JPS60244021A - 堆積膜の形成方法 - Google Patents

堆積膜の形成方法

Info

Publication number
JPS60244021A
JPS60244021A JP59100294A JP10029484A JPS60244021A JP S60244021 A JPS60244021 A JP S60244021A JP 59100294 A JP59100294 A JP 59100294A JP 10029484 A JP10029484 A JP 10029484A JP S60244021 A JPS60244021 A JP S60244021A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
layer
raw material
type
support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP59100294A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Nishimura
征生 西村
Hiroshi Matsuda
宏 松田
Masahiro Haruta
春田 昌宏
Yutaka Hirai
裕 平井
Takeshi Eguchi
健 江口
Takashi Nakagiri
孝志 中桐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP59100294A priority Critical patent/JPS60244021A/ja
Publication of JPS60244021A publication Critical patent/JPS60244021A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C16/00Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes
    • C23C16/22Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the deposition of inorganic material, other than metallic material
    • C23C16/24Deposition of silicon only

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、励起エネルギーとして熱を利用し、光導電膜
、半導体あるいは絶縁性の膜を所定の支持体上に形成さ
せる堆積膜形成法に関し、更に詳しくは、熱エネルギー
の付与により、原料ガスの励起、分解状態を作り、所定
の支持体上に、特に、アモルファスシリコン(以下a−
3tと略す)の堆積膜を形成する方法に関する。
従来、a−Stの堆積膜形成方法としては、5iW4ま
たはS i 2H6を原料として用いたグロー放電堆積
法及び熱エネルギー堆積法が知られている。即ち、これ
らの堆積法は、原料ガスとしてのSiH4またはSi2
H6を電気エネルギーや熱エネルギー(励起エネルギー
)により分解して支持体上にa−Stの堆積膜を形成さ
せる方法であり、形成された堆積膜は、光導電膜、半導
体あるいは絶縁性の膜等として種々の目的に利用されて
いる。
しかしながら、高出力放電下で堆積膜の形成が行なわれ
るグロー放電堆積法に於いては、均一な放電の分布状態
が常に得られないなど再現性のある安定した条件の制御
が難しく、更に膜形成中に於ける膜への高出力放電の影
響が大きく、形成された膜の電気的、光学的特性の均一
性、品質の安定性の確保が難しく、堆積時の膜表面の乱
れ、堆積膜内の欠陥が生じやすい。特に、厚膜の堆積膜
を電気的、光学的特性に於いて均一にこの方法により形
成することは非常に困難であった。
一方、熱エネルギー堆積法においても、通常400°C
以上の高温が必要となることから使用される支持体材料
が限定され、加えて所望のa−3t中の有用な結合水素
原子が離脱してしまう確率が増加するため、所望の特性
が得難い。
そこで、これらの問題点を解決する1つの方法として、
SiH4,Si2H6以外のシリコン化合物を原料とす
るa−3iの低熱量の熱エネルギー堆積法(熱CVD)
が注目される。
この低熱量の熱エネルギー堆積法は、励起エネルギーと
しての前述の方法に於けるグロー放電や高温加熱の代わ
りに低温加熱を用いるものであり、a−5tの堆積膜の
作製を低エネルギーレベルで実施できるようにするもの
である。また、低温なほど原料ガスを均一に加温するこ
とが容易であり、前述の堆積法と比べて低いエネルギー
消費で、均一性を保持した高品質の成膜を行なうことが
でき、また製造条件の制御が容易で安定した再現性が得
られ、更に支持体を高温に加熱する必要がなく、支持体
に対する選択性も広がる利点もある。
本発明は上記した点に鑑みなされたものであり、励起エ
ネルギーとして、低レベルの熱エネルギーを用いて高品
質を維持しつつ高い成膜速度でシリコン原子を含む堆積
膜を低エネルギーレベルで形成することのできる熱エネ
ルギー堆積法を提供することにある。
本発明の他の目的は、大面積、厚膜の堆積膜の形成にあ
っても、電気的、光学的特性の均一性1品質の安定生を
確保した高品質の堆積膜を形成することのできる方法を
提供することにある。
本発明は、鋭意検討の結果、これらの目的が、熱エネル
ギーにより分解される原料ガスとして、シリコン原子と
直接接合するアジド基を少なくとも1つ有するシリコン
化合物を用いることによって達成されることを見い出し
完成されたものである。
零 すなわち、本発明の堆積膜形斐は、支持体が配置された
堆積室内に、シリコン原子に直接結合したアジド基を少
なくとも1つ有するシリコン化合物と、周期律表■族若
しくは第V族に属する原子を含む化合物との気体状雰囲
気を形成し、熱エネルギーを利用することにより、これ
等の化合物を励起し、分解することにより、前記支持体
上にシリコン原子及び周期率表■族若しくは第V族に属
する原子を含む堆積膜を形成することを特徴とする。
本発明の方法に於いては、原料物質としてSt供給用原
料としてのシリコン化合物と、周期律表■族若しくは第
V族に属する原子導入用としてのこれらの原子を含む化
合物が使用され、形成された堆積膜は、シリコン原子及
び周期律表■族若しくは第V族に属する原子を含む堆積
膜であり、光導電膜、半導体膜等の機能膜として種々の
目的に使用できるものである。
本発明の方法に於いて使用される堆積膜形成用原料は、
シリコン原子と直接結合するアジド基を少なくとも1つ
有するシリコン化合物であり、熱エネルギーによって容
易に励起、分解しうることに特徴があり、代表的なもの
として以下の構造式で示されるものを挙げることができ
る。
なお、上記式中R1,R2,R3,及びR4は、それぞ
れ独立して水素、ハロゲン、または炭素数1〜4のアル
キル基、アリール基、若しくはアルコキシ基を表わす。
なお、炭素数1〜4のアルキル基、アリール基若しくは
アルコキシ基は他の置換基によって置換えされても良く
、またR1−R4はそれぞれ異なる必要はなく、例えば
R1−R4の全てがメチル基の場合もある。
これらの化合物の中でも好ましいものとして、以下の構
造式で示される化合物を挙げることができる。
HN3 N3 N3 本発明の方法に於いて形成される堆積膜中に例えばB、
AI、Ga、In、TI等の周期律表■族またはN、P
、As、Sb、Bi等の第V族に属する原子を導入する
ために用いられる原料としては、これらの原子を含み、
熱エネルギーによって容易に励起、分解される化合物が
使用され、そのような化合物としては、例えばPH3、
P2H4、PF3 。
PF5.PCl3.AsH3,AsF3゜AsF5.A
sCl3.SbH3,SbF5゜B11(3,BF3.
BCl3.BBr3゜B2H6,B4H10,B5H9
,B6H10゜B6H、AlCl3等を挙げることが出
来る。
本発明の方法に於いては、ガス状態の上記のようなシリ
コン化合物と1周期律表■族若しくは第V族に属する原
子を含む化合物とが堆積室内に導入され、これらの化合
物に熱エネルギーが与えられて、これらが励起、分解さ
れ、堆積室内に配置された支持体にシリコン原子と周期
律表■族若しくは第V族に属する原子を含む堆積膜(a
−3i膜)が形成される。
次に、前記堆積室内に導入された前記シリコン化合物ガ
スに対する熱エネルギーの付与はジュール熱発生要素、
高周波加熱手段等を用いて行われる。
ジュール熱発生要素としては電熱線、電熱板等のヒータ
を、また高周波加熱手段としては誘導加熱、誘電加熱等
を挙げることができる。
ジュール熱発生要素による実施態様について説明すれば
ヒータを支持体の裏面に接触ないし近接させて支持体表
面を伝導加熱し、表面近傍の原料ガスを熱励起、分解せ
しめ、分解生成物を支持体表面に堆積させる。他にヒー
ターを支持体の表面近傍に置くことも可能である。
以下、第1図を参照しつつ本発明の方法を詳細に説明す
る。
第1図は支持体上に、a−5iからなる光導電膜、半導
体膜、又は絶縁体膜等の機能膜を形成するための堆積膜
形成装置の概略構成図である。
堆積膜の形成は堆積室lの内部で行なわれる。
堆積室1の内部に置かれる3は支持体の配置される支持
台である。
4は支持体加熱用のヒーターであり、導線5によって該
ヒーター4に給電される。堆積室1内にa−5tの原料
ガス、及び必要に応じて使用されるキャリアーガス等の
ガスを導入するためのガス導入管内が堆積室1に連結さ
れている。
このガス導入管17の他端はa−3i形成用原料ガス及
び必要に応じて使用されるキャリアガス等のガスを供給
するためのガス供給源9゜10.11.12に連結され
ている。ガス供給源9,10,11.12から堆積室l
に向って流出する各々のガスの流量を計測するため、対
応するフローメータ15−1.15−2.15−3.1
5−4が対応する分枝したガス導入管17−1.17−
2.17−3.17−4の途中に設けられる。各々のフ
ローメータの前後にはバルブ14−1.14−2.14
−3.14−4.16−1.16−2.16−3.16
−4が設けられ、これらのバルブを調節することにより
、所定の流量のガスを供給しうる。13−1.13−2
.13−3.13−4は圧力メータであり、対応するフ
ローメータの高圧側の圧力を計測するためのものである
フローメータを通過した各々のガスは混合されて、不図
示の排気装置によって減圧下にある堆積室1内へ導入さ
れる。なお、圧力メータ18は混合ガスの場合にはその
総圧が計測される。
堆積室l内を減圧にしたり、導入されたガスを排気する
ために、ガス排気管20が堆積室lに連結されている。
ガス排気管の他端は不図示の排気装置に連結される。
本発明に於いて、ガス供給源9,10,11゜12の個
数は適宜、増減ぎれうるものである。
つまり、単一の原料ガスを使用する場合にはガス供給源
は1つで足りる。しかしながら、2種の原料ガスを混合
して使用する場合、単一のガスに(触媒ガスあ、るりは
キャリアーガス等)を混合する場合には2つ以上必要で
ある。
なお、原料の中には常温で気体にならず、液体のままの
ものもあるので、液体原料を用いる場合には、不図示の
気化装置が設置される。気化装置には加熱沸騰を利用す
るもの、液体原料中にキャリアーガスを通過させるもの
等がある。気化によって得られた原料ガスはフローメー
タを通って堆積室l内に導入される。
このような第1図に示した装置を使用して代1 表的なPIN型ダイオード・デバイスの形成方法の一例
を用いて、本発明のa−St堆積膜形成法を更に詳細に
説明する。
第2図は、本発明によって得られる典型的なPIN型ダ
型ダイオードパデバイス成を説明するための模式的断面
図である。
21は支持体、22及び26は薄膜電極。
23はP型(7) a −S i層、24はI型(1)
 a −Si層、25はN型cy)a−3i層、27は
半導体層、28は導線である。支持体21としては半導
電性、好ましくは電気絶縁性のものが用いられる。半導
電性支持体としては、例えばSi。
Ge等の半導体からなる板等が挙げられる。
電気絶縁性支持体としては、ポリエステル。
ポリエチレン、ポリカーボネート、セルローズアセテー
ト、ポリプロビロレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニ
リデン、ポリスチレン、ポリアミド等の合成樹脂のフィ
ルム又はシート、ガラス、セラミックス、紙等が通常使
用される。
特に、本発明の方法に於いては、支持体の温2 度を150〜300 ’C程度と比較的低い温度とする
ことができるので、上記支持体を形成する材料の中でも
、従来のグロー放電堆積法や従来の熱エネルギー堆積法
には適用できなかった耐熱性の低い材料からなる支持体
も使用することが可能となった。
薄膜電極22は例えばNiCr、AI、Cr。
Mo、Au、Ir、Nb、Ta、V、Ti。
Pt 、Pd 、I n203.SnO2,ITO(I
 n203+s n02)等の薄III ヲ真空m M
、電子ビーム蒸着、スパッタリング等の方法を用いて支
持体上に設けることによって得られる。
電極22の膜厚としては、30〜5X104人、より好
適にはlOO〜5X103人とされるのが望ましい。
a−Stの半導体層27を構成する各層のうちの所定の
層を所望に応じて、N型またはP型とするには、層形成
の際に、N型不純物または、P型不純物を形成される層
中にその量を制御しながらドーピングしてやれば良い。
半導体層中にドーピングされるP型不純物としては、周
期律表第■族に属する原子、なかでも例えば、B、AI
 、Ga、In、T1等が好適なものとして挙げられ、
N型不純物として第 は、周期律表I族に属する原子、なかでも例えばN、P
、As、Sb、Bi等が好適なものとして挙げられるが
、殊にB、Ga、P、Sb等が最適である。
本発明に於いては所望の伝導型を付与する為に半導体層
27中にドーピングされる不純物の量は、所望される電
気的・光学的特性に応じて第 適宜決定されるが、周期律表−族の不純物の場合には3
X 10−2〜4at omi c%の範囲となるよに
ドーピングしてやれば良く、周期律表第 V族の不純物の場合には5X10−3〜2at 。
△ mic%の範囲となるようにドーピングしてやれば良い
半導体層27を構成する層中の所定の層に上記にような
不純物をドーピングするには、層形成の際に不純物導入
用の原料物質をガス状態で堆積室内に導入してやれば良
い。この様な不純物導入用の原料物質としては、常温常
圧でガス状yliのまたは少なくとも層形成条件下で、
または気化装置によって、容易にガス化し得るものが採
用される。
その様な不純物導入用の原料物質(不純物ガス)として
は具体的には、N型不純物導入用としてはPH3、P2
H4、PF3 、PF5 、PCl3.AsH3,As
F3.AsF5.AsCl3.SbH3,SbF5.B
iI3.一方P型不純物導入用としてはBF3.BCl
3゜BBr3.B2H6、B4H10,B5H9。
B6H10,B6H12,AlCl3等を挙げルコとが
出来る。
次に半導体層27の形成方法について更に具体的に説明
する。
まず、電極22の薄膜が表面に付設された支持体21を
堆積室1内の支持台3上に置き、ガス拮気管20を通し
て不図示の排気装置により堆積室内の空気を排気し減圧
にする。減圧下の5 堆積室内の気圧は5XlO−5Torr以下、好適には
1OJTorr以下が望ましい。
堆積室1内が減圧されたところで、ヒーター4に通電し
、支持体3を所定の温度に加熱する。このときの支持体
の温度は150〜3000C1好ましくは、200〜2
50℃とされる。
このように、本発明の方法に於いては支持体温度が比較
的低温であるので、クロー放電堆積法やSiH4,Si
2H6を原料として用した熱エネルギー堆積法に於ける
ような支持体の高温加熱を必要としないために、このた
めに必要とされるエネルギー消費を節約することができ
る。
次に、支持体21上の薄膜電極22上にP型a−3i層
を積層するために、先に列挙したようなS【供給用原料
ガスを充填されている供給源9のバルブ14−1.16
−1と、P型の不純物ガスが貯蔵されている供給源lO
のバルブ14−2.16−2を各々開き、Si供給用原
料ガスとP型の不純物ガスが所定の混合比で混6 合された混合ガスを堆積室l内に送りこむ。
このとき対応するフローメータ15−1゜15−2で計
測しながら流量調整を行う。Si供給用原料ガスの流量
は10〜110003cc好適には20〜5003CC
Mの範囲が望ましい。
P型の不純物ガスの流量は原料ガスの流量×ドーピング
濃度から決定される。
しかしながら、不純物ガスを混入させる量は極微量であ
るので、流量制御を容易にするには1通常不純物ガスを
H2ガス等で所定の濃度に希釈した状態で貯蔵して使用
される。
堆積室l内の混合ガスの圧力は、10−2〜100To
rr、好ましくは10−2〜IT。
rrの範囲に維持されることが望ましい。
このようにして、支持体2の表面近傍を流れる原料ガス
には熱エネルギーが付与され、熱励起、熱分解が促され
、生成物質であるa−Si及び微祉のP型不純物原子が
支持体上に堆積される。
a−3i以外及びP型不純物原子以外の分解生成物及び
分解しなかった余剰の原料ガス等はガス排気管20を通
して排出され、一方、新たな原料ガスがガス導入管17
を通して連続的に供給され、P型のa−3i層23が形
成される。P型のa−3tの層厚としては100〜10
4人、好ましくは300〜2000人の範囲が望ましい
次に、ガス供給9.10に連結するバルブ14−1.1
6−1.14−2.16−2を全て閉じ、堆積室l内へ
のガスの導入を止める。
不図示の排気装置の駆動により、堆積室内のガスを排除
した後、再びバルブ14−1.16−1を開け、Si供
給用原料ガスを堆積室l内に導入する。この場合の好適
な流量条件、圧力条件はP型のa−3i層23の形成時
の場合の条件と同じである。
このようにして、ノンドープの即ち■型のa−3i層2
4が形成される。
■型ノa −S i層の層厚は、5oo〜5×104人
、好適には1000−10.000人の範囲が望ましい
次にN型の不純物ガスが貯蔵されているガス供給源11
に連結するバルブ14−3.16−3を開き、堆積室1
内にN型の不純物ガスを導入する。
N型の不純物ガスの流量はP型の不純物ガスの流量決定
の場合と同様にSi供給用原料ガスの流量Xドーピング
濃度から決定される。
P型a−Si層23形成時と同様にして、支持体2の表
面近傍を流れるSi供給用原料ガス及びN型の不純物ガ
スに熱エネルギーが付与され、熱励起、熱分解が促され
、分解生成物のa−3iが支持体上に堆積し、該堆積物
内に分解生成物の微量なN型不純物原子が混入すること
によりN型のa−3i層25が形成される。
N型のa−5i層25の層厚は100〜104人、好ま
しくは300〜2,000人の範囲が望ましい。
以」二のような、P型及びN型a−3i層の形9 成に於いては、本発明の方法に使用されるSi供給用原
料ガス及び不純物導入用ガスは、先に述べたように、熱
エネルギーによって容易に励起、分解するので5〜50
久/ s e c程度の高い層形成速度を得ることがで
きる。
最後にN型のa−3i層25上に薄膜電極26を薄膜電
極22の形成と同様の方法により、薄膜電極22と同じ
層厚に形成し、PIN型ダイオード・デバイスが完成さ
れる。
このようにして形成されたPIN型ダ型ダイオードパデ
バイス所定の特性及び品質を満足するものとなった。
なお、本発明の方法によれば、以上説明したPIN型ダ
イオード・ディバイスの半導体層の形成以外にも、所望
の電気的、光学的特性を有する単層の、あるいは多層か
らなるa−5i層を形成することができる。また、以上
説明した例では減圧下に於いて堆積層が形成されたが、
これに限定されることなく、本発明方法は所望に応じて
、常圧下、加圧下に於いて行なうこと0 もできる。
以上のような本発明の方法によれば、励起エネルギーと
して、低熱量の熱エネルギーを使用し、該熱エネルギー
によって容易に励起、分解する原料ガスを用いたことに
より、高い成膜速度による低エネルギーレベルでのa−
Si堆fi層の形成が可能となり、電気的、光学的特性
の均一性、品質の安定性に優れたa−3i堆積層を形成
することができるようになった。従って、本発明の方法
に於いては、従来のグロー放電堆積法や熱エネルギー堆
積法には適用できなかった耐熱性の低い材料からなる支
持体をも使用することができ、また支持体の高温加熱に
必要とされるエネルギー消費を節約することが可能とな
った。
更に、励起エネルギーとして熱エネルギーを使用するが
、高熱量ではなく低熱量の付与であるので、該エネルギ
ーを付与すべき原料ガスの占める所定の空間に対して常
に均一に付与でき、したがって、堆積膜を精度良く均一
に形成することが可能となった。
以下、本発明を実施例を挙げて具体的に説明する。
実施例1 第1図に示して装置を使用し、Si供給用の原料物質と
して表1に挙げたシリコン化合物No、1を用い、P型
不純物導入用ガスとしてB2H6を用いてl原子のドー
プされたP型a−3i層の形成を以下のようにして実施
した。
まず、支持体2(コーニング#7059、透明導電性フ
ィルム(ポリエステルベース)、ダウコーニング社製)
を堆積室1内の支持台3にセットし、ガス排気管20を
通して排気装置(不図示)によって堆積室1内を1O−
6To、rrに減圧し、ヒーター4に通電して支持体温
度を200℃に保ち、次にシリコン化合物No、lが充
填された原料供給源9のバルブ14−1.16−1及び
H2によって希釈(希釈率0.025モル%)されたP
型不純物導入用ガスB2H6が充填された原料供給源1
0のバルブ14−2.16−2を各々開き、原料混合ガ
スを堆積室l内に導入した。
このとき対応するフローメータ15−1゜15−2で計
測しながらシリコン化合物No、1からなるガスとB2
H6ガスとがB / S i = 5X 1 (13m
o l/mo lの割合で混合され、更に該程合ガスの
流量が1503CCMになるように、轟々の流量を調整
した。次に、堆積室内の圧力を0. l T o r 
rに保ち、層厚400人(7)P型a−3i層(B原子
含有率5 X 10−3at omi c%)を、20
X/SeCの成膜速度で支持体2上に堆積させた。なお
、熱エネルギーは、堆積室1内に配置された支持体2表
面全体の近傍を流れるガスに対して、一様に付与された
。このとき、a−5i及びB原子以外の分解生成物及び
分解しなかった余剰の原料ガス等はガス排気管20を通
して排出され、一方、新たな原料混合ガスがガス導入管
17を通して連続的に供給された。
このようにして本発明の方法により形成された、a−S
i層の評価は、基板上に形成されたa−3i層のそれぞ
れの上に、さらにクシ型のAIのギャップ電極(長さ2
50IL、rfJ5m m )を形成して、暗電流を測
定し、その暗導電率σdをめることによって行なった。
なお、ギャップ電極は、上記のようにして形成されたa
−Si層を蒸着槽に入れて、核種を一度1O−GTor
rの真空度まで減圧した後、真空度を1O−5Torr
に調整して、蒸着速度20久/ s e cで、150
0人の層厚で、AIをa−Si層上に蒸着し、これを所
定の形状を有するパターンマスクを用いて、エツチング
してパターンマスクを行なって形成した。
得られた暗導電率σdを表2に示す。
実施例2〜4 Si供給用の原料物質として、表1に列挙したシリコン
化合物N092〜No、4(実施例2〜4)のそれぞれ
を個々に用い、実施例1と同様にしてP型a−3i層を
形成し、得られたa−3 Si層のσdを実施例1と同様にして測定した。測定結
果を表2に示す。
比較例1 a−3i供給用の原料物質としてSi2H6を用いる以
外は実施例1と同様にしてP型a −3i層を形成し、
得られたa−3i層のσdを実施例1と同様にして測定
した。測定結果を表2に示す。
実施例5 B2H6ガス供給源9の代わりにH2によって稀釈(稀
釈率0.05モル%)されたN型不純物導入用ガスPH
3の充填された原料供給源11を使用し、PH3ガスの
流量が、該PH3とシリコン化合物N091からなるガ
スとの混合比がP/S+=5X10−3mol/mo 
lとなり、かつこれらの混合ガスの流量が1505CC
Mとなるように調節する以外は実施例1と同様にしてN
型の不純物であるP原子がドープされたa−3i層(層
厚4000人)を形成した。
形成されたN型a−Si層上にも実施例1と同4 様にしてクシ型のAIのギャップ電極を設け、暗導電率
σdをめた。得られた値を表2に示す。
実施例6〜8 Si供給用の原料物質として、表1に列挙したシリコン
化合物NO12〜No、4(実施例6〜8)のそれぞれ
を個々に用い、実施例5と同様にしてN型a−5i層を
形成し、得られたa −3i層のσdを実施例1と同様
にして測定した。測定結果を表2に示す。
比較例2 Si供給用の原料物質としてSi2H6を用いる以外は
実施例5と同様にしてN型a−Si層を形成し、得られ
たa−3i層のσdを実施例1と同様にして測定した。
測定結果を表2に示す。
実施例9〜16 支持体温度を250 ’0に設定した以外は実施例1〜
8のそれぞれと同様にして(実施例9〜16)P型及び
N型のa−3i層を形成した。
得られたa−3i層のσdを実施例1と同様にして測定
した結果を表3に示す。
比較例3及び4 St形成用の原料物質としてS i 2H6を用いる以
外は実施例1Oと同様にしてP型a−3i層を(比較例
3)、更に実施例14と同様にしてN型a−3i層(比
較例4)の2種のa−3i層を稀釈を形成し、得られた
a−Si層のσdを実施例1と同様にして測定した。測
定結果を表3に示す。
以上の実施例1〜16及び比較例1〜4の結果をまとめ
ると、成膜速度については表2及び表3の評価結果に示
されたように、支持体温度200℃とした場合では比較
例1及び2に於ける成膜速度が10久/ s e cで
あるのに対して、本発明の実施例1.4.5.8に於け
る成膜速度が20久/ s e cであり、また、支持
体温度250℃とした場合では比較例3及び4に於ける
成膜速度が12人/secであるのに対して、本発明の
実施例9〜15に於いては20〜25久/ s e c
と良好な成膜速度が得られ、かつ本発明の実施例1〜1
6のいずれの場合に於いても、十分なドーピング効率が
得られ、高い暗導電率σdを有するa−3i層が形成さ
れた。
実施例17 第1図に示した装置を使用し、Si供給用の原料物質と
して表1に挙げたシリコン化合物N001を用い、支持
体温度を200℃に設定し、打2図に示したようなPI
N型ダイオード・デバイスの形成を以下のようにして実
施した。
まず、薄膜電極22付き支持体21(ガラスにITOを
500人蒸着したもの)を堆積室l内の支持台3にセッ
トし、実施例1と同様の操作条件を用いて、原料供給源
9及び10からシリコン化合物No、lとB2)(6ガ
スを堆積室1内に導入してP型a−3i層23を形成し
た。
次に、P型a−3i層23の厚さが400人となったと
ころで、ガス供給源9.10に連結するバルブ14−1
.16−1.14−2゜7 16−2を全て閉じ、堆積室l内へのガスあ導入を止め
る。不図示の排気装置の駆動により、堆積室内のガスを
排除した後、再びバルブ14−1.16−1を開け、S
i供給用シリコン化合物No、1からなる原料ガス単独
を堆積室1内に1505CCMの流量で導入し、ノンド
ープの、即ちI型のa−5i層24(層厚、5000人
)をP型a−3i層23の形成時と同様の速度で形成さ
せた。
つぎにB2によって稀釈(稀釈率0.05モル%)され
たN型不純物導入用ガスPH3が貯蔵されているガス供
給源11に連結するバルブ14−3.16−3を開き、
堆積室1内にPH3ガスを導入し、実施例5に於ける操
作条件を用いてP原子のドープされたN型a−3i層2
5(層厚400人)をP型a−Si層23の形成時と同
様の速度でI型a−3i層24上に堆積させ、3 ツc
7) a −S i層23,24.25からなる半導体
層27を作成した。
このようにして本発明の方法により形成され8 た、PIN型のa−3i半導体層27上に更にて、PI
N型ダイオード・デバイスを完成した。
本実施例に於いて形成されたPIN型ダイオード・デバ
イス(面積1cm2)の整流特性(電圧1vでの順方向
電流と逆方向電流の比)。
n値(P−N接合の電流式J=J (exp(eV/n
KT)−L)に於けるn値)及び光照射特性(光照射強
度的100 mW/ c m2での変換効率、開放端電
圧、短絡電流)のそれぞれについて評価した。その結果
を表4に示す。
実施例18〜20 Si供給用の原料物質として、表1に列挙したシリコン
化合物N002〜No、4(実施例18〜20)のそれ
ぞれを個々に用い、実施例17と同様にして3層構造の
PIN型a−5i半導体層を形成し、PIN型ダイオー
ド・デバイスを作成し、実施例17と同様にして整流特
性、n値及び光照射特性のそれぞれについて評価した。
その結果を表4に示す。
比較例5 Si供給用の原料物質としてSi2H6を用いる以外は
実施例17と同様にして3層構造のPIN型a−5i半
導体層を形成し、PIN型ダ型ダイオードパデバイス成
した。作成されたPIN型ダイオード・デバイスの整流
特性。
n値及び光照射特性のそれぞれについて実施例17と同
様にして評価した。その結果を表4に示す。
実施例21〜24 実施例17〜20のそれぞれと同様にして(実施例21
〜24)3層構造(7)PIN型a−5i半導体層を形
成し、PIN型ダイオード−デバイスを作成し、実施例
17と同様にして整流特性、n値及び光照射特性のそれ
ぞれについて評価した。その結果を表4に示す。
比較例6 Si供給用の原料物質としてS i 286を用いる以
外は実施例24と同様にして3層構造の1 PIN型a−5t半導体層を形成し、PIN型ダイオー
ド・デバイスを作成した。作成されたPIN型ダイオー
ド・デノくイスの整流特性、n値及び光照射特性のそれ
ぞれにつl、%て実施例17と同様にして評価した。そ
の結果を表4に示す。
以上の実施例17〜24及び比較例5及び6の結果をま
とめると、実施例17〜24に於1.Xて形成されたP
IN型ダイオード拳デノくイスの整流比は、7X107
〜8×lO8と良好な整流比が得られ、また変換効率7
%以上、開放端電圧0.7 V以上、短絡電流12mA
/cm2と良好な光照射特性が得られた。
2 表 1
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の方法に用いられる堆積膜形成装置の
一例の概略構成図、第2図は本発明の方法によって形成
することのできるPIN型ダイオード・デバイスの模式
的断面図である。 l:堆積室 2.21:支持体 3:支持台 4:ヒーター 5:導線 6−1.6−2.6−3:ガスの流れ 9.10,11,12:ガス供給源 13−1.13−2.13−3.13−4.18 :圧
力メーター14−1.14−2.14−3.14−4゜
1B−1,18−2,18−3,18−4,29:バル
ブ15−1.15−2.15−3.15−4 :フロー
メーター17.17−1.17−2.17−3.17−
4 :ガス導入管#t;呑集 20:ガス排気管 22 、28 :薄膜電極  6 23:P型a−3i層 24:■型a−3t層 25:N型a−3i層 27二半導体層 28:導線 出願人 キャノン株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 支持体が配置された堆積室内に、シリコン原子と直接結
    合するアジド基を少なくとも1ケ有するシリコン化合物
    と、周期律表■族若しくは第V族に属する原子を含む化
    合物との気体状雰囲気を形成し、熱エネルギーを利用す
    ることにより、これ等の化合物を励起し、分解すること
    により、前記支持体上にシリコン原子及び周期律表■族
    若しくは第V族に属する原子を含む堆積膜を形成するこ
    とを特徴とする堆積膜の形成方法。
JP59100294A 1984-05-17 1984-05-17 堆積膜の形成方法 Pending JPS60244021A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59100294A JPS60244021A (ja) 1984-05-17 1984-05-17 堆積膜の形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59100294A JPS60244021A (ja) 1984-05-17 1984-05-17 堆積膜の形成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS60244021A true JPS60244021A (ja) 1985-12-03

Family

ID=14270152

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59100294A Pending JPS60244021A (ja) 1984-05-17 1984-05-17 堆積膜の形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60244021A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4569855A (en) Method of forming deposition film
US4683146A (en) Process for producing deposition films
US4683147A (en) Method of forming deposition film
US4683145A (en) Method for forming deposited film
JPS60242612A (ja) 堆積膜の形成方法
JPS60241222A (ja) 堆積膜の形成方法
JPS60244022A (ja) 堆積膜の形成方法
JPS60244021A (ja) 堆積膜の形成方法
JPS60249315A (ja) 堆積膜の形成方法
JPS60241221A (ja) 堆積膜の形成方法
JPS60244023A (ja) 堆積膜の形成方法
JPS60249313A (ja) 堆積膜の形成方法
JPS60251613A (ja) 堆積膜の形成方法
JPS60245127A (ja) 堆積膜の形成方法
JPS60247919A (ja) 堆積膜の形成方法
JPS60247918A (ja) 堆積膜の形成方法
JPS60219727A (ja) 堆積膜の形成法
JPS60251614A (ja) 堆積膜の形成方法
JPS60251615A (ja) 堆積膜の形成方法
JPS60249314A (ja) 堆積膜の形成方法
JPS60221576A (ja) 堆積膜の形成法
JPS6191010A (ja) 堆積膜形成法
JPS60245129A (ja) 堆積膜の形成方法
JPS60219735A (ja) 堆積膜の形成法
JPS60245128A (ja) 堆積膜の形成方法