JPS60239424A - 抗腫瘍性物質spf―1000及びその製法 - Google Patents
抗腫瘍性物質spf―1000及びその製法Info
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- JPS60239424A JPS60239424A JP59095678A JP9567884A JPS60239424A JP S60239424 A JPS60239424 A JP S60239424A JP 59095678 A JP59095678 A JP 59095678A JP 9567884 A JP9567884 A JP 9567884A JP S60239424 A JPS60239424 A JP S60239424A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、新規な抗腫瘍性組成物8PFi000及びそ
の製法に関するものである。
の製法に関するものである。
従来、溶血性連鎖状球菌(以下溶連菌という)の生菌体
を弱毒化して製剤化したものは、すてに制癌剤として使
用されている。
を弱毒化して製剤化したものは、すてに制癌剤として使
用されている。
また、溶連菌の菌体を破砕抜水または塩類溶液で有効成
分を抽出し、有機溶媒を加えて、抗腫瘍性成分を沈澱と
して、回収する方法(特公昭38−1647)、溶連菌
を溶菌酵素リゾチーム、セルラーゼまたは蛋白質分解酵
素により、溶菌し、活性画分を水溶性区分として分画す
る方法(英国特許第1165865号)溶連菌の菌体を
破砕抜水不溶性物質を採堆し1、核酸分解酵素および蛋
白分解酵素で処理する方法(特開昭55−7014)な
どが知られている。
分を抽出し、有機溶媒を加えて、抗腫瘍性成分を沈澱と
して、回収する方法(特公昭38−1647)、溶連菌
を溶菌酵素リゾチーム、セルラーゼまたは蛋白質分解酵
素により、溶菌し、活性画分を水溶性区分として分画す
る方法(英国特許第1165865号)溶連菌の菌体を
破砕抜水不溶性物質を採堆し1、核酸分解酵素および蛋
白分解酵素で処理する方法(特開昭55−7014)な
どが知られている。
このように、ストレプトコツカス属細菌そのものもしく
はその菌体成分に抗腫瘍活性があることは広く知られて
いるのであるが、従来知られたものは、菌体もしくけ水
溶性もしくは水不溶性高分子細胞構成物質であるに過ぎ
なかった。菌体もしくけ菌体内から有効成分を単離しよ
うとすれば、菌体を溶菌したり、機械的に破砕したりし
て全体を分画し力ければ々らkかった。
はその菌体成分に抗腫瘍活性があることは広く知られて
いるのであるが、従来知られたものは、菌体もしくけ水
溶性もしくは水不溶性高分子細胞構成物質であるに過ぎ
なかった。菌体もしくけ菌体内から有効成分を単離しよ
うとすれば、菌体を溶菌したり、機械的に破砕したりし
て全体を分画し力ければ々らkかった。
このような処理では、精製は複線となり、有効成分の単
離はきわめて困難であった。実際忙分離し、有効成分と
して測定された例では分子量200.000の蛋白質が
知られている(特公昭48−43841、特開昭51−
44617)K過ぎない。
離はきわめて困難であった。実際忙分離し、有効成分と
して測定された例では分子量200.000の蛋白質が
知られている(特公昭48−43841、特開昭51−
44617)K過ぎない。
本発明者らは、先に1ストレプトコツカス属細菌の生産
する抗腫瘍性有効成分をめて鋭意研究した結果、ストレ
プトコツカス属細菌を培養するに際し、培養中の適当な
時期にペニシリン又はその関連物質を添加して培養し、
各種菌体生産物を菌体外に排出せしめる方法ストレプト
コツカス属に属する生理活性物質生産菌を増得する方法
およびこの細菌を培養し、生理活性物質を生産する方法
などを見出すに至ったのである。また、このようKして
得られた生理活性物質8PF−1および8PF−2、抗
腫瘍性組成物5PF−100は培養ろ液から精製、分離
し、いずれも新規物質乃至は新規組成物と認められたの
である。
する抗腫瘍性有効成分をめて鋭意研究した結果、ストレ
プトコツカス属細菌を培養するに際し、培養中の適当な
時期にペニシリン又はその関連物質を添加して培養し、
各種菌体生産物を菌体外に排出せしめる方法ストレプト
コツカス属に属する生理活性物質生産菌を増得する方法
およびこの細菌を培養し、生理活性物質を生産する方法
などを見出すに至ったのである。また、このようKして
得られた生理活性物質8PF−1および8PF−2、抗
腫瘍性組成物5PF−100は培養ろ液から精製、分離
し、いずれも新規物質乃至は新規組成物と認められたの
である。
本発明者らは、更に一段とすぐれた抗腫瘍性有効成分を
ストレプトコツカス属に属する生理活性物質生産菌にめ
て詳細なる研究を行った結果、卓越した抗腫瘍性を有す
る全く新規な抗腫瘍性組成物8PF−1ooo’e培養
液中に見出した。本発明の抗腫瘍性組成物8PF−10
00は培養中菌体外に排出され、培養液中に蓄積される
ので、菌体を濾過して除去し、培養炉液を精製すればよ
いので、分離はかなり容易なものとなる。
ストレプトコツカス属に属する生理活性物質生産菌にめ
て詳細なる研究を行った結果、卓越した抗腫瘍性を有す
る全く新規な抗腫瘍性組成物8PF−1ooo’e培養
液中に見出した。本発明の抗腫瘍性組成物8PF−10
00は培養中菌体外に排出され、培養液中に蓄積される
ので、菌体を濾過して除去し、培養炉液を精製すればよ
いので、分離はかなり容易なものとなる。
本発明の抗腫瘍性組成物8PF−1000は培養液中に
排出されるとともに、分子量が500〜15.000と
比較的小さいことKよって特長づけられる。
排出されるとともに、分子量が500〜15.000と
比較的小さいことKよって特長づけられる。
従来、溶連菌関連の抗腫瘍性物質で、培養液中に蓄積さ
れたものは々く、また分子量数万以下のものは知られて
おらず、本発明者らにより初めて知り得たもので、本発
明の抗腫瘍性組成物5PF−iooou元素分析、呈色
反応、比旋光度等からペプチド様物質からなる組成物と
認められるが、紫外m吸収スペクトルで特異彦極大吸収
があり、従来広く知られた抗腫瘍性物質などとも明らか
に相異する物質であって、組成物として新規なものと認
められるものである。
れたものは々く、また分子量数万以下のものは知られて
おらず、本発明者らにより初めて知り得たもので、本発
明の抗腫瘍性組成物5PF−iooou元素分析、呈色
反応、比旋光度等からペプチド様物質からなる組成物と
認められるが、紫外m吸収スペクトルで特異彦極大吸収
があり、従来広く知られた抗腫瘍性物質などとも明らか
に相異する物質であって、組成物として新規なものと認
められるものである。
本発明は、ストレゾトコツカス属に属する抗腫瘍性組成
物8PF−1000生産菌を培養し、培養物から抗腫瘍
性組成物8PF−1000を採をすることを特徴とする
抗腫瘍性組成物8PF−1000の製法を包含するもの
である。
物8PF−1000生産菌を培養し、培養物から抗腫瘍
性組成物8PF−1000を採をすることを特徴とする
抗腫瘍性組成物8PF−1000の製法を包含するもの
である。
本発明においては、ストレゾトコツカス属に属する抗腫
瘍性組成物5PFI 000生産菌が広く使用される。
瘍性組成物5PFI 000生産菌が広く使用される。
この細菌の培養物は高分子透過性大腸菌変異株MP−2
(FFIRM−P5452)(Agric、 Blot
、 Chem、、43.371−578(1979)X
以下MP−2という)の生育阻止能を有する特徴の菌で
あり、下記の菌株があげられる。
(FFIRM−P5452)(Agric、 Blot
、 Chem、、43.371−578(1979)X
以下MP−2という)の生育阻止能を有する特徴の菌で
あり、下記の菌株があげられる。
5treptococcus pyogeyces A
TCC21060streptococcus sp、
A、TCC21597streptococcus
pyogeKes ATCC21546strepto
coccus pyogeKes ATCC21547
streptococcus pyoge?Les A
TCC2154Bこれら菌株は、培養液中で嫌気的に培
養される。
TCC21060streptococcus sp、
A、TCC21597streptococcus
pyogeKes ATCC21546strepto
coccus pyogeKes ATCC21547
streptococcus pyoge?Les A
TCC2154Bこれら菌株は、培養液中で嫌気的に培
養される。
培養液は肉エキス培地、酵母エキス培地、プレイン・ハ
ート骨インフュージョン培地(BHI培地)等の天然培
地がよぐ用いられるが、ストレヅトコツカス属細菌が有
効に生育する培地であれば炭素源、窒素源を含んだ一般
培地も使用することができる。培養はpH5,0〜8.
0、好ましくは6.1〜Z2で60〜40℃、好ましく
は35〜37℃で嫌気的に静置培養をおこ々うのが一般
的であるが、攪拌培養等の方法も採用することができる
。
ート骨インフュージョン培地(BHI培地)等の天然培
地がよぐ用いられるが、ストレヅトコツカス属細菌が有
効に生育する培地であれば炭素源、窒素源を含んだ一般
培地も使用することができる。培養はpH5,0〜8.
0、好ましくは6.1〜Z2で60〜40℃、好ましく
は35〜37℃で嫌気的に静置培養をおこ々うのが一般
的であるが、攪拌培養等の方法も採用することができる
。
本発明においては、培養中の適当力時期にペニシリン又
はその関連物質を添加することが、抗腫瘍性組成物8P
F−10000皐得に重要な役割をはたすことKなる。
はその関連物質を添加することが、抗腫瘍性組成物8P
F−10000皐得に重要な役割をはたすことKなる。
ペニシリン又はその関連物質の添加時期F137℃の培
養で対数増殖期にか\つた後3〜20時間の間、特に5
〜10時間が好ましい。その後1〜20時間、好ましく
Fi5〜15時間そのまま培養を続けることによって、
培養液中に抗腫瘍性組成物8PF−1000ft多量蓄
積させることができる。ペニシリン又はその関連物質と
してはすでに知られたペニシリンと類似の作用をもつ関
連物質であればいかなるものでもよいが、ペニシリンG
が普通用いられる。添加量はペニシリンGで100〜5
.000単位/IItl培養液、好ましくは500〜1
500単位/d培養液程度で十分である。
養で対数増殖期にか\つた後3〜20時間の間、特に5
〜10時間が好ましい。その後1〜20時間、好ましく
Fi5〜15時間そのまま培養を続けることによって、
培養液中に抗腫瘍性組成物8PF−1000ft多量蓄
積させることができる。ペニシリン又はその関連物質と
してはすでに知られたペニシリンと類似の作用をもつ関
連物質であればいかなるものでもよいが、ペニシリンG
が普通用いられる。添加量はペニシリンGで100〜5
.000単位/IItl培養液、好ましくは500〜1
500単位/d培養液程度で十分である。
得られた培養液は、遠心分離によって菌体を除去し、ろ
液に硫酸アンモニウムを添加し、50〜90%飽和度の
両分を分増して得られた沈澱物を燐酸緩衝液又は安定剤
全加えた燐酸緩衝液に溶解する。
液に硫酸アンモニウムを添加し、50〜90%飽和度の
両分を分増して得られた沈澱物を燐酸緩衝液又は安定剤
全加えた燐酸緩衝液に溶解する。
この水溶液をイオン交換体あるいはゲル濾過剤と接触せ
しめて、精製を繰返し、MP−2に対する抗菌活性を有
しかつ溶血性を呈しない両分を分取する。
しめて、精製を繰返し、MP−2に対する抗菌活性を有
しかつ溶血性を呈しない両分を分取する。
イオン交換体としてはイオン交換樹脂、イオン交換セル
ローズ、イオン交換セファデックス(ファルマシア社製
)、ハイトロキシルアパタイト等が用いられ、ゲル濾過
剤としてはトヨバールHW50FまたはHW、508F
(東洋曹達(社)製)、セファデックス(ファルマシア
社製)等が用いられる。前記のようにして得られた水溶
液をこれらのイオン交換体またはゲル濾過剤を充填した
カラ五に1適当力速度で通過せしめるか、あるいはイオ
ン交換体を入れた一定容器中に1一度にその水溶液を加
えて、これらの処理剤と有効物質を接触させる。溶出は
適当力場濃度と−の緩衝液を用いて行なう。イオン交換
体、ゲル濾過剤は2種以上組合わせて用いることもでき
る。たとえばD′BARセファデックスに吸着させ、次
いで溶出した液を更にトヨパールHW50FK通して精
製効果を上げることができる。
ローズ、イオン交換セファデックス(ファルマシア社製
)、ハイトロキシルアパタイト等が用いられ、ゲル濾過
剤としてはトヨバールHW50FまたはHW、508F
(東洋曹達(社)製)、セファデックス(ファルマシア
社製)等が用いられる。前記のようにして得られた水溶
液をこれらのイオン交換体またはゲル濾過剤を充填した
カラ五に1適当力速度で通過せしめるか、あるいはイオ
ン交換体を入れた一定容器中に1一度にその水溶液を加
えて、これらの処理剤と有効物質を接触させる。溶出は
適当力場濃度と−の緩衝液を用いて行なう。イオン交換
体、ゲル濾過剤は2種以上組合わせて用いることもでき
る。たとえばD′BARセファデックスに吸着させ、次
いで溶出した液を更にトヨパールHW50FK通して精
製効果を上げることができる。
MP−2に対し抗菌活性を有しかつ溶血性を呈しない画
分を更にイオン交換体あるいはゲル濾過剤と接触せしめ
て、精製効率を上げると抗菌活性画分と非抗菌活性画分
に分画される。この非抗菌活性画分が抗腫瘍性組成物8
PF−1000含有液であり、これを凍結乾燥すると淡
黄色の粉末となる。イオン交換体としてはDEAB)ヨ
パール650(東洋曹達(株)製)、QABセファデッ
クスA−25(7アルマシア社製)等が用いられ、ゲル
濾過剤としてはトヨバールHW50FまたはHW40F
(東洋曹達(株)製)等が用いられも前記のようにして
得られた非抗菌活性画分をこれらのイオン交換体又はゲ
ル濾過剤を充填したカラムに1適当々速度で通過せしめ
るか、あるいはイオン交換体を入れた一定容器中に一度
にその画分を加えて、これら処理剤と有効物質を接触さ
せる。
分を更にイオン交換体あるいはゲル濾過剤と接触せしめ
て、精製効率を上げると抗菌活性画分と非抗菌活性画分
に分画される。この非抗菌活性画分が抗腫瘍性組成物8
PF−1000含有液であり、これを凍結乾燥すると淡
黄色の粉末となる。イオン交換体としてはDEAB)ヨ
パール650(東洋曹達(株)製)、QABセファデッ
クスA−25(7アルマシア社製)等が用いられ、ゲル
濾過剤としてはトヨバールHW50FまたはHW40F
(東洋曹達(株)製)等が用いられも前記のようにして
得られた非抗菌活性画分をこれらのイオン交換体又はゲ
ル濾過剤を充填したカラムに1適当々速度で通過せしめ
るか、あるいはイオン交換体を入れた一定容器中に一度
にその画分を加えて、これら処理剤と有効物質を接触さ
せる。
溶出は適当々塩濃度と…の緩衝液を用いて打力う。
イオン交換体、ゲル濾過剤は2種以上組合わせて用いる
こともできる。たとえばDEAF!)ヨパール650に
吸着させ、次いで溶出した液を更にトヨバールHW40
Fに通すと、精製効率は更に向上する。
こともできる。たとえばDEAF!)ヨパール650に
吸着させ、次いで溶出した液を更にトヨバールHW40
Fに通すと、精製効率は更に向上する。
実施例1で得られた本発明の抗腫瘍性組成物5PF−1
000はペプチド性物質で、その理化学的性質は次に示
す通りである。
000はペプチド性物質で、その理化学的性質は次に示
す通りである。
1、 元素分析
2、分子量
ゲル炉適法による測定では、分子量約500〜15,0
00である。
00である。
3、分解点
本物質は150℃で褐変し、200℃に々ると黒色とな
り分解する。
り分解する。
4、 比旋光度
〔α]p=−5.0°〜−50.0°(C=1.0O)
5、紫外線吸収スペクトル 本物質の0.1%の水溶液の紫外線吸収スペクトルは第
1図に示される。275nmに吸収極大がみられ特徴的
である。
5、紫外線吸収スペクトル 本物質の0.1%の水溶液の紫外線吸収スペクトルは第
1図に示される。275nmに吸収極大がみられ特徴的
である。
6、 赤外線吸収スペクトル
第2図に示される。
Z 溶剤に対する溶解性
水に可溶であるが、メタノール、エタノールには一部溶
解し、n−プロパツール、n−プタノール、インブタノ
ール、n−へキサン、クロロホルム、アセトン、メチル
イソブチルケトン、エチルエーテル等の溶剤には難溶又
は不溶である。
解し、n−プロパツール、n−プタノール、インブタノ
ール、n−へキサン、クロロホルム、アセトン、メチル
イソブチルケトン、エチルエーテル等の溶剤には難溶又
は不溶である。
8、塩基性、酸性、中性の区別
本物質の1.0%水溶液の−は6.5である。
9 物質の色
淡黄色粉末状であろう
10、呈色反応
ニンヒドリン反応 十
ビュウレット反応 十
ローリ−反応 十
モーリッシュ反応 −
デイシエ反応 −
アンスロン反応 −
システィン硫酸反応 −
11、安定化
本物質はL−システィン、ジチオスレイトール(DTT
)、グリセロール、アルブミン、グロブリン、α−およ
びβ−サイクロデキストリン、硫酸アン七ニウム、食塩
等の添加によって安定化される。
)、グリセロール、アルブミン、グロブリン、α−およ
びβ−サイクロデキストリン、硫酸アン七ニウム、食塩
等の添加によって安定化される。
次忙本発明における抗菌活性及び溶血性は次の様忙して
測定する。
測定する。
抗菌活性
測定にはMP−2を使用して、MP−2に対する生育阻
止能をもって抗菌活性の指標とする。また、この原理を
利用した鵜高法(J、 of Autibiotics
。
止能をもって抗菌活性の指標とする。また、この原理を
利用した鵜高法(J、 of Autibiotics
。
工5. 1319〜1!+25 (1982))にょシ
、生理活性物質の単位を決定する。
、生理活性物質の単位を決定する。
すなわち、バクト・アンチパイオチックメディアム3(
ディフコ社製)1.75%、寒天1.3チより成る培地
(M3培地)を120’C115分加熱殺菌し、20d
ずつシャーレに分注し、放冷してプレート培地を調製す
る。
ディフコ社製)1.75%、寒天1.3チより成る培地
(M3培地)を120’C115分加熱殺菌し、20d
ずつシャーレに分注し、放冷してプレート培地を調製す
る。
一方、ペプトン0.5%、肉エキス0.5%、塩化ナト
リウム0.5%、寒天0.8チより成る培地を120℃
、15分加熱殺菌する。その後42℃の悟温槽に保ち、
培地の温度が42℃になったらあらかじめ57℃で17
時間培養したMP−2菌を1d中に104個の細胞が存
在するように培地中に加える。ピペットによって2−t
−採申し、あらかじめ作製して置いたM5培地表面上に
加え、すばやく均一にひろげ固化させる。次いで被験液
を適当に希釈して、その溶液0.05−をペーパー・デ
ィスク(直径81111) (東洋濾紙(株)製)にし
み込ませる。このペーパー・ディスクを前記作製プレー
ト上に置き、67℃で17時間培養し、被験物質によっ
てできる阻止円の観察して抗菌活性を検査し、阻止円の
直径10諺を与える被験物質の生理活性を測定し、一単
位(1u)と定義する。
リウム0.5%、寒天0.8チより成る培地を120℃
、15分加熱殺菌する。その後42℃の悟温槽に保ち、
培地の温度が42℃になったらあらかじめ57℃で17
時間培養したMP−2菌を1d中に104個の細胞が存
在するように培地中に加える。ピペットによって2−t
−採申し、あらかじめ作製して置いたM5培地表面上に
加え、すばやく均一にひろげ固化させる。次いで被験液
を適当に希釈して、その溶液0.05−をペーパー・デ
ィスク(直径81111) (東洋濾紙(株)製)にし
み込ませる。このペーパー・ディスクを前記作製プレー
ト上に置き、67℃で17時間培養し、被験物質によっ
てできる阻止円の観察して抗菌活性を検査し、阻止円の
直径10諺を与える被験物質の生理活性を測定し、一単
位(1u)と定義する。
溶血性
測定には血液寒天培地を使用する。この培地はポリペプ
トン11/、肉エキス0.6g、寒天2.4g、塩化ナ
トリウム1.7Jl蒸溜水180dに溶解し、…を7.
OK調節して、120℃、15分間加熱殺菌する。そ
の後約50℃に冷却pてから、無菌的に脱繊馬血液10
1dを加え、20dずつシャーレに分注し、放冷してプ
レート培地を調製する。
トン11/、肉エキス0.6g、寒天2.4g、塩化ナ
トリウム1.7Jl蒸溜水180dに溶解し、…を7.
OK調節して、120℃、15分間加熱殺菌する。そ
の後約50℃に冷却pてから、無菌的に脱繊馬血液10
1dを加え、20dずつシャーレに分注し、放冷してプ
レート培地を調製する。
この培地に被験物質を塗布し、−夜放置後溶血斑を観察
して、被験物質の溶血性を判定する。
して、被験物質の溶血性を判定する。
次に本発明の実施例を示す。
実施例1
streptococcIIs pyogenes A
TCC21060をBHI培地1001111!に接種
して37℃、8時間静置培養をおこなって得た種培養液
を第1表に示す培地A1ノに接種し、種培養と同一条件
で嫌気的に前培養を行った。
TCC21060をBHI培地1001111!に接種
して37℃、8時間静置培養をおこなって得た種培養液
を第1表に示す培地A1ノに接種し、種培養と同一条件
で嫌気的に前培養を行った。
第1表 培地人
肉エキス 0.5%
ポリペプトン 1.0%
酵母エキス 0.25チ
カザミノ酸 0.25チ
塩化ナトリウム 0.5チ
pH=6..8
101ジャーファーメンタ−に培地A8Jを投入して1
20℃、1□0分間加熱殺菌後、37℃まで冷却して、
前培養液1ノを接種し、57℃、15.5時間、pH6
,8,300回転/分で攪拌しながら嫌気的に培養する
。次いでペニシリンG1,000単位/ ml培養液に
なるように添加して、培養を更に5時間継続した。得ら
れた培養液を遠心分離Kかけて、菌体を除去した。
20℃、1□0分間加熱殺菌後、37℃まで冷却して、
前培養液1ノを接種し、57℃、15.5時間、pH6
,8,300回転/分で攪拌しながら嫌気的に培養する
。次いでペニシリンG1,000単位/ ml培養液に
なるように添加して、培養を更に5時間継続した。得ら
れた培養液を遠心分離Kかけて、菌体を除去した。
培養ろ液には硫酸アンモニウムを添加し、50〜90%
飽和度で沈澱する両分を分取した。この沈澱物はMP−
2の生育を阻止する生理活性物質′150X10’uを
含有していた。この沈澱物を、安定剤L−システィンを
少量含む1×10−tM1pH7,0の燐酸緩衝液(I
G(、PO4−Na、HPO,) 300telに溶解
し、この水溶液をDEADセルローズカラム(5×70
cm)K吸着させた後、0.6M塩化す) l)ラムを
含む上記燐酸緩衝液を用いて、段階的に溶出させ、11
1.りX10’uの生理活性画分を分取した。この生理
活性画分をDEAEセファデックスA−25カラム(2
,6X70傭)に吸着させ、次いで上記燐酸緩衝液中の
塩化す) l)ラム濃度を直線的に上昇させて溶出を行
ない、99.2x10’Uの生理活性区分を分取した。
飽和度で沈澱する両分を分取した。この沈澱物はMP−
2の生育を阻止する生理活性物質′150X10’uを
含有していた。この沈澱物を、安定剤L−システィンを
少量含む1×10−tM1pH7,0の燐酸緩衝液(I
G(、PO4−Na、HPO,) 300telに溶解
し、この水溶液をDEADセルローズカラム(5×70
cm)K吸着させた後、0.6M塩化す) l)ラムを
含む上記燐酸緩衝液を用いて、段階的に溶出させ、11
1.りX10’uの生理活性画分を分取した。この生理
活性画分をDEAEセファデックスA−25カラム(2
,6X70傭)に吸着させ、次いで上記燐酸緩衝液中の
塩化す) l)ラム濃度を直線的に上昇させて溶出を行
ない、99.2x10’Uの生理活性区分を分取した。
更に1この溶出液を濃縮し、ゲル濾過剤トヨパールHW
50Fカラム(2,6xlo 0cIIL)K加えて、
ゲルrp過を性力い、これを凍結乾燥すれば、!+4.
5xjO’uの生理活性物質の凍結乾燥標品1670〜
を得た。
50Fカラム(2,6xlo 0cIIL)K加えて、
ゲルrp過を性力い、これを凍結乾燥すれば、!+4.
5xjO’uの生理活性物質の凍結乾燥標品1670〜
を得た。
この標品を燐酸緩衝液に溶解した後DBAFt)コパー
ル650力1ラム(26,4x45α)K吸着させ、次
いで上記燐酸緩衝液中の塩化す) +)ラム濃度を直線
的に上昇させて溶出を行い、非抗菌活性画分を分取して
、凍結乾燥し抗腫瘍性組成物8PF−10001159
w9を得た。
ル650力1ラム(26,4x45α)K吸着させ、次
いで上記燐酸緩衝液中の塩化す) +)ラム濃度を直線
的に上昇させて溶出を行い、非抗菌活性画分を分取して
、凍結乾燥し抗腫瘍性組成物8PF−10001159
w9を得た。
この抗腫瘍性物質8PF−1000を被験物質とした抗
腫瘍活性試験は実致例1および2に示す。
腫瘍活性試験は実致例1および2に示す。
実施例2
streptococcus pyogenes AT
CC21060を第2表に示す培地Bを用いて、実施例
1と同様に(2て培養した。この培養F液を実施例1と
同様に精製して、抗腫瘍性組成物8PF−100017
30■を得た。
CC21060を第2表に示す培地Bを用いて、実施例
1と同様に(2て培養した。この培養F液を実施例1と
同様に精製して、抗腫瘍性組成物8PF−100017
30■を得た。
第2表 培地B
肉エキス 1チ
ポリペプトン 1%
酵母エキス 0.25チ
塩化ナトリウム 0.1%
…=6.7
実施例6
streptococcus pyogeues AT
CC21060を第6表に示す培地Cを用いて、実施例
1と同様にして培養した。この培養ろ液を実施例1と同
様にして精製して、抗腫瘍性組成物8PF−10005
000Wvを得た。
CC21060を第6表に示す培地Cを用いて、実施例
1と同様にして培養した。この培養ろ液を実施例1と同
様にして精製して、抗腫瘍性組成物8PF−10005
000Wvを得た。
第6表 培地C・
マルトース 1チ
肉エキス 1%
ポリペプトン 1チ
酵母エキス 0.25チ
酸性第−燐酸カリウム 0.1%
硫酸マグネシウム 0.05チ
塩化ナトリウム 0.5%
pH=6.5
実験例1
in vitro Kおける被検薬の抗腫瘍活性測定試
験は細胞阻害度測定法にもとづいて実施した。
験は細胞阻害度測定法にもとづいて実施した。
腫瘍細胞と11.てはL −517B Y(Leuke
mia) f用い、これを10チFC8添加RPM11
640培地(5wv/lカナマイシン含有)に懸濁し念
。
mia) f用い、これを10チFC8添加RPM11
640培地(5wv/lカナマイシン含有)に懸濁し念
。
この培養液0.45mをファルコン205Bチューブに
注加し、細胞数が1 x 10” cell/1ube
になるようにした。次いでこの培養液に所定量の被検
薬(抗腫瘍性組成物8PF−1000tQ、05mの培
養液に溶解)を注加して、′57℃で5 % Cot存
在下に培養した。被検薬を添加して48時間後にトリバ
ンプルーによる染色をおこない、次式により細胞阻害度
を算出した。
注加し、細胞数が1 x 10” cell/1ube
になるようにした。次いでこの培養液に所定量の被検
薬(抗腫瘍性組成物8PF−1000tQ、05mの培
養液に溶解)を注加して、′57℃で5 % Cot存
在下に培養した。被検薬を添加して48時間後にトリバ
ンプルーによる染色をおこない、次式により細胞阻害度
を算出した。
実施例1で得られた抗腫瘍性組成物5PF−1000を
被検薬とした結果を第4表に示す。
被検薬とした結果を第4表に示す。
第4表 細胞阻害度(チ)
8PF−1000(II/lJ) L−517BY2.
0 55.5 1、0 21.0 実験例2 in vivoにおける被検薬の抗腫瘍活性試験はcR
J−CD−1(IcR系、雄性、7週齢)マウスを使用
して実施した。
0 55.5 1、0 21.0 実験例2 in vivoにおける被検薬の抗腫瘍活性試験はcR
J−CD−1(IcR系、雄性、7週齢)マウスを使用
して実施した。
腫瘍細胞としてFi 8arcoma −180腹水癌
細胞を用い、これをHank溶液忙浮遊させ、マウスの
腹腔内KO,1m1j(細胞数2 X 10’ cel
lm )接種した。
細胞を用い、これをHank溶液忙浮遊させ、マウスの
腹腔内KO,1m1j(細胞数2 X 10’ cel
lm )接種した。
この腫瘍細胞接種後、1日1回5日間連続して被検薬の
所定量を腹腔内に投与して、その生存数を観察したつ 実施例1で得られた抗腫瘍性組成物8PF−1000を
被検薬とした結果を第5表に示す。
所定量を腹腔内に投与して、その生存数を観察したつ 実施例1で得られた抗腫瘍性組成物8PF−1000を
被検薬とした結果を第5表に示す。
第5 表 8PF−1000の抗腫瘍活性−マウスの生
存数一 対照 878 B、/88/82/8 Q/8 Q/8
0、5 8/88/8 B/88/88/87/8
存数一 対照 878 B、/88/82/8 Q/8 Q/8
0、5 8/88/8 B/88/88/87/8
第1図は抗腫瘍性組成物8PF−10000,1qb水
溶液の紫外線吸収スペクトルを示し、第2図は同じく赤
外線吸収スペクトルを示す。 代理人 弁理士 戸 1)親 男 手続補正書 昭和59年9月21日 特許庁長官殿 1、事件の表示 特願昭59−95678 2、発明の名称 抗腫瘍性組成物5PF−1000及びその製法6、補正
をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 名古屋市名東区植園町1丁目24番6号氏名
鵜 高 重 三(ほか2名) 4、代理人 住 所 〒105東京都港区虎ノ門−丁目19番14号
5、補正により増加する発明の数 なし&補正の対象 発明の名称及び明細書 Z補正の内容 (1、発明の名称を 「抗腫瘍性物質5PF−1,000及びその製法」と補
正する。 (2)明細書全文を別紙のとお夛補正する。 明 細 書 1、発明の名称 抗腫瘍性物質5PF−1000及びその製法2、特許請
求の範囲 (1)下記の理化学的性質を有する抗腫瘍性物質8PF
−1000゜ 1、 元素分析 C:53.91 % 〜51.55%、H: 5.87
−〜4.84%、 N:12.86%〜11.47% 2、分子量 ゲル濾過法による測定では、分子量約 500・〜152口00である。 3、分解点 本物質は、150℃で褐変し、200 ℃になると黒色となシ分解する。 4、比旋光度 〔α〕甘ユニー5.0°〜−−50,0°” (C=1
.0O)5、紫外線吸収スペクトル 本物質の0.1−の水溶液の紫外線吸収スペクトルは第
1図に示される。275nmに吸収極大がみられ、特徴
的であ る。 6、赤外線吸収スペクトル 第2図に示される。 l 溶剤に対する溶解性 水に9溶であるが、メタノール、エタ ノールには一部溶解し、n−プロパツ ール、n−ブタノール、インブタノー ル、n−ヘキサン、クロロホルム、ア セトン、メチルイソブチルケトン、エ チルエーテル等の溶剤には難溶又は不 溶である。 8、塩基性、酸性、中性の区別 本物質の1.0%水溶液のp)(は6.5である。 9 物質の色 淡黄色粉末状である。 10、呈色反応 ニンヒドリン反応 十 ビュウレット反応 十 ローリ−反応 十 モーリッシュ反応 − デイシエ反応 − アンスロン反応 − システィン硫酸反応 − 11、安定化 本物質はL−システィン、ジチオマレ イトール(DTT’)、グリセロール、アルブミン、グ
ロブリン、α−および β−ナイクロデキストリン、硫酸アン モニウム、食塩等の添加によって安定 化される。 (2)ストレプトコツカス属に属する抗腫瘍す質5PF
−1000生産菌を培養し、培養物から抗腫瘍性物質8
PF−1000を採取することを特徴とする抗腫瘍性物
質8PF−1000の製法。 (3)ストレプトコツカス属に属する抗腫瘍性物質8P
F−1000生産菌を培養するに際し、培養中の適当な
時期に4ニジリン又はその関連物質を添加して培養する
ことを特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の抗腫瘍
性物質5PF−1000の製法。 3、発明の詳細な説明 本発明は、新規な抗腫瘍性物質8PF−1000及びそ
の製法に関するものである。 従来、溶血性連鎖状球菌(以下溶連菌という)の生菌体
を弱毒化して製剤化したものは、すてに制癌剤として使
用されている。 また、溶連菌の菌体を破砕漬水または塩類溶液で有効成
分を抽出し、有機溶媒を加えて、抗腫瘍性成分を沈澱と
して、回収する方法(%公l@68−1647)、溶連
菌を溶菌酵素リゾチーム、セルラーゼまたは蛋白質分解
酵素によシ、溶菌し、活性画分を水溶性区分として分画
する方法(英国特許第1165865号)溶連菌の菌体
を破砕抜水不溶性物質を採取し、核酸分解酵素および蛋
白分解酵素で処理する方法(特開昭55−7014)な
どが知られている。 このように、ストレプトコツカス属細菌そのものもしく
はその菌体成分に抗腫瘍活性があることは広く知られて
いるのであるが、従来知られたものは、菌体もしくは水
溶性もしくは水不溶性高分子細胞構成物質であるに過ぎ
なかった。菌体もしくは菌体内から有効成分を単離しよ
うとすれば、菌体を溶菌したシ1機械的に破砕したシし
て全体を分画しなければならなかった。 このような処理では、精製は複雑となり、有効成分の単
離はきわめて困難であった。実際に分離し、有効成分と
して測定された例では分子量200.000の蛋白質が
知られている(特公昭48−45841.%開昭51−
44617)に過ぎない。 本発明者らは、先に、ストレプトコツカス属細菌の生産
する抗腫瘍性有効成分をめて鋭意研究した結果、ストレ
プトコツカス属細菌を培養するに際し、培養中の適当な
時期にハニシリン又はその関連物質を添加して培養し、
各種菌体生産物を菌体外に排出せしめる方法、ストレプ
トコツカス属に属する生理活性物質生産菌を取得する方
法およびこの細菌を培養し、生理活性物質を生産する方
法などを見出すに至りだのである。また、このようにし
て得られた生理活性物質5PF−1おヨヒ5PF−2、
抗腫瘍性物質8PF−100は培養p液から積装、分離
し、いずれも新規物質と認められたのである。 本発明者らは、更に一段とすぐれた抗腫瘍性有効成分を
ストレプトコツカス属に属する生理活性物質生産菌にめ
て詳細なる研究を行った結果、卓越した抗腫瘍性を有す
る全く新規な抗腫瘍性物質8PF−1000を培養液中
に見出した。本発明の抗腫瘍性物質5PF−1000は
培養生菌体外に排出され、培養液中に蓄積されるので、
菌体を濾過して除去し、培″#p液を精製すればよいの
で、分離はかなシ容易なものとなる。 本発明の抗腫瘍性物質5PF−1000は培養液中に排
出されるとともに、分子量が500〜15.000と比
較的小さいことによって特長づけられる。 従来、溶連菌関連の抗腫瘍性物質で、培養液中に蓄積さ
れたものはなく、また分子量数万以下のものは知られて
おらず1本発明者らによ)初めて知9得たもので、本発
明の抗腫瘍性物質8PF−1000は元素分析、呈色反
応、比旋光度等からペプチド様物質からなる組成物と認
められるが、紫外線吸収スペクトルで特異な極大吸収が
あり、従来広く知られた抗腫瘍性物質などとも明らかに
相異する物質であって、物質として新規なものと認めら
れるものである。 本発明は、ストレプトコツカス属に属する抗腫瘍性物質
8PF−1000生産菌を培養し、培養物から抗腫瘍性
物質8PF−1000を採取することを特徴とする抗腫
瘍性物質8PF−1000の製法を包含するものである
。 本発明においては、ストレプトコツカス属に属する抗腫
瘍性物質19PF−1000生産菌が広く使1 用され
る。この細菌の培養物は高分子透過性大腸菌変異株MP
−2(FW几M−P5432)(’Agric、 Bi
ol、 Chem、、 43.371−378(197
9))(以下MP−2という)の生育阻止能を有する特
徴の菌であり、ド記の菌株があげられる。 5treptococcus pyogenes AT
CC21060、5treptococcus sp、
ATCC21597streptococcus p
yogenes ATCC21546streptoc
occus pyogenes ATCC21547s
treptococcus pyogenes ATC
C2154Bこれら菌株は、培養液中で嫌気的に培養さ
れる。 培養液は肉エキス培地、酵母エキス培地、プレイン・ハ
ート・インフュージョン培地(BHI培地)等の天然培
地がよく用いられるが、ストレプトコツカス属細菌が有
効に生育する培地であれば炭素源、窒素源を含んだ一般
培地も使用することができる。培養は肯5.0〜8.0
、好ましくは6.1〜Z2で30〜40℃、好ましくは
55〜37℃で嫌気的に静置培養をおこなうのが一般的
であるが、撹拌培養等の方法も採用することができる。 本発明においては、培養中の適当な時期にはニジリン又
はその関連物質を添加することが、抗腫瘍性物質S、P
F−1000の取得に重要な役割をはたすことになる。 o ニシリ/又はその関連物質の添加時期は37℃の培
養で対数増殖期吟か\つた後5〜20時間の間、特に5
〜10時間が好ましい。その後1〜20時間、好ましく
は3〜15時間そのまま培養を続けることによって、培
養液中に抗腫瘍性物質8PF−1000を多量蓄積させ
ることができる。スニシリン又はその関連物質としては
すでに知られたペニシリンと類似の作用をもつ関連物質
であればいかなるものでもよいが、べ二シ+77Gが普
通用いられる。添加量ははニジリンGで100〜5.0
00単位/d培養液、好ましくは600〜1,500単
位/ ml培養液程度で十分である。 得られた培養液は、遠心分離によって画体を除去し、炉
液に硫酸アンモニウムを添加し、50〜90チ飽和度の
画分を分取して得られた沈澱物を燐酸緩衝液又は安定剤
を加えた燐酸緩衝液に溶解する。 この水溶液をイオン交換体あるいはゲルー過剤と接触せ
しめて、精製を繰返し、MP−2に対する抗菌活性を有
しかつ溶血性を呈しない両分を分取する。 イオン交換体としてはイオン交換樹脂、イオン交換セル
ローズ、イオン交換セファデックス(ファルマシア社製
)、ハイトロキシルアノぐタイト等が用いられ、ゲル濾
過剤としてはトヨパールHW5DFまたはI(W508
F (東洋曹達(社)製)、七フ゛アデツクス(ファ
ルマシア社製)等が用いられる。前記のようにして得ら
れた水溶液をこれらのイオン交換体またはゲル濾過剤を
充填したカラムに、適当な速度で通過せしめるか、ある
いはイオン交換体を入れた一定容器中に、一度にその水
溶液を加えて、これらの処理剤と有効物質を接触させる
。溶出は適当な塩濃度と囲の緩衝液を用いて行なう。イ
オン交換体、ゲル濾過剤は2種以上組合わせて用いるこ
ともできる。たとえばDEWセファデックスに吸着させ
、次いで溶出した液を更にトヨパールHW50Fに通し
てf/に効果を上げることができる− MP−2に対し抗菌活性を有しかつ溶血性を呈しない両
分を更にイオン交換体あるいはゲル濾過剤と接触せしめ
て、精製効率を上げると抗菌活性画分と非抗菌活性画分
に分画される。この非抗菌活性画分が抗腫瘍性物質8P
F−1000含有液であり、これを凍結乾燥すると淡黄
色の粉末となる。 イオン交換体としてはDRAW)ヨパール650(東洋
曹達(株)製)、QAEセファデックスA−25(7ア
ルマシア社製)等が用いられ、ゲル濾過剤としてはトヨ
パールHW50FまたはHW40F(東洋曹達(株)製
)等が用いられる。前記のようにして得られた非抗菌活
性画分をこれらのイオン交換体又はゲルテ過剤を充填し
たカラムに、適当な速度で通過せしめるか、あるいはイ
オン交換体を入れた一定容器中に一度にその画分を加え
て、これら処理剤と有効物質を接触させる。 溶出は適当な塩濃度と−の緩衝液を用いて行なう。 イオン交換体、ゲル濾過剤は2種以上組合わせて用いる
こともできる。たとえばDFiAB)ヨパール650に
吸着させ、次いで溶出した液を更にトヨパールHW40
Fに通すと、精製効率は更に向上する。 実施例1で得られた本発明の抗腫瘍性物質5PF−10
00はペプチド性物質で、その理化学的性質は次に示す
通りである。 1、 元素分析 C:53.91%〜51.55% H: 5.87−〜4.84% N:12.86チ〜11.47% 2、分子量 ゲルp過法による測定では、分子量約 500〜15 、ODDである。 3、分解点 本物質は150℃で褐変し、200℃になると黒色とな
夛分解する。 4、比旋光度 ((1)20 :: 5. Q°−50,0° (C=
1.00)5、紫外線吸収スペクトル 本物質の0.1チの水溶液の紫外線吸収スペクトルは第
1図に示される。275nmに吸収極大がみられ特徴的
である。 6、赤外線吸収スペクトル 第2図に示される。 l 溶剤に対する溶解性 水に可溶であるが、メタノール、エタノールには一部溶
解し、n−プロパツール、n−ブタノール、インブタノ
ール、n−へキサン、クロロホルム、アセトン、メチル
イソブチルケトン、エチルエーテル等の溶剤には離溶又
は不溶である。 8、塩基性、酸性、中性の区別 本物質の1.0チ水溶液の…は6.5である。 9 物質の色 淡黄色粉末状である。 10、呈色反応 ニンヒドリン反応 十 ビュウレット反応 十 ローリ−反応 十 モーリッシュ反応 − デイシエ反応 − アンスロン反応 − システィン硫酸反応 − 11、安定化 本物質はL−7ステイ/、ジチオスレイトール(DTT
)、グリセロール、アルプミ/、グロブリン、α−お
よびβ−サイクロデキストリン、’rAdlアンモニウ
ム、食塩等の添加によって安定化される。 次に本発明における抗菌活性及び溶血性は次の様にして
測定する。 抗菌活性 測定にはMP−2を使用して、MP−2に対する生育阻
止能をもって抗菌活性の指標とする。また、この原理を
利用した鵜高法(J、 ofA?Ltibiotics
、55,1519〜1625(1982))によシ、生
理活性物質の単位を決定する。 すなわち、バクト・アンチパイオチツクメディアム3(
ディフコ社m)1.75%、寒天1.5チよシ成る培地
(M5培地)を120℃、15分加熱殺菌し、>odず
つシャーレに分注し、放冷してプレート培地を調製する
。 一方、ベソトノ0.5%、肉エキス0.5%、塩化ナト
リウム0.3%、寒天0.8チより成る培地を120℃
、15分加熱殺丙する。その後42℃の恒温槽に保ち、
培地の温度が42℃になったらあらかじめ67℃で17
時間培養したMP−2菌を111Il中に1041vA
の細胞が存在するように培地中に加える。ピペットによ
って2dを採取し、あらかじめ作製して置いたM5培地
表面上に加え、すばやく均一にひろげ固化させる。次い
で被験液を適当に希釈して、その溶液0..057dを
ペーパー・ディスク(直径8111K)(東洋p紙(株
)製)にしみ込ませる。このは−パー・ディスクを前記
作製プレート上に置き、57℃で17時間培養し、被験
物質によってできる阻止円の観察して抗菌活性を検査し
、阻止円の直径10朋を与える被験物質の生理活性を測
定し、一単位(1u)と定義する。 l 溶血性 測定には血液寒天培地を使用する。この培地はポリにゾ
トン11.肉エキス0.6g、寒天2.4g、塩化ナト
リウム1.7gを蒸溜水180ゴに溶解し、−を7.n
t/c調節して、120℃、15分間加熱殺菌する。そ
の後約50℃に冷却してから、無菌的に脱繊馬血液10
ゴを加え、23m/ずつシャーレに分注し、放冷してプ
レート培地を調製する。 この培地に被験物質を塗布し、−夜放置後溶血斑を観察
して、被験物質の溶血性を判定する。 次に本発明の実施例を示す。 実施例1 streptococcus pyogenes AT
CC21060をBHI培地1ooWLlに接種して6
7℃、8時間静置培養をおこなって得た種培養液を第1
表に示す培地Allに接種し、種培養と同一条件で嫌気
的に前培養を行った。 第1 表 培地A 肉エキス 0.5チ ポリペプトン 1.0% 酵母エキス 025チ カザミノ酸 0.25チ 塩化ナトリウム 0.5% 困=68 101uヤーフアーメンターに培地A81を投入して1
20℃、10分間加熱殺菌後、67℃まで冷却して、前
培養液11を接種し、37℃、15.5時間、−6,8
,600回転/分で撹拌しながら嫌気的に培養する。次
いでペニシリンG1.000単位/11Ll培養液にな
るように添加して、培養を更に5時間継続した。得られ
た培養液を遠心分離にかけて、菌体を除去した。 培養P液には硫酸アンモニウムを添加し、50〜90%
飽和度で沈澱する自分を分取した。この沈澱物はMP−
2の生育を阻止する生理活性物質150X10’uを含
有していた。この沈澱物を、安定剤L−7ステインを少
量含むlX10−2M、pi−17,0の燐酸緩衝液(
KH2PO4−Na2HPO4) 500dに溶解1−
1この水溶液をDEAEセルローズカラム(5X70α
)K吸着させた後、0.6M塩化ナトリウムを含む上記
燐酸緩衝液を用いて、段階的に溶出させ、111゜3
X 10’ uの生理活性画分を分取した。この生理活
性画分をDRAWセファデックスA−25カラA (2
−A x 70an )Krlk着させ、次いで上目己
燐酸緩衝液中の塩化す) IJウム濃度を直線的に上昇
させて溶出を行ない、99,2X 10’ uの生理活
性区分を分取した。更に、この溶出液を#縮し、ゲル濾
過剤トヨパールHW50Fカラム(2,6Xj 00c
R)に加えて、ゲル濾過を行ない、これを凍結乾燥すれ
ば、34.3X 10’Uの生理活性物質の凍結乾燥標
品1670■を得た。 この標品を燐酸緩衝液に溶解した後DEAEトヨパール
650カラム(26,4x 45cm)に吸着させ、次
いで上記燐酸緩衝液中の塩化す) IJウム濃度を直線
的に上昇させて溶出を行い、非抗菌活性画分を分取して
、凍結乾燥し抗腫瘍性物質5pF−10001139ダ
を得た。 この抗腫瘍性物質8PF−1000を被験物質とした抗
腫瘍活性試験は実験例1および2に示す。 実施例2 streptococcus pyogenes AT
CC21060を第2表に示す培地Bを用いて、実施例
1と同様にして培養した。この培養F液を実施例1と同
様に精製して、抗腫瘍性物質5PF−10001730
Ryを得た。 第 2 表 培地B 肉エキス 1% ポリにプトン 1チ 酵母エキス 0.25チ 塩化ナトリウム 0.1% …=6.7 実施例6 atreptococcus pyogenes AT
CC21060を第6表に示す培地Cを用いて、実施例
1と同様にして培養した。この培養F液を実施例1と同
様にして精製して、抗腫瘍性物質8PF−100030
00ダを得た。 第5 表 培地C マルトース 1チ 肉エキス 1チ ポリはプトン 1% 酵母エキス 0.25 % 酸性第一燐酸カリウム 0.1% 蝋酸マグネシウム 0.05% 塩化ナト−リウム 0.5% −二6.5 実験例1 in vitroにおける被検薬の抗腫瘍活性測定試験
は細胞阻害度測定法にもとづいて実施した。 腫瘍細胞としてはL −517B Y (Leukem
ia )を用い、これを10%FC8添加RPMI 1
640培地(519//カナマイシン含有)に懸濁した
。 この培養液0.45 m/をファルコン2058チュー
ブに注加し、細胞数がI X 10’ celllj
/ tubeになるようにした。次いでこの培養液に所
定量の被検薬(抗腫瘍性物質SPF’−1000を[]
、Q5mの培養液に溶解)を注加して、67℃で5 %
CO,存在下に培養した。被検薬を添加して48時間
後にトリバンプルーによる染色をおこない、次式により
細胞阻害度を算出した。 実施例1で得られた抗腫瘍性物質8PF−1000を被
検薬とした結果を第4表に示す。 第 4 表 細胞阻害度@) 8PF’−1000C■/m1)L−5178Y2.0
55.5 1、0 21.0 実験例2 in vivoにおける被検薬の抗腫瘍活性試験はCR
J−CD−1(IC几系、雄性、7週齢)マウスを使用
して実施した。 腫瘍細胞としてはSarcoma −180腹水癌細胞
を用い、これをHank溶液に浮遊させ、マウスの腹腔
内にQ、 1ml (細胞数2 X 10’ eels
)接種した。 この腫瘍細胞接種後、1日1回5日間連続して被検薬の
所定量を腹腔内に投与して、その生存数を観察した。 実施例1で得られた抗腫瘍性物質8PF−1000を被
検薬とした結果を第5表に示す。 第 5 表 8PF−1000の抗腫瘍活性−マウスの
生存数〜 日 数 投与量(+v) 0 10 15 20 25 30対
照 8/8 8/88/8 2/8 D/8 0/80
、s 8/8 B/88/88/s 8./s 7/s
4、図面の簡単な説明 第1図は抗腫瘍性物質8PF−10000,1チ水溶液
の紫外線吸収スはクトルを示し、第2図は同じく赤外線
吸収スペクトルを示す。 代理人 弁理士 戸 1)親 男
溶液の紫外線吸収スペクトルを示し、第2図は同じく赤
外線吸収スペクトルを示す。 代理人 弁理士 戸 1)親 男 手続補正書 昭和59年9月21日 特許庁長官殿 1、事件の表示 特願昭59−95678 2、発明の名称 抗腫瘍性組成物5PF−1000及びその製法6、補正
をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 名古屋市名東区植園町1丁目24番6号氏名
鵜 高 重 三(ほか2名) 4、代理人 住 所 〒105東京都港区虎ノ門−丁目19番14号
5、補正により増加する発明の数 なし&補正の対象 発明の名称及び明細書 Z補正の内容 (1、発明の名称を 「抗腫瘍性物質5PF−1,000及びその製法」と補
正する。 (2)明細書全文を別紙のとお夛補正する。 明 細 書 1、発明の名称 抗腫瘍性物質5PF−1000及びその製法2、特許請
求の範囲 (1)下記の理化学的性質を有する抗腫瘍性物質8PF
−1000゜ 1、 元素分析 C:53.91 % 〜51.55%、H: 5.87
−〜4.84%、 N:12.86%〜11.47% 2、分子量 ゲル濾過法による測定では、分子量約 500・〜152口00である。 3、分解点 本物質は、150℃で褐変し、200 ℃になると黒色となシ分解する。 4、比旋光度 〔α〕甘ユニー5.0°〜−−50,0°” (C=1
.0O)5、紫外線吸収スペクトル 本物質の0.1−の水溶液の紫外線吸収スペクトルは第
1図に示される。275nmに吸収極大がみられ、特徴
的であ る。 6、赤外線吸収スペクトル 第2図に示される。 l 溶剤に対する溶解性 水に9溶であるが、メタノール、エタ ノールには一部溶解し、n−プロパツ ール、n−ブタノール、インブタノー ル、n−ヘキサン、クロロホルム、ア セトン、メチルイソブチルケトン、エ チルエーテル等の溶剤には難溶又は不 溶である。 8、塩基性、酸性、中性の区別 本物質の1.0%水溶液のp)(は6.5である。 9 物質の色 淡黄色粉末状である。 10、呈色反応 ニンヒドリン反応 十 ビュウレット反応 十 ローリ−反応 十 モーリッシュ反応 − デイシエ反応 − アンスロン反応 − システィン硫酸反応 − 11、安定化 本物質はL−システィン、ジチオマレ イトール(DTT’)、グリセロール、アルブミン、グ
ロブリン、α−および β−ナイクロデキストリン、硫酸アン モニウム、食塩等の添加によって安定 化される。 (2)ストレプトコツカス属に属する抗腫瘍す質5PF
−1000生産菌を培養し、培養物から抗腫瘍性物質8
PF−1000を採取することを特徴とする抗腫瘍性物
質8PF−1000の製法。 (3)ストレプトコツカス属に属する抗腫瘍性物質8P
F−1000生産菌を培養するに際し、培養中の適当な
時期に4ニジリン又はその関連物質を添加して培養する
ことを特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の抗腫瘍
性物質5PF−1000の製法。 3、発明の詳細な説明 本発明は、新規な抗腫瘍性物質8PF−1000及びそ
の製法に関するものである。 従来、溶血性連鎖状球菌(以下溶連菌という)の生菌体
を弱毒化して製剤化したものは、すてに制癌剤として使
用されている。 また、溶連菌の菌体を破砕漬水または塩類溶液で有効成
分を抽出し、有機溶媒を加えて、抗腫瘍性成分を沈澱と
して、回収する方法(%公l@68−1647)、溶連
菌を溶菌酵素リゾチーム、セルラーゼまたは蛋白質分解
酵素によシ、溶菌し、活性画分を水溶性区分として分画
する方法(英国特許第1165865号)溶連菌の菌体
を破砕抜水不溶性物質を採取し、核酸分解酵素および蛋
白分解酵素で処理する方法(特開昭55−7014)な
どが知られている。 このように、ストレプトコツカス属細菌そのものもしく
はその菌体成分に抗腫瘍活性があることは広く知られて
いるのであるが、従来知られたものは、菌体もしくは水
溶性もしくは水不溶性高分子細胞構成物質であるに過ぎ
なかった。菌体もしくは菌体内から有効成分を単離しよ
うとすれば、菌体を溶菌したシ1機械的に破砕したシし
て全体を分画しなければならなかった。 このような処理では、精製は複雑となり、有効成分の単
離はきわめて困難であった。実際に分離し、有効成分と
して測定された例では分子量200.000の蛋白質が
知られている(特公昭48−45841.%開昭51−
44617)に過ぎない。 本発明者らは、先に、ストレプトコツカス属細菌の生産
する抗腫瘍性有効成分をめて鋭意研究した結果、ストレ
プトコツカス属細菌を培養するに際し、培養中の適当な
時期にハニシリン又はその関連物質を添加して培養し、
各種菌体生産物を菌体外に排出せしめる方法、ストレプ
トコツカス属に属する生理活性物質生産菌を取得する方
法およびこの細菌を培養し、生理活性物質を生産する方
法などを見出すに至りだのである。また、このようにし
て得られた生理活性物質5PF−1おヨヒ5PF−2、
抗腫瘍性物質8PF−100は培養p液から積装、分離
し、いずれも新規物質と認められたのである。 本発明者らは、更に一段とすぐれた抗腫瘍性有効成分を
ストレプトコツカス属に属する生理活性物質生産菌にめ
て詳細なる研究を行った結果、卓越した抗腫瘍性を有す
る全く新規な抗腫瘍性物質8PF−1000を培養液中
に見出した。本発明の抗腫瘍性物質5PF−1000は
培養生菌体外に排出され、培養液中に蓄積されるので、
菌体を濾過して除去し、培″#p液を精製すればよいの
で、分離はかなシ容易なものとなる。 本発明の抗腫瘍性物質5PF−1000は培養液中に排
出されるとともに、分子量が500〜15.000と比
較的小さいことによって特長づけられる。 従来、溶連菌関連の抗腫瘍性物質で、培養液中に蓄積さ
れたものはなく、また分子量数万以下のものは知られて
おらず1本発明者らによ)初めて知9得たもので、本発
明の抗腫瘍性物質8PF−1000は元素分析、呈色反
応、比旋光度等からペプチド様物質からなる組成物と認
められるが、紫外線吸収スペクトルで特異な極大吸収が
あり、従来広く知られた抗腫瘍性物質などとも明らかに
相異する物質であって、物質として新規なものと認めら
れるものである。 本発明は、ストレプトコツカス属に属する抗腫瘍性物質
8PF−1000生産菌を培養し、培養物から抗腫瘍性
物質8PF−1000を採取することを特徴とする抗腫
瘍性物質8PF−1000の製法を包含するものである
。 本発明においては、ストレプトコツカス属に属する抗腫
瘍性物質19PF−1000生産菌が広く使1 用され
る。この細菌の培養物は高分子透過性大腸菌変異株MP
−2(FW几M−P5432)(’Agric、 Bi
ol、 Chem、、 43.371−378(197
9))(以下MP−2という)の生育阻止能を有する特
徴の菌であり、ド記の菌株があげられる。 5treptococcus pyogenes AT
CC21060、5treptococcus sp、
ATCC21597streptococcus p
yogenes ATCC21546streptoc
occus pyogenes ATCC21547s
treptococcus pyogenes ATC
C2154Bこれら菌株は、培養液中で嫌気的に培養さ
れる。 培養液は肉エキス培地、酵母エキス培地、プレイン・ハ
ート・インフュージョン培地(BHI培地)等の天然培
地がよく用いられるが、ストレプトコツカス属細菌が有
効に生育する培地であれば炭素源、窒素源を含んだ一般
培地も使用することができる。培養は肯5.0〜8.0
、好ましくは6.1〜Z2で30〜40℃、好ましくは
55〜37℃で嫌気的に静置培養をおこなうのが一般的
であるが、撹拌培養等の方法も採用することができる。 本発明においては、培養中の適当な時期にはニジリン又
はその関連物質を添加することが、抗腫瘍性物質S、P
F−1000の取得に重要な役割をはたすことになる。 o ニシリ/又はその関連物質の添加時期は37℃の培
養で対数増殖期吟か\つた後5〜20時間の間、特に5
〜10時間が好ましい。その後1〜20時間、好ましく
は3〜15時間そのまま培養を続けることによって、培
養液中に抗腫瘍性物質8PF−1000を多量蓄積させ
ることができる。スニシリン又はその関連物質としては
すでに知られたペニシリンと類似の作用をもつ関連物質
であればいかなるものでもよいが、べ二シ+77Gが普
通用いられる。添加量ははニジリンGで100〜5.0
00単位/d培養液、好ましくは600〜1,500単
位/ ml培養液程度で十分である。 得られた培養液は、遠心分離によって画体を除去し、炉
液に硫酸アンモニウムを添加し、50〜90チ飽和度の
画分を分取して得られた沈澱物を燐酸緩衝液又は安定剤
を加えた燐酸緩衝液に溶解する。 この水溶液をイオン交換体あるいはゲルー過剤と接触せ
しめて、精製を繰返し、MP−2に対する抗菌活性を有
しかつ溶血性を呈しない両分を分取する。 イオン交換体としてはイオン交換樹脂、イオン交換セル
ローズ、イオン交換セファデックス(ファルマシア社製
)、ハイトロキシルアノぐタイト等が用いられ、ゲル濾
過剤としてはトヨパールHW5DFまたはI(W508
F (東洋曹達(社)製)、七フ゛アデツクス(ファ
ルマシア社製)等が用いられる。前記のようにして得ら
れた水溶液をこれらのイオン交換体またはゲル濾過剤を
充填したカラムに、適当な速度で通過せしめるか、ある
いはイオン交換体を入れた一定容器中に、一度にその水
溶液を加えて、これらの処理剤と有効物質を接触させる
。溶出は適当な塩濃度と囲の緩衝液を用いて行なう。イ
オン交換体、ゲル濾過剤は2種以上組合わせて用いるこ
ともできる。たとえばDEWセファデックスに吸着させ
、次いで溶出した液を更にトヨパールHW50Fに通し
てf/に効果を上げることができる− MP−2に対し抗菌活性を有しかつ溶血性を呈しない両
分を更にイオン交換体あるいはゲル濾過剤と接触せしめ
て、精製効率を上げると抗菌活性画分と非抗菌活性画分
に分画される。この非抗菌活性画分が抗腫瘍性物質8P
F−1000含有液であり、これを凍結乾燥すると淡黄
色の粉末となる。 イオン交換体としてはDRAW)ヨパール650(東洋
曹達(株)製)、QAEセファデックスA−25(7ア
ルマシア社製)等が用いられ、ゲル濾過剤としてはトヨ
パールHW50FまたはHW40F(東洋曹達(株)製
)等が用いられる。前記のようにして得られた非抗菌活
性画分をこれらのイオン交換体又はゲルテ過剤を充填し
たカラムに、適当な速度で通過せしめるか、あるいはイ
オン交換体を入れた一定容器中に一度にその画分を加え
て、これら処理剤と有効物質を接触させる。 溶出は適当な塩濃度と−の緩衝液を用いて行なう。 イオン交換体、ゲル濾過剤は2種以上組合わせて用いる
こともできる。たとえばDFiAB)ヨパール650に
吸着させ、次いで溶出した液を更にトヨパールHW40
Fに通すと、精製効率は更に向上する。 実施例1で得られた本発明の抗腫瘍性物質5PF−10
00はペプチド性物質で、その理化学的性質は次に示す
通りである。 1、 元素分析 C:53.91%〜51.55% H: 5.87−〜4.84% N:12.86チ〜11.47% 2、分子量 ゲルp過法による測定では、分子量約 500〜15 、ODDである。 3、分解点 本物質は150℃で褐変し、200℃になると黒色とな
夛分解する。 4、比旋光度 ((1)20 :: 5. Q°−50,0° (C=
1.00)5、紫外線吸収スペクトル 本物質の0.1チの水溶液の紫外線吸収スペクトルは第
1図に示される。275nmに吸収極大がみられ特徴的
である。 6、赤外線吸収スペクトル 第2図に示される。 l 溶剤に対する溶解性 水に可溶であるが、メタノール、エタノールには一部溶
解し、n−プロパツール、n−ブタノール、インブタノ
ール、n−へキサン、クロロホルム、アセトン、メチル
イソブチルケトン、エチルエーテル等の溶剤には離溶又
は不溶である。 8、塩基性、酸性、中性の区別 本物質の1.0チ水溶液の…は6.5である。 9 物質の色 淡黄色粉末状である。 10、呈色反応 ニンヒドリン反応 十 ビュウレット反応 十 ローリ−反応 十 モーリッシュ反応 − デイシエ反応 − アンスロン反応 − システィン硫酸反応 − 11、安定化 本物質はL−7ステイ/、ジチオスレイトール(DTT
)、グリセロール、アルプミ/、グロブリン、α−お
よびβ−サイクロデキストリン、’rAdlアンモニウ
ム、食塩等の添加によって安定化される。 次に本発明における抗菌活性及び溶血性は次の様にして
測定する。 抗菌活性 測定にはMP−2を使用して、MP−2に対する生育阻
止能をもって抗菌活性の指標とする。また、この原理を
利用した鵜高法(J、 ofA?Ltibiotics
、55,1519〜1625(1982))によシ、生
理活性物質の単位を決定する。 すなわち、バクト・アンチパイオチツクメディアム3(
ディフコ社m)1.75%、寒天1.5チよシ成る培地
(M5培地)を120℃、15分加熱殺菌し、>odず
つシャーレに分注し、放冷してプレート培地を調製する
。 一方、ベソトノ0.5%、肉エキス0.5%、塩化ナト
リウム0.3%、寒天0.8チより成る培地を120℃
、15分加熱殺丙する。その後42℃の恒温槽に保ち、
培地の温度が42℃になったらあらかじめ67℃で17
時間培養したMP−2菌を111Il中に1041vA
の細胞が存在するように培地中に加える。ピペットによ
って2dを採取し、あらかじめ作製して置いたM5培地
表面上に加え、すばやく均一にひろげ固化させる。次い
で被験液を適当に希釈して、その溶液0..057dを
ペーパー・ディスク(直径8111K)(東洋p紙(株
)製)にしみ込ませる。このは−パー・ディスクを前記
作製プレート上に置き、57℃で17時間培養し、被験
物質によってできる阻止円の観察して抗菌活性を検査し
、阻止円の直径10朋を与える被験物質の生理活性を測
定し、一単位(1u)と定義する。 l 溶血性 測定には血液寒天培地を使用する。この培地はポリにゾ
トン11.肉エキス0.6g、寒天2.4g、塩化ナト
リウム1.7gを蒸溜水180ゴに溶解し、−を7.n
t/c調節して、120℃、15分間加熱殺菌する。そ
の後約50℃に冷却してから、無菌的に脱繊馬血液10
ゴを加え、23m/ずつシャーレに分注し、放冷してプ
レート培地を調製する。 この培地に被験物質を塗布し、−夜放置後溶血斑を観察
して、被験物質の溶血性を判定する。 次に本発明の実施例を示す。 実施例1 streptococcus pyogenes AT
CC21060をBHI培地1ooWLlに接種して6
7℃、8時間静置培養をおこなって得た種培養液を第1
表に示す培地Allに接種し、種培養と同一条件で嫌気
的に前培養を行った。 第1 表 培地A 肉エキス 0.5チ ポリペプトン 1.0% 酵母エキス 025チ カザミノ酸 0.25チ 塩化ナトリウム 0.5% 困=68 101uヤーフアーメンターに培地A81を投入して1
20℃、10分間加熱殺菌後、67℃まで冷却して、前
培養液11を接種し、37℃、15.5時間、−6,8
,600回転/分で撹拌しながら嫌気的に培養する。次
いでペニシリンG1.000単位/11Ll培養液にな
るように添加して、培養を更に5時間継続した。得られ
た培養液を遠心分離にかけて、菌体を除去した。 培養P液には硫酸アンモニウムを添加し、50〜90%
飽和度で沈澱する自分を分取した。この沈澱物はMP−
2の生育を阻止する生理活性物質150X10’uを含
有していた。この沈澱物を、安定剤L−7ステインを少
量含むlX10−2M、pi−17,0の燐酸緩衝液(
KH2PO4−Na2HPO4) 500dに溶解1−
1この水溶液をDEAEセルローズカラム(5X70α
)K吸着させた後、0.6M塩化ナトリウムを含む上記
燐酸緩衝液を用いて、段階的に溶出させ、111゜3
X 10’ uの生理活性画分を分取した。この生理活
性画分をDRAWセファデックスA−25カラA (2
−A x 70an )Krlk着させ、次いで上目己
燐酸緩衝液中の塩化す) IJウム濃度を直線的に上昇
させて溶出を行ない、99,2X 10’ uの生理活
性区分を分取した。更に、この溶出液を#縮し、ゲル濾
過剤トヨパールHW50Fカラム(2,6Xj 00c
R)に加えて、ゲル濾過を行ない、これを凍結乾燥すれ
ば、34.3X 10’Uの生理活性物質の凍結乾燥標
品1670■を得た。 この標品を燐酸緩衝液に溶解した後DEAEトヨパール
650カラム(26,4x 45cm)に吸着させ、次
いで上記燐酸緩衝液中の塩化す) IJウム濃度を直線
的に上昇させて溶出を行い、非抗菌活性画分を分取して
、凍結乾燥し抗腫瘍性物質5pF−10001139ダ
を得た。 この抗腫瘍性物質8PF−1000を被験物質とした抗
腫瘍活性試験は実験例1および2に示す。 実施例2 streptococcus pyogenes AT
CC21060を第2表に示す培地Bを用いて、実施例
1と同様にして培養した。この培養F液を実施例1と同
様に精製して、抗腫瘍性物質5PF−10001730
Ryを得た。 第 2 表 培地B 肉エキス 1% ポリにプトン 1チ 酵母エキス 0.25チ 塩化ナトリウム 0.1% …=6.7 実施例6 atreptococcus pyogenes AT
CC21060を第6表に示す培地Cを用いて、実施例
1と同様にして培養した。この培養F液を実施例1と同
様にして精製して、抗腫瘍性物質8PF−100030
00ダを得た。 第5 表 培地C マルトース 1チ 肉エキス 1チ ポリはプトン 1% 酵母エキス 0.25 % 酸性第一燐酸カリウム 0.1% 蝋酸マグネシウム 0.05% 塩化ナト−リウム 0.5% −二6.5 実験例1 in vitroにおける被検薬の抗腫瘍活性測定試験
は細胞阻害度測定法にもとづいて実施した。 腫瘍細胞としてはL −517B Y (Leukem
ia )を用い、これを10%FC8添加RPMI 1
640培地(519//カナマイシン含有)に懸濁した
。 この培養液0.45 m/をファルコン2058チュー
ブに注加し、細胞数がI X 10’ celllj
/ tubeになるようにした。次いでこの培養液に所
定量の被検薬(抗腫瘍性物質SPF’−1000を[]
、Q5mの培養液に溶解)を注加して、67℃で5 %
CO,存在下に培養した。被検薬を添加して48時間
後にトリバンプルーによる染色をおこない、次式により
細胞阻害度を算出した。 実施例1で得られた抗腫瘍性物質8PF−1000を被
検薬とした結果を第4表に示す。 第 4 表 細胞阻害度@) 8PF’−1000C■/m1)L−5178Y2.0
55.5 1、0 21.0 実験例2 in vivoにおける被検薬の抗腫瘍活性試験はCR
J−CD−1(IC几系、雄性、7週齢)マウスを使用
して実施した。 腫瘍細胞としてはSarcoma −180腹水癌細胞
を用い、これをHank溶液に浮遊させ、マウスの腹腔
内にQ、 1ml (細胞数2 X 10’ eels
)接種した。 この腫瘍細胞接種後、1日1回5日間連続して被検薬の
所定量を腹腔内に投与して、その生存数を観察した。 実施例1で得られた抗腫瘍性物質8PF−1000を被
検薬とした結果を第5表に示す。 第 5 表 8PF−1000の抗腫瘍活性−マウスの
生存数〜 日 数 投与量(+v) 0 10 15 20 25 30対
照 8/8 8/88/8 2/8 D/8 0/80
、s 8/8 B/88/88/s 8./s 7/s
4、図面の簡単な説明 第1図は抗腫瘍性物質8PF−10000,1チ水溶液
の紫外線吸収スはクトルを示し、第2図は同じく赤外線
吸収スペクトルを示す。 代理人 弁理士 戸 1)親 男
Claims (3)
- (1)下記の理化学的性質を有する抗腫瘍性組成物8P
F−1000゜ 1、 元素分析 2、分子量 ゲル濾過法による測定では、分子量約 500〜15.ODDである。 3、分解点 本物質は、150℃で褐変し、200 ℃になると黒色と々り分解する。 4、比旋光度 [α]fi’=−5.0°〜−5Q、θ°(C=1.0
0)5、紫外線吸収スペクトル 本物質の0.1チの水溶液の紫外線吸収スペクトルは第
1図に示される。275nmに吸収極大がみられ、特徴
的である。 6、赤外線吸収スペクトル 第2図に示される。 l 溶剤に対する溶解性 水に可溶であるが、エタノール、エタ ノールには一部溶解し、n−プロパツ ール、n−ブタノール、イソブタノー ル、n−ヘキサン、クロロホルム、アセトン、メチルイ
ソブチルケトン、エチ ルエーテル等の溶剤には難溶又は不溶 である。 8、塩基性、酸性、中性の区別 本物質の1.0チ水溶液のpHは6.5である。 9 物質の色 淡黄色粉末状である。 10、呈色反応 ニンヒドリン反応 十 ピュウレット反応 十 ローリ−反応 十 モーリッシュ反応 − デイシエ反応 − アンスロン反応 − システィン硫酸反応 − 11、安定化 本物質はL・−システィ/、ジチオマレイトール(DT
T)、グリセロール、 アルブミン、グロブリン、α−および β−サイクロデキストリン、硫酸アン モニウム、食塩等の添加によって安定 化される。 - (2)ストレプトコツカス属に属する抗腫瘍性組成物8
PF−1000生産菌を培養し、培養物から抗腫瘍性組
成物8PF−1000tl−採をすることを特徴とする
抗腫瘍性物質8PF−1000の製法。 - (3)ストレプトコツカス属に属する抗腫瘍性組1 放
物5PF−1000生産薗を培養するに際し、培養中の
適当な時期にペニシリン又はその関連物質を添加して培
養することを特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の
抗腫瘍性組成物5PF−1000の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59095678A JPS60239424A (ja) | 1984-05-15 | 1984-05-15 | 抗腫瘍性物質spf―1000及びその製法 |
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---|---|---|---|
JP59095678A JPS60239424A (ja) | 1984-05-15 | 1984-05-15 | 抗腫瘍性物質spf―1000及びその製法 |
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Publication number | Publication date |
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JPH0155276B2 (ja) | 1989-11-22 |
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