JPS60240773A - 耐食性の優れた表面処理鋼材 - Google Patents

耐食性の優れた表面処理鋼材

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JPS60240773A
JPS60240773A JP9708084A JP9708084A JPS60240773A JP S60240773 A JPS60240773 A JP S60240773A JP 9708084 A JP9708084 A JP 9708084A JP 9708084 A JP9708084 A JP 9708084A JP S60240773 A JPS60240773 A JP S60240773A
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JP
Japan
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corrosion
coating
vehicle
treated steel
steel stock
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Pending
Application number
JP9708084A
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English (en)
Inventor
Shingo Nomura
伸吾 野村
Kazutoshi Shimogoori
下郡 一利
Etsuo Yamamoto
悦雄 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は耐食性の優れた表面処理鋼材に関し、殊に防食
塗膜が局部的に破損した場合でも該破損部を起点として
腐食が展開することのない表面処理鋼材に関するもので
ある。
従来より防錆鋼板として、高腐蝕環境下での使用に対し
て、種々のものが提案され、また、使用されてきている
が、例えば、自動車用の防錆鋼板は近年になって自動車
の需要と相まって極めて厳しい条件が課せられるように
なっている。
即ち、−例を説明すると、北米等の寒冷地に君ける塩類
による自動車車体の腐蝕に対し通称シンクロメタルとい
われている塗装鋼板が使用されており、これは、鋼板上
にクロム化合物を含む第1層と亜鉛粉末を含むジンクリ
ッチペイントの第2層とを塗装した塗装鋼板であり、耐
蝕性が良好で、自動車用鋼板としての条件であるスポッ
ト溶接、電着塗装を行なうことができる。
しかしながらジンクリッヂ塗料にも間1題がない訳では
なく、下記の様な改善すべき課題が残されている。
■一般に、十分な防錆効果を確保する為には塗料中に8
0重量%以上、より好ましくは95重a96以上のZn
粉末を含有させなければならないとされているが、この
様に金属含有量が多くなると塗膜の物性や鋼材に対する
密着性が低下し、塗装鋼板を曲げ加工したりプレス成形
したときに塗膜にクラックを生じたり剥離し易くなり、
一旦クラックや剥離が生じるとその部分から腐食が進行
し始める。
■製品としての使用時に塗膜が損傷を受けると、上記と
同様に損傷部を起点として何食が進み、塗膜剥離の原因
となる。
また他の防食処理銅板として、銅板の表面にZn系の耐
食性めっき層を形成しその表面に合成樹脂製の保護被覆
を施したものも知られている。しかしこの防食保護層に
しても、最外面の保護被覆が損傷すると該損傷部を起点
として腐食が急速に進行し、期待される程の耐食性を得
ることはできない。
1 防食塗膜は本来損傷を受け難い強力なものであるこ
とが理想であるが、上記の如く実際上は不可能に近く、
次善の策として、仮に防食塗膜が損傷を受けた場合でも
、この損傷部に防食効果の高い生成物を形成することに
より、当該損傷部を起点とする急激な腐食の進行を阻止
することが考えられた。
本発明者等はこの様な事情に着目し、殊に合成樹脂製表
面保護被膜を改善しこの被膜が局部的に損傷した場合で
も、該損傷部での腐食に止め、腐食が進展していくのを
確実に阻止することのできる技術を確立しようとして種
々研究を進めてきた。
本発明はこうした研究の結果完成されたものであって、
その構成は、 合成樹脂塗料ビヒクル:12〜99.5重11196金
属リン酸塩又は 金属モリブデン酸塩:0.5〜88重量%からなる塗料
組成物被膜を、鋼材の表面に形成してなるところに要旨
を有するものである。
本発明で鋼材の表面に形成される塗料組成物は、以下に
詳述する如く被膜が局部的に損傷した場合でも該損傷部
のみで腐食の進行を阻止する作用を有するものであり、
鋼材の表面に直接塗布した場合でもその効果を有効に発
揮するが、Zn系の愼牲防食めっき処理を施した後その
表面保護層として上記被膜を形成すれば、耐食性を一段
と高め得ると共に、そのままで溶接可能な表面処理鋼材
を得ることができる。
以下本発明における被膜成分についてその作用及び含有
率設定の根拠を明確にすることによって本発明の特徴を
明確にする。
合成樹脂塗料ビヒクル:12〜99.5重量%合成樹脂
塗料ビヒクルは被膜形成4分として不可欠の成分であり
、12重量%未満では金属リン酸塩又は金属モリブデン
酸塩の爪が相対的に多くなりすぎる為被膜の物性及び鋼
材表面に対する密着性が低下し、満足のいく表面保護効
果が得られなくなる。一方99.5重量%を超えると、
金属リン酸塩又は金属モリブデン酸塩の絶対量が不足す
ることになり、十分な防食効果が得られない。
尚該ビヒクルとしては、金属塗装用塗料のビヒクル用と
して知られたすべてのものを使用することができるが、
最も適したものを例示するならば、アクリル系、ビニル
系、ポリエステル系、エポキシ系、フタル酸系、スチレ
ン系、ブタジェン系、メラミン系、アルキルシリケート
系、有機シリケート複合被膜系、等が挙げられる。
金属リン酸塩又は金属モリブデン酸塩:0.5〜88重
量% この成分は本発明に詔ける最も特徴的構成4分であり、
表面塗膜が局部的に損傷した場合でも酸化腐食をその部
分だけに止め、周囲への腐食の伝播を阻止する作用があ
り、0.5重量%未満ではこうした効果が有効に発揮さ
れない。しかし88重量%を超えると塗膜の物性及び密
着性が劣悪になる。尚金属リン酸塩又は金属モリブデン
酸塩を構成する金属としてはM g+ N l + A
 L cr ff CotMn、ca等が挙げられるが
、塗膜中に該金属リン酸塩又は金属モリブデン酸塩を共
存させることによって塗膜損傷部からの腐食伝播が阻止
される理由は明らかでないが、塗膜破損部において防食
性の被膜を形成することによるものと考えられる。
尚金属リン酸塩及び金属モリブデン酸塩は夫々単独で使
用してもよく、或は2種以上を併用することも可能であ
る。
上記防錆塗膜は、■アルカリ脱脂処理等を施した鎖板表
面に直接塗布した場合でも十分な防食機能を発揮するが
、この他■銅板表面にZ’nめつき或は単層又は多層の
Zn合金めつき等を施した後前記防食塗料を塗布したり
、−■銅材表面にクロメート処理やリン酸処理を施した
後前記防食塗料を塗布したり、更には■鋼材表面にZn
めつき或は単層又は多層のZn合金めつきを施し、その
表面をクロメート処理又はリン酸処理した後上記防食塗
料を塗布する、等の処理を施すことによって、防食効果
を一段と高めることも有効である。殊にZn系めっきと
組合せたものは、より少ない被膜厚さでも優れた耐食性
も得ることができ、又ブレス加工等の加工性にも優れて
いる。
上記防食塗料の調製方法や塗装方法は格別特殊”i′ 
なものではなく、適当な溶剤に前述の様なビヒクルを溶
解して塗料ビヒクルを調製し、これに金属リン酸塩又は
金属モリブデン酸塩を均一に分散せしめ、刷毛、ローラ
、スプレー痔公知の方法で鋼材(又は前述の様な表面処
理鋼材)の表面に塗布すればよい。また該防食塗膜の厚
さは要求特性(成形性、耐食性、溶接性)の兼ね合いを
考慮して適当に決めればよいが、満足のいぐ耐食性を確
保する為には少なくとも0.5μm〜20μm程度の厚
さが必要である。尚塗装後は自然乾燥或は強制乾燥によ
って強固な防食性塗膜とするが、その夜更に焼付処理を
施して塗膜性能を高めることも有効である。
本発明は以上の様に構成されるが、要はビヒクルと共に
適量の金属リン酸塩又は金属モリブデン酸塩を含有させ
ることによって、塗膜破損部を起点とする腐食の進行を
阻止することができ、耐食処理銅材の寿命を大幅に延長
し得ることになった。
次に実験例を挙げて本発明の効果を一層明確にする。
実験例 冷延鋼板の表面に下記のZn系めっき層を形成した後、
その表面にクロメート処理(Cr:約50 *g/m2
)を施し、第1表に示す塗料組成物をスプレー塗布し3
40’Cで05分間加熱乾燥しく塗膜厚さ:約5μm)
、表面被覆口板を得た。尚塗料ビヒクルとしては大日本
インキ社製のエポキシ樹脂(商品名:エピクロン、硬化
剤としてラッカマイト)又は特殊水系樹脂(帝国化学産
業社製水溶性アクリル樹脂80部十エヂルシリヶート2
0部)を使用した。尚Zn系めっき付着量は次の通りと
した。
zn : 30 (y/m2) Z n −N i : 30 (F?/1n2)(Zn
−Fe)/ (Zn−Fe) : 80 (9/ m”
)(Zn −Fe)/ (Zn−Ni) : 80 (
y/m2)本発明の被膜厚: 下地にZn系めっきがある場合 51ira下地にZn
系めっきがない場合 12μm得られた各耐食処理鋼板
の表面にカッターナイフでクロスカット傷を入れた後下
記の耐食性試験に付して性能を調べた。
塩水噴霧試験:596NaC1,35℃、1000時間
複合サイクル試験:塩水噴霧(5時間)−乾燥(1時間
)−湿潤(2時間) の繰り返し100サイクル 結果を第1表に一括して示す。
(以下金印) 鬼 第1表からも明らかな様に、本発明の現定要件を満たす
実施例(No、 1〜12)では、塩水噴霧試験はもと
より、苛酷な腐食試験である複合サイクル試験において
も良好な結果が得られている。
これに対し金属リン酸塩又は金属モリブデン酸塩を含ま
ない比較例(No、 18〜17)では、塩水噴震試験
及び複合サイクル試験の何れの結果も劣悪である。
出願人株式会社神戸製鋼所 手続補正書(自発) 昭和60年8月 8日 特許庁長官 宇 賀 道 部 殿 2、発明の名称 耐食性の優れた表面処理鋼材 3、補正をする渚 。
事件との関係 特許出願人 神戸市中央区脇浜町−丁目3番18号 (119)株式会社 神戸製鋼所 代表者 牧 冬 彦 4、代理人〒530 大阪市北区堂島2丁目3番7号 シンコービル 細な説明」の各欄 6、補正の内容 (1)「特許請求の範囲」を別紙の通り訂正し特許請求
の範囲 (1)塗料ビヒクル:炙麿〜99.5重量%、金属リン
耐塩又は金属モリブデン酸塩:0.5〜.ζ曳重量%か
らなる塗料組成物被膜を、鋼材の表面に形成してなるこ
とを#徴とする耐食性の優れた表面処理鋼材。
(2)塗料組成物被膜の下層に耐食性下地層を形成して
なる特許請求の範囲第1項に記載の表面処理鋼材。
(3)金属リン酸塩又は金属モリブデン酸塩を構成する
金属が、Mg、Ni、Al、Cr、Co。
Mn、Caよりなる群から選択される1種又は2種以上
である特許請求の範囲第1項又は第2項記載の表面処理
鋼材。
正 誤 表

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ftl塗料ビヒクル:12〜99.5重量%、金属リン
    酸塩又は金属モリブデン酸塩=0.5〜88重量%から
    なる塗料組成物被膜を、鋼材の表面に形成してなること
    を特徴とする耐食性の優れた表面処理鋼材。 (2)塗料組成物被膜の下層に耐食性下地層を形成して
    なる特許請求の範囲第1項に記載の表面処理鋼材。 (3)金属リン酸塩又は金属モリブデン酸塩を構成する
    金属が、Mg+ N l+ A L Cr+ CO+ 
    Mn+Caよりなる群から選択される1種又は2種以上
    である特許請求の範囲第1項又は第2項に記載の表面処
    理鋼材。
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