JPS60251614A - 堆積膜の形成方法 - Google Patents

堆積膜の形成方法

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JPS60251614A
JPS60251614A JP10889984A JP10889984A JPS60251614A JP S60251614 A JPS60251614 A JP S60251614A JP 10889984 A JP10889984 A JP 10889984A JP 10889984 A JP10889984 A JP 10889984A JP S60251614 A JPS60251614 A JP S60251614A
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film
gas
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JP10889984A
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English (en)
Inventor
Yukio Nishimura
征生 西村
Hiroshi Matsuda
宏 松田
Masahiro Haruta
春田 昌宏
Yutaka Hirai
裕 平井
Takeshi Eguchi
健 江口
Takashi Nakagiri
孝志 中桐
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/02104Forming layers
    • H01L21/02365Forming inorganic semiconducting materials on a substrate
    • H01L21/02518Deposited layers
    • H01L21/02521Materials
    • H01L21/02524Group 14 semiconducting materials
    • H01L21/02532Silicon, silicon germanium, germanium

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、励起エネルギーとして熱を利用し、光導電膜
、半導体あるいは絶縁性の膜を所定の古銃汰μj竪虐六
妊入備踏喧嵌濤社r閘1−蓋に詳しくは、 熱エネルギーの付与により、原料ガスの励起、分解状態
を作り、所望の支持体上に、特に、アモルファスシリコ
ン(以下a−8iと略す)の堆積膜を形成する方法に関
する。
〔従来技術〕
従来、a−8iの堆積膜形成方法としては、SiH,、
またはSi、H,を原料として用いたグロー放電堆積法
及び熱エネルギー堆積法が知られている。
即ち、これらの堆積法は、原料ガスとしてのSiH,ま
たはSi、H,を電気エネルギーや熱エネルギー(励起
エネルギー)により分解して支持体上にa−8iの堆積
膜を形成させる方法であり、形成された堆積膜は、光導
電膜、半導体あるいは絶縁性の膜等として種々の目的に
利用されている。
しかしながら、高出力放電下で堆積膜の形成が行なわれ
るグロー放電堆積法に於いては、均一な放電の分布状態
が常に得られないなど再現性のある安定した条件の制御
が難しく、更に膜形成中に於ける膜への高出力放電の影
響が大きく、形成された膜の電気的、光学的特性の均一
性、品質の安定性の確保が難しく、堆積時の膜表面の乱
れ、堆積膜内の欠陥が生じやすい。特に、厚膜の堆積膜
を電気的、光学的特性に於いて均一にこの方法により形
成することは非常に困難であった。
一方、熱エネルギー堆積法においても、通常400℃以
上の高温が必要となることから使用される支持体材料が
限定され、加えて所望のa−8i中の有用な結合水素原
子が離脱してしまう確率が増加するため、所望の特性が
得難い。
そこで、これらの問題点を解決する1つの方法として、
5i)(、、si、)Z、以外のシリコン化合物を原料
とするa−8iの低熱量の熱エネルギー堆積法(熱CV
D)が注目される。
この低熱量の熱エネルギー堆積法は、励起エネルギーと
しての前述の方法に於けるグロー放電や高温加熱の代わ
りに低温加熱を用いるものであり、a−8iの堆積膜の
作製を低エネルギーレベルで実施できるようにするもの
である。また、低温なほど原料ガスを均一に加温するこ
とが容易であり、前述の堆積法と比べて低いエネルギー
消費で、均一性を保持した高品質の成膜を行なうことが
でき、また製造条件の制御が容易で安定した再現性が得
られ、更に支持体を高温に加熱する必要がなく、支持体
に対する選択性も広がる利点もある。
〔発明の目的〕
本発明は上記した点に鑑みなされたものであり、励起エ
ネルギーとして、低レベルの熱エネルギーを用いて高品
質を維持しつつ高い成膜速度でシリコン原子を含む堆積
膜を低エネルギーレベルで形成することのできる熱エネ
ルギー堆積法を提供することにある。
本発明の他の目的は、大面積、厚膜の堆積膜の形成にあ
っても、電気的、光学的特性の均一性、品質の安定性を
確保した高品質の堆積膜を形成することのできる方法を
提供することにある。
〔発明の概要〕
上記目的は、基体を収容した室内に、一般式: Stn
XmYz (式中、X及びYはそれぞれ別異のハロゲン
原子、nは3〜6の整数、m及びeはそれぞれ1以上の
整数であり、m + l! = 2 nである。)で表
わされる環状ハロゲン化ケイ素化合物、周期律表第1族
又は第V族に属する元素(以下、不純物元素という)を
成分とする化合物及び水素の気体状雰囲気を形成し、熱
エネルギーを利用することによって前記化合物及び水素
を励起して分解し、前記基体上に不純物元素でドーピン
グされたシリコンを含有する堆積膜を形成することを特
徴とする堆積膜の形成方法によって達成される。
本発明の方法に於いては、原料物質としてSi供給用原
料としてのシリコン化合物と、周期律表第■展着しくは
第V族に属する原子導入用としてのこれらの原子を含む
化合物が使用され、形成された堆積膜は、シリコン原子
及び周期律裏笛l貧芸1?け笛V体r厘手ス1百エル今
九碌積膜であり、光導電膜、半導体膜等の機能膜として
種々の目的に使用できるものである。
前記一般式の環状ハロゲン化ケイ素化合物は、環状水素
化ケイ素化合物(環状シラン化合物)SinH2nのハ
ロゲン誘導体であって、製造が容易でありかつ安定性の
高い化合物である。一般式中、X及びYは、それぞれフ
ッ素、塩素、臭素及びヨウ素から選ばれる別異のハロゲ
ン原子を表わす。nの値を3〜6に限定したのは、nが
大きくなる程分解が容易となるが気化しにくくなり合成
も困難である上、分解効率も悪くなるためである。
前記一般式の環状ハロゲン化ケイ素化合物の好適例を、
以下に列挙する。
■ FとC/を含む化合物: SssFmC/s−m(rnは1〜5の整数)、5i4
FrnC/1−rn(mは1〜7の整wk)、5IJn
lC’to−rll (”は1〜9の整数)、■ Fと
Brを含む化合物: SE曳PrvsBrm−m(rn u 11−15の尊
新)、S+4FrnBra−1TI(rnは1〜7の整
数)、8i、、FfflBr、。−2n(Inは1〜9
の整数)、■ CtとBrを含む化合物: Sis(jmBr6−m(mは1〜5の整数)、5i4
C/mBr8−m(mは1〜7の整数)、81 s C
l mBr 1G−Hl ’C”は1〜9の整数)、■
 Fと工を含む化合物: SSi3Frnl6−rn(は1〜5の整数)、814
 Frn I a−rn (rnは1〜7の整数)、上
記■〜■のうち、最も好ましい具体例としては、以下の
化合物を挙げることができる。
(1) 8isFsCt% (2) Si、F4(J、
、(3) 8i3F、Ces。
(4tisFzC/4 % (5)Si3FC/6 、
(6) 5i4FyCe 、(7) 8i、FaC/!
、(8) S 14 F s Ce s、(9) 8i
、F4C/4、Ql 8i4FsC/s、0υ5i4F
2(J6、α3 Si、FCe、 、’(i3 Si、
F、、Br % (14) St、F4Br、、L95
isF3Br3、(II8i、F、Br4、(17) 
Si、FBr+、(19S I 4 F? B r 1
(tl 8i、FeBr2、(21S 14 F s 
B r s、@) 5iaF4Br4、(22) 8t
4F3Br5、(23) 5i4FtBre 、(z4
) Si、FBr、、(25) Si3C/、Br s
 (26) 8i3C/、Br、(27)Si3Ce、
Br8、(28) 8i3C/2Br、、(29) S
 t B CI B r s、(30) 8 i s 
Fs I %(31) 5i3F4I2、(32) S
 i 3 F B I s。
本発明においては、前記室内に前記一般式の環状ハロゲ
ン化ケイ素化合物、不純物元素を成分とする化合物及び
水素の気体状雰囲気を形成することにより、励起・分解
反応の過程で生成する水素ラジカルが反応の効率を高め
る。その上、形成される堆積膜中に水素がとり込まれ、
Si結合構造の欠陥を減らす役割を果たす。また、前記
一般式の環状ハロゲン化ケイ素化合物は、分解(D 過
程テS iX 、 8 iX2.8iX3、S i 2
 Xl、Si、X4、Si、X、 、 si、x、 、
 S iY s si’Y、、SiY、、8i、Y3、
S i 、Y、、513Y4% 8rJs、8iXY 
、 8iXY1、S i 奮右、S i 2XY@、5
i3XYs、Si、X、Y2.5iax′Y4.5is
X、Y3 などのラジカルを発生させ、また水素ガスの
導入によって、8i、XSY及びHが結合したラジカル
が発生するため、これらのラジカルを含む反応プロセス
を経て、最終的に、SiのダングリングボンドをH,X
又はYで十分にターミネートした局在準位密度の小さい
良質の膜が得られる。
また、前記一般式の環状ハロゲン化ケイ素化合物は、2
種以上を併用してもよいが、この場合、各化合物によっ
て期待される膜特性を平均化した程度の特性、ないしは
相乗的に改良された特性が得られる。
本発明の方法に於いて形成される堆積膜中に例えばB、
 ’At5GaSInST/等の周期律表第夏族または
N 、 P 、 As 、 Sb 、 Bi等の第V族
に属する原子を導入するためは用いられる原料としては
、これらの原子を含み、熱エネルギーによって容易に励
起、分解される化合物が使用され、そのような化合物と
しては、例えばPH8、P、)I、、PF8、PF3、
PCεいAsH3、Ash、、AsF、、As Ce 
3、SbH,、SbF、、BiH3、BF3、BC/8
、BBr3、B2H,、B4H10、B、H,,13a
)(to 1B6H12、heces等を挙げることが
出来る。
本発明の方法に於いては、ガス状態の上記のようなシリ
コン化合物と、周期律表第■族基し゛くは第V族に属す
る原子を含む化合物とが堆積室内導入され、これらの化
合物に熱エネルギーが与えられて、これらが励起、分解
され、堆積室内に配置された支持体にシリコン原子と周
期律表第■・族若しくは第V族に属する原子を含む堆積
膜(a−8i膜)が形成される。
次に、前記堆積室内に導入された前記シリコン化合物ガ
スに対する熱エネルギーの付与はジュール熱発生要素、
高周波加熱手段等を用いて行われる。
ジュール熱発生要素としては電熱線、電熱板等のヒータ
ーを、また高周波加熱手段としては誘導加熱、誘電加熱
等を挙げることができる。
ジュール熱発生要素による実施態様について説明すれば
ヒーターを支持体の裏面に接触ないし近接させて支持体
表面を伝導加熱し、表面近傍の原料ガスを熱励起、分解
せしめ、分解生成物を支持体表面に堆積させる。
他にヒーターを支持体の表面近傍に置くことも可能であ
る。
以下、第1図を参照しつつ本発明の方法を詳細に説明す
る。
第1図は支持体上に、a−8iからなる光導電膜、牛導
体膜、又は絶縁体膜等の機能膜を形成するための堆積膜
形成装置の概略構成図である。
堆積膜の形成は堆積室1の内部で行なわれる。
堆積室1の内部に置かれる3は支持体の配置される支持
台である。
4は支持体加熱用のヒーターであり、導線5によって該
ヒーター4に給電される。堆積室1内にa−8iの原料
ガス、及び必要に応じて使用されるキャリアーガス等の
ガスを導入するためのガス導入管内が堆積室1に連結さ
れている。
このガス導入管17の他端はa−8i形成用原料ガス及
び必要に応じて使用されるキャリアーガス等のガスを供
給するためのガス供給源9.10゜11.12に連結さ
れている。ガス供給源9゜10.11.12から堆積室
1に向って流出する各々のガスの流量を計測するため、
対応するフローメータ15−1.15−2.15−3゜
15−4が対応する分枝したガス導入管17−1゜17
−2.17−3.17−4の途中に設けられる。各々の
70−メータの前後にはパルプ14−1.14−2.1
4−3.14−4.16−1.16−2.16−3.1
6−4が設けられ、これらのバルブを調節することによ
り、所定の流量のガスを供給しうる。13−1.13−
2゜13−3 、13−4は圧力メータであり、対応す
る70−メータの高圧側の圧力を計測するためのもので
ある。
70−メータを通過した各々のガスは混合されて、不図
示の排気装置によって減圧下にある堆積室1内へ導入さ
れる。なお、圧力メータ18は混合ガスの場合にはその
総圧が計測される。
堆積室1内を減圧にしたり、導入されたガスを排気する
ために、ガス排気管20が堆積室1に連結されている。
ガス排気管の他端は不図示の排気装置に連結される。
本発明に於いて、ガスの供給源9.10,11゜12の
個数は適宜、増減されうるものである。
つまり、単一の原料ガスを使用する場合にはガス供給源
は1つで足りる。しかしながら、2種の原料ガスを混合
して使用する場合、単一の原料ガスに(触媒ガスあるい
はキャリアーガス等)を混合する場合には2つ以上必要
である。
なお、原料の中には常温で気体にならず、液体のままの
ものもあるので、液体原料を用いる場合には、不図示の
気化装置が設置される。気化装置には加熱沸騰を利用す
るもの、液体原料中にキャリアーガスを通過させるもの
等がある。
気化によって得られた原料ガスはフローメータを通って
堆積室1内に導入される。
このような第1図に示した装置を使用して代表的なPI
N型ダイオード・デバイスの形成方法の一例を用いて、
本発明のa−8i堆積膜形成法を更に詳細に説明する。
第2図は、本発明によって得られる典型的なPIN型ダ
イオード・デバイスの構成を説明するための模式的断面
図である。
21は支持体、22及び26は薄膜電極、23はP型の
a−8i層、24はI型のa−8i層、25はN型のa
−8i層、27は半導体層、28は導線である。支持体
21としては半導電性、好ましくは電気絶縁性のものが
用いられる。半導電性支持体としては、例えば、Si、
Ge等の半導体からなる板等が挙げられる。
電気絶縁性支持体としては、ポリエステル、ポリエチレ
ン、ポリカーボネート、セルローズアセテート、ポリプ
ロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ
スチレン、ポリアミド等の合成樹脂のフィルム又はシー
ト、ガラス、セラミックス、紙等が通常使用される。
特に、本発明の方法に於いては、支持体の温度を150
〜300°0程度と比較的低い温度とすることができる
ので、上記の支持体を形成する材料の中でも、従来のグ
ロー放電堆積法や熱エネルギー堆積法には適用できなか
った耐熱性の低い材料からなる支持体をも使用すること
が可能となった。
薄膜電極22は例えば、NiCr 、 kl ’s C
rS MOsAu、 Ir、 Nb、 Ta5V、 T
i 、 Pt、 Pd11n、O,、5n02、I T
o (In、03 + 5nO7)等の薄膜を真空蒸着
、電子ビーム蒸着、スパッタリング等の方法を用いて支
持体上に設けることによって得られる。
電極22の膜厚としては、30〜5 X 10’人、よ
り好適には100〜5X10”人とされるのが望ましい
a−8iの半導体層27を構成する各層のうちの所定の
層を所望に応じて、N型またはP型とするには、層形成
の際に、N型不純物または、P型不純物を形成される層
中にその量を制御しながらドーピングしてやれば良い。
半導体層中にドーピングされるP型不純物としては、周
期律表第1族に属する原子、なかでも例えば、B、A/
、Ga 、 In 、 T/等が好適なものとして挙げ
られ、N型不純物としては、周期律表第V族に属する原
子、なかでも例えばN1P、 As、 Sb、 Bi 
等が好適なものとして挙げられるが、殊にB、Ga、P
、Sb等が最適である。
本発明に於いて所望の伝導型を付与する為に半導体層2
7中にドーピングされる不純物の量は、所望される電気
的、光学的特性に応じて適宜決定されるが、周期律表第
1族の不純物の場合には3 X 10−2〜4 ato
mic%の範囲となるようにドーピングしてやれば良く
、周期律表第V族の不純物の場合には5 X 10’〜
2 atomic%の範囲となるようにドーピングして
やれば良い。
半導体層27を構成する層中の所定の層に上記のような
不純物をドーピングするには、層形成の際に不純物導入
用の原料物質をガス状態で堆積室内に導入してやれば良
い。この様な不純物導入用の原料物質としては、常温常
圧でガス状態のまたは少なくとも層形成条件下で、また
は気化装置によって、容易にガス化し得るも・の/ が採用される。
その様な不純物導入用の原料物質(不純物ガス)として
具体的には、N型不純物導入用としてはPH,、P、H
,、PF、、 PFa、 Pct、 、AsH,、As
F35AsF、、ASC/3.5bH8、SbF、 、
BiH,、一方P型不純物導入用としてはBF3、Bc
g、、BBr35 B2H8、B、H,。、B、H,、
B6H,。、f3s)(u、ktc13等を挙げること
が出来る。
次に半導体層27の形成方法について更に具体的に説明
する。
まず、電極22の薄層が表面に付設された支持体21を
堆積室1内の支持台3上に置き、ガス排気管20を通し
て不図示の排気装置により堆積室内の空気を排気し減圧
にする。減圧下の堆積室内の気圧は5 X 10’ T
orr以下、好適には10”T’orr以下が望ましい
堆積室1内が減圧されたところで、ヒーター4に通電し
、支持体3を所定の温度に加熱゛する。
このときの支持体の温度は、150〜300’o。
好ましくは、200〜250 ℃とされる。′このよう
に、本発明の方法に於いては支持体温度が比較的低温で
あるので、グロー放電堆積法やSiH,、Si、H,を
原料として用いた熱エネルギー堆積法に於けるような支
持体の高温加熱を必要としないために、このために必要
とされるエネルギー消費を節約することができる。
次に、支持体21上の薄層電極22上にP型a−8i層
を積層するために、先に列挙したようなSi供給用原料
ガスが充填されている供給源9のパルプ14−1.16
−1と、P型の不純物ガスが貯蔵されている供給源1o
のバルブ14−2.16−2を各々開き、8i供給用原
料ガスとP型の不純物ガスが所定の混合比で混合された
混合ガスを堆積室1内に送りこむ。
このとき対応するフローメータ15−1.15−2で計
測しながら流量調製を行う。原料ガスの流量は10〜1
10008cc好適には20〜500 SCCMの範囲
が望ましい。
P型の不純物ガスの流量は原料ガスの流量×ドーピング
濃度から決定される。
しかしながら、不純物ガスを混入させる量は極微量であ
るので、流量制御を容易にするには、通常不純物ガスを
H,ガス等で所定の濃度に希釈した状態で貯蔵して使用
される。
堆積室1内の混合ガスの圧力は1o−2〜1o。
Torrs好ましくは10−2〜ITOrrの範囲に維
持されることが望ましい。
このようにして、支持体2の表面近傍を流れる原料ガス
には熱エネルギーが付与され、熱励起、熱分解が促され
、生成物質であるa−8i及び微量のP型不純物原子が
支持体上に堆積される。
a−8i以外及びP型不純物原子以外の分解生成物及び
分解しなかった余剰の原料ガス等はガス排気管20を通
して排出され、一方、新たな原料混合ガスがガス導入管
17を通して連続的に供給され、P型のa−8i層23
が形成される。
P型のa−8iQ層厚としては100〜104人、好ま
しくは300〜2,000人の範囲が望ましい。
次に、ガス供裕源9.10に連結するバルブ14−1.
16−1,14−2.1G−2を全て閉じ、堆積室1内
へのガスの導入を止める。
不図示の排気装置の駆動により、堆積室内のガスを排除
した後、再びバルブ14−1.16−1を開け、Si供
給用原料ガスを堆積室1内に導入する。この場合の好適
な流量条件、圧力条件はP型のa−8i層23の形成時
の場合の条件と同じである。
このようにして、ノンドープの、即ち1型のa−8i層
24が形成される。
■型のa−8i層の層厚は500〜5X10’人、好適
には1000〜10,0OOAの範囲が望ましい。
次に、N型の不純物ガスが貯蔵されているガス供給源1
1に連結するバルブ14−3.16−3を開き、堆積室
1内にN型の不純物ガスを導入する。
N型の不純物ガスの流量はP型の不純物ガスの流量決定
の場合と同様に8i供給用原料ガスの流量×ドーピング
濃度から決定される。
P型a−8i層23形成時と同様にして、支持体2の表
面近傍を流れる原料ガスに熱エネルギーが付与され、熱
励起、熱分解が促され、分解生成物のa−8iが支持体
上に堆積し、該堆積物内に分解生成物の微量なN型不純
物原子が混入することによりN型のa−8i層25が形
成される。
N型のa−8i層25の層厚は100〜104人、好ま
しくは300−2,000人の範囲が望ましい。
以上のような、P型及びN型a−8i層の形成に於いて
は、本発明の方法に使用されるSi供給用原料ガス及び
不純物導入用ガスは、先に述べたように、熱エネルギー
によって容易に励起、分解するので、5〜50 A /
 sec程度の高い層形成速度を得ることができる。
最後に、N型のa−8i層25上に薄層電極26を薄層
電極22の形成と同様の方法により、薄層電極22と同
じ層厚に形成し、PIN型ダイオード・デバイスが完成
される。
このようにして形成されたPIN型ダイオード・デバイ
スは、所定の特性及び品質を満足するものとなった。
なお、本発明の方法によれば、以上説明したPIN型ダ
イオード・デバイスの半導体層の形成以外にも、所望の
電気的、光学的特性を有する単層の、あるいは多層から
なるa −S i層を形成することができる。また、以
上説明した例では減圧下に於いて堆積層が形成されたが
、これに限定されることなく、本発明方法は、所望に応
じて、常圧下、加圧下に於いて行なうこともできる。
以上のような本発明の方法によれば、励起エネルギーと
して、低熱量の熱エネルギーを使用し、該熱エネルギー
によって容易に励起、分解する原料ガスを用いたことに
より、高い成膜速度による低エネルギーレベルでのa−
8i堆積層の形成が可能となり、電気的、光学的特性の
均一性、品質の安定性に優れたa−8i堆積層を形成す
ることができるようになった。従って、本発明の方法に
於いては、従来のグロー放電堆積法や熱エネルギー堆積
法には適用できなかった耐熱性の低い材料からなる支持
体をも使用することができ、また支持体の高温加熱に必
要とされるエネルギー消費を節約することが可能となっ
た。
更に、励起エネルギーとして熱エネルギーを使用するが
、高熱量ではなく低熱量の付与であるので、該エネルギ
ーを付与すべき原料ガスの占める所定の空間に対して常
に均一に付与でき、したがって、堆積膜を精度良く均一
に形成することが可能となった。
以下、本発明を実施例を挙げて具体的に説明する。
実施例1 前記一般式の環状ハロゲン化ケイ素化合物として、前記
例示化合物(1) 、(2)又は(6)を用い、また不
純物元素を成分とする化合物としてPH3又はB2H6
を用い、第1図の装置により、不純物としてP(N型)
又はB(P型)でドーピングされたa−3i堆積膜を形
成した。
先づ、導電性フィルム基板(コーニング社製、#705
9)を支持台?上に載置し、排気装置を用いて堆積室1
内を排気し、1O−6Torrに減圧した。支持体温度
を220℃に設定し、気体状態とされている前−記ハロ
ゲン化ケイ素化合物とPH3ガス又はB2H6ガスとを
l:5×”10−3の比で混合したガスを1103CC
M、水素ガスを403CCMの流量で堆積室内に導入し
、室内の気圧を0. I T o r rに保ち、ドー
ピングされたa−3t膜を形成した。成膜速度は31人
/ s e cであった・ 比較のため、S i 2H6を用いて同様にしてドーピ
ングされたa −S f HfJを形成した。
成膜速度は12人/ s e cであった。
次いで、得られたa−3i膜試料を蒸着槽に入れ・真空
度1O−5Torrでクシ型のAnギャップ電極(長さ
250.、巾5mm)を形成した後、印加電圧iovで
暗電流を測定し、暗導電率σdをめて、a−3t膜を評
価した。
結果を第1表に示した。
第 1 表 第1表から、従来のS 12H6を用いた場合と比較し
て、本発明によるa−3i膜は、低い基板温度でも十分
なドーピング効率が得られ、高いσdが得られる。
実施例2 基板をポリイミド基板、支持体温度を250℃に設定し
、前記一般式の環状ハロゲン化ケイ素化合物として、前
記例示化合物(13)、(14) 、(25)を用いた
以外は、実施例1と同様にa−3t膜を形成し、σdを
めた。結果を第2表に示した。
第 2 表 実施例3 前記一般式の環状ハロゲン化ケイ素化合物として前記例
示化合物(1) 、 (2) 、 (e)を用い第1図
の装置を用いて、第2図に示したPIN型ダイオードを
作製した。
先づ、1000人のITO膜22を蒸着したガラス坂2
1を支持台にfI#譜1. ψ協侑1ンMし方法でBで
ドーピングされたP型膜−3r膜24(膜厚400人)
を形成した。なお支持体温度を220°Cとした。
次いでB2H6ガスの導入を停止し堆積室内圧力を0.
5Torrとした以外はP型膜−3i膜の場合と同一の
方法でI型膜−5i膜25(膜厚5000人)を形成し
た。
次いで、実施例1と同じ方法でPでドーピングされたN
型膜−5i膜26(膜厚400人)を形成した。なお光
照射条件はP型の場合と同一とした。更に、このN型膜
上に真空蒸着により膜厚1000人のAn電極27を形
成し、PIN型ダイオードを得た。
比較のため、S i 2H6を用いて同様にしてPIN
型ダイオードを形成した。
かくして得られたダイオード素子(面積1cm2)のI
−V特性を測定し、整流特性及び光起電力効果を評価し
た。結果を第3表に示した。
第 3 表 月電圧IVでの順方向電流と逆方向電流の比V 本2p−n接合の電流式J=Js (exp (−) 
−1)ηkT に於けるη値 第3表から、従来のS i 2H6を用いた場合と比較
して、本発明による堆積膜によって低い基板温度の場合
でも優れた整流特性が得られる。
また、光照射特性においても、基板側から光を導入し、
光照射強度AMI (約100 mW/ cm2)で、
変換効率7%、開放端電圧0.7v、短絡電流10mA
/ cm2が得られた。
実施例4 基板として透明導電性フィルム(ポリエステルヘース)
、前記一般式の環状/\ロゲン化ケイ素化合物として前
記例示化合物(13) 、(14) 、(25)を用い
、支持体温度を250°Cとした以外は実施例3と同一
の方法でPIN型ダイオードを作製し、整流比及びη値
をめた。結果を第4表に示した。
第 4 表 〔発明の効果〕 本発明によれば、低い基体温度でしかも高い成膜速度に
よって高品質のシリコン堆積膜を形成することができる
。その上、形成する膜が広面積、厚膜の場合においても
、均一な電気的・光学的特性が得られ、品質の安定性も
確保できるという従来にない格別の効果が奏される。ま
た、ほかにも、基体の高温加熱が不要であるためエネル
ギーの節約になる、耐熱性の乏しい基体上にも成膜でき
る、低温処理によって工程の短縮化を図れる、原料化合
物が容易に合成でき、安価でしかも安定性に優れ取扱上
の危険も少ない、といった効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の方法に用いられる堆積膜形成装置の
一例の概略構成図、第2図は本発明の方法によって形成
することのできるPIN型ダイオード・デバイスの模式
的断面図である。 l:堆積室 2.21:支持体 3:支持台 4:ヒーター 5:導線 6−1.6−2.6−3:ガスの流れ 9.to、11,12:ガス供給源 13−1.13−2.3−3.13−4.18+圧力メ
−ター14−1.14−2.14−3.14−4゜16
−1.16−2.16−3.16−4.29:バルブ1
5−1.15−2.15−3.15−4:フローメータ
ー17.17−1.17−2.17−3.17−4:ガ
ス導入管出願人 キャノン株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 基体を収容した室内に、一般式: stnxmy。 (式中、X及びY4dそれぞれ別異のハロゲン原子、n
    は3〜6の整数、m及びlはそれぞれ1以上の整数であ
    り、m + / =: 2 nである。)で表わされる
    環状ハロゲン化ケイ素化合物、周期律表第1族又は第V
    族に属する元素を成分とする化合物及び水素の気体状雰
    囲気を形成し、これらの化合物に熱エネルギーを与え前
    記基体上に前記元素でドーピングされたシリコンを含有
    する堆積膜を形成することを特徴とする堆積膜の形成方
    法。
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