JPS6023861B2 - 紫外線照射装置 - Google Patents
紫外線照射装置Info
- Publication number
- JPS6023861B2 JPS6023861B2 JP12527377A JP12527377A JPS6023861B2 JP S6023861 B2 JPS6023861 B2 JP S6023861B2 JP 12527377 A JP12527377 A JP 12527377A JP 12527377 A JP12527377 A JP 12527377A JP S6023861 B2 JPS6023861 B2 JP S6023861B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ozone
- ultraviolet rays
- quartz
- far ultraviolet
- arc tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Polymerisation Methods In General (AREA)
- Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
- Radiation-Therapy Devices (AREA)
- Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は紫外線を放射する紫外線放射装置に関する。
最近、紫外線について種々の化学的反応を生起させる技
術たとえば紫外線によって印刷インキや塗料を短時間で
硬化させる技術が普及しつつあり、これに伴って大出力
の紫外線ランプが製作されるようになってきた。
術たとえば紫外線によって印刷インキや塗料を短時間で
硬化させる技術が普及しつつあり、これに伴って大出力
の紫外線ランプが製作されるようになってきた。
ところで、このような大出力の紫外線ランプでは点灯時
に多量のオゾンが生成され、周囲の環境を悪化させる不
具合があった。このオゾンの生成は主として遠紫外線よ
るものであり、これを防止するために遠紫外線を吸収す
るいわゆるオゾンレス石英製の発光管を使用したものが
製作されている。ところで最近では波長が２５４側を中
心とする遠紫外線城もインキの硬化等に非常に有効であ
ることが判明して、この波長城の紫外線を積極的に利用
する試みがなされている。しかしながら、上記オゾンレ
ス石英を使用したものものはこの遠紫外線域が吸収され
てしまうため、これを有効に利用し得ない欠点がある。
これを解決するため、人体に有害な程度にまではオゾン
を生成しないが、インキの硬化等には充分な程度に遠紫
外線を透過するオゾンレス石英を使用することも検討さ
れたが、実際には満足すべき結果が得られない。すなわ
ち、オゾンレス石英は一般に石英中に酸化チタン等を含
んだものであるが、このようなものは温度に比例して遠
紫外線の透過率が減少する。したがって、点灯時の高温
状態においてこの透過率が光重合反応に遠紫外線域をむ
だなく透過するように設定すると点灯初期において発光
管バルブが充分高温にならない状態では透過率が大きす
ぎ、多量のオゾンが生成されてしまう。かつ点灯時にお
いても有害なほどにオゾンが生成される。また、逆に消
灯時の低温状態においてこの透過率がオゾン生成に無害
なほどに設定すると点灯時の高温状態において透過率が
小さすぎ、充分な光重合反応をおこなわせることができ
なくなる。そして現在までのところ上記の如き不具合を
生じないようなオゾンレス石英、すなわち温度に対する
遠紫外線の透過率の変化の少ないオゾンレス石英は得ら
れていない。‐本発明は以上の事情にもとづいてなされ
たもので、その目的とするところはオゾンの生成量を人
体に無害な程度に規制し、かつ印刷インキの硬化等の光
重合反応には充分な遠紫外線を放射し得る紫外線放射装
置を得ることにある。
に多量のオゾンが生成され、周囲の環境を悪化させる不
具合があった。このオゾンの生成は主として遠紫外線よ
るものであり、これを防止するために遠紫外線を吸収す
るいわゆるオゾンレス石英製の発光管を使用したものが
製作されている。ところで最近では波長が２５４側を中
心とする遠紫外線城もインキの硬化等に非常に有効であ
ることが判明して、この波長城の紫外線を積極的に利用
する試みがなされている。しかしながら、上記オゾンレ
ス石英を使用したものものはこの遠紫外線域が吸収され
てしまうため、これを有効に利用し得ない欠点がある。
これを解決するため、人体に有害な程度にまではオゾン
を生成しないが、インキの硬化等には充分な程度に遠紫
外線を透過するオゾンレス石英を使用することも検討さ
れたが、実際には満足すべき結果が得られない。すなわ
ち、オゾンレス石英は一般に石英中に酸化チタン等を含
んだものであるが、このようなものは温度に比例して遠
紫外線の透過率が減少する。したがって、点灯時の高温
状態においてこの透過率が光重合反応に遠紫外線域をむ
だなく透過するように設定すると点灯初期において発光
管バルブが充分高温にならない状態では透過率が大きす
ぎ、多量のオゾンが生成されてしまう。かつ点灯時にお
いても有害なほどにオゾンが生成される。また、逆に消
灯時の低温状態においてこの透過率がオゾン生成に無害
なほどに設定すると点灯時の高温状態において透過率が
小さすぎ、充分な光重合反応をおこなわせることができ
なくなる。そして現在までのところ上記の如き不具合を
生じないようなオゾンレス石英、すなわち温度に対する
遠紫外線の透過率の変化の少ないオゾンレス石英は得ら
れていない。‐本発明は以上の事情にもとづいてなされ
たもので、その目的とするところはオゾンの生成量を人
体に無害な程度に規制し、かつ印刷インキの硬化等の光
重合反応には充分な遠紫外線を放射し得る紫外線放射装
置を得ることにある。
以下本発明を図面に示す実施例にしたがって説明する。
第１図および第２図は本発明の第１実施例を示し、図中
１は発光管バルブである。この発光管バルブ１は通常の
石英で形成され、内部には発光金属たとえば水銀および
希ガスたとえばアルゴンが封入され、両端部にはそれぞ
れ電極２，２が封入されている。そして、この発光管バ
ルブ１を因績して外管３が設けられている。この外管３
は円筒状をなし、上記発光管バルブ１の外面とは離間し
て設けられている。そしてこの外管３はオゾンレス石英
で形成されている。以上の如く構成された本発明の第１
実施例は発光管バルプーより紫外線が放射され、この紫
外線は外管３を透過して被照射面（図示せず）に照射さ
れる。
１は発光管バルブである。この発光管バルブ１は通常の
石英で形成され、内部には発光金属たとえば水銀および
希ガスたとえばアルゴンが封入され、両端部にはそれぞ
れ電極２，２が封入されている。そして、この発光管バ
ルブ１を因績して外管３が設けられている。この外管３
は円筒状をなし、上記発光管バルブ１の外面とは離間し
て設けられている。そしてこの外管３はオゾンレス石英
で形成されている。以上の如く構成された本発明の第１
実施例は発光管バルプーより紫外線が放射され、この紫
外線は外管３を透過して被照射面（図示せず）に照射さ
れる。
そして、上記外管３を透過する際に遠紫外線が適当に吸
収され、人体に有害な程度にはオゾンを生成せず、かつ
印刷インキの硬化等の光重合反応には充分な程度に規制
される。そして上記の外管３は発光管バルブ１から離間
して設けられているから点灯中においてもその温度があ
まり変化せず、遠紫外線の透過率の変化も４・さく、よ
って常に遠紫外線の量を人体に有害な程度にはオゾンを
生成せず、かつ光重合反応には充分な程度に規制できる
。なお、本発明は上記の第１実施例には限定されない。
たとえば第３図および第４図に示す如く外管３′を２重
にし、外側の外管３ａまたは内側の外管３ｂのいずれか
をオゾンレス石英製とし、他を通常の石英製とし、ある
いは両者ともオゾンレス石英としてこれらの間に冷却水
を流してこれら内側および外側の外管３ａ，３ｂを冷却
するようにしてもよい。
収され、人体に有害な程度にはオゾンを生成せず、かつ
印刷インキの硬化等の光重合反応には充分な程度に規制
される。そして上記の外管３は発光管バルブ１から離間
して設けられているから点灯中においてもその温度があ
まり変化せず、遠紫外線の透過率の変化も４・さく、よ
って常に遠紫外線の量を人体に有害な程度にはオゾンを
生成せず、かつ光重合反応には充分な程度に規制できる
。なお、本発明は上記の第１実施例には限定されない。
たとえば第３図および第４図に示す如く外管３′を２重
にし、外側の外管３ａまたは内側の外管３ｂのいずれか
をオゾンレス石英製とし、他を通常の石英製とし、ある
いは両者ともオゾンレス石英としてこれらの間に冷却水
を流してこれら内側および外側の外管３ａ，３ｂを冷却
するようにしてもよい。
このようにすれば外管３′の温度上昇を小さくすること
ができ、遠紫外線の量を正確、確実に期制することがで
きる。なお、この第２実施例は上記の点以外は前記第１
実施例と同様の構成で第３図および第４図中第１実施例
に対応する部分には同符号を附してその説明を省略する
。また、上記外管は必らずしも円筒状には限らず、たと
えば反射鏡の開□部に設けられた平板状のものでもよく
、要は発光管バルブから放射される遠紫外線を適当に吸
収できるものであればよい。
ができ、遠紫外線の量を正確、確実に期制することがで
きる。なお、この第２実施例は上記の点以外は前記第１
実施例と同様の構成で第３図および第４図中第１実施例
に対応する部分には同符号を附してその説明を省略する
。また、上記外管は必らずしも円筒状には限らず、たと
えば反射鏡の開□部に設けられた平板状のものでもよく
、要は発光管バルブから放射される遠紫外線を適当に吸
収できるものであればよい。
上述の如く本発明は石英製の発光管バルブと、この発光
管バルブから離間して設けられたオゾンレス石英製の遠
紫外線吸収体とを具備したものである。
管バルブから離間して設けられたオゾンレス石英製の遠
紫外線吸収体とを具備したものである。
したがって紫外線中の遠紫外線はこの遠紫外線吸収体を
透過する際に適当に吸収され、人体に有害な程度にはオ
ゾンを生成せず、かつ光化学反応には充分な程度に規制
される。そして上記遠紫外線吸収体は発光管バルブと離
間しているので点灯中にも温度が上昇せず、したがって
遠紫外線の量を常に正確に規制できる等、その実用上の
効果は大である。
透過する際に適当に吸収され、人体に有害な程度にはオ
ゾンを生成せず、かつ光化学反応には充分な程度に規制
される。そして上記遠紫外線吸収体は発光管バルブと離
間しているので点灯中にも温度が上昇せず、したがって
遠紫外線の量を常に正確に規制できる等、その実用上の
効果は大である。
第１図および第２図は本発明の第１実施例を示し第１図
は縦断面図、第２図は第１図ローロ線に沿う断面図、第
３図および第４図は同第２実施例を示し第３図は縦断面
図、第４図は第３図のＷ−Ｗ線に沿う断面図である。 １…・・・発光管バルブ、２…・・・電極、３・・・・
・・外管（遠紫外線吸収体）。 第１図 第２図 第３図 第４図
は縦断面図、第２図は第１図ローロ線に沿う断面図、第
３図および第４図は同第２実施例を示し第３図は縦断面
図、第４図は第３図のＷ−Ｗ線に沿う断面図である。 １…・・・発光管バルブ、２…・・・電極、３・・・・
・・外管（遠紫外線吸収体）。 第１図 第２図 第３図 第４図
Claims (1)
- １ 内部に発光金属が封入され両端部に電極が封入され
た石英製の発光管バルブと、この発光管バルブから離間
して設けられたオゾンレス石英製の遠紫外線吸収体とを
具備したことを特徴とする紫外線照射装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12527377A JPS6023861B2 (ja) | 1977-10-19 | 1977-10-19 | 紫外線照射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12527377A JPS6023861B2 (ja) | 1977-10-19 | 1977-10-19 | 紫外線照射装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5458683A JPS5458683A (en) | 1979-05-11 |
| JPS6023861B2 true JPS6023861B2 (ja) | 1985-06-10 |
Family
ID=14905984
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12527377A Expired JPS6023861B2 (ja) | 1977-10-19 | 1977-10-19 | 紫外線照射装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6023861B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0450284Y2 (ja) * | 1987-06-26 | 1992-11-26 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE112019005336T5 (de) * | 2018-10-25 | 2021-07-15 | Nitto Denko Corporation | Belüftungskomponente |
-
1977
- 1977-10-19 JP JP12527377A patent/JPS6023861B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0450284Y2 (ja) * | 1987-06-26 | 1992-11-26 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5458683A (en) | 1979-05-11 |
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