カリウム、クエン酸ナトリウムなどが使
用できるが、最も好ましいのは硫酸アンモニアである。
〕イオン交換クロマトグラフィーとして使用できるイオ
ン交換体はセルロース、デキストラン・アガロース等の
親水性多糖類を基本とするものである。特に、ジエチル
アミノエチルセルロース(以下DEAE−セルロースと
いう。)、トリエチルアミノエチルセルロース(以下T
EAE−セルロースという。)、アミノエチルセルロー
ス(以1−’AE−セルロースというIJ)jカルボキ
シメチルセルロース(以下CM−セルロースというLJ
’l、フオスフオセルロース(以下P−セルロースとい
う、、)フオスフオメチルセルロース(以下PPM−セ
ルロースという。)等が好ましい。父、イオン交換樹脂
として好ましいものを商品名で例示するとアンバーライ
トIRC−50、アンバーライトIRC−75、アンバ
ーライトIRC−84、ダウエックスCCR−2等の弱
酸性陽イオン交換樹脂及びアンバーライトIR−4B、
同じ(IR−45、同じ<IRA−400、ダウエック
ス3等の弱塩基性陰イオン交換樹脂である。ゲル濾過と
しては、商品名で例示するとセファデックス、セファロ
ース、バイオケル、トヨバールウルトラゲル、セPファ
イン等カ好ましい。又、アフイニティクロマトグラフィ
ーとしてはアガロースゲル、セファロース又はトヨパー
ルを支持体とする各種のものが使用できる。疎水的クロ
マトグラフィーとしては炭素数2〜20の脂肪族、脂環
族、芳香族及びそれらをこアミノ基を結有する化合物を
疎水性基としてもつアガロース、セファロース、セルロ
ースの吸着体が用いられる。
本発明の製法をフローチャートで示せば表−1〜表−1
6の通りである・〕 表−1 表−2 表   −3表   −4 □□□□□□□□□] 表  −5表  −6 表   −7表   −8 表  −9表−10 表−13表−14 表−15表−16 本発明の実態と効果を四番こ詳しく説明するため、下記
に本発明の製法の具体例と、得られた新規線溶活性物質
の理化学的性質及び薬理活性Oこつ(・て述べる。
本発明の製造法の具体例:ミミズ凍結乾燥脱脂粉末(こ
10倍量の50yy+Mリン酸緩衝液([)H7,O)
を加えて、37℃で200時間インキユペーショノした
のち線溶活性物質を抽出し、次(3抽出液を限外濾過法
で濃縮した。II縮液番こエタノールを添加して分画し
、該沈殿を蒸留本番こ溶解し、DEAE−セルロース処
理して3つの線溶活性区分(F−1、F−n、F−[[
1)を得た0F−1、F−11の区分をそれぞれ硫安塩
析し、次(こセファデックスG−75処理し、活性区分
を凍結乾燥した。F−m区分はそのまま脱塩濃縮し、凍
結乾燥することζこより精製品を得た。これらの線溶活
性物質F−1,F−It、F−I[14二共通する理化
学的性質及び力価について述べる。
m  作用:フィブリンを可溶化する。
(2)基質特異性:フィブリノをよく分解する。
(3)至適pHuび安定pH:本線溶活性物質の至適p
Hは8〜10付近であり、安定pHは5〜10付近であ
る1、 (4)力価測定:凝固可能性蛋白が015%番こなるよ
うCニフイブリノーゲンを001M塩化ナトリウムを禽
む017Mホウ酸緩衝液 (pH7,8)iこ溶解後10−を面縁80−の殺菌/
ヤーレ(こ流しlへみ、トIJ/ビ/溶液(204,n
i)を0.5rnl加え混和し1.lして室温にて1時
間放置する)(標準平板)2被検液0.03m1’(標
準平板1−(二垂直番二滴丁し、濾紙を蓋の間(3挾み
、10分間放置後37℃の恒温器(二人れて18時間反
応させる。線溶活性は標準平板1−(こできた溶解部分
の長径と短径とを測り、その積(−)をもって表示する
(5)安定性二本線溶活性物質を含む水溶液は、pH7
,5iこおいて50℃、30分間処理及びpH9,0i
二おいて50℃、30分間処理のいずれをこおいても9
2%以−Fの残存活性を示す。
(6)阻害剤:本線溶活性物質の線溶活性作用は、トラ
/゛ロール(バイエル社の商品名)、トラ7サミン(第
−製桑社の商品名)、大σトリブシンイ/ヒビター(マ
イルズ社の製品)血清(こよって阻害される。
(7)線溶活性作用二本線溶活性物質はプラスミノーゲ
ン活性化作用を有し、間接的にフィブリ/を溶解すると
共(こ、直接ζこフィブリンOこ作用しフィブリンを溶
解する。又、ミミズ凍結乾燥粉末30(IMこ生理的食
塩水3tを加えてホモ、゛イーートL37℃で20日間
インキユベーショノしたのちの抽出液及びその凍結乾燥
したものも前記と同一の性質を示した。
この抽出液(すなわち濾液)の等電点電気泳動を行って
得られるJ)H勾配(四角印の線)と各2.5i宛の両
分の750 nmの吸光度(OD750nm1銅−Fo
lin試薬を用いる。
黒丸印の線)曲線は、図−1に示すようQこ等電点1.
5.3.4及び56を示す蛋白質類似又は蛋白質の存在
が認められtニ一方、この抽出液(すなわち濾液)その
まま(白丸印の線)及びその透析後の抽出液(−モ角印
の線)の線溶活性曲線を図−1に示した。この結果より
透析前の抽出液(濾液月こは等電点34付近の両分に高
い線溶活性を示す物質の存在が認められた。史(こそれ
よりも線溶活性は劣るが等電点15付近叉は40付近(
こも線溶活性を示す物質の存在が認められた。−h、等
重点56付近の物質は線溶活性を有していないことがわ
かる 又、抽出液の透析により等電点15付近の線溶活
性物質は除去され、等電点34付近に線溶活性が表われ
る。すなわち、図−1ζこ示す結果より等電点34付近
の物質が線溶活性を示し、等電点56付近の物質は線溶
活性を示さないことが明らかであるっ本発明の製造法ζ
こよる本線溶活性物質の薬効試験二本物質を治療桑とし
てヒト(こ経[J投与−する場合l二は最終段階の精製
品が最も好ましいことは言うまでもないが、il記精製
の各段階のものも使用が可能である。本物質はヒトに経
[]投与番こより優れた薬効を示すことが期待でざる。
後記の実施例1の製法にて分取、精製した本線溶活性物
質の凍結乾燥品製剤600qを試験薬としく060才;
?)73才;・159才の3名の動脈硬化症を有する男
性患者各人(こ経[1投与し、経時的(こ各人の末梢血
液を採血し、オイグロブリ/各分画によるフィブリ7溶
解力(r4j )を調べたところ図−2の結果が得られ
た2゛′   −図−2中 の白抜きの丸印は完全溶解を、黒塗りの丸印は不完全溶
解を示す7この活眼まり本試験薬投与後、2時間で末梢
血液中の線溶活性がI−昇し、かっ血液中の線溶活性は
投与後4〜6時間で最大となることがわか−1た−6 実施例 1 ミミズ凍結乾燥品をアセト7番こて脱脂乾燥粉末l K
9+こpH7,0の50mMリン酸緩衝液10tを加え
、37℃で100時間攪拌抽出したのち、濾過し、残渣
に3tの同リン酸緩衝液で洗浄し、抽出液と洗浄液とを
合した清澄抽出合液12.8 t (線溶活性は10倍
希釈で490ij/ml)を得、次番こ限外濃縮して液
量を1.757.(線溶活性は60倍希釈で550 a
 、”me )とし、これにエタノールを1〜4倍量〔
第一回目にエタノール1.75tを如えて沈殿分別後の
1液に第2回目のエタノール7、OLをυnえる。]添
加して分画した。この分別沈殿を集め、これを同リン酸
緩衝液1.1tに溶解(線溶活性は60fl’f希釈で
694 cj /ml ) LIユ次に、これkDEA
E−セファローズ(ファルマシア社製)(こて処理して
線溶活性物質F−IXF−■、F−1tこ3分画L7’
二それぞれを硫安06飽和塩析後、セファデックスG−
75処理して凍結乾燥してF’−1分画より12300
d/qの線溶活性を有する粉末625岬を得、F−n分
画より10700yj/Ilの線溶活性を有する粉末6
65〜を得たつ更(二F−Il1分画は脱塩濃縮後、凍
結乾燥して11500aj/Qの線溶活性を有する粉末
1200〜を得た。
実施例 2 生きたミミズ847番二生理食塩水を加え300dとし
、次(こ懸濁液化し、37℃で100時間イ/午ユベー
/ヨンしたのち遠心分離した。B渣を150−の生理食
塩水で洗浄し、抽出液と洗浄液の合液400m7(線溶
活性は10倍希釈で375mA / ml )を得たつ
この合液を凍結乾燥したのこの乾燥物の線溶活性は14
2yj/Qであった。
実施例 3 生きたミミズ841こ蒸留水500.ntとフェノール
0.39を加えて懸濁液とし、30℃で76時間インキ
ユペーンヨノしたのち、濾過し、残渣を200−の蒸留
水で洗浄し、抽出液と洗浄水とを合した抽出液650−
を得た。この抽出液の線溶活性は10倍希釈で220i
j/−であったっ実施例 4 生きたミミズ84月こ水400mJ、エタノール30−
を加えて懸濁液としたのち、25℃で240時間インキ
ュベーションする。その後、遠心分離し、得られた抽出
液の豐曲→寺線溶活性は10倍希釈で350ij/−で
あった。
実施例 5 ミミズ減圧乾燥粉末509に生理食塩水400dと、1
.8%のリン酸水溶液と1.8%アンモニア水で中和調
製したpH6,5の水溶液100−を加えて懸濁液とし
、38℃で100時間インキユベーショノしたのち、濾
過した。この抽出液の線溶活性は10倍希釈で725−
j/−であり、ミミズ乾燥物当りの線溶活性は72.5
ff/qであった。
実施例 6 ミミズ凍結乾燥粉末50ハこ2%酢酸水溶液と2%の水
酸化すトリウーム水溶液で中和調製したpH63の稀薄
水溶液250−1生理食塩水200ゴ、水50ゴ及びア
ジ化ナトリウム0.5fを加えて懸濁液とし、次ζ二3
7℃で72時間インキユベーンヨンしたのち、濾過した
。この抽出液の線溶活性は10倍希釈で460−/−で
あった。
実施例 7 ミミズ凍結乾燥脱脂粉末501こpH7,0の酢酸緩衝
液200−1pH7,0のホウ酸緩衝液200m1、水
100−、プロパツール10−、ノオキサン10m1の
混合液を加えて懸濁液とし、次に32℃で240時間イ
ノキュベーシヲンしたのち、濾過Ltユこの抽出液の線
溶活性は10倍希釈で772aj/−であった。
実施例 8 ミミズから内容物除去した凍結乾燥脱脂粉末502に、
1.8%す/酸、3.5%塩酸と水酸カリウムで調製し
たpH6,8の稀薄水溶液250−1生理食塩水225
−、アセトン25−を加えて懸濁液とし、次Qこ25℃
で96時間インキュベーションしたのち減圧濾過した。
この抽出液の線溶活性は10倍希釈で600−/−であ
った。
実施例 9 ミミズ瞬間高温高速乾燥脱脂粉末102にpH64のリ
ン酸緩衝液50−とp H4,’4のクエン酸緩衝液5
0−を加えて懸濁液とし、次に37℃で7時間インキユ
ベーンヨンしたのち、濾過し、残渣を生理食塩水で洗浄
し、抽出液と洗浄液との合1120−を得た。この合液
ζこアジ化ナトリウム012を加えて37℃で10時間
インキュベーションしたのちの線溶活性は10倍希釈で
280IIj/rnlであった。
実施例10 ミミズt”R結乾燥説指粉末10月こpH7,4のリン
酸緩衝液50m1と生理食塩水50mrン加えて22℃
で4時間攪拌抽出したのち、遠心分離した1、得られた
抽出液(こアノ化ナトリウム0.079を加えて37℃
で5時間インキユベーンヨノした樟の線溶活性は10倍
希釈で190 a / mlであ、tユ実施例11 生きたミミズ10ハこpH7,0の酢酸緩衝液70−と
水30m1を加え懸濁化したのち、20℃で2時間攪拌
抽出して遠心分離した・残渣を水洗し、抽出液と洗浄水
との合液180−を得た。
これ1こアジ化ナトリウム012を加えて37℃で7時
間インキュペーンヨノしt:ユこの液の線溶活性は10
倍希釈で40−/−であった。
【図面の簡単な説明】
図−1は本発明の線溶活性物質抽出液の等電点電気泳動
と線溶活性物質の分離状態を示すものである0図−2は
本発明の線溶活性物質を経口投与したときのヒト末梢血
液中の線溶活性の1−昇を示したものである(図中fl
)は60才、■は73才、β)は59才の男性高血圧患
者(こ本発明の線溶活性物質製剤600q(52IU/
ツ)を経口投与し、経時的(こ各人の末梢血液のオリグ
ロブリンによるフィブリノ溶解力(、Rj)の変化曲線
を示したものである。)、 図−2 (hrl 本発明の線溶活性物質服用後 手 続 補 +E  書(方式) %式% 1 事件の表示 昭和57年特願第31467号 2 発明の名称 Iw溶溶性性物質製造法 5 補正をする者 事件との関係  特許出願人 住 所  愛知県名古屋市中区錦−T目2番7号4 補
正命令の日付 昭和57年6月29日 5 補正の対象 6?l1il′Eの内容 1[fiの浄書(内容に変更なし)」 手続補正書 昭和57年8月16日 特許庁長官 若 杉 和 夫  殿 L 事件の表示 昭和57年特許願第31467号 2 発明の名称 線溶活性物質の製造法 & 補正をする者 事件との関係  特許出願人 住所 愛知県名古屋市中区錦−下目2番7号屯 補正に
よって増加する発明の数  〇五 補正の対象 G 補正の内容 (1)明細書第8頁第3行目 「ロースという。)等が好ましい。」とあるを[ロース
という。)ジエチルアミノエチルセルロファイン(以下
DEAE−セルロファインという。9等が好ましい。」
とする。 (2)  明細書第28頁第15行と第16行の間に下
記の全文を挿入する。 ナトリウムを含むa9チ塩化ナトリウ声盲液を添加し、
30℃で72時間攪拌抽出したのち、戸通し、残液を3
1のα1チ1Cヤトリウムを含む09%塩化ナトリウム
水溶液で洗浄し、抽出液と洗浄液とを合した清澄抽出液
(線溶活性は10倍希釈で450m/mj)131を得
た。この抽出液を限外濃縮して液量をα711とし、こ
れにエタノール0711を加えて沈澱分別後の戸液に終
濃度テエタノール濃度か80%になるようにエタノール
を添加し、得られた沈澱をさらにエタノールで洗浄後、
真空乾燥し、乾燥粉末421を得た(このものの線溶活
性は1322m131’/ mFl であった。)。 該粉末を精製水10001/に溶解し、これをDFJL
E−セルロファイノ(チソノ株式会社製品)カラムクロ
マトグラフィーにて処理し図−3に示す様に線溶活性物
質F−1、F−11,F−厘の3分画を得た。それぞれ
の画分を硫安06飽和塩析後、得られた沈fIlを少量
の10 ff1Mリン酸緩衝液(pHao )に溶解し
、セファクリルS−200によるゲル濾過処理、ウルト
ラフィルトレーショ/による脱塩濃縮処理した後、凍結
乾燥することによって、F −1分画n629# 、 
F−IJ分画Q879# 、 F−11分分画O70I
の精製#溶油性物質を得た。これら各分画の線溶活性は
F−1が13780真fmJ?、 F −IIが929
0dl+rl? 、 F−一が176200/mFIで
あった。 又これら各分画のグラスミノーゲン活性化活性を調べた
。すなわち、プラスミノーゲン(/グマ社製)5X/M
L/のもの10μt、各画分の線溶活性溶液(01mF
lII(1) 20 ttt、001M塩化ナトリウム
を含むQ17Mホウ酸緩衝液(PH78)30μtを混
和し37°CIO分間放置したのち、この反応液の00
3m1をマI Y’%1%−11% プラスミノーゲン
フリーの11W板(マイルズ社製品)に垂直に滴下し、
37°C18時間反応させ、溶解部分の面積を測定した
値(−でもって表示する)を囚とし、同じよ4式ら 液10μtを〜を同じように測定して得られた値を(1
3)とするとプラスミノーゲン活性化活性は囚4−■で
表示される。こうしてF−1は2025txVml 。 )−川は1721tl/J? l F−題は1283m
17mlのそれぞれの活性を示すことが分った。 実施例13 実施例12に準じて得られた各精製線溶活性物質につい
てフィブリ/、フイブノーゲ7に対する作用を調べた。 即ち、ヒト血清α181と250重MのCaC4I水溶
液0021に7.各濃度の精製線溶活性物質溶液002
1を37°Cで30分反応させ生じるFDP(フィブリ
7分解ペプタイドMをラテックス凝集反応によるトロン
ボウェルコテスト(ウェルカム社製)キットを用いて測
定した。その結果表=17のCaC1IC士)の欄に示
される結果が得られた。表中<十) 、 (++) 、
(m)はフィブリンがらFDPを生成することを示し、
十の増加はFDP生成の強さを示す。(−)はフィブリ
ンがらのFDP生成がないことを示す。 一万、CaCl2溶液の非存在下即ちCaCl2水溶液
に代えて生理食塩水を用いて上記と同様の反応を行なっ
たところ、いずれの種類またいずれの濃度の線溶活性画
分も表−17のCa04 (−)欄に示されるようにF
DPの生成は認められなかった。このことは本願発明の
線溶活性物質はフィブリンに作用するものの、フィブリ
ノーゲンには作用しないことを示すものである。 表−17 実施例14 実施例12に準じて得られた各精製線溶活性物質を健康
人にそれ七れ経口投与(1μII/ky)L、経時的に
末梢血液を採血し、オイグロプリン分画をれを測定した
。その結果は図−4(AJおよびUに示した。 ’t”(%(uより明らかなように、F−1,F−厘画
分Of′#製線溶油性物質は経口投与後、約2時開俵に
ふ・いてオイグロプリン溶解に要する時間が著しく短か
くなり、かつ持続時間も長時間ltvことを示している
。又、F−nの画分から得られた精製線溶活性物質の場
合も経ロ投与後6時間頃からオイグロプリン溶解時間か
しだいに短かくなっていくことを示している。 F−1,1および歴のいずれの画分の本発明の線溶活性
物質もヒトへ経口投与することにより末梢血液中のI溶
油性を上昇せしめることがわかった。 さらに又、財イ場[F])より明らかなようK、ヒトに
より個人差があるものの経ロ投与後2〜7時間後(3)
  明細書第29頁第7行目に下記の全文を挿入する。 1図−3は本発明の線溶活性物質のI) E A E−
セルロファイン力ラムクロマトグラフィーによる溶出パ
ターンを示すものである。図−4囚、山)は本発明の各
分画の線溶活性物質をヒトに経口投与した場合の効果を
示したものである。すなわち、図−4中囚はオイグロプ
リン溶解時間を経口投与後の各時間毎に、(E3+は線
溶活性を経口投与後の各時間毎にみたものである。」 (4)  図面に図−31図−4囚および図−4CBI
を挿入する。 −−−SaLl濃LII  Fむび) (”l ’a’n114J6f: r17−k L  
H14〜4 本発明の−だ活性′aJ質服用後(hr1手続補正書 1、事件の表示 昭和57年特許願第31467号3、
[正をする者 4、補正によって増加する発明の数  05、補正の対
象 明細書の発明の詳細な説明の欄 6、補正の内容 +1)明細書第5頁第8行の「培率」とあるを「倍率」
とする。 (2)明細書第8頁第14行の「アガロースゲル、」を
削除する。 (3)明細書第8頁第19行の「セファロース、」を削
除する。 (4)明細書W421頁第3行の[(マイルズ社の製品
)血」とあるを[(マイルズ社の製品)及び血」とする
。 (5)明細書第22頁第8行から第9行の「いないこと
がわかる。」とあるを「いなかった。」とする。 (6)明細書第22頁第11行の「表われる。」とある
を「残った。」とする。 (71明細書第27頁第4行の「水酸カリ」とあるを[
水酸化カリ」とする。 (8)昭和57年8月16日付手続補正書第6頁第5行
と第6行の間に下記の全文を挿入する。 [実施例15 ミミズ凍結乾燥粉末1賭にIOAの0.1%安息香酸ナ
トリウムを含む0.9%塩化ナトリウム水溶液を添加し
32℃、96時間攪拌した後、濾過し、残渣を31の0
.1%安息香酸ナトリウムを含む0.9%塩化ナトリウ
ム水溶液で洗浄し、抽出液と洗浄液を合せた清澄抽出液
(線溶活性は10倍希釈液で490馴−2/鹸) 12
.!Mを得た。 抽出液を限外濾過法でa縮し、液量を0.5Jとし、こ
れにエタノール0.5iを加えて沈澱分別した後、濾液
に終濃度としてエタノール濃度が80%になるように添
加し得られた沈澱をさらにエタノールで洗浄後真空乾燥
し乾燥粉末40.5gを得た。 このものの線溶活性は1285mm’ / qであった
。 該粉末を10−Mリン@緩衝液(pH8,0>  11
に熔解し、これをエピクロルヒドリンで活性化したアガ
ロース(?fiM[セファロース:ファルマシアファイ
ンケミカル社製)にヘキシルアミンを結合させ調製した
ヘキシルセファロースカラムに通液し、同リン酸緩衝液
にて洗浄を行った後、0.25M−NaCIを含む同リ
ン酸緩衝液にて溶出を行い、溶出液17!を得た。該溶
出液を透析後、凍結乾燥を行い精製線溶活性物質5.7
5gを得た。このものの線溶活性は7241−m’/■
であった。 実施例16 実施例15と同様に操作し、エタノール沈澱法により得
た真空乾燥粉末47g(線溶活性1100ms’/■)
を20mMリン酸緩衝液(p)! 7.0)  11に
熔解し、エピクロルヒドリンで活性化したアガロースに
卵白トリプシンインヒビター(シグマ社製)を結合させ
調製したETI(卵白トリプシンインヒビター)−セフ
ァロースカラムに通液し、同リン酸緩衝液にて洗浄後、
さらに0.1M酢#!1.緩衝液(pH5,0)で洗浄
後、I M NaC1,0,5Mアルギニンを含む同酢
酸緩衝液にて溶出を行い溶出液0.81を得た。 該溶出液を透析後凍結乾燥を行い精製線溶活性物質22
5■を得た。このものの線溶活性は709601Ill
/■であった。」

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ■ ミミズに水性溶媒を加えて適当な時間、適当な温度
    に保持して抽出を行い、抽出液をそのまま又は適当な時
    間、適当な温度に保持したのち濃縮又は乾燥することを
    特徴とする線溶活性物質含有粗製物の製造法。 2 ミミズに水性溶媒を加えて適当な時間・適当な温度
    に保持して抽出を行い、抽出液をそのまま又は適当な時
    間、適当な温度に保持したのち濃縮又は乾燥したのち吸
    着剤、極性有機溶媒、塩析、限外濾過、イオン交換クロ
    マトグラフィー、ゲル濾過、アフィニティー クロマト
    グラフィー又は疎水的クロマトグラフィーのいfれか又
    はそれらの組合せで処理することを特徴とする線溶活性
    物質の製造法1゜
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FR2522266B1 (fr) 1987-07-31
GB2116565A (en) 1983-09-28
GB2116565B (en) 1985-02-27
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