JPS60239757A - 電子写真製版用印刷原版 - Google Patents
電子写真製版用印刷原版Info
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- JPS60239757A JPS60239757A JP9586184A JP9586184A JPS60239757A JP S60239757 A JPS60239757 A JP S60239757A JP 9586184 A JP9586184 A JP 9586184A JP 9586184 A JP9586184 A JP 9586184A JP S60239757 A JPS60239757 A JP S60239757A
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- G03G5/02—Charge-receiving layers
- G03G5/04—Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
- G03G5/06—Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor characterised by the photoconductive material being organic
- G03G5/0664—Dyes
- G03G5/0675—Azo dyes
- G03G5/0679—Disazo dyes
- G03G5/0683—Disazo dyes containing polymethine or anthraquinone groups
- G03G5/0685—Disazo dyes containing polymethine or anthraquinone groups containing hetero rings in the part of the molecule between the azo-groups
-
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- C09B35/00—Disazo and polyazo dyes of the type A<-D->B prepared by diazotising and coupling
- C09B35/02—Disazo dyes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
技術分野
本発明は電子写真法によシ製版可能な新規な印刷版に関
する。さらに詳しくは、特定のアゾ顔料を含有する新規
な印刷版で、帯電およびそれに続く像露光により得られ
る静電浩像をトナーにょシ現像し、定着してトナー像を
得た後、非画像部の感光層を溶出除・去することによシ
製版する印刷版に関する。
する。さらに詳しくは、特定のアゾ顔料を含有する新規
な印刷版で、帯電およびそれに続く像露光により得られ
る静電浩像をトナーにょシ現像し、定着してトナー像を
得た後、非画像部の感光層を溶出除・去することによシ
製版する印刷版に関する。
従来技術
従来、平版印刷用原版としては、感光性樹脂やハロダン
化銀感光材料を用いたものが知られている。
化銀感光材料を用いたものが知られている。
しかしながら、感光性樹脂を用いた平版印刷版は、耐刷
力は高いが、感度が低いこと、いわゆるダイレクト製版
ができず、原稿からいったん銀塩フィルムによりネガま
たはボッを作る操作が必要であり、そのために犬がかり
な設備を要し、製版に時間がかかることなどの欠点があ
る。
力は高いが、感度が低いこと、いわゆるダイレクト製版
ができず、原稿からいったん銀塩フィルムによりネガま
たはボッを作る操作が必要であり、そのために犬がかり
な設備を要し、製版に時間がかかることなどの欠点があ
る。
また、ハロゲン化銀感光材料の拡散転写現像や硬化現像
方式による印刷版はダイレクト製版ができるが、耐刷力
が低り、シかも1枚当9のコストも高いという欠点を有
している。
方式による印刷版はダイレクト製版ができるが、耐刷力
が低り、シかも1枚当9のコストも高いという欠点を有
している。
電子写真法を利用したダイレクト製版用の印刷版として
は、例えば特公昭47−47610、特公昭48−40
002、特公昭48−18325、特公昭51−157
66、特公昭51−25761号公報に示されるような
酸化亜鉛−樹脂分散系の印刷版が知られている。この印
刷版は電子写真法によシトナー像を形成した後、非画像
部を親水化するため、例えばフェロシアン塩を含む酸性
水溶液で処理される。このようにして製版された印刷版
は、印刷中に加えられる機械的圧力や湿し水の感光層、
導電処理層への浸透によって剥離が起とシ、表面の親水
層が破壊されるために、その耐刷力は5.000〜10
,000枚程度であった。1また、酸化亜鉛・樹脂分散
系印刷版では、可視光領域に感度を持たせるため、色素
増感が行なわれるが、それでも600 nm以上の長波
長光領域では実用に耐える感度は示さない。したがって
、低出力で安価な・He−Neレーザーあるいは半導体
レーザーで露光ができないという欠点がある。
は、例えば特公昭47−47610、特公昭48−40
002、特公昭48−18325、特公昭51−157
66、特公昭51−25761号公報に示されるような
酸化亜鉛−樹脂分散系の印刷版が知られている。この印
刷版は電子写真法によシトナー像を形成した後、非画像
部を親水化するため、例えばフェロシアン塩を含む酸性
水溶液で処理される。このようにして製版された印刷版
は、印刷中に加えられる機械的圧力や湿し水の感光層、
導電処理層への浸透によって剥離が起とシ、表面の親水
層が破壊されるために、その耐刷力は5.000〜10
,000枚程度であった。1また、酸化亜鉛・樹脂分散
系印刷版では、可視光領域に感度を持たせるため、色素
増感が行なわれるが、それでも600 nm以上の長波
長光領域では実用に耐える感度は示さない。したがって
、低出力で安価な・He−Neレーザーあるいは半導体
レーザーで露光ができないという欠点がある。
一方、特公昭37−17162、特公昭38−7758
、特公昭46−39405、特開昭52−2437 、
特開昭56−107246、特開昭55−105254
、特開昭55−153948、特開昭55−16125
、特開昭57−147656、特開昭56−14’61
45、特開昭57−161863号公報などにはたとえ
ば砂目室てしたアルミニウム板のような親水性の導電性
支持体上に有機光導電性化合物およびアルカリ可溶性の
樹脂からなる層、あるいはフタロシアニン系顔料などの
電荷発生顔料をアルカリ可溶性樹脂に分散した層、ある
いはこの分散層に電子吸引性物質または電子供与性物質
を加えて増感した層などを設けた電子写真製版用の印刷
原版が示されている。
、特公昭46−39405、特開昭52−2437 、
特開昭56−107246、特開昭55−105254
、特開昭55−153948、特開昭55−16125
、特開昭57−147656、特開昭56−14’61
45、特開昭57−161863号公報などにはたとえ
ば砂目室てしたアルミニウム板のような親水性の導電性
支持体上に有機光導電性化合物およびアルカリ可溶性の
樹脂からなる層、あるいはフタロシアニン系顔料などの
電荷発生顔料をアルカリ可溶性樹脂に分散した層、ある
いはこの分散層に電子吸引性物質または電子供与性物質
を加えて増感した層などを設けた電子写真製版用の印刷
原版が示されている。
この種の印刷原版は電子写真法により感光層上にトナー
画像を形成した後、アルカリ性の溶液で非画像部の感光
層を溶出除去することによって製版され、ダイレクト製
版で高い耐刷性の印刷版が得られるという利点があるが
、電子写真用の感光体としては感度が低く、そのため製
版速度がおそく、大出力の光源を用いなければならない
という欠点を有していた。
画像を形成した後、アルカリ性の溶液で非画像部の感光
層を溶出除去することによって製版され、ダイレクト製
版で高い耐刷性の印刷版が得られるという利点があるが
、電子写真用の感光体としては感度が低く、そのため製
版速度がおそく、大出力の光源を用いなければならない
という欠点を有していた。
目的
本発明の目的は、以上のような従来公知の電子写真製版
用印刷原版が持っている問題点を解決し、明細書の浄書
(内容に変更なし) 特に高感度で高耐刷性の印刷原版を提供することにある
。
用印刷原版が持っている問題点を解決し、明細書の浄書
(内容に変更なし) 特に高感度で高耐刷性の印刷原版を提供することにある
。
構成
本発明の電子写真製版用印刷原版は、導電性支持体上に
下記一般式(I)で表わされるアゾ顔料を含有する電荷
発生層と電荷搬送物質およびアルカリ可溶性樹脂を含有
する電荷搬送層の二層からなる電子写真感光層を設けた
ことを特徴とするものである。
下記一般式(I)で表わされるアゾ顔料を含有する電荷
発生層と電荷搬送物質およびアルカリ可溶性樹脂を含有
する電荷搬送層の二層からなる電子写真感光層を設けた
ことを特徴とするものである。
一般式(1)
(ただし、Aはカップラー残基を表わす。)本発明の電
子写真製版用印刷原版の基本的な構成を第1図に示す。
子写真製版用印刷原版の基本的な構成を第1図に示す。
ここで、1は導電性支持体であり、その上に電荷発生層
3、さらに電荷搬送層4、が積層され、電子写真感光層
2を形成している。
3、さらに電荷搬送層4、が積層され、電子写真感光層
2を形成している。
電荷発生層3および電荷搬送層4は上下逆に積層するこ
とも可能である。
とも可能である。
明細書の浄書(内容に変更なし)
電荷発生層3に用いるアゾ顔料のカップラーとしては、
例えばフェノール類、ナフトール類などのフェノール性
水酸基を有する化合物、アミン基を有する芳香族アミノ
化合物、アミン基とフェノール性水酸基を有するアミノ
ナフトール類あるいは脂肪族または芳香族のエノール性
ケトン基(活性メチレン基)をもつ化合物が用いられ、
好ましくはカップラー残基Aが下記一般式(n)、(I
II)、(IV)、(V)、(Vl)、(■)で表わさ
れる群から選択される。
例えばフェノール類、ナフトール類などのフェノール性
水酸基を有する化合物、アミン基を有する芳香族アミノ
化合物、アミン基とフェノール性水酸基を有するアミノ
ナフトール類あるいは脂肪族または芳香族のエノール性
ケトン基(活性メチレン基)をもつ化合物が用いられ、
好ましくはカップラー残基Aが下記一般式(n)、(I
II)、(IV)、(V)、(Vl)、(■)で表わさ
れる群から選択される。
〔式中、R1は水素、アルキル基、フェニル基またはそ
の置換体、Xは炭化水素環またはそれらの置換体、複素
環またはそれらの置換体、Yは炭化明細書の浄書(内容
に変更なし) R2は炭化水素環基またはそれらの置換体、複素環基ま
たはそれらの置換体、あるいはスチリル基またはその置
換体、R3は水素、アルキル基、フェニル基、またはそ
の置換体を表わすか、あるいは、R2およびR5はそれ
らが結合する炭素原子とともに環を形成してもよい。)
〕 O (式(III)および(IV)中の84は、置換または
無置換の炭化水素基を表わす。) (以下余白) (式中、R51l−tアルキル基、カルバモイル基、カ
ル?キシル基またはそのエステルを表わし、またAr1
は炭化水素環基またはそれらの置換体を表わす。) H 明細書の浄」(内容に変更なし) H 40 (式中、R6は炭化水素基またはそれらの置換体、Ar
2は炭化水素環基またはそれらの置換体を表わす。) 本発面で使用される前記一般式中のXにおける炭化水素
環としては、例えばベンゼン環、ナフタレン環など、複
素環としては、例えばインドール環1.カルバゾール環
、ベンゾフラン環など、YまたはR2における炭化水素
環基としては、フェニル基、ナフチル基、アントリル基
、ピレニル基など、複素環基としては、ピリジル基、チ
ェニル基、フリル基、インドリル基、ベンゾフラニル基
、カルバゾリル基、ジペンゾフラニル基など、またR2
およびR3がそれらの結合する炭素原子と共に形成でき
る環としてはフルオレン環などが例示で門る。さらにR
4またはR6における炭化水素基としては、メチル基、
エチル基、プロピル基、ブチル基などのアルキル基、ベ
ンジル基などのアラルキル基、フェニル基などのアリー
ル基またはこれらの置換体が例示できる。R4またハR
6の炭化水素基における置換基としては、メチル基、エ
チル基、プロピル基、ブチル基などのアルキル基、メト
キシ基、エトキシ基、ゾロポキシ基、ブトキシ基などの
アルコキシ基、塩素原子、臭素原子などのハロゲン原子
、水酸基、ニトロ基などが挙げられる。R1のフェニル
基またはXの環における置換基としては、塩素原子、臭
素原子などのハロゲン原子が、またYまたはR2の炭素
環基または複素環基あるいはR2およびR3によって形
成できる環における置換基としては、メチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基などのアルキル基、メトキシ
基、エトキシ基、ゾロポキシ基、ブトキシ基などのアル
コキシ基、塩素原子、臭素原子などのハロゲン原子、ツ
メチルアミン基、ジェチルアミン基などのジアルキルア
ミノ基、ソベンジルアミノ基などのジアラルキルアミン
基、トリフルオロメチル基などのハロメチル基、ニトロ
基、シアノ基、カルピキシル基またはそのエステル、水
酸基、スルホン酸基(−8O3Na )などが挙げられ
る。さらに、Ar1またはAr2における炭化水素環基
としては、フェニル基、ナフチル基などが、またこれら
の基における置換基としては、メチル基、エチル基、グ
ロビル基、メチル基などのアルキル基、メトキシ基、エ
トキシ基、ゾロポキシ基、ブトキシ基などのアルコキシ
基、ニトロ基、塩素原子、臭素原子などのハロゲン原子
、シアン基、ツメチルアミン基、ジエチルアミノ基など
のジアルキルアミノ基などが例示できる。
の置換体、Xは炭化水素環またはそれらの置換体、複素
環またはそれらの置換体、Yは炭化明細書の浄書(内容
に変更なし) R2は炭化水素環基またはそれらの置換体、複素環基ま
たはそれらの置換体、あるいはスチリル基またはその置
換体、R3は水素、アルキル基、フェニル基、またはそ
の置換体を表わすか、あるいは、R2およびR5はそれ
らが結合する炭素原子とともに環を形成してもよい。)
〕 O (式(III)および(IV)中の84は、置換または
無置換の炭化水素基を表わす。) (以下余白) (式中、R51l−tアルキル基、カルバモイル基、カ
ル?キシル基またはそのエステルを表わし、またAr1
は炭化水素環基またはそれらの置換体を表わす。) H 明細書の浄」(内容に変更なし) H 40 (式中、R6は炭化水素基またはそれらの置換体、Ar
2は炭化水素環基またはそれらの置換体を表わす。) 本発面で使用される前記一般式中のXにおける炭化水素
環としては、例えばベンゼン環、ナフタレン環など、複
素環としては、例えばインドール環1.カルバゾール環
、ベンゾフラン環など、YまたはR2における炭化水素
環基としては、フェニル基、ナフチル基、アントリル基
、ピレニル基など、複素環基としては、ピリジル基、チ
ェニル基、フリル基、インドリル基、ベンゾフラニル基
、カルバゾリル基、ジペンゾフラニル基など、またR2
およびR3がそれらの結合する炭素原子と共に形成でき
る環としてはフルオレン環などが例示で門る。さらにR
4またはR6における炭化水素基としては、メチル基、
エチル基、プロピル基、ブチル基などのアルキル基、ベ
ンジル基などのアラルキル基、フェニル基などのアリー
ル基またはこれらの置換体が例示できる。R4またハR
6の炭化水素基における置換基としては、メチル基、エ
チル基、プロピル基、ブチル基などのアルキル基、メト
キシ基、エトキシ基、ゾロポキシ基、ブトキシ基などの
アルコキシ基、塩素原子、臭素原子などのハロゲン原子
、水酸基、ニトロ基などが挙げられる。R1のフェニル
基またはXの環における置換基としては、塩素原子、臭
素原子などのハロゲン原子が、またYまたはR2の炭素
環基または複素環基あるいはR2およびR3によって形
成できる環における置換基としては、メチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基などのアルキル基、メトキシ
基、エトキシ基、ゾロポキシ基、ブトキシ基などのアル
コキシ基、塩素原子、臭素原子などのハロゲン原子、ツ
メチルアミン基、ジェチルアミン基などのジアルキルア
ミノ基、ソベンジルアミノ基などのジアラルキルアミン
基、トリフルオロメチル基などのハロメチル基、ニトロ
基、シアノ基、カルピキシル基またはそのエステル、水
酸基、スルホン酸基(−8O3Na )などが挙げられ
る。さらに、Ar1またはAr2における炭化水素環基
としては、フェニル基、ナフチル基などが、またこれら
の基における置換基としては、メチル基、エチル基、グ
ロビル基、メチル基などのアルキル基、メトキシ基、エ
トキシ基、ゾロポキシ基、ブトキシ基などのアルコキシ
基、ニトロ基、塩素原子、臭素原子などのハロゲン原子
、シアン基、ツメチルアミン基、ジエチルアミノ基など
のジアルキルアミノ基などが例示できる。
本発明に用いられるアゾ顔料は、例えば、特願昭58−
073177及び特願昭58−075.5.86号公報
に記載されている。これらのアゾ顔料を例示すれば下記
のとおりである。
073177及び特願昭58−075.5.86号公報
に記載されている。これらのアゾ顔料を例示すれば下記
のとおりである。
(以下余白)
明細書の浄書(内容に変更なし)
−へ
′44 噸
明細書の浄書(内容に変更なし)
大
明細書の浄IF(廁mff1更なし)
よ
tr+ の
嘴 顎
明細書の)>書(内容に変更なし1
ト ψ
く 噸
明細書の浄書(、内存に変更なL戸
Φ−
′4 顎
明細書の浄書(内容、に変゛更なL1
電荷発生層3は一般式(1)で表わされるアゾ顔料を主
体とする層であるが、必要に応じ結着剤を含有すること
ができる。この場合、電荷発生層中のアゾ顔料の割合は
好ましくは30重量%以上である。本発明の印刷原版は
製版工程で非画像部を溶出するため、結着剤を用いる場
合の結着剤としてはたとえばスチレン−無水マレイン酸
共重合体、ノボラック型フェノール樹脂などのアルカリ
可溶性樹脂(後で詳しく述べる。)を用いることが好ま
しい。しかし結着剤の割合が少なければ、これ以外の樹
脂を用いることも可能である。また電荷発生層3の厚さ
は好ましくは0.01〜5μmさらに好ましくは0,0
5〜2μmである。この厚さが0801μm以下である
と電荷の発生は十分ではなく、また5μm以上であると
残留電位が高く実用に耐えない。
体とする層であるが、必要に応じ結着剤を含有すること
ができる。この場合、電荷発生層中のアゾ顔料の割合は
好ましくは30重量%以上である。本発明の印刷原版は
製版工程で非画像部を溶出するため、結着剤を用いる場
合の結着剤としてはたとえばスチレン−無水マレイン酸
共重合体、ノボラック型フェノール樹脂などのアルカリ
可溶性樹脂(後で詳しく述べる。)を用いることが好ま
しい。しかし結着剤の割合が少なければ、これ以外の樹
脂を用いることも可能である。また電荷発生層3の厚さ
は好ましくは0.01〜5μmさらに好ましくは0,0
5〜2μmである。この厚さが0801μm以下である
と電荷の発生は十分ではなく、また5μm以上であると
残留電位が高く実用に耐えない。
電荷搬送層4は電荷搬送物質とアルカリ可溶性樹脂によ
って形成される。電荷搬送物質には正孔搬送物質と電子
搬送物質があるが、正孔搬送物質としては、例えば、2
.5−ビス(4−ジエチルアミノフェニル) −1,3
,4−オキサノアゾール、2,5−ビス[4−(4−ジ
エチルアミノスチリル)フェニル) −1,3,4−オ
キサジアゾール、2−(9−エチルカルバゾリル−3−
)−5−(4−ジエチルアミンフェニル) −1,3,
4−オキサジアゾールなどのオキサジアゾール化合物、
2−ビニル−4−(2−クロルフェニル)−5−(4−
ジエチルアミノ)オキサゾール、2−(4−ジエチルア
ミノフェニル)−4−フェニルオキサゾールなどのオキ
サゾール化合物、1−フェニ、ルー3−(4−ジエチル
アミノスチリル)−5−(4−ジエチルアミンフェニル
)ピラゾリン、1−フェニル−3−(4−ツメチルアミ
ノスチリル)−5−(4−ツメチルアミノフェニル)ピ
ラゾリンなどのピラゾリン化合物、2.2’−ツメチル
−4,4′−ビス(ジエチルアミン)トリフェニルメタ
ン、1,1−ヒス(4−ジベンジルアミノフェニル)プ
ロパン、トリス(4−ジエチルアミノフェニル)メタン
などのジフェニルメタン化合物、9−(4−ジメチルア
ミノベンジリデン)フルオレン、3−(9−フルオレノ
ンデン)−9−エチルカルバソールなどのフルオレン化
合物、9−(4−ジエチルアミンスチリル)アントラセ
ン、9−ブロム−10−(4−ジエチルアミノスチリル
)アントラセンなどのスチリルアントラセン化合物、1
,2−ビスC4−ジエチルアミンスチリル)ベンゼン、
1+2””ス(2,4−ノメトキシスチリル)ベンゼン
などのジスチリルベンゼン化合物、9−工fルカルハソ
ールー3−アルデヒド1−メチル−1−フエニルヒドラ
ソン、9−エチルカルバソール−3−アルデヒド1−ベ
ンジル−1−フェニルヒドラゾン、4−ジエチルアミノ
ベンズアルデヒド1.1−ジフェニルヒドラゾン、2,
4−ジメトキシベンズアルデヒド1−ベンジル−1−フ
ェニルヒドラゾン、4−ジエチルアミノベンズアルデヒ
ド1−メチル−1−フェニルヒドラゾンなどのヒドラゾ
ン化合物、4−ジフェニルアミノスチルベン、4−ジベ
ンノルアミノスチルベン、4−ジトリルアミノスチルベ
ンなどのスチルベン化合物、1−(4−ジフェニルアミ
ノスチリル)ナフタレン、1−(4−ノベンジルアミノ
スチリル)ナフタレンなどのスチリルナフタレン化合物
、4′−ジフェニルアミノ−α−フェニルスチルベン
4/−メチルフェニルアミノ−α−フェニルスチルベン
などのα−フェニルスチルベン化合物、3−スチリル−
9−エチルカルバゾール、3−(4−ジエチルアミン)
スチリル−9−エチルカルバソールなどのスチリルカル
バゾール化合物が用いられる。
って形成される。電荷搬送物質には正孔搬送物質と電子
搬送物質があるが、正孔搬送物質としては、例えば、2
.5−ビス(4−ジエチルアミノフェニル) −1,3
,4−オキサノアゾール、2,5−ビス[4−(4−ジ
エチルアミノスチリル)フェニル) −1,3,4−オ
キサジアゾール、2−(9−エチルカルバゾリル−3−
)−5−(4−ジエチルアミンフェニル) −1,3,
4−オキサジアゾールなどのオキサジアゾール化合物、
2−ビニル−4−(2−クロルフェニル)−5−(4−
ジエチルアミノ)オキサゾール、2−(4−ジエチルア
ミノフェニル)−4−フェニルオキサゾールなどのオキ
サゾール化合物、1−フェニ、ルー3−(4−ジエチル
アミノスチリル)−5−(4−ジエチルアミンフェニル
)ピラゾリン、1−フェニル−3−(4−ツメチルアミ
ノスチリル)−5−(4−ツメチルアミノフェニル)ピ
ラゾリンなどのピラゾリン化合物、2.2’−ツメチル
−4,4′−ビス(ジエチルアミン)トリフェニルメタ
ン、1,1−ヒス(4−ジベンジルアミノフェニル)プ
ロパン、トリス(4−ジエチルアミノフェニル)メタン
などのジフェニルメタン化合物、9−(4−ジメチルア
ミノベンジリデン)フルオレン、3−(9−フルオレノ
ンデン)−9−エチルカルバソールなどのフルオレン化
合物、9−(4−ジエチルアミンスチリル)アントラセ
ン、9−ブロム−10−(4−ジエチルアミノスチリル
)アントラセンなどのスチリルアントラセン化合物、1
,2−ビスC4−ジエチルアミンスチリル)ベンゼン、
1+2””ス(2,4−ノメトキシスチリル)ベンゼン
などのジスチリルベンゼン化合物、9−工fルカルハソ
ールー3−アルデヒド1−メチル−1−フエニルヒドラ
ソン、9−エチルカルバソール−3−アルデヒド1−ベ
ンジル−1−フェニルヒドラゾン、4−ジエチルアミノ
ベンズアルデヒド1.1−ジフェニルヒドラゾン、2,
4−ジメトキシベンズアルデヒド1−ベンジル−1−フ
ェニルヒドラゾン、4−ジエチルアミノベンズアルデヒ
ド1−メチル−1−フェニルヒドラゾンなどのヒドラゾ
ン化合物、4−ジフェニルアミノスチルベン、4−ジベ
ンノルアミノスチルベン、4−ジトリルアミノスチルベ
ンなどのスチルベン化合物、1−(4−ジフェニルアミ
ノスチリル)ナフタレン、1−(4−ノベンジルアミノ
スチリル)ナフタレンなどのスチリルナフタレン化合物
、4′−ジフェニルアミノ−α−フェニルスチルベン
4/−メチルフェニルアミノ−α−フェニルスチルベン
などのα−フェニルスチルベン化合物、3−スチリル−
9−エチルカルバゾール、3−(4−ジエチルアミン)
スチリル−9−エチルカルバソールなどのスチリルカル
バゾール化合物が用いられる。
電子搬送物質としては、たとえば、クロルアニル、ブロ
ムアニル、テトラシアノエチレン、テトラシアノキノン
ソメタン、2,4.7−ドリニトロー9−フルオレノン
、2,4,5.7−テトラニトロ−9−フルオレノン、
2.4,5.7−チトラニトロキサントン、2,4.8
−トリニドロチオキサントン、2,6゜8−トリニトロ
−4H−インデノ[1,2−b ]]チオフェンー4−
オン1,3,7−ドリニトロシヘンゾチオフ二ンー5,
5−ジオキサイドなどがある。
ムアニル、テトラシアノエチレン、テトラシアノキノン
ソメタン、2,4.7−ドリニトロー9−フルオレノン
、2,4,5.7−テトラニトロ−9−フルオレノン、
2.4,5.7−チトラニトロキサントン、2,4.8
−トリニドロチオキサントン、2,6゜8−トリニトロ
−4H−インデノ[1,2−b ]]チオフェンー4−
オン1,3,7−ドリニトロシヘンゾチオフ二ンー5,
5−ジオキサイドなどがある。
電荷搬送層4に用いられるアルカリ可溶性樹脂とはアル
カリを添加することによシ水性またはアルコール性溶剤
に可溶となる樹脂をいう。本発明の目的から、これらの
樹脂には、成膜性、電気特性、支持体への付着強度など
の特性の他、特に溶解度特性が重要である。このような
特性を有する樹脂としては、例えば、スチレン−無水マ
レイン酸共重合体、スチレン−メタクリル酸−メタクリ
レート共重合体、メタクリル酸−メタクリレート共重合
体およびフェノール樹脂等が例示される。
カリを添加することによシ水性またはアルコール性溶剤
に可溶となる樹脂をいう。本発明の目的から、これらの
樹脂には、成膜性、電気特性、支持体への付着強度など
の特性の他、特に溶解度特性が重要である。このような
特性を有する樹脂としては、例えば、スチレン−無水マ
レイン酸共重合体、スチレン−メタクリル酸−メタクリ
レート共重合体、メタクリル酸−メタクリレート共重合
体およびフェノール樹脂等が例示される。
フェノール樹脂としては、フェノール、0−クレゾール
、m−クレゾール、p−クレゾール、エチルフェノール
、イソプロピルフェノール、t−ブチルフェノール、t
−アミルフェノール、ヘキシルフェノール、t−オクチ
ルフェノール、シクロヘキシルフェノール、3−メチル
−4−10ルー6−t−ブチルフェノール、イングロビ
ルクレゾール、t−ブチルクレゾール、t−アミルクレ
ゾール、ヘキシルクレゾール、t−オクチルクレゾール
およびシクロヘキシルクレゾールなどの置換フェノール
類の少なくとも一種とホルムアルデヒド、アセトアルデ
ヒド、アクロレイン、クロトンアルデヒド、フルフラー
ルなどのアルデヒド類を酸性条件で縮合させて得られる
ノボラック型1fLj脂が用いられる。
、m−クレゾール、p−クレゾール、エチルフェノール
、イソプロピルフェノール、t−ブチルフェノール、t
−アミルフェノール、ヘキシルフェノール、t−オクチ
ルフェノール、シクロヘキシルフェノール、3−メチル
−4−10ルー6−t−ブチルフェノール、イングロビ
ルクレゾール、t−ブチルクレゾール、t−アミルクレ
ゾール、ヘキシルクレゾール、t−オクチルクレゾール
およびシクロヘキシルクレゾールなどの置換フェノール
類の少なくとも一種とホルムアルデヒド、アセトアルデ
ヒド、アクロレイン、クロトンアルデヒド、フルフラー
ルなどのアルデヒド類を酸性条件で縮合させて得られる
ノボラック型1fLj脂が用いられる。
電荷搬送層4は電荷搬送物質とアルカリ可溶性樹脂を主
体とした層であり、層中の電荷搬送物質の割合は10〜
70重要チ、好ましくは20〜60重量係である。電荷
搬送物質の占める割合がこの範囲以下では電荷の搬送が
ほとんど行なわれず、これ以上では層の機械的強度は極
めて悪く実用に供し得ない。また、電荷搬送層4の厚さ
は2〜50μm1好ましくは3〜20μmである。この
範囲以下では帯電量が不十分となり、これ以上では残留
電位が高くなり、また、層の溶出に時間がかかり、実用
的ではない。
体とした層であり、層中の電荷搬送物質の割合は10〜
70重要チ、好ましくは20〜60重量係である。電荷
搬送物質の占める割合がこの範囲以下では電荷の搬送が
ほとんど行なわれず、これ以上では層の機械的強度は極
めて悪く実用に供し得ない。また、電荷搬送層4の厚さ
は2〜50μm1好ましくは3〜20μmである。この
範囲以下では帯電量が不十分となり、これ以上では残留
電位が高くなり、また、層の溶出に時間がかかり、実用
的ではない。
電荷搬送層4には、可塑剤を含有させることができる。
可塑剤としては、例えばジメチルフタレート、ノエチル
フタレートジブチルフタレートなどのフタル酸エステル
類、ツメチルグリコールフタレート、エチルフタリール
エチルグリコレートなどのグリコールニス・チル類など
が有効である。
フタレートジブチルフタレートなどのフタル酸エステル
類、ツメチルグリコールフタレート、エチルフタリール
エチルグリコレートなどのグリコールニス・チル類など
が有効である。
これらの可塑剤は、光導電層の静電特性およびアルカリ
溶解性を劣化させない範囲で含有させることができる。
溶解性を劣化させない範囲で含有させることができる。
本発明に用いられる導電性支持体1としては、アルミニ
ウム板、亜鉛板、または銅−アルミニウム板、銅−ステ
ンレス板、クロム−銅板ナト(DAイメタル板またはク
ロム−銅−アルミニウム板、クロム−鉛−鉄板、クロム
−銅−ステンレス板などのトライメタル板などの親水性
表面を有する導電性支持体が用いられ、その厚さは0.
1〜1咽が好ましい。
ウム板、亜鉛板、または銅−アルミニウム板、銅−ステ
ンレス板、クロム−銅板ナト(DAイメタル板またはク
ロム−銅−アルミニウム板、クロム−鉛−鉄板、クロム
−銅−ステンレス板などのトライメタル板などの親水性
表面を有する導電性支持体が用いられ、その厚さは0.
1〜1咽が好ましい。
また、特にアルミニウムの表面を有する支持体の場合に
は、砂目立て処理、ケイ酸す) IJウム、フッ化ジル
コニウム酸カリウム、リン酸塩などの水溶液への浸漬処
理あるいは陽極酸化処理などの表面処理が行なわれてい
るものが好捷しい。また米国特許第2714066号に
示されるように、砂目立て処理後、ケイ酸ナトリウム水
溶液に浸漬処理されたアルミニウム板、また特開昭47
−5125号公報に示されるように陽極酸化処理したの
ち、アルカリ金属ケイ酸塩の水溶液に浸漬処理したもの
も好ましい。
は、砂目立て処理、ケイ酸す) IJウム、フッ化ジル
コニウム酸カリウム、リン酸塩などの水溶液への浸漬処
理あるいは陽極酸化処理などの表面処理が行なわれてい
るものが好捷しい。また米国特許第2714066号に
示されるように、砂目立て処理後、ケイ酸ナトリウム水
溶液に浸漬処理されたアルミニウム板、また特開昭47
−5125号公報に示されるように陽極酸化処理したの
ち、アルカリ金属ケイ酸塩の水溶液に浸漬処理したもの
も好ましい。
上記陽極酸化処理は、例えば、リン酸、クロム酸、硫酸
、硼酸などの無機酸またはしゅう酸、スルファミン酸な
どの有機酸またはこれらの塩の溶液からなる電解液中で
、アルミニウム板を陽極として電流を流すことによって
実施される。
、硼酸などの無機酸またはしゅう酸、スルファミン酸な
どの有機酸またはこれらの塩の溶液からなる電解液中で
、アルミニウム板を陽極として電流を流すことによって
実施される。
本発明の電子写真製版用印刷版を製造するにはまず前記
一般式(1)で表わされる顔料と必要に応じ結着剤とを
たとえばテトラヒドロフラン、ノオキサン、ツメチルホ
ルムアミド、アセトン、メチルエチルケトン、エチレン
グリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモ
ノエチルx −7−ル、酢酸エチル、酢酸ブチル、トル
エン、ハロゲン化炭化水素などの有機溶剤中で混合し、
ボールミル、超音波分散機などの分散手段により均一に
分散した塗布液を前記導電性支持体上に塗布し乾燥して
、電荷発生層3を設ける。次に、電荷搬送物質およびア
ルカリ可溶性樹脂を前記と同様の有機溶剤に溶解した溶
液を電荷発生層上に塗布し、乾燥して電荷搬送層4を設
ける。
一般式(1)で表わされる顔料と必要に応じ結着剤とを
たとえばテトラヒドロフラン、ノオキサン、ツメチルホ
ルムアミド、アセトン、メチルエチルケトン、エチレン
グリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモ
ノエチルx −7−ル、酢酸エチル、酢酸ブチル、トル
エン、ハロゲン化炭化水素などの有機溶剤中で混合し、
ボールミル、超音波分散機などの分散手段により均一に
分散した塗布液を前記導電性支持体上に塗布し乾燥して
、電荷発生層3を設ける。次に、電荷搬送物質およびア
ルカリ可溶性樹脂を前記と同様の有機溶剤に溶解した溶
液を電荷発生層上に塗布し、乾燥して電荷搬送層4を設
ける。
本発明の電子写真製版用印刷原版の製版は、まず通常の
電子写真法にしたがい、コロナ帯電器などにより暗所で
一様に帯電し、タングステンランプ、ハロゲンランプ、
キセノンランプまたは螢光灯などの光源を用いた反射画
像露光や透明陽画フィルムを通しての密着像露光あるい
は、He−Neレーザー、アルゴンレーザーまたは半導
体レーザーなどのレーザー光によるスキャニング露光を
行ない静電潜像を形成し、この静電潜像をトナーで現像
し、加熱定着して、電子写真感光層上にトナー像を得る
(第2図)。
電子写真法にしたがい、コロナ帯電器などにより暗所で
一様に帯電し、タングステンランプ、ハロゲンランプ、
キセノンランプまたは螢光灯などの光源を用いた反射画
像露光や透明陽画フィルムを通しての密着像露光あるい
は、He−Neレーザー、アルゴンレーザーまたは半導
体レーザーなどのレーザー光によるスキャニング露光を
行ない静電潜像を形成し、この静電潜像をトナーで現像
し、加熱定着して、電子写真感光層上にトナー像を得る
(第2図)。
次に、このようにしてトナー像を形成した印刷版をアル
カリ性の溶出液中に浸漬すると、トナー像によシマスフ
されていない非画像部の電子写真感光層(電荷発生層と
電荷搬送層)が溶解除去され、導電性支持体の親水性表
面が露出し、トナー像部分のみが残シ、良好な印刷版を
得ることができる(第3図)。
カリ性の溶出液中に浸漬すると、トナー像によシマスフ
されていない非画像部の電子写真感光層(電荷発生層と
電荷搬送層)が溶解除去され、導電性支持体の親水性表
面が露出し、トナー像部分のみが残シ、良好な印刷版を
得ることができる(第3図)。
ここで用いる溶出液は、例えば珪酸ナトリウム、燐酸ナ
トリウム、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリラムのような
無機塩のアルカリ性水溶液またはトリエタノールアミン
、エチレンジアミンなどの有機アミン類を含むアルカリ
性水溶液あるいはこれラニエタノール、ベンツルアルコ
ール、エチレングリコール、グリセリンなどの有機溶剤
または界面活性剤などを添加した溶液が用いられる。
トリウム、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリラムのような
無機塩のアルカリ性水溶液またはトリエタノールアミン
、エチレンジアミンなどの有機アミン類を含むアルカリ
性水溶液あるいはこれラニエタノール、ベンツルアルコ
ール、エチレングリコール、グリセリンなどの有機溶剤
または界面活性剤などを添加した溶液が用いられる。
本発明の印刷版は、トナー像形成後、溶出液中で非画像
部を溶解除去するものであるから、トナー成分中には、
この溶出液にレジスト性を有する樹脂成分を含有してい
ることが好ましい。
部を溶解除去するものであるから、トナー成分中には、
この溶出液にレジスト性を有する樹脂成分を含有してい
ることが好ましい。
この樹脂成分としては、溶出液に対して不溶性のもので
あればよく、例えば、メタクリル酸、メタクリル酸エス
テルなどを用いたアクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂、酢酸
ビニルとエチレンまたは塩化ビニルなどの共重合体、塩
化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ポリビニルブチラ
ールなどのビニルアセクール樹脂、ポリスチレン、スチ
レンとブタノエン、メタクリル酸エステルなどの共重合
体、ポリエチレン、ポリゾロぎレンおよびその塩化物、
ポリカーボネート、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂
、フェノール樹脂、キシレン樹脂、アルキッド樹脂、ワ
ックス、ポリオレフィン、ろうなどがある。
あればよく、例えば、メタクリル酸、メタクリル酸エス
テルなどを用いたアクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂、酢酸
ビニルとエチレンまたは塩化ビニルなどの共重合体、塩
化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ポリビニルブチラ
ールなどのビニルアセクール樹脂、ポリスチレン、スチ
レンとブタノエン、メタクリル酸エステルなどの共重合
体、ポリエチレン、ポリゾロぎレンおよびその塩化物、
ポリカーボネート、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂
、フェノール樹脂、キシレン樹脂、アルキッド樹脂、ワ
ックス、ポリオレフィン、ろうなどがある。
本発明の印刷原版には、トナー像形成後、全面露光によ
り電子写真感光層の溶解性を増す目的で、例えば0−ナ
フトキノンジアジドなどのキノンノアシト化合物または
ノアゾ化合物を含有することもできる。
り電子写真感光層の溶解性を増す目的で、例えば0−ナ
フトキノンジアジドなどのキノンノアシト化合物または
ノアゾ化合物を含有することもできる。
本発明の印刷原版は、製版工程終了後、非画像部は親水
性表面を有する導電性基板が露出し、親油性トナー1c
より被覆された画像部分が残るため、通常の平版印刷に
おいて、油性インキは画像部のみに付着し、地汚れのな
い良好な印刷物が得られる。
性表面を有する導電性基板が露出し、親油性トナー1c
より被覆された画像部分が残るため、通常の平版印刷に
おいて、油性インキは画像部のみに付着し、地汚れのな
い良好な印刷物が得られる。
また、本発明の印刷原版は従来公知の印刷原版に比べ特
に感度が高く、He−Neレーザー、半導体レーザーな
ど種々の光源でダイレクト製版が可能であり、これによ
って得られる印刷版は高い耐刷性を有している。
に感度が高く、He−Neレーザー、半導体レーザーな
ど種々の光源でダイレクト製版が可能であり、これによ
って得られる印刷版は高い耐刷性を有している。
次に、本発明を実施例によりさらに具体的に説明する。
なお、実施例中の「部」はすべて重量部を表わす。
実施例1
アゾ顔料扁3を1部、m−クレゾール−フェノール共重
合ノゲラック樹脂(都電化学製:MP−707)の0.
74wt%テトラヒドロフラン溶液66.7部をゴール
ミル中で粉砕混合し、得られた分散液を厚さ約025覇
の砂目立て処理されたアルミニウム板上に塗布し80℃
で10分間乾燥して厚さ約1μmの電荷発生層を形成し
た。
合ノゲラック樹脂(都電化学製:MP−707)の0.
74wt%テトラヒドロフラン溶液66.7部をゴール
ミル中で粉砕混合し、得られた分散液を厚さ約025覇
の砂目立て処理されたアルミニウム板上に塗布し80℃
で10分間乾燥して厚さ約1μmの電荷発生層を形成し
た。
この電荷発生層上に電荷搬送物質として2,5−ビス(
4−ソエチルアミノフェニル) −1,3,4−オキサ
ジアゾール0.9部、スチレン−無水マレイン酸共重合
体(アルトリ、ヒ・ケミカル・カンフ4ニー製共重合モ
ル比1:1)1.8部およびテトラヒドロフラン132
部を混合溶解した溶液を塗布し、80℃で20分間乾燥
して厚さ約10μmの電荷搬送層を形成して、本発明の
電子写真製版用印刷原版を作成した。
4−ソエチルアミノフェニル) −1,3,4−オキサ
ジアゾール0.9部、スチレン−無水マレイン酸共重合
体(アルトリ、ヒ・ケミカル・カンフ4ニー製共重合モ
ル比1:1)1.8部およびテトラヒドロフラン132
部を混合溶解した溶液を塗布し、80℃で20分間乾燥
して厚さ約10μmの電荷搬送層を形成して、本発明の
電子写真製版用印刷原版を作成した。
この印刷原版について、静電複写紙試験装置((株)川
口電機製作新製: 5P−4’28型)を用いて、−5
kVのコロナ放電を20秒間行なって負に帯電せしめた
後、10秒間暗所に放置し、その時の表面電位V。(ボ
ルト)を測定し、次にタングステンランプによってその
表面が照度4,5ルツクスになるようにして光を照射し
、その表面電位がV。の1/2になるまでの時間をめ、
半減露光量E1/2(ルックス・秒)を算出した。この
結果を表−1に示す。
口電機製作新製: 5P−4’28型)を用いて、−5
kVのコロナ放電を20秒間行なって負に帯電せしめた
後、10秒間暗所に放置し、その時の表面電位V。(ボ
ルト)を測定し、次にタングステンランプによってその
表面が照度4,5ルツクスになるようにして光を照射し
、その表面電位がV。の1/2になるまでの時間をめ、
半減露光量E1/2(ルックス・秒)を算出した。この
結果を表−1に示す。
次に、この印刷原版を電子複写製版機(リコー製S−1
型)にかけ、帯電、画像露光、現像、定着を行ない電荷
搬送層上に鮮明なトナー画像を形成させた。
型)にかけ、帯電、画像露光、現像、定着を行ない電荷
搬送層上に鮮明なトナー画像を形成させた。
この原版をメタ珪酸ナトリウム70g、グリセリン14
0mj’、エチレングリコール550m1およびエタノ
ール150m1よシなる溶液に1分間浸漬し、さらに水
流で軽くブラッシングしながら洗い、トナーの付着して
いない非画像部の電子写真感光層を除去した。
0mj’、エチレングリコール550m1およびエタノ
ール150m1よシなる溶液に1分間浸漬し、さらに水
流で軽くブラッシングしながら洗い、トナーの付着して
いない非画像部の電子写真感光層を除去した。
このようにして製版された印刷版をオフセット印刷機(
リコー製AP−1310型)にかけ、常法により印刷し
たところ鮮明な印刷物を50.000枚以上印刷するこ
とができた。
リコー製AP−1310型)にかけ、常法により印刷し
たところ鮮明な印刷物を50.000枚以上印刷するこ
とができた。
実施例2および3
電荷発生層に用いるアゾ顔料および電荷搬送層に用いる
電荷搬送物質としてそれぞれ表−1に示す化合物を用い
た以外は実施例1と同様にして、本発明の電子写真製版
用印刷原版を作成し、V。
電荷搬送物質としてそれぞれ表−1に示す化合物を用い
た以外は実施例1と同様にして、本発明の電子写真製版
用印刷原版を作成し、V。
およびE1/2を測定した。
以上の結果を表−1に示す。
(以下余白)
実施例4
アゾ顔料形5を1部、m−クレゾール−フェノール共重
合ノボラ、り樹脂(都電化学製:MP−707)の0.
74wt%テトラヒドロフラン溶液667部をボールミ
ル中で粉砕混合し、得られた分散液を厚さ約0.25+
m++の砂目立て処理されたアルミニウム板上に塗布し
80℃で10分間乾燥して厚さ約1μmの電荷発生層を
形成した。
合ノボラ、り樹脂(都電化学製:MP−707)の0.
74wt%テトラヒドロフラン溶液667部をボールミ
ル中で粉砕混合し、得られた分散液を厚さ約0.25+
m++の砂目立て処理されたアルミニウム板上に塗布し
80℃で10分間乾燥して厚さ約1μmの電荷発生層を
形成した。
この電荷発生層上に電荷搬送物質として3−スチリル−
9−エチルカルバソール15部、m−クレゾール−フェ
ノール共重合ノ?ラック樹脂(都電化学製:MP’−7
07)3.0部およびテトラヒドロフラン120部を混
合溶解した溶液を塗布し、80℃で2分間、続いて10
0℃で10分間乾燥して厚さ約10μmの電荷搬送層を
形成して、本発明の電子写真製版用印刷原版を作成した
。この印刷原版について、実施例1と同様に■。および
E1/2を測定した結果を表−2に示す。
9−エチルカルバソール15部、m−クレゾール−フェ
ノール共重合ノ?ラック樹脂(都電化学製:MP’−7
07)3.0部およびテトラヒドロフラン120部を混
合溶解した溶液を塗布し、80℃で2分間、続いて10
0℃で10分間乾燥して厚さ約10μmの電荷搬送層を
形成して、本発明の電子写真製版用印刷原版を作成した
。この印刷原版について、実施例1と同様に■。および
E1/2を測定した結果を表−2に示す。
次に、この印刷原版の電子写真感光層上に実施例1と同
様にしてトナー画像を形成した後、メタ珪酸ナトリウム
2.5部、水100部よりなる溶液に約45秒浸漬し、
さらに水流で軽くブラッシングしながら洗い、非画像部
の電子写真感光層を除去した。
様にしてトナー画像を形成した後、メタ珪酸ナトリウム
2.5部、水100部よりなる溶液に約45秒浸漬し、
さらに水流で軽くブラッシングしながら洗い、非画像部
の電子写真感光層を除去した。
このようにして製版された印刷版をオフセット印刷機に
かけ印刷したところ鮮明な印刷物を50.000枚以上
印刷することができた。
かけ印刷したところ鮮明な印刷物を50.000枚以上
印刷することができた。
実施例5〜8
電荷発生層に用いるアゾ顔料および電荷搬送層に用いる
電荷搬送物質としてそれぞれ表−2に示す化合物を用い
た以外は実施例4と同様にして、本発明の電子写真製版
用印刷原版を作成しV。およびE1/2を測定した。
電荷搬送物質としてそれぞれ表−2に示す化合物を用い
た以外は実施例4と同様にして、本発明の電子写真製版
用印刷原版を作成しV。およびE1/2を測定した。
以上の結果を表−2に示す。
(以下余白)
第1図は本発明の電子写真製版用印刷原版の基本的な構
成を表わす図である。 第2図および第3図は本発明の印刷原版の製版工程を説
明する図であシ、第2図はトナー画像を形成した状態を
示し、第3図は非画像部を溶出除去した状態を示す。 1・・・導電性支持体、2・・・電子写真感光層、3・
・−電荷発生層、4・・電荷搬送層、5・・トナー像。 特許出願人 株式会社 リ コ − 第1図 第2図 ら 第3図 手続補正書彷式) %式% 1、事件の表示 昭和59年特許順第95861号 2、発明の名称 電子写真製版用印刷原版 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 〒143 東京都大田区中馬込−丁目3番6号4
、補正命令の日付(発送日) 昭和59年7月31日6
、補正の内容 浄書・別紙の通り(内容に変更なし)
成を表わす図である。 第2図および第3図は本発明の印刷原版の製版工程を説
明する図であシ、第2図はトナー画像を形成した状態を
示し、第3図は非画像部を溶出除去した状態を示す。 1・・・導電性支持体、2・・・電子写真感光層、3・
・−電荷発生層、4・・電荷搬送層、5・・トナー像。 特許出願人 株式会社 リ コ − 第1図 第2図 ら 第3図 手続補正書彷式) %式% 1、事件の表示 昭和59年特許順第95861号 2、発明の名称 電子写真製版用印刷原版 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 〒143 東京都大田区中馬込−丁目3番6号4
、補正命令の日付(発送日) 昭和59年7月31日6
、補正の内容 浄書・別紙の通り(内容に変更なし)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 導電性支持体上に、下記一般式(1)で表わされるアゾ
顔料を含有する電荷発生層と電荷搬送物質およびアルカ
リ可溶性樹脂を含有する電荷搬送層の二層からなる電子
写真感光層を設けたことを特徴とする電子写真製版用印
刷原版。 一般式(1) (ただし、式中Aはカッシラー残基を表わす。)
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9586184A JPS60239757A (ja) | 1984-05-14 | 1984-05-14 | 電子写真製版用印刷原版 |
US06/726,363 US4596754A (en) | 1984-04-27 | 1985-04-23 | Electrophotographic printing original plate and electrophotographic plate making process using the printing original plate |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9586184A JPS60239757A (ja) | 1984-05-14 | 1984-05-14 | 電子写真製版用印刷原版 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60239757A true JPS60239757A (ja) | 1985-11-28 |
Family
ID=14149142
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9586184A Pending JPS60239757A (ja) | 1984-04-27 | 1984-05-14 | 電子写真製版用印刷原版 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60239757A (ja) |
-
1984
- 1984-05-14 JP JP9586184A patent/JPS60239757A/ja active Pending
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